
弘前大学を目指しています。5学部があり、前期・後期・総合型Ⅰ・Ⅱで科目も違うので、塾選びの前に何を整理すればよいか迷います。

最初に学部・学科と選抜方式を固定しましょう。2027年度要項は現在暫定版です。暫定版で示された募集人員・日程・配点と、2026年度の実施結果を分けて使います。
弘前大学は、人文社会科学部、教育学部、医学部、理工学部、農学生命科学部の5学部を置く国立大学です。同じ大学名でも、人文社会科学部の前期は共通テスト900点と個別600点、医学部医学科は共通テスト1050点と個別600点、理工学部前期は共通テスト950点と個別800点というように、2027年度暫定要項の得点構造は大きく異なります。塾を選ぶときは「弘前大学対策」という看板だけでなく、志望学部・学科の科目、配点、答案の確認方法まで尋ねる必要があります。
2027年度の入学者選抜要項は、2026年4月15日に暫定版として公表されました。大学は確定版を7月下旬に公表予定とし、一般選抜の学生募集要項は11月下旬、総合型選抜は7月下旬に公表予定と案内しています。この記事の基準日は2026年7月21日です。現時点で示された内容は計画に使いますが、出願時には確定版と各募集要項へ差し替えます。未公表の書類様式、会場の細部、手続を前年資料から推測しません。
弘前大学の一般選抜は、前期と後期を合わせても一つの配点表では読めません。人文社会科学部の後期は共通テスト900点と小論文900点、教育学部の後期は小学校コースのみで共通テスト950点と面接200点、理工学部後期は共通テスト950点と数学または理科600点、農学生命科学部後期は共通テスト950点と理科500点です。医学部は後期募集を行いません。方式ごとの満点、募集人員、個別試験を確認してから、現在の模試を換算します。
総合型選抜Ⅰは大学入学共通テストを課さず、総合型選抜Ⅱは共通テストを課します。人文社会科学部は小論文・面接・学習計画書、理工学部は講義とレポート・面接、農学生命科学部は800字小論文と口頭試問を含む面接、教育学部や医学部の総合型Ⅱは共通テスト、討論、面接、論述、書類を組み合わせます。「総合型だから学力試験がない」「活動実績だけで決まる」と決めつけると、大学が評価する基礎学力や思考過程を外します。
この記事では、2027年度暫定要項に基づく学部構成、変更点、日程、募集人員、一般選抜の配点、総合型の評価、2026年度の志願倍率と成績、過去問を使う学習計画、塾選びを9章で整理します。前年の倍率や最低点は合格保証ではありません。年度・学部・学科・方式・満点をそろえ、今日の教材、範囲、時間、再テストへ落とす材料として使ってください。
弘前大学対策に合う塾は、5学部と各学科の配点差を読み、共通テスト・個別記述・総合型資料を日別課題へ分解し、答案と公式要項の更新に合わせて計画を修正できる塾です。
目次
弘前大学とは|5学部の学びと入試単位を先に決める

大学名が決まっていれば、学部は共通テスト後の得点を見て選んでもよいですか。

学部によって学ぶ内容だけでなく、個別科目と配点が違います。高3春までに学部、学科・課程、将来像を結び、受験科目が不足しない計画にします。
| 学部 | 主な学科・課程 | 2027年度入試で見る軸 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部 | 文化創生課程、社会経営課程 | 前期の国語・数学選択、後期小論文、地歴公民の変更 |
| 教育学部 | 学校教育教員養成課程、養護教諭養成課程 | 専修別個別科目、面接、総合型Ⅱの再編 |
| 医学部 | 医学科、保健学科、心理支援科学科 | 医学科の枠、2段階選抜、面接、専攻別科目 |
| 理工学部 | 数物、物質創成化学、地球環境防災など6学科 | 数学・理科の配点、前期第2志望、講義レポート |
| 農学生命科学部 | 生物、分子生命、食料資源など5学科 | 理科・数学、前期第2志望、小論文と口頭試問 |
人文社会科学部は文化創生課程と社会経営課程で構成され、入学定員は計265人です。2027年度の募集人員は一般前期150人、後期35人、総合型Ⅰ80人です。文化・歴史・社会・経済・経営などの関心を、課程の教育内容と結び付けます。前期の社会経営課程には国語選択と数学選択があり、個別テストはそれぞれ国語または数学に加えて外国語です。文化創生課程は国語と外国語です。得意科目だけで選ばず、学習内容と卒業後の進路を確認します。
教育学部は、初等中等教育専攻の小学校コースと中学校コース各専修、特別支援教育専攻、養護教諭養成課程を置きます。2027年度の入学定員は154人です。小学校コース総合型Ⅱに地域志向教員枠5人が導入され、特別支援教育専攻は後期と総合型Ⅰを廃止して総合型Ⅱ5人へ移ります。中学校コースの技術専修は総合型Ⅰ、家庭科専修は一般前期の募集を停止します。前年の方式表をそのまま使えない学部です。
医学部は医学科、保健学科、心理支援科学科を置きます。2027年度暫定版では医学科の入学定員85人は予定で、一般前期は青森県定着枠8人と一般枠35人、総合型Ⅱは青森県内枠27人と北海道・東北枠15人です。保健学科は看護、放射線技術科学、検査技術科学、理学療法、作業療法の5専攻で計200人、心理支援科学科は10人です。医療系でも個別科目は専攻ごとに異なります。
理工学部は、数物科学科、物質創成化学科、地球環境防災学科、電子情報工学科、機械科学科、自然エネルギー学科の6学科、入学定員360人です。前期は数物科学科の数学選択を除き、第2志望学科を登録できる制度があります。各学科の募集人員の9割を第1志望者から選び、残り1割は第1志望・第2志望を区別せず総得点順で選ぶと暫定要項に示されています。第2志望でも学びたい理由を持つことが前提です。
農学生命科学部は、生物学科、分子生命科学科、食料資源学科、国際園芸農学科、地域環境工学科の5学科、入学定員215人です。前期は5学科間で第2志望選抜を行い、理工学部と同様に募集人員の9割を第1志望、残り1割を第1・第2志望から総得点順で選びます。生物・化学・食料・園芸・環境工学では学ぶ対象と個別科目が違うため、学科名の印象ではなく公式の教育内容、研究分野、入試科目を対応させます。
📚 用語解説
第2志望選抜:理工学部と農学生命科学部の一般前期で、所定の条件を満たす志願者が第2志望学科を登録できる制度です。2027年度暫定版では各学科の募集人員の9割を第1志望から、残り1割を第1・第2志望から総得点順で選びます。
学部入試の入口と最新のお知らせは弘前大学公式「学部入試」で確認してください。
2027年度の変更点と日程|暫定版・確定版・募集要項を分ける

2027年度の要項が公開されているなら、もう出願書類や配点は変更されないと考えてよいですか。

現在は暫定版です。主要日程と配点を準備に使いながら、7月下旬の確定版、総合型募集要項、11月下旬の一般募集要項で必ず更新します。
| 区分 | 2027年度の主要日程 | 確認資料 |
|---|---|---|
| 総合型Ⅰ | 書類9月24日~10月1日、試験10月31日・11月1日、発表11月12日 | 確定版・総合型募集要項 |
| 総合型Ⅱ | 試験10月31日・11月1日、発表2月5日 | 共通テスト科目と追加書類 |
| 一般前期 | 書類1月25日~2月3日、試験2月25日(一部26日)、発表3月6日 | 一般募集要項 |
| 一般後期 | 書類1月25日~2月3日、試験3月12日、発表3月20日 | 実施学部・科目・試験場 |
2027年度暫定版で大きい変更の一つは、総合型選抜の日程です。総合型Ⅰは出願書類受付が9月24日から10月1日、試験は10月31日または11月1日、合格発表は11月12日です。総合型Ⅱも大学独自の討論・面接・論述等を10月31日・11月1日に行い、共通テスト成績を加えた合格発表は2月5日です。前年より後ろ倒しされるため、古いカレンダーで高校の定期試験や学校行事と重ねないようにします。
一般選抜は、インターネット出願登録・検定料払込が1月21日から2月3日、出願書類受付が1月25日から2月3日です。前期は人文社会科学部、医学部保健学科・心理支援科学科、理工学部、農学生命科学部が2月25日、教育学部と医学部医学科は2月25日・26日です。合格発表は3月6日、入学手続期限は3月15日です。実施日が2日間の学部は宿泊や移動も含めて募集要項で確認します。
後期は3月12日、合格発表は3月20日、入学手続期限は3月27日です。実施するのは人文社会科学部、教育学部小学校コース、理工学部、農学生命科学部で、医学部は後期募集を行いません。前期では弘前のほか、人文社会科学部、医学部保健学科・心理支援科学科、理工学部、農学生命科学部に仙台・札幌試験場があります。教育学部と医学科は弘前のみで、後期も弘前のみです。会場施設は確定版と受験票で再確認します。
人文社会科学部は、共通テストの地理歴史・公民について2027年度から指定範囲の中から2科目を選ぶ形へ変更されます。教育学部は小学校コース総合型Ⅱに地域志向教員枠5人を導入し、音楽・美術専修の総合型Ⅰを計6人として一括募集、特別支援教育専攻の方式を再編します。家庭科専修の一般前期と技術専修の総合型Ⅰの募集停止もあります。募集人員だけでなく自分の専修に方式が残るかを確認します。
医学部医学科の入学定員と募集人員は暫定版で「予定」と明記されています。2026年度結果PDFの医学科定員112人を2027年度へ流用してはいけません。暫定版は85人予定です。また、2027年度の一般募集要項は11月下旬公表予定です。日程表を作るときは、暫定版確認日、確定版確認日、募集要項確認日、学校の校内締切を別の欄に置き、更新した人と日付を残してください。
📚 用語解説
暫定版:確定版公表前に、現時点の選抜方法を示す資料です。弘前大学は2027年度入学者選抜要項の暫定版を公表し、確定版を7月下旬に予定しています。出願時は確定版と学生募集要項を優先します。
この記事は2026年7月21日時点の暫定版を基準にします。医学科の募集人員など「予定」とされた項目、出願様式、会場の詳細は確定版・各学生募集要項で必ず更新してください。
公表状況は公式「資料請求・募集要項」、日程は公式「入試日程」で確認できます。
一般選抜の配点|学部ごとの共通テストと個別試験を分解

国立大学なので、どの学部も共通テスト950点と二次試験500点くらいだと考えてよいですか。

満点は学部・学科・前後期で違います。人文前期1500点、医学科1650点、理工前期1750点など、志望単位の表を使って現在点を換算します。
| 2027年度一般選抜 | 共通テスト | 個別等/合計 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部・前期 | 900点 | 国語または数学+外国語600点/1500点 |
| 教育学部・前期 | 950点 | 専修別教科+面接500点/1450点 |
| 医学部医学科・前期 | 1050点 | 数学300+英語300、面接段階評価/1650点 |
| 理工学部・前期 | 950点 | 数学・理科計800点/1750点 |
| 農学生命科学部・前期 | 950点 | 理科または数学400点/1350点 |
人文社会科学部前期は、共通テスト900点と個別600点の合計1500点です。文化創生課程と社会経営課程国語選択は現代の国語・言語文化300点と英語300点、社会経営課程数学選択は数学300点と英語300点です。後期は共通テスト900点と小論文900点の合計1800点で、小論文は2つの試験時間に分かれ、両方を受験します。前期と後期で満点も個別形式も違うため、同じ模試判定をそのまま比較しません。
教育学部前期は共通テスト950点と個別500点の合計1450点です。個別は小学校コースが国語・数学・理科・英語から1教科400点と面接100点、中学校コースは専修に対応する教科400点と面接100点、特別支援教育専攻は国語または数学400点と面接100点、養護教諭養成課程は化学または生物400点と面接100点です。後期は小学校コースだけで、共通950点と面接200点の合計1150点です。
医学部医学科前期は、共通テスト1050点と数学300点・英語300点の個別600点を合わせて1650点です。個人面接は点数化せず段階評価ですが、評価が低いと不合格になる場合があります。志願倍率が6倍を超える場合、共通テスト1050点で2段階選抜を行う規定があります。青森県定着枠の不合格者は一般枠へ組み入れられる判定順も示されているため、枠の名称だけで単純な倍率を比較しません。
医学部保健学科は共通テスト950点と個別400点の合計1350点です。看護は数学または英語200点と小論文200点、放射線技術科学は数学200点と物理200点、検査技術科学は理科200点と英語200点、理学療法・作業療法は数学または英語200点と小論文200点です。心理支援科学科は共通950点、国語・数学・英語から1教科200点、志望理由書40点の計1390点です。医療系一括では対策できません。
理工学部前期は共通テスト950点と個別800点の計1750点です。数物科学科数学選択は数学800点、数物科学科数学理科選択・地球環境防災・電子情報・機械は数学300点と理科500点、物質創成化学・自然エネルギーは数学150点と理科650点です。農学生命科学部前期は共通950点と個別400点で、生物・分子生命・食料資源・国際園芸農学は化学または生物、地域環境工学は数学を課します。
共通テストでは、多くの学部で国語200点、地歴公民100点、数学200点、理科200点、外国語200点、情報50点を基本に950点を構成しますが、人文社会科学部は900点、医学科は理科を300点として1050点です。英語はリーディング100点とリスニング100点の合計を利用し、情報Ⅰは100点を50点へ換算する学部があります。低配点の情報や地歴公民を直前まで空白にせず、週に短い知識確認と時間制限演習を置きます。受験科目数を超えて受験した場合の採用方法や第1解答科目の扱いも学部別注記まで読みます。
📚 用語解説
2段階選抜:志願者が所定倍率を超えたとき、個別試験の前に共通テスト等で第1段階合格者を決める仕組みです。弘前大学医学部医学科前期は志願倍率6倍超の場合、共通テスト1050点で実施する規定があります。
科目名・選択条件・配点は令和9年度入学者選抜要項(暫定版)の学部別表を確認してください。
前期・後期と学部の選び方|得点構造と学びを一致させる

後期は募集人員が少ないですが、個別科目が得意なら前期より狙いやすいこともありますか。

後期は人文の小論文900点、理工の数学・理科600点、農生の理科500点など比重が大きい一方、前年は志願倍率が高めでした。学びと現在点の両方で判断します。
| 後期実施学部 | 2027募集人員 | 後期の個別等 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部 | 35人 | 小論文900点、共通900点 |
| 教育学部・小学校コース | 20人 | 個人面接200点、共通950点 |
| 理工学部 | 81人 | 数学または理科600点、共通950点 |
| 農学生命科学部 | 33人 | 化学または生物500点、共通950点 |
| 医学部 | 募集なし | 前期・総合型Ⅱを確認 |
前期と後期を選ぶ最初の軸は、学びたい学部・学科です。医学部には後期がなく、教育学部後期は小学校コースだけです。人文社会科学部、理工学部、農学生命科学部は後期を実施しますが、科目が前期と変わります。後期の募集人員や前年倍率だけを見て、学びたい内容のない学科へ変更してはいけません。大学案内、アドミッション・ポリシー、授業、研究分野、取得資格を確認してから出願可能な方式を並べます。
人文社会科学部後期は小論文が900点で総点の半分を占めます。資料の理解、自分の主張、根拠、反対意見への配慮、制限字数内の表現を、2つの試験時間に対応して練習します。共通テストも900点あるため、小論文だけで逆転する方式ではありません。教育学部小学校コース後期は面接200点と共通950点です。面接が低いと不合格になる場合があり、教職への目的意識と共通テストの両方が必要です。
理工学部後期は共通テスト950点と個別600点です。数物科学科数学選択は数学、数物科学科理科選択と他5学科は物理または化学を課します。前期は数学・理科計800点の配分が学科ごとに違うため、同じ学科でも前後期で重点を変えます。共通テスト後に初めて後期科目を始めると演習量が不足します。高3秋までに前期科目と重なる数学・理科を仕上げ、後期候補の過去問も少なくとも一度は時間内で解きます。
農学生命科学部後期は共通テスト950点と化学または生物500点の合計1450点です。地域環境工学科も後期は理科選択で、前期の数学400点とは個別科目が変わります。第2志望選抜は前期だけです。志望学科の専門と理科選択の関係、得意科目、共通テストの安定性を合わせて判断します。前年後期は志願者のうち実際の受験者が大きく減る学科もあるため、志願倍率と受験倍率を区別します。
国公立大学の分離分割方式では、前期から1つ、後期から1つに出願できます。前期合格後に入学手続を完了した人は、後期を受験しても後期合格者にはなりません。出願校を組む際は、学部・学科、配点、共通テスト換算、個別答案、移動、宿泊、合格発表、入学手続を一つの表にします。「前期が本命、後期は余り」という扱いではなく、どちらに合格しても学びたい候補だけを残します。
📚 用語解説
志願倍率と受験倍率:志願倍率は志願者数を募集人員で割った値、受験倍率は受験者数を募集人員で割った値です。後期は前期合格や未受験により志願者と受験者の差が大きくなることがあり、二つを混同しません。
総合型選抜Ⅰ・Ⅱ|学部別の小論文・レポート・面接を準備

総合型選抜なら、評定と志望理由書が良ければ共通テストや基礎学力の準備は後回しでもよいですか。

Ⅰは共通テストを課しませんが、小論文・講義レポート・口頭試問で学力を見ます。Ⅱは共通テストを課します。学部別の評価資料を分けましょう。
| 学部・方式 | 共通テスト | 大学独自の主な評価 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部・Ⅰ | 課さない | 小論文、面接、学習計画書・調査書 |
| 教育学部・Ⅰ | 課さない | 音楽・美術・保健体育の実技、面接 |
| 理工学部・Ⅰ | 課さない | 45分講義+60分レポート、面接 |
| 農学生命科学部・Ⅰ | 課さない | 800字小論文90分、口頭試問を含む面接 |
| 教育学部・医学部・Ⅱ | 課す | 討論・面接・書類、医学科は総合論述 |
総合型選抜Ⅰは共通テストと教科・科目に係る個別テストを免除しますが、大学が課す小論文、講義レポート、面接、実技を受けます。人文社会科学部は小論文、個人面接、調査書、学習計画書を用います。小論文では文章・資料の理解、論点の把握、自分の考えの論理的表現を問います。学習計画書は入学後の学びを具体化する資料であり、大学名への憧れだけでなく課程の教育内容と自分の問題関心を結びます。
理工学部総合型Ⅰは、学科ごとの講義を45分程度受け、内容に関するレポートを60分で作成し、個人面接を行います。数物科学科は数学または物理学、物質創成化学科は化学、地球環境防災学科は環境・防災、電子情報工学科は数学・理科、機械科学科は理科、自然エネルギー学科は数学・理科に関係する講義です。単なる高校知識の再生ではなく、講義理解、論理的思考、表現を評価します。
農学生命科学部総合型Ⅰは、農学・生命科学に関するテーマを800字以内・90分で論述し、20分程度の個人面接を行います。面接には基礎学力を確認する口頭試問が含まれます。生物学科と分子生命科学科は生物基礎・化学基礎、食料資源学科は生物基礎または化学基礎、国際園芸農学科と地域環境工学科は関連性が高く関心のある科目を選びます。小論文300点、面接450点の計750点です。
教育学部総合型Ⅰは2027年度に音楽・美術専修を計6人で一括募集し、保健体育専修も実施します。実技と個人面接を組み合わせ、保健体育は器械運動、陸上競技、対人競技の技能に加えて、体育・保健の口頭試問を含む40分程度の面接を行います。実技の上手さだけではなく、教員への目的意識、学力、行動力、意欲を準備します。技術専修は2027年度総合型Ⅰの募集停止なので前年情報を使いません。
総合型Ⅱは共通テストを課し、教育学部の小学校コース、特別支援教育専攻、養護教諭養成課程、医学部医学科・保健学科で実施します。教育学部は集団討論、個人面接、志望理由書を用い、地域志向教員枠には独自面接と地域志向教員志望理由書があります。医学科は共通テスト、25分程度の個人面接、資料から課題を見出して論理的に述べる総合論述を用います。合格時の入学確約や地域枠の義務も公式資料で確認します。
📚 用語解説
総合型選抜Ⅰ・Ⅱ:弘前大学ではⅠは共通テストを課さず、Ⅱは共通テストを課します。どちらも学部ごとに小論文、レポート、討論、面接、実技、書類を組み合わせるため、方式名だけで対策を決めません。
2026年度倍率と合格者成績|前年結果を年度・方式別に読む

2026年度は後期の志願倍率が高いので、2027年度も後期は避けた方が安全ですか。

前年結果は参考値です。後期は志願後に未受験となる人も多く、志願倍率と受験倍率が違います。2027年度の募集人員と配点へ換算して使います。
| 2026年度・学部計 | 前期 志願者/募集人員 | 後期 志願者/募集人員 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部 | 248/150=1.7倍 | 329/35=9.4倍 |
| 教育学部 | 202/90=2.2倍 | 223/22=10.1倍 |
| 医学部 | 669/192=3.5倍 | 後期募集なし |
| 理工学部 | 263/169=1.6倍 | 511/81=6.3倍 |
| 農学生命科学部 | 206/113=1.8倍 | 292/33=8.8倍 |
2026年度の大学全体では、前期714人募集に1588人が志願して2.2倍、1387人が受験し、772人が合格しました。後期は171人募集に1355人が志願して7.9倍でしたが、受験者は453人で募集人員に対する受験倍率は2.6倍、合格者は217人です。総合型Ⅰは276人募集に450人志願の1.6倍、総合型Ⅱは161人募集に341人志願の2.1倍です。倍率は大学全体より学科・方式まで下げて見ます。
人文社会科学部計は前期150人募集・248人志願・242人受験・153人合格、後期35人募集・329人志願・113人受験・47人合格でした。文化創生課程の2026年度合格者成績は、前期1500点満点で最低865点・平均945.7点、後期1800点満点で最低1169点・平均1223.5点です。社会経営課程も国語選択と数学選択で前期成績が分かれます。課程・選択教科・満点をそろえずに最低点を比較しません。
医学部医学科の2026年度成績表は1950点満点で、青森県定着枠の最低1380点・平均1463.9点、一般枠の最低1491点・平均1540.2点でした。しかし2027年度暫定版の一般前期は1650点です。満点が違う前年最低点を、そのまま2027年度の目標点にはできません。共通テストと個別の得点を割合や科目別失点へ分解し、2027年度配点で再計算します。医学科の募集人員も年度が違います。
理工学部計は前期169人募集・263人志願の1.6倍、後期81人募集・511人志願の6.3倍、総合型Ⅰ110人募集・128人志願の1.2倍でした。前期の最低点は、数物科学科数学選択854点、物質創成化学科888点、地球環境防災学科912点、電子情報工学科941点、機械科学科900点、自然エネルギー学科779点など、同じ1750点満点でも差があります。前年の受験者層と問題で動く数字です。
農学生命科学部計は前期113人募集・206人志願の1.8倍、後期33人募集・292人志願の8.8倍、総合型Ⅰ69人募集・127人志願の1.8倍でした。合格者成績の前期最低点は生物851点、分子生命807点、食料資源736点、国際園芸農学710点、地域環境工学664点で、すべて1350点満点です。最低点ぎりぎりを目標にせず、共通テストと個別のどちらで余裕を作るかを決めます。
前年成績は、合計点だけでなく共通テスト平均点の注記も読みます。大学公式表の共通テスト平均点は傾斜配点前の1000点満点で、人文社会科学部のみ900点満点です。総点の最低点とは分母が違います。また、追加合格者の点数は成績表に含まれず、合格者10人未満は非開示です。公開値から個人の科目別得点を逆算したり、非開示欄を近い学科の数字で埋めたりしません。自分の模試は2027年度配点で科目別に換算し、複数の失点パターンでも目標を上回れるかを確認します。
📚 用語解説
合格者成績の非開示:弘前大学は合格者が10人未満の場合、最高点・最低点・平均点を「*」として非開示にします。数字がない方式を推測で補わず、公開された範囲と自分の答案で目標を設定します。
志願者・受験者・合格者と成績は公式「入試結果データ」および令和8年度入学者選抜結果で確認できます。
弘前大学対策の学習計画|共通テスト・記述・総合型を日別化

過去問を何年分も解けば、学部別の配点差があっても合格対策になりますか。

過去問は診断と仕上げに使います。先に配点表から目標を分解し、単元補強、時間制限演習、数日後の再テストを組みます。
| 時期 | 一般選抜の主課題 | 総合型を併用する場合 |
|---|---|---|
| 高1~高2 | 学校範囲の定着、英数国・理社情報の基礎 | 探究・活動の事実記録、学部研究 |
| 高3春 | 志望学科の科目確認、基礎問題の穴を診断 | 出願要件、評定、履修、専願条件を確認 |
| 高3夏 | 共通テスト全科目+個別記述を並行 | 小論文・レポート・面接を初見で練習 |
| 高3秋冬 | 過去問、時間配分、弱点再テスト | 募集要項更新、書類・模擬試験 |
| 共通テスト後 | 傾斜換算、前後期の個別科目へ集中 | 総合型Ⅱ結果と一般手続を確認 |
最初に2027年度の配点表へ現在点を置きます。共通テスト模試は素点の合計だけでなく、志望学部の配点へ換算します。個別は過去問または同範囲の記述問題を本番時間で解き、知識不足、条件の読み違い、方針、計算、記述、時間に失点を分類します。総合型は小論文、講義メモ、レポート、面接、口頭試問、討論のどれが必要かを表にします。全部を同じ時間数にせず、配点と現在地で週の比率を決めます。
人文社会科学部は、共通テストの地歴公民2科目の組み合わせ、前期の国語・数学選択、外国語、後期小論文を早く確認します。教育学部は専修別教科に加えて面接を継続し、教職への目的意識を大学の教育内容と経験から説明します。医学部医学科は共通テスト1050点、数学・英語600点、段階評価の面接を並行します。学力が高くても面接準備を最後の一週間だけにしません。
理工学部は数学と理科の配点が学科で異なります。数学800点の数物数学選択、理科650点の物質創成化学・自然エネルギーなど、重点単元を変えます。農学生命科学部は前期の化学・生物または数学、後期の化学・生物を区別します。公式の出題方針は、数学では複数単元の関連、物理・化学・生物では解答へ至る過程の記述を重視します。答えだけでなく途中式、法則、根拠を書きます。
弘前大学は過去の入試問題と解答例を公式サイトで公開しています。最初は得点を競わず、出題範囲、記述量、資料、時間を確認します。次に単元別教材へ戻り、似た問題を自力で解きます。1週間後に同じ大問ではなく別年度や条件違いで再テストし、最後に本番時間で通します。大学は必要と認める範囲で「入試過去問題活用宣言」参加大学の問題を利用する場合があるため、問題暗記ではなく考え方を再現します。
総合型の書類は講師が代筆せず、本人の事実と考えを整理します。活動記録は日付、役割、課題、工夫、結果、失敗、学び、大学での接続を残します。講義レポートは聞きながら主張・根拠・例をメモし、指定時間内に構成します。農学生命科学部の口頭試問は高校基礎を言葉で説明し、追加質問へ根拠を返します。面接の模範回答を暗記せず、別角度の質問でも同じ事実から説明できるようにします。
一週間の計画は、科目名だけでなく成果物で管理します。共通テストは大問別正答率と所要時間、記述試験は完答数・部分点の根拠・書き直し、総合型は小論文の構成時間・根拠の出典・口頭試問で説明できなかった用語を残します。日曜日に実行率だけを数えるのではなく、前週より何が自力で再現できたかを確認します。伸びなかった科目は、時間を増やす前に問題の難度、復習間隔、質問の仕方を変えます。学校教材で同じ目的を達成できるなら新しい参考書を増やさず、受験までに回し切れる量へ絞ります。
📚 用語解説
再テスト:学習直後ではなく数日空け、教材を閉じ、条件の異なる問題を時間内に解く確認です。解説の記憶ではなく、知識・方針・計算・記述を再現できるかを測ります。
問題と解答例は弘前大学公式「過去の入試問題」を使い、対象年度・学部・教科を確認してください。
鬼管理専門塾の特徴|弘前大学対策を6つの支援で実行する

鬼管理専門塾では、弘前大学志望なら全員に同じ共通テスト教材と数学課題を出すのですか。

同じにはしません。学部・学科、前期・後期・総合型、配点、答案、学校予定、生活時間を確認し、必要な課題と再テストへ組み直します。
鬼管理専門塾では、「弘前大学」という大学名だけでカリキュラムを固定しません。2027年度暫定要項を基準に、人文・教育・医学・理工・農学生命の学部別配点、総合型の評価資料、本人の答案を一つの週間計画へ置き、確定版と学生募集要項の公表後に更新します。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
弘前大学の人文社会科学部前期は共通テスト900点と個別600点、医学部医学科は共通1050点と個別600点の構造を踏まえ、教材・問題番号・期限・再テスト日を一日単位へ分解します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
弘前大学の人文、教育、医学、理工、農学生命の5学部では、前期・後期・総合型Ⅰ・Ⅱの科目と評価資料が異なるため、志望学科と答案から個別行動プランを作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テスト、数学・理科の記述、小論文、講義レポート、口頭試問、面接の実施記録を毎日確認し、毎週の別問題テストで未定着分野を翌週の課題へ戻します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
弘前大学の2027年度入学者選抜要項は現時点で暫定版のため、専属講師が確定版と学生募集要項の公開後に学部別科目・配点・募集人員を確認し、古い計画を更新します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
弘前大学の一般選抜は大学受験コースを軸にし、総合型選抜・推薦の資料と面接、英語資格、高校受験の専門コースは、本人の入試方式と必要条件に合わせて選び分けます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会には弘前大学の志望学部・学科・方式、模試、通知表、記述答案、一週間の予定を用意し、LINE質問の範囲、次の七日間の課題例、資料と費用を確認します。
鬼管理専門塾の特徴は課題量を増やすこと自体ではありません。今日の範囲と目的を明確にし、自力で再現できたかを測り、未達なら量・難度・方法を変える循環です。大学公式資料、高校の指導、家庭の生活、本人の答案を一つの計画に置き、未公表事項は推測せず確認日を決めます。指導の仕組みは「鬼管理」とは、公開実績と集計条件は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。
弘前大学の学部・方式に合わせた学習計画を相談する
よくある質問

最後に、2027年度暫定版、学部別配点、総合型、前年倍率で間違えやすい点をまとめてください。

資料の年度と版、学部・学科、前期・後期・総合型、満点を先に確認します。未公表事項を推測せず、確定版と募集要項で更新しましょう。
| 確認事項 | 優先する公式資料 |
|---|---|
| 2027方式・募集人員・配点 | 令和9年度入学者選抜要項の確定版 |
| 出願書類・試験場・当日案内 | 各選抜の学生募集要項・受験票 |
| 2026倍率・合格者成績 | 令和8年度入学者選抜結果 |
| 問題形式・解答例 | 公式の過去の入試問題 |
| 学部・学科の学び | 大学案内・学部案内・アドミッションポリシー |
Q. 2027年度の弘前大学入試はすべて確定していますか?
A. 2026年7月21日時点で入学者選抜要項は暫定版です。確定版は7月下旬、総合型募集要項は7月下旬、一般募集要項は11月下旬の公表予定です。出願前に最新版へ差し替えてください。
Q. 弘前大学には何学部ありますか?
A. 人文社会科学部、教育学部、医学部、理工学部、農学生命科学部の5学部です。学科・課程・専修で学びと入試科目が異なるため、大学名だけでなく出願単位まで確認します。
Q. 一般前期の配点は全学部で同じですか?
A. 異なります。人文社会科学部は1500点、教育学部は1450点、医学科は1650点、理工学部は1750点、農学生命科学部は1350点などです。学科・専攻でも個別科目が変わります。
Q. 医学部医学科に後期日程はありますか?
A. 2027年度暫定版では医学部に後期募集はありません。医学科は一般前期と総合型Ⅱの募集枠を確認し、地域枠の出願要件や卒業後の義務も公式資料で確認します。
Q. 総合型選抜ⅠとⅡは何が違いますか?
A. Ⅰは共通テストを課さず、Ⅱは共通テストを課します。ただしⅠも小論文、講義レポート、口頭試問、面接、実技などで学力・思考・表現を評価します。学部別に準備してください。
Q. 2026年度の合格最低点を2027年度目標にできますか?
A. そのままは使えません。年度や満点が変わる場合があり、医学科は2026年度結果1950点満点に対し2027年度暫定版は1650点です。科目別に分解し、2027年度配点へ換算します。
Q. 後期は志願倍率が高いので受ける意味がありませんか?
A. 倍率だけでは決められません。2026年度全体の後期志願倍率は7.9倍ですが、受験倍率は2.6倍でした。志願者と受験者の差、学部別科目、本人の学びと得点で判断します。
Q. 弘前大学対策はいつ始めるべきですか?
A. 高1・高2から学校範囲と共通テスト基礎を定着させ、高3春に学部・方式を確定、夏に共通と個別を並行、秋冬に過去問と再テストを進めるのが基本です。総合型は要件と活動記録を早めに確認します。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映




