【英検5級】合格ラインはどれくらい?試験内容や効果的な勉強法を3つの軸で解説!

【英検5級】合格ラインはどれくらい?試験内容や効果的な勉強法を3つの軸で解説!

【英検5級】合格ラインはどれくらい?試験内容や効果的な勉強法を3つの軸で解説!
菅澤

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オニ坊

鬼管理英語塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【英検5級】合格ラインはどれくらい?試験内容や効果的な勉強法を3つの軸で解説!というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
英検に受かりたいみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

英検5級の合格点はない?CSEスコアの合否判定について

英検5級の合格点はない?CSEスコアの合否判定について
菅澤

まず、英検5級の合格基準についてご説明します。英検5級を合格するためには特定の点数を超える必要がありますが、単純な点数だけで判断されるわけではありません。英検では、リーディングとライティングでそれぞれ425点満点を争い、合計850点満点中419点以上を獲得することが合格条件とされています。しかし、これは単に問題の49%に正解すればよいというわけではなく、リーディングとライティングのバランスが考慮されます。

オニ坊

英検では各級で「CSEスコア」というものが用いられており、これは「Common Scale for English」の略称です。CSEスコアによって、受験者の英語能力が総合的に評価され、自身の英語力が可視化されます。特にリスニング、リーディング、スピーキングの各技能においてどれほどの能力があるかがグラフで示されるため、自己の強みや改善点が明確に理解できます。

菅澤

このように、英検5級の合格は、単に多くの問題に正答するだけではなく、バランス良く技能を発揮することが求められるのです。それ故に、英語の各領域を均等に伸ばし、全体的な英語力を向上させることが重要となります。この視点から英検の準備を行うことで、より効果的な学習が可能となり、結果的に合格への道が拓けるでしょう。

英検5級の難易度やレベルはどのくらい?

英検5級の難易度やレベルはどのくらい?
菅澤

英検制度は、全7レベルに分類されており、最上級の1級から順にレベルが下がっていきます。この中で5級は、入門レベルとして位置づけられています。日本英語検定協会によれば、この5級は中学校の初級レベルの英語力を対象としています。

オニ坊

英検5級は、英語の基本的な理解を図ることを目的として設計されており、最も基礎的なレベルの試験です。これは英語学習の最初のステップと考えられ、日常生活の簡単な英語を使いこなす能力が試されるため、英語の初学者にとって適切な挑戦と言えます。試験では、300から600語の基本的な語彙が求められ、それを使って日常的なトピックスについて理解や表現を行うことができるかがチェックされます。

菅澤

試験内容には、ビジネスや専門的な話題ではなく、家庭生活、趣味、スポーツなど、学習者が日常で遭遇しうる身近なシナリオが含まれます。これにより、受験者は実際の生活場面で使用する基本的な英語を練習し、それによって英語の基礎力をしっかりと固めることができます。

1級大学上級程度
準1級大学中級程度
2級高校卒業程度
準2級高校中級程度
3級中学卒業程度
4級中学中級程度
5級中学初級程度

英検5級の試験内容とそれぞれの問題数は?

英検5級の試験内容とそれぞれの問題数は?
リーディング:3形式ですべて選択式
菅澤

英検5級の試験は、主にリーディングとリスニングの二つのセクションで構成されており、さらに2016年からはオプションとしてスピーキングテストが加わっています。試験はそれぞれの言語技能を測ることに特化して設計されています。

オニ坊

特にリーディングセクションにおいては、25分の時間内で様々な問題に取り組むことになります。この部分は3つの異なるタイプの問題に分類され、受験者は提供された4つの選択肢から正しい答えを選ぶ形式で問題を解く必要があります。

短文の語句空所補充

菅澤

英検5級のリーディングセクションでは、短文の空所補充問題が重要な役割を果たします。この部分は、全体のリーディングセクションで最も多くの問題数を誇り、合計で15問が設けられています。この試験は、短文や会話文の中の一箇所が空欄になっており、受験者は適切な単語や熟語を選択して空欄を埋めることが求められます。

オニ坊

このタイプの問題では、約半数が適切な単語を選ぶことを目的としており、残りの半数は熟語や文法的な知識を問います。これにより、受験者の単語知識だけでなく、基本的な文法規則に対する理解も試されることになります。たとえば、「to」や「on」といった前置詞の正しい使用方法を知っているかが問われる場合があります。

会話文の文空所補充

菅澤

英検5級の試験では、会話文の空所補充問題も重要な部分を占めています。このセクションでは、2人の会話を読むことで空欄を埋める適切な答えを見つけ出す必要があります。これは、言語をコンテキストの中で理解する能力を測る試験です。

オニ坊

選択肢は単一の単語や前置詞だけでなく、短いフレーズや完全な文で提示されることが一般的です。例えば、「He’s very nice.」のような文が選択肢として出されることがあります。これにより、受験者は単語を単独で覚えるだけでなく、それが実際の会話の中でどのように使用されるかを理解する必要があります。

菅澤

全5問からなるこのパートでは、各問題に対して約1分の解答時間が設けられています。選択肢の内容も細かく検討する必要があるため、合計で約5分が所要時間とされています。このような設定は、受験者がリアルタイムで情報を処理し、適切な選択を行う能力を試すためのものです。

日本文付き短文の語句整序

菅澤

英検5級の試験における語句整序問題は、受験者の語彙整理能力と文法知識を試すための重要なセクションです。この問題では、日本語の意味を持つ文に基づいて、英語のフレーズを正しい順序に並べ替える必要があります。各フレーズはバラバラに提示され、それを適切な順番で組み立てていく作業が求められます。

オニ坊

具体的には、英文のフレーズは数字でラベル付けされ、これを適切な順序に並べることが必要です。例えば、日本語の文が示す意味に基づいて、どの英文フレーズが文の開始部分に来るべきか、そしてその他の部分の順序はどうなるかを判断することが要求されます。また、英文の最初の単語が小文字で始まるため、文の始まりとして適切なフレーズを選ぶ際には特に注意が必要です。

リスニング:3形式ですべて選択式
菅澤

英検5級の試験では、リーディングセクションの次にリスニングセクションが行われます。このセクションでは、日常生活に即した会話を聞き取り、その内容を理解することが求められます。リスニングテストは主に、対話形式の会話やイラストに基づいた問題などから構成されています。

オニ坊

このリスニングパートの特徴的な点は、すべての音声が二回ずつ再生されることです。これにより、受験者は一度目の聞き取りで不明確だった部分を再確認する機会を持つことができます。また、話者の発話速度が遅めに設定されているため、リスニングが苦手な受験者でも内容を理解しやすくなっています。

菅澤

具体的には、リスニングセクションでは、会話が展開されるシナリオや一枚のイラストが示され、そのイラストの内容を正確に説明する英文を選ぶ問題があります。これにより、受験者は聞いた情報を基に適切な選択をする能力を試されます。全体として、リスニングパートは約20分間で構成されており、複数のパートに分けられています。これにより、リスニング能力だけでなく、情報を処理し選択するスピードも重要な要素となっています。

会話の応答文選択

菅澤

英検5級のリスニングテストには、対話に基づく応答文選択問題が含まれています。このセクションでは、放送される2人の会話を聞き、その内容に基づいて適切な応答を選ぶ必要があります。問題文は最初に読み上げられ、その後に選択肢が音声でのみ提供されます。

オニ坊

この形式は、受験者のリスニング能力を試す設計であり、選択肢が視覚的には提供されないため、正確な聞き取りが不可欠です。選択肢を音声だけで理解し、記憶することが求められるため、集中力と記憶力が試されます。

菅澤

例として、会話中に使用されるフレーズやキーワードがヒントとなることが多く、この情報は補助イラストにも反映されています。イラストを事前に確認し、会話のコンテキストを予測することが推奨されます。これにより、受験者はより効率的に情報を処理し、適切な応答を選択する準備が整います。

会話の内容一致選択

菅澤

英検5級のリスニングテストでは、対話内容に基づく質問への回答選択が行われます。このセクションでは、2人の会話を聴いた後、その内容に関する質問が提出され、受験者は4つの選択肢から正しい答えを選ぶ必要があります。このタイプの問題は、全5問から構成されています。

オニ坊

この試験の部分では、会話の内容を正確に理解することが非常に重要です。さらに、その後に提起される質問も理解する必要があり、選択肢を通じて正確な答えを選ぶ能力が求められます。これにより、リスニングの精度だけでなく、情報の処理能力も試されることになります。

菅澤

例えば、会話中に特定の情報や詳細が言及された場合、それに関連する質問が出されることがあります。受験者は、会話の流れやキーワードを把握し、それを元に選択肢の中から最も適切な答えを選ぶ必要があります。音声が2回再生されるため、初回で聞き取りにくかった部分は二回目の再生で確認し、理解を深めることが可能です。

イラストの内容一致選択

菅澤

英検5級のリスニングテストには、視覚的な材料を利用した問題が含まれています。このパートでは、提供されたイラストに基づいて正確な英文を選ぶ必要があります。全10問のうち、各問題では3つの英文が音声で読み上げられ、受験者はこれらの中からイラストを最もよく表現している英文を選択します。この問題形式は、選択肢が書かれていないため、リスニング能力に依存します。

オニ坊

この問題セクションの挑戦は、読み上げられる選択肢が細かいニュアンスで異なることが多い点です。例えば、使用される動詞や主要な名詞が一語だけ異なる場合があり、それがイラストの内容とどの程度一致しているかを判断する必要があります。このように、受験者は細かな語彙の違いに注意を払いながら、最適な答えを選ぶ力が求められます。

菅澤

特に注意が必要なのは、よく似た発音の単語や数字を区別する能力です。たとえば、「seventeen(17)」と「seventy(70)」のような数字は、聞き間違えやすいため、これらを正確に聞き分ける訓練が重要です。このスキルは、音声のみで情報を処理する場面で特に役立ちます。

任意で受けられる英検5級のスピーキングテストってなに?

任意で受けられる英検5級のスピーキングテストってなに?
菅澤

英検5級では、2016年から新たにスピーキングテストが導入され、これまでのリーディングとリスニングに加えて、任意でスピーキングの能力も試すことが可能になりました。このスピーキングテストは完全に任意で、試験時間は約5分と短いため、他の試験部分を終えた後に気軽に受験することができます。

オニ坊

スピーキングテストの最大の利点は、その便利さにあります。受験者は試験会場で直接試験官と対話するのではなく、自宅や好きな場所からオンラインでアクセスし、スマートフォンやパソコンを使用して自分の発話を録音して提出します。これにより、時間的、地理的な制約が大幅に緩和されています。

菅澤

たとえば、受験者はリーディングとリスニングの試験が終わった直後に、自分のペースでスピーキングテストを受けることができます。これは特に、実際の会話状況での反応速度や発音の正確性など、英語の実用的な口頭表現力を測るのに適しています。

英検5級に合格するために必要な勉強は?

英検5級に合格するために必要な勉強は?
単語・熟語は中学1年生レベルのものをマスターしよう
菅澤

英検5級の問題は中学初級レベルに設定されており、必要とされる語彙数は300から600語程度です。これは、英語学習の初期段階にある生徒が取り組むには適切なレベルで、日常生活でよく使用される基本的な英語をカバーしています。

オニ坊

比較すると、英検1級の語彙要件は10,000から15,000語と非常に高く、大学レベルの上級英語に相当します。これに対して、英検5級では、より身近で親しみやすい内容が取り上げられるため、初学者にとって学びやすい内容となっています。例えば、中学校で習う基本的な単語やフレーズが中心です。これには「家」「学校」「日記」といった、日常的な場面で使用する単語が含まれます。

問題集を繰り返し解こう
菅澤

英検5級の勉強方法については、無数の教材を使うよりも、一冊の問題集を徹底的に使いこなす方が効果的です。このレベルでは、過度に多くの教材を購入して学習する必要はありません。英検5級は基本的な英語力を確認するための試験であるため、一冊の問題集で充分な練習が可能です。

オニ坊

重要なのは、選んだ問題集を深く理解し、完全にマスターすることです。たとえば、初めて解いた時に間違えた問題や理解できなかった単語があれば、それらを何度も繰り返し解いて学習します。この繰り返し学習が、実際の試験での成功につながります。

菅澤

また、問題集を選ぶ際は、多種多様な選択肢から自分にとって理解しやすく、使いやすいものを選ぶことが重要です。これにより、学習の効率が上がり、より深い理解が促されます。

参考書に付属のCDを何度も聞こう
菅澤

英検5級のリスニング対策として、特定の教材のCDを何度も聴くことは非常に効果的です。この試験レベルでは、リスニングセクションも基本的な日常会話に焦点を当てており、中学初年度の英語学習内容が多く含まれています。

オニ坊

リスニングスキルを高めるためには、繰り返し聴くことが鍵です。英検5級のリスニング問題は速度が遅めに設定されているため、受験者には比較的聞き取りやすいです。そのため、同じCDを繰り返し聞くことにより、耳が英語の音に慣れ、徐々に聞き取り能力が向上します。

最後に:英検に合格をするには?

英検に合格をするには?
菅澤

ここまでに【英検5級】合格ラインはどれくらい?試験内容や効果的な勉強法を3つの軸で解説!について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。英検に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな英検に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理英語塾という塾を運営中。
もし少しでも「英検に合格したい」と考える受験生は共に英検合格を目指しましょう。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理英語塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke