【何が違う?】高校偏差値と大学偏差値の違いを解明

始めに:高校偏差値と大学偏差値の違いを解明

始めに:高校偏差値と大学偏差値の違いを解明
菅澤

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代表の菅澤です!

オニ坊

鬼管理専門塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
「【何が違う?】高校偏差値と大学偏差値の違いを解明」というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

そもそも偏差値って?

そもそも偏差値って?
菅澤

偏差値は、模試や入試における学力の指標として頻繁に取り上げられます。一般的に、受験生は自分の立ち位置を知るためにこの数値を参考にしていますが、その意味を正確に把握しているでしょうか。

オニ坊

偏差値は、受験者全体が受けたテストで、個々人の得点が平均点からどの程度離れているかを数値化したものです。具体的には、平均点が基準の50とされ、そこからの上下を示す数値であると説明できます。

菅澤

その計算式は、得点から平均点を引き、その差を標準偏差で割ったものに10を掛けて50を加えることで算出されます。この偏差値が受験においてなぜ重要かというと、単純な得点ではテストの難易度の違いが反映されないためです。難易度が低いテストでは高得点が出やすく、難しいテストでは低得点が出やすいため、実際の学力を適切に評価できません。

この問題を解決するために、偏差値は難易度に関わらず一定の基準で学力を測るために利用されます。結果として、志望校選びや受験勉強の方針を定める際に、この数値を参考にすることは非常に有効な手段であると言えるでしょう。

高校偏差値と大学偏差値の違い

高校偏差値と大学偏差値の違い

高校偏差値と大学偏差値の違いとは?

菅澤

高校と大学の偏差値は、異なる尺度で測られるという事実を理解することが重要です。この点はしばしば誤解を招く可能性があります。

オニ坊

具体的には、高校入試は中学生全員が受験するための試験ですが、大学入試では受験生が選択して受けるため、参加者の基準が異なります。たとえば、特定の大学に興味を持つ受験生のみがその大学の試験を受けることになるため、偏差値が必然的に高校入試時より低くなることが一般的です。

菅澤

加えて、高校の偏差値は中学の成績を基に算出され、大学の偏差値は高校の成績や入試の得点を基に算出されるため、その計算の基礎となる集団が異なります。例えば、ある高校の偏差値が60である場合、それはその高校に応募する中学生たちの成績分布に基づいているのに対し、大学の偏差値は、さらにその高校から出願する生徒たちの成績分布に基づいています。

このように、偏差値はその対象となる集団によって変わるため、高校の偏差値が大学の偏差値よりも一般的に高くなる傾向があります。結局のところ、受験生はそれぞれの偏差値が指し示す意味を理解し、それに応じた受験戦略を練る必要があります。

なぜ高校と大学では偏差値が違うのか

菅澤

偏差値は、ある集団内で個人がどの位置にいるかを示す指標であり、評価される集団の範囲によってその数値は変わります。中学生全員が対象となる高校入試と、自ら進学を志願する生徒が受験する大学入試では、受験生の層が大きく異なります。

オニ坊

例えば、高校入試では、学業にあまり熱心でない生徒から優秀な生徒まで、幅広い層が受験します。このため、偏差値は全体の学力分布に基づき、比較的高く設定されることが一般的です。これに対して、大学入試はより学業に意欲的な高校生の中から選ばれるため、偏差値は高校入試時と比べて低くなる傾向にあります。

菅澤

具体的な状況としては、中高一貫校に進学する生徒が高校入試の受験者から除外されることで、高校の偏差値が実際の学力分布と比較して高めに出るという現象が起こります。また、大学進学希望者の割合が全高校生の約半数となっている現代日本では、大学入試の偏差値は進学希望者という限定された集団の中で計算されるため、必然的に高校入試時より低くなります。

このことから、偏差値は同じ数値でも、評価される集団によってその意味合いが大きく変わることを理解する必要があります。したがって、高校と大学では偏差値の解釈を異なる視点で行うべきで、特に進学を控えた生徒にとっては、その違いを把握し、自己評価や目標設定に正しく活かすことが重要です。

高校偏差値と大学偏差値の違いで気を付けること

高校偏差値と大学偏差値の違いで気を付けること
菅澤

高校と大学の偏差値は一般に異なる数値を示すもので、実際には高校の偏差値から約15を差し引いた数字が大学の偏差値として現実的な指標になると考えられます。つまり、高校の偏差値をもって大学のレベルを単純に推測することは適切ではありません。

オニ坊

その理由を探ると、受験する学生の基盤となる学力の底上げが高校と大学では異なるからです。高校では多様な学力を持つ中学生全員が受験対象となりますが、大学はその中でも特に学業に対する意欲が高い層、すなわち学力が高いと自己評価する層が受験を行います。このため、高校の偏差値が示すレベルと大学入試における競争のレベルは乖離しているのです。

菅澤

たとえば、偏差値65の高校から偏差値65の大学に進学すると思いがちですが、実際にはそうした高校の卒業生の多くが偏差値50程度の大学に進学しているのが現状です。これは地方のトップ校であっても、国公立の難関大学への進学は限られており、大学進学時には全国規模での競争が待っていることを示しています。

オニ坊

ただし、こうした統計はあくまで一般的な傾向であり、例外は当然存在します。高校に入学してからも勉強を続け、大学入試で高い偏差値の大学に進学する生徒もいれば、高校入試で期待に応えられなかった生徒が大学入試で見事に逆転合格を果たすケースも少なくありません。

したがって、偏差値というのはあくまで一つの目安に過ぎず、それに囚われすぎることなく、個々の学習意欲や努力によって大きく変わるものだという認識を持つことが重要です。高校の偏差値がそのまま大学での成功を保証するものではなく、個人の努力次第で大きく飛躍できる可能性を秘めていることを理解し、自己成長のために努力を続けるべきでしょう。

最後に:志望大学に合格をするには?

最後に:志望大学に合格をするには?
菅澤

ここまで高校偏差値と大学偏差値の違いについて見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな志望大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理専門塾という塾を運営中。
もし少しでも「志望大学に合格したい」と考える受験生は共に志望大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
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本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Writer-kitamura