数学

【特徴と傾向】

それぞれの学科の配点や全体に占める割合は以下の通りです。

• 医学科：400点、36.4％
• 保健学科放射線技術科学専攻：200点、33.3％
• 保健学科検査技術科学専攻：200点、50％（数・英から１）

数学は数Ⅰ・数Ⅱ・数Ａ・数Ｂ・数Ⅲの範囲から、満遍なく出題されます。

難易度は標準的なレベルですが、数Ⅲから出題される内容は難しい問題が含まれることもあるので、注意が必要です。
もともと数学Ⅰ・A、Ⅱ・Bと比較すると複雑なうえ、難易度が高いことがあるため、数Ⅲに多くの時間を割けるようなペース配分で回答することが求められます。

回答方法は記述式であるため、導出過程を書きながら落ち着いて計算することが重要です。
もし、回答にたどり着けそうにない問題と出会っても、部分点がもらえる可能性があるため、出来る範囲で回答することも得点を積み重ねるうえでポイントになります。

【対策法】

数学では標準的なレベルの問題が多く出題されるうえ、出題形式も典型的なものが多く出題されます。
そのため、教科書や標準的なレベルの問題を重点的に対策するとよいでしょう。

ただし、数Ⅲは難しい問題が出題されることもあるため、標準的なレベルの問題が解けるようになれば、
やや難しい問題も解けるように対策することをおすすめします。

物理

【特徴と傾向】

それぞれの学科の配点や全体に占める割合は以下の通りです。

• 医学科：150点、13.6％（物、化、生から２）
• 保健学科看護学専攻：200点、50％（物、化、生から１）
• 保健学科放射線技術科学専攻：200点、33.3％
• 保健学科検査技術科学専攻：100点、25％（物、化、生から２）

大問は４つであり、それぞれ「力と運動」「電気と磁気」「熱」「波動」から出題されます。
各大問には計算問題、作図問題、理由説明問題など、さまざまな形式の問題が含まれています。

難易度は標準的なレベルであるため、難しい問題を対策する必要はありません。
しかし、計算問題や理由説明問題など、解くのに長い時間がかかる問題が出題されることも多いため、時間配分に注意して解く必要があります。

【対策法】

標準的なレベルの問題が多く出題されるため、標準的なレベルの市販問題集を使用して対策することがおすすめです。
出題される分野には偏りがないため、どの分野の問題も解けるように幅広く対策する必要があります。

出題形式も多様であるため、過去問演習をしながらさまざまな問題に対応できるようにしておくことも大切です。

化学

【特徴と傾向】

それぞれの学科の配点や全体に占める割合は以下の通りです。

• 医学科：150点、13.6％（物、化、生から２）
• 保健学科看護学専攻：200点、50％（物、化、生から１）
• 保健学科放射線技術科学専攻：200点、33.3％（化、生から１）
• 保健学科検査技術科学専攻：100点、25％（物、化、生から２）

大問は４つ、マーク式と記述式が併用されていることが化学の特徴です。

分野は、物質の構造や有機化学、高分子化合物などの「化学Ⅱ」から出題されることが多いため、「化学Ⅱ」の対策を重点的に行うことが大切です。

難易度は標準的なレベルの問題が多くあるため、取りこぼしのないように注意する必要があります。
また、記述式の問題では難しい問題が出題されることもあるため、出来る範囲で記述式の対策もしておくと得点を積み重ねられるでしょう。

【対策法】

特徴でも解説した通り、標準的なレベルの問題が多いため、教科書の章末問題などを用いて対策することが大切です。
また、名称を答える問題や構造式を答える問題など、基礎的な問題も出題されるため、このような問題で取りこぼさないようにしましょう。

論述問題が多く出題されることもポイントの一つです。
論述問題は自分で答え合わせをするより、学校や塾の先生の客観的な目線で答え合わせをしてもらい、足りない部分を聞くことがおすすめです。
自分では気づけない視点から回答のヒントが聞けることもあるため、積極的に先生に質問してみてください。

【特徴と傾向】

それぞれの学科の配点や全体に占める割合は以下の通りです。

• 医学科：150点、13.6％（物、化、生から２）
• 保健学科看護学専攻：200点、50％（物、化、生から１）
• 保健学科放射線技術科学専攻：200点、33.3％（化、生から１）
• 保健学科検査技術科学専攻：100点、25％（物、化、生から２）

全５題出題され、そのうち３題は回答が必須で、残りの２題のうち１題を選んで回答する問題形式です。

物理や化学は標準的なレベルの問題が多く出題されるのに対し、生物の難易度はやや高めな傾向にあります。
くわえて、知識問題のみならず、論述問題や作図問題など、出題形式が多彩であることから、網羅的に対策することが求められます。

なお、問題形式が年によって大きく変わることは少ないため、過去問演習で問題形式に慣れておくと回答しやすくなるでしょう。

【対策法】

難易度が高いとはいえ、基礎をおろそかにしていれば応用的な問題も解けません。
そのため、まずは教科書レベルの問題を徹底的に学習する必要があります。

そのうえで、標準的なレベルを

難易度は標準からやや難しいレベルであるため、教科書レベルの問題だけでなく、難しいレベルを扱った問題集にも取り組むと対策ができます。

知識問題は空欄補充が多いため、漢字も含めて名称などを正確に書けるように練習しておきましょう。

論述問題は字数が指定されている場合が多くあり、指定された語句を使用した説明が必要なため、短い文章でまとめられる練習をしておくことをおすすめします。

英語

【特徴と傾向】

それぞれの学科の配点や全体に占める割合は以下の通りです。

• 医学科：400点、36.4％
• 保健学科看護学専攻：200点、50％
• 保健学科放射線技術科学専攻：200点、33.3％
• 保健学科検査技術科学専攻：200点、50％（数・英から１）

大問１・２は、教育に関する評論文についての長文読解。
長文の内容にまつわる選択式の問題や日本語で説明する問題、空欄補充、文中の語句の意味を問う問題が出題されます。
語数は1,000語以上あるうえ、選択問題のみならず日本語での説明をする必要もあるため、時間配分には注意が必要です。

大問３は、和文英訳。日本語の長文の中で３～４文を英訳する形式。
大問４は、英作文。英語で書かれた指示に従って英語で答える形式です。
高校で学習する英文を理解しておけば十分に対応できるでしょう。

出題形式は毎年大きく変わることはないため、過去問を解いて出題形式に慣れておけば問題ありません。

【対策法】

出題形式や傾向が定まっているため、対策方法は明確です。

大問１・２の長文読解では、教科書レベルの文法・単語を完璧にすることが大切。
特に、教育関係の評論文が出題される傾向にあるため、教育関係の語句を学習しておくとよいでしょう。

また、長文の分量が多いため、速読と精読を組み合わせて読解することも大切です。
しかし、精読ができなければ速読もできないため、まずは精読をできるように練習を繰り返してください。

大問３・４も教科書レベルの文法・単語ができれば、対応できる難易度です。
どちらも出題形式が特徴的であるため、過去問を繰り返し解くことで慣れておくと対応しやすくなるでしょう。