
新潟県立大学の国際経済学部を受けようと思って倍率を調べたのですが、「2.3倍」と書いてあるサイトもあれば「8倍以上」と書いてあるサイトもあります。しかも前期日程・後期日程が見つかりません。どれが本当の数字なのでしょうか?














先に結論を出します。ひとつ、新潟県立大学に前期日程・後期日程はありません。A日程・B日程・C日程という独自の日程です。ふたつ、国際経済学部の2025年度一般選抜は、受験者を合格者で割った実質競争率がA日程2.0倍・B日程2.6倍・C日程9.2倍。「2.3倍」は3日程を合算した数字、「8倍以上」は募集人員で割った志願倍率です。みっつ、大学は偏差値を公表していません。この記事では日程差・配点・科目を公式資料の実数だけで整理します。
同じ国際経済学部を受けるのに、A日程なら受験358人のうち179人が合格し、C日程では受験46人のうち合格は5人でした。倍率にすると2.0倍と9.2倍で、4倍以上の開きがあります。にもかかわらず、多くの受験情報サイトでは「新潟県立大学国際経済学部の倍率」がひとつの数字にまとめられています。その数字だけを見て出願先を決めると、いちばん通りやすい日程を逃したまま受験を終えることになりかねません。本稿では新潟県立大学が公表した入学者選抜実施結果と2027年度入学者選抜要項だけを根拠に、日程ごとの競争率、日程ごとに変わる満点と科目、そして国際経済学部にしかない総合型選抜まで順に確認していきます。
目次
- 新潟県立大学国際経済学部の倍率・日程・偏差値への結論
- 国際経済学部の倍率【2025年度A日程2.0倍・B日程2.6倍・C日程9.2倍】
- 新潟県立大学に前期・後期はない。A・B・C日程という独自日程
- 日程で満点が変わる。A日程650点・B日程650点・C日程400点の配点
- 共通テストで必要な科目は日程で5教科5科目から2教科2科目まで変わる
- 本学で実施する試験は英語・数学・小論文。日程で組み合わせが変わる
- 3コースと1年次科目から見る、国際経済学部が数学を課す理由
- 国際地域学部・人間生活学部と比べた国際経済学部の位置
- 偏差値が公表されていない国際経済学部で、何を物差しにするか
- 新潟県立大学国際経済学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|国際経済学部は日程別の倍率と配点から対策を組み立てる
- よくある質問
新潟県立大学国際経済学部の倍率・日程・偏差値への結論
| 知りたいこと | 公式資料から言える結論 | 最初にとる行動 |
|---|---|---|
| 倍率 | 2025年度の実質競争率はA日程2.0倍・B日程2.6倍・C日程9.2倍 | 「学部の倍率」ではなく日程別の数字で記録する |
| 前期・後期 | 新潟県立大学に前期日程・後期日程はなくA・B・C日程で実施 | 他の国公立大学と併願できる前提で受験計画を組む |
| 入試科目 | 共通テストは日程により5教科5科目・3教科3科目・2教科2科目 | 受ける日程を決めてから共通テストの科目を絞る |
| 配点 | 満点はA日程650点・B日程650点・C日程400点 | 志望する日程の配点表を印刷して手元に置く |
| 偏差値 | 新潟県立大学は偏差値を公表していない | 偏差値の代わりに実質競争率と配点を判断材料にする |
この5つは別々の疑問に見えますが、たどり着く先はひとつです。新潟県立大学は偏差値を公表していないので、難易度を測る公式の物差しは「日程別の実質競争率」と「日程別の配点表」しかありません。そしてこの2つは、どちらも日程を決めなければ読めない情報です。つまり国際経済学部の受験では、参考書を選ぶより先に「A・B・Cのどれで受けるか」を決めることが、そのまま学習計画を決めることになります。逆にここを決めないまま勉強を始めると、共通テストで5教科5科目そろえる必要があるのか、英語と数学の2教科だけでよいのかすら定まりません。














倍率が日程でそんなに違うなら、いちばん低いA日程だけ受ければよいということですか?














A日程が有利に見えるのは事実ですが、日程ごとに科目も配点も違います。A日程は共通テストを5教科5科目そろえる必要があり、C日程は英語と数学の2教科だけです。準備できる科目数と、いま得点できている科目を突き合わせて選ぶ必要があります。この記事はその突き合わせに必要な公式データを、章ごとに順番に出していきます。
日程別の実質競争率を確認する → 前期・後期がない理由を理解する → 日程別の配点と満点を知る → 共通テストの科目数を確認する → 本学の試験科目を確認する → 学部の学びと数学の関係を知る → 他学部と比べる → 偏差値の代わりを決める、という順に読むと、検索で拾った断片が一つの出願判断にまとまります。
国際経済学部の倍率【2025年度A日程2.0倍・B日程2.6倍・C日程9.2倍】
新潟県立大学が公表した2025年度(令和7年度)入学者選抜実施結果によると、国際経済学部国際経済学科の一般選抜は、A日程が志願376人・受験358人・合格179人で実質競争率2.0倍、B日程が志願325人・受験213人・合格81人で2.6倍、C日程が志願72人・受験46人・合格5人で9.2倍でした。学校推薦型選抜(志願50人・合格27人・1.9倍)と総合型選抜(志願1人・合格1人)を含めた学科全体では、志願824人・受験668人・合格293人・実質競争率2.3倍、入学者は115人です。検索でよく見かける「2.3倍」はこの学科合計の数字であって、特定の日程の競争率ではありません。
| 選抜区分 | 募集人員 | 志願者 | 志願倍率 | 受験者 | 合格者 | 実質競争率 | 入学者 | 入学者うち県外 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 一般選抜A日程 | 45人 | 376人 | 8.4倍 | 358人 | 179人 | 2.0倍 | 54人 | 8人 |
| 一般選抜B日程 | 25人 | 325人 | 13.0倍 | 213人 | 81人 | 2.6倍 | 30人 | 12人 |
| 一般選抜C日程 | 5人 | 72人 | 14.4倍 | 46人 | 5人 | 9.2倍 | 3人 | 1人 |
| 学校推薦型選抜 | 25人 | 50人 | 2.0倍 | 50人 | 27人 | 1.9倍 | 27人 | 4人 |
| 総合型選抜 | 若干名 | 1人 | - | 1人 | 1人 | 1.0倍 | 1人 | 0人 |
| 学科合計 | 100人 | 824人 | 8.2倍 | 668人 | 293人 | 2.3倍 | 115人 | 25人 |
📚 用語解説
実質競争率:実際に試験を受けた人数を合格者数で割った競争率。新潟県立大学の公式資料には「実質競争率」として日程ごとに印字されている。出願したが受験しなかった人まで数に含む志願倍率とは意味が違うため、記事やサイトで倍率を見たときは、どちらの倍率なのかを必ず確認する。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を募集人員で割った倍率。国際経済学部C日程は募集5人に対して志願72人だったため志願倍率は14.4倍になるが、実際に受験したのは46人で、合格5人に対する実質競争率は9.2倍。同じ日程でも2つの倍率で印象が大きく変わるので、比較するときは必ず定義をそろえる。














C日程だけ9.2倍と極端です。C日程の受験生のレベルが急に上がるということでしょうか?














受験生の質より、募集人員の少なさが効いています。C日程の募集人員は5人で、学科の入学定員100人のうちごく一部です。合格者も実際に5人でした。一方で他の国公立大学の後期日程が終わったあとの最後の機会なので、志願は72人集まります。少ない枠に受験生が集中するから9.2倍になる、という構造です。
この章のアクションは、検索結果に出てくる「倍率」をひとつだけメモするのをやめ、日程・募集人員・受験者・合格者の4つを必ずセットで書き留めることです。C日程の9.2倍は、募集5人・受験46人・合格5人という規模とセットで見て初めて意味を持ちます。同様にA日程の2.0倍も、受験358人に対して179人が合格したという実数を添えて記録すれば、来年度の数字と比べるときにも判断を誤りません。
新潟県立大学に前期・後期はない。A・B・C日程という独自日程
国際経済学部の情報を探して「前期日程の倍率」「後期日程の科目」が見つからないのは当然です。新潟県立大学は公立大学ですが、他の国公立大学が実施している分離・分割方式による入学者選抜には参加していません。大学公式サイトが明記しているとおり、本学で実施する試験は独自の日程で行われ、A日程・B日程・C日程という3回の機会があります。そのため、他の国公立大学の前期日程・後期日程・公立大学の中期日程と併せて受験することが可能です。大学は「本学で3回、他の国公立大学で3回」と受験機会が広がる点を公式に案内しています。
| 日程 | 出願期間(2027年度) | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| A日程 | 令和9年1月12日(火)〜1月20日(水)17:00 | 令和9年2月7日(日) | 令和9年2月17日(水) |
| B日程 | 令和9年1月18日(月)〜1月27日(水)17:00 | 令和9年2月20日(土) | 令和9年3月5日(金) |
| C日程 | 令和9年2月15日(月)〜2月22日(月)17:00 | 令和9年3月15日(月) | 令和9年3月20日(土) |
📚 用語解説
分離・分割方式:多くの国公立大学が採用している、前期日程と後期日程に募集人員を分けて実施する方式。新潟県立大学はこの方式に参加せず、A・B・C日程という独自日程で試験を行う。このため国公立大学の前期・後期と日程が重ならず、併願が可能になっている。














3回受けられるなら、とりあえずA日程もB日程もC日程も全部出願しておけば安心ですか?














併願そのものは可能ですが、日程ごとに必要な科目が違う点に注意してください。A日程は共通テストが5教科5科目、C日程は2教科2科目です。3日程すべてに出すなら、いちばん科目数の多いA日程に合わせた準備が必要になります。「全部出す」と決める前に、次章以降の配点表と科目表を見て、本当に全日程ぶんの準備を年内に終えられるかを確認してください。
A日程の出願は令和9年1月12日から1月20日17時まで、B日程は1月18日から1月27日17時までです。共通テスト直後の短い期間に判断が必要になります。出願期間・試験日は最終的に学生募集要項で必ず確認してください。
日程で満点が変わる。A日程650点・B日程650点・C日程400点の配点
2027年度入学者選抜要項の配点表を見ると、国際経済学科の満点はA日程650点、B日程650点、C日程400点です。A日程は共通テストが英語100点・国語100点・数学100点に加えて「情報・地理歴史公民・理科から2教科2科目」で100点、本学で実施する試験が英語100点と「数学・小論文から1科目」100点、そして調査書等が50点。B日程は共通テストが英語100点と「国語・数学・情報・地理歴史公民から2教科2科目」で200点、本学の試験が英語200点・数学100点、調査書等50点。C日程は共通テストが英語150点・数学150点、本学の小論文50点、調査書等50点という構成です。
| 日程 | 共通テストの配点 | 本学で実施する試験 | 調査書等 | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| A日程 | 英語100/国語100/数学100/情報・地歴公民・理科から2教科2科目100 | 英語100/数学・小論文から1科目100 | 50点 | 650点 |
| B日程 | 英語100/国語・数学・情報・地歴公民から2教科2科目200 | 英語200/数学100 | 50点 | 650点 |
| C日程 | 英語150/数学150 | 小論文50 | 50点 | 400点 |
📚 用語解説
圧縮・伸長(配点の換算):大学入学共通テストの素点を、大学が定めた配点に合わせて増減させて換算すること。新潟県立大学の配点表では、200点満点の国語や英語を100点に圧縮したり、100点満点の数学をC日程で150点に伸長したりする換算が行われる。なお共通テスト英語のリーディングとリスニングの配点比率は3対1(150点対50点)と定められている。














B日程だけ本学の試験が300点もあります。ここで差がつくということでしょうか?














B日程は満点650点のうち300点が本学で受ける英語と数学です。共通テストで思うように取れなかった人にとっては挽回の余地が大きい日程だと言えます。逆にC日程は400点のうち300点が共通テストの英語と数学なので、本番当日に取り返す設計にはなっていません。この違いは、共通テストの自己採点を見てからどの日程に賭けるかを決める材料になります。
ここで注意したいのは、C日程の共通テスト数学が150点に伸長されている点です。C日程の満点400点のうち、英語150点と数学150点で300点を占めます。募集人員がわずか5人で実質競争率9.2倍という数字と合わせて考えると、C日程は「共通テストの英語と数学がそろって高得点だった人が、最後にもう一度挑む枠」という性格が濃いことが配点からも読み取れます。共通テストの手応えが薄かった段階でC日程を主軸に据えるのは、配点構造から見て合理的とは言えません。
共通テストで必要な科目は日程で5教科5科目から2教科2科目まで変わる
2027年度入学者選抜要項によると、国際経済学科が共通テストで指定するのは、A日程が5教科5科目、B日程が3教科3科目、C日程が2教科2科目です。A日程は国語・数学・外国語に加えて、地理歴史公民・理科・情報の中から2教科2科目を選びます。B日程は外国語が必須で、国語・数学・情報・地理歴史公民から2教科2科目を選ぶ形になり、理科は使いません。C日程は数学と外国語のみで、国語も理科も地理歴史公民も使いません。つまり同じ学部の同じ学科でありながら、準備すべき共通テストの範囲が日程によって5科目から2科目まで変わります。
| 日程 | 共通テストの教科・科目数 | 必ず使う教科 | 選択で使う教科 |
|---|---|---|---|
| A日程 | 5教科5科目 | 国語・数学・外国語 | 地理歴史公民・理科・情報から2教科2科目 |
| B日程 | 3教科3科目 | 外国語 | 国語・数学・情報・地理歴史公民から2教科2科目 |
| C日程 | 2教科2科目 | 数学・外国語 | なし |
ここに本学で受ける試験を加えると、当日までに仕上げる科目の総数が見えてきます。A日程は共通テストの5科目に本学の英語と「数学または小論文」を加えて7科目、B日程は共通テストの3科目に本学の英語と数学を加えて5科目、C日程は共通テストの2科目に本学の小論文を加えて3科目です。A日程とC日程では、準備する科目の数が2倍以上違うことになります。














C日程は2教科だけなら、いちばん楽に見えます。実際はどうなのでしょうか?














科目数は少ないですが、その2教科が共通テストで150点ずつに換算されます。逃げ場がないぶん、英語と数学のどちらかが崩れると挽回できません。実質競争率も9.2倍でした。科目数の少なさと合格しやすさは別の話です。「科目を絞れる日程」ではなく「絞った2教科で高得点が要る日程」と理解してください。
A日程を主軸にするなら地理歴史公民・理科・情報のうち2教科を年内に仕上げる計画が必要です。B日程を主軸にするなら理科の準備は不要になり、本学で受ける英語と数学に時間を回せます。まず日程を決め、そのうえで週ごとの科目配分を決めるのが順序です。
本学で実施する試験は英語・数学・小論文。日程で組み合わせが変わる
国際経済学科が新潟県立大学の会場で実施する試験は、A日程が10時から11時30分の英語と、13時から14時の「数学または小論文から1科目」。B日程が同じ時間割で英語と数学。C日程は10時から11時の小論文のみです。試験場はA日程とB日程が新潟会場(新潟県立大学)と東京会場(日本教育会館・東京都千代田区)の2か所、C日程は新潟県立大学のみです。A日程で数学と小論文のどちらを受けるかは、インターネット出願の登録時に選択し、出願後の変更はできません。
| 日程 | 試験日 | 本学で受ける試験と時間 | 試験場 |
|---|---|---|---|
| A日程 | 令和9年2月7日(日) | 英語10:00〜11:30/数学・小論文から1科目13:00〜14:00 | 新潟県立大学・日本教育会館(東京) |
| B日程 | 令和9年2月20日(土) | 英語10:00〜11:30/数学13:00〜14:00 | 新潟県立大学・日本教育会館(東京) |
| C日程 | 令和9年3月15日(月) | 小論文10:00〜11:00 | 新潟県立大学 |
📚 用語解説
中央値補正法:選択科目間の有利不利を調整するための得点調整方法。新潟県立大学は国際経済学科A日程の「数学」「小論文」について、この方法で得点調整を行うと選抜要項に明記している。素点がそのまま合否に反映されるわけではないため、どちらを選ぶかは「調整後に有利そうな方」ではなく「自分が安定して書ける方」で決めるのが現実的。














数学が苦手なので、A日程は小論文を選んで数学から逃げようと思っていました。














A日程の本学試験は小論文で代えられますが、共通テストの数学100点は必須です。B日程は本学で数学が必須、C日程は共通テストの数学が150点。つまりどの日程を選んでも、国際経済学部は数学から完全に逃げられない設計です。苦手なら避ける方法を探すより、配点のいちばん軽い形はどこかを見極めて、そこに合わせて数学の底上げを始めた方が現実的です。
「数学」と「小論文」の選択はインターネット出願の登録時に確定し、出願後の変更はできません。共通テストの自己採点を見てから決められる余地は限られるため、過去問で両方を一度ずつ書いてから出願することをおすすめします。
3コースと1年次科目から見る、国際経済学部が数学を課す理由
入試で全日程に数学が入っているのは、入学後の学びと直結しています。国際経済学部は2020年4月に開設された学部で、2025年4月にはデータサイエンス経済コースが新設されました。2年次からは「国際経済コース」「地域経済創生コース」「データサイエンス経済コース」のいずれかに所属して専門科目の履修が本格化します。大学公式サイトは、この学部で身に付ける力を「最新の経済・産業・企業を理解、分析する能力」「データ・情報を読み解き、分析する力」「グローバルな活躍を支える確かな語学力」の3つとして説明しています。
| コース | 公式サイトが示す狙い |
|---|---|
| 国際経済コース | 国際貿易・国際金融・開発経済などを学び、グローバル化する経済で活躍する力を養う |
| 地域経済創生コース | 地域産業創出概論・地域イノベーション政策などを学び、地域経済の創生に関わる力を養う |
| データサイエンス経済コース | データを収集・操作・分析し、実践的課題に取り組む応用能力を養う |














経済学部というと文系のイメージでしたが、1年生から数学や統計を学ぶのですか?














公式サイトが挙げる1年次の科目には、経済学入門のミクロとマクロに加えて「統計分析入門」と「経済数学入門」が並びます。経済数学入門では関数・微分・指数対数・ベクトル・行列・積分を扱うと説明されています。入試で数学が外せない理由は、この学びの前提を測っているからだと考えると腑に落ちます。英語だけで押し切る発想では、入学後にも苦労します。
語学の面でも国際経済学部には特徴があります。公式サイトによると、実用的な英語力に加えてロシア語・中国語・韓国語のいずれかの基礎を身に付ける設計で、英語による専門科目の講義も用意されています。入試の配点でも英語は全日程で使われ、B日程では本学の英語が200点と最大の比重を占めます。「英語と数学の両方を求める学部」という一貫した姿勢が、入試の配点表とカリキュラムの両方に表れているわけです。
国際地域学部・人間生活学部と比べた国際経済学部の位置
国際経済学部の難しさを判断するには、同じ年度・同じ一般選抜の学部データと並べる必要があります。2025年度の一般選抜A・B・C日程を学部単位で合算すると、国際経済学部は志願773人・受験617人・合格265人で実質競争率2.3倍。国際地域学部は志願1,228人・受験975人・合格416人で同じく2.3倍、人間生活学部は志願409人・受験331人・合格105人で3.2倍でした。合算した数字で見るかぎり、国際経済学部は新潟県立大学の中で突出して厳しい学部でも、極端に通りやすい学部でもありません。
| 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質競争率 |
|---|---|---|---|---|
| 国際経済学部 | 773人 | 617人 | 265人 | 2.3倍 |
| 国際地域学部 | 1,228人 | 975人 | 416人 | 2.3倍 |
| 人間生活学部 | 409人 | 331人 | 105人 | 3.2倍 |
| 全学合計 | 2,410人 | 1,923人 | 786人 | 2.4倍 |














学部合計だとどこも似た倍率に見えます。学部を選ぶ材料にはならないのでしょうか?














合計値ではなくC日程だけを取り出すと、違いがはっきりします。2025年度のC日程の実質競争率は、国際経済学科9.2倍、国際地域学科4.6倍、子ども学科3.9倍、健康栄養学科3.0倍でした。国際経済学科のC日程は4学科の中で最も高い数字です。学部選びではなく日程選びの段階で、この差を知っているかどうかが効いてきます。
| 学科 | C日程の募集人員 | C日程の受験者 | C日程の合格者 | C日程の実質競争率 |
|---|---|---|---|---|
| 国際経済学科 | 5人 | 46人 | 5人 | 9.2倍 |
| 国際地域学科 | 20人 | 97人 | 21人 | 4.6倍 |
| 子ども学科 | 5人 | 35人 | 9人 | 3.9倍 |
| 健康栄養学科 | 3人 | 9人 | 3人 | 3.0倍 |
なお、国際地域学部の配点や日程別データについては、新潟県立大学国際地域学部の倍率・偏差値を公式データで解説した記事で同じ形式にまとめています。国際地域学部のA日程は本学の英語が200点で、共通テストの数学を「数学・情報・地理歴史公民・理科から1科目」の選択枠で回避できる設計です。同じ大学でも学部が変われば数学の必要度が変わるため、両学部を併願候補にしている場合は必ず両方の配点表を見比べてください。
偏差値が公表されていない国際経済学部で、何を物差しにするか
新潟県立大学の入学者選抜要項にも入学者選抜実施結果にも、「国際経済学部の偏差値」という数値はありません。偏差値は模試を実施する事業者が、受験者集団と試験結果から算出する相対的な指標です。母集団や判定方法が違えば値も変わるため、大学が定める合格基準そのものではありません。本稿では出典を確認できない偏差値を転記せず、公式が公表している実質競争率と配点表を判断材料として使う方法を示します。
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。大学が入試で課す得点ではなく、模試ごとに母集団や算出方法が異なるため、出典名と受験時期を切り離して使うことはできない。新潟県立大学のように大学自身が公表していない場合は、数値を断定せず公式の入試結果と配点で判断するのが安全である。














偏差値がないと、いまの自分が届いているのかどうか判断できない気がします。














判断の仕方を変えるだけです。共通テストの自己採点を、その日程の配点に当てはめて換算し、本学の試験で何点必要かを逆算します。A日程なら共通テスト400点+本学200点+調査書50点、C日程なら共通テスト300点+小論文50点+調査書50点という形です。この計算は偏差値がなくてもできます。模試の判定は補助として使い、最終判断は配点で行ってください。
新潟県立大学国際経済学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。新潟県立大学国際経済学部を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2025年度の実質競争率はA日程2.0倍・B日程2.6倍・C日程9.2倍で、C日程は募集5人に受験46人が集まって合格は5人でした。しかも日程ごとに共通テストの科目数は5教科5科目から2教科2科目まで変わり、満点も650点と400点で違います。必要なのは情報を集めることではなく、選んだ日程の配点に合わせて毎日の勉強を組み替え、実行を続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、日程ごとの優先順位を組み替えられない
独学でも選抜要項と配点表は入手できます。しかし、A日程を主軸にするなら地理歴史公民・理科・情報から2教科をいつまでに仕上げるか、B日程なら本学の数学100点にどれだけ時間を割くかまで決め、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に共通テスト数学の失点理由、本学の英語で時間が足りなかった原因、小論文の根拠不足まで毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、国際経済学部の日程別配点と自分の失点原因を結ぶ個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、A日程で理科と情報を仕上げたい受験生と、B日程で本学数学を鍛えたい受験生へ同じ密度で対応することは困難です。C日程の9.2倍という競争の中で、自分の答案だけに残る弱点を埋めるには、平均的な進度とは別の個別計画が必要になります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの5教科5科目を毎日どう回したかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。新潟県立大学のように出願期間が共通テスト直後に集中する入試では、この遅れが日程選びの失敗に直結します。














教材や授業の種類より、日程を決めてからの実行と確認が続く仕組みが大事なのですね。














そのとおりです。新潟県立大学の配点表も実質競争率も公式に出ています。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、記述の修正へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、新潟県立大学国際経済学部を本気で狙うなら、日程別の配点情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、新潟県立大学国際経済学部の選抜要項と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、A・B・C日程それぞれの対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、新潟県立大学国際経済学部向けには何が変わるのでしょうか?














A日程なら共通テスト5教科5科目と本学の英語、B日程なら本学の英語200点と数学100点、C日程なら共通テストの英語150点と数学150点、というように、受ける日程の配点から逆算して今日の優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
新潟県立大学国際経済学部のA・B・C日程で必要な科目を整理し、共通テストと本学試験の準備を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ国際経済学部志望でも、A日程で理科と情報を仕上げたい人とB日程の本学数学が課題の人では行動が違います。配点表と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの科目を後回しにせず、本学で受ける英語・数学・小論文と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
国際経済学部で問われる英語の読解力と数学の処理力を答案から見極めるには、指導者側にも難関大学受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、共通テストの科目、本学の英語と数学、C日程の小論文を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、新潟県立大学国際経済学部のどの日程を考えているか、どの科目の答案に不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、新潟県立大学国際経済学部のA・B・Cどの日程を軸にするか、そのために共通テストと本学の試験のどちらから整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
新潟県立大学国際経済学部の日程選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|国際経済学部は日程別の倍率と配点から対策を組み立てる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 2025年度の実質競争率 | A日程2.0倍・B日程2.6倍・C日程9.2倍。学科合計は2.3倍 |
| 日程の仕組み | 前期・後期はなくA・B・C日程。他の国公立大学と併願できる |
| 共通テスト | A日程5教科5科目・B日程3教科3科目・C日程2教科2科目 |
| 配点 | 満点はA日程650点・B日程650点・C日程400点 |
| 数学 | 全日程で共通テストか本学試験のどちらかに数学が入る |
| 偏差値 | 新潟県立大学は公表していない。実質競争率と配点で判断する |
| 最初の行動 | 受ける日程を決め、配点表と現在の答案を照合する |














「新潟県立大学国際経済学部の倍率」をひとつの数字で覚えても意味がなかったのですね。














それがこの記事の結論です。2025年度はA日程で受験358人のうち179人が合格し、C日程は受験46人のうち5人でした。同じ学科でこれだけ違います。まず日程を決め、その日程の配点で自分の得点を換算し、足りない科目を今日直す。公式情報を行動へ変えれば、曖昧な不安は具体的な計画になります。
最後にもう一度確認します。新潟県立大学国際経済学部を目指すときは、第三者サイトの偏差値や、日程が混ざった倍率をひとつだけ見て結論を出さないでください。選抜要項と配点表は受験年度の新潟県立大学公式ページ、入試結果は同じ年度・同じ選抜区分で確認し、自分の答案と照合します。そのうえで、毎日の学習量と確認方法まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 倍率 | 日程別の実質競争率の章 |
| 前期・後期 | A・B・C日程の仕組みの章 |
| 入試科目・配点 | 配点と共通テスト科目の章 |
| 総合型選抜 | 本記事のFAQと選抜要項 |
| 偏差値 | 偏差値の代わりを決める章 |
Q. 新潟県立大学国際経済学部の倍率は何倍ですか?
A. 2025年度一般選抜の実質競争率は、A日程2.0倍(受験358人・合格179人)、B日程2.6倍(受験213人・合格81人)、C日程9.2倍(受験46人・合格5人)でした。学校推薦型選抜と総合型選抜を含めた学科合計は2.3倍です。検索で見かける「2.3倍」は合計値なので、日程別の数字と混同しないでください。
Q. 新潟県立大学に前期日程・後期日程はありますか?
A. ありません。新潟県立大学は他の国公立大学が実施している分離・分割方式に参加せず、A日程・B日程・C日程という独自の日程で一般選抜を実施しています。そのため他の国公立大学の前期日程・後期日程、公立大学の中期日程と併願できます。
Q. 国際経済学部の入試科目と配点を教えてください。
A. 2027年度は、A日程が共通テスト5教科5科目(英語100・国語100・数学100・情報/地歴公民/理科から2教科2科目100)と本学の英語100、数学または小論文100、調査書等50の合計650点です。B日程は共通テスト3教科3科目300点と本学の英語200・数学100、調査書等50で650点。C日程は共通テスト2教科2科目(英語150・数学150)と小論文50、調査書等50で400点です。
Q. 国際経済学部は数学が必要ですか?
A. 必要です。A日程は共通テストの数学100点が必須で、本学試験は数学と小論文から選べます。B日程は本学で数学100点が必須、C日程は共通テストの数学が150点に換算されます。どの日程を選んでも数学を完全に避けることはできません。
Q. C日程はなぜ9.2倍と高いのですか?
A. 募集人員が5人と少ないためです。2025年度は志願72人・受験46人に対して合格は5人でした。他の国公立大学の後期日程が終わったあとの機会であることから志願が集まり、少ない枠に受験生が集中する構造になっています。同じ2025年度のC日程でも、国際地域学科は4.6倍、子ども学科は3.9倍、健康栄養学科は3.0倍でした。
Q. 国際経済学部だけ総合型選抜があると聞きました。本当ですか?
A. 本当です。新潟県立大学の総合型選抜は国際経済学部でのみ実施されます。募集人員は若干名で、出願要件には英語検定試験のCEFR B2(英検準1級程度)以上、実用数学技能検定準1級以上、統計検定2級以上、日商簿記検定1級合格などが例示され、合格した場合に必ず入学することを確約できる者が対象です。書類選考の1次と面接の2次で選抜されます。
Q. 国際経済学部の偏差値はいくつですか?
A. 新潟県立大学が公表する公式偏差値はありません。偏差値は模試事業者が受験者集団から算出する相対指標なので、出典と受験時期を確認したうえで参考にとどめ、公式の日程別実質競争率と配点表を主な判断材料にしてください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





