【英検1級】レベルはどれくらい?気になる試験内容を2つの軸で徹底解説!

【英検1級】レベルはどれくらい?気になる試験内容を2つの軸で徹底解説!

【英検1級】レベルはどれくらい?気になる試験内容を2つの軸で徹底解説!
菅澤

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オニ坊

鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【英検1級】レベルはどれくらい?気になる試験内容を2つの軸で徹底解説!というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

英検1級のレベルや必要な単語数はどのくらい?

英検1級のレベルや必要な単語数はどのくらい?
菅澤

英検1級は、日本で利用可能な英語試験の中で最も高度なレベルを要求される試験とされています。この試験は大学の上級程度の英語力を測るものと位置付けられており、TOEICで言うと990点満点と同等の能力が求められます。

オニ坊

特に、英検1級では必要とされる語彙の範囲が広大です。具体的には、10,000から15,000語という膨大な数の単語を理解し、使いこなせる必要があります。これに対して、英検2級では約3,800から5,100語、準1級で7,500から9,000語が要求されるため、1級ではそれらのレベルを大きく超える語彙力が必要とされます。

菅澤

これまでの合格率を見ても、英検1級の難易度の高さがうかがえます。例えば、2015年度には合格率が12%と非常に低く、この数値は試験の厳しさを物語っています。

英検1級の一次試験について解説!出題形式や概要は?

英検1級の一次試験について解説!出題形式や概要は?
菅澤

試験の構成は、筆記試験とリスニング試験から成り、全体で135分の制限時間が設けられています。この中で、筆記試験にはリーディングとライティングのセクションが含まれ、これらには合わせて100分の時間が割り当てられています。リスニング試験はその後に行われ、35分間続きます。

オニ坊

リーディングとライティングセクションでは、試験が進むにつれて、問題の文章量と難易度が増していきます。このため、試験の初期段階で効率よく問題を解くことが、後半のより困難な問題に多くの時間を割くための鍵となります。具体的には、初めの簡単な問題を素早く解き終えることで、後半の難しい問題への対処に必要な時間を確保する戦略が有効です。

菅澤

例えば、リーディングセクションで最初に出される問題が比較的短い文章であれば、ここで時間を短縮し、後半の長文問題や複雑な内容に対する対策として時間を多く使うことが可能になります。

一次試験①:リーディングは3形式!すべて選択式

短文の語句空所補充

菅澤

試験のリーディングセクションの初めに登場するのは、短文の空所補充問題です。ここでは、短文や対話から抜粋された合計25の問題が出題され、各問題で一部の単語が空欄となっており、適切な語句を選ぶ必要があります。この問題に割り当てられる時間は、問題ごとに約30秒です。

オニ坊

このタイプの問題で求められるのは、主に語彙力です。なぜなら、選択肢は単語のみで構成されており、それぞれの単語の意味を正確に理解しているかが問われるからです。例えば、英検1級に必要な語彙数は10,000語を超えるため、広範な単語知識が必要とされます。

菅澤

効果的な戦略としては、知らない単語に遭遇した場合、長時間悩むよりも、迅速に勘で選択して次の問題に進むことが推奨されます。これにより、限られた時間内でより多くの問題に取り組むことが可能になり、試験全体の得点機会を最大化することができます。

長文の語句空所補助

菅澤

試験の二番目のセクションは、長文読解に基づく空所補充問題です。この部分では、説明文や評論文など、2つの長い文章が出題され、各文章から3つの空所が設けられています。それぞれの問題に対して、適切な単語や句を選んで空所を埋める形式となっており、1問につき約2分の解答時間が設定されており、合計で12分で全問解答することが目標です。

オニ坊

この試験のセクションでは、単に語彙力だけでなく、文の流れや意味を理解する読解力も重要です。たとえば、全体を通読することで文脈を把握し、それに基づいて適切な単語を選ぶことが理想的ですが、時間の制約を考えると、特に空欄の直前直後の文を読むことで答えを導き出すことも有効な戦略です。

長文の内容一致選択

菅澤

試験のリーディングセクションの終盤に位置するのは、長文読解に基づく内容一致選択問題です。このセクションでは、4つの長文が用意されており、それぞれの文章に対して2から3の質問が設けられています。全体で10問が出題され、各問題の推奨解答時間は5分です。

オニ坊

この部分の課題は、文章の長さと複雑さにあります。前のセクション「長文の語句空所補助」よりも更に詳細で長い文章が使用され、学術論文に近い内容が多くを占めます。このため、理解するのが一層困難です。各問題に関連する選択肢も長文であり、文章の内容を深く理解していないと正確な選択が難しいです。

菅澤

たとえば、一つの長文が気候変動に関する論文であった場合、その影響や対策に関する具体的な質問が出るかもしれません。このような問題では、文書全体の流れや重要なデータポイントを理解している必要があります。質問は通常、文章の主要なポイントまたは詳細な内容に関連しているため、文脈を把握していることが不可欠です。

一次試験②:ライティング(英作文)
菅澤

試験の最後のセクションであるライティング問題は、筆記部分の終了を告げます。この部分では、選択肢に基づく問題からシフトし、記述式の問題になります。受験者は与えられたトピックに対して、自らの言葉で意見や考えを形式化して書く必要があります。ライティングセクションの推奨時間は15から20分です。

オニ坊

ライティングセクションでは、まずトピックを読み、大まかなエッセイの構造を5分以内で計画します。続いて、実際の文章の執筆に約10分を割り当て、残りの2から3分で内容の最終確認を行います。この見直しの際、スペルミス、文法の誤り、時制の一貫性、主語と述語の適切な使用が確認ポイントです。

菅澤

設問では、トピックの他にエッセイの構成指示も含まれています。これには、「答えの理由を3つ記述すること」や「導入部、本文、結論の順序で書くこと」など、エッセイを構成する際に重要な指示が含まれており、これらを初めにしっかりと読むことが必要です。また、全体の文字数は大体200から240語の範囲で指定されています。

一次試験③:リスニングは4形式!すべて選択式
菅澤

試験の筆記部分が終了すると、次はリスニングテストが始まります。このセクションの全体の所要時間は35分と設定されています。リスニングテストは、全て選択肢形式の問題で構成され、全体で4つの異なるパートに分かれています。音声は各問題で一度だけ放送されるため、注意深く聞くことが必要です。各問題に割り当てられている時間は約10秒です。

オニ坊

それぞれのリスニングパートでは、異なるスキルが試されます。例えば、一部のセクションでは主に日常会話の理解が求められ、他のセクションではニュース放送やアカデミックな内容の理解がテストされる場合があります。このため、事前に多様な聞き取り練習をしておくことが、試験で成功する鍵となります。

会話の内容一致選択

菅澤

試験のリスニングセクションの初めに位置するのは、「Dialogues」セグメントで、これは「会話内容一致選択問題」に分類されます。この部分では、短い会話のオーディオクリップを聞いた後、それに基づいて設けられた質問に対する正しい答えを4つの選択肢から選ぶ形式です。合計で10問が出題されます。

オニ坊

この種の問題では、リスニングの基本的なスキルが試されるため、会話の中の特定の情報を正確に聞き取る能力が非常に重要です。例えば、一つの会話で「昨日の天気はどうだった?」という質問があった場合、選択肢は異なる天候の記述がなされるため、会話中に述べられた正確な天候を選ぶ必要があります。

文の内容一致選択

菅澤

試験のリスニングセクションにおける「Passages」部分は、複数の短い読み物に基づく問題を提供します。具体的には、5つの異なるテキストが朗読され、各テキストに対して2つの質問がされ、全体で10の質問が用意されています。

オニ坊

このセクションでは、各読み物のタイトルを確認することから始めます。これにより、リスナーは音声を聞く前に、テキストの内容についての予測を立てることができます。例えば、タイトルが「Climate Change Impacts」であれば、気候変動の影響に関する内容が含まれると推測できます。問題の種類は多岐にわたり、その中には「何がその理由の一つか?」といった、特定の理由を問うものも含まれます。このような質問は、テキストの内容を正確に理解しているかを評価するために設計されています。

Real-Life形式の内容一致選択

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試験のリスニングセクションで「Real-Life Scenarios」パートが取り上げられます。これは、実際の生活環境で遭遇可能な様々なシチュエーションを模倣した音声を聞いて、それに基づいた質問に答える形式です。具体的には、会議のディスカッション、テレビ番組の一部、デパートでのアナウンス、留守番電話のメッセージなど、日常的な場面が取り上げられます。

オニ坊

このセクションの特徴は、背景音として街の雑音やその他の効果音が含まれている点です。これにより、リスニングがより現実的な環境で行われ、受験者の日常生活における聞き取り能力を試すことができます。

菅澤

各音声クリップの再生前には、シチュエーションと質問が提示され、受験者はそれぞれの設問を10秒間先読みすることができます。この先読みの時間を利用してシチュエーションを理解し、何に注目して聞くべきかを事前に考えることで、実際に音声が流れた際には内容をより効果的に聞き取ることが可能になります。

インタビューの内容一致選択

菅澤

試験のリスニングセクションの終了部分に位置するのは「Interview」セグメントです。この部分では、一つのインタビュー形式の会話が放送され、それに基づいた2つの質問に答える必要があります。このインタビューはセクション内で唯一のものであり、各質問に対する回答時間の目安は10秒、全体で20秒以内に回答を完了することが推奨されます。

オニ坊

この形式では、インタビューの内容を正確に聞き取ることが非常に重要です。例えば、インタビューが職業についての話であれば、特定の職業の日常業務や職場の雰囲気に関する質問がなされる可能性があります。インタビューの詳細を把握し、それに関連する質問に迅速に答えることが求められます。

英検1級の二次試験について解説!面接ではどんな課題が出る?

英検1級の二次試験について解説!面接ではどんな課題が出る?
菅澤

一次試験の完了後、次は二次試験である英語スピーキングテストが行われます。この試験は面接形式で進行し、所要時間は10分です。面接官は2人おり、テストのやりとりはすべて英語で行われます。

このスピーキング試験では、スピーチの構成力、応答の適切性、文法の正確性、語彙の豊富さ、そして発音の明瞭さの5つの要素が評価の対象となります。スピーチでは、与えられたトピックに基づいて、その要点と支持する根拠を整理し、それを明確に伝える能力が試されます。

オニ坊

応答の部分では、面接官からの質問にどのように答えるか、そして会話を積極的にリードする意欲が評価されます。例えば、面接官が「あなたの趣味は何ですか?」と尋ねた場合、単に「読書です。」と答えるのではなく、なぜその趣味が好きなのか、どのような本を読むのかなど、より詳細な情報を加えることでコミュニケーション能力を示すことが求められます。

自由会話
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二次試験では、個別の試験室で面接が実施されます。面接は、面接官との自己紹介から始まります。この時、単に名前を述べるだけでなく、自分の趣味や興味、職業についても話すことが推奨されます。これにより、会話がスムーズに進行し、受験者がより関心を持って話すテーマへと話題が展開しやすくなります。

オニ坊

面接の初めに自己紹介を行うことは、後続の会話に自然な流れをもたらすための重要なステップです。例えば、趣味が読書であれば、それに関連する質問が面接官からされる可能性が高く、受験者は自身がよく知るトピックについて自信を持って話すことができます。

スピーチ
菅澤

試験の次の段階で、面接官からトピックカードが渡されます。このカードには5つの異なるテーマが記載されており、受験者は1分の間にどのテーマについて話すかを決定します。この時間内でメモの取り方は許されず、トピックに対する自分の見解やそれを支える根拠を心の中で整理する必要があります。

オニ坊

選択可能なテーマは、世界経済や貧困問題、環境問題、教育の課題、治安や選挙、大規模な国際イベントといった、社会的に意義深いものが含まれています。これらのテーマは一般的に情報に富み、多くの人々に影響を与えるため、事前にこれらの話題について考え、自分の立場を明確にしておくことが推奨されます。

菅澤

1分の準備時間が終わると、面接官はスピーチを始めるよう指示します。選んだテーマを明らかにし、そのトピックについて2分間のスピーチを行います。スピーチは時間内に終える必要があり、時間が2分を超えると、たとえ途中であってもスピーチは打ち切られます。

Q&A
菅澤

スピーチが完了した後は、面接官によるフォローアップの質問が行われます。通常、これは2つの質問がされることが多いですが、質問の内容や数は状況によって異なることがあります。この質疑応答のセクションには4分の時間が割り当てられています。

オニ坊

面接官からは、スピーチで取り上げたトピックに関連する質問や、スピーチの内容をさらに深堀りするような質問がなされることが一般的です。これに対しては、冷静にかつ熟考した答えを用意することが求められます。「この問題に対するあなたの見解は何ですか?」といった質問に対しては、単に意見を述べるだけでなく、その理由や具体的な事例を引き合いに出して答えることで、回答に説得力を持たせることができます。

菅澤

効果的な答え方としては、「私はこの問題についてこう考えます。その理由は~であり、具体例としては~が挙げられます。」といった形式を取ることが望ましいです。これにより、ただ自己の意見を述べるだけでなく、その意見がどのように形成されたのかを説明することができ、内容の理解を深めることが可能になります。

オニ坊

質疑応答が終了すると、試験は全て完了します。トピックカードを面接官に返却し、礼儀正しくお礼を述べてから試験室を退出します。このプロセス全体を通じて、受験者は自己表現力と英語におけるコミュニケーション能力を示すことができ、試験の成功に繋がります。

最後に:英検に合格をするには?

英検に合格をするには?
菅澤

ここまでに【英検1級】レベルはどれくらい?気になる試験内容を2つの軸で徹底解説!について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな英検に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理英語塾という塾を運営中。
もし少しでも「英検に合格したい」と考える受験生は共に英検合格を目指しましょう。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理英語塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke