
五品江戸廻送令は、名前も長いし、雑穀・水油・蝋・呉服・生糸の順番も覚えられません。しかも「江戸へ送るのか、横浜へ送るのか」が問題になるたびに混乱します。











五品だけを丸暗記しようとすると混乱しやすいね。先に「開港で商品が横浜へ流れ、江戸で不足した。そこで一度江戸問屋を通し、江戸の需要分を確保してから横浜へ送らせた」と流れをつかもう。その因果関係に五品と1860年を載せれば、語呂も史料問題も一緒に解けるようになる。
五品江戸廻送令の覚え方は、五品の頭文字だけを繰り返すことではありません。最短で定着させるには、①1859年の横浜開港、②産地から横浜への商品集中、③江戸の品不足と物価上昇、④1860年の命令、⑤江戸問屋を経由してから横浜へ送る、⑥関係者の反対で十分に機能しない、という一本の流れにします。本記事では、公的機関と大学研究所の資料で事実を確認しながら、五品の語呂、目的、時代背景、仕組み、結果、入試での見分け方、練習問題まで順番に解説します。
五品は「雑穀・水油・蝋・呉服・生糸」。1860年、幕府は産地から横浜への直送を抑え、いったん江戸問屋を通して江戸の需要を満たした後に横浜へ送らせようとしました。目的は、開港後の輸出増で起きた江戸の品不足と物価上昇への対応です。しかし外国奉行、荷主・売込商、外国商人らの抵抗・反対もあり、統制は十分な効果を上げず、のちに事実上廃止されました。
目次
五品江戸廻送令とは?まず結論を一枚でつかむ
五品江戸廻送令とは、江戸幕府が1860年(万延元年)に出した貿易・流通統制です。東京都公文書館「東京市史稿 産業篇 第60」は、五品江戸廻送令を1860年(万延元年)閏3月18日の項目として掲げ、関連史料の所在を示しています。現在の暦では1860年5月9日に当たることが、財務省と法政大学大原社会問題研究所の解説でも確認できます。
📚 用語解説
廻送(かいそう):物資を別の場所へ回して送ること。「廻」は「回」の異体字なので、資料や参考書では「五品江戸回送令」と表記されることもある。名称の漢字が違って見えても、同じ法令を指す。
命令の核心は「五品を横浜へ送ってはいけない」という全面禁輸ではありません。五品を産地から開港場へ直接送ることを抑え、いったん江戸の問屋へ回し、江戸で必要な分を確保したうえで横浜へ送る仕組みに戻そうとした点です。つまり物流の向きは「産地→江戸で止める」ではなく、「産地→江戸問屋→江戸の需要分を確保→残りを横浜」という順序です。
| 覚える項目 | 正しい内容 | 混同しやすい誤り |
|---|---|---|
| 年代 | 1860年(万延元年) | 1858年の通商条約、1859年の横浜開港と混同 |
| 対象 | 雑穀・水油・蝋・呉服・生糸 | 茶・綿・鰯などを五品へ入れる |
| 経路 | 産地→江戸問屋→横浜 | 江戸で販売して終わり、または横浜への輸出全面禁止 |
| 目的 | 江戸の供給確保と物価高騰への対応 | 外国貿易そのものを永久に廃止するため |
| 結果 | 抵抗・反対で実効性が弱まり、のちに事実上廃止 | 直ちに完全成功した |











「江戸廻送」という名前だから、五品を江戸で止める命令だと思っていました。江戸で必要な分を確保した後は、横浜へ送る余地があったんですね。











そこが最重要ポイントだよ。「横浜への輸出禁止」ではなく「江戸問屋を経由させる流通統制」と言えるかで、正誤問題の精度が大きく変わる。まず名称を経路図に変換して覚えよう。
年代=1860年、五品=雑穀・水油・蝋・呉服・生糸、目的=江戸の品不足・物価上昇への対応、方法=江戸問屋経由、結果=抵抗で実効性が乏しい。この5点を一息で言える状態を目標にします。
五品江戸廻送令の覚え方|五品の語呂とイメージ暗記
五品は「雑穀(ざっこく)・水油(みずあぶら)・蝋(ろう)・呉服(ごふく)・生糸(きいと)」です。まず頭の音を取って「ざ・み・ろ・ご・き」と並べます。このままでは意味のない音列ですが、「ざっと水、蝋の明かりで呉服と生糸を見る」という短い場面を頭に置くと、品目へ戻しやすくなります。語呂は文章を一字一句再現するためのものではなく、五つの入口を作る道具です。
📚 用語解説
五品:雑穀・水油・蝋・呉服・生糸の五つ。史料では最後を「糸」とする表記も見られるが、財務省などの公的解説では「生糸」と説明される。試験では設問や史料の表記に合わせて判断する。
| 順番 | 品目 | 音の手がかり | 絵として思い浮かべるもの |
|---|---|---|---|
| 1 | 雑穀 | ざ | 米以外の穀物も入った袋 |
| 2 | 水油 | み | 油を入れた樽 |
| 3 | 蝋 | ろ | 蝋燭の明かり |
| 4 | 呉服 | ご | 店に並ぶ反物や衣服 |
| 5 | 生糸 | き | 織物になる前の糸束 |
覚えるときは、表を見て五回唱えるよりも、白紙へ「雑・水・蝋・呉・糸」と書き、その横に「ざ・み・ろ・ご・き」を振る方が効果的です。次に品目カードを裏返し、「茶は入るか」「綿は入るか」と、入らない品目も混ぜて判定します。選択肢問題は、正しい五品を言えるだけでなく、もっともらしい誤答を除外できるかが得点を分けるからです。











語呂を唱えられても、問題では「水油」が抜けたり、「生糸」と「綿」を入れ替えたりします。順番どおりに言えるだけでは不十分なんでしょうか。











そのとおり。語呂→正式名称、正式名称→語呂の双方向で答え、さらに誤答候補を見抜く練習が必要だ。1分後、翌日、3日後、1週間後に白紙再現すると、短期記憶で終わりにくい。
語呂の作り方を含め、暗記を定着させる復習間隔や白紙再現の方法は、短時間で暗記する6つのコツでも詳しく解説しています。五品を覚えた直後に答えられるかではなく、時間を空けた後に取り出せるかを基準にしてください。
五品江戸廻送令の目的|江戸の品不足と物価上昇を抑える
五品江戸廻送令の目的を一言で言えば、開港後に江戸で深刻になった物資不足と物価上昇へ対応することです。財務省『ファイナンス』2019年2月号は、在郷商人が高値で取引できる開港場へ五品を直接持ち込み、需給逼迫と物価高騰が起きている状況を防ごうとしたと説明しています。
📚 用語解説
在郷商人:都市の特権的な問屋だけでなく、農村や地方を基盤に生産・集荷・販売へ関わった商人。開港後は産地の商品を横浜の貿易市場へ結びつける担い手となり、従来の江戸中心の流通と競合した。
輸出市場では、外国商人へ売れる商品に新しい需要が生まれます。産地側から見れば、従来どおり江戸問屋へ送るより、横浜へ直接運び高く売る方が有利な場面が増えました。しかし江戸へ入る荷物が減れば、江戸の消費者や商人は必要な商品を確保しにくくなります。供給が減ったところへ需要が残れば、価格は上がりやすくなります。幕府はこの新しい市場の力を、旧来の問屋流通へいったん戻すことで制御しようとしました。
ここで「江戸の問屋を保護するためだけ」と覚えるのは不十分です。旧来の問屋流通を維持する側面はありますが、史料本文では、開港場へ荷物が直送されて江戸への入荷が減り、品不足になったという問題意識が示されます。したがって入試答案では「江戸問屋の保護」と「江戸の供給確保・物価高騰への対応」を対立させず、問屋経由の流通を復元することで需給を統制しようとした、とつなげて書くのが安全です。











「幕府が貿易を嫌ったから出した」とだけ覚えていました。でも実際は、横浜へ商品が集まった結果、江戸で何が起きたかまで問われるんですね。











そう。原因は開港後の輸出・直送の増加、問題は江戸の入荷減少と物価上昇、手段は江戸問屋経由だ。目的を聞かれたら、この三段を一文で結ぶと説明問題にも対応できる。
「開港後に物資が横浜へ直送されて生じた江戸の品不足と物価上昇を、江戸問屋経由の流通で抑えるため。」原因・問題・手段が一文に入っているかを確認します。
五品江戸廻送令の時代背景|1858・1859・1860をつなぐ
五品江戸廻送令を単独年号として覚えるより、1858年・1859年・1860年の三年間を連続させる方が忘れにくくなります。1858年、幕府は日米修好通商条約と貿易章程を結び、その後オランダ・ロシア・イギリス・フランスとも同様の条約を結びました。国立公文書館「五ヶ国条約并税則」は、条約に神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港や江戸・大坂の開市などが定められたことを紹介しています。
📚 用語解説
開港場:条約にもとづいて外国との貿易に開かれた港。五品江戸廻送令では、産地から神奈川・横浜方面へ五品を直接積み出す流れを抑え、江戸を経由させることが焦点になった。
1859年7月1日(安政6年6月2日)、神奈川・長崎・箱館が開港し、外国との貿易が始まりました。横浜市「みなとへGO! 横浜港の歴史(1)」でも、この日付と自由貿易の開始が確認できます。条約上は神奈川開港でしたが、実際の貿易拠点は横浜に設けられました。この開港によって、産地・江戸・横浜を結ぶ商品の流れが短期間に変わりました。
| 年 | 出来事 | 五品江戸廻送令との関係 |
|---|---|---|
| 1854年 | 日米和親条約 | 下田・箱館を開き、開国への転換点となる |
| 1858年 | 日米修好通商条約 | 通商と開港・開市の枠組みが定められる |
| 1859年 | 横浜などで貿易開始 | 輸出市場へ商品が集まり、国内流通が変化する |
| 1860年 | 五品江戸廻送令 | 江戸問屋を経由させて流通を統制しようとする |
年代整序問題では、「日米修好通商条約→横浜開港→五品江戸廻送令」の順番が頻出の判断軸になります。法令は開港の前準備ではなく、開港後に現れた問題への対応です。したがって「五品江戸廻送令によって横浜が開港した」という因果関係は逆です。横浜が開港し、商品が横浜へ集中したからこそ、翌年に統制令が出ました。











1858年の条約、1859年の開港、1860年の命令を別々に暗記していたので、年代整序で迷っていました。一年ずつ進む原因と結果なんですね。











「条約で通商の枠組み→開港で貿易開始→流通問題へ統制」という三段階だ。年号を事件名だけでなく、何が次の出来事を生んだかという矢印で覚えると、史料問題にも強くなる。
1860年は「一度(ひとたび)流れを戻そう、五品の江戸廻送」と意味づけます。正確な答案では語呂を書かず、1859年の開港の翌年という相対位置から年代を復元できるようにしてください。
五品江戸廻送令の仕組み|産地・江戸・横浜の流れを図解
命令前後の物流を、登場人物ごとに整理します。産地の生産者や在郷商人は商品を集め、従来は江戸の問屋へ送る流れに組み込まれていました。開港後、横浜には外国商人との取引市場が生まれ、より有利な価格で売れる可能性が高まります。すると江戸を通さず横浜へ直送する動きが強まり、江戸問屋の取扱量と江戸市中への供給が減ります。幕府は五品だけでも旧来の経路に戻し、江戸への供給を先に確保しようとしました。
📚 用語解説
江戸問屋:江戸へ集まる商品の取引・流通を担った問屋商人。五品江戸廻送令は、対象品をいったん江戸問屋へ回し、江戸で売りさばく分を確保した後に横浜へ送る仕組みを通じて、旧来の流通機構を利用した。
| 段階 | 商品経路 | 誰にとって有利・不利か | 幕府が問題視した点 |
|---|---|---|---|
| 開港前の基本 | 産地→江戸問屋→江戸市場 | 江戸問屋が流通の中心 | 江戸中心の供給が維持される |
| 開港後の変化 | 産地→横浜→外国商人 | 在郷商人は高値取引の機会 | 江戸への荷物が減る |
| 命令後の設計 | 産地→江戸問屋→需要分確保→横浜 | 江戸問屋を再び経由 | 供給確保と価格安定を狙う |
| 現実の反応 | 抜け道・抵抗・反対が生じる | 関係者の利害が衝突 | 命令どおりに統制しにくい |
法政大学大原社会問題研究所「五品江戸廻送令」は、五品を横浜へ直送させず、江戸問屋へいったん回し、江戸での売捌分を確保したうえで横浜へ送る命令だったと説明しています。この記述から、「江戸を通すこと」と「横浜へ送ること」は矛盾しないと分かります。
五品を国内に固定し、横浜へ一切出さない命令ではありません。江戸での需要分を確保した後、横浜へ送って貿易品にする余地を残す流通統制です。正誤問題ではこの言い換えに注意してください。
五品江戸廻送令はなぜ失敗した?反対とその後を整理
五品江戸廻送令は、出した瞬間に完全撤回されたわけではありません。しかし、市場で取引する多くの関係者が命令どおりに動く利益を持たず、十分な効果を上げられませんでした。法政大学大原社会問題研究所は、外国奉行、荷主・売込商、外国商人の抵抗・反対で無力化しかけたこと、1863年に江戸問屋の買取りによる励行が図られたものの、1864年には買取りが取り止めとなり、事実上廃止されたと説明しています。
📚 用語解説
売込商:開港場で日本の商品を外国商人へ売り込む取引を担った商人。横浜の貿易市場で商品を扱う立場から、江戸問屋を必ず経由させる規制は取引量や利益に影響するため、利害が衝突した。
抵抗が起きた理由は、関係者ごとの利益を考えると理解できます。在郷商人や荷主は、横浜へ直接運んで高く売れる機会を失いたくありません。売込商や外国商人は、横浜へ入る商品が減れば取引が難しくなります。幕府や江戸問屋は江戸への供給と旧来の流通を守りたい一方、貿易市場は江戸を迂回する経路を求めました。命令は、この市場の力を行政命令だけで戻そうとしたため、執行の難しさを抱えていました。
| 関係者 | 求めたこと | 命令との関係 |
|---|---|---|
| 幕府 | 江戸の供給確保・物価上昇への対応 | 江戸問屋経由を命じる側 |
| 江戸問屋 | 従来の取扱量・流通上の地位を維持 | 経由地として位置づけられる |
| 在郷商人・荷主 | 有利な取引先へ直接売る | 横浜直送の制限を受ける |
| 売込商・外国商人 | 横浜で十分な商品を取引する | 横浜への入荷減少を嫌う |
「失敗」という一語を、単に「外国が怒ったから廃止」と覚えるのも危険です。国内の荷主や売込商も含む複数の利害対立があり、幕府は後年まで励行を試みています。入試で結果を説明するなら、「国内外の関係者の抵抗・反対で実効性が乏しく、のちに事実上廃止された」と段階を踏んで書きましょう。











「自由貿易に反するので外国が反対し、すぐ失敗」で終わらせていました。国内の荷主や売込商、江戸問屋まで含めて利害を考える必要があるんですね。











そうだ。歴史の政策は「出した側の目的」と「従う側の利益」が一致するとは限らない。誰が得をし、誰が不利益を受けるかを表にすると、政策が機能しなかった理由を自分の言葉で説明できる。
「荷主・売込商・外国商人など国内外の関係者の抵抗・反対を受けて十分な実効性を持てず、幕府が励行を試みた後も、1864年には事実上廃止された。」と、反対主体と経過を含めます。
五品江戸廻送令の入試対策|史料・正誤・記述問題の解き方
入試では、五品を答える一問一答だけでなく、史料の空欄、年代整序、政策目的の記述、誤文訂正として出題できます。勉強するときは「事件名→説明」を一方向に暗唱するのではなく、年代・品目・目的・経路・結果の五つへ分解し、どこを隠されても復元できるようにします。特に史料問題では「御府内」「神奈川表」「在々」などの語を、それぞれ江戸・横浜方面・産地として地図上の場所へ置き換えると読みやすくなります。
| 問題形式 | 見るべき手がかり | 答え方 |
|---|---|---|
| 一問一答 | 1860年・五品・江戸問屋 | 五品江戸廻送令 |
| 品目選択 | 雑穀・水油・蝋・呉服・生糸 | 含まれない品を消去 |
| 年代整序 | 条約→開港→統制令 | 1858→1859→1860 |
| 史料読解 | 御府内・神奈川表・直送禁止 | 物流経路へ変換 |
| 目的記述 | 江戸の入荷減少・品不足・物価 | 原因→問題→手段で書く |
| 結果記述 | 抵抗・反対・実効性 | 誰が反対したかも書く |
練習問題1:五品に含まれないものを選ぶ
次のうち、五品江戸廻送令の対象に含まれないものを二つ選んでください。A 雑穀 B 水油 C 綿 D 蝋 E 呉服 F 茶 G 生糸。答えはCの綿とFの茶です。五品はA・B・D・E・Gで、「ざ・み・ろ・ご・き」に戻せば判定できます。
練習問題2:政策の目的を40〜60字で説明する
模範解答は「開港後、五品が産地から横浜へ直送されて江戸で品不足と物価上昇が起きたため、江戸問屋を経由させて供給を確保しようとした。」です。「物価を下げるため」だけでは、なぜ物価が上がったか、どんな手段を使ったかが抜けます。原因・問題・手段の三要素で採点してください。
練習問題3:次の正誤を判定する
「五品江戸廻送令は、五品の横浜輸出を全面的かつ恒久的に禁止し、江戸でのみ販売させた。」は誤りです。正しくは、産地から横浜への直送を抑え、江戸問屋で江戸の需要分を確保した後、横浜へ送る仕組みです。「全面」「恒久」「のみ」のような強い限定語が出たら、史実の範囲を狭めすぎていないか確認しましょう。
五品江戸廻送令のような小テーマは、通史の中の位置づけが分からないと忘れやすくなります。開国から幕末政治まで通史を組み直したい場合は、大学受験の日本史勉強法で、通史・文化史・史料を段階的に学ぶ方法も確認してください。歴史総合を含めて因果関係を学び直すなら、歴史総合の勉強法もつながります。











五品を言えるだけで満足していましたが、入試では年代、経路、目的、結果のどこでも問題を作れるんですね。白紙に五つの欄を作って復習してみます。











いい方法だ。復習時は「正解したか」だけでなく、五つの欄のどこが抜けたかを記録しよう。次の復習で弱点だけを再テストすれば、用語暗記を説明できる知識へ変えられる。
日本史の因果関係問題は「普通の対策」では受からない
結論から言うと、五品江戸廻送令のような日本史の因果関係問題は、「普通の対策」だけでは難関大学の合格点へ届きません。用語集を読んで五品と1860年を覚えても、史料問題では物流経路、記述問題では江戸の需給、正誤問題では輸出全面禁止ではない点、年代整序では条約・開港との前後関係まで再現する必要があるからです。
この記事だけでも、五品江戸廻送令には「年代・五品・目的・経路・結果」という五つの確認項目がありました。日本史全範囲で同じ確認を続けるには、今日覚える用語数、白紙再現するテーマ数、史料問題を解く題数、間違いを解き直す期限まで日々の行動へ落とし込む必要があります。知識を得ることと、毎日実行して入試で再現できるようにすることは別です。











参考書を読んだ日は分かった気になりますが、翌週に白紙へ流れを書こうとすると抜けています。自分で計画を立てれば解決するでしょうか。











計画を立てるだけでは足りない。毎日の実行量、確認テストの結果、遅れたときの修正まで管理できるかが重要だ。独学から一般的な個別指導まで、選択肢ごとの限界を順番に確認しよう。
一般的な学習手段には、①授業や教材で情報を得ても毎日の行動は変わらない、②全員同じ指導では偏差値50付近に収束しやすい、③週1回程度の指導では変化が遅い、という「従来塾の3つの限界」があります。詳しい考え方は「鬼管理」とは?特徴・指導方針で公開されています。この三つを、日本史の因果関係学習へ当てはめます。
独学・参考書だけではなぜ不十分か
独学では、教科書・用語集・一問一答から正しい情報を得られます。しかし、五品を何日に覚え、いつ白紙再現し、いつ史料問題へ進むかを毎日決めて実行するのは本人です。教材という情報を持っても行動が変わらない限界①が残り、復習の遅れを見つける第三者もいないため、変化が遅い限界③はさらに大きくなります。
映像授業・学習アプリだけではなぜ不十分か
映像授業やアプリは、開国から幕末までの解説や一問一答を効率よく提供します。ただし視聴・タップの記録が増えても、因果関係を白紙へ再現できるとは限りません。情報を受け取っても記述練習の行動まで自動で変わらない限界①があり、同じ教材・同じ順番だけでは個人の弱点へ合わせ切れない限界②も残ります。
集団授業の大手予備校ではなぜ不十分か
大手予備校の集団授業では、講師が幕末史の流れを体系的に説明してくれます。一方、同じ授業と進度を多数の生徒が受けるため、五品だけ抜けている生徒と、条約から理解できていない生徒へ同じ指導をする限界②が生じます。授業外の白紙再現を実行したかまでは追いにくく、限界①と週単位でしか遅れを捉えにくい限界③も残ります。
一般的な個別指導塾ではなぜ不十分か
一般的な個別指導塾は、授業中の疑問へ個別に答えられます。しかし週1〜2回の授業時間だけを管理する形では、授業がない日に何テーマを復習し、どの誤答を直したかまで毎日確認できません。理解を助けても日々の実行を変え切れない限界①と、次の授業まで修正が遅れる限界③が残ります。
つまり、独学・参考書だけでも、映像授業・アプリでも、集団授業の大手予備校でも、一般的な個別指導塾でも、「日本史の弱点を個別に特定し、毎日の課題へ数値化し、確認テストで修正する」部分が最後まで残ります。だから、五品江戸廻送令のような知識を入試得点へ変えるには、1日単位で行動を管理する鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、単に日本史を解説する場所ではありません。今日やる量、生徒ごとの行動プラン、毎日・毎週の進捗、確認テスト、専属講師、目的別コース、相談窓口を組み合わせ、学習を実行へ変える仕組みです。公式情報にもとづく固定6特徴を、五品江戸廻送令のような因果関係学習へどうつなげるかまで説明します。











毎日管理と聞くと、ただ勉強時間を報告するだけに思えます。日本史の「どこが説明できないか」まで個別に計画へ反映されるのでしょうか。











時間だけではなく、教材・範囲・問題数・確認テストまで具体化するのが特徴だ。ここからは固定された六つの特徴を、五品の暗記、幕末の通史、史料・記述演習へどう接続できるか一つずつ見ていこう。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
日本史では「五品を覚える」のような曖昧な指示を、五品の白紙再現1回、史料問題2題、40字記述1題という数値へ変えることで、その日の終了条件を明確にできます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
年代が弱い生徒には条約・開港・統制令の整序を増やし、史料が弱い生徒には御府内・神奈川表を読み替える問題を増やすなど、同じ日本史でも弱点別に行動を変えられます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
五品を翌週に忘れていないか、目的を原因から説明できるかを毎週の確認テストで検証すれば、覚えたつもりを早期に発見し、次週の復習量へ反映できます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の専属講師が科目へ特化し、講師満足度アンケート1,524件で指導を検証する体制は、幕末史の細かな誤解を放置せず、答案の因果関係を確認する支えになります。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースから目的に合う指導を選べるため、日本史を使う一般選抜でも、志望校の史料・正誤・記述形式へ合わせて計画できます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
五品江戸廻送令を含む日本史の進め方に迷う場合、LINEで質問し、Zoomの無料説明会へ保護者同席で参加して、現在の教材・復習頻度・志望校まで伝えたうえで資料請求とあわせて検討できます。
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毎日の管理が実際の受験戦略へどう結びつくかは、「鬼管理」とは?特徴・指導方針で詳しく確認できます。指導を受けた生徒の結果を見たい方は、鬼管理専門塾の合格実績もあわせて確認してください。
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まとめ|五品・目的・経路・結果を一続きで覚えよう
五品江戸廻送令は、語呂だけなら短時間で覚えられます。しかし入試で得点するには、1860年、雑穀・水油・蝋・呉服・生糸、江戸の品不足と物価上昇、産地から江戸問屋を経て横浜へ送る仕組み、国内外の関係者の抵抗・反対で実効性が乏しかった結果まで、一続きに再現する必要があります。最後に要点を確認しましょう。
今日の復習では、まず白紙に「1858→1859→1860」と書き、次に「産地→江戸問屋→横浜」の矢印を描きます。最後に矢印の上へ五品を置き、下へ「江戸の品不足・物価上昇」「抵抗・反対で実効性乏しい」と書いてください。この一枚を翌日、3日後、1週間後に何も見ず再現できれば、語呂を入試で使える知識へ変えられます。











最初は五つの品目だけがバラバラに見えていましたが、1859年の開港から物流の矢印を描くと、目的も失敗理由も一つの話として思い出せます。











それが歴史暗記の完成形だ。語呂は入口、因果関係は答案を作る骨格になる。白紙再現で抜けた場所だけを復習し、次は同時期の貿易・貨幣・政治の動きへ知識を広げていこう。
よくある質問
| 質問テーマ | 先に確認するポイント |
|---|---|
| 五品の覚え方 | 雑穀・水油・蝋・呉服・生糸と「ざ・み・ろ・ご・き」 |
| 目的 | 江戸の品不足・物価上昇への対応 |
| 経路 | 産地→江戸問屋→需要分確保→横浜 |
| 結果 | 国内外の抵抗・反対で実効性が弱まる |
Q. 五品江戸廻送令は何年に出されましたか?
A. 1860年(万延元年)です。東京都公文書館は万延元年閏3月18日の項目として掲げ、財務省と法政大学大原社会問題研究所は現在の暦で1860年5月9日と説明しています。1859年の横浜開港の翌年と覚えると、年代整序にも対応できます。
Q. 五品江戸廻送令の五品は何ですか?
A. 雑穀・水油・蝋・呉服・生糸です。頭の音を「ざ・み・ろ・ご・き」と圧縮し、必ず正式名称へ戻す練習をしてください。茶・綿・銅などは五品に含まれません。
Q. 五品江戸廻送令の目的は何ですか?
A. 開港後、商品が産地から横浜へ直送され、江戸への入荷が減って品不足と物価上昇が起きたため、江戸問屋を経由させて江戸の需要分を確保しようとしたことです。
Q. 五品は横浜へ輸出できなくなったのですか?
A. 全面的に輸出禁止となったわけではありません。産地から横浜への直送を抑え、いったん江戸問屋へ回し、江戸で必要な分を確保した後に横浜へ送る仕組みでした。
Q. 五品江戸廻送令はなぜ十分に機能しなかったのですか?
A. 外国奉行、荷主・売込商、外国商人など、直接取引や横浜での取引を望む関係者の抵抗・反対があったためです。1863年に励行が図られましたが、1864年には事実上廃止されたと整理できます。
Q. 「五品江戸回送令」と「五品江戸廻送令」は別の法令ですか?
A. 同じ法令です。「廻」は「回」の異体字で、資料や参考書によって表記が異なります。検索や答案では教科書・設問の表記に合わせれば問題ありません。
Q. 五品江戸廻送令を記述問題で説明するコツはありますか?
A. 「開港後の横浜直送」という原因、「江戸の品不足・物価上昇」という問題、「江戸問屋経由」という手段の三要素を一文へ入れてください。結果まで聞かれたら、国内外の抵抗・反対で実効性が乏しかったことを加えます。
Q. 五品の語呂だけ覚えれば定期テストに対応できますか?
A. 品目選択には役立ちますが、年代整序・史料・目的記述には不十分です。語呂を入口にし、1858年の通商条約、1859年の横浜開港、1860年の命令、産地→江戸→横浜の経路、抵抗で実効性が弱まった結果まで白紙へ再現してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





