
青チャートが一通り終わったので、次は1対1対応の演習をやろうと思ってるんですけど、これって今の自分のレベルに合ってるのか、正直よく分からなくて……












いい着眼点だね。1対1対応の演習は「網羅系参考書を終えた後」という位置づけがはっきりしている参考書だから、レベル判定を間違えると遠回りになりやすいんだ。今日は、①1対1対応の演習がどんな参考書か → ②前提レベルと到達レベルの目安 → ③例題と演習題の違い → ④いつから始めるべきか → ⑤何ヶ月かかるか → ⑥文系・理系別の学習計画例 → ⑦効果的な進め方、の順で一気に整理していこう。
この記事では、東京出版「大学への数学 1対1対応の演習」(1対1シリーズ)について、シリーズ構成や価格といった基本情報から、前提になる学力・到達できるレベルの目安、例題と演習題の構成上の違い、いつから取り組むべきか、シリーズ全体を仕上げるのに何ヶ月かかるかという期間の目安、文系・理系別の具体的な学習計画例、周回を含めた効果的な進め方、同レベルの参考書との違いや次の学習段階までを、公式情報と複数の受験対策メディアの目安をもとに整理して解説します。
目次
「1対1対応の演習」とは?出版社・シリーズ構成と価格
「1対1対応の演習」は、東京出版が発行する「大学への数学」1対1シリーズの参考書で、正式には科目ごとに「1対1対応の演習/数学I」のように分冊されています。現行の三訂版では、数学I・数学A・数学II・数学Bに加え、数学IIIは微積分編と曲線・複素数平面編の2分冊で発行されており、価格は税抜で数学I 1,320円、数学A 1,210円、数学II 1,320円、数学B 1,650円、数学III(各分冊)1,760円です(出典:東京出版公式直販ショップ「東京出版WEB STORE」1対1シリーズ(三訂版)商品ページ、2026年9月13日閲覧)。
📚 用語解説
1対1対応の演習(東京出版):東京出版「大学への数学」シリーズの一冊で、正式名称は「1対1対応の演習/数学◯」。見開き1ページに「例題」と、それに対応する「演習題」を1対1で配置し、入試頻出パターンを効率よく仕上げる構成になっている演習書。現行版は三訂版が中心。












数学IIIだけ2分冊になってるのは何でですか?












数学IIIは範囲が広いから、微積分編と曲線・複素数平面編に分けて発行されているんだ。ちなみに2022年度に施行された新しい学習指導要領で、高校数学は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bの5科目体制から、数学Cが新設されて6科目体制に変わった。数学Bにあった「ベクトル」、数学IIIにあった「平面上の曲線と複素数平面」が、新設の数学Cへ移行しているんだ(出典:新学習指導要領の解説記事各種、2026年9月13日閲覧)。
この新課程移行にあわせて、「1対1対応の演習/数学C」も三訂版として発行されています(出典:学参ドットコム商品ページ、ブックオフ公式オンラインストア商品ページ、2026年9月13日閲覧)。ただし販売経路によって掲載状況が異なる可能性があるため、購入前には最新の刊行状況を書店・出版社サイトで確認することをおすすめします。また数学Iには、1対1対応の演習より易しい難易度に調整した姉妹版「[プレ]1対1対応の演習数学I」も刊行されています(出典:学参ドットコム商品ページ、2026年9月13日閲覧)。他科目にプレ版があるかどうかは確認できていないため、本記事では数学Iで確認できた事実としてのみ紹介します。
1対1対応の演習は科目ごとに分冊されており、文系は数学I・A・II・Bの4冊、理系はさらに数学IIIの2分冊(新課程では数学Cも)を加えた冊数が対象になります。自分の受験科目に必要な巻だけをそろえれば十分で、全巻をまとめて買う必要はありません。
1対1対応の演習のレベル|前提になる学力の目安
1対1対応の演習に取り組む前提として、複数の受験対策メディアが共通して挙げているのが「網羅系参考書(青チャート・Focus Gold等)で入試の典型パターンを一通り仕上げていること」という条件です。教科書レベルや入門・基礎問題精講レベルがまだ不安定な段階でいきなり1対1対応の演習に手を出すと、例題の解法そのものが理解できず、演習が「作業」になってしまいやすくなります。












「網羅系を一通り仕上げた」って、具体的にどのくらいの状態を指すんですか?












目安としてよく言われるのは、偏差値60前後まで達している状態。ただしこれは公式な合格ラインではなく、複数の受験対策サイトで共通して挙げられている目安に過ぎない。数字そのものより、「青チャートの例題を見て、3秒以内に解法の方針が浮かぶかどうか」という感覚のほうが、実際には大事な判断材料になる。
📚 用語解説
前提レベル(1対1対応の演習):1対1対応の演習に取り組む前に身についている必要がある学力の目安。複数の受験対策メディアで、網羅系参考書(青チャート・Focus Gold等)を一通り仕上げた状態、目安偏差値60前後が挙げられているが、公式に統一された基準ではなく、あくまで目安である点に注意が必要。
本記事で示す偏差値の目安は、複数の受験対策メディアが経験的に挙げている数値であり、出版社が公式に発表しているものではありません。学年・模試の種類・志望校によって必要な水準は変わるため、あくまで参考書選びの目安として捉えてください。
すでに青チャート・Focus Goldなど網羅系参考書を使っている場合、どちらを優先して仕上げるべきかで迷うこともあります。それぞれの特徴や選び方は黄チャートと青チャートはどっちがいい?レベル・違い・選び方を徹底解説【数学参考書】でも整理しているので、あわせて参考にしてください。
到達できるレベルの目安|偏差値でいうとどのくらいか
1対1対応の演習を仕上げた後にどのレベルへ到達できるかについても、複数の受験対策メディアで共通した目安が語られています。網羅系参考書修了時点で偏差値55〜65程度の生徒が、1対1対応の演習の例題・演習題を反射的に解けるレベルまで仕上げると、目安として偏差値63〜73程度、すなわち難関大対策の入口に立てる水準まで伸びるとされています。












偏差値73まで伸びるって聞くと期待しちゃいますけど、本当に参考書1冊でそこまで行けるものなんですか?












大事な注意点がある。この数字はあくまで「1対1対応の演習の例題・演習題を反射的に解けるレベルまで仕上げた場合」の目安で、1冊を眺めただけで自動的に届く数字じゃない。しかも模試の種類・母集団によって数値の出方は変わるから、目標というより「今のレベル感を掴むための参考値」として捉えるのが正しい使い方だよ。
| 段階 | 到達レベルの目安 | 次に検討する教材 |
|---|---|---|
| 網羅系参考書(青チャート等)修了 | 偏差値55〜65程度 | 1対1対応の演習・標準問題精講 |
| 1対1対応の演習 仕上げ | 偏差値63〜73程度 | 良問プラチカ・数学重要問題集・過去問 |
| 良問プラチカ・重要問題集 仕上げ | 最難関レベルの入口 | 志望校の過去問演習 |
偏差値の数字だけを目標にすると、仕上がっていないまま次の教材に進んでしまいがちです。本記事の後半で紹介する「周回の目安」や「次に進む条件」を満たしているかどうかで判断するほうが、結果的に到達レベルの目安にも近づきやすくなります。
例題と演習題の違い|「1対1」という構成の意味
1対1対応の演習という書名は、見開き1ページに「例題」と、それに対応する「演習題」が1対1で配置されている構成に由来します。例題では入試頻出のパターンとその解法の根拠が解説され、演習題では例題と同じ解法パターンを使う類題を、解説を見ずに自力で解けるかを確認します。インプット(例題で解法を学ぶ)とアウトプット(演習題で自力再現する)を1ページ単位で繰り返せるのが、他の演習書にはない特徴です。












例題を読んでなんとなく分かった気になっても、演習題になると意外と手が止まっちゃうことがあるんですけど……












それこそが1対1対応の演習の狙いなんだ。「例題を読んで分かったつもり」と「演習題を自力で解ける」は別物で、そのギャップをその場で確認できるように例題と演習題を見開きで1対1に対応させている。手が止まった演習題があれば、該当する例題に戻って解法の根拠を確認し直すのが正しい使い方だよ。
📚 用語解説
例題と演習題(1対1対応の演習):1対1対応の演習における2つの構成要素。例題は入試頻出パターンと解法の根拠を解説するインプット教材、演習題は例題と同じ解法パターンを使う類題で、解説を見ずに自力で再現できるかを確認するアウトプット教材。両者が見開き1ページに1対1で配置されている。
いつから始める?高校3年間での取り組みタイミング
1対1対応の演習を「いつから」始めるべきかは、学年そのものよりも、網羅系参考書の仕上がり具合で判断するのが基本です。とはいえ、高校3年間の中でどのあたりに取り組むケースが多いかを把握しておくと、逆算した学習計画を立てやすくなります。
- 高2後半〜高3春 青チャートで網羅系仕上げ: コンパス3〜4程度まで反射的に解ける状態を目指す
- 高3夏以降 良問プラチカ・過去問: 1対1対応の演習の主要例題が仕上がった段階で移行












高2のうちから1対1対応の演習に手を出しちゃダメですか?早く進めた方がいい気がするんですけど……












網羅系参考書が8割前後仕上がっているなら、高2のうちに始めても問題ない。逆に言えば、学年で区切るんじゃなくて「網羅系の仕上がり具合」で判断するのが正しい。焦って網羅系が仕上がる前に1対1対応の演習へ進むと、例題の解法が理解できず、結局は青チャートに戻ることになって遠回りになりやすいんだ。
参考書ルート全体の中で1対1対応の演習がどの位置にあるかを、教科書レベルから過去問演習まで一気通貫で確認したい場合は、数学の参考書ルート完全版|基礎から難関大レベルまでの順番もあわせて参考にしてください。
何ヶ月でやる?1冊あたり・シリーズ全体の学習期間の目安
1対1対応の演習にかかる学習期間についても、複数の受験対策メディアで近い数字が目安として挙げられています。1冊あたりではおよそ1〜1.5ヶ月、シリーズ全体では、文系(数学I・A・II・Bの4冊)でおよそ4〜6ヶ月、理系(数学I・A・II・B・IIIの計6冊、新課程では数学Cを含めるとさらに増える)でおよそ6〜9ヶ月が目安とされています。
- 青チャート/Focus Gold(1冊): 網羅系を一通り仕上げる期間
- 1対1対応の演習(1冊): 例題+演習題を反射的に解けるまでの目安
- 1対1シリーズ全体(理系6冊): 数学I・A・II・B・III(2分冊)












理系だと6〜9ヶ月もかかるんですね……高3の春から始めても間に合うか不安になってきました。












だからこそ「いつから始めるか」の逆算が大事になる。理系で高3の春から始めるなら、遅くとも高3の年末までには主要な例題が仕上がっているペース配分が必要になる。1冊1〜1.5ヶ月というのはあくまで目安だから、自分の1日あたりの学習時間に合わせて、無理のないペースで週単位の計画に落とし込むことが重要だよ。
1冊1〜1.5ヶ月という目安は、他教科とのバランスを取りながら継続的に取り組んだ場合の目安です。部活動や他教科の対策で1対1対応の演習に割ける時間が少ない時期は、この目安より長くかかることを見込んで計画を立ててください。
文系・理系別|おすすめの学習計画例
前章までの目安をもとに、文系・理系それぞれの具体的な学習計画例を整理します。文系は数学I・A・II・Bの4冊が対象になる一方、理系は数学IIIの2分冊(新課程では数学Cを含む場合はさらに1冊)が加わるため、対象範囲の広さと必要期間の両方が文系より大きくなります。
- 理系プラン(数学IIIまで): 数学I・A・II・B・III(2分冊)の6冊、6〜9ヶ月が目安
- 理系プラン(数学Cを含む場合): 新課程で数学Cの巻を加えるとさらに範囲・期間が増える












理系だと数学Cの巻も足すと、さらに範囲が広がるってことですね。文系より計画をシビアに組まないと厳しそうです……












そのとおり。文系プランは数学I・A・II・Bの4冊を、共通テスト対策と並行しながら4〜6ヶ月で仕上げるイメージで組みやすい。理系プランは数学IIIの2分冊(必要に応じて数学Cの巻)が加わる分、優先順位をつけて計画を組む必要がある。例えば、まず数学I・A・IIBを先に仕上げて共通テスト対策の土台を作り、その後に数学IIIへ進む、という順番で組むケースが多いよ。
| プラン | 対象巻 | 必要期間の目安 | 計画のポイント |
|---|---|---|---|
| 文系プラン | 数学I・数学A・数学II・数学B(4冊) | およそ4〜6ヶ月 | 共通テスト対策と並行しながら1冊ずつ着実に仕上げる |
| 理系プラン(数学IIIまで) | 文系プランの4冊+数学III(微積分編・曲線複素数編)の2冊 | およそ6〜9ヶ月 | 数学I・A・IIBを先に仕上げてから数学IIIへ進む順番が組みやすい |
| 理系プラン(数学Cを含む) | 上記に加え数学Cの巻 | 上記よりさらに長め | 新課程の科目再編を踏まえ、学校の履修進度と合わせて優先順位を決める |
シリーズ全体をまとめて計画すると期間の見通しが立てにくくなります。1冊あたり1〜1.5ヶ月という目安をベースに、「いつまでにこの科目を終える」という1冊単位の締め切りを先に決め、そこから週単位・日単位の課題量に逆算するのがおすすめです。
効果的な進め方|4ステップと周回の目安
1対1対応の演習を効果的に進めるには、例題と演習題を1ページずつ順番に消化するだけでなく、「自力で再現できる状態」まで仕上げる周回のプロセスが欠かせません。ここでは、具体的な進め方を4ステップに整理します。












1回解けた問題は、もう解き直さなくていいですか?












1回解けたからといって安心するのは早い。時間を空けて解き直したときに解けなければ、それは「たまたま解けた」だけの可能性がある。印をつけた問題を中心に2〜3周し、時間を空けても解法が再現できる状態まで仕上げることが、1対1対応の演習を効果的に使うコツだよ。
📚 用語解説
周回(1対1対応の演習):同じ参考書を繰り返し解くこと。1対1対応の演習では、1周目で解けなかった問題に印をつけ、2周目以降はその問題を中心に「解法の根拠を説明できるか」「時間内に再現できるか」を確認しながら、2〜3周を目安に仕上げていく。
同レベル参考書との比較と次の学習段階|独学でつまずきやすいポイント
1対1対応の演習と同じ立ち位置で語られることが多いのが、旺文社の「標準問題精講」です。どちらも網羅系参考書の次の段階として使われますが、標準問題精講は入試標準〜応用レベルの問題を、じっくり解説から理解させる構成であるのに対し、1対1対応の演習は例題と演習題が1対1で対応する形式で、入試頻出パターンを効率よく仕上げる構成という違いがあります。












標準問題精講と1対1対応の演習、両方ともやった方がいいんですか?












必ずしも両方をやる必要はないよ。むしろ中途半端に両方に手を出して、どちらも1周で終わってしまう方がもったいない。まずはどちらか1冊を選んで、「反射的に解法が浮かぶ」まで周回することを優先しよう。
1対1対応の演習を仕上げたあとの次の学習段階としては、同じ東京出版の「新スタンダード演習」、河合出版の「良問プラチカ」(文系数学/理系数学)、数研出版の「数学重要問題集」などが選択肢になります。どこまで進むかは志望校のレベルによって変わるため、仕上げた段階で一度、志望校の過去問レベルを確認してから判断するのがおすすめです。数学の勉強法全体の流れをあらためて確認したい場合は、大学受験 数学の勉強法完全ガイド|新課程対応・分野別対策・学習計画を一気通貫で解説【2026年度版】も参考にしてください。
📚 用語解説
良問プラチカ・新スタンダード演習:1対1対応の演習の次の段階として使われる演習書。「良問プラチカ」(河合出版)は文系数学・理系数学に分かれ、標準〜難関大レベルの入試頻出パターンを演習する。「新スタンダード演習」は1対1対応の演習と同じ東京出版のシリーズで、1対1対応の演習より難易度が高い問題を収録している。
ここまで整理してきた内容は理屈のうえでは明快でも、実際に独学で1対1対応の演習を進めようとすると、いくつかの共通したつまずきポイントがあります。代表的なのが「今の自分が本当に1対1対応の演習を始めていいレベルか」を自己判断で誤ることと、「周回が仕上がったかどうか」を厳しく見積もれず、仕上がっていないまま次の科目・次の教材に進んでしまうことです。
この記事で示した「時間内に解法が再現できる」「主要な例題が8割前後仕上がったら次に進む」といった目安は、実際には自己採点が甘くなりがちです。第三者による客観的な進捗確認が、1対1対応の演習を最短距離で終わらせるうえで大きな差を生みます。
1対1対応の演習を独学だけで完走するのは「普通の対策」では厳しい
ここまで、1対1対応の演習のレベル・開始時期・期間の目安・文理別の学習計画例・進め方まで整理してきましたが、結論から言うと、このスケジュールを独学だけで自己管理して完走し、目安とされる偏差値63〜73程度まで仕上げ切るのは、正直厳しいと言わざるを得ません。
理由は、この記事の前半で確認したとおりです。1対1対応の演習には「いつから始めていいか」「何周したら次に進んでいいか」という判断が何段階にもわたって存在し、しかも文系・理系で対象巻数と必要期間が大きく異なるため、1冊単位で締め切りを逆算しながら計画を管理し続ける必要があります。前章で触れたとおり、多くの受験生は「1周した」「答えを覚えている」段階を「仕上がった」と誤って判断し、仕上がっていないまま次の科目・次の教材に進んでしまいます。つまり、1対1対応の演習の使い方や学習計画が分かることと、その計画どおりに自分の進捗を正確に把握しながら実際に進み続けられることは別問題であり、計画だけでは1対1対応の演習を最短距離で完走することにはつながりにくいということです。
この前提を踏まえて、1対1対応の演習を独学の限界を超えて完走するためによく検討される選択肢を、鬼管理専門塾が指摘する「成績が上がらない塾・予備校の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri/)——に照らして、1つずつ検証していきます。
選択肢①:独学/参考書のみでは①②の限界に当たる
独学・参考書のみの対策は、1対1対応の演習の使い方・学習計画の情報自体は把握できても、「今の周回で本当に次に進んでいいか」を自分に甘く判定してしまいやすく、①の限界(情報を得ても行動が変わらない)がそのまま当てはまります。加えて、多くの受験生が同じ有名参考書を同じように使うため、対策の中身が母集団の平均に寄りやすく、②の限界(全員同じ指導は偏差値50に収束する)にも当てはまります。
選択肢②:映像授業/アプリでは①の限界に当たる
映像授業やアプリは、①の限界がとりわけ典型的に当てはまります。参考書の解説動画を「見る」ことと、自分の手で例題・演習題を再現できるまで周回することは別物であり、視聴した情報量が多くても、周回のやり方や次に進む判断そのものが変わらなければ、1対1対応の演習の進み方は改善されません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界に当たる
集団授業の大手予備校は、②の限界がもっとも直接的に当てはまる選択肢です。同じ教室で、同じカリキュラムを、同じペースで教える以上、生徒一人ひとりの「今どの巻のどの段階でつまずいているか」「文系・理系で必要な冊数が違う」といった個別事情は考慮されず、対策の中身は本質的に「全員同じ指導」になります。
選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界に当たる
一般的な個別指導塾は、③の限界が中心的に当てはまります。個別指導自体は生徒ごとに教え方を変えられますが、多くの場合は週1〜2コマの授業時間しか管理の対象にならず、1対1対応の演習を「自力で再現できる」まで周回するだけの演習量を、授業がない残りの日で積み上げられるかどうかは本人任せになってしまいます。
- 独学/参考書のみ: ①②の限界:周回の仕上がり判定を自分に甘く見積もりやすい
- 映像授業/アプリ: ①の限界:視聴するだけで周回のやり方・判断が変わらない
- 集団授業の大手予備校: ②の限界:全員同じ指導でつまずきの場所が考慮されない
- 一般的な個別指導塾: ③の限界:週1〜2コマ以外の演習量が本人任せになる
独学/参考書のみ・映像授業/アプリ・集団授業の大手予備校・一般的な個別指導塾——1対1対応の演習を完走するときに検討されやすい代表的な選択肢は、いずれも①②③の限界のどれかに当てはまり、対策としては力不足です。消去法で選択肢を1つずつ外していくと、最後に残る現実的な選択肢は鬼管理専門塾だけになります。
鬼管理専門塾の特徴
だから鬼管理専門塾は、上記で挙げた①②③の限界を解消する仕組みを、次の6つの特徴として提供しています。1つずつ、この記事のテーマ(1対1対応の演習の完走)にどうつながるかとあわせて見ていきます。
- 学習管理 ❶❷❸: 数値化した日次指示・個別行動プラン・毎日毎週の徹底管理
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
1対1対応の演習に取り組む場合も、「今日は数学IIの例題◯番から◯番、演習題は解けなかった分だけ」のように数値で指示するため、周回の停滞を防げます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
生徒が今どの巻のどの段階にいるか(青チャートの途中か、1対1対応の演習に進んでよい状態か)は生徒ごとに異なるため、専属講師が現在地を見極めた行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
1対1対応の演習の周回状況を毎日の進捗確認と毎週の確認テストで検証し、「解けた気になっている」問題を早期に洗い出して、その週のうちに追加課題で解消します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
数学の指導は採用率0.6%の専属講師陣が担当し、1対1対応の演習のような難関大対策教材の指導経験を踏まえて、生徒ごとのつまずきに対応します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の数学対策として、1対1対応の演習を使う難関大対策コースから、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の数学まで幅広いコースで対応しています。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
1対1対応の演習の進め方や学習計画に迷ったときも、授業がない日でもLINEでいつでも質問でき、無料説明会で今の学習計画を相談できます。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります(対象・詳細な条件は無料説明会でご案内しています。出典:鬼管理専門塾公式サイト「1カ月返金保証制度」ページ、2026年9月13日閲覧)。まずは無料説明会で、1対1対応の演習の立ち位置から、消去法で見えてきた学習計画の見直しまで、あなたの状況に合わせて相談してみてください。鬼管理専門塾の指導方針そのものは「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で、実際の合格実績は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。
消去法で見えた鬼管理専門塾を無料説明会で確認してみませんか?
まとめ|1対1対応の演習を正しいレベルと計画で進めるために
- 1対1対応の演習を周回中: 解けなかった問題に印をつけ2〜3周を目安に進める
ここまで、1対1対応の演習の出版社・シリーズ構成、前提になる学力と到達レベルの目安、例題と演習題の違い、いつから始めるべきか、何ヶ月かかるかという期間の目安、文系・理系別の学習計画例、効果的な進め方、同レベル参考書との比較と次の学習段階までを整理してきました。改めて要点をまとめます。












自分では「もう仕上がった」と思っても、実はそうじゃないことが多いってことですか……?












そのとおり。特に「答えを覚えているから解ける」のと「初見でも解法を再現できる」のは、本人にとっては区別がつきにくいんだ。だからこそ、周回の進捗や次に進む判断を、自分一人だけでなく客観的に確認できる仕組みがあると、1対1対応の演習を遠回りせずに進められる。
1対1対応の演習は、レベルと開始時期さえ間違えなければ、難関大対策の入口として非常に効率のよい演習書です。とはいえ、実際に得点力を左右するのは「いつ始めるか」よりも「どこまで仕上げ切って次に進むか」の管理です。一人で1対1対応の演習の進捗を客観的に管理するのが難しいと感じたら、周回の判定から学習計画まで伴走する専門塾を活用するのも一つの選択肢です。
よくある質問
| よくある質問のテーマ | 関連する見出し |
|---|---|
| シリーズ構成・価格 | 「1対1対応の演習」とは?出版社・シリーズ構成と価格 |
| 前提レベル・到達レベル | 1対1対応の演習のレベル|前提になる学力の目安 / 到達できるレベルの目安 |
| いつから・何ヶ月 | いつから始める?高校3年間での取り組みタイミング / 何ヶ月でやる? |
| 学習計画・進め方 | 文系・理系別|おすすめの学習計画例 / 効果的な進め方 |
Q. 1対1対応の演習はどこの出版社が出していますか?
A. 東京出版が発行する「大学への数学」1対1シリーズの一冊です。現行版は三訂版が中心で、数学I・A・II・Bと数学III(微積分編・曲線複素数編)に分冊されています(出典:東京出版公式直販ショップ商品ページ、2026年9月13日閲覧)。
Q. 1対1対応の演習に取り組む前に必要なレベルはどのくらいですか?
A. 青チャート・Focus Goldなどの網羅系参考書を一通り仕上げた状態が目安です。目安偏差値としては60前後が複数の受験対策メディアで挙げられていますが、公式の基準ではなく、あくまで参考値として捉えてください。
Q. 1対1対応の演習を仕上げると、どのくらいのレベルまで到達できますか?
A. 目安として偏差値63〜73程度、難関大対策の入口に相当するとされています。ただしこれは例題・演習題を反射的に解けるレベルまで仕上げた場合の目安であり、模試の種類・母集団によって数値の出方は変わります。
Q. 1対1対応の演習はいつから始めればいいですか?
A. 学年ではなく、網羅系参考書の仕上がり具合(目標レベルの範囲が8割前後、時間を計っても解法が浮かぶ状態)で判断するのが基本です。目安としては高3の春〜夏に取り組むケースが多く見られます。
Q. 1対1対応の演習は何ヶ月で終わりますか?
A. 1冊あたり1〜1.5ヶ月、シリーズ全体では文系(数学I・A・II・B)で4〜6ヶ月、理系(数学IIIまで含む)で6〜9ヶ月が目安です。他教科とのバランスによって前後する点には注意してください。
Q. 文系と理系で学習計画はどう変わりますか?
A. 文系は数学I・A・II・Bの4冊が対象になるのに対し、理系はさらに数学IIIの2分冊(新課程では数学Cを含む場合もある)が加わるため、対象範囲・必要期間ともに理系のほうが大きくなります。
Q. 標準問題精講と1対1対応の演習、どちらを選べばいいですか?
A. どちらも網羅系参考書の次の段階として使われますが、標準問題精講はじっくり解説から理解する構成、1対1対応の演習は例題と演習題の1対1構成で高速に仕上げる構成という違いがあります。両方を中途半端に進めるより、どちらか1冊を反射的に解けるまで周回することを優先してください。
Q. 1対1対応の演習の後は何をやればいいですか?
A. 同じ東京出版の「新スタンダード演習」、河合出版の「良問プラチカ」、数研出版の「数学重要問題集」などが選択肢になります。志望校のレベルに応じて、仕上げた段階で一度過去問レベルを確認してから判断するのがおすすめです。
Q. 1対1対応の演習を独学で進めるときの注意点はありますか?
A. 「今の自分のレベルで始めていいか」「周回が仕上がったか」を自己判断すると甘くなりがちな点に注意が必要です。時間を空けても解法を再現できるかを基準に、厳しめに仕上がり具合を判定することをおすすめします。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





