【英検1級】リスニング対策|試験内容と解答のコツを3つの軸で解説します!

【英検1級】リスニング対策|試験内容と解答のコツを3つの軸で解説します!

【英検1級】リスニング対策|試験内容と解答のコツを3つの軸で解説します!
菅澤

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オニ坊

鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【英検1級】リスニング対策|試験内容と解答のコツを3つの軸で解説します!というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

試験内容

試験内容
菅澤

英検1級のリスニングセクションは、大学の高等教育レベルに匹敵する高度な理解能力を測るものです。このテストは一次試験の一部であり、リーディングとライティング試験の後に実施されることが一般的です。約35分間の試験時間中に、受験者は速度や内容の異なる英語の音声を解析する力が問われます。具体的には、通常の会話やアナウンスでは分速150~160語、より複雑なパッセージでは分速130語の速度で情報が提示されます。

オニ坊

リスニングセクションは四つのパートに分かれており、それぞれ異なる形式となっています。最初のパートは会話に基づく問題で、次に続くパートでは文章を聞いて内容を理解し、第三のパートでは実生活に基づくアナウンスなどのリアルライフ形式の問題が出題されます。最後のパートではインタビュー形式の問題があり、これら全てを通じて幅広いトピックについての理解度が試されることになります。

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各パートでの問題数は合計で27問で、リアルタイムで情報を処理する能力が重視されます。解答時間は放送後のわずか10秒と短く、特に第三パートでは事前に与えられる10秒間で問題文と状況を予め確認することが可能です。このように、英検1級のリスニング試験は受験者の瞬時の判断力と幅広い内容の英語を正確に理解する能力を厳しく測る設計となっています。

問題番号問題形式詳細設問数放送回数
Part 1会話の内容一致選択会話の内容に関する質問に答える。101回
Part 2文の内容一致選択パッセージの内容に関する質問に答える。101回
Part 3Real-Life形式の内容一致選択Real-Life形式の放送内容に関する質問に答える。51回
Part 4インタビューの内容一致選択インタビューの内容に関する質問に答える。21回
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英検1級の一次試験では、リスニング、リーディング、ライティングの各技能に CSE スコアが850点ずつ割り当てられています。3技能のスコアの合計が2028点以上で一次試験合格となります。

リスニング Part 1
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放送されるのは二人または三人のスピーカーが行う会話で、これに関する質問に答える形式です。この会話は主に生活や仕事に関連するテーマで進行し、聞かれる内容はしばしば複雑で日常から離れた話題も含まれます。リスニングテストでは、会話の細部に注意を払いながら、四つの選択肢の中から最も適切な回答を選ぶことが求められます。

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特に会話の形式は一般的に二人のスピーカーが最も多く、友人や家族といった親しい間柄の会話が多いですが、仕事関連の会話も頻繁に取り上げられます。このような設定は、リアルなコミュニケーションの場面を反映しており、登場人物の関係性や話題の内容から文脈を理解することが重要です。

リスニング Part 2
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放送されるのは約200語の長さの文章で、これに基づいた二つの質問が続きます。この問題では、リーディング能力と内容理解が重視されます。各質問には四つの回答オプションが与えられ、最も適切なものを選ぶ必要があります。

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これらのパッセージは主にエディトリアルや論評で、取り扱われるトピックは医療倫理、心理学、最新の社会問題、生物学的現象、異文化間の交流など広範囲に及びます。それぞれのテキストは、特定の事実を提供することに加え、それらの情報がどのように相互に関連しているか、または特定の現象がどのように発生するかを説明することを目的としています。

リスニング Part 3
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放送される音声は、現実の日常生活で遭遇しうるシナリオから抽出されたもので、具体的にはアナウンスメントやプロフェッショナルからの指示、またはテレフォニックな指示が含まれます。これには効果音が加えられることもあり、よりリアルな体験が演出されます。受験者は提供された情報を元にして問題冊子にある複数の選択肢から最も適切な答えを選ぶ必要があります。

オニ坊

リアルライフのシナリオは、日常的なアナウンスや指示が主で、例えば公共の場所での案内放送や専門家による具体的なアドバイスなどがあります。加えて、電話での案内も一般的で、受験者はこれらの情報を基にして、具体的な行動指示や選択肢を判断することになります。

リスニング Part 4
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放送は約3分間のインタビューセッションを特集し、その後に設定された2つの質問に答える形式で行われます。これは、さまざまな分野の専門家を招き、その専門性や職業に焦点を当てた対話です。イメージとしては、ポッドキャストや専門家とのテレビ対談が参考になるでしょう。各ゲストは、職業を選んだ背景やその職業の日々における挑戦と報酬、彼らが日常業務で持つべき心構えなどについて話します。

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リスニングセクションは、インタビュアーによる質問とゲストの回答から構成されており、専門分野が幅広いことも特徴です。出される質問は、ゲストの個人的な経験や専門知識に深く切り込むもので、時にはその人の考えや感情に焦点を当てることもあります。

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このセグメントは特に「リアルな会話」の感触を再現しており、ためらいがちな発話や速度の変化が頻繁にあり、聞き取りにくさの要素も含まれています。特に、uhやumのような典型的な口癖や、話の速度が変わることは一層の注意を要します。これらの特徴はリスニング力を試す上で重要な要素となり、実際の会話能力を向上させるのに役立ちます。

試験の流れと解答のコツ

試験の流れと解答のコツ
Directions
菅澤

リスニング試験は4つのセクションで構成されており、各セクションの開始前には指示が与えられます。試験開始時には日本語でのアナウンスがあり、「ただいまから、1級リスニングテストを行います。…」と通知された後、英語で The listening test for the Grade 1 examination is about to begin. … と続き、Part 1の解答のしかたなどが指示されます。Part 2、Part 3、Part 4は、(Finally) here are the directions for Part …. と始まるのが通常です。

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特にPart 4では、インタビュー形式の問題が出され、導入部でゲストの詳細が紹介されるため、この情報を正確に聞き取ることが求められます。ここで紹介されるプロフィールや話題は、その後の質問に直接関連しているため、詳細に注意を払う必要があります。

問題冊子の選択肢を先読みする

菅澤

試験の指示部分は、大きな変化はありません。そのため、試験の開始前に指示が放送される際には、問題集に記載された情報を素早く確認して、問題の傾向や内容を予測するのが効果的です。

特にPart 1では、質問の種類に一定のパターンが存在します。例えば、選択肢が動詞の場合、通常は会話の内容から話者の次の行動や意図を推測する問題が出されます。もし選択肢が完全な文で提供される場合は、それが指し示すのは話者の意図や会話の中で触れられた問題の背景となる原因を尋ねることが多いです。

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リスニングテストのPart 2で、選択肢に「environment」、「pollution」、「toxic」のような単語が含まれている場合、それが環境問題に関連していることを示唆しています。このように、選択肢から話の主題を推測することができます。例えば、特定の選択肢が「As a / an+職業名」という形式で提示されている場合、その問題が登場人物の職業に関連する内容を尋ねる可能性が高いと推測できます。

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Part 3では、各問題に答える前に10秒間の読む時間が与えられますが、問題文の量が多いため、指示が放送されている間に事前に内容を把握することで、スムーズに答えを見つけることができます。「状況」や「質問」の冒頭部分を確認することで、設問がどのような状況設定で、何を問うているのかを素早く理解することが重要です。

オニ坊

最終部であるPart 4では、選択肢がすべて「He」で始まり、「trip」や地名が登場することから、話題が男性の旅行家に関するものであることが推測されます。こうした予備知識を持つことで、実際に放送される内容をより深く理解しやすくなります。また、この部分でゲストの専門分野や成果についての情報も提供されるので、これらの情報を逃さずキャッチすることが、問題に正確に答える鍵となります。

菅澤

リスニングテストでは、問題が連続して放送されるため、選択肢を注意深く読み、重要なポイントをメモすることが効果的です。このアプローチにより、リスニング中に取り上げられた内容を忘れることなく、確実に情報を把握することができます。例えば、特定の単語やフレーズが頻繁に出現する場合、それらにマークを付けておくことで、後の質問でその情報を活用することが可能になります。また、推測した内容や重要なキーワードを問題冊子に書き留めることで、放送が進む中で情報が混ざることを防ぎ、整理された形で内容を追うことができます。

問題
菅澤

Part 1では、問題番号の読み上げに続いて、具体的な会話シナリオとそのシナリオに基づく質問が提供されます。これにより、受験者は日常会話の理解度を試されます。

Part 2では、各パッセージが明確に識別された上で、関連する質問が2つ出されることになります。ここでは、リスナーが一貫したトピックについての詳細な情報を把握し、理解を深める必要があります。

オニ坊

Part 3では、リアルライフ形式の音声が紹介される前に、受験者が与えられた状況と質問について読む時間が与えられます。この段階での指示は、聴解した内容を効率的に処理し、適切な選択肢を選ぶ能力を測るために重要です。

最後に、Part 4ではインタビュー形式のパッセージが流れ、その後で関連する質問が提出されます。ここでは、受験者はより専門的な内容の理解と、それに対する具体的な反応を示す能力が試されます。

放送文の冒頭で内容を推測する

菅澤

Part 1では、リスニングテストの最初に出会う課題は会話のシナリオを迅速に理解することです。ここでの成功のカギは、会話の第一声を集中して聞くことにあります。なぜなら、話者がどのように相手を呼ぶかで、彼らの関係や会話の文脈が明らかになるからです。たとえば、相手をファーストネームで呼ぶ場合は通常、親しい関係を示します。対照的に、敬称を使って話す場合は、フォーマルな関係やビジネスの文脈での交流が行われていることを暗示している可能性があります。

オニ坊

Part 2では、与えられたテキストの主題を早期に把握することが重要です。パッセージのタイトルと最初の文は、リスニング中に得られる情報を組み立てる手がかりを提供します。タイトルがそのテキストの全体的なテーマを指し示している場合が多く、最初の文がその後の説明の基盤となるため、これらに耳を傾けることで内容理解が深まり、効果的に情報を処理できます。

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Part 3では、問題冊子に「状況」や「質問」が明記されています。これにより、他のPartに比べて冒頭の情報を集中して聞く必要は減少します。むしろ、提示されたシナリオの次の展開を予測しながら、重要な情報を集めることに焦点を当てるべきです。

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一方、Part 4では、冒頭部分の理解が極めて重要です。例えば、「今日は著名な旅行作家であり講演者でもあるケネス・スティーブンソン氏をお迎えしています」といった、インタビュアーによるゲストの紹介がしばしば行われます。この部分で、ゲストの職業や近年の成果についての情報を正確に把握することが求められます。

冒頭を聞き逃してもあきらめない

菅澤

英検1級リスニング試験では、話者が自然な速度で話すため、語彙が難解であることが一層の挑戦となります。初めに聞き取りにくい部分があったり、見慣れない単語が出現しても、集中を途切れさせずに聞き続けることが重要です。特に、Part 1のセクションでは、対話の終わりに試験の答えが隠されている場合が多いです。

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一方、Part 2とPart 4では、それぞれのパッセージの前半と後半から問題が設けられているため、冒頭部分が聞き取れなくても、引き続き注意深く聞けば後半の質問に答えるチャンスを得られます。こうした場面では、ひたすら耳を澄ませ、集中力を切らさないことが求められます。

言い換え表現に注意する

菅澤

英検1級の試験では、放送される内容の言葉や表現が直接問題の選択肢に現れることは稀です。通常、聞いた内容は異なる方法で表現されるため、オリジナルの文の意味を深く理解し、類似または言い換えられた表現を識別するスキルが必要とされます。

必要な情報を待ち構えて聞く

菅澤

Part 3のリスニングセクションでは、問題冊子に質問が予め記載されているため、放送を聴く前から聞くべき内容が明確になっています。放送される情報の中には、問題の答えに直接関係ない部分や似ているようで実は異なる情報も含まれていることがあります。これらの情報を効果的に識別し、重要なポイントを抽出するためには、選択的に聞く技術が必要です。

解答時間

次の問題の選択肢を先読みする

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答案を記入した後に余った時間は、次の問題の選択肢を予め確認することで有効活用できます。全ての選択肢が「She」で始まる場合、それは女性キャラクターに関連する質問が出る兆候です。同様に、選択肢に「booking」、「canceling」、「hotel」という単語が含まれている場合、これは予約やキャンセルに関連する話題が登場することを示しています。事前にこうしたヒントを得ることで、リスニング時に重要な情報を捉えやすくなり、精神的な負担も軽減されます。

次の問題に迷いを引きずらない

菅澤

もし迷いが生じたとしても、10秒以内に何らかの選択をして記入するのが望ましいです。回答を過度に反芻しても、「これが正解かもしれない、しかしもしかしたらあれか」と考えることは、正解へと導く可能性を増やすわけではありません。

オニ坊

むしろ、一定の判断を下した後は、次の問題の選択肢を読むことで次へと進むべきです。新しい問題が放送される時には、前の問題から心を切り替えて、目の前の放送内容に全注意を集中することが重要です。

学習方法

学習方法
菅澤

英検1級のリスニング試験のフォーマットは一定しているため、過去問題の繰り返し練習をすることで成績を向上させることが可能です。試験条件を模した練習を行い、時間制限と放送の頻度に慣れることが重要です。

オニ坊

一方で、リスニング中に重要なポイントを見逃すことがある場合、注意が散漫になっている可能性があります。この問題に対処するための効果的な訓練方法として、放送を聞きながら英文のメモを取ることが挙げられます。その後、これらのメモと記憶を頼りに、内容を英語または日本語で再現してみるのが良いでしょう。重要なのは全ての詳細を記録することではなく、主要な要点を抑えることです。最終的に、スクリプトや翻訳と照らし合わせて、重要な内容を欠かしていないか確認します。この練習を繰り返すことで、聞くべきポイントに集中し、不要な緊張を解放する聞き方を身につけることができます。また、内容を書き留めることで、視覚的に情報を整理し、漏れや誤解を減らすことができます。

菅澤

接続詞の理解と使用に習熟することは、英検1級リスニングにおいて非常に重要です。特に、Part 2の論説文では、論理的なつながりをしっかりと捉える必要があります。リスニングの内容は高度であり、使用される語彙も複雑です。そのため、接続詞が示す論理的な流れを迅速に理解できるように、事前にこれらの単語に精通しておくことが求められます。

オニ坊

具体的には、結果を示す「so」や「therefore」、情報の出典を示す「according to」、逆接や対比を示す「however」や「on the contrary」などの使用を練習し、これらが自然に使えるように訓練することが有効です。これらの言葉を書く、話す、聞く練習を通じて、それぞれの接続詞がどのような意味合いを持つのかを身につけることが大切です。

最後に:英検に合格をするには?

英検に合格をするには?
菅澤

ここまでに【英検1級】リスニング対策|試験内容と解答のコツを3つの軸で解説します!について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな英検に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理英語塾という塾を運営中。
もし少しでも「英検に合格したい」と考える受験生は共に英検合格を目指しましょう。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理英語塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke