
GMARCHを第一志望にして勉強してきましたが、模試の成績が上がってきました。もう一段上の大学も考えたいです。早慶上理や旧帝大なら、どこを候補にすればいいですか?











結論から言うと、私立文系なら早稲田・慶應・上智・ICU、理系なら早慶に加えて上智・東京理科、国公立なら東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学や旧帝大が候補になる。ただし大学名だけの一列ランキングは危険だ。学部・方式・受験科目をそろえて比較しよう。
「GMARCHの上」という言葉は便利ですが、大学公式の区分ではありません。学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の上に、すべての学部で一律に並ぶ大学があるわけでもありません。本記事では、河合塾Kei-Netが公表する2027年度入試の方式別ランクを共通の物差しにし、どの大学が明確な上位候補で、どの大学は学部によって重なるのかを分けて解説します。国公立については共通テストと二次試験の科目負担も含め、私立3科目型と単純に数字だけを比べない方法を示します。
目次
GMARCHの上の大学はどこ?最初に結論
私立大学に絞れば、GMARCHの次に検討しやすいのは早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学です。国際基督教大学(ICU)も、河合塾の2027年度方式別ランクが65.0〜67.5で、GMARCH上位学部と重なりながら一段高い難易度を示す候補です。理系では東京理科大学がよく並べられますが、大学全体の範囲は42.5〜62.5で、理学部・工学部の主要B方式は60.0〜62.5です。したがって、「東京理科大全体がGMARCH全体より上」と断定するより、同系統の学部・方式で比べるべきです。
国公立では、従来「東京一工」と呼ばれてきた東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学が代表的でした。ただし東京工業大学は東京医科歯科大学と統合し、2024年10月1日に東京科学大学となりました。本記事では現在の名称に合わせて「東京一科」と表記します。北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学からなる旧帝大も有力候補ですが、学部によってGMARCHと偏差値帯が重なるため、科目数や共通テスト得点率まで見て判断します。
私立の明確な上位候補は早稲田・慶應、上智・ICUは有力な上位候補、東京理科は理系学部別に比較。国公立は東京一科・旧帝大を中心に、共通テストと二次試験を含む別ルートとして検討します。











「早慶上理」とひとまとめにして、全部がGMARCHより必ず上だと思っていました。東京理科大のように、学部や方式で重なる大学もあるんですね。











その理解が大切だ。大学群は志望校を探す入口であって、合否を決める物差しではない。最後は同じ学問分野、同じ入試科目、同じ方式で比べて、過去問との相性まで確認しよう。
なお、近年は上智大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・東京理科大学をまとめた「SMART」という呼び方もあります。これは上智や東京理科とGMARCH上位校の重なりを示す一例です。大学群の呼び方そのものを詳しく確認したい方は、SMARTとMARCHの違いを偏差値・学部構成・入試方式で比較した記事も参考にしてください。
偏差値で大学を比べる前に知るべき3つのルール
📚 用語解説
方式別ランク:河合塾が一般選抜の日程・方式ごとの科目や配点を考慮して設定する、高3・卒業生向けの入試難易度。本記事の偏差値はこの方式別ランクに統一し、学部学科ランクとは混在させません。
📚 用語解説
ボーダーライン:河合塾が翌年度入試について、合格可能性が50%に分かれると予想した偏差値または共通テスト得点率。安全圏や合格保証ではなく、受験プランを考えるための境目を示します。
第1のルールは、同じ年度・同じ模試会社・同じ種類のランクを使うことです。本記事は2026年9月現在の河合塾Kei-Net「2027年度入試難易予想ランキング表」にそろえています。検索サイトごとに母集団や算出方法が異なるため、別サイトの偏差値を混ぜて平均を作ると、数字の意味が失われます。また、方式別ランクは実際に課される科目・配点を使い、学部学科ランクは高1・高2の大学探し向けに標準化された指標です。この2種類も同じ表の中で混ぜません。
第2のルールは、大学全体の「最低〜最高」だけで序列を決めないことです。たとえば上智大学は52.5〜70.0、東京理科大学は42.5〜62.5ですが、低い側には特定方式や理学部第二部などが含まれ、高い側には科目数や外部試験の使い方が異なる方式が含まれます。志望する学部の一般方式同士を比較しなければ、自分に必要な学力差は分かりません。
第3のルールは、国公立と私立を偏差値1本で横並びにしないことです。国公立は共通テストで多数科目を課し、さらに二次試験を行うのが一般的です。私立の方式別偏差値は2〜4科目など、その方式で使う科目に基づきます。国公立の偏差値60と私立の偏差値60が同じ負担を示すわけではないため、共通テスト得点率、二次試験科目、配点比率まで一組で確認する必要があります。











偏差値の最大値だけを見て、「この大学のほうが上」と決めるのは危ないんですね。僕は文系3科目なので、まず同じ条件の方式を探せばよさそうです。











その通り。数字は条件をそろえて初めて比較になる。国公立も候補に入れるなら、偏差値に加えて共通テストの必要科目と得点率、二次の配点を一覧にして、今から間に合う科目数かを判断しよう。
河合塾も、ボーダーラインは入試難易度を示すもので、教育内容や社会的位置づけを示すものではないと明記しています。学びたい内容、通学、学費、研究環境、入試科目を含めて志望校を決めてください。
GMARCHの偏差値帯を2027年度データで確認
| 大学 | 偏差値の範囲 | 共通テスト得点率 | 読み方 |
|---|---|---|---|
| 学習院大学 | 52.5〜60.0 | 72〜82% | 上限は60.0。学部・方式差を確認 |
| 明治大学 | 57.5〜67.5 | 77〜87% | GMARCH内でも上限が高い |
| 青山学院大学 | 52.5〜65.0 | 73〜87% | 方式によって必要科目が異なる |
| 立教大学 | 57.5〜65.0 | 74〜89% | 共テ利用は高得点帯も含む |
| 中央大学 | 52.5〜62.5 | 75〜88% | 学部ごとの差を優先して見る |
| 法政大学 | 52.5〜65.0 | 70〜86% | 大学全体の範囲は広い |
上表から分かるのは、GMARCH自体が偏差値52.5〜67.5という広い帯にまたがることです。「GMARCHの偏差値は60前後」と一つの数字に丸めると、明治大学の67.5の方式と、学習院大学や中央大学などの52.5の方式が同じ箱に入ってしまいます。大学群の上を目指すなら、今の第一志望と同じ学部系統の方式を基準点にし、そこから2.5または5.0ポイント上を探すほうが実用的です。
また、上限が高いことは大学全体が難しいという意味ではありません。特定方式で科目数が少ない、英語外部試験や共通テストを組み合わせる、募集枠が小さいといった条件でボーダーが上がる場合があります。逆に偏差値が同じでも、共通テスト利用では80%台後半が必要になることがあります。併願校を組むときは、偏差値だけでなく「自分が実際に受けられる方式」の条件を必ず横に書きます。
第一志望学部の方式別ランクを1つ決め、同系統・同科目で+2.5を挑戦校、同程度を実力相応校、-2.5〜5.0を安全校候補として集めます。実際の出願では過去問得点と募集要項で調整してください。











GMARCHといっても、52.5から67.5まであるなら、大学群の名前だけでは志望校の距離を測れませんね。











そうだね。「明治のこの学部・この方式」を基準にするのか、「中央のこの方式」を基準にするのかで、次に選ぶ大学は変わる。まず受験方式まで固定してから上位候補を比較しよう。
私立の明確な上位候補|早稲田大学・慶應義塾大学
| 大学 | 2027年度方式別ランク | 共通テスト得点率 | 比較の要点 |
|---|---|---|---|
| 早稲田大学 | 62.5〜70.0 | 75〜94% | 多くの主要学部が65.0以上 |
| 慶應義塾大学 | 57.5〜72.5 | 大学全体の表示なし | 学部ごとに科目・論述条件を確認 |
早稲田大学の方式別ランクは62.5〜70.0で、文学部・文化構想学部は67.5〜70.0、政治経済学部は67.5〜70.0、商学部は67.5です。下限の62.5は教育学部など一部方式を含みますが、主要学部の中心帯はGMARCH上位より2.5〜7.5ポイントほど高い位置にあります。共通テストを使う方式では得点率75〜94%と幅があり、方式選択が合否戦略そのものになります。
慶應義塾大学は57.5〜72.5です。看護医療学部などを含む大学全体の下限だけを見てGMARCHと同程度と判断するのは適切ではありません。文学部65.0、法学部65.0〜67.5、経済学部や総合政策学部なども高い帯にあり、学部独自の科目構成や論述への対応が必要です。早慶を上位目標に加えるなら、英語の難度だけでなく、国語・地歴・数学・小論文など志望学部固有の負担を早期に確認します。
早慶を「GMARCHの延長」と捉えて同じ教材を少し難しくするだけでは、出題形式への対応が遅れます。夏までに基礎範囲を終え、志望学部の過去問を1年分だけ診断として解き、時間配分・記述量・頻出分野を確認してください。詳しい大学別の比較は、早慶上理対策完全ガイドで学部・倍率・特色まで整理しています。











早稲田や慶應は、GMARCHと同じ3科目だから単純に偏差値を上げれば届くと思っていました。











科目数が似ていても、長文量、記述、学部独自問題、時間制約は違う。偏差値を上げる学習と並行して、夏前後から志望学部の過去問で「何を追加すべきか」を具体化する必要がある。
📚 用語解説
挑戦校:現在の模試判定や過去問得点では合格可能性が十分でないものの、対策次第で合格を目指す大学・方式。安全校を確保したうえで出願し、名称や憧れだけで決めないことが重要です。
上智・ICU・東京理科はGMARCHより上?重なる境界を比較
上智大学の方式別ランクは52.5〜70.0、共通テスト得点率は74〜89%です。文学部は60.0〜67.5、理工学部の方式には57.5〜62.5などがあり、全学一律でGMARCHより上というより、上位方式は明確に高く、一部方式はGMARCH上位と重なる構造です。共通テスト併用、TEAP利用、学部学科試験など、方式ごとに評価の組み合わせが違うため、自分が使う英語資格や共通テスト科目まで確認します。
国際基督教大学(ICU)は教養学部アーツ・サイエンス学科の方式別ランクが65.0〜67.5です。大学群の略称では早慶上理に含まれないことがありますが、難易度だけ見ればGMARCH上位から一段上の候補に入ります。ただし一般選抜の問題構成は一般的な私立3科目型と同一ではありません。偏差値の近さだけで併願先に加えず、試験の形式を確認して準備コストを見積もる必要があります。
東京理科大学の大学全体の方式別ランクは42.5〜62.5ですが、42.5〜47.5は理学部第二部を含みます。昼間の理学部・工学部の主要B方式では60.0〜62.5が中心で、明治・青山学院・中央などの理系学部と同じ表の中で重なる方式もあります。したがって「上か下か」ではなく、数学・理科の出題範囲、科目数、志望分野、通学条件をそろえて比較するのが正確です。
| 大学 | 方式別ランク | GMARCHとの関係 | 先に確認すること |
|---|---|---|---|
| 上智大学 | 52.5〜70.0 | 上位方式は上、下位方式は重なる | 共テ・TEAP・学部試験 |
| 国際基督教大学 | 65.0〜67.5 | GMARCH上位より高め | 独自の試験構成 |
| 東京理科大学 | 42.5〜62.5 | 理系学部・方式で重なる | 昼夜別・数学理科の科目 |











上智や理科大も大学全体の範囲が広いんですね。大学群の名前だけなら見えない差があります。











上智は方式設計、ICUは独自問題、理科大は理系科目の相性が重要だ。偏差値帯が近くても、追加対策の種類がまったく違う。候補を増やす前に、過去問と募集要項を一度ずつ確認しよう。
偏差値が2.5高いかではなく、今の科目を流用できるか、追加科目や外部試験が必要か、過去問で合格最低点に近づけるかを比較します。対策の流用度が高い大学ほど、現実的な上位併願校です。
国公立最難関の東京一科|旧「東京一工」の現在
📚 用語解説
東京一科:東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学を指す本記事上の呼称。従来の「東京一工」のうち、東京工業大学が2024年10月に東京医科歯科大学と統合して東京科学大学になったことを反映しています。
東京大学の2027年度方式別ランクは67.5〜72.5、共通テスト得点率は85〜90%です。文科一類・文科二類・文科三類、理科一類・理科二類はいずれも67.5、理科三類は72.5と予想されています。私立最難関と偏差値帯だけが近く見えても、共通テストの多数科目と二次試験を含むため、GMARCHの私立型学習から途中で切り替えるには大きな準備差があります。
京都大学は文学部67.5、法学部65.0、経済学部65.0〜67.5、理学部65.0、工学部62.5〜65.0など、学部ごとに高いボーダーが設定されています。一橋大学は65.0〜72.5、共通テスト得点率83〜90%です。一橋は社会科学系を中心にした構成のため、GMARCH文系から上を目指す受験生には比較対象になりやすい一方、数学を含む科目設計や記述力を早期に整える必要があります。
東京科学大学は、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合して2024年10月1日に誕生しました。河合塾の大学全体表示は医歯学系を含んで50.0〜70.0ですが、理学院は65.0・共通テスト80%、工学院は65.0・81%、物質理工学院は65.0・79%です。旧東京工業大学の理工系を比べたい場合は、大学全体の最低値ではなく理工系学院の値を使う必要があります。
| 大学 | 代表的な2027年度データ | GMARCHからの主な追加負担 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 67.5〜72.5/共テ85〜90% | 多数科目・高度な二次記述 |
| 京都大学 | 主要学部62.5〜70.0 | 共テと学部別の二次対策 |
| 一橋大学 | 65.0〜72.5/共テ83〜90% | 数学を含む社会科学系の記述 |
| 東京科学大学 | 理工系学院65.0/共テ79〜81% | 数学・理科の高い完成度 |











東京科学大学の大学全体の最低値だけを見ると、理工系の難しさを誤解してしまいそうです。











その通り。統合後は医歯学系も同じ大学ページに載るから、旧東京工業大学系を見たいなら学院別に確認する。大学名の範囲ではなく、自分が受ける募集単位の数字を使うのが鉄則だ。
過去の記事や資料では東京工業大学の名称が残っています。現在の志望校調査では東京科学大学の理工学系・医歯学系を区別し、最新の大学公式募集要項で学科、学院、科目を確認してください。
旧帝大7大学はGMARCHより上?科目負担まで比較
📚 用語解説
旧帝大:北海道大学・東北大学・東京大学・名古屋大学・京都大学・大阪大学・九州大学の7大学をまとめる通称。現在の入試では各大学・学部が独自の科目と配点を設定しており、大学群名は目安にすぎません。
旧帝大7大学は研究・学部構成とも幅が広く、東京大学・京都大学だけでなく、北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学もGMARCHの上位候補として挙げられます。ただし「旧帝大だからすべての学部で偏差値がGMARCHより高い」という説明は不正確です。河合塾の方式別ランクでは、北海道大学の法学・経済学前期は60.0、東北大学の文・教育・法学前期も60.0、名古屋大学の工学部前期は57.5〜60.0など、数値だけならGMARCHと重なる学部があります。
それでも受験負担は同じではありません。北海道大学法学部前期は共通テスト得点率77%、東北大学法学部前期は77%、名古屋大学工学部前期は75〜78%が目安で、そのうえで二次試験に対応します。私立3科目に集中できるGMARCHと、多数科目を維持して二次の記述まで仕上げる国公立では、同じ偏差値60でも必要な学習の幅と時間配分が違います。
志望理由も大学ごとに分けましょう。北海道大学は文系・理系の総合入試を含む入試区分、東北大学は文系から理工・医歯薬までの広い学部構成、名古屋大学は情報・工・農などを含む構成、大阪大学は外国語学部を含む多様な学部、九州大学は共創学部を含む構成があります。ここで重要なのは知名度の順番ではなく、自分が学びたい分野と二次科目が一致するかです。
| 候補の見方 | 確認項目 | GMARCHと比べるときの注意 |
|---|---|---|
| 北海道・東北・名古屋 | 前期の共テ率と二次科目 | 偏差値が重なっても科目数が多い |
| 東京・京都 | 高い共テ率と記述難度 | 明確な最難関として別計画が必要 |
| 大阪・九州 | 学部別科目と配点 | 学部により難度・必要科目が変わる |











偏差値60ならGMARCHと同じくらい、とは言えないんですね。共通テストの準備が大きく違います。











国公立は偏差値の数字に表れない科目維持の負担がある。高3になってから急に科目を増やすのは難しいから、旧帝大も考えるなら高1・高2のうちに数学・国語・理社を切らずに残しておこう。
共通テスト科目を継続できること、二次で使う記述科目に時間を割けること、志望学部の学びに理由があることの3点です。偏差値の見栄えだけで私立型から切り替えないでください。
大学群の外にもある上位候補|筑波・東京外大など
GMARCHの上を探すとき、早慶上理・東京一科・旧帝大だけに候補を限定する必要はありません。筑波大学の2027年度方式別ランクは55.0〜65.0、共通テスト得点率は70〜88%です。社会・国際学群は62.5〜65.0、人間学群も62.5〜65.0で、GMARCH上位と数字が重なりながら、共通テストを含む国公立型の準備が必要です。学群単位で学びたい内容が合うなら、有力な上位候補になります。
東京外国語大学は57.5〜62.5、共通テスト得点率71〜88%です。言語文化学部では57.5〜62.5、国際日本学部は60.0など、GMARCHの国際系・外国語系学部と比較しやすい帯にあります。しかし、国公立の科目負担と、専攻言語・地域を選ぶ学びの専門性があるため、「偏差値が少し上だから」という理由だけで選ぶ大学ではありません。興味のある地域・言語と入試科目の両方が合うかを確認します。
ほかにも、お茶の水女子大学、横浜国立大学、千葉大学、神戸大学など、学部によってGMARCH上位と比較される国公立大学があります。ただし、本記事では裏取りできた2027年度方式別ランクだけを数値で掲載し、大学群名から一律の序列は作りません。候補を広げるときは河合塾Kei-Netの同年度ページと各大学の最新募集要項を照合し、志望学部単位で表を作ってください。
私立でも、分野によっては医学・薬学・理工・芸術などの単科大学がGMARCHより高い難易度を示すことがあります。大学群は主に総合大学をまとめた呼称なので、専門分野が決まっている受験生ほど、大学群の外に自分に合う上位校が見つかります。「どの大学群が上か」から始めても、最後は「どの学部で何を学び、どの方式で受けるか」に戻ることが必要です。











早慶上理か旧帝大だけでなく、筑波や東京外大のように分野で選べる候補もあるんですね。











大学群は候補漏れを防ぐための索引にすぎない。学問分野を先に決めれば、群の外にある大学も見える。自分の科目構成で受けられるかを確認してから、キャンパスやカリキュラムを比較しよう。
学問分野→地域→国公立/私立→利用できる科目→方式別ランク→過去問の順で絞ります。最初から大学群名だけで検索すると、専門性の高い大学や相性のよい方式を見落としやすくなります。
GMARCHから上位校へ挑戦する志望校設計と勉強計画
📚 用語解説
併願校:第一志望以外に同じ年度で出願する大学・学部・方式。挑戦校だけで固めず、実力相応校と安全校を組み合わせ、試験日、入学手続締切、科目の流用度まで含めて設計します。
最初に「挑戦校・実力相応校・安全校」の3層を作ります。挑戦校は早慶・上智・ICUや国公立上位、実力相応校は現在の判定と過去問得点が近いGMARCHの学部、安全校は合格可能性を確保できる大学・方式です。偏差値だけで3層を分けず、直近模試の判定、過去問の合格最低点との差、苦手科目、募集人数、試験日程を同じシートにまとめます。
次に、科目の流用度を確認します。たとえばGMARCH私立文系から早稲田の同系統学部を目指す場合、英語・国語・地歴の基礎学習は流用しやすい一方、問題量や記述、学部独自問題への追加対策が必要です。上智では共通テストやTEAP利用、ICUでは独自形式、国公立では共通テストの追加科目が生じます。追加対策が多い候補を増やしすぎると、第一志望の完成度が下がります。
学習計画は週ではなく1日単位に落とします。「英語を頑張る」ではなく、「単語の未定着100語を確認、長文2題を時間内に解く、復習で根拠箇所を説明する」のように、量と終了条件を決めます。週末には確認テストを行い、未達なら次週の教材を増やす前に原因を修正します。模試の偏差値は月ごとに大きく動くことがあるため、過去問の大問別得点も合わせて追跡します。











候補をたくさん増やすほど安心だと思っていましたが、方式が違うと対策が分散してしまいますね。











上位候補は、今の科目を流用しやすい2校程度から始めよう。基礎が仕上がり、過去問の差が見えたら増減すればいい。出願校の数より、各方式で合格点を取る再現性のほうが重要だ。
GMARCH合格に必要な時期別の学習量や逆算の考え方は、GMARCHに受かるための勉強時間と時期別ロードマップでも詳しく解説しています。上位校を追加するときは、GMARCH対策を捨てて別計画を作るのではなく、共通する基礎を固めたうえで、上位校固有の差分だけを足すのが基本です。
GMARCHの上位校は「普通の対策」では受からない
結論から断言します。GMARCHの上位校は、授業を受け、人気参考書を一通り終えるだけの「普通の対策」では受かるのは厳しいです。GMARCH自体が52.5〜67.5という広い難関帯にあり、その上で早稲田の主要学部は65.0〜70.0、慶應の主要文系学部も65.0〜67.5、ICUは65.0〜67.5に位置します。国公立なら共通テストで8割前後以上を求められる方式と二次試験を同時に仕上げる必要があります。
つまり必要なのは、一般的な教材情報を増やすことではなく、自分が受ける方式に合わせて毎日の行動を変え、苦手の修正速度を上げることです。鬼管理専門塾が示す「従来塾の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い——に照らし、一般的な選択肢を1つずつ検証します。
選択肢①:独学・参考書のみでは①②の限界に当たる
独学と参考書だけでも、計画・実行・確認・修正を自分で回せる受験生は伸びます。しかし、上位校では同じ人気教材を使う受験生が多く、教材を買ったことや一周したことだけでは差になりません。何問、何分、どの正答率まで仕上げるかを決めなければ、①の「情報を得ても行動が変わらない」状態になります。全員と同じ順番・同じ速度で進めるだけなら②の限界にも当たり、志望方式固有の差が埋まりません。
選択肢②:映像授業・アプリでは①②の限界に当たる
映像授業や学習アプリは理解を助けますが、視聴履歴や連続学習日数が入試得点を保証するわけではありません。動画を見た後に、早稲田の長文を時間内に処理できるか、国公立の記述答案を採点基準に沿って書けるかまで確認しなければ、①の限界が残ります。同じ配信講座を同じ順に見るだけなら、個別の失点原因へ届かず②の限界も解消できません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界に当たる
大手予備校の集団授業は質の高い情報を得られる一方、授業の進度はクラス全体に合わせて進みます。同じGMARCH志望でも、英語の語彙不足と現代文の時間不足では必要な課題が違います。さらに早慶や国公立を追加すれば、学部・方式別の差は大きくなります。全員同じ授業だけでは個別の行動プランが作れず、②の「全員同じ指導は偏差値50に収束する」限界に当たります。
選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界に当たる
一般的な個別指導塾は授業中の質問には対応できますが、週1〜2回の授業外で何をどこまで進めるかが本人任せなら、③の「週1指導では変化が遅い」限界が残ります。上位校への挑戦では、模試や過去問で見つかった弱点を翌週まで放置せず、翌日の課題へ反映する速度が必要です。授業時間だけ個別でも、残りの6日間の行動が変わらなければ、GMARCHと上位校の差は縮まりません。
独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検証すると、いずれも①行動変化、②個別化、③管理頻度のどこかが不足します。だから、GMARCHの方式別ランクを基準に早慶・上智・ICU・東京理科・国公立との差を毎日の課題へ変え、実行と修正まで追うには、消去法で鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、授業を増やすことより、志望校から逆算した行動を毎日実行させる仕組みに重点を置きます。ここでは公式サイトで確認できる固定6特徴だけを、GMARCHから上位校を目指す場面に接続して説明します。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
GMARCHと早慶上智の方式差を、英単語数・長文数・問題数など当日の課題へ落とすため、上位校対策が抽象的な努力目標で終わりません。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
私立3科目を伸ばす生徒と国公立の共通テスト科目を維持する生徒では必要行動が違うため、志望方式に合わせた個別設計が重要です。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
模試と過去問で見つかった失点を翌日と翌週の課題へ反映し、上位校との距離を放置せず短い周期で修正できます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
早慶・上智・国公立などの学部別対策では、科目に精通した専属講師へ答案と進捗を相談できることが計画精度につながります。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
GMARCH対策から大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格まで、併願方式に応じて必要な専門コースを検討できます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
上位校へ挑戦するか迷う段階でも、LINE質問や保護者同席可能なZoom無料説明会、資料請求で現状と必要科目を確認できます。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象や適用条件は公式の案内と無料説明会で確認してください。まずは現在の模試結果、第一志望のGMARCH学部、追加したい上位校を持参し、科目を増やすべきか、私立型を深めるべきかを相談できます。
指導の考え方は「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。大学群の名前ではなく、あなたが受ける学部・方式から具体的な行動計画を作ることが上位校挑戦の第一歩です。
GMARCHから上位校へ進む個別計画を無料説明会で相談できます
まとめ|GMARCHの上は大学名より学部・方式で選ぶ
GMARCHの上の大学を私立で探すなら、早稲田大学・慶應義塾大学が明確な上位候補です。上智大学と国際基督教大学も有力で、東京理科大学は理系の学部・方式をそろえて比較します。国公立なら、東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学の「東京一科」や旧帝大が候補になりますが、共通テストと二次試験を含むため、私立の偏差値と単純には比べられません。
最も大切なのは、「上の大学へ行きたい」という気持ちを、今日の学習行動へ変えることです。候補を1〜2校に絞り、募集要項と過去問を確認し、不足する科目・単元・処理速度を数値で記録してください。大学群名で迷い続けるより、1年分の過去問から得た具体的な差を埋めるほうが、合格へ近づく行動になります。
よくある質問
Q. GMARCHの一つ上の大学群は何ですか?
A. 私立では一般に早慶上理が挙げられます。ただし2027年度の方式別ランクでは、早稲田・慶應の主要学部は明確に高い一方、上智・東京理科は一部方式でGMARCH上位と重なります。ICUも65.0〜67.5で有力な上位候補です。
Q. 上智大学はGMARCHより上ですか?
A. 上智大学の方式別ランクは52.5〜70.0で、上位方式はGMARCH上位より高い一方、一部方式は重なります。大学全体を一律に上下で決めず、同系統の学部と利用する方式で比較してください。
Q. 東京理科大学はGMARCHより上ですか?
A. 理学部・工学部の主要B方式は60.0〜62.5で、GMARCH理系学部と重なる範囲があります。大学全体の42.5〜62.5には理学部第二部も含まれるため、昼間学部の同系統・同科目方式で比較するのが適切です。
Q. SMARTとGMARCHはどちらが上ですか?
A. SMARTは上智・明治・青山学院・立教・東京理科をまとめる通称で、GMARCHと構成校が重なります。そのため大学群同士を丸ごと上下に並べることはできません。学部・方式単位で比べましょう。
Q. 旧帝大はすべてGMARCHより上ですか?
A. 偏差値の数値だけでは学部によって重なる場合があります。ただし旧帝大の一般選抜は共通テストと二次試験を組み合わせるため、私立3科目型より科目負担が大きいことが一般的です。偏差値、共通テスト得点率、二次科目をセットで比べてください。
Q. 東京一工は今も使える呼び方ですか?
A. 従来の東京一工は東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学を指します。東京工業大学は東京医科歯科大学と統合し、2024年10月1日に東京科学大学となりました。本記事では現在の名称に合わせて東京一科と表記しています。
Q. GMARCHから早慶を目指すには偏差値をどれくらい上げればよいですか?
A. 一律の差では決められません。GMARCHは52.5〜67.5、早稲田は62.5〜70.0、慶應は57.5〜72.5と幅があります。第一志望と早慶候補の同系統・同科目方式を比べ、過去問の合格最低点との差を科目別に分解してください。
Q. GMARCH志望から国公立上位へ変更できますか?
A. 時期と現在の履修状況によります。国公立は共通テストの多数科目と二次試験が必要なため、未学習科目が多いほど切り替え負担が大きくなります。最新募集要項で必要科目を洗い出し、残り期間の日次計画に収まるかを確認して判断してください。
Q. 上位校は何校くらい追加すべきですか?
A. まずは科目を流用しやすい1〜2校で十分です。方式の異なる大学を増やしすぎると対策が分散します。挑戦校・実力相応校・安全校をそろえ、過去問得点と試験日程を見ながら増減してください。
Q. 偏差値以外に何を見て志望校を決めればよいですか?
A. 学べる内容、入試科目と配点、共通テスト利用の有無、過去問との相性、通学、学費、試験日と手続締切を確認します。偏差値は合格可能性50%の目安であり、大学の教育価値や自分との相性を表すランキングではありません。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





