【必見】学習院大学専門塾/予備校が解説する学習院大学経済学部「国語」の入試傾向と対策

菅澤孝平

学習院大学専門塾/予備校GAKU-PASSの代表菅澤です。

このページでは、学習院大学経済学部の国語入試問題の傾向や特徴を解説しております。

学習院大学に合格するには学部別の対策と同時に、科目別の対策も必要になってきます。

学習院大学経済学部に合格したい方は「国語」の特徴や傾向を理解したうえで勉強に励みましょう。

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学習院大学経済学部とは

菅澤孝平

学習院大学経済学部についての情報は別途コチラに記載しております。

学習院大学経済学部を知りたい方はコチラより閲覧してください。

学習院大学経済学部「国語」の前提情報

試験時間60分
大問数3題
解答形式マークシート式・記述式併用型
頻出単元基本的に、総合的な力を問われる。
知識問題(漢字や一般教養、古文常識)
菅澤孝平

試験時間は60分、問題は3題となっています。

例年漢字問題が一題、現代文が一題、古文が一題という構成となっています。

 

現代文は、基本的に評論文から出題されますが、時々新聞の社説やコラム、寄稿から出題される場合もあります。

内容は、文芸や芸術、文化、社会、科学、言語などと多岐に渡っています。

 

古文では、文学史で学ぶような有名作品が出題されることが多いです。

内容読解に加えて、古語の読みや、古語の語意、文法、文学史などと、総合的な力が問われます。

学習院大学経済学部「国語」の傾向

菅澤孝平

この記事では学習院大学経済学部の国語について記述しますが、

他の大学の国語について対策したい方はコチラの記事もご確認ください。

 

■傾向

■対策

 

など、すべてを記載しています。

少しでも合格の可能性を上げたい方は、最後まで閲覧してください。

菅澤孝平

学習院大学文系他学部の記事はコチラにまとめておきます。
他の学部対策も知りたい方はコチラもご覧ください。

■学習院大学文学部の「国語」を詳しく知りしたい方はコチラ

菅澤孝平

それでは、学習院大学経済学部「国語」の特徴・傾向を見ておきましょう。

■現代文の特徴

菅澤孝平

まずは現代文について説明していきます。

 

学習院大学経済学部の現代文には、大きく分けて5つの問題が存在します。

 

■漢字問題
■その他知識問題

■理由説明問題

■内容換言問題

■内容合致問題

 

以上の問題が存在します。順番に確認していきましょう。

■漢字問題

例:

「漢字問題」とは、漢字の書きや読みを記述する問題のことです

菅澤孝平

最初の問題傾向は、漢字問題です。

漢字も知識問題ではありますが、便宜上そのほかの知識問題とは別の項目で説明します。

 

学習院大学経済学部の漢字問題は大問として独立して出題されます。

それに加えて、第2題(現代文)で出題される場合もあります。

 

学習院大学経済学部の漢字問題は配点が大きいです。2021年度の試験では、100点中20点を漢字問題が占めていました。

 

つまり、漢字問題で高い点数を獲得しなければ、合格することは不可能なのです。

 

受験生の中には、漢字の対策をしない人もいますが、漢字のような基礎的な知識問題で失点してしまうのは、非常に悔しいです。

必ず漢字の対策はするようにしましょう。

■その他知識問題

例:

「その他知識問題」とは、漢字以外の知識問題のことです。

菅澤孝平

次の問題傾向は、漢字以外の知識問題です。

 

具体的には、「四字熟語」や「語句の意味」、「慣用句」、「口語文法」などが出題されます。

 

しかしながら、このような知識問題の対策は少し難しいです。

「これをやれば大丈夫」というような参考書があまりないのです。

 

ここでは現代文の知識を身に付ける方法を具体的に説明します。

 

まず、文章を読んだり問題を解いたりしていて、知らない単語や語句などが出てきた場合は、必ずその都度調べてください。

(問題演習しているときは、解き終わってから)

 

そして、ノートを一冊用意してください。

意味を推測することのできなかった場合や、意味を勘違いしていた場合は、ノートに書いてまとめるようにしましょう。

そして、それを単語帳のように使用してください。

 

また、このような未知のリストアップは

机に向かっているときだけでなく、日常生活でも行うようにしましょう。

 

例えば、ニュースを見ているとき、親や先生と話しているときなどがあげられます。

 

そのように、日々の意識を持つことによって

現代文の知識をより効率的に身に付けることができます。

■理由説明問題

例:

「理由説明問題」とは、文章を説明するのに最適な理由を選択する問題のことです。

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次の問題傾向は、理由説明問題です。

 

理由説明問題を解答する際には、消去法が非常に有効です。

それは、選択肢が「正しい根拠」よりも「誤りである根拠」を判断することの方が容易であるからです。

 

各選択肢が誤りである根拠を見つけだすようにして、本文を読み進めましょう。

また、本文中の文章と単語、1つ1つには必ず意味があると考えて、注意深く読むようにしてください。

 

この点については、「攻略法」「❶1文を徹底的に読み理解すること→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解」にて詳しく説明していますので、確認してください。

■内容換言問題

例:

「内容換言問題」とは、本文の説明を言い換えたものを選択する問題のことです。

菅澤孝平

続いての問題傾向は、内容換言問題です。

 

内容換言問題では、具体的に「~とはどういうことか?」「筆者はどう主張しているか?」ということが問われます。

特に、主題に関係している場合が多いです。

 

必ず、本文中に解答のヒント(根拠)があります。

選択肢にある一つ一つの単語を吟味して、本文中の換言表現にあたるかどうかを熟考しましょう。

■内容合致問題

例:

「内容合致問題」とは、選択肢から本文の内容に合う(合わない)ものを複数選択する問題のことです。

菅澤孝平

最後の問題傾向は、内容合致問題です。

 

例年、学習院大学経済学部の内容合致問題は、

例のように「本文と合致するものを選択肢から複数選ぶ」

という形式で出題されます。

 

理由説明問題、内容換言問題と同様、

内容合致問題で問われているのは要旨の理解、読解です。

以下で具体的な解き方を説明します。

 

(1)設問→本文の順で確認する

 

まず、選択肢の数と解答する数を確認してください。

そして本文の主題(主張)を推測しながら、読み進めてください。

本文と設問の中から、キーワードと重要句を抜き出してください。

同時に未知の単語もリストアップしてください。主題に関わるヒントである可能性が高いです。

 

(2)本文から選択肢の対応部分を探す

 

学習院大学経済学部の国語では、選択肢と本文の順番が一致している場合が多いです。

それぞれの段落を読み終えたところで、その都度設問を解いてみましょう。

その際には、本文で対応する部分に線や〇をつけて、解答の根拠を明確にしておきましょう。

■古文の特徴

菅澤孝平

次に、古文の特徴について説明していきます。

 

学習院大学経済学部の古文には、大きく分けて5つの問題が存在します。

 

■漢字読み問題
■語彙問題

■文法問題

■内容合致問題

■文学史問題

 

以上の問題が存在します。

■漢字読み問題

例:

「漢字読み問題」とは、漢字(古語)の読み方を、現代仮名遣いで記述する問題のことです

菅澤孝平

最初の問題傾向は、漢字の読み問題です。

 

対策は、日々の学習において各古語の読みを意識することです。

音読して、どの古語の読み方が曖昧だったのかを確認しても良いでしょう。

 

解答の際には現代仮名遣いで記述するので、古語に特有の「ゐ」や「ゑ」を考える必要がありません。

古文をしっかりと学習しているなら難しいことはないはずです。

■語彙問題

例:

「語彙問題」とは、古語の意味を問う問題のことです。

菅澤孝平

次の問題傾向は、古語の意味を問う語彙問題です。

 

古文単語は、古文の問題を解くのに必要な最も基礎的な知識の一つです。

対策は、日頃から古文単語を単語帳などでしっかりインプット・アウトプットすることです。

 

学習院大学経済学部古文の語彙問題は例のような2つの形式で出題されます。

1つ目は、本文中の空欄に当てはまる古語を選択する形式。(画像右)

2つ目は、本文中の古語の意味を選択する形式。(画像左)

 

どちらの形式でも問われるのは古文単語の意味ですので、

単語の学習をしっかりやれば、解き方に慣れなどは必要ないと思われます。

 

しかしながら、時々単語帳にはあまり記載されていない難関な単語が出題される場合があります。

その際に問われるのは知識ではなく、単語の意味を推測する力です。

本文全体や、該当部分の前後を参考にして推測してください。

 

このように語意問題は、完全な知識問題ではなく、仮に知識が不足していても本文の理解で補うことができます。

最後まであきらめずに解答するようにしてください。

■文法問題

例:

「文法問題」とは、古文文法に関係する知識を問う問題のことです。

菅澤孝平

続いての問題傾向は、文法問題です。

 

学習院大学経済学部古文の文法問題では、基本的に標準的なものが出題されます。

例のように本文の文法的説明を行うものや、本文の空欄に助詞や助動詞などを当てはめるようなものが扱われます。

 

古文を解くうえで、文法知識は単語と並んで必要な知識です。

英語と比較して、古文文法はそれほど暗記量が多くありませんので、確実に暗記しましょう。

 

まずは、動詞や助動詞の活用とその意味などから確認していくことで、効率よく成績を伸ばすことができます。

■内容合致問題

例:

「内容合致問題」とは、選択肢から本文の内容に合う(合わない)ものを複数選択する問題のことです。

菅澤孝平

次の問題傾向は、内容合致問題です。

現代文とは、要求される知識が異なるので、確認していきます。

 

古文の内容合致問題で要求される知識は

・古文単語

・古文文法

・古文常識

の3つです。順番に説明していきます。

菅澤孝平

まず先ほど述べた通り、古文単語は文章を読み進めるうえで不可欠な知識です。

単語帳を使用してインプットアウトプットを行い、単語力を養いながら、未知の単語を推測する力も身に着けてください。

 

そして、古文文法はそうして覚えた単語をつなぎ合わせて本文を理解するために必要な知識です。

 

先ほど、文法は暗記する必要があると言いましたが、暗記以上に重要なのが、そのアウトプットを日頃から行うことです。

問題を解く際に「この部分は助動詞○○の□□活用で、△△という意味で…」とその都度分解して考える時間はありません。

 

スラスラと文章を読むためには、

文法を即座に、無意識に当てはめていかなければなりません。

そのためには、日頃の学習において(特に文章を読む際に)、文法を逐一意識することが重要なのです。

 

最後に、古文常識は、本文の理解に不可欠なです。

和歌や恋愛、仏教などがあげられます。

 

仏教の「出家」を例にすると、

・出家は俗世から離れること、つまり死を意味することや、

・そこで主に断ち切らなければならないのは、家族関係や恋愛関係である場合が多いこと

・そこから転じて、恋が成就しなかった時や出世争いに敗れた時に出家する場合が多いこと

まで考えることができます。

 

このようなパターンを知っておくことで、本文の理解をスムーズに行うことができるのです。

時間があるときに単語の注や『国語便覧』を読むようにしましょう。

■文学史問題

例:

「文学史問題」とは、出典作品の説明や作成年代などを問う問題のことです。

菅澤孝平

学習院大学経済学部の古文では、この文学史問題が毎年必ず出題されます。

 

例のように、本文で扱った作品の説明を問う場合や、

他の作品を選択肢として、作品が作成された時代などを問う場合もあります。

 

出題されるのは出典作品についてですので、本文から推測することも不可能ではありませんが、

文学史を暗記してしまう方が、遥かに簡単で確実に点が取れます。

扱われる文学作品は限られていることなどがその理由です。

 

そして、そのような文学史を覚えることで、作品の内容理解を深めることができます。

つまり、文学史問題を解けるようになるだけでなく、「前項」の「古文常識」と同様に本文をスムーズに読み進めることができるようになるのです。

学習院大学経済学部「国語」の攻略法

菅澤孝平

続いて、学習院大学経済学部の国語攻略法を記します。

 

❶1文を徹底的に読み理解すること→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解

❷1文と1文との関係性を把握すること

❸根拠や思考過程を明らかにして解答すること

 

ここに該当してない場合、合格は厳しいです。

しかし、これらに該当している場合は合格の可能性が高いと言っていいでしょう。

 

該当していない場合は、非効率な勉強をしている可能性が高いです。

確認して、すぐに実践に移りましょう。
 
現代文と古文のやり方は共通することが多いため攻略法は同じ記述をいたします。

❶一文を徹底的に読み理解すること→漢字・現代文単語・助詞・助動詞の理解

菅澤孝平

学習院大学経済学部国語攻略法1つ目、「一文を徹底的に読み理解すること」です。

菅澤孝平

文章の要旨をつかむためには、一文一文を徹底的に読み、理解していかなければなりません。

文章とは、一つ一つの文が積み重なって構成されているからです。この点については次項で説明します。

 

まず、一つの文を構成しているのは、単語や語句です。

それらの意味や役割を理解して、知っておかなければ文を理解することができません。

 

したがって、語彙などの基礎知識が重要となるのです。

特に、日常生活で触れない古文は、この側面が強いです。

 

全く意味のない単語や語句などは、絶対にありません。

文中の一言一句にこだわりを持って読みましょう。

❷一文と一文との関係性を把握すること

菅澤孝平

学習院大学政治経済学部国語攻略法2つ目、「一文と一文との関係性を把握すること」です。

菅澤孝平

前項で説明した通り、

文章とは一つ一つの文が積み重なって構成されるものです。

つまり、一つ一つの文に意味や役割が必ずあります。

そして、それらの因果関係を理解しなければ、全体の論理を考えて、読解することは不可能です。

 

文の因果関係を考えるためには「接続詞」に注目しましょう。

接続詞は、一文一文をつなぎ、話の展開を左右させるので、本文の読解において非常に重要な役割を担っています。

 

・順接(そして、それで)

逆接(しかしながら、けれども)

・因果(だから、そのため)

並列(また、および)

添加(さらに、それどころか)

対比(一方、他方)

選択(または、それとも、あるいは)

補足(もっとも、なお)

例示(つまり、例えば、一般的に、実際に)

転換(それでは、ところで、さて)

他にもあるので、知らないものが出てきた場合は、その都度確認するようにしましょう。

 

本文を読み進めていて、接続詞が出てきた時には、〇を付けるようにしましょう。

そうすることで、話の展開を可視化することができます。

根拠や思考過程を明らかにして解答すること

菅澤孝平

学習院大学政治経済学部国語攻略法3つ目、「根拠や思考過程を明らかにして解答すること」です。

菅澤孝平

国語では「根拠や思考過程を明らかにして解答すること」が重要です。

 

そうすることによって、仮に正答できなかった場合でも、解説を読む時に「なぜ間違えたのか」「なにがわからなかったのか」を明確にすることができます。

 

「考える」という、非常につらい作業ではありますが、それを積み重ねることでしか、読解力を養うことはできません。

 

「読解力はどうしたらつくのか」と悩む人の多くは、この作業から逃げて、解答の根拠を明確にしないまま答え合わせに移ってしまっているのです。

 

問題集は、できる限り解説が詳しいものを選んでください。

解説を読んでわからない場合は、先生に聞いたりして、必ず理解するようにしてください。

 

せっかく解くのに時間をかけた問題を、わからないままにしてしまうのはもったいないです。

菅澤孝平

学習院大学経済学部の国語については以上になります。

・一覧で学習院大学対策記事が閲覧できます。


■他の大学の国語対策をしたい方はこちらの記事もご確認ください。

■傾向

■対策法

全てを記載しています。

少しでも合格可能性を上げたい方は最後まで見てみてくださいね。

菅澤孝平

学習院大学文系他学部の記事はコチラにまとめておきます。
他の学部対策も知りたい方はコチラもご覧ください。

■学習院大学文学部の「国語」を詳しく知りしたい方はコチラ

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke