
尾道市立大学の経済情報学部を調べているのですが、倍率も入試科目もサイトによってバラバラです。公立大学だから中期日程もあるのでしょうか。結局、何から確認すればいいのか分からなくなってきました。















先に結論を言います。尾道市立大学に中期日程はありません。2027年度の一般選抜は前期日程(2月25日)と後期日程(3月12日)の2回だけです。2026年度の経済情報学科の実質倍率は前期1.75倍、後期Aコース2.80倍、後期Bコース3.76倍。配点は2027年度から前期750点・後期550点で、共通テストは得点の高い3科目だけを使います。合格最低点も大学が公表しています。この記事では、日程、配点、倍率、合格ライン、後期のコース選択、学費と立地、就職までを公式資料の順に整理します。
尾道市立大学は、経済情報学部と芸術文化学部の2学部しかない小さな公立大学です。入学定員300人のうち200人が経済情報学部で、大学の3分の2を占めます。規模が小さいぶん、受験情報サイトでは学部別・日程別の数字がまとめて処理されがちで、「志願者が800人以上いる」といった数字だけが独り歩きすることがあります。実際には後期日程の志願者の6割以上は受験に来ておらず、会場で戦う人数はまったく違います。本稿では、大学が公表している実数と配点だけを使い、その数字が受験生にとって何を意味するのかを一つずつ説明します。公式にない偏差値・予想合格ラインは扱いません。
目次
- 尾道市立大学経済情報学部の倍率・科目・合格最低点の結論
- 2027年度の日程と入試科目【中期日程は実施していない】
- 尾道市立大学経済情報学部の倍率【2026年度は前期1.75倍】
- 合格最低点は公表されている|点数ではなく得点率で読む
- 後期はAコース(数学)とBコース(英語)のどちらで出願するか
- 調査書25点と資格・検定25点を、どう取りにいくか
- 経済情報学部と芸術文化学部|2学部しかない大学の選び方
- 「経済情報」は経済学か情報学か|3コースの中身
- 尾道市という立地と、市内・市外で141,000円違う入学料
- 経済情報学科の就職実績【2025年度は就職率98.1%】
- 尾道市立大学経済情報学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|公式データから逆算する尾道市立大学経済情報学部の対策
- よくある質問
尾道市立大学経済情報学部の倍率・科目・合格最低点の結論
| 知りたいこと | 公式情報から言える結論 | 最初の行動 |
|---|---|---|
| 日程 | 前期(2月25日)と後期(3月12日)の2回のみ。中期日程はない | 前期・後期・後期のコースのどれで出すかを先に決める |
| 実質倍率 | 2026年度は前期1.75倍、後期Aコース2.80倍、後期Bコース3.76倍 | 志願者数ではなく受験者数と合格者数をセットで記録する |
| 入試科目 | 共通テストは高得点3科目、個別テストは前期が数学と英語 | 数学と英語の2科目を軸に据えた学習計画を組む |
| 配点 | 2027年度は前期750点、後期550点(AもBも同じ満点) | 共通テストと個別テストの比率から時間配分を決める |
| 合格最低点 | 2026年度前期は496.4点。配点1075点なので得点率46.2% | 点数ではなく得点率で自分の到達度を測る |
| 学費 | 入学料は尾道市内282,000円、市外423,000円 | 市内該当かどうかを住民登録の期間で確認する |
検索でよく調べられている「倍率」「入試科目」「合格最低点」は、別々の情報に見えて一つの判断につながっています。日程を決めなければ受ける科目が決まらず、科目が決まらなければ配点も合格ラインも読めません。そして配点が分かって初めて、共通テストと個別テストのどちらにどれだけ時間を割くかが決まります。尾道市立大学の経済情報学科は、この順番で整理すると驚くほど見通しがよくなる入試です。理由は、共通テストで使う科目が3つしかなく、個別テストも最大2科目しかないからです。















共通テストが3科目しか使われないなら、勉強する科目を減らしてもいいということですか?















そこは早合点しないでください。「高得点の3科目を使う」のであって、「3科目だけ受験すればいい」わけではありません。むしろ多く受験して、当日うまくいった3科目が採用される仕組みです。国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語・情報という広い指定範囲から選べるので、失敗した科目を切り捨てられる構造だと理解してください。
日程と科目を確定する → 実質倍率の意味を理解する → 公表された合格最低点を得点率に直す → 後期のコースを選ぶ → 加点をどう取るか決める → 学部の違い・学費・就職まで確認する、という順に読むと、検索で集めた断片が一つの出願判断にまとまります。
2027年度の日程と入試科目【中期日程は実施していない】
公立大学と聞くと中期日程を思い浮かべる人がいますが、尾道市立大学は中期日程を実施していません。2027年度学部入学者選抜実施日程によれば、一般選抜は前期日程が2027年2月25日、後期日程が2027年3月12日の2回だけです。出願期間はどちらも2027年1月25日から2月3日で共通、合格発表は前期が3月4日、後期が3月20日です。「中期でもう一度チャンスがある」という前提で出願計画を立てると、そこで打ち手が消えます。前期と後期の2回しかないことを、併願校の組み方を考える段階で織り込んでください。
| 区分 | 前期日程 | 後期日程 |
|---|---|---|
| 試験日 | 2027年2月25日(木) | 2027年3月12日(金) |
| 出願期間 | 2027年1月25日〜2月3日 | 2027年1月25日〜2月3日 |
| 合格発表 | 2027年3月4日(木)10:00 | 2027年3月20日(土)10:00 |
| 募集人員(経済情報学科) | 100人 | 30人(Aコース15・Bコース15) |
| 共通テスト | 指定科目から高得点3科目・計300点 | 指定科目から高得点3科目・計300点 |
| 個別テスト | 数学200点+英語200点 | Aコースは数学200点/Bコースは英語200点 |
| その他の配点 | 調査書25点+取得資格・検定等25点 | 調査書25点+取得資格・検定等25点 |
| 満点 | 750点 | 550点 |
共通テストで指定されているのは、国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語、情報です。このうち得点の高い3科目が、それぞれ100点満点に換算されて合計300点として使われます。4科目以上を受験した場合は、200点満点の科目を100点満点に換算したうえで上位3科目が採用されます。英語については、リーディングとリスニングの配点割合を4対1として合計100点に換算します。リスニングの比重が本試験より軽くなる点は、時間配分を考えるうえで重要です。
📚 用語解説
教科・科目に係る個別テスト:尾道市立大学が大学構内で実施する、いわゆる二次試験のこと。経済情報学科では前期に数学と英語、後期はAコースが数学、Bコースが英語を課す。美術学科だけは学科試験ではなく実技検査を実施するため、同じ大学でも試験の形がまったく異なる。
📚 用語解説
大学入学共通テスト:全国共通の問題で実施される試験。尾道市立大学経済情報学科では、指定された教科・科目のうち得点の高い3科目だけが合否判定に使われる。受験する科目数を絞るのではなく、多く受験して当たった科目を残す設計になっている点が特徴。















前期の個別テストが数学と英語だけなら、社会や理科は共通テストだけということですね。国語も個別では出ないのですか?















そのとおりです。経済情報学科の個別テストは前期でも数学と英語の2科目だけで、国語は共通テストの指定科目の一つとして扱われます。ただし個別テストの数学は範囲が指定されていて、数学Aは「図形の性質」と「場合の数と確率」、数学Bは「数列」と「統計的な推測」、数学Cは「ベクトル」のみです。範囲が絞られている以上、そこは確実に取り切る前提で演習量を配分してください。
本稿は2027年度学生募集要項と2027年度一般選抜の実施教科・科目等をもとに整理しています。選択条件や試験時間は年度で変わるため、出願時には尾道市立大学の公式ページで最新版を開き、自分の受験科目と照合してください。
尾道市立大学経済情報学部の倍率【2026年度は前期1.75倍】
尾道市立大学が公表した2026年度入試結果によると、経済情報学科の一般選抜は前期日程が志願258人・受験238人・合格136人、後期Aコースが志願403人・受験137人・合格49人、後期Bコースが志願406人・受験158人・合格42人でした。受験者数を合格者数で割った実質倍率は、前期1.75倍、後期Aコース2.80倍、後期Bコース3.76倍です。学部単位で前期と後期を合算すると、志願1,067人・受験533人・合格227人で実質倍率2.3倍になります。
| 学科・日程 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済情報学科 前期 | 100人 | 258人 | 238人 | 136人 | 1.75倍 |
| 経済情報学科 後期Aコース | 15人 | 403人 | 137人 | 49人 | 2.80倍 |
| 経済情報学科 後期Bコース | 15人 | 406人 | 158人 | 42人 | 3.76倍 |
| 日本文学科 前期 | 30人 | 100人 | 93人 | 37人 | 2.51倍 |
| 日本文学科 後期 | 5人 | 124人 | 31人 | 21人 | 1.48倍 |
| 美術学科 前期 | 23人 | 78人 | 75人 | 24人 | 3.13倍 |
| 美術学科 後期 | 15人 | 152人 | 87人 | 22人 | 3.95倍 |
ここで必ず区別してほしいのが、志願倍率と実質倍率の違いです。後期Aコースの志願者403人を募集人員15人で割ると志願倍率は26.9倍になり、数字だけを見れば絶望的に見えます。ところが実際に試験会場へ来たのは137人で、志願者の34.0%にすぎません。後期Bコースも志願406人に対して受験は158人、受験率は38.9%です。前期で国公立大学に合格した人は後期を受けないため、後期日程では出願者の多くが姿を消します。一方、前期日程の受験率は92.2%と高く、こちらは出願した人がほぼそのまま受けに来ます。
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が異なる。尾道市立大学の公式ページは志願者・受験者・合格者の実数を掲載しており、本稿の実質倍率はその実数から計算している。
📚 用語解説
志願倍率:志願者数を募集人員で割った倍率。後期日程のように受験しない出願者が多い入試では、実際の競争率より大幅に高く出る。尾道市立大学の後期Aコースは志願倍率26.9倍だが、実質倍率は2.80倍で、10倍近い開きがある。















後期は志願者が800人以上いると聞いて怖くなっていましたが、実際に受けたのは295人なのですね。それなら後期を狙った方が得ではありませんか?















「受験者が減るから楽」とは言い切れません。後期の合格者は前期の136人に対して91人と少なく、実質倍率は前期の1.75倍より高いままです。しかも後期まで残っているのは、前期で第一志望に届かなかった学力層です。人数が減っても中身が濃くなるので、倍率の数字どおりの難しさが残ります。後期は「前期の保険」ではなく、独立した選抜として準備してください。
この章のアクションは、倍率を単独でメモしないことです。「後期A2.80倍」ではなく「受験137人・合格49人で2.80倍」と、母数まで含めて記録してください。三つの数字をセットで持てば、志願倍率と実質倍率を取り違えたり、年度や日程の違う数字を並べて比較したりする事故を防げます。
合格最低点は公表されている|点数ではなく得点率で読む
尾道市立大学は、日程・学科ごとの合格者成績を公式サイトで公表しています。2026年度の経済情報学科は、前期日程が配点1075点で最高708.4点・平均555.8点・最低496.4点、後期Aコースが配点550点で最高338.6点・平均288.8点・最低272.0点、後期Bコースが同じ配点550点で最高417.8点・平均349.3点・最低330.4点でした。「国公立は合格最低点が非公表だから分からない」と思い込んで探すのをやめてしまう受験生がいますが、この大学については実数が出ています。
| 学科・日程 | 配点 | 最高点 | 平均点 | 最低点 | 最低点の得点率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済情報学科 前期 | 1075点 | 708.4点 | 555.8点 | 496.4点 | 46.2% |
| 経済情報学科 後期Aコース | 550点 | 338.6点 | 288.8点 | 272.0点 | 49.5% |
| 経済情報学科 後期Bコース | 550点 | 417.8点 | 349.3点 | 330.4点 | 60.1% |
| 日本文学科 前期 | 720点 | 514.6点 | 466.5点 | 434.7点 | 60.4% |
| 美術学科 前期 | 1570点 | 1458.0点 | 1314.3点 | 1207.2点 | 76.9% |
ただし、この点数をそのまま2027年度の目標にしてはいけません。2026年度前期の配点は1075点でしたが、2027年度前期の配点は750点です。満点が変わっているので、496.4点という数字をそのまま持ち込むと意味を失います。年度をまたいで比べるときは、必ず得点率に直してください。2026年度前期の合格最低点496.4点は1075点満点に対して46.2%、平均点555.8点は51.7%です。つまり前期は、半分弱を取れば合格ラインに届いていた計算になります。
📚 用語解説
得点率:得点を満点で割った割合。配点が年度や日程で変わる入試では、点数そのものより得点率で比較する方が実態を正しくつかめる。尾道市立大学は合格者成績のページに配点も併記しているため、公表値だけで得点率を計算できる。















前期は得点率46.2%で受かるのに、後期Bコースは60.1%も必要なのですか。同じ大学の同じ学科なのに、こんなに違うものなのですね。















差が生まれる理由は配点構成です。前期は個別テストが数学と英語の2科目で450点あり、難しい科目で点が伸びにくいぶん全体の得点率が下がります。後期は個別テストが1科目250点で、共通テスト300点の比重が相対的に大きくなります。共通テストは満点に近い層が一定数いるので、合格ラインが上がりやすいのです。得点率の差は難易度の差ではなく、配点構成の差だと理解してください。
模試や過去問の結果を「共通テストの上位3科目÷300」「個別テストの得点÷400(前期)」の形に直してから、公表された得点率と比べてください。素点のまま比べると、配点の違いで必ず判断を誤ります。
後期はAコース(数学)とBコース(英語)のどちらで出願するか
経済情報学科の後期日程は、Aコースとの併願ができません。募集要項には「Aコース15人(個別テストで数学を課す)とBコース15人(個別テストで英語を課す)に分けて募集し、どちらかの選択になります」と明記されています。出願時にどちらかを選ぶ必要があり、あとから変更することはできません。同じ550点満点、同じ試験日、同じ試験時間(9時20分から10時40分)でありながら、選んだ1科目だけで200点が決まります。
| 比較項目 | Aコース(数学) | Bコース(英語) |
|---|---|---|
| 個別テストの科目 | 数学(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B・C) | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ |
| 募集人員 | 15人 | 15人 |
| 2026年度 志願者 | 403人 | 406人 |
| 2026年度 受験者 | 137人 | 158人 |
| 2026年度 合格者 | 49人 | 42人 |
| 2026年度 実質倍率 | 2.80倍 | 3.76倍 |
| 2026年度 合格最低点 | 272.0点(得点率49.5%) | 330.4点(得点率60.1%) |
数字を並べると、Bコースの方が実質倍率も合格ラインも高いことが分かります。実質倍率は2.80倍に対して3.76倍、合格最低点の得点率は49.5%に対して60.1%です。英語は数学より受験者の平均点が安定しやすく、高得点帯が厚くなるため、合格ラインが押し上げられていると考えられます。「英語の方が得意だからBコース」と安易に決めると、得意なつもりの英語で60%を超えられずに落ちるという事態が起こります。















倍率も合格ラインもAコースの方が低いなら、数学が苦手でもAコースで出した方が有利ですか?















それは危険な逆張りです。Aコースの合格最低点が低いのは、数学の個別テストで点が伸びにくいからです。苦手なまま受ければ、下がった合格ラインにすら届きません。判断材料にすべきは倍率ではなく、自分が過去問で200点満点の何割を安定して取れるかです。数学で5割を超えられるならAコース、英語で7割を安定して取れるならBコース。そのくらい具体的な基準まで落として決めてください。
調査書25点と資格・検定25点を、どう取りにいくか
経済情報学科の配点で見落とされやすいのが、学力試験以外の50点です。調査書が25点、取得資格・検定等が25点あり、前期750点のうち6.7%、後期550点のうち9.1%を占めます。合格最低点との差が数点で決まる入試で、この50点を最初から捨てるのはもったいない話です。特に資格・検定の加点は、出願前に自分の意思で積み上げられる数少ない持ち点です。
調査書の25点は、調査書の「各教科の学習成績の状況」に記載された数学または英語のうち、数値が高い方を点数化する仕組みです。両方が必要なのではなく、高い方が採用されます。資格・検定の25点は、英語・簿記・情報・数学という4分野それぞれで指定資格を1つでも持っていれば5点ずつ加点され、最大20点になります。さらに「高難度資格」に該当するものを持っていれば5点が上乗せされ、合計25点に達します。高難度資格を複数分野で取っていても上乗せは5点のみです。
| 分野 | 5点加点の対象 | 高難度(さらに5点) |
|---|---|---|
| 英語 | CEFR B1以上(英検2級合格など) | CEFR B2以上(英検準1級合格など) |
| 簿記 | 日商簿記3級以上、全商簿記実務検定1級(全科目合格)など | 日商簿記2級以上 |
| 情報 | ITパスポート、基本情報技術者、全商情報処理検定1級 | 基本情報技術者およびその上位資格 |
| 数学 | 実用数学技能検定2級以上 | 実用数学技能検定準1級以上 |
📚 用語解説
CEFR対照表:英語の資格・検定試験のスコアを、国際的な語学力の指標であるCEFRに対応づけた表。尾道市立大学の募集要項には別添資料として掲載されており、実用英語技能検定なら2級合格がB1、準1級合格がB2に対応する。加点申請にはこの対照表での判定が使われる。















英検2級を持っているのですが、それだけで5点もらえるということですか。たった5点で何か変わるのでしょうか。















変わります。後期Bコースの合格最低点は330.4点、平均は349.3点で、その差は18.9点しかありません。5点は決して小さくない差です。しかも簿記3級、ITパスポート、数学検定2級は高校生でも現実的に狙える資格です。4分野そろえれば20点、そのうち1つを高難度まで上げれば25点になります。夏までに1つずつ取っていけば、試験当日を待たずに持ち点を確定できるという意味で、費用対効果は高いです。
加点は自動で付くものではありません。資格証明書または合格証書のコピーを、所定の申請書とともに出願書類に添付して初めて加算されます。持っているのに出し忘れた、という失点は絶対に避けてください。
経済情報学部と芸術文化学部|2学部しかない大学の選び方
尾道市立大学は、経済情報学部経済情報学科と、芸術文化学部日本文学科・美術学科という3つの学科だけで構成されています。入学定員は経済情報学科が200人、日本文学科が50人、美術学科が50人で、合計300人です。経済情報学科だけで大学全体の3分の2を占めており、「尾道市立大学に行く」と言った場合、統計的には経済情報学科に行くことを意味します。
| 比較項目 | 経済情報学科 | 日本文学科 | 美術学科 |
|---|---|---|---|
| 入学定員 | 200人 | 50人 | 50人 |
| 前期の個別試験 | 数学200点+英語200点 | 国語200点 | 実技(デッサン・彩色表現) |
| 前期の満点(2027年度) | 750点 | 720点 | 1570点 |
| 2026年度 学科の実質倍率 | 2.3倍 | 2.1倍 | 3.5倍 |
| 2026年度 前期の合格最低点 | 496.4点(46.2%) | 434.7点(60.4%) | 1207.2点(76.9%) |
| 入学後の追加費用 | ノートパソコンが必携 | ノートパソコンが必携 | 実習費7万円、古美術研究旅行費20〜40万円程度 |
この表で注目してほしいのは、合格最低点の得点率が学科によってまったく違うことです。経済情報学科は46.2%、日本文学科は60.4%、美術学科は76.9%です。これは美術学科が最も難しいという意味ではありません。美術学科は実技検査の配点が大きく、実技は極端な低得点が出にくいため、全体の得点率が高く出ます。配点構成の異なる学科同士を得点率で比べても、難易度の比較にはならないという典型例として覚えておいてください。















文系だから日本文学科の方が向いているかと思ったのですが、経済情報学科の個別試験は数学と英語なのですよね。数学が必須なら理系向けの学部なのでしょうか。















理系学部ではありません。経済情報学科の個別テストの数学は範囲が限定されていて、数学Aは図形の性質と場合の数と確率、数学Bは数列と統計的な推測、数学Cはベクトルだけです。理系向けの重い範囲は入っていません。むしろ「経済学は数学を使う学問だから、入口で最低限の数学力を確認する」という設計です。数学から逃げたいなら後期Bコースか日本文学科という選択になりますが、入学後も統計やデータ分析は避けられません。
美術学科は初年度に実習費7万円、3年次に古美術研究旅行費20〜40万円程度が別途必要です。経済情報学科と日本文学科はノート型パソコンが必携で、大学斡旋品は前年度で13万円程度でした。学部選びは学びの内容だけでなく、4年間の実費まで含めて家族と共有してください。
「経済情報」は経済学か情報学か|3コースの中身
学部名に「経済」と「情報」が並んでいるため、どちらが主役なのか分かりにくいという声は多く聞きます。尾道市立大学が公表している教育目標は「めまぐるしく変動する現代社会を的確に見据えながら、経済的諸問題をIT技術を駆使して経済学及び経営学の分析手法で解決できる人材の育成」です。つまり主語は経済と経営で、ITはその問題を解くための道具として位置づけられています。情報系の単科学部ではなく、経済・経営を情報技術で扱う学部です。
カリキュラムは、経済系・経営系・情報系の3分野で構成されています。1年次から2年次にかけて3分野の基礎を幅広く学び、3年次からいずれかのコースを選んでゼミに所属する流れです。入学時点でコースを決める必要はありません。「経済に興味はあるが情報も捨てがたい」という状態のまま入学して、2年間の学習を経てから決められる構造になっています。志望理由書を書く段階で無理に一つへ絞る必要はない、というのは受験生にとって知っておく価値のある情報です。
| 学びの段階 | 内容 | 受験生が知っておくこと |
|---|---|---|
| 1年次 | 基礎演習が必修。大学での学び方の基礎を習得 | 入学直後から少人数の演習がある |
| 1〜2年次 | 経済系・経営系・情報系の3分野の基礎を幅広く学ぶ | コース選択は入学後で間に合う |
| 3年次 | コースを選択して専門演習(ゼミ)へ所属 | 3年からの所属が学びの中心になる |
| 3〜4年次 | 専門演習が必修。全員が卒業論文を仕上げる | 卒論は選択ではなく必修 |
| 希望者 | 特別演習で、より専門性を追求する少数精鋭の学び | さらに深めたい人向けの受け皿がある |
📚 用語解説
専門演習(ゼミ):3年次から4年次にかけて必修となる少人数の演習。尾道市立大学経済情報学科では全員が卒業論文を仕上げることになっており、指導教員が学生一人ひとりと向き合う体制がとられている。大学の学びの中心が、講義ではなく演習に置かれていることを示す仕組み。















入学後にコースを決められるのはありがたいですが、取れる資格などはあるのでしょうか。就職のことを考えると気になります。















教員免許は高等学校教諭一種免許状の「情報」と「商業」が取得できます。このほか簿記、公務員試験対策、情報技術系の資格講座といった支援講座が用意されています。注目してほしいのは、入試の加点対象になっている簿記・情報・数学が、入学後の学びともつながっている点です。受験のために取った資格が、そのまま大学の学びと就職準備の土台になる。この一貫性は、学部を選ぶときの判断材料になります。
尾道市という立地と、市内・市外で141,000円違う入学料
尾道市立大学は広島県尾道市久山田町にあり、公立大学法人尾道市立大学が設置しています。市が設置する大学なので、入学料に市内と市外の区分があります。尾道市内の者は282,000円、市外の者は423,000円で、差は141,000円です。「市内の者」は、入学月の初日の1年以上前から引き続き尾道市内に住民登録している本人、または本人の配偶者もしくは1親等の親族が同じ条件で住民登録している場合を指します。入学が決まってから引っ越しても間に合わないので、該当するかどうかは早めに確認してください。
| 費用項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 入学料(尾道市内) | 282,000円 | 1年以上前からの住民登録が条件 |
| 入学料(尾道市外) | 423,000円 | 市内条件に該当しない場合 |
| 授業料 | 年額535,800円 | 4月と10月に分けて納入 |
| 入学検定料 | 18,000円 | 学部の一般選抜・編入学 |
| 後援会費 | 年額50,000円(入会金10,000円) | 入学時に別途必要 |
| 学友会費 | 年額7,000円(入会金1,000円) | 入学時に別途必要 |
通学の面では、大学が市街地から離れた高台にある点を押さえておく必要があります。JR山陽本線の尾道駅からは、駅前バスターミナルの3番のりばから「尾道市立大学」または「陽光台」行きバスで約20分から40分。山陽新幹線の新尾道駅からは南口の3番のりばから同じバスで約15分、タクシーなら約10分です。新幹線駅の方が近いという構造なので、遠方から受験しに来る場合は新尾道駅を起点に考えると移動が読みやすくなります。なお大学が運営する学生寮はなく、民間の寮・アパートの資料は11月下旬から大学に用意されます。
- 県外: 下宿が前提になる















尾道市内に住んでいれば入学料が14万円以上安くなるのですね。市内の受験生には、ほかにも有利な仕組みがあるのでしょうか。















あります。学校推薦型選抜に「特別推薦」という区分があり、そのうちA区分は尾道市内の高等学校に在籍、または尾道市内に在住している高校生が対象です。2027年度の募集人員は7人。2026年度の実績では志願8人・受験7人・合格5人でした。募集7人に対して合格5人ですから、定員を満たしていません。市内在住・在学であれば、一般選抜より前に一度チャンスがあるということです。ただし条件に該当するかどうかは必ず募集要項で確認してください。
📚 用語解説
特別推薦(尾道市内):尾道市立大学経済情報学科の学校推薦型選抜に設けられた区分。尾道市内の高等学校等に在籍、または尾道市内に在住している高校生で、地域貢献・社会貢献への強い関心を持つ人に受験機会を与えるために募集される。2027年度の募集人員は7人。
経済情報学科の就職実績【2025年度は就職率98.1%】
尾道市立大学が公表した2025年度卒業生の就職状況によると、経済情報学科は卒業者229人、就職希望者207人、就職者203人で、就職率は98.1%でした。ここでの就職率は「就職希望者のうち、就職し得たもの」の割合です。大学全体では卒業者336人、就職希望者286人、就職者281人で就職率98.3%、内定者数は281名でした。日本文学科は100.0%、美術学科は96.7%です。
| 学科 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 経済情報学科 | 229人 | 207人 | 203人 | 98.1% |
| 日本文学科 | 54人 | 49人 | 49人 | 100.0% |
| 美術学科 | 53人 | 30人 | 29人 | 96.7% |
| 合計 | 336人 | 286人 | 281人 | 98.3% |
注目したいのは、卒業者数と就職希望者数の差です。経済情報学科は229人中207人、およそ9割が就職を希望しています。一方で美術学科は53人中30人、約6割にとどまります。これは美術学科の学生が制作活動や進学など別の道を選ぶためで、学科の性格の違いがそのまま数字に表れています。就職率だけを横に並べて比べると、この母集団の違いを見落とします。
就職先の地域を見ると、大学全体で127名が広島県・岡山県などの中国四国地域へ就職しており、全体の45.2%を占めます。同時に東京都73名、大阪府18名と、大都市圏への就職も32.4%あります。「地方の公立大学だから地元就職しかない」という前提は、実数と合いません。業種別では卸・小売業16.7%、情報通信業13.2%、製造業12.5%、その他のサービス業9.6%が上位で、この4業種で5割以上を占めます。経済情報学科に限っても、卸・小売業、情報通信業、製造業、その他のサービス業が上位という構成です。















情報通信業が13.2%と多いのは、やはり情報系の学びがあるからでしょうか。経済系のコースを選んでも就職先は選べますか。















コースが進路を固定するわけではありません。実際に公表されている就職先には金融・保険、公務、製造、情報通信と幅広い業種が並んでいます。重要なのは、経済・経営・情報の3分野を1〜2年で一通り学んだうえで専門を選べる構造が、そのまま就職の選択肢の広さにつながっている点です。学部を選ぶときは、就職率の数字よりも、この構造が自分の進路の描き方に合うかを見てください。
就職率は「分母が卒業者か就職希望者か」で数字が大きく変わります。尾道市立大学は卒業者・就職希望者・就職者の実数を公表しているので、比較するときは他大学についても同じ定義の数字を探してください。
尾道市立大学経済情報学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。尾道市立大学経済情報学部を狙うなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度の実質倍率は前期1.75倍、後期Aコース2.80倍、後期Bコース3.76倍。合格最低点は前期が得点率46.2%、後期Bコースが60.1%でした。しかも2027年度は前期750点・後期550点という配点で、共通テスト300点、個別テスト最大400点、調査書と資格で50点という配分が決まっています。必要なのは情報を集めることではなく、この配点表を毎日の行動へ変換し、実行を続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、3科目の取捨選択を自分で管理しきれない
独学でも募集要項と参考書は手に入ります。しかし共通テストで「高得点3科目が採用される」という仕組みを前提に、どの科目に厚く時間を配り、どこで見切るかを毎週修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。加点資格をいつ取りに行くかの判断も後回しになりがちです。
映像授業・アプリだけでは、個別テストの答案が仕上がらない
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に数学の途中式が飛んでいないか、英語で誤読が残っていないかを毎回確認する仕組みではありません。前期の数学200点・英語200点、後期の1科目200点は、いずれも80分で答案を仕上げる試験です。講義を受けるだけでは、時間内に書き切る力までは育ちません。
集団授業の大手予備校では、後期のコース選択まで踏み込めない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、後期Aコースを狙う生徒と後期Bコースを狙う生徒に同じ密度で対応することは困難です。Aコース2.80倍・Bコース3.76倍という実質倍率の違いと、得点率49.5%・60.1%という合格ラインの違いを踏まえて出願先を決める作業は、平均的な進度の授業とは別の場所で行う必要があります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行までは追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの指定科目をどう回したか、加点対象の資格をいつ受けるか、個別テストの過去問を何年分終えたかまでは追い切れません。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。















教材の種類より、配点に合わせた行動が毎日続く仕組みを選ぶことが大事なのですね。















そのとおりです。尾道市立大学の配点も倍率も合格最低点も、公式サイトで誰でも読めます。差がつくのは、その情報を今日の演習量、明日の復習、来月の資格試験の申し込みへ変えて、続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計して毎週の確認へつなげます。
だからこそ、尾道市立大学経済情報学部を本気で狙うなら、公式の配点情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、尾道市立大学経済情報学部の公式配点と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の六つの特徴を、経済情報学部の対策へどう接続するかを整理します。















管理されるといっても、尾道市立大学の経済情報学部向けには何が変わるのでしょうか。















共通テストの指定科目のうちどれを主力3科目にするか、前期なら数学と英語、後期ならAかBのどちらの1科目に集中するかを、今の得点から決めます。そのうえで「今日はどの範囲を何問、どこまで直すか」を数値化し、確認テストで定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
尾道市立大学経済情報学部の共通テスト3科目と個別テストの数学・英語を整理し、一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ経済情報学部志望でも、前期で数学と英語の両方を仕上げる人と、後期Bコースで英語一本に絞る人では行動が違います。公式配点と現在の得点を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストの指定科目を後回しにせず、個別テストの数学・英語と並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
経済情報学部の個別テストは80分で200点を取り切る試験です。答案から改善点を読み取るには指導者側にも受験への理解が必要で、専属の講師陣が具体的な行動へ変えていきます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、尾道市立大学経済情報学部の前期・後期と共通テストを一つの計画へまとめられます。学校推薦型選抜とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、前期・後期Aコース・後期Bコースのどれを軸にするか、加点対象の資格をいつ取りに行くかから相談できます。入会前に管理方法を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、尾道市立大学経済情報学部のどの日程を軸にするか、共通テストの3科目をどう選ぶかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
尾道市立大学経済情報学部の日程選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|公式データから逆算する尾道市立大学経済情報学部の対策
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 日程 | 前期2月25日・後期3月12日の2回のみ。中期日程はない |
| 2026年度の実質倍率 | 前期1.75倍、後期Aコース2.80倍、後期Bコース3.76倍 |
| 志願倍率との違い | 後期Aは志願倍率26.9倍でも実質2.80倍。受験率は34.0% |
| 2027年度の配点 | 前期750点、後期550点。共通テストは高得点3科目で300点 |
| 合格最低点 | 2026年度前期496.4点=得点率46.2%、後期Bは330.4点=60.1% |
| 加点 | 調査書25点+資格・検定25点で最大50点。申請しないと0点 |
| 学費 | 入学料は市内282,000円・市外423,000円、授業料は年額535,800円 |
| 就職 | 2025年度の経済情報学科は就職率98.1%(就職希望207人・就職203人) |















倍率の数字に振り回されるより、配点と合格最低点を得点率に直して自分と比べる方が、次にやることがはっきりしますね。















それがこの記事の結論です。尾道市立大学は、日程別の実数も配点も合格最低点も公表しています。ここまで材料がそろっている大学はそう多くありません。前期か後期か、後期ならAかBかを決め、共通テストの主力3科目を決め、加点資格を1つずつ取る。公式情報を行動へ変えれば、曖昧な不安は具体的な計画になります。
尾道市立大学経済情報学部を目指すときは、第三者サイトの偏差値や古い倍率を一つだけ見て結論を出さないでください。募集要項と実施教科・科目等は受験年度の公式ページ、入試結果と合格者成績は同じ年度・同じ日程で確認し、自分の得点と同じ物差しで比べます。そのうえで、毎日の学習量と確認方法まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 倍率 | 2026年度の日程別実質倍率 |
| 入試科目・配点 | 2027年度の日程と科目 |
| 合格最低点 | 得点率で読む章 |
| 後期のコース | AコースとBコースの選び方 |
| 学費・立地 | 市内・市外の入学料の章 |
Q. 尾道市立大学に中期日程はありますか?
A. ありません。2027年度学部入学者選抜実施日程によると、一般選抜は前期日程(2027年2月25日)と後期日程(2027年3月12日)の2回のみです。公立大学でも中期日程を実施しない大学はあるため、併願計画では前期と後期の2回しかないことを前提にしてください。
Q. 尾道市立大学経済情報学部の倍率はどれくらいですか?
A. 2026年度の実質倍率は、前期日程が1.75倍(受験238人・合格136人)、後期Aコースが2.80倍(受験137人・合格49人)、後期Bコースが3.76倍(受験158人・合格42人)でした。前期と後期を合算した学部単位では2.3倍(受験533人・合格227人)です。
Q. 後期日程の志願者が800人以上いますが、そんなに競争が激しいのですか?
A. 志願者数と受験者数は別物です。2026年度の後期日程は志願809人に対して受験は295人で、受験率は36.5%でした。前期で他大学に合格した人が受験しないためです。ただし合格者は91人と少ないため、実質倍率は前期より高くなります。
Q. 経済情報学部の合格最低点は公表されていますか?
A. 公表されています。2026年度は前期日程が496.4点(配点1075点・得点率46.2%)、後期Aコースが272.0点(配点550点・得点率49.5%)、後期Bコースが330.4点(配点550点・得点率60.1%)でした。2027年度は前期の配点が750点に変わるため、点数ではなく得点率で比較してください。
Q. 後期日程のAコースとBコースは併願できますか?
A. できません。募集要項に「どちらかの選択になります」と明記されており、出願時にAコース(個別テストは数学)かBコース(個別テストは英語)を選びます。2026年度の実質倍率はAが2.80倍、Bが3.76倍で、合格最低点の得点率もAが49.5%、Bが60.1%と差があります。
Q. 英検を持っていると入試で有利になりますか?
A. 経済情報学科では加点対象です。CEFRでB1以上(実用英語技能検定なら2級合格が該当)で5点、B2以上(準1級合格が該当)ならさらに5点が加算されます。簿記・情報・数学も同様に各5点の対象で、4分野と高難度をそろえると最大25点になります。ただし証明書を出願書類に添付して申請しなければ加点されません。
Q. 尾道市立大学の入学料は市内と市外で違いますか?
A. 違います。尾道市内の者は282,000円、市外の者は423,000円で、差は141,000円です。「市内の者」は入学月の初日の1年以上前から引き続き尾道市内に住民登録している本人、または配偶者・1親等の親族が同条件で登録している場合を指します。授業料は市内・市外を問わず年額535,800円です。
Q. 経済情報学部は経済学系ですか、情報系ですか?
A. 経済・経営を主軸に、情報技術を道具として使う学部です。大学の教育目標にも「経済的諸問題をIT技術を駆使して経済学及び経営学の分析手法で解決できる人材の育成」と示されています。経済系・経営系・情報系の3コースがあり、1〜2年で3分野の基礎を学んだうえで3年次にコースを選びます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





