
滋賀県立大学は環境科学部・工学部・人間文化学部・人間看護学部の4学部で、学部の中に学科がたくさんあると聞きました。どこから確認すればいいですか。

まず志望学部の中の学科まで一つ固定しよう。滋賀県立大学は同じ学部でも学科によって配点も個別試験の内容も違う。学部名だけで対策すると的外れになる。
滋賀県立大学は滋賀県が設置する公立大学で、彦根キャンパス(滋賀県彦根市八坂町)に環境科学部、工学部、人間文化学部、人間看護学部の4学部・15学科を展開しています。理系・文系・看護系が同一キャンパスに揃うのが特徴です。
大学公式の学部・大学院ページによると、環境科学部は環境生態学科・環境社会システム学科・環境建築デザイン学科・生物資源管理学科の4学科、工学部は材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科の3学科、人間文化学部は地域文化学科・生活デザイン学科・生活栄養学科・人間関係学科・国際コミュニケーション学科の5学科、人間看護学部は人間看護学科の1学科で構成されます。
大学公式の特別選抜ページで選抜区分を確認すると、滋賀県立大学が実施する選抜区分は一般選抜(前期日程・後期日程)、学校推薦型選抜(A・B・C・D)、帰国生徒特別選抜、私費外国人留学生特別選抜です。総合型選抜という区分は実施していません。
この記事は大学公式の「令和9(2027)年度入学者選抜の実施教科・科目等について(予告)」というPDFを直接開いて確認した数値だけを使っています。このPDFは令和8年3月31日付で公表されたもので、2026年8月12日執筆時点で公表されている最新の情報です。
重要な注意点があります。このPDFはあくまで「予告」であり、PDF自体に「予告の内容は現時点での予定であり、今後変更となる場合がある。詳細は令和8年7月に公表する入学者選抜要項で確認すること」と明記されています。令和9年度の一般選抜の正式な学生募集要項は、2026年8月12日時点でまだ公表されておらず、大学公式は11月上旬の公表を予告しています。
偏差値や倍率だけで学部・学科を選ぶのではなく、大学入学共通テストと個別学力検査等の配点比率、個別試験の内容(小論文・面接・実技等)、募集人員を学科ごとに先に照合し、本人の得意科目・対策できる期間と一致するかを確認します。
合格を保証する記事ではありません。本人の共通テスト模試の教科別得点、過去の小論文・面接練習の記録を一枚にまとめ、公式資料の条件と照合するための実行手順として使ってください。
「令和9年度・滋賀県立大学・学部学科・前期or後期or学校推薦型選抜のどれか・配点合計・個別試験の内容」と書きます。学部名だけを先に決めず、学科ごとの配点表で総合計点の構成を先に確認します。
目次
滋賀県立大学とは|4学部15学科・彦根キャンパスの構成
滋賀県立大学は「環境科学部、工学部、人間文化学部、人間看護学部という理系・文系にまたがったユニークな学部編成」を特徴とする公立大学です。全学部が滋賀県彦根市八坂町の彦根キャンパス1か所に集まっており、複数キャンパスに分かれる大学と異なり通学先で迷う必要はありません。
環境科学部は環境生態学科・環境社会システム学科・環境建築デザイン学科・生物資源管理学科の4学科です。環境問題を生態学・社会システム・建築デザイン・生物資源管理という異なる切り口から学ぶ学部で、理系色の強い学科と、文理融合的な学科が混在します。
工学部は材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科の3学科です。ものづくりを支える材料・機械・電子の各分野を専門的に学びます。3学科とも個別学力検査等で数学を課す点が共通していますが、後述するように材料化学科だけ面接も課される違いがあります。
人間文化学部は地域文化学科・生活デザイン学科・生活栄養学科・人間関係学科・国際コミュニケーション学科の5学科です。地域文化・生活デザイン・栄養学・心理社会・国際コミュニケーションと、学科ごとに専門領域がまったく異なるため、学部名だけで志望を固定すると対策の方向を誤ります。
人間看護学部は人間看護学科の1学科です。他の3学部と異なり学科は一つですが、個別学力検査等が面接(グループ討論)中心という独自の選抜方法を取っています。
15学科という数の多さから、「滋賀県立大学を志望している」という状態のままでは対策が始まりません。まず学部を選び、次に学科を一つに絞り、その学科の令和9年度配点表を確認するところから始めます。
公立大学だから難易度が手頃という印象だけで学科を決めず、興味のある授業内容・卒業後に取り組みたい分野を書き出し、各学科の教育内容と突き合わせて志望学科を固定します。
📚 用語解説
アドミッション・ポリシー:大学・学部・学科が「どのような学生を求めるか」を示す入学者受入れの方針です。滋賀県立大学は学部・学科ごとに求める知識・技能や思考力を掲げており、志望学科のポリシーは公式サイトの学部・学科ページで確認できます。

同じ滋賀県立大学でも15学科もあって、しかも学部の中でも学科によって全然違うのですね。

そうだ。学部名だけで安心せず、学科ごとの配点表と教育内容を照合しよう。
令和9年度入試日程|一般選抜(前期・後期)と学校推薦型選抜A〜D
大学公式の予告PDFによると、学校推薦型選抜・帰国生徒特別選抜の出願期間は学科によって2つに分かれます。環境建築デザイン学科、人間文化学部(地域文化学科・生活デザイン学科・人間関係学科・国際コミュニケーション学科)、人間看護学部人間看護学科は令和8年11月2日から11月9日まで、選抜期日は令和8年11月21日です。
一方、環境生態学科・環境社会システム学科・生物資源管理学科、工学部3学科(材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科)、生活栄養学科は令和8年12月14日から12月21日までの出願で、選抜期日は令和9年1月30日と1か月以上遅くなります。
私費外国人留学生特別選抜(人間看護学科を除く全学科)の出願期間は令和8年11月2日から11月9日までです。
一般選抜は前期日程・後期日程とも全学科共通で、出願期間は令和9年1月25日から2月3日までです。前期日程の選抜期日は令和9年2月25日・26日、後期日程の選抜期日は令和9年3月12日・13日です。
一般選抜の合格発表日・入学手続期間などの詳細スケジュールは、2026年8月12日時点でまだ公表されていない正式な「令和9年度学生募集要項(一般選抜)」(11月上旬公表予定)で確認する必要があります。この記事の日程は出願期間・選抜期日という予告PDFに明記された範囲にとどめています。
志望学科によって学校推薦型選抜の出願時期が11月と12月のどちらになるかが変わる点は見落としやすいポイントです。学校推薦型選抜を検討する場合は、志望学科がどちらの出願グループに属するかを最初に確認します。
一般選抜は前期日程で不合格でも後期日程に再挑戦できますが、学校推薦型選抜は原則として専願に近い性質を持つ入試です。学校推薦型選抜と一般選抜のどちらを軸にするかは、評定平均や学校長推薦の可否と合わせて早めに決めます。
📚 用語解説
分離分割方式:国公立大学の一般選抜で、同じ大学・学科でも前期日程と後期日程に分けて別々に合格者を決定する募集方法です。滋賀県立大学は全学科で前期・後期の両方が実施されます。

学校推薦型選抜の出願時期が学科によって11月と12月に分かれるのですね。

そうだ。志望学科がどちらのグループか、募集人員表と合わせて先に確認しよう。
環境科学部の配点|環境生態・環境社会システム・環境建築デザイン・生物資源管理
環境科学部の入学定員は、環境生態学科30名(前期11名・後期10名)、環境社会システム学科40名(前期16名・後期12名)、環境建築デザイン学科50名(前期25名・後期15名)、生物資源管理学科60名(前期30名・後期18名)です。残りの定員は学校推薦型選抜等に配分されます。
環境生態学科の一般選抜は、前期日程が配点合計1,200点、後期日程が配点合計1,000点です。個別学力検査等はいずれも小論文(試験時間60分)で、大学入学共通テストは6教科7科目を課します。
環境社会システム学科の一般選抜は、前期日程が配点合計850点、後期日程が配点合計1,050点です。個別学力検査等は、前期は「数学」または「英語」のいずれか1教科を選択解答(2教科とも解答した場合は高得点の教科を採用)、後期は「小論文」に加えて令和9年度から「数学」も選択できるよう科目が変更されました(2試験科目とも解答可能で、その場合は得点の高い教科を採用)。
環境社会システム学科は「出題時に英語または数学のいずれか1教科を選択して解答することとしますが、2教科とも選択・解答することができ、その場合は得点の高い教科を採用します」という注記(注9)があります。ただし2教科選択者がいずれか1教科でも欠席した場合は入学者選抜から除かれるため、2教科受験を選ぶ場合は当日の出欠管理に注意が必要です。
環境建築デザイン学科の一般選抜は、前期日程が配点合計1,100点(個別学力検査等は数学)、後期日程が配点合計900点(個別学力検査等は造形実技〈基礎造形・デッサンなど、試験時間120分〉)です。前期と後期で個別試験の内容がまったく異なる点に注意します。
生物資源管理学科の一般選抜は、前期日程が配点合計1,500点、後期日程が配点合計1,100点です。個別学力検査等はいずれも面接(グループ、試験時間30分程度)で、当日発表されるテーマ(環境および生物資源に関連した内容)についてグループ討論の形式で行われ、学問分野への理解・思考力・判断力・協働性を総合的に評価します。
4学科を比べると、環境生態学科・環境社会システム学科は学力試験(小論文または数学)中心、環境建築デザイン学科は前期が学力試験・後期が実技、生物資源管理学科は面接(グループ討論)中心と、同じ環境科学部でも個別試験の性格が大きく異なります。
志望学科を固定したら、その学科の個別試験が「学力試験型」「実技型」「面接型」のどれに当たるかを最初に確認し、対策の中心を学力演習にするか、実技練習や討論練習にするかを早期に決めます。
| 学科 | 入学定員(前期/後期) | 前期配点合計 | 後期配点合計 | 個別学力検査等 |
|---|---|---|---|---|
| 環境生態学科 | 30名(11/10) | 1,200点 | 1,000点 | 小論文 |
| 環境社会システム学科 | 40名(16/12) | 850点 | 1,050点 | 数学または英語/小論文(数学選択可) |
| 環境建築デザイン学科 | 50名(25/15) | 1,100点 | 900点 | 数学(前期)/造形実技(後期) |
| 生物資源管理学科 | 60名(30/18) | 1,500点 | 1,100点 | 面接(グループ) |
📚 用語解説
個別学力検査等:大学入学共通テストとは別に、各大学・学科が独自に実施する試験です。滋賀県立大学環境科学部では学科によって小論文・数学・造形実技・面接(グループ)と内容が異なります。

同じ環境科学部でも、学力試験中心の学科と面接中心の学科があるのですね。

そうだ。総合計点の大小より、個別試験が学力型か実技型か面接型かを見て対策の中心を決めよう。
工学部の配点|材料化学科は面接も課され得点率40%未満で不合格の場合あり
工学部の入学定員は、材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科いずれも50名(前期25名・後期15名)です。材料化学科は令和9年度に募集人員が変更され、前期20名→25名、後期20名→15名になりました(令和8年度入学者選抜からの変更)。
材料化学科の一般選抜は、前期日程が配点合計1,250点、後期日程が配点合計1,400点です。個別学力検査等は「数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、試験時間100分)」に加えて「面接(グループ、試験時間30分程度)」も課されます。面接では、当日発表されるテーマ(化学に関連した内容)について解答の記述を含んだグループ討論を行い、化学および関連する学問分野への関心・理解・思考力・表現力・協働力を評価します。
材料化学科には他学科にはない特記事項(注8)があります。「工学部材料化学科における面接の得点率が40%未満の者は、大学入学共通テストの成績および個別学力検査等(数学)の成績にかかわらず、不合格とすることがあります」という規定です。共通テストと数学の得点だけに頼らず、面接対策も一定水準まで仕上げる必要があります。
機械システム工学科の一般選抜は、前期日程が配点合計1,000点、後期日程が配点合計1,100点です。個別学力検査等は数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、試験時間100分)のみで、材料化学科と異なり面接はありません。
電子システム工学科の一般選抜は、前期日程が配点合計1,300点、後期日程が配点合計1,300点です。個別学力検査等は数学(数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、試験時間100分)のみです。令和9年度から前期日程の個別学力検査等の科目が「数学」「物理」の2科目から「数学」のみに変更され、大学入学共通テストの配点も見直されています(令和8年度入学者選抜からの変更)。
工学部3学科はいずれも大学入学共通テストで6教科8科目(国語・地歴公民・数学・理科・外国語・情報)を課す点は共通していますが、個別学力検査等が「数学のみ」か「数学+面接」かで対策の範囲が変わります。材料化学科を志望する場合は、数学の演習に加えて、化学に関するテーマでのグループ討論練習も計画に組み込みます。
3学科とも数学Ⅲまで含む個別試験を課すため、理系科目の中でも数学の配点比重が大きい学部です。志望学科を決めたら、まず数学Ⅲ・数学Cまでの学習進度を確認し、個別試験の過去問演習に着手できる時期を逆算します。
| 学科 | 入学定員(前期/後期) | 前期配点合計 | 後期配点合計 | 個別学力検査等 |
|---|---|---|---|---|
| 材料化学科 | 50名(25/15) | 1,250点 | 1,400点 | 数学+面接(グループ) |
| 機械システム工学科 | 50名(25/15) | 1,000点 | 1,100点 | 数学のみ |
| 電子システム工学科 | 50名(25/15) | 1,300点 | 1,300点 | 数学のみ |
📚 用語解説
面接得点率40%未満の取り扱い:工学部材料化学科の一般選抜に設けられた規定です。面接の得点率が40%未満の場合、大学入学共通テストや個別学力検査等(数学)の成績にかかわらず不合格とすることがあると公式資料に明記されています。

材料化学科だけ面接があって、しかも得点率40%未満だと他の成績に関係なく不合格になり得るのですね。

そうだ。材料化学科志望者は数学の演習だけでなく、面接(グループ討論)の練習も対策計画に必ず組み込もう。
人間文化学部の配点|地域文化・生活デザイン・生活栄養・人間関係・国際コミュニケーション
人間文化学部の入学定員は、地域文化学科60名(前期30名・後期18名)、生活デザイン学科30名(前期12名・後期8名)、生活栄養学科30名(前期15名・後期9名)、人間関係学科30名(前期15名・後期9名)、国際コミュニケーション学科50名(前期25名・後期15名)です。
地域文化学科の一般選抜は、前期日程が配点合計900点、後期日程が配点合計600点です。前期の個別学力検査等は数学・理科・情報から1教科を選択、後期は小論文です。
生活デザイン学科の一般選抜は、前期日程が配点合計900点、後期日程が配点合計700点です。前期の個別学力検査等は数学、後期はデッサン(試験時間180分、形の表現力・観察力・創作力・理解力を鉛筆描写によって総合的にみる)です。デッサンを課す学科は人間文化学部の中でも生活デザイン学科のみです。
生活栄養学科の一般選抜は、前期日程が配点合計670点、後期日程が配点合計870点です。後期の個別学力検査等は面接(グループ)で、令和9年度から前期・後期とも個別学力検査等の科目と配点が変更されています(前期は「化学基礎・化学」「英語」の2科目から「英語」1科目へ、後期は「化学基礎・化学」から「面接〈グループ〉」へ変更、令和8年度入学者選抜からの変更)。
人間関係学科の一般選抜は、前期日程が配点合計900点、後期日程が配点合計500点です。後期の個別学力検査等は小論文(試験時間120分)です。
国際コミュニケーション学科の一般選抜は、前期日程が配点合計950点、後期日程が配点合計650点です。前期は令和9年度から大学入学共通テストの利用科目が5教科5科目から4教科4科目に変更されました(令和8年度入学者選抜からの変更)。後期の個別学力検査等は小論文です。
人間文化学部は学科によって個別試験が「学力試験(数学・理科・情報)」「実技(デッサン)」「面接(グループ)」「小論文」とばらばらです。学部単位ではなく学科単位で、自分が対策しやすい試験形式かどうかを最初に確認します。
| 学科 | 入学定員(前期/後期) | 前期配点合計 | 後期配点合計 | 個別学力検査等 |
|---|---|---|---|---|
| 地域文化学科 | 60名(30/18) | 900点 | 600点 | 数・理・情から1教科(前期)/小論文(後期) |
| 生活デザイン学科 | 30名(12/8) | 900点 | 700点 | 数学(前期)/デッサン(後期) |
| 生活栄養学科 | 30名(15/9) | 670点 | 870点 | 英語(前期)/面接グループ(後期) |
| 人間関係学科 | 30名(15/9) | 900点 | 500点 | 小論文(後期) |
| 国際コミュニケーション学科 | 50名(25/15) | 950点 | 650点 | 小論文(後期) |
📚 用語解説
令和9年度の科目変更:滋賀県立大学は令和9年度入試で、生活栄養学科・国際コミュニケーション学科・電子システム工学科などの個別学力検査等の科目や大学入学共通テストの配点を、令和8年度入試から変更しています。同じ学科でも前年の情報のまま対策を進めると科目を誤る可能性があります。

同じ人間文化学部でも、デッサンの学科と面接グループの学科と小論文の学科があるのですね。

そうだ。学部でくくらず学科ごとに個別試験の形式を確認し、令和9年度の変更点も併せてチェックしよう。
人間看護学部人間看護学科の選抜|前期・後期とも面接(グループ)を重視
人間看護学部人間看護学科の入学定員は70名(前期30名・後期5名)です。人間看護学科は令和9年度に一般選抜後期の募集人員が10名から5名に変更されました。これは学校推薦型選抜D(後期)の募集人員が10名から15名に増員されたことと連動する変更です(令和8年度入学者選抜からの変更)。
一般選抜の配点合計は、前期日程・後期日程とも650点で同水準です。大学入学共通テストは6教科6科目(国語・地歴公民・数学・理科・外国語・情報)を課し、個別学力検査等は面接(グループ、試験時間30分程度)です。
面接は、当日発表されるテーマについてグループ討論の形式で行われます。理科は「物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎」「物理」「化学」「生物」から1科目を選択しますが、基礎を付した科目を選択解答する場合は、物理基礎・化学基礎・生物基礎の3つの出題範囲から2つを選択解答する必要があり、地学基礎は選択の対象外です。
人間看護学科は他の3学部のような小論文・数学・実技の個別試験がなく、前期・後期とも面接(グループ討論)のみです。学力試験の得点力に加えて、看護という専門分野への関心・思考力・判断力・協働性を口頭で表現する力が問われます。
看護系学部は、看護実践力や生命への尊厳といった適性が重視される傾向があります。人間看護学科を志望する場合、共通テスト対策と並行して、看護・医療に関するニュースや倫理的な問いについて自分の考えを言語化する練習を早期から始めます。
一般選抜の募集人員が後期5名と少数である一方、学校推薦型選抜D(後述)の募集人員が15名と手厚い点も人間看護学科の特徴です。一般選抜だけでなく学校推薦型選抜も含めて、自分の評定平均や高校の推薦枠と照らして選抜区分を検討します。
📚 用語解説
面接(グループ):受験生複数名を同じ場に集め、与えられたテーマについて討論させる形式の面接です。人間看護学科・生物資源管理学科・生活栄養学科(後期)などで採用されており、個別面接とは準備の仕方が異なります。

人間看護学科は前期も後期も面接だけなのですね。学力試験がない分、対策の仕方が違いそうです。

そうだ。共通テストの得点力は前提として、面接では看護への関心と、他の受験生の意見を聞きながら自分の考えを述べる力を鍛えよう。
学校推薦型選抜A〜D|対象学科と募集人員の違い
- 推薦B: 工学部3学科のみ・若干名
学校推薦型選抜Aは、環境科学部4学科(環境生態6名・環境社会システム8名・環境建築デザイン10名・生物資源管理12名)、工学部3学科(材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科は各一般枠5名+女子枠5名)、人間文化学部5学科(地域文化12名・生活デザイン6名・生活栄養6名・人間関係6名・国際コミュニケーション10名)、人間看護学科20名と、ほぼ全学科に設置される主要な学校推薦型選抜です。
工学部3学科(材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科)の推薦Aは、令和9年度から「女子枠の設置による募集人員の変更」が行われ、従来推薦A10名だった枠が「一般枠5名+女子枠5名」に再編されました(3学科共通、令和8年度入学者選抜からの変更)。
学校推薦型選抜Bは、工学部の材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科のみに設置されており、募集人員はいずれも若干名です。環境科学部・人間文化学部・人間看護学部には推薦Bの枠はありません。
学校推薦型選抜Cは、環境生態学科3名・環境社会システム学科4名など一部学科に設置され、環境建築デザイン学科・工学部3学科・人間文化学部の一部学科は若干名募集です。推薦Aと重複して設置される学科もありますが、募集人員・出願期日は別区分として扱われます。
学校推薦型選抜Dは人間看護学部人間看護学科のみに設置される区分で、募集人員は15名です。令和9年度に10名から15名へ増員されており(令和8年度入学者選抜からの変更)、一般選抜後期(5名)より大きな枠になっています。
推薦A〜Dは名称が似ていますが、対象学科・募集人員・出願期日(11月または12月〜1月)がそれぞれ異なります。志望学科にどの推薦区分があるか、まず募集人員一覧で確認してから、出願資格(学校長推薦・評定平均等)を照合します。
学校推薦型選抜は原則として、合格したら入学することを前提とする専願に近い性質の入試です。一般選抜・他大学との併願可否は、令和9年度の正式な学生募集要項(特別選抜)で必ず確認してください。
| 区分 | 主な対象学科 | 募集人員の目安 |
|---|---|---|
| 学校推薦型選抜A | ほぼ全学科 | 環境科学部6〜12名、工学部各5+5名、人間文化学部6〜12名、人間看護20名 |
| 学校推薦型選抜B | 工学部3学科のみ | 若干名 |
| 学校推薦型選抜C | 環境科学部の一部・人間文化学部の一部等 | 3〜4名または若干名 |
| 学校推薦型選抜D | 人間看護学科のみ | 15名 |
📚 用語解説
女子枠:工学部材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科の学校推薦型選抜Aに、令和9年度から新設された募集枠です。従来の推薦A10名が「一般枠5名+女子枠5名」に再編されました。

推薦A・B・C・Dで対象学科も人数もこんなに違うのですね。名前だけで混同しそうです。

そうだ。志望学科にどの区分があるか、募集人員一覧で最初に確認してから出願資格を照合しよう。
令和9年度の変更点|募集人員・科目・配点の変更をまとめて確認
大学公式の予告PDFには「令和9年度(2027年度)入学者選抜の変更内容(令和8年度入学者選抜からの変更)」という一覧表が掲載されています。志望学科がこの一覧に含まれていないか、必ず確認します。
募集人員の変更では、材料化学科が一般選抜前期20名→25名・後期20名→15名に、人間看護学科が学校推薦型選抜D(後期)10名→15名・一般選抜後期10名→5名に、それぞれ変更されました。工学部3学科の学校推薦型選抜Aは女子枠の設置により、従来の推薦A10名が一般枠5名+女子枠5名に再編されています。
科目・配点の変更では、環境社会システム学科(後期)の個別学力検査等が「小論文」のみから「小論文」「数学」から1教科選択(2科目とも解答可、高得点採用)に、材料化学科(前期・後期・推薦・帰国生徒)の大学入学共通テスト配点や個別学力検査等の配点が変更されています。
電子システム工学科(前期)は個別学力検査等の科目が「数学」「物理」の2科目から「数学」のみに変更され、大学入学共通テストの配点も見直されました。生活栄養学科は前期の個別学力検査等が「化学基礎・化学」「英語」から「英語」のみに、後期が「化学基礎・化学」から「面接(グループ)」に変更されています。
国際コミュニケーション学科(前期)は大学入学共通テストの利用科目・配点が5教科5科目から4教科4科目に変更されました。科目数が減ることで、対策すべき教科の範囲そのものが変わる点に注意します。
これらの変更点はすべて「令和8年度入学者選抜との比較」であり、令和9年度が最終確定というわけではありません。予告PDF自体が「今後変更となる場合がある」と明記しているため、令和8年7月公表予定の正式な入学者選抜要項、さらに11月上旬公表予定の一般選抜募集要項で、最終的な数値を必ず再確認します。
兄や姉、先輩から「去年はこうだった」という情報を得ても、令和9年度は科目・配点・募集人員が変更されている学科が複数あります。志望学科の最新情報を、必ず自分の目で公式資料から確認する習慣をつけます。
📚 用語解説
予告(実施教科・科目等について):正式な入学者選抜要項の公表に先立ち、大学が実施教科・科目・配点・募集人員の見込みを早期に周知する資料です。滋賀県立大学は令和8年3月31日に予告PDFを公表しましたが、内容は確定ではなく変更の可能性があります。

去年までの情報のまま対策していたら、募集人員や科目を間違えるところでした。

そうだ。令和9年度は変更点が複数ある。志望学科が変更内容の一覧に載っていないか、必ず自分で確認しよう。
鬼管理専門塾の特徴|15学科の配点差を1日単位で管理する
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
滋賀県立大学対策では、志望学科の共通テスト配点比率・個別学力検査等(小論文・数学・実技・面接)の内容から、英語長文1題25分、小論文1本60分、面接想定問答10問など一日の終了条件を数値化します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
環境科学部の面接(グループ)重視の学科、工学部材料化学科の面接得点率40%規定、人間文化学部のデッサン・面接・小論文の違いなど、生徒の志望学科に合わせた個別行動プランを作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の共通テスト対策の答案と、小論文・面接・実技の練習記録を確認し、毎週の確認テストで、解説を見ずに志望学科の個別試験形式へ対応できるかを徹底管理します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の専属講師陣が、講師満足度アンケート1,524件の確認基盤も踏まえ、令和9年度公式配点表と学科ごとの選抜方法の違いを照合しながら、学部・学科・日程を混同しない計画へ伴走します。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験・総合型選抜・推薦・英語資格・高校受験を含む4専門コース群から、滋賀県立大学の共通テスト対策、小論文、面接、実技に必要な支援を組み合わせます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
学科ごとの配点差や令和9年度の変更点で迷う点はLINE質問で整理し、無料説明会・資料請求では担当範囲、費用、確認頻度、未達時の修正方法を事前に確かめます。
一日単位の指示は「滋賀県立大学の勉強を頑張る」ではありません。19時から小論文1本を60分で書き、根拠箇所に線を引き、翌朝に別資料で再現できるかを10分で確認するところまで決めます。
個別行動プランでは、一般選抜(前期・後期)・学校推薦型選抜(A〜D)のうち志望学科で利用できる区分を先に置きます。そのうえで各区分の配点、書類、試験日、募集人員を色分けします。
毎日の確認は勉強時間の自己申告だけにしません。共通テスト演習の得点推移、小論文・実技の答案、面接練習の録画を証拠として使います。
毎週の確認テストで未達があれば、努力不足と決め付けません。教材の難度、問題量、開始時刻、学校行事、志望学科の個別試験対策の進捗、睡眠を確認し、翌週に完了できる条件へ修正します。
採用率0.6%や講師満足度アンケート1,524件は、滋賀県立大学合格を保証する数字ではありません。担当者が公式資料のどこを確認し、どの答案で進捗を判定するかを無料説明会で質問します。
環境科学部の面接、工学部材料化学科の面接得点率規定、人間文化学部の実技・小論文、それぞれ評価の視点が異なるため、同じ指導を一律に当てはめず学科ごとに対策を分けます。
LINE質問では「配点が分からない」だけでなく、学部学科、志望する日程・区分、公式資料の該当箇所、自分の模試得点、分からない一点を添えます。回答後に正本へ戻れる質問にします。
無料説明会・資料請求の前に、直近の共通テスト模試結果、志望学科の配点表、小論文・実技の答案、学校予定、一週間の生活表を用意します。相談時間を一般論ではなく、自分の未達と支援範囲の確認へ使えます。
鬼管理の具体的な管理方法は鬼管理専門塾の指導方法、過去の支援例は合格実績で確認できます。掲載事例は滋賀県立大学合格を保証するものではありません。
最終目標は講師がいないと学べない状態ではありません。本人が公式資料を読み、今日の答案を作り、誤答を直し、必要な質問をし、翌日の予定を修正できる状態を目指します。
滋賀県立大学の学科別配点、材料化学科の面接ルール、令和9年度の変更点を一日単位の計画へ整理したい方は、LINE質問・無料説明会・資料請求で支援範囲をご確認ください。
📚 用語解説
個別行動プラン:志望学部・学科、選抜区分、現在の答案、実技、生活時間に合わせ、いつ何をどこまで終えるかを本人ごとに定めた実行計画です。

配点表、答案、実技の準備状況を証拠にして、毎日と毎週の再現を確認するのですね。

そうだ。ただし合格保証ではない。費用、担当範囲、確認頻度、未達時の修正方法まで説明会で確かめよう。
よくある質問
最後に、滋賀県立大学の入試で混同しやすい事項をまとめます。回答は2026年8月12日時点の大学公式資料(令和9年度入学者選抜の実施教科・科目等について〈予告〉)を基準にしています。
募集人員・配点・日程は予告からの変更、および正式な入学者選抜要項の公表によって変わる場合があります。実際の出願では、必ず最新の学生募集要項と受験票を最終正本にしてください。
Q. 滋賀県立大学には何学部何学科ありますか?
A. 環境科学部(環境生態学科・環境社会システム学科・環境建築デザイン学科・生物資源管理学科)、工学部(材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科)、人間文化学部(地域文化学科・生活デザイン学科・生活栄養学科・人間関係学科・国際コミュニケーション学科)、人間看護学部(人間看護学科)の4学部15学科です。
Q. 滋賀県立大学に総合型選抜はありますか?
A. ありません。大学公式の特別選抜ページで確認したところ、実施している選抜区分は一般選抜(前期日程・後期日程)、学校推薦型選抜(A・B・C・D)、帰国生徒特別選抜、私費外国人留学生特別選抜のみです。
Q. 工学部材料化学科の面接には注意点がありますか?
A. あります。材料化学科の一般選抜では、面接の得点率が40%未満の場合、大学入学共通テストや個別学力検査等(数学)の成績にかかわらず不合格とすることがあると公式資料に明記されています。
Q. 前期日程と後期日程で個別試験の内容は同じですか?
A. 学科によって異なります。環境建築デザイン学科は前期が数学、後期が造形実技です。生活デザイン学科は前期が数学、後期がデッサンです。学科ごとの配点表で前期・後期それぞれの内容を確認する必要があります。
Q. 学校推薦型選抜A〜Dの違いは何ですか?
A. 推薦Aはほぼ全学科に設置される主要区分、推薦Bは工学部3学科のみ、推薦Cは一部学科、推薦Dは人間看護学科専用(15名)です。区分ごとに対象学科・募集人員・出願期日が異なります。
Q. 令和9年度で募集人員が変わった学科はありますか?
A. あります。材料化学科は一般選抜前期20名→25名・後期20名→15名、人間看護学科は学校推薦型選抜D(後期)10名→15名・一般選抜後期10名→5名に、それぞれ令和8年度から変更されています。
Q. 女子枠とは何ですか?
A. 工学部材料化学科・機械システム工学科・電子システム工学科の学校推薦型選抜Aに令和9年度から新設された枠です。従来の推薦A10名が一般枠5名・女子枠5名に再編されました。
Q. 令和9年度の一般選抜募集要項はもう公表されていますか?
A. 2026年8月12日時点では公表されていません。大学公式は11月上旬の公表を予告しています。本記事の配点は令和8年3月31日公表の予告PDFに基づく数値で、今後変更となる可能性があります。
Q. 人間看護学科の個別試験は何ですか?
A. 前期・後期とも面接(グループ討論、試験時間30分程度)です。小論文や数学などの学力試験は課されません。
Q. 滋賀県立大学専門の塾へ通えば合格できますか?
A. 合格は保証されません。配点表、小論文・面接・実技の練習記録を日別課題と再現テストへ変えられるかで比較してください。
最初の一週間は、志望学部・学科の令和9年度配点表を保存し、共通テスト教科・科目、個別学力検査等の内容・配点、募集人員、出願時期を一枚へ転記します。
次に過去の小論文・面接想定質問やデッサン課題を一回分解き、記述・口頭表現・実技の課題を洗い出します。工学部材料化学科志望者は面接(グループ討論)の練習も並行して進めます。
出願前は本人と家庭で、出願書類の準備、出願期間の締切、試験会場、合格後の入学手続を照合します。この記事ではなく、令和9年度の正式な入学者選抜要項・学生募集要項と受験票を最終正本にしてください。
試験後も自己採点だけで終えず、小論文・面接・実技の手応えを当日中に記録し、後期日程を受験する場合は前期の反省を翌日に振り返ります。
滋賀県立大学の学科別配点、材料化学科の面接ルール、令和9年度の変更点を毎日の計画へ変えたい方は、LINE質問・無料説明会・資料請求をご利用ください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映




