始めに:偏差値60って頭いい?
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本日はどのような記事になりますか?
本日は
「偏差値60って頭いい?偏差値60で目指せる大学と勉強法をご紹介」というテーマで記事を書いていきます。
受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!
そもそも偏差値とは?
偏差値という指標は、ある集団内で自身がどの位置にいるのかを数値化したものです。具体的には、平均を基準としてどの程度偏っているかを示す数値で、集団の平均値が偏差値50となります。これはとても直感的に理解しやすいですね。
これを視覚化した図を想像すると、中央が最も高く、端に向かうにつれて低くなる山のような形になります。山の頂点が偏差値50を示し、その左右がそれぞれ高得点者と低得点者を表します。このようにして、偏差値は一目で分かりやすく、自分が集団の中でどの位置にいるかを知ることができます。
偏差値 | 最上位からの割合 | 1,000人中の順位 |
---|---|---|
80 | 0.13% | 1.3位 |
75 | 0.62% | 6.2位 |
70 | 2.28% | 22.8位 |
65 | 6.68% | 66.8位 |
60 | 15.87% | 158.7位 |
55 | 30.85% | 308.5位 |
50 | 50.00% | 500.0位 |
45 | 69.15% | 691.5位 |
40 | 84.13% | 841.3位 |
35 | 93.32% | 933.2位 |
30 | 97.72% | 977.2位 |
偏差値というのは、グループ内での自分の立ち位置を数字で示すものです。このシステムでは、平均的な成績を示す人が偏差値50に位置づけられ、それに従って上位や下位の成績が数値化されます。たとえば、偏差値60というのは、その集団内で上位約15.87%に位置することを意味します。
実際のシナリオを想像してみましょう。1,000人がテストを受けた場合、偏差値50はまさに中央、つまり500番目の成績を指します。しかし、偏差値60は約150位に相当します。この差は、およそ350人の他の受験者を上回ることを意味します。
この視点から見ると、偏差値を50から60に引き上げるというのは、単なる10ポイントの上昇ではなく、実際には350人の競争者たちを追い越すことに他なりません。したがって、この数字の変化は、シンプルながらも、背後には相当な努力と実力の向上が必要となる複雑なプロセスを含んでいます。
要するに、偏差値というのは、ただの数字以上の意味を持ちます。それは学力の相対的な位置を示すだけでなく、それを変えるためには大きな努力と成長が必要だということを示唆しています。
偏差値60は受験生の中で何位にいればいい?
偏差値 | 最上位からの割合 | 昨年のセンター試験の順位 |
---|---|---|
80 | 0.13% | 725.0位 |
75 | 0.62% | 3,457.7位 |
70 | 2.28% | 12,715.5位 |
65 | 6.68% | 37,254.2位 |
60 | 15.87% | 88,506.7位 |
55 | 30.85% | 172,049.8位 |
50 | 50.00% | 278,849.0位 |
45 | 69.15% | 385,648.2位 |
40 | 84.13% | 469,191.3位 |
35 | 93.32% | 520,443.8位 |
30 | 97.72% | 544,982.5位 |
実際の受験生の状況に当てはめてみると、その差がどれほど大きいかが明確になります。昨年の受験者数が約55万7千人だった場合、偏差値50は約27万8千位を指します。一方、偏差値60は約8万8千位になります。つまり、偏差値50から60への向上は、実に19万人もの受験生を追い抜くことを意味するのです。
この事実から、偏差値のわずかな上昇が、大変な努力と競争を勝ち抜くことを要するということが理解できます。偏差値は単なる数字ではなく、受験生たちの相対的な能力と位置を示す重要な指標であり、それを動かすには相応の努力が必要だということが明らかです。
偏差値60は頭いいの?
例えば、センター試験を取り上げてみましょう。この試験は、平均点が約60%になるように設計されています。この情報から推測されるのは、平均点を大きく上回るスコアを取るには、相応の努力と知識が必要ということです。
こう考えると、偏差値60という数字は、単に上位15%にいるというだけでなく、平均よりも大幅に高い得点を獲得していることを示しています。したがって、偏差値60に達することは、ただの数字の上昇ではなく、実際の学力と努力の結果であり、それを達成するためにはかなりの学習量と理解度が求められるということができます。
以下はセンター試験の平均点を示した表です。
科目 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 6年平均 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
国語 | 119.22 | 129.39 | 106.96 | 104.68 | 121.55 | 119.33 | 116.86 |
数IA | 61.27 | 55.27 | 61.12 | 61.91 | 59.68 | 51.88 | 58.53 |
数IIB | 39.31 | 47.92 | 52.07 | 51.07 | 53.21 | 49.03 | 48.77 |
数IIIB | 100.58 | 103.19 | 113.19 | 112.98 | 112.89 | 100.91 | 107.3 |
理数(基礎) | 116.17 | 112.43 | 123.73 | 123.75 | 123.3 | 116.31 | 119.29 |
理数(リス) | 35.39 | 30.81 | 28.11 | 22.67 | 31.42 | 28.78 | 29.53 |
理数(高度) | 121.25 | 114.59 | 121.47 | 117.14 | 123.78 | 116.07 | 119.05 |
国際数学A | 341.05 | 347.23 | 341.62 | 334.8 | 358.22 | 336.31 | 343.2 |
大学入試センターが公表したデータに基づくと、センター試験の国語、数学、英語の平均得点は600点満点中、334点から358点の間で、これは約55%から60%の範囲に収まります。このことから、平均得点をとった受験生が偏差値50に相当することがわかります。
得点の分布状況にもよりますが、一般的に、センター試験で偏差値60を達成するためには、おおよそ80%程度の得点が必要です。新たに導入された共通テストに関しては、試験の形式や内容に慣れるのが難しいとされており、そのため平均得点が約10%低下するとも言われています。それでも、偏差値60以上を目指す受験生にとって、センター試験の過去問に挑戦する際は70%から80%の得点を目標にすることが望ましいでしょう。最初は得点が伸び悩むかもしれませんが、それに慌てることはありません。
このように、偏差値60以上を目指す受験生は、高い学力が必要とされます。平均点を大幅に上回る必要があり、これは単に理解度を深めるだけでなく、相当量の努力と継続的な学習が必要とされるためです。また、新しい試験形式に適応するためには、過去問に取り組みつつ、目標得点を高く設定することが重要です。
偏差値60以上で目指せる大学一覧
偏差値60を達成することは、全受験生の中で上位15%に位置づけられるということです。これは、受験生が抱える大学選択の範囲を著しく拡大させる実力の証明であります。
例えば、国公立大学の場合、多くの学部で偏差値60は入学のための最低ラインとされており、これを上回る得点を持つ受験生は、より名門とされる大学や人気の学部にチャレンジすることができます。一方、私立大学では、偏差値60を超えると、学部によっては奨学金の機会が開かれたり、特別なプログラムへの参加資格が得られたりすることもあります。
国公立と私立大学に分けて偏差値60以上で目指せる大学を確認しましょう。
- 九州大学(医学部、歯学部、薬学部以外)
- 熊本大学(薬学部)
- 広島大学(理学部後期、歯学部、薬学部)
- 徳島大学(歯学部)
- 大阪大学
- 神戸大学
- 大阪市立大学
- 大阪府立大学
- 名古屋大学
- 名古屋市立大学
- 筑波大学
- 千葉大学
- 横浜国立大学
- 横浜市立大学
- 東京都立大学
- 東北大学
- 北海道大学
偏差値60というスコアは、東京大学や京都大学といった国内最難関の一流大学を除けば、多くの優秀な大学への門戸を開く力を持っています。これは、受験生が厳しい大学入試の戦いで十分に競争力を持つということを意味します。
例えば、国公立大学の中堅クラスや多くの私立大学の学部では、偏差値60は合格のための実質的なハードルとなっています。たとえば、ある国公立大学の工学部では、偏差値60を超える学生の合格率が著しく高いという統計があります。同様に、多くの人気のある私立大学の商学部では、偏差値60を持つ受験生は一次試験の合格率が非常に高く、入学後の奨学金のチャンスも増えます。
こうした事例から、偏差値60があれば、東大や京大以外の大学では合格を目指すことが現実的であり、しかも十分に可能であるという結論が導き出されます。このスコアを持つ受験生は、幅広い選択肢の中から自分に最適な大学を選ぶ自由があり、学問的な成就はもちろんのこと、将来のキャリア形成にも有利な立場に立てるのです。
- 上智大学(外国語系は高め)
- 早稲田大学(スポーツ科学など一部)
- 青山学院大学
- 明治大学
- 中央大学
- 法政大学
- 同志社大学
- 立命館大学(国際関係学部)
- 関西学院大学
- 関西大学
- 近畿大学
偏差値60を超えることは、多くの名門私立大学の門を叩くための有力な手段となります。GMARCHや関関同立と呼ばれる一流の私立大学群は、このスコアがあれば十分に目指すことが可能です。ただし、各大学や学部によって偏差値の要求は異なるため、自分の志望する学部の基準を把握することは不可欠です。
たとえば、同じ大学内でも理系学部の偏差値は文系学部より高い傾向にあることが多く、具体的な例として、ある有名私立大学の経済学部の偏差値は58であるのに対し、工学部は62というケースがあります。これは、理系学部に進学を希望する学生が文系学部よりも高いスコアを必要とすることを示しています。
このように、偏差値60を超えることは、GMARCHや関関同立などの有名私立大学だけでなく、実に多くの大学を志望校として検討できるようになることを意味しています。これにより、受験生は自身の学問的興味や将来のキャリアプランに合った幅広い選択肢から選ぶ自由が得られるのです。
偏差値60にたどり着くためには?
偏差値60を目指すことで、受験生の選択肢が広がるだけでなく、心理的なメリットも享受できるでしょう。さて、ではどのようにして偏差値60を達成すればよいのでしょうか。共通テストが導入されていますが、多くの学生は過去のセンター試験を利用して準備をしていることでしょう。センター試験で80%の得点を得るためには、基礎知識の徹底と各科目に対する戦略的なアプローチが不可欠です。
たとえば、受験生が数学で高得点を目指す場合、まずは中学校レベルの算数から高校数学の基本事項までを完璧に理解し、その上で各年度のセンター試験で出題された問題を解き、出題パターンを把握することが重要です。この方法によって、多くの受験生が基礎得点の60%を超えることができます。
以上のように、基礎の完全な習得と各科目ごとの戦略を立てることが、偏差値60を達成するための鍵となります。これにより、学生は受験における選択肢を広げるだけでなく、自信と精神的な安定を得ることができるのです。
基礎ができるとはどのような状態?
基礎知識の習得が成功への道を開く鍵であるとされていますが、一体「基礎ができる」とはどのような状態を指すのでしょうか?繰り返し同じ参考書に取り組むことで深い理解を目指します。この反復学習は極めて重要です。多くの学生が理解したと感じるものの、それが直接的な点数向上に結びつかないケースも珍しくありません。
そのため、単なる暗記を超えた、思い出す作業が重要になります。具体的にはアウトプット、すなわち学んだことを活用するトレーニングです。たとえば、その日に学んだ内容をノートに記録するだけでなく、問題を解いたり、自己テストを行うことで学習した内容を思い出すのです。実際に行動に移してみると、この作業が想像以上に難しいことがわかります。他にも、他人に教える活動も有効なアウトプット手段の一つです。
反復学習は続ければ続けるほど負荷が軽減されますが、アウトプットにおける負荷は高いほど学習効果も大きくなります。学習してすぐにテストを受けるよりも、ある程度時間を空けた後の方が、より学習内容が定着しやすいという研究結果もあります。
つまり、反復学習とアウトプットを組み合わせることで、必要な知識を確実に身につけ、実戦で使えるようになるのです。
応用・発展レベルの問題対策も必要
基礎知識があっても、それだけでは対処できない問題は確実に存在します。偏差値60を目指す上で、発展レベルの問題にどれだけ対応できるかが大きな分岐点となります。科目や形式によって最適な対策は変わりますが、共通テストの長文問題では、従来とは異なる能力が必要になります。文章を速く読むスピードや文脈を理解する力が求められます。
適切な戦略を立てるためには、まずは自分の実力を正確に把握することが重要です。自力で解ける問題とそうでない問題を明確にすることで、効果的な対策が可能になります。このために、過去問や高い難易度の問題集に挑戦してみることをお勧めします。これは早ければ早いほど良く、最初は解けないかもしれませんが、解けなかった問題に再び取り組むことで、学習効率が向上し、記憶に残りやすくなります。
自分の能力を知り、何が足りないかを理解すること。これらを明らかにすれば、どのような勉強をすべきかが見えてきます。
最後に:志望大学に合格をするには?
ここまで偏差値60のレベルと合格までの勉強法について見てきましたが…。
1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。
本記事監修者 菅澤 孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映