
「福島県立医科大学 総合型選抜」で検索すると、看護学部や保健科学部の記事も混ざって出てきて、どの学部で受けられるのか、書類は何が必要なのか、よく分からなくなります。











結論から言うと、総合型選抜を実施しているのは医学部医学科だけで、募集人員はわずか5名以内だ。この記事では令和9年度の公式要項を基準に、出願資格、出願手続、総合問題600点の第1次選考、MMI面接とポスター発表を行う第2次選考、併願ルールまでを順に整理する。まず「自分が出願できる制度は本当にあるのか」を確定させよう。
福島県立医科大学の入試は、医学部(医学科)・看護学部・保健科学部(理学療法学科・作業療法学科・診療放射線科学科・臨床検査学科)の3学部体制で、学部ごとに実施している入試種別が異なります。医学部は一般選抜(前期日程)、学校推薦型選抜(A枠・B枠)、総合型選抜、海外教育プログラム選抜、私費外国人留学生選抜の5方式を持ちますが、看護学部と保健科学部は一般選抜と学校推薦型選抜のみで、総合型選抜そのものを実施していません。学部別の一般選抜も含めた全体像は福島県立医科大学に最短最速で合格する方法で確認できます。
この記事は2026年9月28日時点で公表済みの令和9年度医学部総合型選抜学生募集要項を基準に整理しています。出願資格、提出書類、試験日時、配点は年度によって変更される可能性があります。要約表だけで出願可否を決めず、必ず要項本文の全ページを読み、不明点は福島県立医科大学教育研修支援課入試係へ確認してください。
目次
- 福島県立医科大学の総合型選抜は医学部医学科限定・5名以内【結論】
- 出願資格|現役生限定・学習成績概評A段階・入学確約
- 出願手続と試験日程|出願登録から入学手続まで
- 出願書類|自己推薦書1,400字・特別活動報告書・ポスター
- 第1次選考|総合問題600点(大学入学共通テストなし)
- 第2次選考|MMI面接6室とポスターを使ったプレゼンテーション
- 選抜の絞り込みと配点|1,050点満点で最終5名以内を選ぶ
- 併願戦略|総合型選抜と学校推薦型選抜・一般選抜の関係
- 一般選抜との学力比較|偏差値62.5との両立計画
- 福島県立医科大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|公式要項から福島県立医科大学の総合型選抜対策を始める
- よくある質問
福島県立医科大学の総合型選抜は医学部医学科限定・5名以内【結論】
| 学部 | 総合型選抜 | 実施している主な入試種別 |
|---|---|---|
| 医学部(医学科) | 実施あり(5名以内) | 一般選抜(前期)、学校推薦型選抜、総合型選抜、海外教育プログラム選抜、私費外国人留学生選抜 |
| 看護学部 | 実施なし | 一般選抜(前期・後期)、学校推薦型選抜、私費外国人留学生選抜 |
| 保健科学部(理学療法・作業療法・診療放射線科学・臨床検査) | 実施なし | 一般選抜(前期)、学校推薦型選抜 |
福島県立医科大学の入試情報トップページと各学部の入試日程ページを確認すると、総合型選抜という名称の入試を実際に実施しているのは医学部医学科だけです。看護学部の入試日程ページには一般選抜・学校推薦型選抜・私費外国人留学生選抜の3方式のみが並び、保健科学部の入試情報ページにも一般選抜(前期)と学校推薦型選抜の2方式しか記載がありません。「福島県立医科大学 総合型選抜」という検索結果だけを見ていると、看護学部や保健科学部の記事にたどり着いても総合型選抜の情報は存在しない、という状況になります。医学部の入試日程は医学部入試日程・入試概要ページで公表されています。
📚 用語解説
総合型選抜:学力試験だけでなく、書類・面接・小論文・プレゼンテーションなどを組み合わせて評価する選抜の総称です。福島県立医科大学では医学部医学科のみがこの名称で実施しており、総合問題・自己推薦書・調査書・特別活動に関する報告書・MMI面接を総合して選抜します。











看護学部志望の人がこの記事を読んでも出願できる制度がない、ということですね。総合型選抜という名前だけで探すと学部を間違えそうです。











そのとおりだ。医学部医学科を志望していない受験生にとって、この記事の総合型選抜は関係がない。看護学部・保健科学部を志望する場合は学校推薦型選抜と一般選抜が対象になる。まずは自分の志望学部で総合型選抜という制度が実在するかを、公式ページの入試種別一覧で確認することが最初の一歩だよ。
医学部医学科の総合型選抜を検討する場合も、募集人員は5名以内という少人数です。以降の章では、出願資格、出願手続、第1次選考(総合問題600点)、第2次選考(MMI面接・ポスター発表)、配点、併願ルールを、令和9年度の医学部総合型選抜学生募集要項に基づいて順番に整理します。
出願資格|現役生限定・学習成績概評A段階・入学確約
| 出願資格 | 内容 |
|---|---|
| ①卒業年度 | 高等学校を令和9年3月に卒業見込みの者(現役生限定。既卒者は出願不可) |
| ②資質・意志 | 医学を志す者として高い学力を有し、人格的に優れ、特に能動的でリーダーの素養を有する者。福島県立医科大学での勉学を強く希望し、合格した場合の入学を確約できる者 |
| ③学習成績概評 | 調査書の学習成績概評がA段階に属する者 |
| 併願制限 | 他の国公立大学・学部の総合型選抜及び学校推薦型選抜との併願は不可。本学医学部の学校推薦型選抜との併願のみ可能 |
3条件はすべて必須で、いずれか一つでも満たさなければ出願できません。①の「現役生限定」は、過年度生(既卒者)を対象外にするという意味で、総合型選抜以外の学校推薦型選抜や一般選抜にはない制約です。②の「入学した場合の入学を確約できる」という一文は、合格後に他大学の選抜結果を見て進路を変える前提の出願を認めない、専願性の強さを示しています。③の学習成績概評A段階は、調査書に記載される5段階評価のうち最上位区分で、学校ごとの算出時点や小数点以下の扱いが異なる場合があるため、自己判断ではなく高等学校に直接確認する必要があります。











学習成績概評A段階というのが具体的にどのくらいのラインなのか、自分では判断しづらいですね。出願を決める前に高校の先生に確認したほうがよさそうです。











そのとおりだ。A段階は5段階評価の最上位区分だが、算出のタイミングや対象学年は学校の運用による。出願資格を「たぶん満たしている」で進めると、出願直前に調査書が発行できない事態になりかねない。早い段階で担任・進路指導の先生に学習成績概評の見込みを確認し、同時に合格後の進路(入学確約)を本人と保護者で早めに話し合っておくことが重要だよ。
📚 用語解説
学習成績概評:調査書に記載される評定の指標で、5段階評価(A〜E等)のうち高等学校が算出した学習成績の状況を区分したものです。総合型選抜の方式によって求められる段階が異なるため、自己計算だけでなく、調査書を発行する高等学校に確認する必要があります。
対策としては、まず①現役生であること、③学習成績概評A段階であることの2条件を高等学校の記録で客観的に確認し、②の入学確約について本人の志望が固まっているかを早期に整理してください。3条件を満たしていることが確認できた時点で、次章の出願手続・出願書類の準備に進みます。
出願手続と試験日程|出願登録から入学手続まで
| 手続 | 令和9年度の日程 |
|---|---|
| 出願登録期間 | 令和8年9月9日(水)午前10時 〜 9月18日(金)午後5時 |
| 入学検定料支払期限 | 出願登録した翌日の午後11時59分(9月17日・18日登録分は9月18日午後5時まで) |
| 出願書類提出期間 | 令和8年9月11日(金)〜9月18日(金)必着(郵送は書留速達郵便、持参は平日9時〜17時) |
| 受験票印刷開始 | 令和8年9月29日(火)午前10時〜(インターネット出願サイトからダウンロード。郵送はされない) |
| 第1次選考(総合問題) | 令和8年10月17日(土) |
| 第1次選考合格発表 | 令和8年10月30日(金)午前10時頃 |
| 第2次選考(MMI面接) | 令和8年11月14日(土) |
| 合格発表 | 令和8年11月19日(木)午前10時頃 |
| 入学手続 | 令和8年11月19日(木)〜11月26日(木)(土日祝を除く午前9時〜午後5時) |
出願手続はインターネット出願登録だけでは完了しません。出願登録・入学検定料の支払・自己推薦書及び特別活動に関する報告書の申請登録・出願書類の印刷・出願書類の提出という5つの手続すべてを出願期間内に終える必要があり、一つでも欠けると出願は受理されません。入学検定料は17,000円(別途手数料が必要、返還なし)で、入学検定料の支払完了後は住所・氏名・電話番号以外の出願事項を変更できません。











出願登録の翌日にはもう検定料の支払期限が来るんですね。書類の準備を後回しにしていたら、期限が重なって焦りそうです。











出願登録から検定料支払までは実質1日しかない。だからこそ、出願登録前に調査書の発行依頼、自己推薦書・特別活動に関する報告書の下書き、ポスターの構成をあらかじめ終えておく必要がある。出願期間の初日である9月11日ではなく、締切の9月18日を基準に逆算し、1週間前の9月11日を書類の完成日として設定しよう。
出願書類提出の必着期限(9月18日)に合わせて動くと、郵送の遅延や印刷ミスへの余白がありません。書類一式が完成し、第三者が点検できる状態になる日を9月11日など1週間前に置き、修正と郵送の時間を確保してください。
出願書類|自己推薦書1,400字・特別活動報告書・ポスター
| 出願書類 | 内容・様式 |
|---|---|
| 調査書 | 文部科学省指定様式。高等学校長が作成し厳封(A4サイズ両面印刷、複数枚は綴じずに厳封) |
| 入学志願票 | インターネット出願サイトから印刷して提出 |
| 第1次選考結果通知書・写真票 | 印刷して提出(切り離さない) |
| 送付用宛名シート | 長形3号の封筒に貼付。定形速達郵便の切手を併せて貼る(第1次結果通知の返送用) |
| 出願用宛名シート | 角形2号の封筒に貼付し、出願書類一式をまとめて郵送・持参 |
| ポスター | A0サイズ(縦1,189mm×横841mm)のPDF。J-Bridge Systemへ登録し、A4カラー印刷したものも提出 |
| 自己推薦書 | J-Bridge Systemへ登録・印刷して提出。1,400字以内 |
| 特別活動に関する報告書 | J-Bridge Systemへ登録・印刷して提出。活動・実績1件について1,000字程度 |
自己推薦書と特別活動に関する報告書は、出願登録・入学検定料の支払後に利用できる専用サイト「書類申請システム(J-Bridge System)」で入力・登録します。自己推薦書は、自分が福島県立医科大学のアドミッション・ポリシーに合致し、総合型選抜で求められる学生像であると考える理由を、これまでの活動報告を踏まえてアピールする書類で、入学後に学びたい内容や卒業後を見据えた目標も含めて1,400字以内にまとめます。特別活動に関する報告書は、高等学校入学以降(または中学校卒業以降)の活動・実績のうち「最も評価できると思われるもの1件」だけを選び、活動名、カテゴリー(A:リーダーシップ・社会貢献、B:科学的探究心、C:その他)、主催機関、活動期間、証明資料(最大3件、PDF・PPTX・動画形式、各300MBまで)、活動内容(1,000字程度)、照会先連絡先を登録します。
- 書類準備の段階 5: 出願用宛名シートの封筒へ一括封入
- 書類準備の段階 4: J-Bridge登録内容と入学志願票等をA4で印刷
- 書類準備の段階 3: J-Bridge Systemへ自己推薦書・報告書・ポスターを登録
- 書類準備の段階 2: 特別活動は1件のみに絞り証明資料を用意
- 書類準備の段階 1: 高等学校長に発行を依頼し厳封で受け取る











特別活動に関する報告書は1件しか出せないんですね。部活動の大会実績も生徒会活動も両方書きたいのに、どちらを選ぶべきか迷います。











要項は「最も評価できると思われるもの1件」を求めている。実績の大きさだけで選ぶのではなく、自己推薦書で書く学びたい内容・卒業後の目標と一貫してつながる活動を選ぶんだ。証明資料は最大3件まで登録できるから、活動の規模を示す資料、本人の役割が分かる資料、成果が分かる資料を組み合わせて、第三者が確認できる形で準備しよう。
📚 用語解説
自己推薦書:受験生本人が、大学のアドミッション・ポリシーに合致すると考える理由や、入学後に学びたい内容、卒業後の目標を記述する書類です。福島県立医科大学の医学部総合型選抜では、書類申請システム(J-Bridge System)へ登録し、1,400字以内で作成します。
📚 用語解説
特別活動に関する報告書:高等学校入学以降(または中学校卒業以降)の活動・実績のうち、出願者が最も評価できると考えるもの1件について、活動内容や本人の役割、証明資料を登録する書類です。1,000字程度で記述し、証明資料は最大3件まで添付できます。
第1次選考|総合問題600点(大学入学共通テストなし)
| 試験 | 内容 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
| 総合問題Ⅰ | 主として理数系の基礎的知識に加え論理的な思考力を問う記述試験。英文による出題を含む | 400点 | 9:30〜12:00 |
| 総合問題Ⅱ | 主として論理的かつ多面的な思考力・表現力を問う記述試験 | 200点 | 13:00〜15:30 |
| 合計 | 大学入学共通テストは課さない | 600点 | 福島県立医科大学光が丘キャンパス6号館 |
第1次選考は総合問題の合計得点順に、募集人員(5名以内)の3倍程度を合格者とします。学校推薦型選抜や一般選抜(前期日程)とは異なり、大学入学共通テストの成績は一切使いません。総合問題Ⅰは医学教育を受けるのに必要な理数系の基礎知識に加え、英文による出題を含む論理的思考力を問う記述試験、総合問題Ⅱは論理的かつ多面的な思考力・表現力を問う記述試験で、いずれも単純な知識再生では対応できない設計です。
- 総合問題Ⅰ: 理数系基礎知識+論理的思考(英文含む)











共通テストがないのは意外でした。総合問題という名前だと、教科の知識より発想力だけを見られる試験のように感じてしまいます。











総合問題Ⅰが理数系の基礎的知識を土台にしている以上、教科書レベルの数学・理科・英語の理解がないと土台から崩れる。発想力だけでは400点を取れない。総合問題Ⅱの多面的思考力も、教科の知識を使って資料や設問を分析する力が前提になる。一般選抜の理数科目の基礎学習を止めずに、記述で説明する練習を積み重ねよう。
対策では、まず高校教科書レベルの数学・理科・英語の理解を固め、その上で「与えられた資料や英文から論点を抜き出し、根拠を示して記述する」練習を重ねます。総合問題は市販の過去問集が乏しいため、一般選抜の記述式問題や小論文教材を使って、時間内に構成・記述する力を鍛えることが現実的な対策になります。
第2次選考|MMI面接6室とポスターを使ったプレゼンテーション
| 面接室(評価項目) | 内容 |
|---|---|
| 志願理由 | 志望動機・本学で学ぶ意志を確認 |
| 主体性・能動性・リーダーシップ | 能動的な姿勢とリーダーの素養を確認 |
| 科学的探究心 | この面接室でポスターを用いたプレゼンテーション(4分程度)+質疑応答を実施 |
| 倫理観 | 医療人としての倫理観を確認 |
| 思考力・判断力・表現力 | 提示された内容への思考・判断・表現を確認 |
| コミュニケーション力 | 対話を通じたコミュニケーション力を確認 |
第2次選考はMMI(Multiple Mini Interview)の手法を取り入れた面接で、受験者は志願理由、主体性・能動性・リーダーシップ、科学的探究心、倫理観、思考力・判断力・表現力、コミュニケーション力という6つの評価項目別の面接室を、1室あたり10分程度でそれぞれ独立して巡ります。1回の長い面接ではなく、短時間の面接を複数回行うことで多面的に評価する形式です。このうち科学的探究心の面接室では、出願時に提出したA0サイズのポスターを使って4分程度のプレゼンテーションを行い、その後に面接官との質疑応答が続きます。発表・質疑応答では、提出したポスター以外の手持ち資料を持ち込むことはできません。
- 思考表現力: 初見の資料に応答
- 科学探究心: ポスター発表+質疑
- コミュ力: 対話の中で発揮
- 志願理由: 志望理由書と直結











面接が1回ではなく6室に分かれているというのは初めて知りました。1つの部屋で失敗しても、他の部屋で評価が変わる可能性があるということでしょうか。











MMIはまさにそのための形式だ。1人の面接官の印象だけで合否が決まらないように設計されている。だからこそ、6項目それぞれに対応する準備が必要になる。科学的探究心の部屋ではポスター発表の練習、倫理観やコミュニケーション力の部屋では想定される質問への応答練習を、項目ごとに分けて準備しよう。
📚 用語解説
MMI(Multiple Mini Interview):1回の面接ではなく、受験者が評価項目別の面接室を移動しながら、各々独立した短時間の面接を複数回行って多面的に評価する面接手法です。福島県立医科大学の医学部総合型選抜では、志願理由、主体性・能動性・リーダーシップ、科学的探究心、倫理観、思考力・判断力・表現力、コミュニケーション力の6室で実施されます。
ポスターは、自身が行った科学的研究がある場合はその研究成果を、科学的な活動実績がない場合は興味を持った科学的研究(歴史的発見や発明など)について調べた内容を、A0サイズ1枚にまとめます。色・文字の大きさ・写真の使用は自由ですが、4分間で口頭発表できる情報量に絞り、質疑応答でスライドに書いていない内容まで説明できるよう準備することが重要です。
選抜の絞り込みと配点|1,050点満点で最終5名以内を選ぶ
| 選考段階 | 評価内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 第2次選考・面接(MMI) | 6室の面接評価 | 300点 |
| 第2次選考・出願書類 | 自己推薦書、特別活動に関する報告書 | 150点 |
| 第2次選考・総合問題 | 第1次選考で実施した総合問題の得点をそのまま使用 | 600点 |
| 第2次選考の合計 | 面接+出願書類+総合問題 | 1,050点 |
第2次選考の総合問題600点は、第1次選考とは別に再試験するのではなく、第1次選考で実施した筆記の成績をそのまま使います。つまり第1次選考の総合問題は「通過すれば終わり」ではなく、最終的な1,050点満点のうち600点分を占める、合否の中心的な評価材料です。調査書は、出願書類(自己推薦書・特別活動に関する報告書)及び面接の参考資料として使われる位置づけで、単独の配点は設定されていません。











第1次選考の総合問題が第2次選考の点数にもそのまま使われるなら、1次を通過した後に気を抜けないということですね。











そのとおりだ。600点分の総合問題の点数は最後まで持ち越される。だから、1次選考の総合問題対策を「通過するための最低ライン」で終わらせず、最終合格の1,050点の過半を占める主要科目として、本番同様の時間で繰り返し演習しよう。面接・書類の対策と並行して、総合問題の完成度を最後まで上げ続けることが必要だよ。
調査書は面接・出願書類の参考資料として使われますが、単独の点数は募集要項に明記されていません。「調査書が良ければ有利」といった推測で優先順位を決めず、要項に明記された総合問題600点・面接300点・出願書類150点という配点構成に沿って準備を進めてください。
併願戦略|総合型選抜と学校推薦型選抜・一般選抜の関係
| ケース | 併願・その後の進路 |
|---|---|
| 他大学の総合型選抜・学校推薦型選抜 | 併願不可 |
| 本学医学部の学校推薦型選抜 | 併願可能。ただし総合型選抜での選抜を優先し、総合型選抜で不合格になった受験者のみ学校推薦型選抜の選抜対象になる |
| 総合型選抜に合格し入学手続を完了した場合 | 本学及び他の国公立大学・学部の一般選抜(前期・中期・後期)並びに本学の学校推薦型選抜を受験しても合格判定の対象外 |
| 総合型選抜が不合格の場合 | 国公立大学の前期日程、後期日程、公立大学中期日程からそれぞれ1校、合計3校まで出願可能(大学入学共通テストの受験教科・科目は志望大学の指定による) |
併願ルールで重要なのは、「本学医学部の学校推薦型選抜のみ併願できる」という限定的な例外があっても、総合型選抜での選抜が優先され、総合型選抜に合格すればそこで確定するという点です。総合型選抜と学校推薦型選抜の両方に出願していても、総合型選抜が不合格になった場合にだけ学校推薦型選抜の選抜対象になります。つまり「保険として両方出願する」という発想は成立せず、総合型選抜に合格すれば他の選抜結果を待たずに進路が確定する専願的な制度です。











総合型選抜に出願しつつ、一般選抜の勉強もどこまで続けるべきか迷います。合格すれば他の選抜は受けられなくなるなら、総合型選抜だけに集中してもよいのでしょうか。











合格発表は11月19日だ。それまでの間、一般選抜前期の出題範囲の学習を完全に止めるのは危険だよ。総合型選抜が不合格になった場合、国公立の前期・中期・後期を合わせて3校まで出願できる制度が残っている。総合型選抜の対策と一般選抜の教科学習を並行し、11月19日以降にどちらの進路になっても対応できる状態を保とう。
総合型選抜と本学医学部の学校推薦型選抜を併願していても、総合型選抜での選抜が優先されます。総合型選抜に合格すればその時点で進路が確定し、学校推薦型選抜の選抜対象にはなりません。両方受かってから選ぶ、という進め方はできない制度であることを出願前に理解してください。
一般選抜との学力比較|偏差値62.5との両立計画
| 入試種別 | 指標 | 数値 |
|---|---|---|
| 一般選抜(前期日程) | 偏差値 | 62.5(大学受験パスナビ掲載・河合塾提供データ、2026年9月9日更新分) |
| 一般選抜(前期日程・一般枠) | 大学入学共通テスト得点率 | 79%(同上) |
| 一般選抜(前期日程・地域枠) | 大学入学共通テスト得点率 | 78%(同上) |
| 総合型選抜 | 偏差値・得点率の指標 | 非公表(総合問題・面接・出願書類による選抜のため教科別の偏差値指標はない) |
総合型選抜には教科ごとの偏差値や共通テスト得点率という指標が存在しません。しかし、総合型選抜が不合格だった場合に一般選抜(前期日程)へ回るのであれば、大学受験パスナビ掲載・河合塾提供データによると偏差値62.5、共通テスト得点率78〜79%という一般選抜の学力水準に対応できる基礎学力が必要になります。総合問題Ⅰが理数系の基礎的知識を前提にしていることを踏まえても、総合型選抜の対策だけに閉じて一般選抜レベルの教科学習を止めてしまうと、不合格時に進路の選択肢を狭めることになります。











総合型選抜には偏差値の指標がないから、学力面での準備をどう考えればいいのか分かりませんでした。一般選抜の水準を目安にすればいいんですね。











そのとおりだ。総合型選抜は教科試験ではないが、総合問題Ⅰが理数系の基礎的知識を前提にしている以上、一般選抜レベルの基礎学力が土台になる。11月19日の合格発表まで一般選抜前期の教科学習を継続し、不合格でも12月以降にブレーキがかからない状態を保っておくことが、総合型選抜受験者にとって合理的な学力戦略だよ。
福島県立医科大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
福島県立医科大学の医学部総合型選抜は、募集人員5名以内という少人数に対し、第1次選考の総合問題600点、第2次選考のMMI面接(6室)とポスタープレゼンテーション、出願書類150点までを、すべて本番同等の完成度で仕上げる必要がある入試です。総合問題Ⅰが理数系の基礎的知識と英文の論理的思考を、総合問題Ⅱが多面的な思考力・表現力を問い、第2次選考では志願理由・主体性・科学的探究心・倫理観・思考力・コミュニケーション力という6項目を別々の面接室で評価されます。志望理由書を1度添削してもらい、面接の想定質問を覚えるだけでは、この6項目すべてに対応できません。
必要なのは、①公式要項の条件と日程を今日の行動へ変換すること、②生徒ごとの評定・活動実績・理数の学力に合わせて準備すること、③総合問題の演習結果やポスター発表の完成度を毎日確認してすぐ修正することです。この3つを基準に、独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、なぜ通常の対策だけでは不足するかが分かります。
独学・参考書のみでは出願資格と併願制限の判断ミスに気づけない
独学では、要項や参考書を入手できても①の限界が残ります。現役生限定や学習成績概評A段階という出願資格を自己判断で「たぶん満たしている」と進めてしまう、総合型選抜と本学学校推薦型選抜の併願で「総合型選抜が優先される」というルールを見落とす、といった判断ミスを本人だけで発見しにくいからです。情報を読むことと、出願前に条件を一つずつ確認することは別の作業です。
映像授業・アプリだけでは本人専用の面接・ポスター対策にならない
映像授業や学習アプリは知識や型を学ぶのに役立ちますが、②の限界があります。同じ小論文動画を見ても、福島県立医科大学のMMI6室(志願理由・主体性・科学的探究心・倫理観・思考力・コミュニケーション力)で問われる内容や、A0サイズのポスターで4分間発表する練習は、生徒ごとの活動実績や志望理由によって全く異なります。動画の視聴時間を増やしても、本人専用の面接練習やポスターの構成にはなりません。
集団授業の大手予備校では6項目の面接評価へ個別対応できない
集団授業は共通する文章技術や小論文の型を学べても、②の限界が残ります。MMIの6項目は受験者ごとに強み・弱みが異なり、科学的探究心の部屋で使うポスターの構成、倫理観の部屋で問われる想定質問は一人ひとり違います。全員が同じ週に同じ教材を進めるだけでは、理数の基礎が弱い生徒とポスター発表の練習が不足している生徒へ、別々の優先順位を付けられません。
一般的な個別指導塾では週1回の外で総合問題対策が止まりやすい
一般的な個別指導は本人に合わせられても、面談や授業が週1回なら③の限界があります。総合問題Ⅰ・Ⅱを本番時間(9:30〜12:00、13:00〜15:30)で解いた結果、時間内に完成できなかったと分かっても、次回の授業まで修正が止まります。9月出願と一般選抜前期の教科学習を同時に進める受験生にとって、一週間の放置は総合問題対策とMMI面接対策の両方を後退させます。
独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を比較すると、①公式条件から行動への変換、②生徒ごとの個別計画、③毎日の確認と即時修正のどれかが残ります。募集人員5名以内という少人数の総合型選抜で、総合問題・MMI面接・ポスター発表・出願書類を同時に完成させるには、この三つを一つの仕組みにする必要があります。だから、出願条件の確認から毎日の実行までを一貫して管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、従来の対策に残る三つの限界を、6つの仕組みで解消します。福島県立医科大学の総合型選抜では、出願資格の確認、総合問題対策、自己推薦書・特別活動に関する報告書の作成、ポスター作成、MMI6室の面接対策を一つの計画に統合し、結果を毎日・毎週確認して次の課題を変えます。
- 鬼管理専門塾: 毎日×個別
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
福島県立医科大学の総合型選抜に合わせ、「総合問題Ⅰを150分で1セット解き、自己推薦書の根拠を3件見直し、ポスターの発表原稿を4分間で通す」のように、1日単位の数値で学習指示を出します。何をどこまで終えるかが曖昧になりません。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
生徒ごとに評定、学習成績概評、活動実績、理数の学力、面接での話し方の傾向が異なります。MMI6項目(志願理由・主体性・科学的探究心・倫理観・思考力・コミュニケーション力)のうち弱い項目を特定し、生徒ごとの行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗を管理し、毎週の確認テストで総合問題の完成時間、自己推薦書の一貫性、ポスター発表の時間管理を測ります。出願資格の確認漏れや書類の記載ミスも放置せず、確認結果から翌日の課題を修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の厳しい選考を通過した専属講師が、公式要項と本人の状況を区別しながら進捗を確認します。公開された講師満足度調査は1,524件を対象としており、指導体制を比較するときの具体的な材料にできます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験と学部特化対策に加え、総合型選抜・推薦、英語資格の専門コースを組み合わせられます。医学部を含む学部特化の知見を持ち、福島県立医科大学の総合型選抜対策と一般選抜前期の教科学習を同じ週間計画で管理します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
学習中や要項確認の疑問はLINEで質問できます。無料説明会はZoomで保護者も参加でき、現在の評定、活動実績、志望理由を共有して必要な準備量を相談できます。資料請求で指導内容を比較してから判断することも可能です。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象コースと適用条件は無料説明会で必ず確認してください。毎日の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。無料説明会では、令和9年度要項と現在の状況を照合し、最初の一週間で行う課題まで具体化できます。
福島県立医科大学の総合型選抜対策を無料説明会で相談できます
まとめ|公式要項から福島県立医科大学の総合型選抜対策を始める
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 学部の切り分け | 総合型選抜は医学部医学科のみ・5名以内。看護学部・保健科学部には制度自体がない |
| 出願資格 | 現役生(令和9年3月卒業見込み)・学習成績概評A段階・入学確約の3条件をすべて満たす |
| 第1次選考 | 総合問題Ⅰ400点・Ⅱ200点の600点満点(共通テストなし)で募集人員の3倍程度が合格 |
| 第2次選考 | MMI6室の面接300点+出願書類150点+総合問題600点=1,050点満点 |
| 併願 | 本学学校推薦型選抜のみ併願可(総合型選抜が優先)。合格後は他方式の対象外 |
福島県立医科大学の総合型選抜は、活動実績や志望理由書の完成度だけで受かる入試ではありません。現役生限定・学習成績概評A段階という出願資格、共通テストを課さない600点の総合問題、MMI6室の面接とポスタープレゼンテーション、そして合格すれば他の選抜結果を待たずに進路が確定する専願性まで、要項に明記された条件をすべて満たして初めて出願・合格が成立します。
最初の行動は、令和9年度の公式要項を開き、出願資格の3条件を高等学校の記録と照合することです。満たしていることが確認できたら、自己推薦書・特別活動に関する報告書・ポスターの準備と、総合問題に対応する理数・記述の学力対策を並行して進めます。合格発表(11月19日)まで一般選抜前期の教科学習も止めず、どちらの結果になっても対応できる状態を保ってください。
福島県立医科大学の総合型選抜対策を1日単位の計画に変えられます
よくある質問
Q. 福島県立医科大学の看護学部・保健科学部でも総合型選抜を受けられますか?
A. いいえ。福島県立医科大学で総合型選抜を実施しているのは医学部医学科のみです。看護学部は一般選抜・学校推薦型選抜・私費外国人留学生選抜、保健科学部は一般選抜・学校推薦型選抜のみで、いずれも総合型選抜そのものを実施していません。
Q. 医学部医学科の総合型選抜の募集人員は何名ですか?
A. 令和9年度は5名以内です。現役生(令和9年3月に高等学校を卒業見込みの者)のみが対象で、既卒者(過年度生)は出願できません。
Q. 学習成績概評A段階とはどの程度の評定ですか?
A. 調査書に記載される5段階評価のうち最上位区分です。算出のタイミングや対象学年は高等学校の運用によって異なるため、自己判断ではなく調査書を発行する高等学校に確認してください。
Q. 第1次選考に大学入学共通テストは必要ですか?
A. 必要ありません。第1次選考は総合問題Ⅰ(400点)・Ⅱ(200点)の記述試験600点満点のみで、大学入学共通テストは課されません。
Q. MMI面接では何が評価されますか?
A. 志願理由、主体性・能動性・リーダーシップ、科学的探究心、倫理観、思考力・判断力・表現力、コミュニケーション力という6項目を、それぞれ独立した面接室で10分程度ずつ評価します。科学的探究心の面接室では、出願時に提出したポスターを用いた4分程度のプレゼンテーションと質疑応答も行われます。
Q. 特別活動に関する報告書は複数の実績を書けますか?
A. いいえ。「最も評価できると思われるもの1件」のみを選んで登録します。部活動の大会実績など同じ種類の実績が複数ある場合は1つにまとめる必要があります。
Q. 総合型選抜は他大学と併願できますか?
A. 他の国公立大学・学部の総合型選抜及び学校推薦型選抜との併願はできません。併願できるのは本学医学部の学校推薦型選抜のみで、その場合も総合型選抜での選抜が優先されます。
Q. 総合型選抜に合格したら一般選抜は受けられませんか?
A. 総合型選抜に合格し入学手続を完了した場合、本学及び他の国公立大学・学部の一般選抜(前期・中期・後期)並びに本学の学校推薦型選抜を受験しても合格判定の対象になりません。入学辞退も原則認められません(特別な事情があり許可された場合を除く)。
Q. 総合型選抜が不合格だった場合、一般選抜への出願は可能ですか?
A. 可能です。国公立大学の前期日程、後期日程、公立大学中期日程からそれぞれ1校、合計3校まで出願できます。ただし大学入学共通テストの受験教科・科目は志望する大学・学部の指定によります。
Q. 対策はいつから始めるべきですか?
A. 学習成績概評、活動実績の証明、総合問題に対応する理数・記述の学力は短期間で整わないため、高1・高2から意識するのが理想です。受験学年は夏までに出願資格を高等学校の記録と照合し、9月の出願手続と並行して自己推薦書・特別活動に関する報告書・ポスターを本人が作成し、総合問題とMMI面接の演習を本番時間で反復してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





