
英語長文でofが何度も続く長い名詞のかたまりを見ると、単語の意味は分かるのに訳がつながりません。名詞構文を見抜けと言われても、普通の名詞との違いも、誰が何をしたのかも判断できないです。











名詞構文は、名詞の中に隠れた「動作・状態」を見つけ、いったん主語と動詞のある文へ戻すと読める。この記事では、語尾やofを手掛かりに見抜く方法、所有格・of・byから主語と目的語を復元する方法、make a decisionのような動詞+名詞、長い名詞句のほどき方まで順番に解説する。読み終えたら、名詞を後ろから機械的に訳すのではなく、文の出来事として自然な日本語へ直せるようになるよ。
英語の名詞構文は、動詞や形容詞が表していた動作・変化・状態を名詞または名詞句として表す形です。Cambridge GrammarとUniversity of Yorkの公式教材でも、名詞化は動詞・形容詞などを名詞へ変え、特に形式的な書き言葉で情報をまとめる働きを持つと説明されています。難関大の長文では、出来事を短い名詞句へ圧縮できる一方、主語・時制・論理関係が表面から見えにくくなります。本記事では、公式・大学資料で確認した文法関係を、大学受験で使える読解手順へ整理します。まずは名詞構文の正体から確認しましょう。
目次
英語の名詞構文とは?まず結論と仕組みを理解
結論から言うと、名詞構文とは「本来は動詞や形容詞で表せる内容を、名詞を中心に組み立てた表現」です。The committee rejected the proposal.の動作rejectedを名詞rejectionへ変えると、the committee’s rejection of the proposalという名詞句になります。前者は主語+動詞+目的語の文、後者は所有格+名詞+of句ですが、「委員会が提案を退けた」という出来事の骨格は共通しています。











名詞が一つあれば全部「名詞構文」なんですか?bookやstudentまで動詞へ戻そうとすると、かえって混乱しそうです。











すべての名詞を戻す必要はない。注目するのは、行為・変化・状態を表し、対応する動詞や形容詞が見つかる名詞だ。rejectionならreject、growthならgrow、differenceならdifferentへ戻せる。固有の物や人を指す名詞は、文脈上の動作が隠れていない限り、そのまま名詞として読めばよい。
| 名詞構文 | 文へ戻した形 | 隠れていた関係 | 自然な日本語 |
|---|---|---|---|
| the committee’s rejection of the plan | the committee rejected the plan | 主語+動詞+目的語 | 委員会が計画を退けたこと |
| the rapid growth of the city | the city grew rapidly | 主語+動詞+副詞 | 都市が急速に成長したこと |
| her ability to explain it | she can explain it | 主語+助動詞+動詞 | 彼女がそれを説明できること |
| the difference between the methods | the methods are different | 主語+be+形容詞 | 方法どうしが異なること |
📚 用語解説
名詞構文:動作・変化・状態などを、動詞や形容詞ではなく名詞を中心に表す構造です。名詞化された語だけでなく、その前後の所有格、前置詞句、不定詞などを含む名詞句全体を見ます。
📚 用語解説
名詞化(nominalisation):動詞・形容詞などを名詞として表すことです。decide→decision、different→differenceのように形が変わる場合と、changeのように動詞と名詞が同じ形のまま品詞が変わる場合があります。
📚 用語解説
意味上の主語・目的語:名詞句の中で、元の動作を「誰がしたか」「何にしたか」を表す要素です。文法上は文の主語・目的語でなくても、元の動詞へ戻すとその役割が見えてきます。
名詞を単独で訳すのではなく、①出来事を表す名詞、②その動作主、③その対象、④時・理由・結果の関係を探します。この4点を主語と動詞のある文へ広げると、長い名詞句でも情報の中心を失いません。
名詞構文の見抜き方|語尾・of・所有格を手掛かりにする
名詞構文を見抜く第一歩は、出来事や状態を表す抽象名詞を探すことです。-tion/-sion、-ment、-ance/-ence、-al、-ure、-ity、-nessなどの語尾は有力な手掛かりになります。decide→decision、develop→development、appear→appearance、refuse→refusal、fail→failure、different→difference、kind→kindnessのように、動詞・形容詞と名詞の語族を結び付けておくと、長文中でも中心語を素早く発見できます。











-tionで終わる語を見つければ、必ず名詞構文だと判断してよいですか?語尾だけなら見つけられそうです。











語尾は入口であって確定条件ではない。名詞が具体的な物の名前として定着していたり、元の動作を復元しても文脈に合わなかったりすることがある。反対にchange、increase、use、replyのように名詞と動詞が同形の語もある。「対応する動詞・形容詞があるか」「前後に動作主や対象があるか」をセットで確かめよう。
| 発見の手掛かり | 例 | 確認すること | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 接尾辞 | decision / movement / refusal | 元の動詞へ戻せるか | 語尾だけで機械判定しない |
| 形容詞由来 | difference / ability / safety | be+形容詞で言い換えられるか | 日本語では形容表現が自然な場合がある |
| 所有格+名詞 | the team’s success | 所有格が動作主か対象か | 単なる所有を表す場合もある |
| 名詞+of句 | the analysis of the data | of以下が対象か動作主か | A of Bを常に「BのA」としない |
| 同形の名詞 | change / increase / use | 冠詞・形容詞・文中位置 | 語尾変化がないため品詞判定が必要 |
a cup of teaやthe roof of the houseのように、ofが内容・部分・所属を表すだけの名詞句もあります。中心名詞が動作・状態を表し、主語や目的語を復元できるかを確かめてください。
名詞構文の訳し方|4ステップで文へ戻す
名詞構文は、英語の語順どおりに名詞を一つずつ日本語へ置き換えるより、いったん文へ戻してから訳すほうが正確です。基本手順は、①中心となる出来事名詞を見つける、②動詞・形容詞へ戻す、③誰が・何をの関係を置く、④冠詞・形容詞・前置詞から時制・様態・因果を補う、の4段階です。最初から美しい日本語を作ろうとせず、骨格を復元してから文脈に合う表現へ整えます。











The sudden cancellation of the flight caused confusion.なら、どこから手を付ければよいですか?「突然の飛行の取り消し」と訳しても意味は通じる気がします。











中心はcancellationだからcancelへ戻し、of the flightは取り消された対象と考える。するとthe flight was suddenly cancelledという骨格になる。後半caused confusionは「混乱を引き起こした」なので、全体は「便が突然欠航になったため混乱が生じた」と、出来事と結果の関係まで自然に表せる。
| 原文の名詞構文 | 機械的な直訳 | 復元した骨格 | 文脈に合う訳 |
|---|---|---|---|
| the sudden cancellation of the flight | 便の突然の取り消し | the flight was suddenly cancelled | 便が突然欠航になったこと |
| the scientist’s discovery of the error | 科学者の誤りの発見 | the scientist discovered the error | 科学者が誤りを発見したこと |
| the rapid increase in prices | 価格における急速な増加 | prices increased rapidly | 価格が急速に上昇したこと |
| his inability to answer | 答える彼の無能力 | he could not answer | 彼が答えられなかったこと |
decisionやgrowth自体には、元の動詞が過去・現在・未来のどれかを直接示す形がありません。主節の時制、日時表現、前後の出来事の順序を見て、「決めた」「決める」「決めている」のどれが自然かを判断します。
ofを使う名詞構文|主語・目的語の関係を見分ける
ofを含む名詞構文で最も重要なのは、A of Bをいつも「BのA」と後ろから訳さないことです。University of VirginiaのNOMLEX資料が示すように、元の動詞の主語や目的語は、所有格、名詞による前置修飾、of句、by句など複数の位置に現れます。中心名詞を動詞へ戻したうえで、Bがその動作をする側か、される側かを意味から判断します。











the criticism of the teacherは「先生の批判」ですよね。先生が批判したのか、先生が批判されたのかは英語だけでは決まらないのでしょうか?











その形だけなら両方の可能性があり、文脈が必要だ。The criticism of the teacher by the studentsなら、by the studentsが動作主でteacherは対象だから「生徒たちが先生を批判したこと」。the teacher’s criticism of the ruleなら、teacherが動作主、ruleが対象で「先生が規則を批判したこと」になる。
| 名詞句 | 元の文 | 主語に当たる要素 | 目的語に当たる要素 |
|---|---|---|---|
| the teacher’s criticism of the rule | the teacher criticized the rule | the teacher’s | of the rule |
| the criticism of the teacher by the students | the teacher was criticized by the students | by the students | of the teacher |
| Maria’s arrival at the station | Maria arrived at the station | Maria’s | 目的語なし |
| the destruction of the bridge by the storm | the bridge was destroyed by the storm | by the storm | of the bridge |
| the discussion of the problem | someone discussed the problem | 文脈から補う | of the problem |
📚 用語解説
主語的関係・目的語的関係:名詞の前後にある語が、元の動詞の主語に当たる関係を主語的、目的語に当たる関係を目的語的と考えます。同じofでも両方の可能性があるため、動詞の意味と文脈で判定します。
arriveは目的語を直接取らないのでarrival of MariaならMariaは到着する人です。discussは対象を取るのでdiscussion of the problemならproblemは議論される対象です。destroyのような他動詞ではof以下が対象、by以下が動作主になる受動関係がよく現れます。
主語・動詞・目的語の骨格を取る練習は名詞構文以外にも共通します。SVOCや修飾関係から英文の骨組みを取り直したい場合は、英文解釈で構文を取る7ステップと復習法も合わせて確認すると、名詞句を文全体の中へ戻しやすくなります。
make・take・have+名詞|動詞+名詞を自然に訳す
make a decision、take a look、have a discussion、give a sighのような「動詞+名詞」では、動詞の意味が軽くなり、後ろの名詞が動作の中心を担います。言語学ではlight verb constructionと呼ばれる形です。The Ohio State Universityで公開されている研究資料も、have・take・make・doなどの中立的な動詞と名詞句が一つの述語を作り、その解釈の中心が名詞側にある例を示しています。











makeは「作る」、takeは「取る」、haveは「持つ」と覚えています。make a decisionを「決定を作る」と訳さないためには、全部熟語として暗記するしかありませんか?











代表的な組み合わせは語彙として覚える必要があるが、未知の表現でも名詞を動詞へ戻せば方向は分かる。decision→decide、look→look、discussion→discuss、sigh→sighとすればよい。ただし使える動詞の組み合わせは自由ではないので、英作文では辞書の用例まで確認し、読解では名詞中心で意味を取ると分けよう。
| 動詞+名詞 | 中心となる名詞 | 一語の動詞へ戻す | 自然な訳 |
|---|---|---|---|
| make a decision | decision | decide | 決定する |
| take a look at the chart | look | look at the chart | 図表を見る |
| have a discussion about it | discussion | discuss it | それについて話し合う |
| give a sigh of relief | sigh | sigh with relief | ほっとしてため息をつく |
| make an improvement | improvement | improve | 改善する |
| conduct an analysis | analysis | analyze | 分析する |
📚 用語解説
light verb(軽動詞):make、take、have、give、doなどが、本来の具体的な意味を弱め、後ろの名詞と一体で動作を表すときの呼び名です。読解では名詞側を中心に動詞化すると意味をつかみやすくなります。
take a lookとlookは中心的な意味が近くても、語調、回数、限定詞、修飾語の付き方が異なる場合があります。「読んで意味を取るための動詞化」と「原文を完全に同義で書き換えること」は区別してください。
形容詞由来の名詞構文|be動詞+形容詞へ戻す
名詞構文は動詞由来だけではありません。形容詞がdifference、ability、importance、difficulty、safety、certaintyなどの名詞になると、「異なる」「できる」「重要だ」「難しい」「安全だ」「確かだ」という状態が名詞句へ圧縮されます。日本語では「〜性」「〜さ」と名詞のまま訳すより、述語へ戻したほうが自然な場合が多いため、be+形容詞、助動詞、不定詞を使った文を仮に作ります。











the importance of protecting forestsを「森林を守ることの重要性」と訳せば正しいですよね。わざわざ文へ戻す必要はありますか?











その訳で自然なら名詞のままでよい。ただ、長い文でthe importanceが別の動詞の主語や目的語になると関係を見失いやすい。まずprotecting forests is importantと戻せば「森林を守ることが重要だ」と核が見える。そのうえで前後に合わせ、「森林保護の重要性」か「森林を守ることが重要だ」かを選べばよい。
| 名詞表現 | 元の形容詞・助動詞 | 文へ戻した形 | 訳し分け |
|---|---|---|---|
| the difference between A and B | different | A and B are different | AとBの違い/AとBは異なる |
| her ability to solve it | able / can | she can solve it | 彼女の解決能力/彼女は解決できる |
| the importance of practice | important | practice is important | 練習の重要性/練習が重要だ |
| the difficulty of the task | difficult | the task is difficult | 課題の難しさ/課題は難しい |
| the certainty of success | certain | success is certain | 成功の確実性/成功は確かだ |
abilityなら能力を持つ人、difficultyなら難しい対象、importanceなら重要な行為や物事を探します。名詞の前後にある所有格、of句、不定詞、動名詞が、文へ戻したときの主語や内容になります。
inability、impossibility、uncertaintyのような否定を含む名詞は、cannot、be impossible、be uncertainなどへ戻します。名詞部分だけを肯定で復元し、否定の意味を落とさないよう注意してください。
長い名詞構文の読み方|修飾語と前置詞をほどく
難しい長文では、一つの名詞化だけでなく、名詞の前に形容詞、後ろにof・in・for・to不定詞・分詞が連続します。The rapid expansion of online education in rural areas led to greater access to courses.の中心はexpansionです。rapidは拡大の様子、of online educationは拡大したもの、in rural areasは場所を表します。全部を名詞のまま後ろから戻すより、online education expanded rapidly in rural areasと一本の文へ戻すと読みやすくなります。











前置詞が三つ以上続くと、どの語にかかるのか分からなくなります。左から順番に訳してはいけませんか?











左から意味を仮置きするのはよいが、訳を確定してはいけない。まず中心名詞と主節の動詞を結び、次に各前置詞が中心名詞の対象・場所・目的・原因のどれかを確認する。修飾のまとまりを角括弧で分け、最後に文へ戻すと、遠く離れた語を誤って結ぶのを防げる。
| 名詞句の要素 | 役割 | 復元の例 | 読むときの問い |
|---|---|---|---|
| rapid expansion | 様態+動作 | expanded rapidly | どのように起きたか |
| of online education | 拡大した対象 | online education expanded | 何が起きたか |
| in rural areas | 場所・範囲 | in rural areas | どこで起きたか |
| for younger students | 目的・受益者 | for younger students | 誰のためか |
| by local schools | 動作主 | local schools expanded it | 誰が行ったか |
ofを「〜の」、byを「〜によって」と置くだけでは、名詞構文の関係は確定しません。元の動詞が取る主語・目的語・補語を考え、前置詞句がそのどこへ入るかを判断してください。
名詞構文と似た文法の違い|名詞節・動名詞・受動態
名詞構文を理解するときは、名詞節・動名詞・不定詞・受動態と区別すると混乱が減ります。名詞構文は主に名詞を中心に出来事を圧縮した形です。that he refusedのような名詞節は、節の中に主語heと定形動詞refusedを保っています。his refusing the offerのような動名詞句は動詞的な性質を残し、目的語the offerを前置詞なしで取れます。the refusal of the offerは名詞refusalが中心なので、対象はof句になります。
- that節: 主語と定形動詞が見える











his refusing the offerとhis refusal of the offerは、どちらも「彼が申し出を断ること」ですよね。試験では同じものとして読んでよいですか?











出来事の中心は近いが、文法構造は違う。refusingは動名詞で、動詞refuseと同じように目的語the offerを直接取る。refusalは名詞なので冠詞・形容詞で修飾でき、対象をof the offerで表す。読解では共通の出来事へ戻しつつ、空所補充や語法問題では後ろの形まで区別しよう。
| 形 | 中心 | 主語・時制 | 目的語の取り方 | 例 |
|---|---|---|---|---|
| 名詞節 | 定形動詞を含む節 | 節内に示せる | 動詞が直接取る | that he refused the offer |
| 動名詞句 | -ing形 | 意味上の主語を置ける | 動詞と同様に直接取る | his refusing the offer |
| 不定詞句 | to+動詞原形 | 文脈から補うことが多い | 動詞と同様に直接取る | to refuse the offer |
| 派生名詞の名詞構文 | refusalなどの名詞 | 名詞自体には時制なし | ofなどの前置詞を使う | his refusal of the offer |
| 受動態 | be+過去分詞 | 時制をbe動詞で示す | 対象が文の主語になる | the offer was refused by him |
長文の意味を取るときは「彼が申し出を断った」という共通の命題へ戻します。一方、語法・整序・空所補充では、名詞ならof、動名詞なら直接目的語、受動態ならbyという構造上の違いが解答根拠になります。
📚 用語解説
名詞節:that節や疑問詞節など、節全体が文中で主語・目的語・補語など名詞の役割をするものです。名詞構文とは異なり、節の内部に主語と動詞の関係が表面上残ります。
名詞構文の練習法|英文解釈と長文読解へつなげる
名詞構文は用語を覚えるだけでは定着しません。短い名詞句で語族を確認し、主語・目的語を復元し、複数の前置詞を含む一文へ進み、最後に長文の論理関係へ戻す段階練習が必要です。復習では日本語訳の一致だけでなく、中心名詞、元の述語、意味上の主語、対象、時制、論理関係を自分で説明できるかを採点します。











問題集の訳を読めば納得できますが、別の英文ではまた名詞を後ろから訳してしまいます。どんな復習なら初見の長文でも使えるようになりますか?











完成訳を暗記するのではなく、復元前と復元後をセットで残そう。名詞に下線、元の動詞を上に書き、動作主へS、対象へO、補足へMを振る。翌日は英文だけを見て口頭で文へ戻し、別の日には似た語族の新しい例で確認する。正解したかではなく、同じ手順を再現できたかを記録するのが大切だ。
| よくある誤り | 原因 | 確認する問い | 次の練習 |
|---|---|---|---|
| 抽象名詞を見落とす | 語族がつながっていない | 元の動詞・形容詞は何か | 語族の往復 |
| of以下を全部「〜の」とする | 意味上の役割を見ていない | 誰が何をしたか | S・O判定 |
| 時制を勝手に過去にする | 主節と文脈を未確認 | いつの出来事か | 前後二文を読む |
| light verbを直訳する | 意味の中心を動詞に置く | 後ろの名詞を動詞化できるか | コロケーション確認 |
| 訳は合うが構造を説明できない | 完成訳を暗記している | 別表現へ復元できるか | 英文だけで再現 |
名詞構文だけを切り離して練習した後は、英文全体の構造と長文の論理へ接続します。英文解釈をどこまで行い、いつ長文演習へ移るか迷う場合は、英文解釈と長文読解の違い・偏差値帯別の勉強法を参照し、単文の復元で終わらず段落の主張を取る練習へ進んでください。
原文、中心名詞、元の動詞・形容詞、S/O/M、復元した英文、自然な日本語の6欄に分けます。どの欄で誤ったかが分かれば、語彙不足と構文把握不足を混同せず、次に直す行動を具体化できます。
名詞構文を入試得点へ変えるには「普通の対策」では受からない
結論から言います。名詞構文の定義を聞き、接尾辞を覚え、例文の日本語訳を読んで終える「普通の対策」だけでは、名詞構文が重なる難関大長文を正確に読み、志望大学へ受かるのは厳しいです。この記事で見たとおり、一つの名詞句でも、中心名詞の発見、動詞・形容詞への復元、所有格・of・byの役割判定、消えた時制の補完、主節との論理接続が必要です。知識を持つことと、初見の英文でこの順序を再現することは別です。
特にthe criticism of the teacherのように文脈なしでは役割が確定しない形や、名詞化が複数重なる一文では、誤答を単に「訳が違った」で終えると改善点が見えません。発見・動詞化・役割判定・時制・論理のどこで止まったかを記録し、翌日の課題と毎週の確認へ反映する必要があります。代表的な学習手段を、公式ページが示す「従来塾の3つの限界」に照らして一つずつ検討します。
選択肢①:独学・参考書のみでは判断工程を修正しにくい
独学や参考書から、接尾辞、ofの用法、訳例という情報は得られます。しかし、①授業や教材から情報を得ても行動は変わらないという限界に当たりやすくなります。完成訳を読んで理解したつもりでも、翌日に中心名詞からS・O・Mを振り直す行動まで自分で設計しなければ、初見文で同じ誤りを繰り返します。
選択肢②:映像授業・アプリでは視聴と構造復元が分離する
映像授業やアプリは講師の構文説明を追いやすい一方、視聴時間が増えても自分で名詞を文へ戻した回数が増えるとは限りません。これは①の限界に加え、②全員同じ指導は偏差値50に収束するという限界にもつながります。語族で止まる人と、主語・目的語の判定で止まる人へ同じ解説を提示するだけでは、弱点別の演習量を作れません。
選択肢③:集団授業の大手予備校では個別の誤読原因が残る
集団授業の大手予備校は英文解釈を体系的に学べますが、②全員同じ指導の限界があります。一つの英文でも、ある生徒は名詞化を見落とし、別の生徒はof以下を目的語と誤認し、別の生徒は主節との因果を落とします。同じ進度・同じ宿題では、誤りの工程ごとに翌日の問題と復習間隔を変えきれません。
選択肢④:一般的な個別指導塾では週1指導の修正が遅い
一般的な個別指導塾は質問しやすくても、③週1指導では変化が遅いという限界が残ります。授業日に名詞構文を理解しても、翌日から完成訳を写す学習へ戻り、次の確認が一週間後なら、誤った読み順を何度も反復しかねません。名詞構文は説明文・論説文で繰り返し現れるため、修正が遅れるほど長文全体の理解にも影響します。
独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、いずれも「理解を復元行動へ変える」「生徒ごとに誤因を分ける」「翌日から修正を確認する」のどこかが不足します。だから、名詞構文を含む英文解釈を初見長文で再現できる力へ変え、志望大学合格までつなげるなら、消去法で残るのは1日単位の個別行動まで管理する鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、授業を増やすだけでなく、受験生が毎日どの英文をどう分析し、その結果をどう修正するかを管理する仕組みを持っています。ここでは公式ページで確認できる確定6項目だけを、名詞構文を含む大学受験英語の対策へどうつながるかと合わせて説明します。
教材名・英文数・復習範囲まで、今日の学習を具体的な数値で示す
現在地・志望校・誤読工程に合わせ、個別の行動プランを設計する
日々の進捗と毎週の確認テストで、理解と再現性を検証する
厳格な選考を通過した講師が伴走し、満足度アンケート1,524件も公開する
大学受験・総合型選抜/推薦・英語資格・高校受験に対応する
LINEの質問窓口とZoomの無料説明会、資料請求を用意する
❶ 1日単位で数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「英語を勉強する」のような曖昧な予定ではなく、教材・範囲・英文数・復習までを1日単位で数値化して指示します。何を、いつ、どこまで実行するかを5W1Hで具体化するのが特徴です。
名詞構文の対策なら、「解説を読む」で終わらず、語族を何組復元するか、短文を何題S・O・M分析するか、誤訳をいつ解き直すかまで行動へ変えられます。知識中心から初見英文での再現中心へ学習を移せます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
専属講師は、全員へ同じ課題を配るのではなく、生徒の現在地、志望校、科目ごとの得意不得意に合わせ、生徒ごとの個別行動プランを設計し、実行状況まで確認します。
英語でも、接尾辞から名詞化を見つけられない生徒と、名詞化は見えるがofの役割を誤る生徒では必要な課題が違います。個別プランなら、名詞構文のどの判断工程を重点的に直すかを分け、志望校までの時間を配分できます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
学習の実行状況は毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を測ります。合格ラインへ届かなければ追加課題を出し、学習計画をその週のうちに分析・修正する仕組みです。
一度見た名詞句を正しく訳せても、別の語族や前置詞が入った英文で復元できなければ入試では使えません。日次の進捗と週次テストを組み合わせ、理解直後と時間が経った後の両方で読解手順の再現性を確認できます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は厳格な基準で選考され、公式ページが示す採用率は0.6%です。指導品質は、入会生を対象にした講師満足度アンケート1,524件の公開結果でも継続的に確認されています。
名詞構文の誤訳は、最終の日本語だけでなく、中心語の選択、主語・目的語の割り当て、主節との接続に現れます。専属講師へ分析過程まで示して確認することで、答え合わせだけでは見逃す読み方の癖を早く修正できます。
❺ 大学受験から英語資格までの専門コース
専門コースは、大学受験の大学特化・学部特化、総合型選抜/推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで用意され、目標に合わせた計画設計に対応しています。
本記事の読者が大学受験コースで英語を使う場合も、志望大学の長文量や出題形式、残り期間を前提に、名詞構文などの英文解釈へどれだけ時間を使い、いつ過去問・長文演習へ進むかを逆算できます。
❻ LINE質問対応・無料説明会・資料請求
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まとめ|名詞構文は隠れた文へ戻せば読める
| 確認点 | 見る場所 | 復元するときの問い | 典型例 |
|---|---|---|---|
| 中心となる出来事 | 抽象名詞・語尾 | 元の動詞・形容詞は何か | decision→decide |
| 意味上の主語 | 所有格・前置名詞・by句 | 誰がその動作をしたか | the team’s decision |
| 意味上の目的語 | of句・前置名詞 | 何にその動作をしたか | analysis of the data |
| 様態・程度 | 名詞前の形容詞 | どのように起きたか | rapid growth→grew rapidly |
| 時制・論理 | 主節・前後の文 | いつ、なぜ、どんな関係か | because / whenを補う |
英語の名詞構文とは、動詞や形容詞で表せる動作・変化・状態を、名詞を中心に圧縮した表現です。見抜くときは接尾辞だけに頼らず、対応する動詞・形容詞、所有格、of句、by句、不定詞などを一緒に確認します。訳すときは中心名詞を元の品詞へ戻し、意味上の主語と目的語を置き、名詞だけでは見えなくなった時制・態・論理関係を前後の文から補います。
ofを「〜の」と固定し、makeやtakeを字義どおりに訳すと、誰が何をしたかが曖昧になります。名詞句をいったん主語+動詞の文へ広げれば、動詞由来、形容詞由来、light verb、長い前置詞連鎖のどれでも同じ手順で処理できます。短い語族の往復から始め、S・O・Mの役割判定、一文解釈、長文の論理把握へ段階的に進めてください。
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よくある質問
Q. 英語の名詞構文とは簡単にいうと何ですか?
A. 動詞や形容詞で表せる動作・変化・状態を、名詞を中心に表した構造です。たとえばthe city grewをthe growth of the cityとすると、growという変化がgrowthという名詞へ圧縮されます。
Q. 名詞構文はどうやって見抜きますか?
A. -tion、-ment、-ance、-ity、-nessなどの語尾、所有格、of句、by句が手掛かりです。ただし語尾だけで決めず、その名詞が動作・状態を表し、対応する動詞・形容詞へ戻せるかを確認します。
Q. 名詞構文のofはどのように訳しますか?
A. ofを常に「〜の」と訳すのではなく、中心名詞を動詞へ戻し、of以下が動作主か対象かを判断します。discussion of the issueならissueは議論される対象、arrival of MariaならMariaは到着する人です。
Q. 名詞構文を自然な日本語に訳すコツは何ですか?
A. 中心名詞を動詞・形容詞へ戻し、誰が何をしたかを文にしてから日本語を整えます。名詞のまま自然なら残し、「〜の」が重なるなら「〜が…する」「〜は…だ」と述語化すると読みやすくなります。
Q. make a decisionも名詞構文ですか?
A. 動詞+名詞で一つの述語を作り、decisionが意味の中心を担うlight verb構文として読めます。読解ではdecision→decideと戻すと理解しやすい一方、英作文では自然な動詞との組み合わせを辞書で確認してください。
Q. 名詞構文と動名詞の違いは何ですか?
A. 動名詞は動詞の性質を残し、refusing the offerのように目的語を直接取ります。派生名詞refusalは名詞なので、refusal of the offerのように前置詞を使い、冠詞や形容詞による修飾も受けます。
Q. 名詞構文の勉強は長文読解にどうつながりますか?
A. 名詞句に圧縮された出来事を文へ戻せると、長文中の原因・結果・対比・前文の要約が見えやすくなります。語族、短い名詞句、一文解釈、段落の論理という順で練習してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





