「チェバの定理って公式は覚えたはずなのに、テストになると分子と分母がどっちだったかわからなくなる」「メネラウスの定理と混ざってしまって、どっちを使えばいいか判断できない」——高校数学A「図形の性質」を学ぶ生徒からは、こうした声がよく聞かれます。この記事では、チェバの定理の公式の意味と成り立つ条件、面積比を使った証明の手順、図形を一周するイメージでの覚え方、メネラウスの定理との違いと使い分け、比の値を求める例題と「定理の逆」を使った例題、そして入試での位置づけまでを、公的情報をもとに整理し、鬼管理専門塾の学習管理視点から解説します。

先生、チェバの定理の公式を丸暗記したはずなのに、いざ問題を解くと分子と分母が逆になっちゃうんです……。何かコツはありますか?











それはよくあるつまずき方だね。実は「公式をそのまま暗記する」のではなく、「なぜその形になるのか」を証明から理解して、図形を一周するイメージで覚えると、分子分母を間違えにくくなるんだ。順番に整理していこう。
目次
チェバの定理とは?公式の意味と成り立つ条件
チェバの定理とは、三角形ABCの3つの頂点A・B・Cから、それぞれの対辺(またはその延長)上の点D・E・Fに向かって引いた3本の線分AD・BE・CFが1点で交わるときに成り立つ、辺の比に関する定理です。公式は次のように表されます。
三角形ABCの辺BC・CA・AB上(またはその延長上)に点D・E・Fをとり、線分AD・BE・CFが1点Oで交わるとき、次の式が成り立ちます。
(BD/DC)×(CE/EA)×(AF/FB) = 1
📚 用語解説
チェバの定理:三角形の3つの頂点から対辺(またはその延長)上の点へ引いた3本の線分(チェバ線)が1点で交わるとき、辺の分点が作る3つの比の積が1になるという定理。17世紀にイタリアの数学者名にちなんで名付けられた、高校数学A「図形の性質」で学習する定理の1つ。
📚 用語解説
チェバ線:三角形の頂点から、その頂点の対辺(またはその延長)上の点へ引いた線分のこと。チェバの定理では、3本のチェバ線が三角形の内部または外部の1点で交わることが前提条件になる。
ここで注意したいのは、D・E・Fが必ずしも辺の内部の点とは限らない点です。3本の線分が三角形の内部の1点で交わる場合はD・E・Fすべてが辺の内部の点(内分点)になりますが、交点が三角形の外部にある場合は、D・E・Fのうち1つまたは3つが辺の延長上の点(外分点)になることもあります。ただしチェバの定理そのものは、高校の教科書レベルでは交点が三角形の内部にある「3本の線分が内部の1点で交わる」ケースを中心に扱うのが一般的です。











「1点で交わるときに成り立つ」ということは、3本の線分がバラバラの方向を向いていたら使えないんですか?











そのとおり。チェバの定理は「AD・BE・CFの3本が同じ1点Oを通る」という条件がある場合にだけ成り立つ定理なんだ。逆に言うと、3本が1点で交わるかどうかを判定するためにこの定理を使うこともできる。これは後で「定理の逆」として例題で扱うよ。
公式の形を見ると「(BD/DC)×(CE/EA)×(AF/FB)」のように、B→D→C、C→E→A、A→F→Bと、三角形の頂点と分点を順番にたどるように分数が並んでいることが分かります。この「たどる順番」こそが、次の証明や覚え方を理解するうえでの大きなヒントになります。
チェバの定理の証明|面積比を使った手順
チェバの定理は、三角形の面積比を経由することで証明できます。ここでは、高校数学の範囲で理解できる代表的な証明方法である「面積比を使った証明」の手順を、順を追って整理します。











面積比を2通りに表すところまでは分かるんですが、「a:b=c:dならa:b=(a-c):(b-d)」っていう比の性質がよく分からないです……











これは「等しい比は、分子同士・分母同士を引き算しても等しいままになる」という比の基本性質なんだ。数値で確認すると、2:4と3:6はどちらも1:2で等しい比だけど、差を取った(2-3):(4-6)=(-1):(-2)も1:2になる。この性質を使うことで、頂点Aを含む面積の比を、頂点Oを含む面積の比に書き換えられるんだ。
証明の細かい式をすべて覚える必要はありません。「底辺が同じ三角形の面積比=底辺の比」という基本性質と、「頂点Aを含む比から頂点Oを含む比へ、差の性質で置き換える」という2つの考え方の流れさえ押さえておけば、テストで証明を問われても再現できます。
チェバの定理の覚え方|図形を一周するイメージで暗記
証明の流れを理解したところで、テスト本番で素早く公式を再現するための覚え方を整理します。チェバの定理の公式が覚えにくい最大の理由は、分子と分母がどちらの文字だったかを混同してしまうことにあります。これを防ぐコツは、公式を「暗記する文字の並び」ではなく「図形を一周する動き」として覚えることです。











「一周する」っていうのは、具体的にはどうやって指でなぞればいいんですか?











頂点Aから出発して、分点F→頂点B→分点D→頂点C→分点E→頂点Aと、三角形の辺の上を一筆書きするように指でなぞってみて。この順番で「今いる文字」から「次の文字」へ進むときの比を分子、「次の文字」から「元の頂点」へ戻るときの比を分母、と交互に読んでいくとAF/FB×BD/DC×CE/EAの形がそのまま出てくるんだ。
チェバの定理でもっとも多いミスは、(BD/DC)を(DC/BD)のように分子と分母を逆にしてしまうことです。一周する順路(A→F→B→D→C→E→A)を指でなぞりながら「進む方向の順に分子・分母を交互に読む」ことを徹底すれば、この取り違えは防げます。公式を書いたら、最後に「同じ頂点(A・B・Cそれぞれ)が分子に1回・分母に1回ずつ登場しているか」を確認する習慣をつけましょう。
この「一周する」イメージは、後述するメネラウスの定理の覚え方にも応用できます。2つの定理は公式の形が似ているため、まとめて一周のイメージで整理しておくと、テスト本番でどちらの定理を使うべきかを判断しやすくなります。
チェバの定理とメネラウスの定理の違い|使い分けの判断基準
チェバの定理とよく混同されるのが、メネラウスの定理です。どちらも三角形の辺の比に関する定理で、公式の形も「3つの分数の積が1になる」という点で共通しています。しかし、この2つの定理は「どんな図形の状況で使うか」がまったく異なります。
📚 用語解説
メネラウスの定理:三角形ABCの3辺(またはその延長)を1本の直線(transversal)が横切るとき、その直線と各辺(の延長)との交点をP・Q・Rとすると、(BP/PC)×(CQ/QA)×(AR/RB)=1が成り立つという定理。チェバの定理と公式の形は似ているが、「3本の線分が1点に集まる」チェバの定理とは異なり、「1本の直線が三角形を横切る」場面で使う。
📚 用語解説
内分点・外分点:線分を内側で分ける点を内分点、線分の延長線上(線分の外側)で分ける点を外分点という。チェバの定理は交点が三角形の内部にある場合、分点はすべて内分点になるが、メネラウスの定理では直線が三角形を横切る性質上、分点に外分点が含まれることが多い。
| 比較する項目 | チェバの定理 | メネラウスの定理 |
|---|---|---|
| 扱う図形の状況 | 3頂点から引いた3本の線分(チェバ線)が1点で交わる | 三角形の3辺(の延長)を1本の直線が横切る |
| 交点の位置 | 三角形の内部(または外部)の1点に集中する | 各辺(またはその延長)上の3つの点に分かれる |
| 分点の種類 | 交点が内部にあるとき、分点はすべて内分点になりやすい | 外分点(延長線上の点)を含むことが多い |
| 公式の形 | (BD/DC)×(CE/EA)×(AF/FB)=1 | (BP/PC)×(CQ/QA)×(AR/RB)=1(形は同じ) |
| 主な使いどころ | 3本の線分が1点で交わるかどうかの証明・比の計算 | 3点が一直線上にあるかどうかの証明・比の計算 |











どっちも公式の形が同じだから、問題を見ただけだとどっちを使えばいいか迷ってしまいます……











迷ったら「図の中に1点で交わる3本の線分があるか」「1本の直線が三角形を横切っているか」を確認するといい。3本の線分が1点に集まっていればチェバ、1本の直線が辺(の延長)を横切っていればメネラウスだよ。公式の形を覚えるだけでなく、図の状況とセットで覚えることが使い分けのコツなんだ。
なお、チェバの定理には「逆」があり、(BD/DC)×(CE/EA)×(AF/FB)=1が成り立つことを示せれば、逆に3本の線分AD・BE・CFが1点で交わることを証明できます。同様にメネラウスの定理にも逆があり、3つの比の積が1になることを示せば、3点が一直線上にあることを証明できます。この「定理の逆」の使い方は、後の例題セクションで実際に扱います。
チェバの定理を使った例題|比の値を求める問題を解く
ここからは、チェバの定理を実際に使って解く例題を2問取り上げます。1問目は公式に数値をそのまま当てはめて比の値を求める基本問題、2問目は「定理の逆」を使って3本の線分が1点で交わることを示す問題です。
例題1|比の値を求める基本問題
三角形ABCの辺BC上に点D、辺CA上に点Eがあり、BD:DC=2:1、CE:EA=3:2とする。線分ADと線分BEの交点をOとし、直線COと辺ABの交点をFとするとき、AF:FBを求めよ。











公式に数字を当てはめるだけなら簡単そうですが、3つの比のうち1つだけが分からないパターン以外もあるんですか?











いい着眼点だね。基本は「3つのうち2つが分かっていれば残り1つが求まる」という一次方程式の考え方。次は少し発展させて、3つの比がすべて分かっている状態から「本当に1点で交わっているか」を確認する「定理の逆」を使った問題を見てみよう。
例題2|「チェバの定理の逆」を使って共点性を示す問題
三角形ABCの辺BC・CA・ABの中点をそれぞれD・E・Fとする。このとき、線分AD・BE・CFが1点で交わることを示せ(これは三角形の3本の中線が1点=重心で交わることの証明にあたる)。
📚 用語解説
三角形の重心:三角形の3本の中線(各頂点とその対辺の中点を結ぶ線分)が1点で交わる点のこと。チェバの定理の逆を使うと、3本の中線が1点で交わること自体を証明できる。重心は3本の中線をそれぞれ頂点側から2:1に内分する点でもある。
チェバの定理(順)は「3本の線分が1点で交わっている」ことが分かっているときに比の値を求めるために使います。一方、チェバの定理の逆は「3本の線分が1点で交わるかどうか」がまだ分かっていないときに、3つの比の積が1になることを示して証明するために使います。問題文が「求めよ」なら順、「証明せよ」なら逆を使うケースが多い、と覚えておくと判断しやすくなります。
チェバの定理は入試でどう出る?「図形の性質」分野の位置づけと対策
チェバの定理を学ぶ意味は、公式を覚えることそのものよりも、入試の「図形の性質」の問題で使いこなせるようになることにあります。ここでは、チェバの定理が含まれる「図形の性質」分野が、大学入試の中でどのように位置づけられているかを確認します。
| 数学Aの単元 | 2025年度までの共通テスト | 2026年度以降の共通テスト |
|---|---|---|
| 場合の数・確率 | 必答 | 必答 |
| 整数の性質 | 選択 | 廃止 |
| 図形の性質 | 選択 | 必答 |
大学受験対策サイトの分析によると、2026年度の大学入学共通テストから、数学Aでこれまで選択問題だった「整数の性質」が廃止され、「図形の性質」と「場合の数・確率」が必答問題に変更されました。さらに2026年度の共通テスト第3問では、方べきの定理とメネラウスの定理を組み合わせた出題があったことも報告されています(出典:大学受験対策ブログ記事、2026年9月14日閲覧)。これにより、これまで「整数の性質」を選んで「図形の性質」を後回しにしていた受験生も、チェバの定理・メネラウスの定理を含む図形の性質の内容を避けて通れなくなっています。
- 入試演習: 方べき・メネラウスと組み合わせた問題に対応できる段階











「整数の性質」を選んで対策してきた先輩から、「図形の性質は捨ててもいい」って聞いたことがあるんですけど、それはもう古い情報ってことですか?











その情報は2025年度までの話だね。2026年度以降は「図形の性質」も「場合の数・確率」もどちらも必答になったから、チェバの定理を含む図形の性質の内容を避けて通ることはできなくなっている。早めに公式の意味から理解しておいた方がいいよ。
上表の出題方針は2026年度時点の情報にもとづくものです。出題範囲・必答/選択の扱いは年度によって変更される可能性があるため、最新の情報は大学入試センターの公式発表や学校・塾から届く最新情報で必ず確認してください。
また、私立大学の個別試験でも、平面図形や空間図形の複合問題の中で、チェバの定理やメネラウスの定理を「補助的な道具」として使う場面があります。定理そのものを問う出題だけでなく、ベクトルや座標を使う大問の中で「この線分の比を求めるためにチェバの定理を使うと早い」という形で登場することも多いため、公式を単体で覚えるだけでなく、他の単元と組み合わせて使う練習まで積んでおくことが重要です。
チェバの定理を「公式暗記だけ」で終わらせると入試本番で通用しない
結論から先に言います。チェバの定理の公式をノートに書き写して暗記するだけ、参考書の例題を1問解いて満足するだけ——こうした「普通の対策」だけでは、入試本番で図形の性質の問題を得点源に変えるのは、正直厳しいと言わざるを得ません。
理由は、この記事の前半で確認したとおりです。チェバの定理は公式を丸暗記するだけでは分子と分母を取り違えやすく、証明の流れを理解していなければ、少し形の違う応用問題やメネラウスの定理との複合問題に対応できません。さらに2026年度の共通テストから「図形の性質」が必答化されたことにより、公式暗記のままでは太刀打ちできない場面が確実に増えています。つまり「公式を書き写せること」と「入試本番で使いこなせること」の間には、証明理解・典型問題演習・応用演習という段階を踏まなければ埋まらない距離があるということです。











チェバの定理みたいな公式を、ただ覚えるだけじゃなく使いこなせるようになるには、どんな対策方法を選べばいいんでしょうか?











いい質問だね。実は「独学」「映像授業・アプリ」「大手予備校」「一般的な個別指導塾」を順番に検討していくと、どれも同じ壁にぶつかることが分かる。1つずつ見ていこう。
① 授業で情報を得ても行動が変わらなければ成績は上がらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは証明理解の抜け漏れに自分で気づけない
まず独学・参考書のみのケースです。チェバの定理の公式や例題は、参考書を読めば独学でも確認できます。しかし、「証明の流れを本当に理解できているか」「分子分母を取り違えていないか」を客観的にチェックしてくれる第三者がいないため、間違った覚え方のまま演習を続けてしまうことが珍しくありません(限界①:情報を得ても行動が変わらなければ成績は上がらない)。間違いに気づかないまま次の単元に進んでしまい、入試演習の段階になって初めてつまずきに気づくケースも多く見られます(限界③:授業がない日の勉強が本人任せになる)。
映像授業・アプリだけでは自分のつまずき方に合わせてもらえない
次に映像授業やアプリです。証明の流れを分かりやすく解説してくれる点は優れていますが、視聴した後に「自分がどこで分子分母を取り違えているか」「メネラウスの定理との使い分けで何を間違えているか」までは個別に指摘してくれません(限界①)。また多くの映像授業・アプリは万人向けの標準カリキュラムのため、チェバの定理でつまずく生徒特有のポイント(証明の比の置き換えで混乱する、覚え方の順路を逆にたどってしまうなど)への個別対応はできず、対策が「偏差値50相当」の平均的な内容にとどまりやすいという弱点もあります(限界②:全員同じ指導は偏差値50に収束する)。
集団授業の大手予備校でも1人ひとりのつまずきまでは拾えない
集団授業中心の大手予備校はどうでしょうか。カリキュラムは在籍する受講生全体の平均に合わせて組まれるため、チェバの定理を「公式は覚えたが証明は理解していない」生徒と「証明は理解したが応用問題で使いこなせない」生徒への個別対応は基本的に組まれません(限界②)。授業も週数コマが中心で、授業がない日にどの類題をどれだけ解くかの管理までは持たないケースがほとんどです(限界③)。
一般的な個別指導塾でも週1回の指導では定着確認が追いつかない
最後に一般的な個別指導塾です。「個別」とはいえ、教材やカリキュラムが定型化されている塾では、チェバの定理のような1単元へのピンポイント対応は限定的で、結局は一律指導に近い内容にとどまることがあります(限界②)。さらに授業自体が週1〜2コマ中心であることが多く、その週のうちに「本当に定着したか」を確認テストで検証するサイクルが組みにくく、定着確認が後手に回りがちです(限界③)。図形の性質のように「理解したつもり」で終わりやすい単元では、この遅れが致命的になります。
- 独学/参考書のみ: ①③の限界:間違った覚え方に自分で気づけない
- 映像授業/アプリ: ①②の限界:視聴するだけで個別のつまずきに対応できない
- 集団授業の大手予備校: ②③の限界:1人ひとりのつまずきまでは拾えない
- 一般的な個別指導塾: ②③の限界:週1〜2コマでは定着確認が後手に回る
独学/参考書のみ・映像授業/アプリ・集団授業の大手予備校・一般的な個別指導塾——チェバの定理をはじめとする図形の性質の内容を入試本番で通用する実力に変えるときに検討されやすい代表的な選択肢は、いずれも①②③の限界のどれかに当てはまり、対策としては力不足です。消去法で選択肢を1つずつ外していくと、最後に残る現実的な選択肢は鬼管理専門塾だけになります。
鬼管理専門塾の特徴
だから鬼管理専門塾は、上記で挙げた①②③の限界を、公式サイトで公開している次の6つの特徴で解消します。











6つも特徴があるんですね。結局、チェバの定理みたいな1つの単元でつまずいたときは、どの特徴が一番効いてくるんでしょうか?











特に効くのは❶❷❸の学習管理だね。1日単位の数値指示と、生徒ごとの行動プラン、毎日・毎週の確認テストが組み合わさることで、証明の理解から定理の逆の演習まで、抜け漏れなく積み上げられるようになるんだ。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
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❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
例えば「チェバの定理の証明を自分の言葉で1回書き出す」「例題を3問解く」のように、公式暗記だけでなく証明理解・例題演習までを1日単位の数値目標に落とし込みます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
図形問題そのものが苦手な生徒には証明の理解から、計算ミスが多い生徒には比の計算演習から、というように、生徒ごとのつまずき方に合わせて専属講師が行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
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講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
図形問題の指導に精通した講師が、証明の比の置き換えで混乱しやすいポイントや、覚え方の順路を逆にたどってしまうミスを、生徒ごとに個別に指摘・修正します。
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まとめ|チェバの定理を得点源にするために
ここまで、チェバの定理の公式の意味と成り立つ条件、面積比を使った証明の手順、図形を一周するイメージでの覚え方、メネラウスの定理との違いと使い分け、比の値を求める例題と定理の逆を使った例題、そして入試での位置づけまでを整理してきました。改めて要点をまとめます。











チェバの定理、公式だけ覚えていたときより、証明とセットで理解できた今のほうが、ずっと自信を持って使えそうな気がします。











その感覚が大事なんだ。公式は「結果」でしかなくて、証明を理解して初めて「なぜその形になるのか」が分かる。図形の性質は今後も入試で避けて通れない分野だから、この理解の仕方を他の定理にも広げていこう。
チェバの定理は、公式だけを丸暗記しても、テスト本番の少し形の違う問題やメネラウスの定理との複合問題には対応しきれません。証明の流れを理解し、図形を一周するイメージで覚え、比の値を求める問題と定理の逆を使う問題の両方を演習しておくことで、初めて入試本番で使いこなせる実力になります。一人で証明理解から入試演習までを計画・実行するのが難しいと感じたら、つまずきを個別に見極めて学習管理まで伴走する専門塾を活用するのも一つの選択肢です。
よくある質問
| よくある質問のテーマ | 関連する見出し |
|---|---|
| 公式の意味・成り立つ条件 | チェバの定理とは?公式の意味と成り立つ条件 |
| 証明の手順 | チェバの定理の証明|面積比を使った手順 |
| 覚え方 | チェバの定理の覚え方|図形を一周するイメージで暗記 |
| メネラウスの定理との違い | チェバの定理とメネラウスの定理の違い|使い分けの判断基準 |
| 例題の解き方 | チェバの定理を使った例題|比の値を求める問題を解く |
Q. チェバの定理はどんなときに使いますか?
A. 三角形の3頂点から対辺(またはその延長)上の点へ引いた3本の線分(チェバ線)が1点で交わっているとき、辺の分点が作る比の値を求めるために使います。逆に、3つの比の積が1になることを示して、3本の線分が1点で交わることを証明する(定理の逆)使い方もあります。
Q. チェバの定理とメネラウスの定理はどう違いますか?
A. チェバの定理は「3本の線分が1点で交わる」場面で使う定理で、メネラウスの定理は「1本の直線が三角形の辺(の延長)を横切る」場面で使う定理です。公式の形は似ていますが、扱う図形の状況が異なります。
Q. チェバの定理の証明で一番大事なポイントは何ですか?
A. 「底辺の等しい三角形の面積比=底辺の比」という基本性質と、「a:b=c:dならa:b=(a-c):(b-d)」という比の性質を使って、頂点を含む比を交点Oを含む比に置き換える流れです。この2つを押さえておけば証明を再現できます。
Q. チェバの定理の覚え方のコツはありますか?
A. 三角形の頂点と分点をA→F→B→D→C→E→Aの順に一周するイメージでなぞり、進む方向の順に分子・分母を交互に読むと覚えやすくなります。公式を書いた後は、同じ頂点(A・B・C)が分子と分母にそれぞれ1回ずつ登場しているかを確認する習慣をつけると、取り違えを防げます。
Q. チェバの定理の逆とは何ですか?
A. 3つの比の積(BD/DC)×(CE/EA)×(AF/FB)が1になることを示せれば、逆に3本の線分AD・BE・CFが1点で交わっていることを証明できる、という定理です。三角形の3本の中線が1点(重心)で交わることの証明などに使われます。
Q. チェバの定理は共通テストや大学入試で出ますか?
A. 2026年度の共通テストから、数学Aの「図形の性質」がこれまでの選択問題から必答問題に変更されました。図形の性質にはチェバの定理・メネラウスの定理が含まれるため、共通テストを受ける場合は避けて通れない内容になっています。私立大学の個別試験でも、図形やベクトルの複合問題の中で使われることがあります。
Q. チェバの定理とメネラウスの定理はどちらを先に勉強すればいいですか?
A. 順番はどちらからでも構いませんが、公式の形が似ているため、片方を理解した直後にもう片方を学ぶと「どこが同じで、どこが違うか」を対比しながら覚えやすくなります。この記事の比較表・判断分岐図も参考にしてください。
Q. 例題を解いていて分子分母がどちらか分からなくなったらどうすればいいですか?
A. A→F→B→D→C→E→Aの一周の順路を図に書き込み、指でなぞりながら「進む方向の順に分子・分母を交互に読む」というこの記事の覚え方に立ち返るのが確実です。急いで数字だけを当てはめようとすると取り違えやすくなります。
Q. 一人でチェバの定理を理解するのが難しいときはどうすればいいですか?
A. 証明の流れの理解でつまずいているのか、覚え方でつまずいているのか、応用問題への対応でつまずいているのかによって、必要な対策は変わります。自分のつまずきポイントを客観的に見極めて学習計画に落とし込むのが難しい場合は、個別に指導・管理してくれる専門塾を活用するのも選択肢の一つです。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





