
島根大学を志望しています。法文・教育・人間科学・医・総合理工・材料エネルギー・生物資源の7学部で偏差値も倍率も全然違うと聞きました。何から整理すればいいですか?

最初に7学部の偏差値帯と実際の志願者数・合格者数を並べて、自分の学部が「共通テスト重視」か「二次重視」かを確認しましょう。前期・後期の違いと推薦・総合型も含めて、一つずつ数値で見ていきます。
島根大学は、島根県松江市(法文・教育・人間科学・総合理工・材料エネルギー・生物資源の6学部)と出雲市(医学部・附属病院)の2キャンパスに7学部を置く国立大学です。山陰地方唯一の国立総合大学として、地域医療、農林水産、環境科学など地方だからこそ学べる分野に強みを持ちます。
2027年度入試(令和9年度)は、大学入学共通テストと個別テスト等を組み合わせる一般選抜前期・後期日程、総合型選抜I「へるん入試」、学校推薦型選抜I・II、地域枠学校推薦型選抜などに分かれます。学部によって偏差値は42.5から62.5、共通テスト得点率は48%から79%まで幅があり(河合塾Kei-Net2027年度方式別ランク)、同じ「島根大学」でも要求される学力水準は大きく異なります。
この記事は、島根大学の入試情報サイト、令和7年度(2025年度実施)入試実施状況、令和9年度入試日程、河合塾Kei-Netの偏差値情報を一次資料として、2026年7月26日時点の公開内容を基準に作成しています。旧来の学部別まとめでは、医学部医学科に後期日程があるかのような誤りも見られたため、本記事は公式の実施状況データで学部・学科ごとに数値を検算し直しています。
島根大学7学部の偏差値・共通テスト得点率、令和7年度実施の学部別志願者数・合格者数・実質倍率、前期後期日程の違い(医学科は前期のみ)、学部別二次対策、総合型「へるん入試」・推薦の仕組み、年間の学習計画を確認できます。
目次
島根大学の全体像|7学部2キャンパスからポジションを知る
| 学部 | キャンパス | 学科・課程等 |
|---|---|---|
| 法文学部 | 松江 | 法経学科/社会文化学科/言語文化学科 |
| 教育学部 | 松江 | 学校教育課程Ⅰ類/Ⅱ類(保健体育・音楽・美術) |
| 人間科学部 | 松江 | 人間科学科 |
| 医学部 | 出雲 | 医学科/看護学科 |
| 総合理工学部 | 松江 | 総合理工学科 |
| 材料エネルギー学部 | 松江 | 材料エネルギー学科 |
| 生物資源科学部 | 松江 | 生命科学科/農林生産学科/環境共生科学科 |
島根大学は7学部体制の国立総合大学です。松江キャンパスには法文・教育・人間科学・総合理工・材料エネルギー・生物資源科学の6学部が集まり、出雲キャンパスには医学部と附属病院が置かれています。同じ大学でも通学圏、実験・実習の環境、卒業後の主な進路が学部で異なります。
法文学部は法経学科、社会文化学科、言語文化学科の3学科からなる文系総合学部で、地方公務員や地域企業への就職を目指す学生が多い学部です。教育学部は学校教育課程のみを置き、小中学校教員養成に特化し、保健体育科・音楽科・美術科教育専攻など専修が分かれます。
人間科学部人間科学科は心理・福祉・スポーツ科学などを扱う学際的な学部です。医学部は医学科(医師養成)と看護学科(看護職養成)の2学科構成で、必要な学力、面接で問われる適性、修業年限がまったく異なります。
総合理工学部総合理工学科は数理・物理・化学・機械・情報など幅広い理工系領域を1学科でカバーします。材料エネルギー学部は材料科学と再生可能エネルギーを融合した比較的新しい理工系学部です。生物資源科学部は生命科学科、農林生産学科、環境共生科学科の3学科で、山陰の里山・海洋環境を活かした実地学習が特徴です。
大学全体の入学定員は一般選抜前期575人、後期146人、総合型選抜I(へるん入試)388人、学校推薦型選抜85人などで構成されます(令和7年度実施状況ベース)。学部・学科・専攻ごとに募集人員と選抜区分の組み合わせが異なるため、大学名だけで対策を一括りにしません。

出雲の医学部と松江の6学部で場所も選抜も違うのですね。学部名だけで「島根大学対策」と考えるのは危ないですね。

その通りです。まず志望学科・専攻を1つに決めてから、偏差値、共通テスト科目、前期後期の別を確認していきましょう。
学部別の難易度差|偏差値42.5〜62.5をどう読むか
| 学部 | 偏差値(2027年度方式別ランク) | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 医学部(医学科) | 62.5 | 57%〜79% |
| 総合理工学部 | 47.5 | 51%〜60% |
| 生物資源科学部 | 47.5 | 48%〜62% |
| 人間科学部 | 47.5 | 65%〜77% |
| 法文学部 | 45.0〜50.0 | 60%〜73% |
| 教育学部 | (学科ランク37.5〜47.5) | 50%〜60% |
| 材料エネルギー学部 | 42.5 | 48%〜62% |
河合塾Kei-Netが公表する2027年度入試の方式別ランクによると、島根大学全体のボーダーラインは偏差値42.5から62.5、共通テスト得点率は48%から79%です。この幅の広さが、島根大学対策を「学部名だけ」で語れない最大の理由です。
医学部医学科は偏差値62.5、共通テスト得点率57%〜79%と、島根大学の中で突出した最難関です。全国の医学部医学科と比べても標準的な難度であり、理科2科目と数学の完成度を早期から最優先課題にする必要があります。
総合理工学部、生物資源科学部、人間科学部はいずれも偏差値47.5帯で並びますが、共通テスト得点率のレンジは総合理工51〜60%、生物資源48〜62%、人間科学65〜77%と学部によって差があります。同じ偏差値帯でも、必要な共通テストの得点戦略は学部で変わります。
法文学部は偏差値45.0〜50.0で、島根大学の中では標準からやや上のレンジです。教育学部は方式別ランクでの偏差値表示がなく、学科ランクでは37.5〜47.5、共通テスト得点率は50〜60%とされ、専修・専攻による差が大きい学部です。
材料エネルギー学部は偏差値42.5、共通テスト得点率48〜62%と、7学部の中では最も挑戦しやすいレンジです。ただし「入りやすい」という情報だけで志望を決めず、材料科学・エネルギー分野への関心と、入学後のカリキュラムを必ず確認してください。
- 法文学部: 共テ60-73%(45.0-50.0)
📚 用語解説
ボーダーライン(方式別ランク):河合塾が入試の日程・方式ごとの科目や配点に合わせて予想する、合否可能性が50%に分かれる偏差値・共通テスト得点率の目安です。大学の教育内容の優劣を示すものではありません。

同じ偏差値47.5でも、共通テストの目標得点率は学部でこんなに違うんですね。

はい。偏差値だけで並べず、共通テスト得点率のレンジまで含めて志望学部の「必要な得点」を具体的に決めましょう。
志願者・合格者・倍率の実態|令和7年度実施状況で検算する
| 学部 | 募集人員 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率(受験者÷合格者) |
|---|---|---|---|---|
| 法文学部 | 105 | 259 | 125 | 2.07倍 |
| 教育学部 | 78 | 277 | 80 | 3.46倍 |
| 人間科学部 | 48 | 117 | 56 | 2.09倍 |
| 医学部(医学科+看護学科) | 100 | 362 | 113 | 3.20倍 |
| 総合理工学部 | 222 | 539 | 253 | 2.13倍 |
| 材料エネルギー学部 | 48 | 89 | 58 | 1.53倍 |
| 生物資源科学部 | 120 | 241 | 132 | 1.83倍 |
| 一般選抜合計 | 721 | 1,884 | 817 | 2.31倍 |
島根大学入試情報サイトが公開する令和7年度(2025年度実施)入試実施状況によれば、一般選抜(前期・後期合計)の募集人員721人に対し、志願者3,160人、受験者1,884人、合格者817人で、全学の実質倍率(受験者÷合格者)は約2.31倍です。偏差値の高低と倍率の高低は必ずしも一致しません。
学部別で実質倍率が最も高いのは教育学部の3.46倍で、偏差値帯自体は7学部の中で中位にもかかわらず、募集人員に対して志願者が集中しやすい学部です。次いで医学部(医学科・看護学科合計)が3.20倍で、こちらは偏差値の高さと倍率の高さが一致しています。
医学部を学科別に分けると、医学科(前期のみ、募集58人)は志願344人、受験300人、合格65人で実質倍率4.62倍です。一方、看護学科(前期32人・後期10人)は前期・後期合計で受験62人、合格48人、実質倍率1.29倍にとどまり、同じ医学部でも学科で倍率の水準が大きく違います。
総合理工学部は募集222人と大きな枠を持ちながら実質倍率2.13倍、生物資源科学部は1.83倍、材料エネルギー学部は1.53倍です。募集人員が大きい学部ほど、偏差値の割に倍率は落ち着く傾向があります。人間科学部は募集48人で倍率2.09倍、法文学部は募集105人で倍率2.07倍でした。
倍率は年度や共通テストの平均点、志願動向で変動します。この記事の数値は令和7年度実施(2025年度実施)の確定値であり、2027年度入試をそのまま保証するものではありません。出願前には島根大学が発表する最新の志願状況・入試結果を必ず確認してください。
- 医学部医学科: 受験300人/合格65人(前期のみ)
📚 用語解説
実質倍率:受験者数を合格者数で割った値です。募集人員に対する志願者数の倍率(志願倍率)より、実際に試験を受けた人の中での競争実態に近い指標として使われます。

偏差値だけ見ていたら、教育学部の実質倍率が一番高いことに気づけませんでした。

そうなんです。偏差値と実質倍率は別の情報です。志望学部は両方を確認したうえで決めましょう。
前期・後期日程の違い|医学科は前期のみという例外
| 区分 | 対象学部・学科 | 2027年度試験日(目安) | 特記事項 |
|---|---|---|---|
| 共通テスト | 全学部が必須 | 1月16日・17日 | 出願は1月25日〜2月3日 |
| 前期日程 | 全7学部 | 2月25日(学部により2月26日まで) | 募集人員の中心 |
| 後期日程 | 医学科以外の6学部+看護学科 | 3月12日 | 医学部医学科は実施なし |
| 合格発表・手続 | 前期は3月6日発表、後期は3月20日発表 | 3月23日〜27日に後期手続 | 入学式は4月2日 |
島根大学の一般選抜は、大学入学共通テストに加えて前期日程・後期日程の分離分割方式で実施されます。令和9年度(2027年度)入試日程の概要によれば、共通テストは1月16日・17日、一般選抜の出願期間は前期・後期とも1月25日から2月3日です。
前期日程の試験は2月25日を中心に実施され、学部によっては2月26日まで面接等を含む日程が組まれます。前期の合格発表は3月6日、入学手続は3月中旬までとされています。
ここで注意したいのが後期日程の扱いです。令和7年度実施状況を見ると、医学部医学科は前期日程のみで募集しており、後期日程を実施していません。医学部で後期日程があるのは看護学科(募集10人、受験23人、合格11人)であり、医学科と看護学科を混同すると後期対策のスケジュールを誤ります。
医学科以外の6学部(法文・教育・人間科学・総合理工・材料エネルギー・生物資源)と医学部看護学科は、前期・後期の両方に募集枠があります。後期日程の試験は3月12日、合格発表は3月20日、入学手続は3月23日から27日までです。
後期日程は募集人員が前期より少なく、科目数も絞られる学部が多いため、一つの失点が合否に直結しやすくなります。前期の結果を待ってから後期対策を始めるのではなく、1月の時点で後期の科目・配点を一度確認しておくことをすすめます。
📚 用語解説
前期日程・後期日程:国公立大学一般選抜の分離分割方式の区分です。島根大学では医学部医学科のみ後期日程を実施せず、他の学部・学科は前期・後期の両方に募集枠があります。

医学部でも医学科と看護学科で後期の有無が違うんですね。ここを取り違えると後期対策の計画が崩れそうです。

その通りです。志望が医学科なら後期は使えない前提で、前期にすべてを注ぐ計画にする必要があります。
文系3学部の対策|法文・教育・人間科学の違いを見る
| 学部・学科 | 偏差値帯の目安 | 共通テスト得点率 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 法文学部(法経・社会文化・言語文化) | 45.0〜50.0 | 60〜73% | 3学科とも文系総合型、地方公務員志望者多い |
| 教育学部学校教育課程 | 学科ランク37.5〜47.5 | 50〜60% | 専修・専攻(保健体育・音楽・美術等)で個別対策が変わる |
| 人間科学部人間科学科 | 47.5 | 65〜77% | 心理・福祉・スポーツ科学系、共テ得点率の要求が高め |
法文学部は法経学科、社会文化学科、言語文化学科の3学科で構成される文系総合学部です。令和7年度実施状況では3学科合計で募集105人に対し受験259人、合格125人、実質倍率2.07倍でした。学科ごとの倍率差は大きくなく、法律・経済・社会・言語のどの領域を専門にしたいかで選ぶのが基本です。
教育学部は学校教育課程のみを置き、学校教育Ⅰ類のほか、保健体育科教育専攻、音楽科教育専攻、美術科教育専攻に分かれるⅡ類があります。専修によって実技・面接の比重が変わるため、教員免許の教科と入学後の履修計画を早期に確認する必要があります。
人間科学部人間科学科は、共通テスト得点率65〜77%と、文系3学部の中でも共通テストの完成度がより強く問われる学部です。心理学、福祉、スポーツ科学など複数分野を扱うため、志望理由書や面接では「なぜ人間科学部か」を具体的な分野名で説明できるようにしておきます。
3学部に共通するのは、島根大学の一般選抜が大学入学共通テストと個別の学力検査・面接等を組み合わせている点です。文系だからといって共通テストの理科・数学を軽視すると、指定科目を満たせず出願資格自体を失う恐れがあるため、募集単位ごとの指定科目表を必ず確認してください。
総合型選抜I「へるん入試」は法文・教育・人間科学の3学部でも実施されており、共通テストを課さない選抜として活用できます。ただし出願要件、書類、面接の負担は決して軽くないため、一般選抜の教科学習と並行して準備する計画が必要です。

文系3学部でも、人間科学部の共通テスト得点率は特に高めに見えます。

はい。心理・福祉・スポーツ科学という専門性への関心と、共通テストの高得点維持を両立させる計画が必要です。
理系4学部の対策|医・総合理工・材料エネルギー・生物資源
| 学部・学科 | 前期の傾向 | 後期 |
|---|---|---|
| 医学部医学科 | 共通テスト+個別の学力・面接等で高得点を要求 | 後期日程なし(前期のみ) |
| 医学部看護学科 | 共通テスト+面接・個別検査 | 後期あり(募集10人・高倍率傾向) |
| 総合理工学部 | 数学・理科・英語中心の個別試験 | 後期あり(募集55人・倍率やや高め) |
| 材料エネルギー学部 | 数学・理科・英語中心 | 後期あり(募集8人) |
| 生物資源科学部 | 数学・理科・英語+学科の専門理解 | 後期あり(学科ごとに募集あり) |
医学部医学科は、令和7年度実施状況で募集58人に対し志願344人、受験300人、合格65人、実質倍率4.62倍という最難関の競争です。共通テスト得点率57〜79%、偏差値62.5という水準に加え、面接では医師としての適性、地域医療への理解が問われます。前期日程のみで完結するため、出願から前期試験までの約1か月に照準を合わせる設計が重要です。
医学部看護学科は前期32人・後期10人の募集で、前期・後期合計の実質倍率は1.29倍と医学科より緩やかです。ただし後期日程は募集10人に対し志願105人と応募が集中しやすく、後期に絞って志願する場合は倍率を甘く見積もらないようにします。
総合理工学部総合理工学科は、数学・理科・英語を中心とした個別試験で、募集222人という島根大学最大の学部です。前期167人・後期55人と後期枠も比較的大きく、共通テストで届かなかった場合の後期利用も現実的な選択肢になります。
材料エネルギー学部は偏差値42.5、実質倍率1.53倍と、島根大学の中では最も挑戦しやすい理系学部です。ただし「入りやすい」ことと「学びたい内容と合っている」ことは別で、材料科学・再生可能エネルギー分野への関心を志望理由に明確に反映させる必要があります。
生物資源科学部は生命科学科、農林生産学科、環境共生科学科の3学科で構成され、学科合計で受験241人、合格132人、実質倍率1.83倍でした。フィールドワークを重視する学部のため、面接や総合型選抜では具体的な実習・観察への関心を示すことが評価されやすくなります。
📚 用語解説
個別テスト等:大学が大学入学共通テストとは別に実施する教科試験、面接、小論文、実技などの総称です。募集単位ごとに内容が異なるため、最終学生募集要項での確認が必須です。

理系4学部でも医学科と材料エネルギー学部でここまで差があると、対策の優先順位も変わりますね。

はい。医学科志望なら理科2科目と数学の完成度を最優先に、材料エネルギー志望なら基礎固めを丁寧に積む計画にしましょう。
総合型「へるん入試」・学校推薦型選抜|方式ごとの倍率を見る
| 方式 | 対象学部の例 | 2027年度出願期間(目安) | 合格発表(目安) |
|---|---|---|---|
| 総合型選抜I「へるん入試」 | 法文・教育・人間科学・総合理工・材料エネルギー・生物資源 | 10月1日〜7日 | 12月2日 |
| 学校推薦型選抜II(推薦Ⅱ) | 医学部医学科・総合理工学部・材料エネルギー学部(地域枠)等 | 11月2日〜6日(学部により異なる) | 12月5日等 |
| 地域枠学校推薦型選抜 | 医学部医学科 | 11月2日〜6日 | 12月5日 |
| 緊急医師確保対策枠推薦 | 医学部医学科 | 大学発表を確認 | 大学発表を確認 |
総合型選抜I「へるん入試」は、大学入学共通テストを課さない選抜として、法文・教育・人間科学・総合理工・材料エネルギー・生物資源科学の6学部で実施されています(医学部は対象外)。令和9年度日程では出願期間が10月1日から7日、合格発表は12月2日です。「へるん」は松江にゆかりの深いラフカディオ・ハーン(小泉八雲)にちなむ名称です。
令和7年度実施状況によると、総合型選抜I全体の合計は募集388人に対し志願734人、受験722人、合格337人で、実質倍率は約2.14倍でした。共通テストを課さない分、書類・面接・小論文などの準備負担は軽くありません。
学校推薦型選抜IIは、医学部医学科(募集40人)、総合理工学部(募集20人)、材料エネルギー学部の地域枠(募集6人)などで実施されます。医学部医学科推薦IIは志願135人に対し合格40人で実質倍率3.4倍近く、総合理工学部推薦IIは志願47人に対し合格20人で実質倍率2.35倍でした。
医学部医学科には、このほかに地域枠学校推薦型選抜(募集10人、志願10人、合格7人)と緊急医師確保対策枠学校推薦型選抜(一般枠・島根県内枠)があります。地域枠は多くの場合、卒業後に島根県内で一定期間勤務する条件が付くため、出願前に条件を必ず確認してください。
推薦・総合型に出願する場合でも、一般選抜の教科学習を止めないことが重要です。早期選抜が不合格だった場合に一般選抜へ切り替えられるよう、共通テスト科目の学習は合格発表まで継続します。
- 材料エネ地域枠: 倍率1.17倍・募集6人
📚 用語解説
総合型選抜I「へるん入試」:島根大学が実施する総合型選抜Iの愛称で、松江にゆかりのあるラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の呼び名「へるん」に由来します。多くの学部で共通テストを課さず、書類・面接・小論文等で選考します。

推薦や総合型にも学部ごとに全然違う倍率があるんですね。「推薦だから簡単」とは言えなさそうです。

その通りです。方式ごとの募集人員と倍率を確認し、一般選抜の教科学習と両立できる計画を立てましょう。
島根大学ならではの強みと悩み|地方国立大としての価値
| よくある悩み | 実態・考え方 |
|---|---|
| 山陰の大学は就職で不利では | 山陰・中国地方の公務員・地銀・医療機関への就職ルートは強い。都市部志望はキャリアセンター活用と早期インターンで補う |
| 医学部は現役では厳しいのでは | 偏差値62.5・共テ57-79%は高い壁だが、共テ突破ラインを段階的に引き上げる計画で対応可能 |
| 理系の研究設備が不安 | 材料エネルギー・生物資源科学部は地域フィールドを活かした実験・実習が豊富 |
| 共通テストの得点が安定しない | 学部により共テ48〜60%台が合否ラインになる場合もあり、科目ごとの底上げが有効 |
島根大学は地方国立大としての評価が高く、特に山陰・中国・四国エリアの公務員、地方銀行、医療機関への就職ルートは、首都圏の私立大学より強固な面があります。大手都市部企業を志望する場合は、大学のキャリアセンターの活用と、3年次前期からの早期インターン参加が鍵になります。
医学部医学科は偏差値62.5、共通テスト得点率57〜79%という高い壁がありますが、全国の医学部医学科と比べて突出して特殊な難度ではありません。「共通テストで確実に7割を超える」という土台を固めたうえで、二次の理科・数学・面接対策に移行する段階的な計画が有効です。
材料エネルギー学部や生物資源科学部は、都市部の大学では体験しにくい地域フィールドでの実験・実習が可能です。設備の新しさよりも「地域密着型のフィールドワーク」に価値を感じられるかどうかで、入学後の満足度が変わります。
共通テストの得点率について、島根大学の多くの学部では48%から62%程度が合否のボーダーとなる場合があり、「8割を狙って失敗しても6割台で合格圏に入る」学部があります。ただし医学部医学科や人間科学部のように7割超を要求する学部もあるため、学部ごとの得点率レンジを踏まえた目標設定が必要です。
地域枠(医学部医学科の地域枠学校推薦型選抜など)を利用する場合は、島根県内出身であることや卒業後の県内勤務要件が前提になる場合があります。制度の詳細は毎年の学生募集要項で必ず確認し、長期的なキャリアプランとして家族と共有してください。
📚 用語解説
地域枠:主に医学部医学科で設けられる選抜枠で、卒業後に一定期間、当該地域の医療機関等での勤務を条件とすることが多い制度です。条件は年度ごとの学生募集要項で確認します。

就職や研究環境の不安も、山陰・中国地方に絞れば島根大学ならではの強みがあるんですね。

はい。地方国立大としての強みを理解したうえで、共通テストの得点戦略を学部ごとに具体化していきましょう。
島根大学合格への年間計画|毎日の学習へ分解する
| 時期 | 重点課題 |
|---|---|
| 高3春 | 志望学科・専攻の共通テスト科目・個別試験科目を確定 |
| 夏 | 英語・数学・理科の基礎固め、へるん入試の書類準備を並行 |
| 秋 | 共通テスト演習と個別記述を半分ずつ、志望校配点へ換算 |
| 冬(1月) | 共通テスト本番、自己採点後に前期・後期出願を確定 |
| 前期直前 | 医学科志望は理科2科目・数学・面接に集中 |
| 後期(3月) | 医学科以外の志望者は後期科目・小論文・面接を仕上げる |
島根大学対策の年間計画は、共通テストと個別テスト等を同時に管理することが前提です。共通テストだけを先に完成させ、二次の記述・面接対策を1月後半から始めると、特に医学科や人間科学部のような二次比重が大きい学部で間に合わなくなります。
高校3年の春には、志望学部・学科・専攻の共通テスト指定科目と個別試験科目を確定させ、未履修・未定着の単元を洗い出します。医学科・総合理工・材料エネルギー・生物資源志望は数学・理科の履修進度、教育・人間科学志望は面接・小論文・専修理解を並行して準備します。
夏までに英単語・文法、数学の典型問題、理科の基本法則と計算、国語の根拠把握を一通り仕上げます。へるん入試(総合型選抜I)や学校推薦型選抜を利用する場合は、志望理由書や活動報告書をこの時期から並行して準備し、一度で完成させず添削と口頭説明を繰り返します。
秋は共通テスト形式の演習と個別記述を半分ずつ配置し、模試の判定だけでなく志望学部の実際の配点・得点率レンジへ換算します。「共通テストであと何点」「個別数学であと何点」というように、必要な上積みを教科・単元単位まで分解します。
共通テスト後は、自己採点を大学の得点率レンジへ換算し、前期・後期の出願を最終決定します。医学科志望は前期の1回勝負に照準を絞り、それ以外の学部志望は後期利用の可能性も残しながら、過去問演習、記述添削、面接練習を進めます。1週間ごとに実施率と確認テストの結果を見直し、量・難度・方法を修正してください。
📚 用語解説
得点率レンジへの換算:模試や過去問の素点を、志望学部が示す共通テスト得点率のレンジへ置き換えることです。偏差値だけでなく得点率で管理すると、学部ごとの合否ラインとの距離が具体的にわかります。

学部によって「今週の最優先」が変わるんですね。医学科なら理科、材料エネルギーなら基礎固めという具合に。

その通りです。毎週、学部ごとの得点率レンジへ換算して測り直し、優先順位を更新していきましょう。
島根大学合格は「普通の対策」では受からない
断言します。島根大学は7学部で偏差値42.5〜62.5、共通テスト得点率48〜79%と幅があり、学部ごとに必要な対策がまったく違います。この記事で示した数値をそのまま使っただけの「一般的な国立大対策」では、学部固有の弱点を埋めきれません。
本文で見た通り、医学部医学科は前期のみで実質倍率4.62倍、教育学部は偏差値の割に実質倍率3.46倍、材料エネルギー学部は偏差値42.5で最も挑戦しやすいという学部ごとの記事固有データがあります。これらの違いを無視した画一的な学習計画では、必要な教科・単元への時間配分を誤ります。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは…
島根大学7学部の得点率レンジ・実質倍率の違いを自分で把握し、日々の教材配分まで落とし込むのは負担が大きく、①行動が変わらない・③本人任せになりやすいという限界にぶつかります。
映像授業・アプリだけでは…
医学科の面接対策や教育学部の専修別対応など、学部固有の準備は映像授業だけでは補えません。①知識を得ても行動に変換されにくく、②全員同じ内容という限界があります。
集団授業の大手予備校でも…
偏差値47.5帯に集まる総合理工・生物資源・人間科学部でも、得点率レンジは学部で違います。集団授業は②全員同じ指導、③日々の伴走不足という限界を抱えます。
一般的な個別指導塾でも…
週1〜2回の個別指導では、医学科の理科2科目完成や後期日程の記述添削まで手が回りにくく、②個別最適化の不足、③授業がない日の管理不足という限界が残ります。
- 集団授業の大手予備校: 全員同じ指導で偏差値47.5帯の差が埋まらない
- 鬼管理専門塾: 学部別データに基づき1日単位で行動まで管理する
だからこそ、島根大学の学部別データをもとに、共通テスト得点率と個別試験の弱点を1日単位で管理できる仕組みが必要です。鬼管理専門塾は、この記事で示した学部ごとの偏差値・倍率・日程の違いを前提に、生徒ごとの行動計画を設計します。
鬼管理専門塾の特徴
- 管理体制: 毎日・毎週の確認テストで定着を測定
- コース展開: 大学受験から英語資格・高校受験まで対応
- 相談窓口: LINE質問対応と無料説明会で随時相談
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
島根大学7学部の共通テスト得点率レンジ、前期・後期の別、個別試験の科目まで、法文・教育・人間科学・医・総合理工・材料エネルギー・生物資源のどの学部を志望していても、教材名・問題数・記述添削まで1日単位で数値化して指示します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
医学科志望の理科2科目完成、教育学部の専修別対応、材料エネルギー学部の基礎固めなど、学部・現在の得点率・残り期間・併願校を照合し、生徒ごとに異なる個別行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の課題実施を確認し、毎週の確認テストで共通テストの得点率換算と個別記述の定着度を測定します。未達の原因を翌週の教材・量・再テストへ反映し、やりっぱなしを防ぎます。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の専属講師陣が、島根大学の学部別データに基づく指導を担当し、講師満足度アンケート1,524件から得た改善内容も日々の指示や添削へ反映します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験コース(学部特化を含む)を軸に、総合型選抜・推薦入試コース、英語資格試験(英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAP)コース、高校受験コースを用意し、へるん入試や地域枠に必要な準備にも対応します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
医学科の面接想定問答や後期日程の科目選びで迷ったときはLINE質問対応をいつでも使え、無料説明会・資料請求で島根大学対策として必要な支援範囲を確認できます。
毎日の管理方法は鬼管理の仕組みで確認できます。過去の支援例は合格実績に掲載していますが、過去の実績は島根大学への合格を保証するものではありません。現在の得点率と必要な支援内容を個別にご確認ください。
大学受験コースには1カ月返金保証があります(対象は大学受験コースのみで、英語資格試験コースなど他コースには適用されません)。無料説明会では、志望学部・学科、共通テストと個別科目の現状、模試成績、残り期間を伝えていただければ、島根大学の得点率レンジと照らして必要な対策を具体的にお話しできます。
島根大学7学部のどこを志望していても、偏差値・倍率・日程を踏まえた学部別の対策を無料説明会でご相談いただけます。
よくある質問
最後に、島根大学の2027年度入試でよくある疑問を整理します。回答は島根大学入試情報サイト、令和7年度実施状況、令和9年度入試日程の概要、河合塾Kei-Net(2026年7月26日時点)を基準にしています。出願資格や提出書類は、大学が公表する最終の学生募集要項を優先してください。
Q. 島根大学には何学部ありますか?
A. 法文学部、教育学部、人間科学部、医学部、総合理工学部、材料エネルギー学部、生物資源科学部の7学部です。松江キャンパスに6学部、出雲キャンパスに医学部があります。
Q. 島根大学の偏差値はどのくらいですか?
A. 河合塾Kei-Netの2027年度方式別ランクによると、医学部医学科の62.5から材料エネルギー学部の42.5まで幅があります。共通テスト得点率は48%〜79%です。
Q. 島根大学の一般選抜の倍率は?
A. 令和7年度(2025年度)実施状況では、一般選抜合計で受験1,884人・合格817人、実質倍率は約2.31倍でした。学部別では教育学部の3.46倍が最も高い数値でした。
Q. 医学部医学科に後期日程はありますか?
A. ありません。令和7年度実施状況によると医学部医学科は前期日程のみで募集しています。後期日程があるのは医学部看護学科です。
Q. 「へるん入試」とは何ですか?
A. 島根大学の総合型選抜Iの愛称で、松江ゆかりのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)にちなみます。法文・教育・人間科学・総合理工・材料エネルギー・生物資源科学部で実施し、共通テストを課しません。
Q. 前期・後期の試験日はいつですか?
A. 令和9年度(2027年度)日程では、前期は2月25日(学部により26日まで)、後期は3月12日です。共通テストは1月16日・17日、一般選抜出願は1月25日〜2月3日です。
Q. 共通テストの得点率はどのくらい必要ですか?
A. 学部により48%〜79%と幅があります。材料エネルギー学部や生物資源科学部は5〜6割台、人間科学部や医学部医学科は7割台後半が目安です。
Q. 学校推薦型選抜IIはどの学部で実施されますか?
A. 医学部医学科(募集40人)、総合理工学部(募集20人)、材料エネルギー学部の地域枠(募集6人)などで実施されます。医学部にはこのほか地域枠・緊急医師確保対策枠の推薦もあります。
Q. 地域枠の学校推薦型選抜とは?
A. 主に医学部医学科で設けられる枠で、卒業後に一定期間、島根県内での勤務等を条件とすることが多い制度です。条件は年度ごとの学生募集要項で確認してください。
Q. 推薦・総合型に出願すれば一般選抜の勉強は不要ですか?
A. 不要ではありません。早期選抜が不合格だった場合や、入学後の学修にも共通テスト水準の基礎学力が必要なため、教科学習は選抜結果にかかわらず継続します。
島根大学合格への第一歩は、7学部から志望学科・専攻を1つに決め、偏差値だけでなく共通テスト得点率レンジと実質倍率を確認することです。医学部医学科は前期のみ、看護学科や他の6学部は前期・後期の両方という違いも、必ず区別してください。
次に、模試や過去問題を志望学部の得点率レンジへ換算し、不足を教科・単元・記述・面接へ分解します。へるん入試や学校推薦型選抜を利用する場合も、一般選抜の教科学習を止めずに並行させることが重要です。
大学が公表する最終の学生募集要項が更新された際は、この記事の概要情報を必ず最新版で確認し直してください。公式情報を優先しながら、共通テストと二次試験、書類・面接の準備を積み上げていきましょう。
島根大学の学部選びから偏差値・倍率・日程の整理、毎日の学習計画まで、公式LINE・無料説明会・資料請求でご相談いただけます。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映




