
島根大学の総合理工学部を調べているのですが、「倍率」も「学科」も、サイトによって書いてあることがバラバラです。物理工学科とか知能情報デザイン学科とか出てくるページもあれば、総合理工学科だけのページもあります。結局どれが今の情報なのでしょうか?














先に結論をまとめます。総合理工学部は2025年4月に旧7学科を「総合理工学科」1学科・入学定員370名へ統合しました。だから学科別の倍率はもう存在しません。2026年度一般選抜の公式実績は、前期が受験377人・合格185人で実質2.0倍、後期が受験123人・合格74人で実質1.7倍、学部計で受験500人・合格259人の1.9倍。そして2027年度前期の二次試験は、数学・理科・英語から選んだ1教科400点だけです。この記事では倍率、学科、科目と配点、合格に必要な点数の順に整理します。
総合理工学部の情報が食い違って見えるのは、検索結果に2024年度以前の記述と2025年度以降の記述が混在しているからです。旧7学科(物理工学科・物質化学科・地球科学科・数理科学科・知能情報デザイン学科・機械・電気電子工学科・建築デザイン学科)は学部公式サイトでも「旧学科紹介」として残されており、検索でヒットし続けます。しかし2027年度入試で出願する相手は総合理工学科ひとつです。本稿は島根大学が公表している実施状況・選抜要項・合格者成績情報だけを使い、公表されていない数値は書きません。偏差値は島根大学自身が公表していないため本稿では扱わず、島根大学の偏差値をまとめた記事に委ねます。
目次
- 島根大学総合理工学部の倍率・学科・入試科目|先に結論
- 2026年度の公式倍率|前期2.0倍・後期1.7倍と3年間の推移
- 学科別の難易度差はもう存在しない|2025年4月の1学科統合
- 3つの分野と14の標準履修モデル|入学後に何をいつ決めるのか
- 2027年度前期日程の科目と配点|共通テスト900点+二次400点
- 二次試験は1教科400点|数学・理科・英語の選び方と2教科受験
- 後期日程は共通テスト1100点+面接100点|前期との違い
- 合格者の得点データ|前期は1300点満点で743.20点が最低
- 一般選抜以外のルートと松江キャンパス|へるん入試と女子20名の推薦枠
- 島根大学総合理工学部は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|総合理工学部は公式配点から1教科を決めて積み上げる
- よくある質問
島根大学総合理工学部の倍率・学科・入試科目|先に結論
| 知りたいこと | 公式データから言える結論 | 最初にやること |
|---|---|---|
| 倍率 | 2026年度は前期2.0倍・後期1.7倍・学部計1.9倍(受験者÷合格者) | 志願倍率と実質倍率を混同せず、受験者数と合格者数で見る |
| 学科 | 2025年4月に旧7学科を総合理工学科1学科へ統合。学科別の難易度差はない | 旧学科名で検索して出てくる情報の年度を必ず確認する |
| 入試科目 | 前期は共通テスト900点+二次400点、後期は共通テスト1100点+面接100点 | 2027年度の入学者選抜要項で自分が受ける日程の科目を確定する |
| 合格点 | 2026年度前期の合格者最低点は1300点満点で743.20点 | 共通テストと二次を分けて、どちらで何点取るかを決める |
この4つは別々の疑問に見えますが、実際には一本の線でつながっています。倍率は「どれだけ選抜されるか」、学科は「何に出願するか」、入試科目は「何を準備するか」、合格点は「どこまで仕上げるか」を示します。総合理工学部の場合、この順で確認すると準備がとても具体的になります。なぜなら学科が1つに統合された結果、出願先を迷う要素が消え、代わりに「二次でどの1教科を選ぶか」という判断が合否を大きく左右する構造になったからです。学科選びに使っていた時間を科目選びと得点計画に回せる、と考えるとイメージしやすいはずです。














学科が1つになったということは、「入りやすい学科を狙う」という作戦は使えないのですか?














使えません。2024年度までは前期の実質倍率が学科によって1.3倍から3.6倍まで開いていましたから、学科選びだけで難易度が変わる余地がありました。今は総合理工学科1本ですから、その差はすべて消えています。代わりに効くのが、前期と後期の選び方と、二次でどの教科を出すかという判断です。この2つは今も自分で選べます。
倍率の実数を確認する → 学科統合の中身を知る → 3つの分野と履修モデルを見る → 前期の配点と二次1教科の仕組みを理解する → 後期との違いを比べる → 合格者の得点を見る → 一般選抜以外のルートを知る、という順に読むと、検索で拾った断片が一つの受験計画になります。
2026年度の公式倍率|前期2.0倍・後期1.7倍と3年間の推移
| 区分 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前期日程 | 167人 | 398人 | 377人 | 185人 | 2.0倍 |
| 後期日程 | 55人 | 356人 | 123人 | 74人 | 1.7倍 |
| 学部計 | 222人 | 754人 | 500人 | 259人 | 1.9倍 |
これは島根大学が公表している「令和8年度島根大学入試 実施状況」の一般選抜の数字です。推薦や総合型は含みません。まず目を引くのは後期日程で、志願者356人に対して実際に受験したのは123人しかいません。差の233人は、前期で合格が決まって後期を受けなかった受験生です。つまり後期は「志願倍率で見ると6.5倍だが、実質倍率で見ると1.7倍」という、定義次第で印象が3倍以上変わる日程です。この差を知らずに志願倍率だけを見て後期を諦めるのは、はっきりもったいない判断です。














学部計1.9倍って、島根大学全体の2.4倍より低いですよね。総合理工学部は入りやすいということですか?














「他学部より競争が緩い年だった」までは言えますが、「入りやすい」と言い切るのは危険です。倍率は受験者集団の学力レベルを表しません。理工系は共通テストで理科2科目・数学2科目が必要な分、そもそも準備できる受験生しか出願しません。母集団が絞られた中での1.9倍だと理解してください。7学部の中で最も低いのは材料エネルギー学部の1.1倍、最も高いのは医学部の4.4倍です。
3年間の推移も見ておきましょう。総合理工学部の一般選抜は、2024年度が受験738人・合格291人で2.5倍、2025年度が受験539人・合格253人で2.1倍、2026年度が受験500人・合格259人で1.9倍。3年連続で下がっています。志願者数も1,283人→942人→754人と減少しました。ただしこの間に学部が1学科へ統合され、総合型選抜「へるん入試」の募集人員が大きく増えています。一般選抜の募集人員自体も242人から222人へ減りました。数字の下降は「人気が落ちた」だけでは説明できず、選抜方式の設計変更が同時に効いています。だから「来年も1.9倍」と決め打ちせず、2倍前後の年もある前提で準備するのが安全です。
| 学部(2026年度一般選抜) | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 法文学部 | 569人 | 304人 | 125人 | 2.4倍 |
| 教育学部 | 246人 | 141人 | 79人 | 1.8倍 |
| 人間科学部 | 168人 | 87人 | 54人 | 1.6倍 |
| 医学部 | 607人 | 494人 | 113人 | 4.4倍 |
| 総合理工学部 | 754人 | 500人 | 259人 | 1.9倍 |
| 材料エネルギー学部 | 133人 | 60人 | 53人 | 1.1倍 |
| 生物資源科学部 | 511人 | 345人 | 136人 | 2.5倍 |
島根大学7学部の中で総合理工学部を見ると、志願者754人は医学部の607人を上回り、法文学部の569人よりも多い最大規模です。合格者259人も7学部で最多で、島根大学の一般選抜合格者819人のうち31.6%を総合理工学部が占めます。人数の規模が大きい一方で実質倍率は1.9倍と低め、というのが総合理工学部の位置づけです。受け皿が広い学部だと考えてください。なお実質倍率が最も低いのは材料エネルギー学部の1.1倍で、志願133人・受験60人・合格53人。同じ理工系でも、学部によってここまで数字が違います。
📚 用語解説
実質倍率:受験者数を合格者数で割った倍率のこと。出願したが試験を受けなかった人を除くため、実際の競争の大きさに近い。これに対し「志願倍率」は志願者数を募集人員で割った数字で、国公立の後期日程では実質倍率の3倍以上に膨らむことがある。島根大学総合理工学部の2026年度後期は志願倍率6.5倍・実質倍率1.7倍で、どちらを見るかで印象が大きく変わる。
倍率は合格者の学力を示す指標ではありません。総合理工学部の一般選抜は共通テストで6教科8科目、理科は2科目が必要です。この条件を満たせる受験生だけが出願する母集団で1.9倍、と読むのが正しい理解です。準備科目の多さそのものが最初の関門になっています。
学科別の難易度差はもう存在しない|2025年4月の1学科統合
| 旧学科(2024年度が最後) | 前期の実質倍率 | 後期の実質倍率 |
|---|---|---|
| 物理工学科 | 2.0倍 | 2.9倍 |
| 物質化学科 | 1.3倍 | 1.2倍 |
| 地球科学科 | 2.9倍 | 6.9倍 |
| 数理科学科 | 3.0倍 | 3.1倍 |
| 知能情報デザイン学科 | 3.6倍 | 3.4倍 |
| 機械・電気電子工学科 | 2.0倍 | 2.2倍 |
| 建築デザイン学科 | 1.9倍 | 4.8倍 |
これは2024年度(令和6年度)一般選抜の実績です。前期の実質倍率は物質化学科の1.3倍から知能情報デザイン学科の3.6倍まで、約2.8倍の開きがありました。後期はさらに極端で、物質化学科1.2倍に対して地球科学科は6.9倍です。当時は「どの学科に出すか」が合否を左右する選択でした。しかし2025年4月、総合理工学部はこの7学科を「総合理工学科」1学科・入学定員370名へ統合しています。2025年度以降の一般選抜は総合理工学科としての一括募集で、上の表のような学科別の数字は公表されていません。ネット上に残る学科別倍率は、すべて2024年度以前の過去データです。














ということは、建築を勉強したい人も、情報系に行きたい人も、同じ入試を受けるということですか?














一般選抜ではその通りです。募集人員も試験科目も、総合理工学科として1本にまとまっています。建築志望でも情報志望でも、前期なら共通テスト900点と二次400点という同じ土俵で戦います。例外は総合型選抜の「専門高校入試」だけで、こちらは先端ものづくり分野・数理データサイエンスなどの分野ごとに各4名の枠があります。ただしこれは工業科や情報科の出身者向けの入試です。
受験生にとって、この統合は判断の順序を変えました。以前は「行きたい研究に近い学科を選び、その学科の倍率と相談する」でした。今は「総合理工学科に入ることを決め、入学後に分野と履修モデルを選ぶ」に変わっています。裏を返せば、出願時点で学びたい分野が固まっていなくても不利にならない設計です。高校生の段階で「半導体か、データサイエンスか、建築か」を決め切れる人はそう多くありません。決め切れていない状態を前提に組まれたのが今の総合理工学科だと理解してください。
📚 用語解説
標準履修モデル:島根大学総合理工学科が用意する14種類の科目選択の見本のこと。学部公式サイトは「専門科目の学習が本格化する2年次以降の科目選択の目安として」3つの分野と14の標準履修モデルを用意している、と説明している。旧学科のように出願時点や入学時点で所属が決まる仕組みではなく、学生が幅広い専門科目から選んで学ぶ際の指針という位置づけである。
3つの分野と14の標準履修モデル|入学後に何をいつ決めるのか
| 分野 | 主な専門領域 | 基幹科目 | 履修モデルの例 |
|---|---|---|---|
| 先端ものづくり分野 | 物理・化学・機械電気 | 創造理工学Ⅰ・Ⅱ、理工グローバルコミュニケーション | 電子物理工学/半導体応用システム/機械電気/機能創成化学 |
| 数理データサイエンス・IT・デジタル分野 | 数学・情報 | アルゴリズム基礎、数値計算法、基幹数理概論、展開数理概論ほか | 数理データサイエンス/数理機械学習データサイエンティスト/ITスペシャリスト |
| 自然環境・住環境分野 | 建築・地球科学・化学 | 自然環境・住環境Ⅰ・Ⅱ、理工グローバルコミュニケーション | グリーンシステム科学/地球資源環境・防災科学/環境保全科学/建築デザイン/防災配慮型建築 |
3つの分野は排他的な区分ではありません。学部パンフレットでは3つの円が重なる図で示されており、重なりの部分にも履修モデルが置かれています。先端ものづくり分野と数理データサイエンス分野の境界に「AIロボティクス人材養成履修モデル」、自然環境・住環境分野と数理データサイエンス分野の境界に「環境データサイエンティスト人材養成履修モデル」があり、これらを含めて全14モデルです。半導体をやりたいがプログラミングも捨てたくない、建築に興味があるがデータ分析も学びたい、という受験生にとっては、この重なりの部分こそが統合の狙いだと言えます。














分野を決めるのはいつですか? 入学した瞬間に「あなたは建築です」と決められるのは怖いです。














そういう仕組みではありません。学部パンフレットの学年進行図では、1年次に全学基礎教育32単位・理工共通基礎科目16単位・理工社会実装教育科目8単位を積み、そのあとに「履修モデル選択」が置かれています。そして2・3年次の専門人材教育科目50単位、4年次の社会実装セミナーⅣ(卒業研究8単位)へ進みます。つまり1年間、理工学の共通土台を学んでから選びます。
1年次の理工共通基礎科目16単位の中身も公表されています。データサイエンスのための基礎数学(必修4単位)、基礎プログラミング(必修2単位)、基礎理数学(選択4単位)、理工学英語(必修2単位)、フレッシュマンセミナーⅠ・Ⅱ(必修各2単位)です。注目すべきは、データサイエンスの基礎数学とプログラミングが全員必修になっている点です。建築志望でも地球科学志望でも、1年次にプログラミングを通ります。「情報系じゃないから関係ない」という前提は、この学部では通用しません。
学部公式サイトによれば、中学校教諭一種免許状・高等学校教諭一種免許状(数学、理科)、高等学校教諭一種免許状(情報、工業)、学芸員、毒物劇物取扱責任者、危険物取扱者(甲種)、修習技術者(技術士補・応用理学部門)、一級建築士受験資格などが取得可能です。ただし「設備環境の収容力などの限界から関連する実験実習に履修者数の制限がある」と明記されています。資格目的で進学する場合は、この制限の存在を前提に考えてください。
2027年度前期日程の科目と配点|共通テスト900点+二次400点
| 教科 | 共通テスト配点 | 二次配点 | 利用科目 |
|---|---|---|---|
| 国語 | 200点 | - | 『国語』 |
| 地理歴史・公民 | 50点 | - | 『地理総合,地理探究』ほかから1科目 |
| 数学 | 200点 | (400点) | 『数学Ⅰ,数学A』等から1と『数学Ⅱ,数学B,数学C』の計2 |
| 理科 | 200点 | (400点) | 基礎4科目のセットまたは『物理』『化学』『生物』『地学』から2 |
| 外国語 | 200点 | (400点) | 『英語(リスニングを含む)』ほかから1科目 |
| 情報 | 50点 | - | 『情報Ⅰ』 |
| 合計 | 900点(6教科8科目) | 400点(1教科1科目) | - |
2027年度(令和9年度)の入学者選抜要項に記載された前期日程の配点です。総得点は1300点満点で、共通テストが900点、二次が400点。比率にすると共通テスト69.2%、二次30.8%です。国公立大学としては共通テストの比重が重い部類に入ります。二次の欄が「(400点)」と括弧つきになっているのは、数学・理科・外国語のそれぞれが400点満点であり、合計で400点だからです。3教科合わせて1200点ではありません。ここを読み違えると準備量の見積もりが3倍ずれます。














共通テストが7割ということは、二次で逆転するのは難しいということですか?














一概には言えません。二次400点は1教科分ですから、得意教科1つを仕上げれば満点近くを狙えます。実際、2026年度の合格者の二次最高点は400点満点の400点、平均も316.71点で79.2%に達しています。一方で共通テストの合格者平均は900点満点の489.32点、54.4%です。二次で差がつきにくいのではなく、二次は「取れて当たり前」の水準になりやすい、と理解してください。だからこそ共通テストで崩れると立て直しが効きにくいのです。
共通テストの中身も確認しておきます。理科は『物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎』のまとまりか、『物理』『化学』『生物』『地学』から2科目です。ただし「同一名称を含む組合せ」、たとえば『物理基礎』と『物理』の組み合わせは認められません。数学は『数学Ⅰ,数学A』または『数学Ⅰ』から1つと、『数学Ⅱ,数学B,数学C』の計2科目です。地理歴史・公民は50点、情報も50点と軽めですが、6教科8科目を受験すること自体が出願資格の条件です。指定された教科・科目を受験していない場合は無資格者として扱われる、と要項に明記されています。
📚 用語解説
分離分割方式:国公立大学が同じ学部・学科について前期日程と後期日程で別々に募集する方式のこと。島根大学は全学部でこの方式を採用しており(一部の課程・選抜を除く)、前期日程の学部・学科から1つ、後期日程の学部・学科から1つ、合計2つに出願できる。総合理工学部の場合、前期と後期の両方に出願して2回のチャンスを持つことができる。
英語は、リーディング100点満点を200点に、リスニング100点満点を50点に換算し、合計250点満点をさらに200点満点へ圧縮して利用します。つまりリーディング:リスニングは4:1の重みです。リスニング対策を捨てるべきという意味ではありませんが、配分を考えるときの前提として知っておいてください。
二次試験は1教科400点|数学・理科・英語の選び方と2教科受験
| 受験パターン | 選べるか | 採用される点数 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 数学だけ | 可 | 数学400点 | 数学が明確に最も強い |
| 理科だけ | 可 | 理科400点 | 物理か化学で安定して高得点が取れる |
| 外国語だけ | 可 | 英語400点 | 英語が突出して強い |
| 数学+理科 | 可 | 高得点の1教科400点 | 当日の出来次第で保険をかけたい |
| 数学+外国語 | 可 | 高得点の1教科400点 | 数学と英語のどちらも仕上がっている |
| 理科+外国語 | 不可 | - | この組み合わせは選択できない |
2027年度入学者選抜要項の備考には、こう書かれています。二次の数学・理科・外国語の3教科から1教科または2教科を選択して受験すること。2教科受験する場合は「数学と理科」または「数学と外国語」の組み合わせになること。そして2教科受験した場合は、高得点の1教科を採用すること。ここから分かるのは、2教科受けても点数は増えない代わりに、当日失敗した方を切り捨てられるという設計です。理科と外国語だけの組み合わせは選べないため、2教科受験を選ぶなら数学は必ず含まれます。














2教科受けたほうが得なら、全員そうすればいいのでは? デメリットはありますか?














準備の分散がデメリットです。2教科受けても採用は1教科分ですから、中途半端に2教科を仕上げるより、1教科を確実に高得点へ持っていくほうが期待値は高くなります。2026年度の合格者は二次平均316.71点、つまり400点満点の79.2%を取っています。「保険」の名目で両方が7割台に留まるなら意味がありません。目安として、模試や過去問で安定して8割を超える教科が1つあるならその1教科、8割前後で当日ぶれるなら2教科、と考えてください。
出題範囲も要項に明記されています。数学は「数学Ⅰ,数学Ⅱ,数学Ⅲ,数学A」が全範囲、「数学B」は数列、「数学C」はベクトルおよび平面上の曲線と複素数平面です。理科は「物理基礎,物理」「化学基礎,化学」「生物基礎,生物」「地学基礎,地学」がいずれも全範囲で、この4つから1科目を選びます。外国語は「英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」です。数学Ⅲが範囲に含まれる点は理工系として当然ですが、数学Bが数列のみ、数学Cがベクトルと複素数平面に限定されている点は、対策の優先順位を決めるうえで重要です。
📚 用語解説
二次試験(個別学力検査):大学入学共通テストとは別に、各大学が独自に実施する学力試験のこと。島根大学総合理工学部の前期日程では2月25日に実施され、配点は400点。数学・理科・外国語から1教科または2教科を選んで受験し、2教科受けた場合は高得点の1教科だけが採用される。後期日程には個別学力検査がなく、面接100点のみが課される。
後期日程は共通テスト1100点+面接100点|前期との違い
| 項目 | 前期日程 | 後期日程 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 167人 | 55人 |
| 共通テスト配点 | 900点(国200/地公50/数200/理200/外200/情50) | 1100点(国200/地公50/数300/理300/外200/情50) |
| 個別試験 | 数学・理科・外国語から1教科 400点 | 面接 100点 |
| 総得点 | 1300点 | 1200点 |
| 共通テストの比率 | 69.2% | 91.7% |
| 試験日 | 2月25日 | 3月12日 |
| 2段階選抜 | 実施しない | 実施しない |
| 2026年度の実質倍率 | 2.0倍 | 1.7倍 |
後期日程は前期とまったく別の試験だと考えてください。学力試験はなく、面接100点だけです。そして共通テストの配点が1100点に増え、しかも数学と理科がそれぞれ200点から300点へ引き上げられています。国語200点・外国語200点は据え置きですから、理数の比重が相対的に高まる設計です。総得点1200点のうち共通テストが1100点、比率にして91.7%。後期は事実上、共通テストの点数で決まる選抜です。














後期は面接だけなら、共通テストで失敗したら終わりということですよね。受ける意味はありますか?














意味はあります。分離分割方式では前期から1つ、後期から1つ出願できますから、後期の出願は前期の結果に関係なく確保しておけます。しかも総合理工学部の後期は2段階選抜を実施しません。共通テストの点数が低くても、足切りで門前払いにはならないということです。実際2026年度の後期は志願356人に対し受験123人、合格74人。受験まで進んだ人の3人に2人が合格しています。共通テストの手応え次第では、十分に現実的な選択肢です。
ただし注意点があります。後期の共通テスト合格者最低点は1100点満点で656.30点、得点率にして59.7%でした。前期の共通テスト合格者最低点が900点満点で411.90点、得点率45.8%だったのと比べると、後期のほうが共通テストに求められる水準は明確に高いことが分かります。前期は二次400点で挽回する余地がありますが、後期にはそれがないためです。「後期は倍率が低いから楽」ではなく、「後期は共通テストの精度がそのまま出る」と覚えておいてください。
📚 用語解説
2段階選抜:志願者数が募集人員の一定倍数を超えたとき、共通テストの成績で第1段階の選抜を行い、その合格者だけに個別試験を課す制度。いわゆる足切り。島根大学では医学部医学科の前期日程(志願者が募集人員の約8倍を超えた場合)と人間科学部の後期日程(約16倍を超えた場合)で定められているが、総合理工学部は前期・後期とも実施しない。共通テストの点数だけで出願を諦める必要はない。
学内併願のルールは「前期日程の学部・学科(課程)又は専門高校・総合学科卒業生選抜から一つ、後期日程の学部・学科(課程)から一つ、合計二つ」です。前期も後期も総合理工学部、という出し方が可能です。前期の二次1教科を仕上げつつ、後期に備えて共通テストの数学・理科を固めておく、という組み立てが現実的です。
合格者の得点データ|前期は1300点満点で743.20点が最低
| 区分 | 総得点(配点) | 最高点 | 最低点 | 平均点 |
|---|---|---|---|---|
| 前期 総得点 | 1300点 | 1038.10点 | 743.20点 | 806.03点 |
| 前期 共通テスト | 900点 | 675.70点 | 411.90点 | 489.32点 |
| 前期 二次 | 400点 | 400.00点 | 220.00点 | 316.71点 |
| 後期 総得点 | 1200点 | 921.53点 | 743.67点 | 794.92点 |
| 後期 共通テスト | 1100点 | 856.20点 | 656.30点 | 717.28点 |
島根大学は「合格者成績情報一覧表」で、日程ごとの最高点・最低点・平均点を公表しています。総合理工学部は1学部=1学科のため、学科単位の値がそのまま読み取れます。2026年度前期の合格者最低点は1300点満点で743.20点、得点率57.2%。平均は806.03点で62.0%です。後期は1200点満点で最低743.67点、得点率62.0%、平均794.92点で66.2%。なお後期の面接100点分は、試験が面接のみの場合は公表しないという方針のため個別の内訳は出ていません。














前期の共通テストの最低点が411.90点、得点率45.8%というのは低くないですか? そんな点数でも合格できるのですか?














この数字は「合格者の中で共通テストが最も低かった人の点数」で、総得点が最低だった人の内訳ではありません。二次で高得点を取れば共通テスト4割台からでも届く、という事実を示す数字です。実際、二次の最高点は400点満点の400点。共通テストで削られた分を二次で取り返した合格者が確かにいます。ただしこれは例外的な合格パターンで、平均像は共通テスト489.32点・二次316.71点です。設計としては「共通テストで6割弱、二次で8割」が標準です。
前年の2025年度と比べると、前期の合格者最低点は769.20点(得点率59.2%)から743.20点(57.2%)へ、共通テストの合格者最低点も415.90点(46.2%)から411.90点(45.8%)へ、それぞれ下がっています。後期も総得点最低が758.90点(63.2%)から743.67点(62.0%)へ、共通テスト最低が672.60点(61.1%)から656.30点(59.7%)へ下がりました。2年連続の数字しかないため傾向とまでは言えませんが、少なくとも2年間は前期6割・後期6割強が合格ラインの目安として機能しています。
最低点はその年に最も低い点数で合格した1人の値です。志願者の顔ぶれと問題の難易度で毎年動きます。目標にするなら平均点、つまり前期なら1300点満点で806.03点(62.0%)、後期なら1200点満点で794.92点(66.2%)を基準にしてください。最低点ぴったりを狙う計画は、出題が1年易化しただけで崩れます。
一般選抜以外のルートと松江キャンパス|へるん入試と女子20名の推薦枠
| 選抜区分 | 2027年度の募集人員 | 2026年度の志願者 | 2026年度の合格者 |
|---|---|---|---|
| 一般選抜 前期日程 | 167人 | 398人 | 185人 |
| 一般選抜 後期日程 | 55人 | 356人 | 74人 |
| 総合型選抜Ⅰ へるん一般型 | 91人 | 92人 | 67人 |
| へるん特定型 地域志向(島根・鳥取枠) | 14人 | 29人 | 14人 |
| へるん特定型 地域志向(全国枠) | 4人 | 9人 | 4人 |
| へるん特定型 専門高校入試 | 3分野で計12人 | 28人 | 12人 |
| へるん特定型 グローバル英語入試 | 7人 | 4人 | 4人 |
| 学校推薦型選抜Ⅱ | 女子20人 | 12人 | 12人 |
入学定員370名の内訳です。一般選抜が222名で全体の60.0%、総合型選抜「へるん入試」が128名で34.6%、学校推薦型選抜Ⅱが20名で5.4%。ここで注目してほしいのは、2026年度に総合型と推薦で定員が埋まらなかった事実です。へるん入試は募集128名に対して志願162名・合格101名で27名不足、学校推薦型選抜Ⅱは女子20名の枠に志願12名・合格12名で8名不足。合計35名の欠員が出ています。そして選抜要項には「総合型選抜,学校推薦型選抜の合格者が募集人員に満たないときは,不足した人員を一般選抜(前期日程)の募集人員に加えます」と明記されています。実際の前期合格者は募集167名に対して185名でした。














学校推薦型選抜Ⅱが「女子20名」というのは、女子だけの枠ということですか?














その通りです。総合理工学科の学校推薦型選抜Ⅱは募集人員が女子20名。共通テストを課すタイプの推薦で、数学200点・理科200点・情報50点の3教科5科目450点と面接100点、合計550点で選考します。出願には調査書の全体の学習成績の状況が3.5以上であることが必要です。2026年度は志願12名で募集を下回りました。理系を目指す女子受験生にとっては、競争が緩い状態が続いている枠です。
キャンパスの場所も確認しておきましょう。総合理工学部は松江キャンパス、住所は島根県松江市西川津町1060です。松江キャンパスには法文学部・教育学部・人間科学部・総合理工学部・材料エネルギー学部・生物資源科学部の6学部が置かれています。医学部だけが出雲キャンパス(島根県出雲市塩冶町89-1)で、こちらとは別の場所です。「島根大学」で調べると出雲キャンパスの情報が混ざることがありますが、総合理工学部を受験するなら見るべきは松江です。前期の二次試験も松江で実施されます。
📚 用語解説
へるん入試:島根大学の総合型選抜Ⅰの名称。大学入学共通テストを課さない。総合理工学科では「へるん一般型」91名のほか、地域志向入試(島根県・鳥取県枠14名/全国枠4名)、専門高校入試(3分野に各4名)、グローバル英語入試7名が設けられている。一般型は調査書・活動報告書・クローズアップシート80点、読解・表現力試験100点、志望理由書を用いた面接100点で選考する。志願者が募集人員のおおむね3倍を超えた場合に書類による第1次選考が行われる。
へるん入試は「合格した場合は入学を確約できる者」が出願要件です。専願であり、合格したらそこで進路が決まります。一方で、へるん特定型の地域志向入試を第1志望、へるん一般型を第2志望として併願することは可能です(同一の学部学科に限る)。共通テストの手応えに自信がない場合、11月に決着させるルートを持っておく価値はあります。
島根大学総合理工学部は「普通の対策」では受からない
結論から言います。授業を受けて分かった気になるだけの「普通の対策」では、島根大学総合理工学部の合格は厳しいです。2026年度は受験500人に対して合格259人。倍率1.9倍という数字だけを見れば穏やかですが、そこに至るまでに共通テスト6教科8科目を900点分そろえ、さらに二次で1教科を400点満点の8割まで持ち上げる必要があります。合格者の二次平均は316.71点、共通テスト平均は489.32点。この2つを同時に成立させる日々の管理こそが、実際の関門です。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、6教科8科目の優先順位が崩れる
独学でも選抜要項は入手できますし、二次が1教科400点だという事実も分かります。しかし共通テスト900点分の6教科8科目と、二次で選ぶ1教科を、今日どの順で回すかまで決めて実行し続けるのは別の話です。理科2科目と数学2科目を抱えたまま二次の演習も進めれば、必ずどこかが後回しになります。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に出ます。
映像授業・アプリだけでは、二次1教科を8割へ届かせにくい
映像授業は理解の助けになります。ただし総合理工学部の二次は、選んだ1教科で合格者平均79.2%を求められる試験です。視聴後に自分の答案のどこが減点されているか、数学Ⅲの計算がなぜ止まるか、物理の記述で条件を落としていないかを毎回確認する仕組みは、映像授業の中にはありません。万人向けの講義を見るだけでは、400点満点の答案は仕上がりません。
集団授業の大手予備校でも、教科選択の判断まで踏み込めない
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱います。ところが総合理工学部の受験生に必要なのは、「自分は数学1教科で行くのか、数学+理科の2教科で保険をかけるのか」という個別の判断です。この判断は本人の得点分布でしか決められません。全員に同じ密度で数学・理科・英語を教える形では、平均的な計画に収束してしまいます。
一般的な個別指導塾でも、共通テスト900点分の実行までは追えない
個別指導でも授業が週単位なら、共通テストの国語・地歴公民・情報まで含めた8科目を毎日どこまで進めたかは追い切れません。総合理工学部は共通テストが総得点の69.2%、後期なら91.7%を占めます。授業時間の外で何をどれだけ進めたかが、そのまま合否に直結する構造です。
- 鬼管理専門塾: 1日単位で行動を管理














教材の種類より、共通テストと二次を毎日どう回すかを管理してもらえるかが大事なんですね。














その通りです。総合理工学部の科目と配点は公式資料を見れば分かります。差がつくのは、その情報を今日解く問題数、復習する範囲、二次の答案の直し方へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾はそこを1日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、島根大学総合理工学部を本気で狙うなら、科目情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、島根大学総合理工学部の公式選抜要項と、今のあなたの得点分布を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口という固定の6つの特徴が、総合理工学部の対策にどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、島根大学総合理工学部向けには何が変わるのでしょうか?














前期なら共通テスト6教科8科目と二次1教科、後期なら数学300点・理科300点に重みが移った共通テストと面接、というように必要なものが変わります。まず現在の得点分布から二次で出す教科を決め、共通テストの8科目に優先順位をつけ、「今日は何をどこまで進めるか」を数値化します。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と教科に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
島根大学総合理工学部の共通テスト6教科8科目と、二次で選ぶ1教科を、1日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、二次の答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ総合理工学部志望でも、数学1教科で勝負する人と数学+理科で保険をかける人では毎日の行動が違います。公式配点と現在の得点分布を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
共通テストは総得点の69.2%、後期なら91.7%を占めます。国語や情報を後回しにせず、二次の演習と並行して進め、日々の進捗と毎週の確認で遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
二次400点で合格者平均79.2%という水準の答案を確認するには、指導者側にも理工系入試への理解が必要です。専属科目に強い講師が、数学Ⅲや物理の減点箇所を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、総合理工学部の前期・後期と共通テストを一つの計画へまとめられます。へるん入試や学校推薦型選抜Ⅱを併走させる場合も、一般選抜の要項と混同せずに進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、前期と後期のどちらを軸にするか、二次でどの教科を出すか、といった総合理工学部固有の判断から相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、島根大学総合理工学部の前期と後期のどちらを軸にするか、二次でどの1教科を出すかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。島根大学全体の対策方針は島根大学の塾ガイドにまとめています。
総合理工学部の教科選択と得点計画を無料説明会で相談できます
まとめ|総合理工学部は公式配点から1教科を決めて積み上げる
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 2026年度の倍率 | 前期2.0倍・後期1.7倍・学部計1.9倍(実質倍率) |
| 学科 | 2025年4月に旧7学科を総合理工学科1学科・定員370名へ統合 |
| 学科別の難易度差 | 存在しない。学科別倍率は2024年度が最後 |
| 前期の配点 | 共通テスト900点+二次400点=1300点。二次は1教科のみ |
| 後期の配点 | 共通テスト1100点+面接100点=1200点。共通テストが91.7% |
| 合格者最低点 | 前期743.20点(57.2%)/後期743.67点(62.0%) |
| 最初の行動 | 数学・理科・英語を同じ条件で解き、二次で出す教科を決める |














学科で悩む必要がなくなった分、二次でどの教科を出すかを早く決めるほうが大事なんですね。














それがこの記事の結論です。2025年の統合で「どの学科を選ぶか」という判断はなくなりました。残ったのは、前期か後期か、そして二次で数学・理科・英語のどれを出すかという2つの判断です。どちらも夏のうちに同じ条件で解き比べれば決められます。決まれば、共通テスト900点と二次400点の配分は自動的に決まり、毎日やることも決まります。
島根大学総合理工学部を目指すときは、第三者サイトの学科別倍率や古い偏差値だけを見て結論を出さないでください。学部の構成が2025年に変わっているため、2024年度以前の情報は前提そのものが違います。倍率は「入試実施状況」、科目と配点は受験年度の「入学者選抜要項」、合格ラインは「合格者成績情報一覧表」という3つの公式資料で確認し、自分の得点と照合する。そのうえで毎日の学習量と確認方法まで決めることが、最も再現性のある進め方です。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 倍率 | 2026年度の公式倍率と3年推移 |
| 学科 | 2025年4月の1学科統合 |
| 入試科目・配点 | 前期の配点と二次1教科の仕組み |
| 合格点 | 合格者の得点データ |
| 推薦・総合型 | 一般選抜以外のルート |
Q. 島根大学総合理工学部の倍率はどのくらいですか?
A. 2026年度一般選抜の実質倍率は、前期日程が2.0倍(受験377人・合格185人)、後期日程が1.7倍(受験123人・合格74人)、学部計で1.9倍(受験500人・合格259人)でした。島根大学全学の一般選抜は2.4倍ですから、学部としては低めの水準です。なお後期の志願倍率は6.5倍ですが、志願356人のうち実際に受験したのは123人です。
Q. 島根大学総合理工学部には何学科ありますか?
A. 2025年4月から「総合理工学科」1学科のみです。入学定員は370名。それ以前の物理工学科・物質化学科・地球科学科・数理科学科・知能情報デザイン学科・機械・電気電子工学科・建築デザイン学科の7学科は統合され、学部公式サイトでも「旧学科」として扱われています。学科別の倍率は2024年度が最後の公表です。
Q. 専門分野はいつ決めるのですか?
A. 学部公式サイトは、3つの分野と14の標準履修モデルを「専門科目の学習が本格化する2年次以降の科目選択の目安」と説明しています。学部パンフレットの学年進行図では、1年次に全学基礎教育32単位・理工共通基礎科目16単位・理工社会実装教育科目8単位を積んだあとに履修モデル選択が置かれ、2・3年次の専門人材教育科目50単位へ進みます。
Q. 前期日程の二次試験は何科目ですか?
A. 1教科400点です。数学・理科・外国語の3教科から1教科または2教科を選んで受験し、2教科受験した場合は高得点の1教科が採用されます。2教科の組み合わせは「数学と理科」または「数学と外国語」に限られ、理科と外国語だけの組み合わせは選べません。
Q. 後期日程はありますか? 学力試験は課されますか?
A. 後期日程はあります。募集人員55名、試験日は3月12日です。個別学力検査はなく、面接100点のみが課されます。共通テストは1100点満点で、数学と理科がそれぞれ300点へ引き上げられます。総得点1200点に占める共通テストの割合は91.7%です。
Q. 合格するには何点必要ですか?
A. 2026年度の合格者最低点は、前期が1300点満点で743.20点(得点率57.2%)、後期が1200点満点で743.67点(62.0%)でした。合格者平均は前期806.03点(62.0%)、後期794.92点(66.2%)です。最低点は毎年動くため、目標は平均点に置いてください。
Q. 共通テストで失敗したら足切りされますか?
A. 総合理工学部は前期・後期とも2段階選抜を実施しません。島根大学で2段階選抜が定められているのは医学部医学科の前期日程と人間科学部の後期日程だけです。共通テストの点数が低くても出願自体は可能ですが、前期は共通テストが総得点の69.2%、後期は91.7%を占めるため、実質的な影響は大きい点に注意してください。
Q. キャンパスはどこですか? 医学部と同じ場所ですか?
A. 総合理工学部は松江キャンパス(島根県松江市西川津町1060)です。松江キャンパスには法文学部・教育学部・人間科学部・総合理工学部・材料エネルギー学部・生物資源科学部の6学部が置かれています。医学部だけが出雲キャンパス(島根県出雲市塩冶町89-1)で、別の場所です。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
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