
名古屋大学って総合型選抜があるんですか?理系の総合大学というイメージが強くて、AO入試とか総合型選抜っていう言葉はあまり聞いたことがない気がします。











名古屋大学の総合型選抜は、理学部の数理学科・物理学科・化学科・生命理学科・地球惑星科学科という5学科だけで実施されている。令和7年度入試から始まった比較的新しい制度で、文学部・教育学部・法学部・経済学部・情報学部・医学部・工学部・農学部には総合型選抜そのものがない。この記事では2027年度(令和9年度)公式募集要項を基準に、5学科の募集人員、出願資格、選考内容、配点、日程を整理するよ。
名古屋大学の総合型選抜対策で最初にすべきことは、志望理由書や小論文の練習を始めることではありません。まず、自分の志望学部が理学部かどうか、理学部なら志望学科が「大学入学共通テストを課す」学科か「課さない」学科かを確認します。この区分によって出願期間・選考内容・配点がまったく異なります。
この記事は、名古屋大学の総合型選抜(理学部)ページで公開されている2027年度(令和9年度)総合型選抜学生募集要項を一次情報として、受験生が判断しやすい順序へ再構成しています。理学部の一般選抜の入試科目・倍率は名古屋大学理学部の入試科目・倍率も参考にし、総合型選抜だけに学習を偏らせず、一般選抜との並行計画を作ってください。
大学入学共通テストを課さない化学科・生命理学科の出願期間は2026年10月1日(木)から10月7日(水)15時必着です。志願理由書・調査書・課題レポート(化学科)や研究報告書・志願者評価書(生命理学科)は事前準備に時間がかかるため、志望する場合はこの記事を読んだ直後に募集要項本文の該当ページを開いて準備を始めてください。
目次
- 名古屋大学の総合型選抜は理学部5学科・全学25名だけ【結論】
- 数理学科(共通テストを課す)|面接700点・約30分の口頭試問
- 物理学科(共通テストを課す)|募集9名は5学科で最多
- 化学科(共通テストを課さない)|小論文+面接300点で決まる
- 生命理学科(共通テストを課さない)|A〜Kの実績が出願要件
- 地球惑星科学科(共通テストを課す)|6教科1000点満点
- 出願資格と併願ルール|総合型選抜だけでは一般選抜を受けられない
- 出願〜合格発表〜入学手続のスケジュール
- 対策の準備順序|学科別に何から始めるか
- 名古屋大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|公式募集要項から名古屋大学の総合型選抜対策を始める
- よくある質問
名古屋大学の総合型選抜は理学部5学科・全学25名だけ【結論】
| 学科 | 大学入学共通テスト | 2027年度募集人員 |
|---|---|---|
| 数理学科 | 課す | 3名 |
| 物理学科 | 課す | 9名 |
| 化学科 | 課さない | 5名 |
| 生命理学科 | 課さない | 5名 |
| 地球惑星科学科 | 課す | 3名 |
結論から言うと、名古屋大学に「総合型選抜」という一つの試験はありません。2027年度に総合型選抜を実施するのは理学部の5学科だけで、募集人員は数理学科3名、物理学科9名、化学科5名、生命理学科5名、地球惑星科学科3名の合計25名です。名古屋大学の入学者選抜要項(令和8年度版)の学部別募集人員表でも、総合型選抜の欄に数値が入っているのは理学部の5学科のみで、文学部・教育学部・法学部・経済学部・情報学部・医学部・工学部・農学部の総合型選抜欄は空欄です。志望学部が理学部以外の場合、名古屋大学で総合型選抜という選択肢自体がありません。
5学科は、大学入学共通テストを「課す」数理学科・物理学科・地球惑星科学科(合計15名)と、「課さない」化学科・生命理学科(合計10名)の2グループに分かれます。この区分は出願期間、選考内容、配点、合格発表の時期まで、ほぼすべてに影響します。志望学科を固定したら、まず自分の学科がどちらのグループかを確認してください。











理学部だけなんですね。工学部や情報学部を目指す人は、そもそも総合型選抜という選択肢自体がないということですか?











そのとおり。名古屋大学で総合型選抜を受けられるのは理学部の5学科だけだ。志望学部が理学部以外なら、この記事で扱う総合型選抜の対象外になる。学校推薦型選抜か一般選抜で戦略を立てる必要がある。なお理学部には総合型選抜25名とは別に学校推薦型選抜の枠(約30名)もあるが、募集人員も出願資格も別の制度なので、この記事では扱わない。
📚 用語解説
学科分属制度:名古屋大学理学部は、入学後1年次は学科に所属せず全学共通教育を受け、1年次終了時の希望・成績等により2年次から各学科へ配属される制度です。総合型選抜・私費外国人留学生入試などの合格者は、優先的に合格した学科へ分属できます。入学時点でいきなり数理学科の学生になるわけではなく、1年間は理学部生として教養科目を含む共通教育を受ける点に注意してください。
数理学科(共通テストを課す)|面接700点・約30分の口頭試問
| 項目 | 2027年度の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 3名 |
| 第1次選考 | 志願理由書・調査書・任意提出書類+共通テストの成績で総合判定。約6名を選出 |
| 第2次選考 | 面接(口頭試問)約30分。興味を持った数学・理数探究の内容を10分間説明、質疑応答 |
| 配点(第1次) | 共通テスト500点+書類500点=1000点 |
| 配点(第2次) | 共通テスト150点+書類150点+面接700点=1000点 |
| 共通テスト科目 | 数学700点(数I・A、数II・B・C)/理科200点(物理・化学・生物・地学から2)/外国語100点 |
令和9年度総合型選抜学生募集要項によると、数理学科は「確かな基礎学力に加え、高い数学的能力を有するとともに、数学・数理科学に対する強い知的好奇心を持ち、数学・数理科学の発展、展開に高い意欲を持つ人物」を求めています。第1次選考は共通テストと書類が同じ500点ずつですが、第2次選考では面接(口頭試問)が700点と、配点の7割を占めます。
面接では、これまでの学習や理数探究などを通じて興味を持った数学の内容について10分間の説明を求められ、その内容や数学に関する知識について質問を受けます。説明や質疑応答の際は黒板またはホワイトボードを使用できます。共通テストの配点も第1次選考で500点、第2次選考でも150点と大きいため、面接準備だけに偏らず、共通テストの得点力を並行して伸ばす必要があります。











面接だけで30分もあるんですね。しかも10分間、自分の言葉で数学の内容を説明しなきゃいけない……。











そう。しかも共通テストの配点も第1次選考500点・第2次選考150点と大きい。説明の準備だけでなく、共通テストの得点力を同時に上げる必要がある。理数探究などで扱った内容を、10分で他人に説明できるように要約する練習を、共通テスト対策と並行して積み上げよう。
📚 用語解説
大学入学共通テストを課す選抜/課さない選抜:名古屋大学理学部の総合型選抜における最も重要な区分です。数理学科・物理学科・地球惑星科学科は「課す」学科で、共通テストの指定科目をすべて受験する必要があります。化学科・生命理学科は「課さない」学科で、共通テストを受けなくても出願できます。出願期間・選考日程・配点はこの区分ごとにまったく異なります。
物理学科(共通テストを課す)|募集9名は5学科で最多
| 項目 | 2027年度の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 9名(5学科で最多) |
| 第1次選考 | 志願理由書・調査書・任意提出書類+共通テストの成績で総合判定。約18名を選出 |
| 第2次選考 | 面接約15分。物理を学びたい理由・将来像を3分間説明、志願理由書の内容や物理の知識を質問 |
| 配点(第1次) | 共通テスト800点+書類100点=900点 |
| 配点(第2次) | 共通テスト800点+書類100点+面接200点=1100点 |
| 共通テスト科目 | 数学300点(数I・A、数II・B・C)/理科400点(物理300点必須+化学・生物・地学から1:100点)/外国語100点 |
物理学科は「理学の諸分野に幅広い興味と深い関心を抱き、物理学の探究を志す者。基礎学力に加え、特に物理学と数学における十分な知識と能力をあわせ持ち」と求める人物像に記載されています。募集人員9名は5学科の中で最多ですが、共通テストの配点も第1次・第2次とも800点と最大で、5学科の中でも共通テストの得点力がもっとも重視される学科です。
面接は一人あたり約15分で、「名古屋大学理学部で物理を学びたい理由、物理を学ぶことによる自分自身の将来像」について3分間の説明を求められ、志願理由書に書いた内容やそれに関連する物理の知識について質問されます。募集人員が多いからといって基準が緩いわけではなく、共通テストで理科の物理300点を中心に確実に得点したうえで、志願理由書の内容を自分の言葉で語れる状態を作る必要があります。











物理学科は5学科の中で募集人員が一番多いんですね。しかも共通テストの配点も一番大きい。











その通り。募集人員が多い分、第1次選考の合格ラインも約18名と他学科より広い。ただし共通テストの配点比率も5学科で最大だから、対策の軸は間違いなく共通テストの得点力になる。理科は物理300点が必須だから、物理を最優先で仕上げよう。
📚 用語解説
第1次選考・第2次選考:名古屋大学理学部の総合型選抜は、すべての学科で第1次選考と第2次選考の2段階です。ただし内容は学科ごとに異なり、数理・物理・地球惑星科学科は「書類+共通テスト→面接」、化学科は「書類+小論文→面接」、生命理学科は「書類のみ→小論文+面接」という組み合わせです。学科名だけでなく、自分の志望学科の第1次・第2次それぞれの中身を個別に確認してください。
化学科(共通テストを課さない)|小論文+面接300点で決まる
| 項目 | 2027年度の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 5名 |
| 出願要件 | ①化学分野の学問・研究に強い興味と情熱をもつ者 ②自己推薦により興味と情熱を明確に示せる者 |
| 第1次選考 | 小論文試験(化学に関する文書を読み論述)+書類審査。2026年11月7日実施。約10名を選出 |
| 第2次選考 | 口頭試問を含む個人面接(複数教員)。2026年11月21日実施 |
| 配点(第1次) | 書類100点+小論文100点=200点 |
| 配点(第2次) | 小論文100点+面接300点=400点(小論文の得点を合算) |
化学科は大学入学共通テストを課さない学科です。出願要件は学習成績概評のような数値基準ではなく、「化学分野の学問・研究に強い興味と情熱をもつ者」「自己推薦により自らの化学に対する興味と情熱を明確に示せる者」という2点で、志願理由書は自己推薦に基づく所定様式で作成します。共通テストがない分、小論文と面接という当日のアウトプットが合否を左右します。
- 第2次選考:面接300点: 口頭試問を含む個人面接。小論文の得点を合算し合格者を決定
第1次選考の小論文は化学に関する文書を読んで論述する形式で、大学が貸与する電卓を使用できます。第2次選考は複数教員による口頭試問を含む個人面接で、小論文の得点100点に面接300点を合算した400点で合否が決まります。提出書類には志願理由書(自己推薦に基づく所定様式)と課題レポートがあり、いずれも志願者本人が作成する必要があります。











化学科は共通テストがない代わりに、小論文と面接だけで決まるんですね。書類より試験当日の力が重要そうです。











その通り。第1次選考は書類100点と小論文100点が半々だが、第2次選考では面接に300点が振られる。当日の口頭試問対応力が合否を左右する。化学に関する文書を読んで自分の考えを論述する練習と、志願理由書に書いた内容を口頭で深掘りされても答えられる準備の両方を進めよう。
📚 用語解説
late specialization:名古屋大学理学部の教育方針の一つで、1年次は学科に属さず全学共通教育を受け、自然科学・人文科学の十分な素養を身につけたうえで2年次に専門(学科)を選択させる考え方です。総合型選抜に合格しても、入学直後からその学科の専門科目だけを学ぶわけではなく、1年次は理学部生として共通の教養教育を受けます。
生命理学科(共通テストを課さない)|A〜Kの実績が出願要件
| 項目 | 2027年度の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 5名 |
| 出願要件① | 生物学の研究に強い興味をもつ者 |
| 出願要件② | 高校等でA〜Kいずれかの研究プログラム・コンテスト入賞または同等の活動実績をもつ者 |
| 第1次選考 | 提出書類による書類審査のみ。約10名を選出 |
| 第2次選考 | 小論文(15分程度の講義を聴いて論述)+面接(複数教員による個人面接)。2026年10月31日実施 |
| 配点 | 第1次:書類100点/第2次:総合選考100点(第2次の結果のみで合否決定) |
生命理学科は化学科と並んで共通テストを課さない学科ですが、出願要件がより具体的です。「生物学の研究に強い興味をもつ者」に加え、国際学生科学技術フェア(ISEF)出場、日本学生科学賞(JSSA)中央最終審査進出、高校生・高専生科学技術チャレンジ(JSEC)最終審査会進出、グローバルサイエンスキャンパス(GSC)全国受講生研究発表会発表、次世代科学技術チャレンジプログラム(STELLAプログラム)サイエンスカンファレンス高校の部発表、名大MIRAI GSC第3ステージ進出、名大みらい育成プロジェクト第3ステージ進出、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会代表校選出・ポスター発表賞、全国学芸サイエンスコンクール自然科学研究部門の金賞・銀賞・銅賞・入選、全国高等学校総合文化祭自然科学部門の最優秀賞・優秀賞・奨励賞、またはそれ以外の公的な場での自由研究・課題研究の実績(証明可能なもの)のいずれかに該当する必要があります。
第1次選考は書類審査のみで、共通テストも小論文もありません。第2次選考では冒頭に15分程度の講義を聴いたうえで論述する小論文と、複数教員による個人面接が行われ、この第2次選考の結果だけで合否が決まります。提出書類には志願理由書・研究報告書に加え、志願者が実施した研究(活動)について最も理解している公的な立場の教員・研究者が記載し厳封する「志願者評価書」、学校長が押印する「出願要件の確認書」が必要です。











出願要件のA〜Kのどれかを満たさないと出願できないんですね。国際大会やSSHでの実績がないと、そもそも出願できないということですか。











その通り。生命理学科は、生物学研究への興味に加えて、ISEFやSSH生徒研究発表会などの実績、または同等の活動実績が出願要件になっている。まず自分の実績がA〜Kのどれかに該当するかを確認するのが最初の一歩だ。該当しなければ、この学科への総合型選抜出願はそもそも成立しない。
📚 用語解説
出願要件確認書:生命理学科の総合型選抜で必須の提出書類の一つです。出願要件(A〜Kのいずれかの活動実績)を満たしていることの証明として学校長の押印が必要で、要件Kで出願する場合はさらに自由研究や課題研究の実績を証明する書類も添付します。志願者評価書(研究を理解している教員・研究者による厳封書類)とは別の書類なので、混同しないよう注意してください。
地球惑星科学科(共通テストを課す)|6教科1000点満点
| 項目 | 2027年度の内容 |
|---|---|
| 募集人員 | 3名 |
| 第1次選考 | 志願理由書・調査書・任意提出書類+共通テストの成績で総合判定。約6名を選出 |
| 第2次選考 | 面接約20分。地球惑星科学科を志望する理由の説明を求め、地球科学の知識などを質問 |
| 配点(第1次) | 共通テスト300点+書類100点=400点 |
| 配点(第2次) | 共通テスト300点+書類100点+面接200点=600点 |
| 共通テスト科目 | 国語100点/地歴公民50点/数学300点/理科300点/外国語200点/情報50点=1000点 |
地球惑星科学科は「地球や惑星で起きる自然現象に対する知的好奇心を強く有し、野外調査や観測、実験やシミュレーションを通して、地球惑星科学を理学的視点から熱意をもって学びたい人物」を求めています。共通テストの受験科目は国語・地歴公民・数学・理科・外国語・情報の6教科1000点満点で、5学科の中でもっとも科目範囲が広い学科です。
面接は一人あたり約20分で、地球惑星科学科を志望する理由についての説明を求められ、その内容や地球科学に関する知識などについて質問を受けます。理科は物理・化学・生物・地学から2科目、地歴公民は「地理総合,地理探究」「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」「公共,倫理」「公共,政治・経済」から1科目という指定があり、数理学科・物理学科より共通テストの科目選択の幅が広い点も特徴です。











地球惑星科学科だけ、共通テストの科目に情報と地歴公民まで入っているんですね。他の理系学科より科目数が多い気がします。











その通り。国語・地歴公民・数学・理科・外国語・情報の6教科で1000点満点。理系の中でも共通テストの守備範囲が一番広い学科だ。数学・理科の対策に偏らず、国語や地歴公民・情報の得点も計画的に積み上げよう。
📚 用語解説
SakSak出願システム:名古屋大学のインターネット出願システムの名称です。出願登録・検定料等の納入・志願票や提出用書類の印刷・合格通知書の確認などに使用します。動作環境(推奨ブラウザ)が指定されているため、出願直前ではなく余裕を持って一度アクセスし、動作確認をしておくことを募集要項も推奨しています。
出願資格と併願ルール|総合型選抜だけでは一般選抜を受けられない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出願資格(共通) | 高校・中等教育学校を令和7年度中に卒業、または令和8年度中に卒業見込みの者等。合格した場合は必ず入学を確約できる者 |
| 学科間の併願 | 共通テストを課さない総合型選抜、共通テストを課す総合型選抜は、それぞれ1学科のみ出願可 |
| 一般選抜との併願 | 総合型選抜の出願のみでは本学の一般選抜は受験できない(別途出願が必要) |
| 他大学の総合型選抜 | 共通テストを課す総合型選抜(理学部)は、他大学の総合型選抜が不合格と判明した場合に限り出願可 |
| 入学辞退の期限 | 化学科・生命理学科は2026年12月7日15時まで/数理・物理・地球惑星科学科は2027年2月17日15時まで |
出願資格は、高等学校または中等教育学校を令和7年度中に卒業した者および令和8年度中に卒業または卒業見込みの者(文部科学大臣が指定する在外教育施設・専修学校高等課程の同等課程修了者を含む)で、理学部のアドミッション・ポリシーに合致し、志望学科への強い興味と明確な展望があり、合格した場合には必ず入学することを確約できる者です。「合格したら入学を確約する」という前提は5学科すべてに共通します。
- 共通テストを課さない選抜に出願: 化学科・生命理学科は1学科のみ。文学部の共通テストを課さない学校推薦型選抜とは併願不可
- 共通テストを課す選抜に出願: 数理・物理・地球惑星科学科は1学科のみ。本学の共通テストを課す学校推薦型選抜には出願不可
- 総合型選抜が不合格だった場合: 本学・他の国公立大学の一般選抜を受験できる(一般選抜の出願は別途必要)
- 他大学の総合型選抜も検討中: 共通テストを課す総合型選抜(理学部)は他大学の総合型選抜が不合格と判明した場合に限り出願可
総合型選抜に不合格だった場合、名古屋大学または他の国公立大学の一般選抜を受験できますが、本学の一般選抜を受験するには総合型選抜とは別に一般選抜の出願手続を自分で行う必要があります。「総合型選抜に出願したから一般選抜も自動的に受けられる」わけではありません。また数理学科・物理学科の場合、総合型選抜の共通テスト指定教科・科目は一般選抜とは異なるため、両方を受験する可能性がある人は科目選択の段階で注意が必要です。
総合型選抜の入学手続を完了した者は、本学および他の国公立大学・学部の一般選抜を受験しても、その合格者にはなりません。合格後にやむを得ない事由で入学が困難になった場合は、化学科・生命理学科は2026年12月7日15時まで、数理・物理・地球惑星科学科は2027年2月17日15時までに名古屋大学入試課へ「入学辞退願」を提出し許可を得る必要があります。許可されなければ、本学・他の国公立大学の一般選抜を受験しても合格者にはなりません。











総合型選抜に落ちても一般選抜は受けられるんですね。でも「総合型選抜だけ出願していれば安心」というわけではなさそうです。











その通り。総合型選抜の出願だけでは一般選抜は受けられない。一般選抜を受けたいなら、総合型選抜とは別に一般選抜の出願も自分で行う必要がある。数理学科・物理学科は共通テストの指定科目が一般選抜と違う点も、出願前に必ず確認しておこう。
📚 用語解説
入学者選抜要項:名古屋大学が全学部・全選抜種別(一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜・私費外国人留学生入試等)の募集人員や日程の概要を一覧できる資料です。理学部の総合型選抜25名(数理3・物理9・化学5・生命理学5・地球惑星3)は、この要項の学部別募集人員表で他学部の総合型選抜欄が空欄であることと合わせて確認できます。学部・学科ごとの詳細な出願資格・選考内容は、別途発行される学科別の募集要項で確認します。
出願〜合格発表〜入学手続のスケジュール
| 日程 | 化学科・生命理学科(共通テストを課さない) | 数理・物理・地球惑星科学科(共通テストを課す) |
|---|---|---|
| 出願登録・検定料納入 | 2026年9月24日10時〜10月6日15時 | 2027年1月6日10時〜1月21日15時 |
| 出願期間(書類必着) | 2026年10月1日〜10月7日15時 | 2027年1月19日〜1月22日15時 |
| 第1次選考実施 | 化学科:11月7日/生命理学科:書類のみ | ―(書類+共通テストで判定) |
| 第1次選考結果 | 化学科:11月13日17時/生命理学科:10月23日17時 | 2027年2月5日17時 |
| 第2次選考実施 | 化学科:11月21日/生命理学科:10月31日 | 2027年2月8日 |
| 合格者発表 | 化学科:11月27日17時/生命理学科:11月13日17時 | 2027年2月10日17時 |
| 入学手続期間 | 2026年12月1日12時〜12月7日15時必着 | 2027年2月10日〜2月17日15時必着 |
検定料は5学科共通で17,000円です。インターネット出願(SakSak出願システム)での登録と検定料等の納入を済ませたうえで、出願書類を簡易書留・速達郵便で郵送します(持参は不可)。化学科・生命理学科は2026年10月1日から10月7日15時必着、数理学科・物理学科・地球惑星科学科は2027年1月19日から1月22日15時必着と、出願期間そのものが約3か月ずれています。
- 9月 出願登録開始: 化学科・生命理学科は9/24 10時からネット出願登録・検定料納入
- 10月上旬 出願締切: 化学科・生命理学科は10/1〜10/7 15時必着で書類を郵送
- 10月下旬〜11月 選考・発表: 化学科・生命理学科は小論文・面接を実施し、11/13〜11/27に合格発表
- 1月 共通テスト課す学科の出願: 数理・物理・地球惑星科学科は1/6検定料納入開始、1/19〜1/22出願書類締切
- 2月 共通テスト課す学科の発表: 数理・物理・地球惑星科学科は2/8面接、2/10合格発表、2/17入学手続締切
化学科・生命理学科は共通テストを待たずに10〜11月で選考が完結するのに対し、数理学科・物理学科・地球惑星科学科は2027年1月の大学入学共通テスト本番を経てから、2月に面接と合格発表が行われます。同じ理学部でも、志望学科によって「今年の準備はいつがヤマ場か」がまったく違う点を、最初にカレンダー化しておいてください。











化学科と生命理学科は10月に出願して11月に合格発表なのに、数理・物理・地球惑星科学科は1月出願・2月発表なんですね。同じ理学部でもここまで時期が違うとは思いませんでした。











共通テストを課すかどうかで、選考のタイミングがまるごとずれる。共通テストを課す3学科は、1月の共通テスト本番を待ってから選考が動き出す設計だ。志望学科がどちらのグループかで、直近1〜2か月の行動計画がまったく変わる。
対策の準備順序|学科別に何から始めるか
- 物理学科: 共通テスト800点が土台
- 生命理学科: A〜Kの実績が前提
5学科は、必要な準備の種類が大きく異なります。数理学科・物理学科・地球惑星科学科は共通テストの得点力が土台になり、その上に面接での口頭説明力を積み上げます。化学科・生命理学科は共通テストがない代わりに、小論文と面接、そして生命理学科は活動実績そのものが問われます。総合型選抜・学校推薦型選抜全体の準備の流れは総合型選抜・学校推薦型選抜 完全ガイドでも確認できます。











学科によって重視されるものが全然違うから、「総合型選抜の対策」を一括りにはできないですね。











その通り。学科を1つに固定してから、その学科の配点構造に合わせて準備を組み立てる。ここを曖昧にしたまま動き出すと、共通テストに時間を使うべきか、小論文や面接に時間を使うべきかの配分を間違える。
名古屋大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
結論から先に言います。志望理由書を一度添削してもらう、動画で小論文の型を見る、週1回だけ面接練習をするといった「普通の対策」だけでは、名古屋大学の総合型選抜に受かるのは厳しいです。5学科はそれぞれ出願要件・選考内容・配点の中身が違い、本人の志望学科に合わせて準備を一貫させる必要があるからです。
この記事で確認したとおり、数理学科・物理学科・地球惑星科学科は共通テストの得点力を土台にしながら第2次選考の面接(口頭試問)を仕上げる必要があり、化学科は小論文と面接の合計400点で合否が決まり、生命理学科はそもそもA〜Kの活動実績が出願要件です。必要なのは単発の添削ではなく、学科固有の配点構造に合わせて共通テスト・小論文・面接・書類作成を毎日の行動へ変える仕組みです。
ここで、鬼管理専門塾が示す「従来塾の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い——に照らして、代表的な選択肢を一つずつ検討します。出典は「鬼管理」とはです。
独学・参考書だけでは学科ごとの配点差が抜けやすい
独学では公式募集要項や対策本を読めますが、①の限界が残ります。数理学科の面接700点、化学科の小論文+面接400点、生命理学科の出願要件A〜Kといった学科固有の情報を知ることと、自分の状況に一行ずつ照合し、必要な書類を準備し、共通テストや小論文・面接を反復することは別です。読み違えたまま出願直前に気づく危険があります。
映像授業・アプリでは学科別の一日計画にならない
映像授業やアプリは面接・小論文の一般知識を得るには便利ですが、①と②の限界に当たります。同じ動画を見ても、数理学科の口頭試問対策、化学科の小論文練習、生命理学科の活動実績の棚卸しへ必要な行動は異なります。視聴完了を対策完了とみなすと、本人の不足に応じた演習量が決まりません。
集団授業の大手予備校では学科ごとの差に合わせにくい
集団授業は多数に共通する小論文・面接の基本を扱えますが、②の限界が残ります。全員同じ進度では、共通テストの得点力が必要な生徒、小論文の論述力が必要な生徒、活動実績の証明書類を整えている生徒へ、別々の優先順位を付けられません。
一般的な個別指導塾では週1回以外の修正が遅い
一般的な個別指導は本人に合わせられても、授業が週1回なら③の限界に当たります。志願理由書の事実確認が止まる、共通テストの得点が伸び悩む、小論文の論述構成が改善しないと分かっても、次の面談まで修正が止まります。10月出願・11月発表の化学科・生命理学科では、一週間の放置が大きな遅れになります。
- 独学・参考書のみ: 学科別の出願要件・配点の監査と締切管理が本人任せになる
- 映像授業・アプリ: 学科ごとに必要な共通テスト・小論文・面接対策へ変換されない
- 集団授業の大手予備校: 全員同じ進度では学科ごとの配点差に対応できない
- 鬼管理専門塾: 学科別データに基づき1日単位で行動まで管理する
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、いずれも①情報から行動への変換、②学科・本人ごとの計画、③毎日の修正頻度のどれかが残ります。だから、志望する学科を固定し、共通テスト・小論文・面接・書類作成を1日単位で管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、従来塾の3つの限界を6つの仕組みで解消します。名古屋大学の総合型選抜では、共通テストの得点力・小論文・面接(口頭試問)・志願理由書や研究報告書の作成・一般選抜科目の学習を一つの計画へ統合し、未確認条件や遅れを毎日・毎週の確認で見つけます。
- 鬼管理専門塾: 毎日×個別計画
- 独学: 本人だけで管理
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
名古屋大学の志望学科に合わせ、「共通テストの過去問を1年分解く、小論文を1本書く、口頭試問の想定問答を3問解く」のように、共通テスト・書類・当日対策を一日の数値へ落とします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
数理学科・物理学科・地球惑星科学科の共通テスト対策、化学科・生命理学科の小論文・面接対策など、本人の志望学科と弱点に合わせて優先順位を変えます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗と毎週の確認テストで、共通テストの得点、小論文の論述精度、面接の口頭説明力、志願理由書の事実整合性を測ります。締切前の抜け漏れも放置せず修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
厳しい選考を通過した専属講師が、募集要項の条件と本人の状況を区別し、出願・一般選抜・当日対策の進捗を確認します。公開された講師満足度アンケートも指導体制を検討する材料にできます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学・学部特化と総合型選抜・推薦の専門コースを組み合わせ、名古屋大学の学科別条件へ対応します。必要に応じて一般選抜科目との週間配分まで一つの計画にします。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
募集要項や小論文・面接対策中の疑問はLINEで質問でき、Zoomの無料説明会には保護者も同席できます。現在の共通テストの得点状況・出願要件の該当状況・志望学科を共有し、出願までに必要な準備量を確認できます。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象・適用条件の詳細は無料説明会で確認してください(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri-top/1month-refund/ )。指導方針と日々の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。まず無料説明会で、志望する学科の2027年度要項と現在の状況をもとに、最初の一週間で行う課題を相談できます。
名古屋大学の総合型選抜プランを無料説明会で相談できます
まとめ|公式募集要項から名古屋大学の総合型選抜対策を始める
- 判定 学科を固定: 数理・物理・化学・生命理学・地球惑星科学科のどれか
- 監査 出願資格・要件を照合: 卒業年度、共通テスト科目、生命理学科はA〜Kの実績
| 学科 | 入口条件の中心 | 当日対策の中心 |
|---|---|---|
| 数理学科 | 共通テスト科目の完全受験 | 面接(口頭試問)約30分 |
| 物理学科 | 共通テスト(理科は物理300点必須) | 面接約15分+共通テスト得点力 |
| 化学科 | 化学分野への興味・自己推薦 | 小論文+面接(合計400点) |
| 生命理学科 | A〜Kいずれかの活動実績 | 小論文(講義聴講後の論述)+面接 |
| 地球惑星科学科 | 共通テスト6教科1000点 | 面接約20分+共通テスト得点力 |
名古屋大学の総合型選抜は、大学名や「理学部」という一言で一括りにできません。最短の準備は、競合記事の表から対策を始めることではなく、2027年度総合型選抜学生募集要項一覧から志望する学科のページを開き、出願資格・出願要件を一行ずつ確認することです。その後、共通テストまたは小論文・面接の対策、志願理由書の作成、一般選抜との並行学習を計画に落とし込みます。
評価されるのは、出願資格・要件を満たしている事実と、書類や小論文で示す思考力・表現力、そして面接や口頭試問でその力を再現できるかです。共通テストの得点が高くても、学科固有の小論文や面接を代替できません。作業を日単位で数値化し、毎週の得点・添削結果から計画を修正しながら、一般選抜の学力も守ってください。
名古屋大学の総合型選抜対策を日単位の計画に変えられます
よくある質問
Q. 名古屋大学は全学部で総合型選抜を実施していますか?
A. いいえ。総合型選抜を実施しているのは理学部の数理学科・物理学科・化学科・生命理学科・地球惑星科学科の5学科だけで、2027年度の募集人員は合計25名です。文学部・教育学部・法学部・経済学部・情報学部・医学部・工学部・農学部には総合型選抜そのものがなく、学校推薦型選抜か一般選抜のみです。
Q. 理学部の総合型選抜と学校推薦型選抜はどう違いますか?
A. 募集人員・出願資格・選考内容が異なる別の制度です。理学部は総合型選抜25名(5学科合計)とは別に、学校推薦型選抜の枠(約30名)も実施しています。志望する制度の要項を開くときは、タイトルに「総合型選抜」と明記されているかを必ず確認してください。
Q. 共通テストを課す学科と課さない学科の違いは何ですか?
A. 数理学科・物理学科・地球惑星科学科は大学入学共通テストの指定科目をすべて受験する必要があり、出願期間は2027年1月、選考・発表は2月です。化学科・生命理学科は共通テストを課さず、出願期間は2026年10月、選考・発表は10〜11月に完結します。出願期間そのものが約3か月ずれるため、志望学科が決まったら最初に確認してください。
Q. 生命理学科はどんな実績があれば出願できますか?
A. 生物学の研究に強い興味をもつことに加え、国際学生科学技術フェア(ISEF)出場、日本学生科学賞(JSSA)中央最終審査進出、SSH生徒研究発表会代表校選出など、募集要項が示すA〜Kのいずれかの研究プログラム・コンテストでの実績、または同等の活動実績が出願要件です。該当する実績がなければ出願できません。
Q. 化学科は共通テストなしでどうやって合否が決まりますか?
A. 第1次選考は書類100点+小論文100点の200点満点、第2次選考は小論文100点に面接300点を合算した400点満点です。小論文は化学に関する文書を読んで論述する形式で、第2次選考は複数教員による口頭試問を含む個人面接です。
Q. 総合型選抜に合格したら、必ず入学しなければなりませんか?
A. 出願資格に「合格した場合、入学を確約できる者」が含まれます。やむを得ない事由での入学辞退は、化学科・生命理学科は2026年12月7日15時まで、数理・物理・地球惑星科学科は2027年2月17日15時までに名古屋大学入試課へ「入学辞退願」を提出し、許可を得た場合に限られます。
Q. 総合型選抜が不合格だった場合、一般選抜は受けられますか?
A. はい。名古屋大学または他の国公立大学の一般選抜を受験できます。ただし総合型選抜の出願だけでは本学の一般選抜は受験できないため、一般選抜に出願する場合は別途手続が必要です。数理学科・物理学科は共通テストの指定科目が一般選抜と異なる点にも注意してください。
Q. 対策はいつから始めるべきですか?
A. 化学科・生命理学科は2026年10月1日に出願期間が始まるため、志願理由書や課題レポート・研究報告書の準備は今すぐ始める必要があります。数理学科・物理学科・地球惑星科学科は2027年1月出願ですが、共通テストの得点力は日々の学習の積み重ねが前提のため、早期に学科を固定して準備を始めるのが理想です。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





