【外国語】英語以外の外国語を試験科目として使用できる14大学!その5つの特徴も紹介します!

始めに:英語以外の外国語を試験科目として使用できる大学

菅澤

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オニ坊

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本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【外国語】英語以外の外国語を試験科目として使用できる14大学!その5つの特徴も紹介します!
というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

英語以外の外国語を試験科目として使用できる大学

菅澤

多くの人が英語の学習を当然と考えがちですが、実際には世界には多様な言語が存在します。それにもかかわらず、教育や試験では英語が中心になっているのが一般的です。

しかし、なぜ英語だけが優遇されるのか、これには疑問を抱く人も多いでしょう。英語が得意でない、または興味がない人にとって、他の言語への挑戦は新たな学びの可能性を開くことができます。

オニ坊

この記事では、「英語以外の言語で受験可能な大学」についてまとめます。ただし、新たに言語を学んで受験に挑むのは容易ではありません。

特に、すでに高校3年生や浪人生の場合、一年で新しい言語をマスターするのは現実的ではないかもしれません。言語学習は時間がかかるものであり、他の教科の勉強にも影響が出ることがあります。

菅澤

この記事の主な対象者は、以下のような方々です:

  • 英語圏以外の国からの帰国子女
  • 学校で第二外国語を学んでいる生徒
  • 語学学習に興味がある方
  • 英語以外の言語に挑戦したいと考えている方
  • 周囲に迎合せず、異なる道を選びたい高校1年生
  • 学習に余裕のある高校1年生
オニ坊

この記事は、英語以外の言語で受験可能な大学についての情報を提供し、言語学習の選択肢を広げます。英語以外の言語を勉強することに関心がある方にとっては、目新しい発見があるかもしれません。

これらの情報を通して、異なる言語の学習が受験にどのように役立つかを理解し、自分に合った言語学習の道を見つける手助けとなれば幸いです。

英語以外の外国語での大学受験の特徴と難易度5選

英語以外の外国語での大学受験の特徴①
受験生の数が非常に少ない

受験生の数が非常に少ない

菅澤

例えば、2022年の共通テストにおける外国語科目の受験者数を見ると、英語(リーディング)は480,793人、英語(リスニング)は479,040人であったのに対し、ドイツ語108人、フランス語102人、中国語599人、韓国語123人と、非英語言語の受験者数の合計でも英語受験者数のごく一部に過ぎません。

これは、英語以外の言語受験者が全体のわずか500分の1程度であることを意味します。

オニ坊

さらに、ドイツ語やフランス語などで受験可能な大学は多数存在しますが、年によってはこれらの言語の受験者がほとんどいないため、試験が行われないことも珍しくありません。

これは、英語以外の言語を選択する受験生が非常に限られていることを示しています。

このような状況は、英語以外の言語を選ぶことが、多くの受験生とは異なる道を歩むことを意味するかもしれません。それは、より限られた競争の中で自分の能力を発揮する機会を見いだすことができるということでもあります。
一方で、非英語言語の学習には特別な取り組みや情熱が必要となる場合もあるため、それ自体が受験戦略の一環となることが予想されます。このように、英語以外の言語での大学受験は、個性的な選択として注目される可能性があります。

英語以外の外国語での大学受験の特徴②
主に、ドイツ語、フランス語、中国語が対応言語

主に、ドイツ語、フランス語、中国語が対応言語

菅澤

多くの大学や学部では、ドイツ語やフランス語を受験言語として選択できます。これらの言語は、英語に次いで一般的な外国語受験の選択肢となっています。

中国語も幅広く受け入れられていますが、ドイツ語やフランス語ほどの普及度はまだありません。

オニ坊

一方で、大阪大学外国語学部や早稲田大学のように、韓国語、スペイン語、ロシア語など、これらの3つの言語以外でも受験可能な大学も存在します。これは、より多様な言語選択肢を学生に提供するための措置と言えます。

菅澤

共通テストでは、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語の4つの言語が受験可能です。これにより、学生は英語以外の言語でも自分の能力を発揮する機会を得ることができます。

英語以外の外国語での大学受験は、ドイツ語やフランス語をはじめとするいくつかの言語で可能ですが、その選択肢は英語ほど広くはありません。しかし、限られた言語であっても、適切な準備と情熱があれば、これらの言語での受験も成功への道を開くことができるでしょう。

英語以外の外国語での大学受験の特徴③
試験問題の傾向が似通っている

試験問題の傾向が似通っている

菅澤

英語の場合、各大学によって試験の形式や内容が大きく異なるため、英作文、文法問題、長文読解など、様々な対策が必要になります。

しかし、ドイツ語、フランス語、中国語など他の外国語では、その言語を受験科目とする大学間で問題のタイプや難易度が比較的似ている傾向があります。これは、受験生の数が英語に比べて少なく、試験のバリエーションが限定されることに起因していると考えられます。

オニ坊

例えば、ある程度のレベルに達している受験生は、特別な対策を施さなくても、大多数の大学の外国語試験に対応できるようになります。これは、学習の計画を立てやすくし、英語以外の言語での受験を選択する魅力的な側面と言えるでしょう。

英語以外の外国語を選択することは、個別の大学ごとに異なる対策を練る必要が少なくなるため、受験準備を簡素化し、時間と労力の節約に繋がるという利点があります。

英語以外の外国語での大学受験の特徴④
試験が筆記のみ

試験が筆記のみ

菅澤

英語以外の外国語を用いた大学受験のもう一つの大きなメリットは、試験が筆記のみであることです。これは英語試験のリスニング対策を必要としないため、受験準備がより単純化されるという利点を持っています。

オニ坊

英語を選択する場合、国公立大学の共通テストではリスニング試験が必須となり、これに対する特別な準備が求められます。

これは多くの受験生にとって追加の学習負担となり、特にリスニングが苦手な受験生にとっては大きな障壁となることがあります。

菅澤

しかし、ドイツ語やフランス語、中国語など英語以外の言語で受験する場合、リスニング試験は含まれていません。これにより、学習者はリスニング対策にかける時間とエネルギーを、他の科目や言語の学習に集中させることができます。

特に、リスニングに自信がない受験生にとっては、英語以外の言語を選択することが、試験準備の負担を減らす効果的な方法となるでしょう。

筆記試験のみという特性は、英語以外の言語を選択する際の大きな魅力の一つであり、多くの受験生にとっての利点となります。これは、受験生の負担を軽減し、英語以外の言語に集中することで試験対策の効率を高めることができることを意味しています。

英語以外の外国語での大学受験の特徴⑤
(人)文学部で受験できる大学が多い

(人)文学部で受験できる大学が多い

菅澤

多くの大学の文学部では、ドイツ語、フランス語など英語以外の外国語を用いた受験が可能です。これは、文学部の学生が専攻するドイツ文学やフランス文学、哲学などの分野で、その言語の知識が必要とされることが理由です。

オニ坊

文学部では、ドイツ語やフランス語などの外国語の能力が必須である場合が多いです。高校時代からこれらの言語を学び、大学受験レベルまでの能力をつけることは、将来的に文学や哲学を深く学ぶための大きなアドバンテージになります。

大学入学後に第二外国語としてこれらの言語を新たに学ぶ場合と比べると、事前に習得している学生は大きな差をつけることができます。

高校1年生など早い段階で文学や哲学を専攻したいと考えている学生は、受験に向けて早めに語学学習を始めることを検討する価値があります。
一方で、理系の学部では英語での受験が主流ですが、外国語対応の学部も存在するため、選択肢として考慮することが推奨されます。これにより、学生は自身の興味や専攻に応じて、最適な言語選択をすることができます。

英語以外の外国語を用いた大学受験の難しさ

菅澤

英語以外の外国語を用いた大学受験は、決して容易な道ではありません。英語と同等の努力が必要で、2年間の集中的な学習を経てようやく競争に挑めるレベルに達するとされています。

オニ坊

共通テストの基準で言えば、ドイツ語ではドイツ語検定2~3級、フランス語ではフランス語検定2級、中国語ではHSK5級、韓国語ではハングル検定準2級程度の能力が必要とされています。

これらのレベルは、一定の言語スキルを持っていることを示しており、それなりの準備が求められます。

菅澤

実際、筆者自身が韓国語を4年間学習した経験があり、センター試験の韓国語過去問で8割程度取れるレベルに達していましたが、フランス語に関しては長文読解などはほぼ不可能な状態でした。これは、言語学習においてある程度の深い理解と実践が必要であることを示しています。

オニ坊

さらに、英語以外の言語を学ぶ際の難しさは、専用の教材が少ないことや、過去問が入手しにくい点にもあります。市販の語学書や単語帳を活用しながら、自らの努力で学習を進めなければならない状況は、孤独で厳しい挑戦となるでしょう。

外国語(英語以外)で受験ができる大学

菅澤

英語以外の外国語で受験可能な主要大学について見ていきましょう。ここでは一般入試に焦点を当て、国公立大学の二次試験と私立大学の独自入試で利用可能な外国語を紹介します。共通テスト利用入試で使用できる言語については、それぞれの大学の入試要項をご確認ください。

オニ坊

以下は2022年度の入試情報に基づくもので、将来的な変更の可能性がありますので注意が必要です。言語は略称で示されており、「独」はドイツ語、「仏」はフランス語、「中」は中国語、「韓」は韓国(朝鮮)語、「西」はスペイン語、「露」はロシア語を指します。

このリストは、英語以外の言語での受験を考える受験生にとって重要なガイドとなるでしょう。それぞれの言語に対する準備と勉強は大変ですが、多様な言語能力を持つことは将来にわたって大きな利点となります。

<国公立大学>外国語(英語以外)で受験ができる大学

<国公立大学>外国語(英語以外)で受験ができる大学

大学名学部名対応言語
東京大学全学部独、仏、中
京都大学総合人間学部、文学部、法学部、経済学部、教育学部、医学部医学科、農学部独、仏、中
大阪大学文学部、人間科学部、独、仏、中
 医学部保健学科、歯学部、基礎工学部独、仏
 外国語学部独、仏、中、韓、西、露
東北大学文学部、教育学部、法学部、医学部独、仏
北海道大学全学部独、仏、中
九州大学共創学部以外全学部独、仏
筑波大学総合選抜型、人文学群、比較文化学群、国際総合学群、教育学群、数学群、物理学群、化学学群、工学システム学群、情報科学学群、情報メディア創成学群独、仏、中
 応用理工学群、社会工学群、看護学群独、仏
神戸大学文学部、国際人間科学部、法学部、医学部保健学科独、仏、中
新潟大学人文学部、経済科学部、歯学部歯学科独、仏
広島大学総合科学部総合科学科、文学部、教育学部、法学部、経済学部、理学部、医学部保健学科、歯学部薬学部、工学部、生物生産学部、情報科学部独、仏、中
熊本大学文学部独、仏、中
<私立大学>外国語(英語以外)で受験ができる大学

<私立大学>外国語(英語以外)で受験ができる大学

慶應義塾大学文学部独、仏、中
早稲田大学商学部、文化構想学部、文学部独、仏、中、韓
 法学部、教育学部独、仏、中
明治大学経営学部、政治経済学部、文学部、法学部、商学部、農学部、理工学部独、仏

最後に:志望大学に合格をするには?

最後に:志望大学に合格をするには?
菅澤

ここまで英語以外の外国語での受験について見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

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と考える受験生のために現在、鬼管理専門塾という塾を運営中。
もし少しでも「志望大学に合格したい」と考える受験生は共に志望大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

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本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

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