
「明治大学の農学部と東京農業大学はどっちがいいのか」を調べているのですが、サイトごとに書いてあることがばらばらで決められません。結局、どちらが難しいのでしょうか?














先に結論を出します。2026年度一般選抜の公式データでは、明治大学農学部の実質倍率が4.5倍、東京農業大学農学部が4.7倍。競争率だけを見ると、ほとんど差がありません。ただし受験者数は明治9,314人に対し東京農大3,633人で母集団の規模が約2.6倍違い、学科構成も明治が1学部4学科、東京農大が3キャンパス6学部と設計そのものが異なります。この記事では、両大学の公式入試結果と公式の学科構成だけを使って、倍率・合格率・学べる内容の順に違いを整理します。
「明治大学の方が有名だから難しい」「東京農業大学は農学の専門だから受かりやすい」といったイメージだけで判断すると、実際の入試とはずれた結論になります。二つの大学を比べるときに必要なのは、同じ年度・同じ選抜区分の公式データを並べ、そのうえで学部・学科の設計がどう違うかを見ることです。本稿は両大学が公表していない偏差値・合格最低点を補わず、公式資料で確認できる数字と、そこから安全に言えることだけを書きます。読み終えたときに、「どちらが優れているか」という漠然とした比較ではなく、「自分はどちらの学科で何を学びたいか」という判断へ進める状態を目指します。
「東京農業大学の位置付けはどのくらい?」という疑問への答えは、公式データで見る限り「農学系私大の最上位グループで、明治大学農学部とほぼ互角(2026年度実質倍率4.7倍vs4.5倍)」です。本記事では両者を数字で比較しながら、この位置付けの根拠を解説します。
目次
- 明治大学農学部と東京農業大学はどっちが難しい?公式データでの結論
- 2026年度の実質倍率|明治大学農学部4.5倍・東京農業大学農学部4.7倍
- 合格率で見る|受験者何人に1人が合格しているか
- 倍率が近くても母集団が違う|受験者数は約2.6倍の差
- 明治大学農学部の学科構成|生田キャンパスの4学科
- 東京農業大学の学部構成|3キャンパス6学部という設計
- 学内での位置|明治10学部・東京農大6学部の中の農学部
- 東京農業大学・明治大学農学部の偏差値は?公式値がないときの測り方
- どちらを選ぶ?学びたい領域と併願設計から決める
- 農学部の私大併願は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|倍率はほぼ互角、学科構成で選ぶのが正解
- よくある質問
明治大学農学部と東京農業大学はどっちが難しい?公式データでの結論
| 知りたいこと | 2026年度の公式データから言える結論 | 最初にすべきこと |
|---|---|---|
| どっちが難しいか | 実質倍率は明治農学部4.5倍・東京農大農学部4.7倍でほぼ互角 | 倍率差で決めず、学科の中身で比較する |
| 合格率 | 受験者に対する合格者の割合は明治農学部が約22%、東京農大農学部が約21% | 「何人に1人受かるか」で競争規模を把握する |
| 規模の違い | 受験者は明治農学部9,314人、東京農大農学部3,633人で約2.6倍の差 | 母集団が違う倍率を同じ物差しで語らない |
| 学べる内容 | 明治は生田キャンパスの1学部4学科、東京農大は3キャンパス6学部 | 学科名まで開き、志望分野が置かれた場所を確認する |
| 偏差値 | 両大学とも公式の偏差値は公表していない | 公式倍率と合格率、そして自分の答案で距離を測る |
検索で多いのは「どっちが優れているか」という問いですが、公式データが答えられるのは「どちらの競争がどれだけ厳しかったか」までです。2026年度の一般選抜では、明治大学農学部が志願10,321人・受験9,314人・合格2,065人で実質倍率4.5倍、東京農業大学農学部が志願3,748人・受験3,633人・合格774人で実質倍率4.7倍でした。倍率の差はわずか0.2ポイントで、「片方だけが極端に難しい」とは言えません。したがって、この二つを比べる意味があるのは倍率ではなく、受験者の集まり方と、入学後に学べる学科の設計です。














倍率がほとんど同じなら、どちらを受けても難しさは変わらないということですか?














「競争率が近い」と「同じ難しさ」は別です。倍率は、集まった受験者の中でどれだけ絞られたかを示す結果の数字であって、どんな人が集まったかまでは表しません。明治大学農学部は他学部との併願も含めた大規模な母集団の中での4.5倍、東京農業大学農学部は農学系に志望が絞られた母集団の中での4.7倍です。数字が近いからこそ、次は中身の違いを見る必要があります。
倍率を実数で確認する → 合格率に置き換える → 母集団の規模差を知る → 明治大学農学部の4学科を見る → 東京農業大学の6学部を見る → 学内での位置を確かめる → 偏差値がないときの測り方を決める、という順に読むと、断片的な口コミではなく公式情報から志望校を選べます。
2026年度の実質倍率|明治大学農学部4.5倍・東京農業大学農学部4.7倍
まず、両大学が公表した2026年度一般選抜の入試結果を並べます。明治大学農学部は志願者10,321人、受験者9,314人、合格者2,065人で実質倍率4.5倍。東京農業大学農学部は志願者3,748人、受験者3,633人、合格者774人で実質倍率4.7倍です。ここで使う実質倍率は、志願者ではなく実際に試験を受けた人数を合格者数で割った競争率を指します。志願者と受験者の差は、明治で1,007人、東京農大で115人。出願したあとに受験しなかった人の割合が、両大学で大きく異なる点も読み取れます。
| 項目 | 明治大学 農学部 | 東京農業大学 農学部 |
|---|---|---|
| 志願者数 | 10,321人 | 3,748人 |
| 受験者数 | 9,314人 | 3,633人 |
| 合格者数 | 2,065人 | 774人 |
| 実質倍率 | 4.5倍 | 4.7倍 |
| 志願者と受験者の差 | 1,007人 | 115人 |
| 大学全体の実質倍率 | 4.1倍 | 4.9倍 |
📚 用語解説
実質倍率:実際に受験した人数を合格者数で割った競争率。出願だけして受験しなかった人を含む志願倍率とは意味が異なる。本稿では両大学の公式入試結果に掲載された学部単位の受験者数・合格者数から算出された実質倍率だけを使う。














明治大学農学部の4.5倍は明治全体の4.1倍より高くて、東京農大農学部の4.7倍は農大全体の4.9倍より低いのですね。同じ「農学部」なのに位置づけが逆になっています。














そこが今回いちばん重要な発見です。明治大学の中では農学部は競争が激しい側の学部、東京農業大学の中では農学部は競争が緩やかな側の学部にあたります。つまり「学内での相対的な入りにくさ」は正反対です。大学名だけで比べると見えない差なので、後の章で学部一覧ごと確認します。
明治大学の数値は学部別入学試験・全学部統一入学試験・大学入学共通テスト利用入学試験を合算したものです。東京農業大学の数値は一般選抜A日程・B日程の合算で、大学入学共通テスト利用選抜は公式ページ上で別区分のため含みません。倍率が近いからといって、同じ条件で測った数字ではないことを前提に読んでください。
この章のアクションは、検索結果に出てくる「倍率」という単語だけをメモせず、志願者・受験者・合格者の三つを同じ年度でセットで記録することです。三つを並べれば、人気の大きさと実際の競争を混同しにくくなります。さらに、その数字がどの選抜区分を合算したものかまで控えておけば、他大学と比べるときに条件をそろえられます。
合格率で見る|受験者何人に1人が合格しているか
倍率は「何倍の競争か」を表しますが、受験生の感覚に近いのは「受けた人のうち何割が受かるか」という合格率です。公式の実数から計算すると、明治大学農学部は受験9,314人に対し合格2,065人で約22%、東京農業大学農学部は受験3,633人に対し合格774人で約21%です。言い換えると、明治大学農学部はおよそ4.5人に1人、東京農業大学農学部はおよそ4.7人に1人が合格しています。実質倍率と合格率は同じ事実の裏表であり、どちらか一方だけを見ても結論は変わりません。
| 指標 | 明治大学 農学部 | 東京農業大学 農学部 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 受験者数 | 9,314人 | 3,633人 | 実際に試験を受けた人数 |
| 合格者数 | 2,065人 | 774人 | 大学が合格とした人数 |
| 合格率(合格÷受験) | 約22% | 約21% | 受けた人のうち合格した割合 |
| 何人に1人 | 約4.5人に1人 | 約4.7人に1人 | 実質倍率と同じ内容の言い換え |
| 不合格者数 | 7,249人 | 2,859人 | 受験者から合格者を引いた人数 |
📚 用語解説
合格率:合格者数を受験者数で割った割合。実質倍率の逆数にあたり、同じ公式データから計算されるため両者が食い違うことはない。志願者数で割った割合とは異なるので、どちらの人数を使ったかを必ず確認する。














約22%と約21%なら、体感としてもほぼ同じですね。数字が近すぎて、かえって選べません。














選べなくて正解です。この二つは「合格率で優劣がつく関係ではない」というのが公式データの答えだからです。むしろ注目してほしいのは不合格者の実数で、明治大学農学部は7,249人、東京農業大学農学部は2,859人が不合格でした。どちらも受ければ受かる入試ではありません。選ぶ基準は倍率ではなく、学びたい学科と、そこに向けて準備を積み上げられるかどうかです。
合格率を計算するときに注意したいのは、割る数を志願者にすり替えないことです。明治大学農学部で合格2,065人を志願10,321人で割ると約20%となり、受験者で割った約22%とは違う数字になります。どちらも間違いではありませんが、二大学を比べるときは必ず同じ定義でそろえてください。本稿は受験者を基準にした値で統一しています。
倍率が近くても母集団が違う|受験者数は約2.6倍の差
実質倍率4.5倍と4.7倍という数字は近いのに、その倍率を作っている人数はまったく違います。明治大学農学部の受験者は9,314人、東京農業大学農学部の受験者は3,633人で、約2.6倍の開きがあります。合格者数も2,065人と774人で、やはり約2.7倍の差です。同じ「4.5倍前後の競争」でも、9,000人規模の中で2,000人が合格する入試と、3,600人規模の中で774人が合格する入試では、受験者層の広がり方が異なります。
| 比較項目 | 明治大学 農学部 | 東京農業大学 農学部 | 差 |
|---|---|---|---|
| 受験者数 | 9,314人 | 3,633人 | 約2.6倍 |
| 合格者数 | 2,065人 | 774人 | 約2.7倍 |
| 大学全体の受験者数 | 107,670人 | 17,972人 | 約6.0倍 |
| 大学全体の合格者数 | 26,272人 | 3,648人 | 約7.2倍 |
| 大学全体に占める農学部の受験者比率 | 約8.6% | 約20.2% | 農大の方が高い |
📚 用語解説
母集団:ある試験を実際に受けた受験者の集まり。人数だけでなく、併願の傾向や志望分野の広がりも含む。母集団が違えば、同じ倍率でも競争の中身は同じではない。倍率を比べるときは、必ず受験者数とあわせて確認する。














東京農業大学は大学全体の受験者に占める農学部の割合が約20%もあるのですね。明治大学の農学部は約8.6%なので、大学の中での存在感がずいぶん違います。














そこが二つの大学の性格の違いです。明治大学は10学部を持つ総合大学で、農学部はその一つ。東京農業大学は6学部すべてが農・食・生命・環境の領域で構成されており、農学部はその中核です。同じ「農学部」という名前でも、大学の中で担っている役割が違うことを前提に比べてください。
① 年度がそろっているか ② 選抜区分(一般選抜か共通テスト利用か)がそろっているか ③ 受験者数の規模が近いか。この三つがずれていると、倍率の大小はほとんど意味を持ちません。
明治大学農学部の学科構成|生田キャンパスの4学科
明治大学農学部は、神奈川県川崎市多摩区の生田キャンパスに置かれ、農学科・農芸化学科・生命科学科・食料環境政策学科の4学科で構成されています。公式サイトでは、全学科共通で農場実習を実施し、黒川農場を含む施設を使った実践的な教育を行うことが特色として示されています。つまり、一つの学部の中に、栽培や生産に近い分野、化学、生命科学、そして政策・社会科学までを並べた設計です。
| 学科 | 公式サイトに示された方向性 |
|---|---|
| 農学科 | 野菜園芸学など、農業生産に関する実践的な学び |
| 農芸化学科 | 農業に関連する化学分野の研究と応用 |
| 生命科学科 | 生命現象の科学的な理解と研究 |
| 食料環境政策学科 | 食料・環境・政策を総合的に扱う学び |
| 共通の特色 | 全学科で農場実習を実施。黒川農場などの施設を活用 |
📚 用語解説
学科:学部の中で専門分野ごとに分かれた区分。出願は学科単位で行うのが一般的なため、大学名や学部名だけでなく、どの学科でどんな科目を扱うかまで公式サイトで確認する必要がある。














明治大学農学部には食料環境政策学科のような社会科学寄りの学科もあるのですね。理科が得意でなくても農学部を目指せるということでしょうか?














学科によって学ぶ内容の重心が違うのは事実です。ただし、入試で課される科目は学科と方式ごとに決まるので、興味だけで判断せず、必ず出願年度の入試要項で科目を確認してください。本稿では公式に公表された学科構成までを扱い、科目や配点は要項で照合する前提として整理しています。
この章のアクションは、「明治大学農学部を受ける」ではなく「明治大学農学部の何学科を受ける」まで言語化することです。4学科は同じキャンパスにありますが、学ぶ中心は生産、化学、生命、政策と分かれます。志望理由書や面接がある方式を考えるなら、この違いを自分の言葉で説明できる状態にしておくと、学習計画の優先順位も決めやすくなります。
東京農業大学の学部構成|3キャンパス6学部という設計
東京農業大学は、世田谷・厚木・北海道オホーツクの3キャンパスに6学部を置いています。農学部(厚木)、応用生物科学部(世田谷)、生命科学部(世田谷)、地域環境科学部(世田谷)、国際食料情報学部(世田谷)、生物産業学部(北海道オホーツク)です。明治大学が一つの農学部の中に4学科を置いているのに対し、東京農業大学は農・食・生命・環境という領域そのものを6学部に分けています。ここが「明治大学農学部 対 東京農業大学」を単純に一対一で比べられない理由です。
| 学部 | キャンパス | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 農学部 | 厚木 | 3,633人 | 774人 | 4.7倍 |
| 応用生物科学部 | 世田谷 | 4,287人 | 664人 | 6.5倍 |
| 生命科学部 | 世田谷 | 3,632人 | 597人 | 6.1倍 |
| 地域環境科学部 | 世田谷 | 2,773人 | 612人 | 4.5倍 |
| 国際食料情報学部 | 世田谷 | 2,805人 | 540人 | 5.2倍 |
| 生物産業学部 | 北海道オホーツク | 842人 | 461人 | 1.8倍 |
東京農業大学農学部そのものは、厚木キャンパスに農学科・動物科学科・生物資源開発学科・デザイン農学科の4学科を持ちます。明治大学農学部と同じく4学科ですが、中身は重なりません。両校で名称が共通するのは農学科だけで、東京農業大学は動物、生物資源、デザインという切り口を農学部の中に置いています。一方、明治大学が農学部内に持つ農芸化学や生命科学に近い領域は、東京農業大学では応用生物科学部・生命科学部という別の学部として独立しています。
- 生物産業: 1.8倍














同じ東京農業大学でも、応用生物科学部の6.5倍と生物産業学部の1.8倍でこんなに違うのですか。「東京農業大学の倍率」と一言で言えないですね。














その通りです。大学全体では4.9倍ですが、学部別に見ると1.8倍から6.5倍まで開きます。北海道オホーツクキャンパスの生物産業学部は受験842人・合格461人で1.8倍と、6学部の中で突出して通りやすい数字でした。志望を「東京農業大学」で止めず、どの学部・どのキャンパスかまで決めることが、対策の出発点になります。
東京農業大学の学部は3キャンパスに分かれています。同じ大学名でも、農学部は神奈川県の厚木キャンパス、生物産業学部は北海道オホーツクキャンパスです。通学や下宿の条件が合否と同じくらい進学判断に影響するため、学部を決める段階でキャンパスも公式サイトで確認してください。
学内での位置|明治10学部・東京農大6学部の中の農学部
同じ4.5倍前後でも、それぞれの大学の中で農学部がどの位置にあるかは正反対です。明治大学の2026年度一般選抜を学部別に並べると、農学部の4.5倍は10学部中で上から5番目にあたり、全学合計の4.1倍を上回ります。理工学部3.1倍、政治経済学部3.6倍、法学部3.7倍より高い数字です。一方、東京農業大学では農学部の4.7倍は6学部中で上から4番目、全学合計の4.9倍を下回ります。応用生物科学部6.5倍、生命科学部6.1倍、国際食料情報学部5.2倍より低い位置です。
| 学部 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 12,583人 | 11,773人 | 3,204人 | 3.7倍 |
| 商学部 | 15,559人 | 14,037人 | 2,886人 | 4.9倍 |
| 政治経済学部 | 13,472人 | 12,845人 | 3,554人 | 3.6倍 |
| 文学部 | 14,055人 | 12,886人 | 2,905人 | 4.4倍 |
| 理工学部 | 19,608人 | 18,760人 | 5,972人 | 3.1倍 |
| 農学部 | 10,321人 | 9,314人 | 2,065人 | 4.5倍 |
| 経営学部 | 8,612人 | 8,227人 | 1,716人 | 4.8倍 |
| 情報コミュニケーション学部 | 7,670人 | 7,416人 | 1,420人 | 5.2倍 |
| 国際日本学部 | 9,120人 | 8,895人 | 1,688人 | 5.3倍 |
| 総合数理学部 | 4,012人 | 3,517人 | 862人 | 4.1倍 |
| 大学全体 | 115,012人 | 107,670人 | 26,272人 | 4.1倍 |
📚 用語解説
学内順位:同じ大学の学部を同じ年度・同じ選抜区分の実質倍率で並べたときの相対的な位置。大学をまたいだ難易度比較には使えないが、「その大学の中で入りにくい学部かどうか」を判断する材料になる。














明治大学では農学部が平均より競争の激しい側で、東京農業大学では平均より緩やかな側なのですね。イメージと逆でした。














イメージが逆になるのは自然なことです。明治大学の受験者は10学部に分散し、理工学部のように合格者5,972人を出す大きな学部もあります。その中で農学部は募集規模に対して志望が集まりました。東京農業大学は6学部すべてが農学系なので、より専門性の高い応用生物科学部や生命科学部に志望が集中し、農学部の倍率は相対的に落ち着いた、と読めます。
ここから導けるアクションは、「併願先を決めるときに学内順位を使う」ことです。明治大学農学部を第一志望にするなら、同じ明治大学の中では平均より厳しい枠を狙っている自覚が要ります。東京農業大学を志望するなら、農学部と応用生物科学部・生命科学部では2026年度の競争率が1.4ポイント以上違ったことを踏まえ、どの学部を本命に置くかを先に決めてください。
東京農業大学・明治大学農学部の偏差値は?公式値がないときの測り方
「東京農業大学 偏差値」「明治大学 農学部 偏差値」という検索は多いのですが、両大学の公式入試データに「偏差値」という項目はありません。偏差値は模擬試験を実施する事業者が、その模試の受験者集団と結果から算出する相対指標であり、大学が定める合格基準そのものではありません。母集団や判定方法が違えば値も変わるため、出典と年度を切り離した数字だけを信じるのは危険です。本稿では出典を確認できない偏差値を転記せず、公式に確認できる倍率と合格率で難易度を説明します。
| 材料 | 何が分かるか | 注意点 |
|---|---|---|
| 公式の実質倍率 | 実際の競争率(明治農4.5倍・農大農4.7倍) | 選抜区分の集計範囲を確認する |
| 公式の合格率 | 受けた人のうち合格した割合(約22%・約21%) | 志願者で割った値と混同しない |
| 公式の合格者数 | 募集規模の大きさ(2,065人・774人) | 年度で変動する |
| 模試の偏差値 | 同じ模試内での自分の相対位置 | 大学公式値ではない。出典と時期を明記して使う |
| 過去問の得点 | 科目ごとの弱点 | 出題形式が変わる年度に注意する |
📚 用語解説
偏差値:ある試験を受けた集団の中で自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。大学が公表する合格基準ではなく、模試ごとに母集団と算出方法が異なるため、模試名と受験時期を切り離して使えない。














偏差値がないと、自分が届いているかどうかを判断できない気がします。何を目安にすればよいのでしょうか?














目安は三つです。第一に、公式の合格率が約21〜22%だと知ること。第二に、模試の偏差値は同じ模試内での前回比と科目間の差を見る道具として使うこと。第三に、過去問を時間内に解いて、どの設問で落としたかを記録すること。この三つを重ねれば、公式値がなくても距離は測れます。
判定の記号を確認して終わりにせず、科目別の答案を開いて失点を「知識不足」「読み違い」「時間不足」「記述の根拠不足」に分類します。分類できた課題だけが、翌日の学習内容に変わります。
どちらを選ぶ?学びたい領域と併願設計から決める
ここまでの公式データをまとめると、倍率と合格率では優劣がつきません。したがって選択の基準は、学びたい領域がどちらの設計に合っているかです。明治大学農学部は、生産・化学・生命・政策までを一つの学部の4学科に並べており、総合大学の中で農学を学ぶ形です。東京農業大学は、農・食・生命・環境を6学部に分け、3キャンパスで専門ごとに展開しています。学部をまたいだ選択肢の広さを取るか、領域ごとに深く分かれた構成を取るかという違いです。
| 判断軸 | 明治大学 農学部 | 東京農業大学 |
|---|---|---|
| 学部・学科の設計 | 1学部4学科(農学・農芸化学・生命科学・食料環境政策) | 6学部(農学部は農学・動物科学・生物資源開発・デザイン農学の4学科) |
| キャンパス | 生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区) | 世田谷・厚木・北海道オホーツクの3拠点 |
| 2026年度の農学部実質倍率 | 4.5倍 | 4.7倍 |
| 学内での位置 | 10学部中5番目・全学平均4.1倍より高い | 6学部中4番目・全学平均4.9倍より低い |
| 受験者規模 | 9,314人 | 3,633人 |
| 向いている考え方 | 総合大学の中で農学と関連分野を学びたい | 農・食・生命・環境の専門領域を学部単位で選びたい |














併願するとしたら、明治大学農学部と東京農業大学農学部の両方を受けるのが自然でしょうか?














学びたい領域が重なるなら合理的です。ただし東京農業大学側では、農学部だけでなく応用生物科学部や生命科学部も候補に入ります。2026年度は応用生物科学部が6.5倍、生命科学部が6.1倍と農学部の4.7倍より高い競争でした。「農大は滑り止め」と決めつけず、学部ごとの倍率を見てから組み合わせてください。
農学部の私大併願は「普通の対策」では受からない
結論から言います。明治大学農学部と東京農業大学を併願で狙うなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では厳しいです。2026年度は明治大学農学部が受験9,314人に対して合格2,065人(合格率約22%)、東京農業大学農学部が受験3,633人に対して合格774人(合格率約21%)。どちらも受験者の8割近くが不合格になった入試です。さらに両大学は学科構成が異なり、明治は1学部4学科、東京農大は3キャンパス6学部。志望先ごとに準備の重心が変わります。必要なのは情報を集めることではなく、決めた学科に向けた行動を毎日続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、併願先ごとの優先順位が崩れやすい
公式サイトの学科情報も入試要項も、独学で入手できます。しかし、明治大学農学部の4学科と東京農業大学の6学部という選択肢の中から志望を絞り、今日どの科目のどこを直すかまで決め、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が、同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に自分の答案のどこが崩れたかを毎回確認する仕組みではありません。合格率が約21〜22%という選抜では、理解したつもりの単元が本番で得点に変わるかどうかが分かれ目になります。万人向けの講義を見るだけでは、志望学科の出題と自分の失点原因を結ぶ個別の行動計画が弱いままです。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、明治大学農学部の食料環境政策学科を狙う受験生と、東京農業大学農学部の動物科学科を狙う受験生に、それぞれ最適な密度で対応することは困難です。受験者9,314人・不合格7,249人という規模の中で、自分の答案だけに残る弱点を埋めるには、平均的な進度とは別の個別計画が必要になります。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、併願先が複数ある受験生が一週間で何をどこまで進めたかまでは追い切れないことがあります。授業中に理解できても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、同じ失点が繰り返されます。学科を決めたあとに必要なのは、決めた計画が実行されたかを毎日確かめる仕組みです。














教材の種類よりも、決めた学科に向けて毎日実行が続く仕組みを選ぶことが大事なのですね。














その通りです。明治大学農学部と東京農業大学の倍率も学科構成も、公式サイトで誰でも調べられます。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、答案の直しへ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、明治大学農学部や東京農業大学を本気で狙うなら、公式情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、志望する大学・学部・学科の公式情報と、いまの答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口までの固定の六つの特徴を、明治大学農学部・東京農業大学の対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、明治大学農学部や東京農業大学の対策では何が変わるのでしょうか?














志望を学科まで確定させ、そこから逆算して「今日は何をどこまで直すか」を数値で示します。併願する場合は、明治大学農学部と東京農業大学のどの学部を本命に置くかを倍率と学びたい領域から整理し、優先順位をつけた計画に落とします。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ学科と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
明治大学農学部と東京農業大学のどちらを本命にするかを決めたうえで、必要な学習を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ農学部志望でも、食料環境政策学科を狙う人と動物科学科を狙う人では準備の重心が違います。公式の学科情報といまの答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
併願先が増えるほど、やり残しは見えにくくなります。日々の進捗と毎週の確認テストで、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早い段階で発見し、その週のうちに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
合格率が約21〜22%という選抜で答案の弱点を見抜くには、指導者側にも難関私大の出題への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、明治大学農学部と東京農業大学の併願を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格の対策とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、明治大学農学部と東京農業大学のどちらを軸にするか、どの学科まで絞れているかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、明治大学農学部と東京農業大学のどちらを本命に置くか、どの学科から準備を整えるかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
明治大学農学部・東京農業大学の併願設計を無料説明会で相談できます
まとめ|倍率はほぼ互角、学科構成で選ぶのが正解
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| どっちが難しいか | 2026年度の実質倍率は明治農4.5倍・東京農大農4.7倍でほぼ互角 |
| 合格率 | 受験者に対する合格者は明治農約22%、東京農大農約21% |
| 母集団 | 受験者は9,314人と3,633人で約2.6倍の差がある |
| 学科構成 | 明治は生田の1学部4学科、東京農大は3キャンパス6学部 |
| 学内での位置 | 明治農は全学平均より高く、東京農大農は全学平均より低い |
| 偏差値 | 両大学とも公式の偏差値は公表していない |
| 最初の行動 | 志望を学科まで絞り、出願年度の入試要項で科目を確認する |














「どちらが優れているか」を探し続けるより、学科の中身と自分の答案を見た方が、次にすることが決まりますね。














それがこの記事の結論です。倍率4.5倍と4.7倍という公式データは、どちらかが明確に易しいとは言っていません。言っているのは、どちらも受験者の約8割が不合格になったという事実だけです。学科を決め、要項で科目を確定し、失点を一つずつ直す。公式情報を行動へ変えれば、比較サイトを巡る時間は具体的な計画に変わります。
明治大学農学部と東京農業大学を比べるときは、出典の分からない偏差値や、年度も選抜区分もばらばらな倍率を並べて結論を出さないでください。入試結果は各大学公式の同じ年度・同じ区分で確認し、学科構成は各大学の公式サイトで開いて読む。そのうえで、自分の答案から次の課題を決めることが、もっとも再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| どっちが難しいか | 公式データでの結論 |
| 倍率と合格率 | 2026年度の実質倍率/合格率で見る |
| 学科・学部の違い | 明治の4学科/東京農大の6学部 |
| 偏差値 | 公式値がないときの測り方 |
| 併願の組み方 | 学びたい領域と併願設計 |
Q. 明治大学農学部と東京農業大学はどっちが難しいですか?
A. 2026年度一般選抜の公式データでは、明治大学農学部の実質倍率が4.5倍、東京農業大学農学部が4.7倍で、競争率にほとんど差はありません。合格率も約22%と約21%でほぼ同じです。ただし受験者数は9,314人と3,633人で母集団の規模が違うため、倍率が近いことをもって「同じ難しさ」と断定はできません。
Q. 東京農業大学の偏差値はいくつですか?
A. 東京農業大学が公表している公式の偏差値はありません。偏差値は模試事業者が受験者集団から算出する相対指標なので、出典と受験時期を確認したうえで、同じ模試内の位置を見る目的に限って使ってください。公式に確認できる難易度の材料は、2026年度一般選抜の実質倍率(大学全体4.9倍、農学部4.7倍)です。
Q. 東京農業大学の中でいちばん倍率が高い学部はどこですか?
A. 2026年度一般選抜(A日程・B日程合算)では応用生物科学部の6.5倍がもっとも高く、次いで生命科学部6.1倍、国際食料情報学部5.2倍でした。もっとも低いのは北海道オホーツクキャンパスの生物産業学部で1.8倍です。学部によって1.8倍から6.5倍まで開きがあります。
Q. 明治大学農学部にはどんな学科がありますか?
A. 明治大学農学部は生田キャンパスに置かれ、農学科・農芸化学科・生命科学科・食料環境政策学科の4学科で構成されています。公式サイトでは全学科共通で農場実習を実施し、黒川農場などの施設を活用した実践的な教育を行うことが特色として示されています。
Q. 東京農業大学農学部の学科構成は明治大学農学部と同じですか?
A. 同じ4学科ですが中身は異なります。東京農業大学農学部は厚木キャンパスに農学科・動物科学科・生物資源開発学科・デザイン農学科を置いています。両校で名称が共通するのは農学科だけで、明治大学が農学部内に持つ農芸化学や生命科学に近い領域は、東京農業大学では応用生物科学部・生命科学部という別学部として独立しています。
Q. 両大学の倍率をそのまま比べてよいですか?
A. 注意が必要です。明治大学の数値は学部別入学試験・全学部統一入学試験・大学入学共通テスト利用入学試験を合算したもので、東京農業大学の数値は一般選抜A日程・B日程の合算です。東京農業大学の大学入学共通テスト利用選抜は含まれていません。集計範囲が違う点を前提に読んでください。
Q. 併願するならどう組み合わせればよいですか?
A. まず学びたい領域を学科まで絞ることが先です。そのうえで、東京農業大学側は農学部だけでなく応用生物科学部・生命科学部も候補になります。2026年度はそれぞれ6.5倍・6.1倍で農学部の4.7倍より高い競争でした。「東京農業大学は滑り止め」と決めつけず、学部ごとの倍率を確認してから組み合わせてください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





