
龍谷大学の難易度を調べると、「そんなに難しくない」という記事と「倍率が10倍を超える」という記事の両方が出てきます。どちらが本当なのでしょうか?














実はどちらも本当です。龍谷大学は受ける方式によって難易度がまったく違うからです。2026年度の公式入試結果を方式ごとに集計すると、共通テスト利用入試〔前期日程〕は実質倍率1.7倍、一般選抜の前期日程(独自試験のみ)は4.8倍、中期日程は9.7倍、後期日程は11.5倍でした。同じ龍谷大学でも、入口によって競争率が6倍以上ひらきます。この記事では、その方式別の難易度を公式データだけで整理します。
「龍谷大学の難易度」という一つの数字は存在しません。龍谷大学は一般選抜を前期・中期・後期の3日程で実施し、そのそれぞれに「本学独自試験のみの方式」と「共通テスト併用方式」があります。さらに、これとは別区分で共通テスト利用入試も前期・中期・後期の3日程が用意されています。つまり大きく分けて9通りの入口があり、それぞれで合格者の出方が違います。難易度を語るときに方式を指定しないと、話が噛み合わないのはこのためです。本稿では2026年度の公式入試結果を方式単位で集計し、どの入口がどれだけ狭いのかを具体的な人数で示します。
目次
- 結論|龍谷大学の難易度は方式で1.7倍〜11.5倍に分かれる
- 龍谷大学の一般選抜は志願55,017人・合格9,896人の4.9倍
- 前期日程|一般選抜の合格者9,896人のうち8,394人がここで出る
- 中期日程|志願13,628人・受験9,275人のギャップで倍率9.7倍
- 後期日程|合格者216人、龍谷大学でもっとも狭い入口
- 共通テスト併用方式は独自試験のみより倍率が低い|前期4.8倍と2.9倍
- 共通テスト利用入試|前期1.7倍、合格者8,349人が出る別ルート
- 同じ学部でも日程で倍率は何倍違うか|社会学部は1.6倍と23.8倍
- 深草・瀬田・大宮の3キャンパスと、方式の組み合わせ方
- 龍谷大学は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|龍谷大学の難易度は「どの入口から入るか」で決まる
- よくある質問
結論|龍谷大学の難易度は方式で1.7倍〜11.5倍に分かれる
2026年度入試結果を方式別に集計した結果が以下です。実質倍率は「受験者数÷合格者数」で、出願したけれど受験しなかった人を除いた実際の競争率です。もっとも通りやすいのは共通テスト利用入試〔前期日程〕の1.7倍、もっとも狭いのは一般選抜〔後期日程〕独自試験のみの11.5倍でした。
| 方式 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般選抜〔前期〕独自試験のみ | 29,955人 | 29,313人 | 6,087人 | 4.8倍 |
| 一般選抜〔前期〕共テ併用 | 6,833人 | 6,688人 | 2,307人 | 2.9倍 |
| 一般選抜〔中期〕独自試験のみ | 13,628人 | 9,275人 | 960人 | 9.7倍 |
| 一般選抜〔中期〕共テ併用 | 1,626人 | 783人 | 225人 | 3.5倍 |
| 一般選抜〔後期〕独自試験のみ | 2,599人 | 2,483人 | 216人 | 11.5倍 |
| 一般選抜〔後期〕共テ併用 | 376人 | 344人 | 101人 | 3.4倍 |
| 共通テスト利用〔前期〕 | 10,693人 | 10,633人 | 6,411人 | 1.7倍 |
| 共通テスト利用〔中期〕 | 3,218人 | 3,217人 | 1,758人 | 1.8倍 |
| 共通テスト利用〔後期〕 | 679人 | 679人 | 180人 | 3.8倍 |














こんなに差があるとは思いませんでした。だとすると、共通テスト利用だけ受ければいいのでしょうか?














そう単純ではありません。共通テスト利用入試は龍谷大学独自の問題を解かない代わりに、共通テストの得点だけで合否が決まります。1月の共通テストで失敗すれば挽回の機会がありません。一方、一般選抜は龍谷大学の問題形式に合わせた対策が効きます。倍率が低い方式を選ぶのではなく、自分がどの方式で点を取れるかを先に決め、その上で組み合わせを設計するのが正しい順番です。
方式別の全体像(この章)→ 一般選抜全体の規模 → 前期・中期・後期の順に日程を分解 → 共通テスト併用方式と独自試験のみの差 → 共通テスト利用入試 → 学部ごとの日程差 → 3キャンパスと組み合わせ設計、という順に読むと、自分の出願プランまで一本でつながります。
龍谷大学の一般選抜は志願55,017人・合格9,896人の4.9倍
方式ごとの話に入る前に、一般選抜全体の規模を押さえます。2026年度の一般選抜(前期・中期・後期の6資料合計)は、志願者55,017人、受験者48,886人、合格者9,896人で、実質倍率は4.9倍でした。志願者が5万人を超える大規模な入試であり、この時点で「受ければ受かる大学」ではないことがわかります。ただし、この4.9倍という数字は9通りの方式を全部まぜた平均値にすぎません。実際に自分が受ける入口の倍率は、この平均から大きくずれます。
| 項目 | 2026年度一般選抜 | 意味 |
|---|---|---|
| 志願者数 | 55,017人 | 出願した延べ人数。1人が複数方式に出願すると重複して数える |
| 受験者数 | 48,886人 | 実際に試験を受けた延べ人数 |
| 合格者数 | 9,896人 | 大学が合格とした延べ人数 |
| 実質倍率 | 4.9倍 | 受験者数÷合格者数。全方式を合算した平均値 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願しただけで受験しなかった人も分子に含む「志願倍率」とは別物で、龍谷大学の中期・後期日程のように欠席が多い方式では両者が大きくずれる。この記事の倍率はすべて公式PDFの受験者数と合格者数から計算した実質倍率である。
📚 用語解説
志願者数と受験者数:志願者は出願を完了した人数、受験者は当日実際に試験を受けた人数。龍谷大学の一般選抜全体では志願55,017人に対し受験48,886人で、6,131人が受験していない。すでに他の方式や他大学で合格を得た受験生が抜けるため、この差は日程が後ろになるほど大きくなる。














志願者が5万人以上いるのに合格者が1万人弱ということは、やはり厳しい入試なのですね。














延べ人数である点に注意は必要ですが、規模の大きさは事実です。ただ重要なのは「平均4.9倍」を覚えることではありません。同じ一般選抜の中に2.9倍の方式と11.5倍の方式が同居している、という構造を理解することです。次の章から日程ごとに分解していきます。
この章でやってほしいのは、龍谷大学の公式入試結果ページを実際に開き、自分が受ける可能性のある方式のPDFだけをブックマークすることです。第三者サイトのまとめ数値ではなく、大学が公表した志願・受験・合格の3つを自分で書き写すと、以降の判断が一次情報に固定されます。
前期日程|一般選抜の合格者9,896人のうち8,394人がここで出る
龍谷大学の一般選抜でもっとも重いのは前期日程です。2026年度は独自試験のみの方式で合格者6,087人、共通テスト併用方式で2,307人、合わせて8,394人が前期日程で合格しています。一般選抜の合格者9,896人のうち約85%が前期で決まっている計算です。逆に言えば、中期と後期に残るのは1,502人分しかありません。「前期がだめでも中期・後期がある」と考えるのは、この人数配分を見れば危険だとわかります。
| 日程 | 独自試験のみの合格者 | 共テ併用の合格者 | 日程合計 | 一般選抜に占める割合 |
|---|---|---|---|---|
| 前期日程 | 6,087人 | 2,307人 | 8,394人 | 約85% |
| 中期日程 | 960人 | 225人 | 1,185人 | 約12% |
| 後期日程 | 216人 | 101人 | 317人 | 約3% |
| 合計 | 7,263人 | 2,633人 | 9,896人 | 100% |
📚 用語解説
前期日程・中期日程・後期日程:龍谷大学の一般選抜が実施される3つの試験期。2027年度も同じ3区分で実施されることが大学の入試情報サイトに示されている。日程が後ろになるほど募集する枠が小さくなり、合格者数が減る。志望度が高いほど前期日程を主戦場に据える設計が基本になる。














中期と後期を合わせても1,502人しか合格が出ないのですね。前期で決めるつもりで準備すべきですか。














その通りです。前期日程で8,394人が合格するということは、龍谷大学対策の到達点を「前期に間に合わせる」設定にすべきだということです。中期・後期は保険としては使えますが、そこを本命に据える計画は人数の面から合理的ではありません。学習計画の締切は前期日程に置いてください。
過去問演習の完成時期、共通テスト後の切り替え、苦手科目の潰し込みを、すべて前期日程の試験日から逆算して並べます。中期・後期は「前期の答案を修正して臨む場」であって、新しい対策を始める場ではありません。
中期日程|志願13,628人・受験9,275人のギャップで倍率9.7倍
中期日程(独自試験のみの方式)は、志願者13,628人に対して受験者が9,275人、合格者は960人で、実質倍率9.7倍でした。前期の4.8倍のちょうど2倍を超える水準です。ここで注目してほしいのは志願者と受験者の差です。4,353人、率にして約32%が出願しながら受験していません。前期日程やほかの大学ですでに合格を得た受験生が抜けるためで、中期日程はこの「欠席」が数字を読みにくくしている日程です。
| 指標 | 前期日程(独自) | 中期日程(独自) | 差の意味 |
|---|---|---|---|
| 志願者 | 29,955人 | 13,628人 | 中期は出願規模が半分以下 |
| 受験者 | 29,313人 | 9,275人 | 中期は志願者の約68%しか受験しない |
| 合格者 | 6,087人 | 960人 | 合格枠は6分の1以下 |
| 実質倍率 | 4.8倍 | 9.7倍 | 中期は前期の2倍以上に狭くなる |
📚 用語解説
志願倍率と実質倍率のずれ:志願者数を合格者数で割った志願倍率は、中期日程(独自)なら13,628÷960で14.2倍になる。一方、実際に受験した人だけで計算した実質倍率は9.7倍。約4.5ポイントの差は、出願後に受験を取りやめた4,353人によって生まれている。中期・後期の数字を見るときは、どちらの倍率かを必ず確認する。














受験に来ない人がこれだけいるなら、中期は思ったより通りやすいということですか?














逆です。欠席を差し引いた後でも9.7倍あるという事実こそが重要です。抜けていくのは「すでにどこかに合格した層」、つまり比較的力のある受験生です。残った9,275人で960の枠を争うので、母集団の質が下がるとは限りません。志願倍率14.2倍という見かけの数字に驚く必要はありませんが、実質9.7倍を軽く見るのも誤りです。
合格者960人は前期の6,087人の6分の1以下です。前期で届かなかった実力のまま中期に臨んでも、より狭い枠を争うことになります。中期は前期と同じ問題形式で戦う場なので、前期までに仕上げた答案の精度がそのまま結果に出ます。
後期日程|合格者216人、龍谷大学でもっとも狭い入口
後期日程(独自試験のみの方式)は、志願者2,599人、受験者2,483人、合格者216人で実質倍率11.5倍。龍谷大学の一般選抜でもっとも狭い入口です。中期と違って志願者と受験者の差は116人しかなく、出願した人はほぼ全員が受験に来ます。この時点で進路が決まっていない受験生が集まる日程だからです。欠席によるゆるみがない分、倍率がそのまま重みを持ちます。
学部別に見ると、後期日程の厳しさは極端に分かれます。もっとも狭いのは経済学部で、受験228人に対して合格4人の57.0倍。法学部も受験373人に対して合格9人で41.4倍、心理学部は受験130人に対して合格4人で32.5倍でした。一方で先端理工学部は受験185人に対して合格45人の4.1倍、政策学部は受験144人に対して合格16人で9.0倍と、二桁に届かない学部もあります。同じ「後期日程」でも学部を指定しないと難易度は語れません。
| 学部 | 後期の受験者 | 後期の合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 経済学部 | 228人 | 4人 | 57.0倍 |
| 法学部 | 373人 | 9人 | 41.4倍 |
| 心理学部 | 130人 | 4人 | 32.5倍 |
| 社会学部 | 215人 | 9人 | 23.9倍 |
| 政策学部 | 144人 | 16人 | 9.0倍 |
| 先端理工学部 | 185人 | 45人 | 4.1倍 |














経済学部の後期は合格4人ですか。事実上、ほとんど枠がないということですよね。














数人規模の枠を狙う入試だと理解してください。合格者が一桁の方式は、少しの得点差で結果が入れ替わります。出願自体を否定はしませんが、後期日程を進路計画の中心に置くのは現実的ではありません。後期は「前期・中期を全力でやり切った上で、最後まで残す一枠」という位置づけです。
この章のアクションは、志望学部の後期日程の合格者数を実数で確認することです。倍率だけを見て「11.5倍か」と受け止めるのと、「自分の学部は合格4人」と知るのとでは、出願プランの立て方が変わります。方式の名前ではなく、合格者の実数で判断してください。
共通テスト併用方式は独自試験のみより倍率が低い|前期4.8倍と2.9倍
龍谷大学の一般選抜には、同じ日程の中に「本学独自試験のみの方式」と「共通テスト併用方式」の2種類があります。2026年度の前期日程では、独自試験のみが実質倍率4.8倍、共通テスト併用方式が2.9倍でした。中期日程では9.7倍と3.5倍、後期日程では11.5倍と3.4倍。すべての日程で、共通テスト併用方式のほうが実質倍率は低く出ています。
| 日程 | 独自試験のみ | 共通テスト併用 |
|---|---|---|
| 前期日程 | 4.8倍(受験29,313人・合格6,087人) | 2.9倍(受験6,688人・合格2,307人) |
| 中期日程 | 9.7倍(受験9,275人・合格960人) | 3.5倍(受験783人・合格225人) |
| 後期日程 | 11.5倍(受験2,483人・合格216人) | 3.4倍(受験344人・合格101人) |
📚 用語解説
共通テスト併用方式:龍谷大学独自の試験の得点に、大学入学共通テストの得点を組み合わせて合否を判定する方式。2026年度はすべての日程で、独自試験のみの方式より実質倍率が低かった。受験者数そのものが少ないため競争が緩む一方、共通テストを受けていなければ出願できない点に注意する。
学部別に前期日程を見ると、この差はさらにはっきりします。社会学部は独自試験のみが8.4倍なのに対し共通テスト併用は3.7倍、心理学部は5.6倍に対し1.8倍、経営学部は6.7倍に対し3.5倍でした。一方で先端理工学部は独自1.4倍・併用1.4倍と差がありません。「併用のほうが必ず得」ではなく、学部によって差の大きさが違うということです。
| 学部 | 前期・独自試験のみ | 前期・共通テスト併用 |
|---|---|---|
| 心理学部 | 5.6倍 | 1.8倍 |
| 文学部 | 4.4倍 | 3.1倍 |
| 経済学部 | 5.6倍 | 3.1倍 |
| 経営学部 | 6.7倍 | 3.5倍 |
| 法学部 | 5.3倍 | 2.6倍 |
| 政策学部 | 7.5倍 | 5.1倍 |
| 国際学部 | 5.9倍 | 3.4倍 |
| 社会学部 | 8.4倍 | 3.7倍 |
| 先端理工学部 | 1.4倍 | 1.4倍 |
| 農学部 | 3.1倍 | 2.4倍 |














倍率が低いなら、共通テスト併用方式で出願したほうがいいということですか?














出願できるならば併願先として有力です。ただし併用方式は共通テストの得点が合否に直結するので、共通テストで思うように取れなかった年は不利に働きます。倍率が低いのは「共通テストを受けた人しか出願できない」ぶん母集団が絞られているからでもあります。共通テストの自己採点を見てから出願先を決められる方式かどうかも含めて、募集要項で確認してください。
ここで扱ったのは2026年度の実績です。龍谷大学の入試情報サイトによると2027年度も一般選抜は前期・中期・後期の3区分で共通テスト併用方式の記載がありますが、方式の細目は9月頃発行の「2027入試要項」で確認するよう案内されています。出願前に必ず自分で最新版を見てください。
共通テスト利用入試|前期1.7倍、合格者8,349人が出る別ルート
龍谷大学には、一般選抜とは別区分の共通テスト利用入試があります。こちらも前期・中期・後期の3日程で、2026年度の実質倍率は前期1.7倍、中期1.8倍、後期3.8倍でした。合格者は前期6,411人、中期1,758人、後期180人の合計8,349人。一般選抜の合格者9,896人に迫る規模の合格が、この別ルートから出ています。龍谷大学の難易度を語るとき、この区分を無視すると全体像を見誤ります。
| 日程 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 共通テスト利用〔前期〕 | 10,693人 | 10,633人 | 6,411人 | 1.7倍 |
| 共通テスト利用〔中期〕 | 3,218人 | 3,217人 | 1,758人 | 1.8倍 |
| 共通テスト利用〔後期〕 | 679人 | 679人 | 180人 | 3.8倍 |
| 合計 | 14,590人 | 14,529人 | 8,349人 | 1.7倍 |
📚 用語解説
共通テスト利用入試:大学入学共通テストの得点だけで合否を判定する入試区分。龍谷大学の公式サイトでは一般選抜とは別の区分として掲載されており、本記事の「一般選抜合計4.9倍」には含まれていない。2026年度は前期日程の実質倍率が1.7倍で、龍谷大学の全方式でもっとも低かった。














前期が1.7倍なら、共通テスト利用を第一に考えたほうが得ではないですか?














併願先としては非常に有力です。ただし倍率が低い理由を理解しておく必要があります。共通テスト利用は独自試験がないぶん、他大学志望の受験生が「ついでに」出願しやすく、合格しても入学しない人が多く見込まれます。だから大学側も合格者を多めに出します。倍率の低さは「入りやすさ」であると同時に「必要得点率が読みにくい」ことも意味します。ここだけに賭けるのではなく、一般選抜と併用するのが安全です。
注意したいのは、共通テスト利用でも後期日程は3.8倍まで上がる点です。志願679人・受験679人と欠席がゼロで、合格者は180人。日程が後ろになるほど狭くなる構造は、一般選抜とまったく同じです。共通テスト利用を使うなら、前期での出願をきちんと設計してください。
同じ学部でも日程で倍率は何倍違うか|社会学部は1.6倍と23.8倍
ここまでを学部単位で並べ直すと、「学部の難易度」と「方式の難易度」が別物であることがよくわかります。たとえば社会学部は共通テスト利用〔前期〕なら1.6倍ですが、一般選抜〔中期〕独自試験のみでは23.8倍。同じ学部・同じ年度でありながら、入口を変えるだけで実質倍率が約15倍ちがいます。心理学部も共通テスト利用前期1.7倍に対し後期日程32.5倍、経済学部は1.7倍に対し57.0倍でした。
| 学部 | 共テ利用〔前期〕 | 一般〔前期〕独自 | 一般〔中期〕独自 | 一般〔後期〕独自 |
|---|---|---|---|---|
| 心理学部 | 1.7倍 | 5.6倍 | 17.8倍 | 32.5倍 |
| 文学部 | 1.6倍 | 4.4倍 | 8.6倍 | 9.1倍 |
| 経済学部 | 1.7倍 | 5.6倍 | 14.8倍 | 57.0倍 |
| 経営学部 | 1.9倍 | 6.7倍 | 13.9倍 | 10.3倍 |
| 法学部 | 1.6倍 | 5.3倍 | 9.2倍 | 41.4倍 |
| 政策学部 | 2.0倍 | 7.5倍 | 10.2倍 | 9.0倍 |
| 国際学部 | 1.5倍 | 5.9倍 | 12.5倍 | 16.8倍 |
| 社会学部 | 1.6倍 | 8.4倍 | 23.8倍 | 23.9倍 |
| 先端理工学部 | 1.5倍 | 1.4倍 | 2.0倍 | 4.1倍 |
| 農学部 | 1.6倍 | 3.1倍 | 6.0倍 | 6.4倍 |














学部で選ぶより、方式で選んだほうが合格しやすいということでしょうか?














順序が逆です。まず学びたい学部を決め、その学部の中で通りやすい入口を選ぶのが正しい手順です。社会学部に行きたいなら、共通テスト利用前期と一般前期を主軸に置き、中期は狙い方を変える。そういう設計をするために方式別のデータを見るのです。倍率が低い方式に合わせて学部を変えるのでは、入学後の4年間が続きません。
なお、この記事では学部そのものの序列は扱いません。「どの学部が入りやすいか」を学部単位で比較したい場合は、全10学部を2026年度の公式倍率で並べた龍谷大学で入りやすい学部は?全10学部ランキングを参照してください。本稿は「決めた学部をどの方式で受けるか」に絞って解説しています。
志望学部を1つに固定し、その学部の共通テスト利用前期・一般前期・一般中期・一般後期の4つの倍率と合格者数を書き出してみてください。どこに厚みがあるかが一目でわかり、出願計画の重心が決まります。
深草・瀬田・大宮の3キャンパスと、方式の組み合わせ方
龍谷大学は京都と滋賀の3キャンパスに学部が分かれています。公式サイトによると、深草キャンパス(京都市伏見区)には経済学部・経営学部・法学部・政策学部・国際学部・社会学部が置かれ、文学部と心理学部は1・2年次を深草で学びます。大宮キャンパス(京都市下京区)は文学部と心理学部の3・4年次。瀬田キャンパス(滋賀県大津市)には先端理工学部と農学部があります。通学の前提が学部ごと・学年ごとに変わるため、出願前に必ず確認してください。
| キャンパス | 所在地 | 学ぶ学部 |
|---|---|---|
| 深草キャンパス | 京都市伏見区 | 経済・経営・法・政策・国際・社会(全学年)/文・心理(1・2年次) |
| 大宮キャンパス | 京都市下京区 | 文・心理(3・4年次) |
| 瀬田キャンパス | 滋賀県大津市 | 先端理工・農 |
興味深いのは、瀬田キャンパスの2学部が方式を問わず倍率の低い側に位置していることです。先端理工学部は一般前期(独自)1.4倍・中期2.0倍・後期4.1倍・共通テスト利用前期1.5倍、農学部は3.1倍・6.0倍・6.4倍・1.6倍。深草キャンパスの文系学部が前期で5倍から8倍台に並ぶのとは対照的です。学部選びとキャンパス選び、そして方式選びは、実際には一つの意思決定としてつながっています。














瀬田キャンパスの学部は倍率が低いので、そちらに変えたほうが合格しやすそうに見えます。














数字だけを見ればそうですが、先端理工学部と農学部は理系型の試験を課します。文系科目で準備してきた受験生が倍率の低さだけで乗り換えられる入試ではありません。倍率は結果としてあらわれた数字であって、自分が解ける問題かどうかは別の話です。学部・キャンパス・試験科目・方式の4つをそろえて考えてください。
龍谷大学は「普通の対策」では受からない
結論から言います。龍谷大学を目指すなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度の一般選抜は志願55,017人・受験48,886人に対して合格9,896人、実質倍率4.9倍。しかも合格者の約85%にあたる8,394人が前期日程で決まり、中期・後期に残るのは1,502人分しかありません。前期日程という一点に間に合わせられるかどうかで結果が決まる入試です。
さらに難しいのは、龍谷大学が9通りの入口を持っていることです。共通テスト利用前期の1.7倍から一般後期の11.5倍まで難易度が分かれ、同じ社会学部でも1.6倍と23.8倍の方式が同居しています。必要なのは情報を集めることではなく、自分の学部と方式を確定させ、その入口に必要な得点を毎日の行動へ落として実行し続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、方式ごとの出願設計まで手が回らない
独学でも龍谷大学の公式入試結果は誰でも見られます。しかし、共通テスト利用に出願するか、前期を独自試験のみで受けるか併用にするか、中期・後期をどう組み込むかを決め、そのうえで今日やる問題数まで落とし込み、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日が本人任せになる限界が同時に出ます。
映像授業・アプリだけでは、前期に間に合わせる締切が引けない
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後の答案がどこで崩れているかを毎回確認する仕組みではありません。龍谷大学は合格者の約85%が前期日程で決まるため、対策の完成時期を前期に合わせる必要があります。万人向けの講義を順番に見るだけでは、その締切から逆算した個別の進度管理にはなりません。
集団授業の大手予備校では、志望学部の方式まで踏み込めない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、社会学部の中期23.8倍を狙う受験生と、先端理工学部の前期1.4倍を目指す受験生へ同じ密度で対応することは困難です。龍谷大学は学部と方式の組み合わせで難易度が大きく変わるので、平均的な進度とは別の個別計画が必要になります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テスト対策と龍谷大学の独自試験対策を毎日どう配分したかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。合格者9,896人の内側へ入るには、そこを埋める仕組みが要ります。














教材の種類より、どの方式で何点必要かを決めて毎日実行できるかが大事なのですね。














その通りです。龍谷大学の方式別倍率は公式データで誰でも確認できます。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、答案の修正へ変え、前期日程まで続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、龍谷大学を本気で狙うなら、方式選びから毎日の行動への落とし込みまで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、龍谷大学の公式入試結果と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の六つの特徴を龍谷大学対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、龍谷大学向けには具体的に何が変わるのでしょうか?














共通テスト利用に出願するのか、前期を独自試験のみで受けるのか併用にするのか、中期・後期をどう組み込むのかをまず確定します。そのうえで「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ方式と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
龍谷大学は共通テスト利用前期1.7倍から一般後期11.5倍まで難易度が分かれます。どの方式を主軸にするかを決めたうえで、必要な学習を一日ごとの実行量へ落とし、迷う時間を削ります。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ龍谷大学志望でも、共通テスト重視で戦う人と独自試験で勝負する人では毎日やることが違います。公式の方式別データと現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
合格者の約85%が出る前期日程を締切に置き、そこから逆算した進捗を毎日・毎週確認します。計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で見つけ、中期・後期に持ち越さないようにします。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
龍谷大学の独自試験で求められる処理速度と正確さを答案から診断するには、指導者側にも私立大学入試への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、龍谷大学の共通テスト利用と一般選抜を一つの出願計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、志望学部をどのキャンパスで学ぶのか、どの方式を主軸にするのかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、龍谷大学のどの学部をどの方式で狙うか、共通テスト利用を併願に入れるかどうかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
龍谷大学の方式選びと学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|龍谷大学の難易度は「どの入口から入るか」で決まる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| もっとも通りやすい方式 | 共通テスト利用〔前期〕の実質倍率1.7倍・合格6,411人 |
| もっとも狭い方式 | 一般選抜〔後期〕独自試験のみの11.5倍・合格216人 |
| 一般選抜全体 | 志願55,017人・受験48,886人・合格9,896人・実質倍率4.9倍 |
| 日程の重み | 合格者の約85%が前期日程。中期・後期は合計1,502人 |
| 併用方式 | 全日程で独自試験のみより低倍率。前期は4.8倍と2.9倍 |
| 学部の見方 | 同じ社会学部でも1.6倍と23.8倍。学部を決めてから方式を選ぶ |
| 最初の行動 | 志望学部の4方式の倍率と合格者数を実数で書き出す |














「龍谷大学の難易度」という一つの数字を探すのではなく、自分が受ける方式の数字を見ればいいのですね。














それがこの記事の結論です。2026年度の龍谷大学は、共通テスト利用前期なら1.7倍、一般後期なら11.5倍でした。同じ大学でこれだけ違うのですから、方式を決めずに難易度を論じても意味がありません。学部を決め、方式を決め、前期日程を締切にして毎日の答案を直していく。曖昧な不安は、それだけで具体的な計画に変わります。
龍谷大学を目指すときは、第三者サイトのまとめ倍率だけで結論を出さないでください。入試結果は龍谷大学公式の入試結果ページで、受験する年度・日程・方式をそろえて確認します。そのうえで、志望学部の合格者数を実数で把握し、毎日の学習量と確認方法まで決めることが、合格可能性を高める最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 結局どれくらい難しいのか | 方式別に1.7倍〜11.5倍に分かれる結論の章 |
| 前期・中期・後期の違い | 日程ごとに合格者数を分解した3つの章 |
| 併用方式と独自方式 | 同じ日程での2方式の比較の章 |
| 共通テスト利用入試 | 別区分として合格8,349人が出るルートの章 |
| 学部ごとの違い | 同じ学部でも方式で倍率が変わる章 |
Q. 龍谷大学の難易度はどのくらいですか?
A. 受ける方式によって大きく変わります。2026年度の実質倍率は、共通テスト利用入試〔前期日程〕が1.7倍、一般選抜〔前期日程〕独自試験のみが4.8倍、〔中期日程〕が9.7倍、〔後期日程〕が11.5倍でした。一般選抜全体では志願55,017人・受験48,886人・合格9,896人で4.9倍です。「龍谷大学の難易度」という単一の数字は存在しないと考えてください。
Q. 龍谷大学の一般選抜は前期・中期・後期のどれを受けるべきですか?
A. 前期日程を主軸にしてください。2026年度は一般選抜の合格者9,896人のうち8,394人、約85%が前期日程で出ています。中期は1,185人、後期は317人しか合格枠がありません。中期・後期は保険として組み込む位置づけが現実的です。
Q. 共通テスト併用方式と独自試験のみの方式では、どちらが通りやすいですか?
A. 2026年度はすべての日程で共通テスト併用方式のほうが実質倍率は低く出ました。前期は独自4.8倍に対し併用2.9倍、中期は9.7倍に対し3.5倍、後期は11.5倍に対し3.4倍です。ただし共通テストの得点が合否に直結する方式なので、共通テストの出来次第で有利不利が変わります。
Q. 龍谷大学の共通テスト利用入試は狙い目ですか?
A. 2026年度は前期1.7倍・中期1.8倍・後期3.8倍で、合計8,349人が合格しています。併願先としては有力ですが、独自試験がないぶん他大学志望者も出願しやすく、大学側も合格者を多めに出す構造です。後期は3.8倍まで上がるため、使うなら前期での出願を設計してください。
Q. 龍谷大学の後期日程はどれくらい厳しいですか?
A. 独自試験のみの方式で受験2,483人・合格216人、実質倍率11.5倍でした。学部差が極端で、経済学部は受験228人に対し合格4人の57.0倍、法学部は373人に対し9人で41.4倍です。一方で先端理工学部は185人に対し45人の4.1倍でした。倍率だけでなく合格者の実数で判断してください。
Q. 龍谷大学の学部はどのキャンパスにありますか?
A. 公式サイトによると、深草キャンパス(京都市伏見区)に経済・経営・法・政策・国際・社会学部があり、文学部と心理学部は1・2年次を深草で学びます。大宮キャンパス(京都市下京区)は文学部・心理学部の3・4年次、瀬田キャンパス(滋賀県大津市)には先端理工学部と農学部があります。
Q. 龍谷大学の偏差値はいくつですか?
A. 龍谷大学が公表する公式偏差値はありません。偏差値は模試を実施する事業者が受験者集団から算出する相対指標なので、出典と受験時期を確認したうえで使ってください。この記事では公式の入試結果に載っている志願・受験・合格の実数と実質倍率だけを扱っています。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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