
九州大学の総合型選抜を調べると、「総合型選抜Ⅰ」「総合型選抜Ⅱ」「次世代研究者発掘入試」と似た名前がたくさん出てきます。共通テストが必要な学部と不要な学部があるらしいのですが、自分の志望学部がどれに当たるのか、要項を読んでもよく分かりません。











九州大学の総合型選抜は大きく2つの選抜に分かれる。共通テストを課さない「総合型選抜Ⅰ」(共創学部・教育学部)と、共通テストを課す「総合型選抜Ⅱ」(文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部保健学科・歯学部・工学部・芸術工学部・農学部)だ。工学部と農学部の一部には、科学オリンピックやSSH発表実績を要求する「次世代研究者発掘入試」というさらに別の入口も乗っている。薬学部と21世紀プログラムは対象外。この記事では2027年度の公式要項を基準に、学部ごとの出願要件と選考内容を整理する。
九州大学の総合型選抜対策で最初に必要なのは、志望理由書の書き方を練習することではありません。自分の学部がⅠ・Ⅱ・次世代研究者発掘入試のどれに当たるかを特定し、その方式が求める共通テストの有無、活動実績、選考内容を要項の原文で確認することです。学部別の入試全体の見取り図は九州大学に最短最速で合格する方法で確認できます。
この記事は2026年9月27日時点で公表済みの令和9(2027)年度学生募集要項・令和8年度実施状況を整理しています。学部・学科・コースによって、出願資格、活動実績の証明方法、共通テストの科目、選考日程が異なります。要約表だけで出願可否を決めず、志望方式の要項を全ページ読み、不明点は九州大学学務部入試課入試企画・広報係(TEL:092-802-2006)へ確認してください。
目次
- 九州大学の総合型選抜は3ルート、薬学部以外で実施【結論】
- 2027年度の出願日程と併願ルールを先に固定する
- 共創学部の総合型選抜Ⅰ|文理共通小論文と討論・面接
- 教育学部の総合型選抜Ⅰ|小論文とプレゼン・面接の2段階
- 工学部4学科・農学部の次世代研究者発掘入試Ⅰ|「顕著な活動実績」という別ルール
- 医学部保健学科・歯学部の総合型選抜Ⅱ|共通テスト必須の専攻別選考
- 工学部11学科・芸術工学部5コース・農学部の総合型選抜Ⅱ|一般枠と次世代研究者発掘入試Ⅱの違い
- 文学部・法学部・経済学部・理学部の総合型選抜Ⅱ|法学部だけの英語資格要件
- 倍率データで見る難易度と、評価基準から逆算する対策
- 九州大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|方式を一つに絞り、出願要件と学力を同時に進める
- よくある質問
九州大学の総合型選抜は3ルート、薬学部以外で実施【結論】
結論から言うと、九州大学に「総合型選抜」という一つの制度はありません。2027年度(令和9年度)に実施されるのは、①共通テストを課さない総合型選抜Ⅰ(共創学部・教育学部)、②共通テストを課す総合型選抜Ⅱ(文学部・法学部・経済学部・理学部・医学部保健学科・歯学部・工学部の大半の学科・芸術工学部芸術工学科・農学部)、③高校時代の科学分野での顕著な活動実績を出願要件とする次世代研究者発掘入試(工学部の一部学科・農学部にⅠ・Ⅱの両方が乗る)の3ルートです。薬学部と21世紀プログラムは総合型選抜を実施していません。
| 学部 | 実施される総合型選抜 | 共通テストの要否 |
|---|---|---|
| 共創学部 | 総合型選抜Ⅰ | 不要 |
| 教育学部 | 総合型選抜Ⅰ | 不要 |
| 文学部 | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 法学部 | 総合型選抜Ⅱ | 必要(英語資格の証明書提出も必須) |
| 経済学部(経済・経営学科) | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 理学部(5学科) | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 医学部保健学科(3専攻) | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 歯学部 | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 工学部(材料/化学工学/融合基礎/地球資源システム) | 次世代研究者発掘入試Ⅰ(総合型選抜Ⅰ相当) | 不要 |
| 工学部(11学科・一般枠) | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 工学部(電気情報/材料/応用化学/化学工学/融合基礎2コース/地球資源システム) | 総合型選抜Ⅱ内の次世代研究者発掘入試Ⅱ枠 | 必要 |
| 芸術工学部芸術工学科(5コース) | 総合型選抜Ⅱ | 必要 |
| 農学部 | 次世代研究者発掘入試Ⅰ・総合型選抜Ⅱ(次世代研究者発掘入試Ⅱ含む) | Ⅰは不要/Ⅱは必要 |
| 薬学部・21世紀プログラム | 総合型選抜は実施なし | - |
九州大学 学部入試 大学案内・入学者選抜概要・募集要項のページから、方式ごとのPDF要項に直接アクセスできます。「九州大学総合型選抜」という一般的な呼び方ではなく、要項に書かれた正式名称(総合型選抜Ⅰ/総合型選抜Ⅱ/次世代研究者発掘入試Ⅰ・Ⅱ)を管理表の見出しにしてください。











同じ工学部でも、材料工学科は共通テストなしの次世代研究者発掘入試Ⅰがあって、電気情報工学科は共通テストが必要な総合型選抜Ⅱだけなんですね。学部名だけで判断すると出願要件を見誤りそうです。











そのとおりだ。九州大学の総合型選抜は学部単位ではなく、学科・コース単位で条件が変わる。まず自分の第一志望の学科名で要項を検索し、共通テストの有無と活動実績の要件を確認するところから始めよう。
📚 用語解説
総合型選抜Ⅰ・Ⅱ:九州大学が定める呼称。総合型選抜Ⅰは大学入学共通テストを課さず、小論文・討論・面接・プレゼンテーションなどで評価する。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テストの成績を最終選抜に使う点が異なる。いずれも学校推薦型選抜・国際入試(教育学部)との併願はできない。
2027年度に実施が公表されている学部入試の総合型選抜Ⅰ・総合型選抜Ⅱ・次世代研究者発掘入試Ⅰ・Ⅱを扱います。薬学部、21世紀プログラム、大学院入試、学校推薦型選抜、国際入試は対象や手続が異なるため、各公式ページで別に確認してください。
2027年度の出願日程と併願ルールを先に固定する
2027年度入試は、総合型選抜Ⅰと次世代研究者発掘入試Ⅰが2026年9月上旬に出願・11〜12月に最終結果、総合型選抜Ⅱ(次世代研究者発掘入試Ⅱを含む)は2026年10月中旬に出願し、大学入学共通テストを経て2027年2月に最終結果が出ます。「総合型だから秋で終わる」と考えると、共通テストを課す方式では一般選抜と同じ1月・2月まで気が抜けません。
- 10月13日〜30日 総合型選抜Ⅱの出願: 文・法・経済・理・医(保健)・歯・工・芸術工・農
- 2027年1月17日前後 共通テスト受験: 総合型選抜Ⅱ・次世代研究者発掘入試Ⅱの最終評価に使用
| 方式 | 出願期間(2026年) | 第1次・第2次・合格発表 |
|---|---|---|
| 総合型選抜Ⅰ(共創・教育) | 9月7日〜11日 | 第1次10月12日、第2次11月28日、発表12月21日 |
| 次世代研究者発掘入試Ⅰ(工学部4学科・農学部) | 9月1日〜4日 | 第2次10月24日、発表11月25日 |
| 総合型選抜Ⅱ(全学部共通の出願窓口) | 10月13日10時〜27日17時(Web)/10月19日〜30日(書類必着) | 合格発表2027年2月10日11時 |
併願可否は「出願できるか」と「合格後に何が確定するか」を分けて考えます。共創学部・教育学部・工学部・農学部の各要項は、九州大学の他の総合型選抜(次世代研究者発掘入試を含む)・学校推薦型選抜・国際入試(教育学部)との併願をいずれも認めていません。一方で、総合型選抜に出願した場合でも、本学を含む国公立大学の一般選抜(前期・後期)へは別途出願できます。ただし総合型選抜で入学手続を完了すると、一般選抜(前期・後期)を受験しても合格者にはなれません。











総合型選抜に出願しながら一般選抜の勉強も続けられるんですね。でも合格して入学手続をした瞬間に一般選抜は受けられなくなる、というのは知らないと危険です。











その理解で正しい。総合型選抜は「保険」ではなく「確定した進路」だ。出願前に、第1次選抜の結果発送日、第2次選抜の会場・所要時間、合格発表・入学手続の期限を一つのカレンダーに入れ、一般選抜の対策をいつまで並行させるかを決めておこう。
総合型選抜Ⅰ・Ⅱとも入学検定料は17,000円です。Webでの志望情報入力・検定料支払いと、調査書・志望理由書等の郵送は別の作業で、書類は書留・速達郵便で出願期間内必着です。角形2号封筒を使い、出願登録完了画面の宛名ラベルを貼付します。
共創学部の総合型選抜Ⅰ|文理共通小論文と討論・面接
共創学部の総合型選抜Ⅰは、2027年度の募集人員が15人です。出願資格は高校卒業(見込み)者等で、本学部の総合型選抜と、九州大学の他学部で実施される総合型選抜(次世代研究者発掘入試を含む)・学校推薦型選抜・国際入試との併願は認められません。選抜は第1次と第2次の2段階で行われます。
| 選抜段階 | 評価される資料・試験 | 実施日(2027年度) |
|---|---|---|
| 第1次選抜 | 調査書、志望理由書・活動歴報告書、講義に関する小論文2本 | 10月12日(伊都キャンパス、講義50分×2+小論文各100分) |
| 第2次選抜 | 討論(約180分、5人程度のグループ)、個人面接(約25分) | 11月28日 |
| 合格発表 | 第1次・第2次を合わせて3段階(ABC)で総合評価 | 12月21日11時頃 |
第1次選抜の小論文は、文系内容・理系内容の講義を各50分受講した後に各100分で作成する形式で、英文提示や数的処理を求める場合もあります。共創学部は「一学部一学科として文理共通の試験問題を課す」という方針を明示しており、理系クラス出身でも文系クラス出身でも解答できる設計です。第2次選抜の討論は、結論の内容ではなく、資料をもとに発言し、グループとして成果を出す過程そのものを評価します。











文系か理系かで有利不利がつかないように問題が作られているんですね。討論も結論より進め方が見られるというのは、事前に模擬討論で練習しておく価値がありそうです。











共創学部が求めているのは「知識を問う入試」ではなく「能力を見極める入試」だ。志望理由書・活動歴報告書に書いた関心と、当日の小論文・討論・面接での発言を一貫させ、資料から情報を集めて論理的に説明する練習を重ねよう。
📚 用語解説
文理共通問題:共創学部が総合型選抜・一般選抜で採用する、文系クラス出身者・理系クラス出身者のどちらでも解答可能な試験問題の設計方針です。特定の科目知識で有利・不利が生じないよう、講義内容の理解と応用を評価します(令和9年度総合型選抜Ⅰ要項(共創学部・教育学部)より)。
教育学部の総合型選抜Ⅰ|小論文とプレゼン・面接の2段階
教育学部の総合型選抜Ⅰは2027年度の募集人員が7人です。日程は共創学部と共通で、出願は9月7日〜11日、第1次選抜は10月12日、第2次選抜は11月28日、合格発表は12月21日です。共創学部と違い、第2次選抜は討論ではなく個人プレゼンテーションと面接で構成されます。
- 教育学部・選考段階 5: 第1次・第2次を合わせて3段階評価
- 教育学部・選考段階 4: 受験者1人10分
- 教育学部・選考段階 3: 当日課題を3時間で準備、10分発表
- 教育学部・選考段階 2: 資料をもとに900字程度相当の論述
- 教育学部・選考段階 1: 調査書・志望理由書等
| 評価項目 | 内容 | 評価される力 |
|---|---|---|
| 小論文(第1次) | 資料(英文・数値データを含む場合あり)に関する設問 | 人間への関心、理解力、洞察力、表現力 |
| プレゼンテーション(第2次) | 当日提示される課題を3時間程度でパネルにまとめ10分発表 | 着想力、創造性、論理性 |
| 面接(第2次) | 受験者1人10分。プレゼン内容等について質疑応答 | 批判的能力、表現力 |
教育学部が求める学生像は「人間の発達と成長を軸とした総合的な人間科学」への関心です。学力の三要素(知識・技能/思考力・判断力・表現力等/主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)のうち、総合型選抜では特に②③を小論文とプレゼン・面接の両方で確認します。第1次選抜の合格者は募集人員の2.5倍以内とされ、書類だけで安全圏に入れるわけではありません。











小論文で終わりではなく、当日出された課題を3時間でパネルにまとめて発表するんですね。準備時間が短いので、資料を読んで要点を素早く整理する練習が必要そうです。











その通りだ。事前に完成させた作品を披露する試験ではなく、当日与えられた課題にその場で対応する力を見ている。人間の教育・成長に関する時事的なテーマで、短時間で構成を作り、口頭で説明する練習を重ねよう。
📚 用語解説
学力の三要素:文部科学省が定める「知識・技能」「思考力・判断力・表現力等の能力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の3つの評価軸です。九州大学の各学部は、この三要素と選抜方法(調査書・小論文・面接等)の対応を「選抜方法に関する別表」として要項に明示しています。
工学部4学科・農学部の次世代研究者発掘入試Ⅰ|「顕著な活動実績」という別ルール
工学部の材料工学科・化学工学科・融合基礎工学科(物質材料コース/機械電気コース)・地球資源システム工学科と農学部は、2027年4月に新設される「次世代博士人材育成コース」に連動した次世代研究者発掘入試Ⅰ(総合型選抜Ⅰ相当)を実施します。共創学部・教育学部の総合型選抜Ⅰと違い、出願要件に高校時代の「顕著な活動実績」を明示している点が最大の特徴です。
- 次世代研究者発掘入試Ⅰ: 共通テスト不要・活動実績必須
- 総合型選抜Ⅰ(共創・教育): 共通テスト不要・活動実績は問わない
| 出願要件(いずれか) | 内容 |
|---|---|
| ① | サイエンスカンファレンス(グローバルサイエンスキャンパス全国発表会)出場 |
| ② | スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会(文部科学省等主催)出場 |
| ③ | 国際学生科学技術フェア(ISEF)参加 |
| ④ | 日本学生科学賞の中央最終審査進出 |
| ⑤ | 高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC)最終審査進出 |
| ⑥ | 国際科学オリンピック(数学・物理・化学・生物学等)で日本代表として世界大会出場 |
| ⑦ | 「九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)」リサーチコース修了(見込み含む) |
| ⑧ | ①〜⑦と同等の優れた発表を公的に証明できる自由研究・課題研究 |
出願要件・選考内容の詳細は令和9年度次世代研究者発掘入試Ⅰ(総合型選抜Ⅰ)要項で公開されています。募集人員はいずれも「若干名」です。第1次選抜は調査書・活動歴報告書・研究計画書・志望理由書の総合評価、第2次選抜(10月24日)はプレゼンテーション10分程度+口頭試問20分程度で、出願時に提出した志望理由書・活動歴報告書・研究計画書をそのまま資料として使うため、当日新たな資料作成は不要です。出願期間最終日(9月4日)までに⑦以外の発表会等に出場しておらず、出願要件証明書を提出できない場合は出願できません。研究コース・分野(例:材料工学科は冶金物理化学分野・構造用金属科学分野・機能材料科学分野)も出願時に選ぶ必要があります。











活動実績が先にないと出願すらできない入試なんですね。「若干名」という募集人員も、共創学部の15人などとは違う意味に見えます。











その理解で正しい。次世代研究者発掘入試Ⅰは、高校段階から研究活動に取り組んできた受験生の受け皿だ。出願要件に該当しない場合は出願できないので、志望学科が実施しているかどうかを最優先で確認しよう。該当する場合は、活動歴報告書・研究計画書を「次世代博士人材育成コース」で何を検証したいかまで具体化することが重要だよ。
📚 用語解説
出願要件証明書:次世代研究者発掘入試Ⅰ・Ⅱに出願する際、出身学校長または記載責任者が発行する、対象の発表会・大会への出場・参加実績を証明する書類です。出願期間最終日までに証明できる実績がない場合、この入試には出願できません。
次世代研究者発掘入試Ⅰ・Ⅱの募集人員は多くの学科で「若干名」と表記されます。前年度の合格実績が公表されていない場合でも、出願要件(活動実績)を満たす受験生の中からさらに選抜される点は総合型選抜Ⅰ・Ⅱと同じです。
医学部保健学科・歯学部の総合型選抜Ⅱ|共通テスト必須の専攻別選考
医学部保健学科は看護学専攻・放射線技術科学専攻・検査技術科学専攻の3専攻で2027年度の募集人員は合計22人(看護学専攻10人、放射線技術科学専攻6人、検査技術科学専攻6人)です。歯学部は8人です。いずれも総合型選抜Ⅱに区分され、大学入学共通テストの成績を最終選抜に使いますが、第2次選抜の実施時期は学部で大きく異なります。
- 看護学専攻: 2026年度倍率5.00倍
- 放射線技術科学専攻: 2026年度倍率3.50倍
- 検査技術科学専攻: 2026年度倍率3.50倍
- 歯学部: 2026年度倍率2.56倍
| 学部・専攻 | 第2次選抜の内容 | 実施時期 |
|---|---|---|
| 医学部保健学科(3専攻) | 小論文(資料を読み900字程度の論述)、面接、共通テスト成績 | 2027年1月30日(共通テスト後) |
| 歯学部 | 調査書・志望理由書等と共通テスト成績の総合評価(面接等を含む) | 2026年11月28日(歯学部A棟正面玄関前に集合) |
医学部保健学科は共通テストを6教科7〜8科目(専攻により異なる)指定し、第1次選抜(調査書・志望理由書の総合評価、合格者は各専攻募集人員の3倍程度)の結果を12月21日頃に発送した後、共通テストを受験してから翌1月末に小論文・面接を行う、という時間軸の長い選考です。歯学部は「多方面にわたる学力に優れていることに加え、秀でた人間性」を求めるアドミッション・ポリシーを掲げ、歯科医療・歯学の発展に貢献したいという強い意志と適性を第1志望であることとあわせて確認します。歯学部の総合型選抜に不合格となった場合に備え、別途国公立大学・学部の一般選抜に出願しておくことも要項が想定しています。











医学部保健学科は共通テストを受けたあとに小論文と面接がある、つまり1月中旬から下旬まで気が抜けないんですね。歯学部は先に第2次選抜が終わって、共通テストの結果は後から加味される順序なのが対照的です。











同じ「総合型選抜Ⅱ」でも、共通テストの結果を選抜のどの段階で使うかが学部で違う。医学部保健学科は小論文・面接と共通テストを同じ時期に総合評価するので、共通テスト対策を1月末まで継続する計画が必要だ。歯学部は11月に面談・書類評価が先に進むので、秋のうちに志望理由と適性を語れる状態を完成させておこう。
📚 用語解説
総合型選抜Ⅱ:大学入学共通テストの成績を出願資格または最終選抜の評価材料として用いる、九州大学の総合型選抜の呼称です。総合型選抜Ⅰとは異なり、共通テストの指定教科・科目を満たさないと出願・合格判定ができません。
工学部11学科・芸術工学部5コース・農学部の総合型選抜Ⅱ|一般枠と次世代研究者発掘入試Ⅱの違い
工学部は電気情報工学科・材料工学科・応用化学科・化学工学科・融合基礎工学科(物質材料/機械電気コース)・機械工学科・量子物理工学科・船舶海洋工学科・地球資源システム工学科・土木工学科・建築学科の11学科・コースで総合型選抜Ⅱ「一般枠」を実施します。このうち電気情報工学科・材料工学科・応用化学科・化学工学科・融合基礎工学科(両コース)・地球資源システム工学科の7区分は、同じ総合型選抜Ⅱの枠内に、高校時代の科学活動実績を要件とする「次世代研究者発掘入試Ⅱ」も並行して設けています。
- 総合型選抜Ⅱ全体: 工学部・芸術工学部・農学部。共通テスト必須
| 枠 | 出願要件 | 第2次選抜で追加される内容 |
|---|---|---|
| 一般枠 | 調査書・志望理由書のみ(活動実績は不要) | 課題探求試験、面接(試問を含む) |
| 女子枠(一部学科) | 一般枠と同じ+性別要件 | 一般枠と同一の選考内容 |
| 次世代研究者発掘入試Ⅱ | 一般枠の要件+JSEC・GSC・STELLA等の活動実績 | プレゼンテーション・口頭試問を追加 |
芸術工学部芸術工学科は環境設計・インダストリアルデザイン・未来構想デザイン・メディアデザイン・音響設計の5コースで2027年度合計55人を募集します(2026年度実績は志願166人・合格54人・倍率3.07倍)。農学部は生物資源生産科学・地球森林科学・動物生産科学の各コース・分野を対象に、一般枠と次世代研究者発掘入試Ⅱの両方を実施します。次世代研究者発掘入試Ⅱに出願する場合は、活動歴報告書・研究計画書(様式21・22)と出願要件証明書(様式23)を一般枠の提出書類に追加します。











一般枠なら活動実績なしで挑戦できるけれど、同じ学科の次世代研究者発掘入試Ⅱ枠は活動実績が必須なんですね。両方に出願することはできるのでしょうか。











要項には、次世代研究者発掘入試Ⅱの第1次選抜で不合格でも、総合型選抜Ⅱ(一般枠)の第1次選抜に合格していれば一般枠の第2次選抜を受験できる、という救済規定がある学科もある。ただし総合型選抜Ⅱ一般枠と女子枠を併願することはできない。自分がどの枠の出願要件を満たすかを、学科ごとの2027年度要項で一つずつ照合しよう。
志望理由書は文学部様式1、法学部様式2、工学部は学科ごとに様式6〜17と枚数(2〜4枚)が異なります。次世代研究者発掘入試Ⅱ希望者はさらに様式21〜23が必要です。九州大学Webサイトの募集要項画面から当該年度の様式をダウンロードし、様式番号を取り違えないようにしてください。
文学部・法学部・経済学部・理学部の総合型選抜Ⅱ|法学部だけの英語資格要件
文学部は10人、法学部は10人、経済学部(経済・経営学科のみ、経済工学科は総合型選抜Ⅱの対象外)は22人、理学部は物理学科7人・化学科8人・地球惑星科学科7人・数学科7人・生物学科5人の計34人を2027年度に募集します(2026年度実績の募集人員)。共通テストの理科選択には共通ルールがあり、文学部・法学部・経済学部経済・経営学科は理科選択で「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」から第一解答科目として2科目分(基礎科目セット)を選ぶか、選ばない場合は「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目を選択します。
| 学部 | 2027年度募集人員(学科別) | 出願時の主な提出書類 |
|---|---|---|
| 文学部 | 10人 | 調査書、志望理由書(様式1・2枚) |
| 法学部 | 10人 | 調査書、志望理由書(様式2・2枚)、英語能力試験の成績証明書原本 |
| 経済学部(経済・経営学科) | 22人 | 調査書、志望理由書(様式3・2枚) |
| 理学部 | 物理7/化学8/地球惑星7/数学7/生物5 | 調査書、志望理由書(様式4・2枚) |
法学部の志願者は、願書受付期間の最終日より過去2年以内(2024年11月以降)に受験した英語能力試験の成績証明書(原本)の提出が必須です。実用英語技能検定(英検)は第1次・第2次試験両方の個人成績表を提出します。文学部・経済学部・理学部にはこの外部英語資格の提出要件はありません。共通テストの英語はリスニングの成績も利用され、九州大学ではリーディング100点満点とリスニング100点満点をそのままの比率で合算する配点です。











法学部だけ英語資格の原本提出が必須というのは、要項を読まないと気づかないですね。英検なら2次試験まで受けておく必要があるので、早めにスコアを確保しておかないと出願自体ができなくなりそうです。











その通りだ。総合型選抜Ⅱは共通テストが必要という共通点はあるが、出願時に求められる証明書は学部で違う。法学部志望なら英語資格を出願期間の2年以上前から計画的に受験しておくこと、他学部でも理科の選択方法(基礎科目セットか専門科目2科目か)を早期に確定しておくことが重要だよ。
📚 用語解説
CSEスコア(英語能力試験):実用英語技能検定(英検)等の外部英語資格を、共通の尺度で比較できるように示すスコアです。九州大学法学部の総合型選抜Ⅱでは、英検の場合は第1次・第2次試験の個人成績表原本の提出が出願要件になっています(令和9年度総合型選抜Ⅱ要項より)。
倍率データで見る難易度と、評価基準から逆算する対策
令和8年度九州大学入学者選抜 学部・学科等別統計によると、2026年度の総合型選抜(Ⅰ・Ⅱ・次世代研究者発掘入試の合計)は、募集人員254人に対し志願802人・受験582人・合格232人、全体倍率3.46倍でした。ただし学部間の差は大きく、最高は共創学部の5.50倍、最低は文学部の1.50倍です。倍率だけで「入りやすい・入りにくい」を判断すると、出願要件の厳しさ(活動実績や英語資格)を見落とします。
| 学部 | 2026年度実績(募集人員/志願者/合格者/倍率) |
|---|---|
| 共創学部 | 15人/77人/14人/5.50倍 |
| 文学部 | 10人/15人/10人/1.50倍 |
| 教育学部 | 7人/26人/7人/3.71倍 |
| 法学部 | 10人/28人/10人/2.80倍 |
| 経済学部 | 22人/46人/13人/3.54倍 |
| 理学部(5学科計) | 34人/123人/34人/3.62倍 |
| 医学部保健学科(3専攻計) | 22人/78人/18人/4.33倍 |
| 歯学部 | 8人/23人/9人/2.56倍 |
| 工学部(11学科計) | 47人/113人/39人/2.90倍 |
| 芸術工学部芸術工学科(5コース計) | 55人/166人/54人/3.07倍 |
| 農学部 | 24人/107人/24人/4.46倍 |
評価配点が非公表の方式が多いため、「小論文が何割」「面接が何割」という推測に基づく対策はできません。要項に列挙された調査書・志望理由書・活動歴報告書・小論文・討論・プレゼンテーション・面接・共通テストのすべてを合否材料として準備し、結果を毎週確認して弱点を修正することが最短です。











倍率だけを見て「文学部は1.50倍だから狙い目」と考えていましたが、共通テストの科目確定や志望理由書の作成まで含めると、やることは他学部とほとんど変わらないんですね。











そのとおりだ。倍率は志願者集団の結果であり、自分の準備状況とは無関係だ。共通テストが必要な方式では1月まで学力を落とさず、書類・小論文・面接は要項の評価項目を一つも欠かさず準備しよう。
志望理由書は「総合大学だから」「有名だから」で終わらせません。志望理由書の書き方、面接対策は大学入試面接でよく聞かれる質問も参考にできますが、必ず自分の事実と志望学科の要項から作成してください。
共創学部・教育学部の「3段階(ABC)総合評価」のように評価段階が公表されていても、配点の内訳は公表されません。要項にある出願書類・小論文・討論・プレゼン・面接・共通テストのすべてを評価対象として扱い、公表された条件と自分の実測結果だけで優先順位を決めてください。
九州大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
九州大学の総合型選抜は、志望理由書を一度添削してもらい、面接の想定質問を覚えるだけでは受かりません。2026年度の公式実績では、共創学部は志願77人・合格14人で5.50倍、農学部は107人・24人で4.46倍、医学部保健学科は78人・18人で4.33倍でした。しかも学部・学科によって、共通テストの有無、活動実績(次世代研究者発掘入試)、英語資格(法学部)の要件がすべて異なり、対策すべき内容が一つに定まりません。
必要なのは、①公式要項の条件を今日の行動へ変換すること、②生徒ごとの学部・要件・弱点に合わせること、③結果を毎日確認してすぐ修正することです。この3つを基準に、独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、なぜ通常の対策だけでは不足するかが分かります。
独学・参考書だけでは学部差に気づけない
独学では、要項や参考書を入手できても①の限界が残ります。工学部の同じ学科に「一般枠」と「次世代研究者発掘入試Ⅱ枠」があることに気づかない、法学部だけ英語資格の原本提出が必要なことを見落とす、共通テストが必要な方式なのに1月の学力対策を後回しにする、といった判断ミスを本人だけで発見しにくいからです。
映像授業・アプリでは本人専用の計画にならない
映像授業や学習アプリは小論文や面接の型を学ぶのに役立ちますが、②の限界があります。同じ小論文動画を見ても、共創学部の文理共通小論文、教育学部の当日課題プレゼン、次世代研究者発掘入試の口頭試問では必要な演習が異なります。動画の視聴時間を増やしても、本人の学部・活動実績・共通テスト科目に応じた行動プランにはなりません。
集団授業の大手予備校では学科差に細かく対応できない
集団授業は共通する文章技術を学べても、②の限界が残ります。工学部11学科・芸術工学部5コースでは生徒ごとに志望学科・出願枠が違い、必要な提出書類(志望理由書の様式・活動歴報告書)や共通テスト科目も異なります。全員が同じ週に同じ教材を進めるだけでは、次世代研究者発掘入試の活動実績整理が必要な生徒と、一般枠の課題探求試験対策が必要な生徒へ別の優先順位を付けられません。
一般的な個別指導塾では週1回の外が止まりやすい
一般的な個別指導は本人に合わせられても、面談や授業が週1回なら③の限界があります。学校書類の依頼が遅れた、討論180分の構成に時間がかかりすぎた、共通テストの理科選択方法を間違えたと判明しても、次回まで修正が止まります。10月出願と共通テスト対策を同時に進める受験では、一週間の放置が計画全体を崩します。
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を比較すると、①情報から行動への変換、②生徒ごとの個別計画、③毎日の確認と即時修正のどれかが残ります。学部・学科ごとに出願要件と選考内容が異なる九州大学の総合型選抜では、この三つを一つの仕組みにする必要があります。だから、出願要件の監査から毎日の実行までを一貫して管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、従来の対策に残る三つの限界を、6つの仕組みで解消します。九州大学の総合型選抜では、公式要項の確認、出願要件(活動実績・英語資格)、共通テスト、出願書類、学部別の小論文・討論・プレゼン・面接を一つの計画に統合し、結果を毎日・毎週確認して次の課題を変えます。
- 鬼管理専門塾: 毎日×個別
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
九州大学の志望方式に合わせ、「共通テスト理科を50分で1回解き、活動歴報告書の根拠を3件確認し、プレゼン資料の構成を20分で作る」のように、1日単位の数値で学習指示を出します。何をどこまで終えるかが曖昧になりません。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
生徒ごとに志望学部・学科・出願枠(一般枠か次世代研究者発掘入試枠か)、共通テスト科目、活動実績、英語資格の有無が異なります。総合型選抜Ⅰ・Ⅱ・次世代研究者発掘入試の条件へ合わせ、書類と学力を両立する個別の行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗を管理し、毎週の確認テストで共通テスト得点、小論文・討論の完成時間、面接回答の一貫性を測ります。証明書の不足や書類の事実違いも放置せず、確認結果から翌日の課題を修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の厳しい選考を通過した専属講師が、公式要項と本人の状況を区別しながら進捗を確認します。公開された講師満足度調査は1,524件を対象としており、指導体制を比較するときの具体的な材料にできます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験と学部別対策に加え、総合型選抜・推薦、英語資格の専門コースを組み合わせられます。高校受験から大学受験までの知見を持ち、九州大学の方式別書類と共通テスト学習を同じ週間計画で管理します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
学習中や要項確認の疑問はLINEで質問できます。無料説明会はZoomで保護者も参加でき、現在の学部選び、活動実績、英語資格、志望方式を共有して必要な準備量を相談できます。資料請求で指導内容を比較してから判断することも可能です。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象コースと適用条件は無料説明会で必ず確認してください。毎日の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。無料説明会では、2027年度要項と現在の状況を照合し、最初の一週間で行う課題まで具体化できます。
九州大学の方式別対策を無料説明会で相談できます
まとめ|方式を一つに絞り、出願要件と学力を同時に進める
- 確認 正式方式を選ぶ: 総合型選抜Ⅰ・Ⅱ・次世代研究者発掘入試のどれか
| 方式 | 最優先の条件 | 選考の中心 |
|---|---|---|
| 総合型選抜Ⅰ(共創・教育) | 共通テスト不要、第一志望であること | 小論文+討論/プレゼン・面接 |
| 次世代研究者発掘入試Ⅰ・Ⅱ(工学部の一部・農学部) | SSH・JSEC等の顕著な活動実績 | 活動歴報告書・研究計画書+プレゼン・口頭試問 |
| 総合型選抜Ⅱ(文・法・経済・理・医(保健)・歯・工・芸術工・農) | 大学入学共通テストの指定科目 | 調査書・小論文・面接等+共通テスト成績 |
九州大学の総合型選抜は、活動実績だけで受かる入試でも、共通テスト対策を避けられる入試でもありません。共創学部・教育学部は共通テストなしで小論文・討論・面接・プレゼンを重視し、工学部の一部学科・農学部は科学分野での活動実績を出願要件とし、それ以外の総合型選抜Ⅱは共通テストの成績を最終評価に使います。倍率は志願者集団の結果であり、自分の条件充足や準備完成度を保証しません。
最初の行動は、2027年度公式要項を一つ選び、出願要件をチェック表へ転記することです。未充足の活動実績・英語資格があれば期限を確認し、証明できない経験は事実資料を揃えます。同時に、共通テストが必要な方式では学力対策を継続し、学部固有の小論文・討論・プレゼン・面接を本番時間で測ります。一日単位の行動と毎週の修正を積み重ねれば、学部ごとに異なる条件を漏らさず、本人の経験と学力を同じ志望理由へ統合できます。
九州大学の総合型選抜を1日単位の計画に変えられます
よくある質問
Q. 九州大学の総合型選抜は全学部で受けられますか?
A. いいえ。薬学部と21世紀プログラムは総合型選抜を実施していません。他の学部も、総合型選抜Ⅰ(共創学部・教育学部)、総合型選抜Ⅱ(文・法・経済・理・医(保健)・歯・工・芸術工・農)、次世代研究者発掘入試Ⅰ・Ⅱ(工学部の一部学科・農学部)に分かれます。まず志望学科の正式方式を確認してください。
Q. 総合型選抜Ⅰと総合型選抜Ⅱの一番の違いは何ですか?
A. 大学入学共通テストの要否です。総合型選抜Ⅰ(共創学部・教育学部)は共通テストを課さず、小論文・討論・面接・プレゼンテーションで評価します。総合型選抜Ⅱは共通テストの成績を最終選抜の評価材料として使います。
Q. 次世代研究者発掘入試は誰でも出願できますか?
A. いいえ。サイエンスカンファレンス、SSH生徒研究発表会、ISEF、日本学生科学賞、JSEC、国際科学オリンピック日本代表、九州大学QFC-SPリサーチコース修了のいずれかに該当する「顕著な活動実績」が出願要件です。証明できない場合は出願できません。
Q. 工学部の同じ学科に複数の出願枠がある場合、どう選べばよいですか?
A. 一般枠(活動実績不要、共通テストと課題探求試験・面接で評価)と、次世代研究者発掘入試Ⅱ枠(活動実績が必要、プレゼンテーション・口頭試問が追加)に分かれます。材料工学科など一部学科には女子枠もあります。自分が活動実績を証明できるかで選び、要項の出願要件を必ず確認してください。
Q. 法学部の総合型選抜Ⅱでは英語資格が必須ですか?
A. はい。願書受付期間最終日より過去2年以内に受験した英語能力試験(実用英語技能検定等)の成績証明書原本の提出が必須です。英検の場合は第1次・第2次試験両方の個人成績表が必要なため、出願期間の2年以上前から準備してください。
Q. 医学部保健学科の総合型選抜Ⅱはいつ結果が出ますか?
A. 第1次選抜結果は2026年12月21日頃に発送されます。その後、2027年1月30日に小論文・面接を実施し、大学入学共通テストの成績も合わせて総合評価するため、最終結果が出るのは1月末以降になります。
Q. 総合型選抜に出願すると一般選抜は受けられなくなりますか?
A. 出願している間は一般選抜(前期・後期)にも別途出願できます。ただし、総合型選抜で合格し入学手続を完了すると、本学を含む国公立大学の一般選抜を受験しても合格者にはなれません。合格後の確定条件を要項で確認してください。
Q. 志望理由書や活動歴報告書を生成AIに作らせてもよいですか?
A. いいえ。要項は、志願者本人以外の者(生成系AIツールを含む)が作成したと認められる場合や剽窃等があった場合、不正行為とみなし入学許可を取り消すことがあると明記しています。事実に基づき本人が作成してください。
Q. 倍率が低い学部は受かりやすいですか?
A. 倍率だけでは判断できません。文学部は2026年度実績1.50倍と低めですが、共通テストの指定科目を満たした受験生の中での数字です。出願要件の厳しさ(活動実績や英語資格の有無)と倍率は別の指標として確認してください。
Q. 対策はいつから始めるべきですか?
A. 次世代研究者発掘入試を目指す場合は高1・高2からの活動実績づくりが必要です。総合型選抜Ⅰ・Ⅱでも、評定・共通テスト科目の履修、志望理由の土台作りは早期に始め、受験学年の夏に書類作成と本番形式の演習を並行してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





