
日本工業大学の総合型選抜を調べると、基礎学力型、課題実践型、体験講義型、活動アピール型という4つの方式が出てきます。名前だけでは、自分がどれに向いているのか、学力試験があるのかないのかも判断できません。











日本工業大学は「実工学教育」を掲げる大学で、この4方式は学力・課題制作・講義理解・活動実績という別々の力を見る設計になっている。この記事では2027年度公式要項を基準に、対象学科、募集人員、出願資格、選考内容、評価基準、日程を方式ごとに整理する。最後に、4方式のうちどれを選ぶか、どう準備を進めるかも示すよ。
日本工業大学の総合型選抜対策で最初にすべきことは、志望理由書を書き始めることではありません。まず、基幹工学部・先進工学部・建築学部のどの学科・コースを志望し、4方式のうちどれが自分の強み(学力、制作物、講義理解力、活動実績)に合うかを確認します。4方式はすべて併願可能で、募集人員は学科・コースごとに4方式の合計として示されます。
この記事は、日本工業大学の受験生サイト入試情報一覧で公開されている2027年度募集要項を一次情報として、受験生が判断しやすい順序へ再構成しています。出願資格・書類・日程は方式ごとに独立しているため、他方式の内容を混同しないよう、志望する1〜2方式に絞って公式要項の原文を必ず確認してください。
この記事の学科別募集人員は「基礎学力型・課題実践型・体験講義型・活動アピール型の4方式合計」です。方式ごとの内訳は公表されていません。評定(学習成績の状況)を条件とする記載は4方式のどの要項にもなく、この記事でも評定条件があるとは書きません。書類・日程・課題内容は方式のPDF原文で必ず確認し、不明点は入試課(0120-250-267)へ問い合わせてください。
目次
日本工業大学の総合型選抜は4方式【結論】
結論から言うと、日本工業大学の総合型選抜という一つの試験はありません。2027年度は「基礎学力型」「課題実践型」「体験講義型」「活動アピール型」の4方式があり、評価する力の中心が異なります。基礎学力型は数学・英語の筆記試験、課題実践型は学科別の課題とプレゼンテーション、体験講義型は講義後のワークシートまたは実技、活動アピール型は高校生活や部活動などの活動実績が評価の入口です。
| 方式 | 評価の入口 | 選考内容 |
|---|---|---|
| 基礎学力型 | 数学・英語の学力 | 筆記試験90分+調査書等+事前提出の小論文 |
| 課題実践型 | 学科別の課題制作・思考力 | 書類審査+学科別課題+個人面接・プレゼン20分 |
| 体験講義型 | 講義の理解度 | 書類審査+個人面接+ワークシートまたは実技 |
| 活動アピール型 | 高校生活・部活動等の活動実績 | 書類審査(活動状況・資格取得報告書)+面接 |
4方式に共通する評価基準は「①工学・科学技術への関心・意欲」「②基礎的知識・技能、思考力・判断力・表現力」「③主体性をもって協働して学ぶ姿勢」の3項目です。方式が違っても、この3項目をどの資料・試験で示すかが変わるだけだと理解すると、方式選択の軸が整理しやすくなります。











「総合型選抜」とひとくくりに考えていましたが、学力試験がある方式とない方式、活動実績が中心の方式があるんですね。すべて併願できるなら、複数方式に出願した方が有利になりますか。











併願はできるが、方式ごとに書類・課題・面接準備が別々に発生する。まずは自分の強みに最も合う1方式を主軸に決め、準備の負担と日程が重ならない範囲でもう1方式を検討するのが現実的だ。4方式を全部同時に完成させようとすると、どれも中途半端になりやすい。
📚 用語解説
総合型選抜(基礎学力型・課題実践型・体験講義型・活動アピール型):日本工業大学が2027年度に実施する4つの総合型選抜方式の名称です。学力、課題制作、講義理解、活動実績と評価の中心が異なり、出願資格・選考方法・日程はそれぞれ独立した要項で定められています。
「学力に自信がないから活動アピール型」のように名前だけで選ぶと、書類(志望理由書、活動状況・資格取得報告書)の準備量を見誤ります。4方式とも書類審査は必須で、方式ごとに追加される試験内容(筆記、課題、講義理解、活動証明)が異なる、という構造で理解してください。
3学部8学科・コースの募集人員一覧
日本工業大学は基幹工学部・先進工学部・建築学部の3学部8学科・コースで構成されます。2027年度総合型選抜(4方式合計)の募集人員は、機械工学科28名、電気情報工学科20名、環境生命化学科12名、ロボティクス学科14名、情報メディア工学科26名、データサイエンス学科20名、建築学科建築コース32名、建築学科生活環境デザインコース8名で、合計160名です。
| 学部 | 学科・コース | 2027年度募集人員(4方式合計) |
|---|---|---|
| 基幹工学部 | 機械工学科 | 28名 |
| 基幹工学部 | 電気情報工学科 | 20名 |
| 基幹工学部 | 環境生命化学科 | 12名 |
| 先進工学部 | ロボティクス学科 | 14名 |
| 先進工学部 | 情報メディア工学科 | 26名 |
| 先進工学部 | データサイエンス学科 | 20名 |
| 建築学部 | 建築学科 建築コース | 32名 |
| 建築学部 | 建築学科 生活環境デザインコース | 8名 |
この募集人員は方式別の内訳ではなく、4方式に出願した受験者全体で埋まる枠です。また要項は「選考の結果、学力等が本学の求める水準に満たないと判断される場合、合格者数が募集人員を下回ることがあります」と明記しています。人数の多さだけで「狙い目」と判断せず、学科・コースごとの評価基準(次章以降で解説)を満たせるかを先に確認してください。











募集人員が4方式合計だと知らずに、「基礎学力型は28名」のように思い込んでいました。方式別の人数が公表されていないなら、倍率の目安も立てにくいですね。











そのとおり。方式別倍率が非公表である以上、「この方式なら入りやすい」という予測に頼るのは危険だ。募集人員の数字よりも、自分の強みと各方式の評価内容が一致しているかを優先して判断しよう。
📚 用語解説
募集人員(4方式合計):基礎学力型・課題実践型・体験講義型・活動アピール型の4方式に出願した受験者全体で共有する学科・コース別の枠です。方式ごとの内訳や倍率は公表されていないため、特定方式が有利・不利とは判断できません。
基礎学力型|数学・英語の筆記90分と事前提出の小論文
基礎学力型は、2026年9月28日(月)から11月9日(月)必着で出願し、2026年11月14日(土)10:00から埼玉キャンパスで試験を行います。合格発表は2026年12月1日(火)10:00です。選考は2027年度総合型選抜(基礎学力型)募集要項のとおり、筆記試験と書類審査で構成されます。
| 項目 | 内容 | 配点 |
|---|---|---|
| 数学 | 数学Ⅰ・Ⅱ・A・B(数列)・C(ベクトル) | 100点 |
| 英語 | 英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ | 100点 |
| 調査書等 | 書類審査 | 20点 |
| 小論文 | 事前提出。設問は①志望理由 ②入学後の目標 | 30点 |
筆記試験は数学・英語の2教科を90分で解答します。小論文は当日ではなく出願書類と一緒に事前提出する形式で、設問は「①本学を志望する理由について述べなさい」「②入学後、志望する学部・学科で何にチャレンジし、どのように成長していきたいと考えているか述べなさい」の2問に固定されています。当日その場で書く小論文とは対策方法が異なるため、時間をかけて推敲できる事前提出型として準備してください。
基礎学力型は第3志望学科・コースまで志望できます。優秀な成績で合格した場合は入試奨学金20万円が1年目の学費から減免されます。出願資格は大学入学資格を持つ方(高校卒業見込み等9項目のいずれか)で、4方式に共通する条件です。











数学と英語で200点、調査書と小論文で50点なので、筆記試験の比重がかなり大きいですね。小論文が事前提出というのも意外でした。











そのとおり。配点だけ見れば学力重視だが、小論文は時間をかけて書ける分、内容の詰めが甘いと差がつく。数学・英語は一般選抜と同じ範囲の演習で対応でき、小論文は志望理由と入学後の目標を具体的な学科名・学びたい内容まで落として、事前に何度も書き直そう。
📚 用語解説
小論文(事前提出型):試験当日ではなく、出願書類と一緒に指定書式で提出する小論文です。基礎学力型では志望理由と入学後の目標を問う設問が固定されており、時間をかけて推敲できる一方、当日の思考力を測る小論文とは対策の方向性が異なります。
課題実践型|学科別の課題とプレゼンテーション20分
課題実践型は、2026年9月1日(火)から10月1日(木)必着で出願し、2026年10月11日(日)に埼玉キャンパスで試験を行います。合格発表は2026年11月2日(月)10:00です。選考は2027年度総合型選抜(課題実践型)募集要項のとおり、書類審査、学科・コース別の課題、個人面接とプレゼンテーション(20分)で構成されます。
- 環境生命化学: 800字以内
- ロボティクス: 製作物型
課題は学科・コースごとに内容が異なります。機械工学科は身の回りの機械関連の道具を1つ選び、それを便利にする構造・機構・センサー・制御をA4サイズ2〜4ページで説明します。電気情報工学科はキルヒホッフの法則、エネルギーストレージ技術、AI・機械学習、次世代通信規格6G、サイバーセキュリティなど6テーマから1つを選んでレポートします。環境生命化学科はカーボンニュートラル、光合成の応用、気候変動、省エネ、ウイルス感染症対策、生物利用技術から1つを選び800字以内でまとめます。
| 学科・コース | 課題の概要 |
|---|---|
| ロボティクス学科 | 電動モーターで動くものの製作+説明書類(課題1)、またはロボットに関する考察(課題2)から選択 |
| 情報メディア工学科 | バブルソートの仕組みを他のソートと比較してレポート |
| データサイエンス学科 | 日常生活のテーマを選び、データ収集・考察・応用をレポート |
| 建築学科 建築コース | 「○○から考える家」(本棚と一体化した階段/日当たり/趣味の展示と片づけ)を1つ選び提案 |
| 建築学科 生活環境デザインコース | 「○○から考える家」(気配/気候/気遣い)を1つ選び提案 |
建築学科の2コースは、日本工業大学建築設計競技など設計コンペでの入賞歴がある場合、その作品を課題の代わりに提出できます。プレゼンテーションは面接時間の中で5分程度行い、その後に質疑応答があります。パワーポイント資料の印刷物やノートパソコン、学科によっては制作物の持ち込みも可能ですが、プロジェクターや電源の貸出はありません。提出した課題は原則返却されません。











同じ「課題実践型」でも、学科によって文章中心・制作物中心・データ分析中心とまったく違う課題なんですね。志望学科が決まっていないと、どの課題に取り組めばいいか分かりません。











課題実践型を選ぶなら、志望学科をまず固定する必要がある。課題内容がその学科で学ぶ内容と直結しているので、課題を作る過程そのものが、入学後にやっていけるかの適性確認にもなる。プレゼン5分は短いので、結論から話す練習も忘れずに。
📚 用語解説
個人面接およびプレゼンテーション:課題実践型の第二次選考にあたる評価方法です。提出した課題について5分程度のプレゼンテーションを行い、その後に質疑応答を受けます。資料の持ち込みは可能ですが、プロジェクター・スクリーン・電源の貸出はありません。
学科ごとに用紙サイズ、ページ数、文字数、手書き可否などの作成ルールが定められています。内容の完成度が高くても、指定書式に違反すると評価の土台に乗りません。着手前に募集要項の該当ページでルールを確認してください。
体験講義型|第1期・第2期のワークシートまたは実技評価
体験講義型は第1期・第2期の年2回募集します。第1期は2026年9月1日(火)から10月1日(木)必着で出願し、2026年10月10日(土)10:30から試験、2026年11月2日(月)合格発表です。第2期は2026年11月11日(水)から12月8日(火)必着で出願し、2026年12月12日(土)10:30から試験、2026年12月18日(金)合格発表です。選考は2027年度総合型選抜(体験講義型)募集要項のとおり、書類審査、個人面接、体験講義の理解度(ワークシートまたは実技)で構成されます。
| 志望学科 | 体験講義の内容 | 評価成果物 |
|---|---|---|
| 建築学科以外の6学科 | 自然科学系の講義45分 | ワークシート作成45分 |
| 建築学科 建築コース(A方式) | 名作椅子の紹介・立体表現の講義30分 | 鉛筆デッサン60分(A3用紙) |
| 建築学科 建築コース(B方式) | 部材の断面形状と曲がりやすさの講義・実験50分 | 荷重とたわみのグラフ作成・考察40分 |
| 建築学科 生活環境デザインコース | A方式のみ(B方式は選択不可) | 鉛筆デッサン60分(A3用紙) |
建築学科以外の6学科は、当日45分の自然科学系講義を聴いたうえで、45分でワークシートを作成します。建築学科建築コースはA方式(名作椅子の立体表現)とB方式(部材の形と変形のしやすさ)のどちらかを選択できますが、生活環境デザインコースはA方式のみでB方式は選べません。A方式は用紙・鉛筆・消しゴムを大学が用意し、色鉛筆やマーカーなど他の画材を使いたい場合のみ持参します。
体験講義型の合否は「事前に知識を持っているか」ではなく、「初めて聞く講義や実験結果をその場で理解し、ワークシートや実技として再構成できるか」で決まります。過去問のような公開素材がないため、日頃から授業や講演を聞いてメモを取り、要点・因果関係・自分の考察を短時間で書き出す練習が対策になります。











体験講義型は暗記した知識では対応できないんですね。しかも第1期がうまくいかなくても、第2期にもう一度挑戦できるのは心強いです。











そのとおり。ただし第1期と第2期で講義内容が同じとは限らないから、「前回の講義を覚えていれば大丈夫」とは考えない方がいい。毎回、初見の題材から要点を掴んで45分でまとめる力そのものを鍛えることが本質的な対策になる。
📚 用語解説
体験講義型のワークシート・実技:講義や実験を受けた直後に作成する成果物です。建築学科以外は自然科学系講義後のワークシート、建築学科は立体表現のデッサンまたは部材実験のグラフ作成・考察を課されます。知識量より、その場での理解と再構成力が評価されます。
活動アピール型|志望理由書・活動状況報告書と面接
活動アピール型も第1期・第2期の年2回募集します。第1期は2026年9月1日(火)から10月1日(木)必着で出願し、2026年10月11日(日)試験、2026年11月2日(月)合格発表です。第2期は2026年12月10日(木)から2027年1月19日(火)必着で出願し、2027年1月29日(金)試験、2027年2月8日(月)合格発表です。選考は2027年度総合型選抜(活動アピール型)募集要項のとおり、書類審査(調査書等、志望理由書、活動状況・資格取得報告書)と面接で構成されます。
志望理由書には「高校時代の活動や私生活等における取り組みで、最もアピールしたいこと」を記入する欄があり、面接ではその内容について質疑応答が行われます。活動状況・資格取得報告書は、資格や検定に証明書がある場合は「証明書有無」欄に○を付けてコピーを添付し、ない場合は×を付けます。証明書が申請中などで手元になく調査書にも記載がない場合は、高校の先生の確認書(様式任意)で代替できます。
| 書類 | 記載内容 | 証明資料 |
|---|---|---|
| 志望理由書 | 第1志望学科・コースへの志望理由、アピールしたい活動・取り組み | 本人が指定書式に記入 |
| 活動状況・資格取得報告書 | 部活動・委員会活動・私生活等の主体的な取り組みの詳細 | 証明書コピーまたは学校の確認書 |
| 調査書等 | 出願資格を証明する書類(出願資格により異なる) | 学校発行(最近3ヶ月以内・厳封) |
活動アピール型も第3志望学科・コースまで志望でき、志望理由書には第1志望学科・コースについて記入します。面接当日は製作物(ロボット、ソフトウェア、図面等)や写真を持参してプレゼンテーションすることも可能ですが、使用する機器(ノートPC、タブレット等)は各自で持参する必要があります。











活動実績を「証明できる形」で残しておくことが重要なんですね。部活動の大会結果や資格試験の合格証はすぐに用意できますが、私生活での取り組みはどう証明すればいいのか迷います。











証明書がない活動も、要項上は×を付けて提出すること自体は認められている。ただし審査で説明力を求められるのは変わらないから、活動の記録(写真、制作物、日誌、第三者のコメントなど)をできる範囲で残しておくと面接での説明に説得力が出る。活動の大きさよりも、取り組みの過程と学びを本人の言葉で語れるかが重要だ。
📚 用語解説
活動状況・資格取得報告書:活動アピール型で提出する指定書式の書類です。部活動・委員会活動・私生活等での主体的な取り組みと、取得した資格・検定を記入します。証明書がある場合はコピーを添付し、ない場合は「証明書有無」欄に×を付けるか、高校の先生の確認書で代替します。
出願資格・出願方法(4方式共通)|検定料と提出書類
出願資格は4方式共通で、大学入学資格を持つ方(高等学校または中等教育学校を卒業した方および2027年3月卒業見込みの方など、全9項目のいずれかに該当する方)です。海外の教育課程修了者、高等学校卒業程度認定試験合格者なども対象に含まれますが、それぞれ提出する証明書類が異なります。出願はパソコン・スマートフォン・タブレットからインターネット出願サイト(メールアドレス必須)に登録し、印刷した宛名ラベルを角2封筒に貼り付けて、速達の簡易書留で郵送します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 入学検定料 | 30,000円(コンビニ・ペイジーATM・クレジットカードのいずれか) |
| 事務手数料 | 990円(税込・検定料とは別途) |
| 出願書類の提出方法 | 角2封筒に宛名ラベルを貼付し、速達の簡易書留で郵送(締切日必着) |
| 卒業生子女優遇制度 | 本学卒業生の子女は入学検定料の一定額を後日助成(申請期限あり) |
| 災害被災者への配慮 | 入学検定料の免除措置あり(大学ホームページで案内) |
出願書類のうち調査書等は、出願資格の該当項目によって提出書類が変わります。国内の高校卒業見込みの場合は「調査書」1部(最近3ヶ月以内発行・厳封)、海外の12年課程修了者は「修了(見込)証明書」と「成績証明書」各1部、高卒認定試験合格者は「合格成績証明書」1部が必要です。志望理由書・活動状況・資格取得報告書・小論文など方式固有の書類は、指定書式をダウンロードして自筆記入または印刷して提出します。
どの方式も合格発表はインターネット出願サイトのマイページで確認する方式で、電話による合否問い合わせには応じません。合格者は入学手続時納付金(1次締切)と入学手続書類・春学期学費等(2次締切)の2段階で手続きします。他大学との併願受験を検討している場合、入学金を納入したうえで春学期学費等の納入を延納できる制度があり、延納希望日は併願大学の合格発表日の翌日(ただし2027年3月9日が上限)です。











検定料3万円のほかに事務手数料990円が別にかかるんですね。書類の提出方法も、消印有効ではなく必着なので、締切間際の郵送は避けたほうがよさそうです。











そのとおり。必着は大学に届いた日が基準だから、郵便事情や窓口の混雑を考えて余裕を持って出す必要がある。延納制度があるとはいえ、上限日が決まっているので、併願する大学の合格発表日と照らし合わせて早めにスケジュールを組んでおこう。
📚 用語解説
必着:締切日までに大学へ書類が到着していることを条件とする提出方式です。消印有効(締切日までの郵便局の消印があればよい方式)とは異なり、日本工業大学の総合型選抜はすべて必着のため、郵送日ではなく到着日を基準に逆算する必要があります。
納付した入学検定料・事務手数料は、出願を取りやめた場合や不合格の場合でも返還されません。方式を重複して出願する場合は、それぞれに検定料が発生することを踏まえて予算を計画してください。
日本工業大学の総合型選抜4方式の選び方
4方式は「学力を測るか」「制作・活動などのアウトプットを測るか」という軸で並べると特徴が見えます。基礎学力型は数学・英語の筆記が配点の8割を占め、学力重視の方式です。課題実践型は学科別の課題制作とプレゼンで思考力・表現力を測り、体験講義型はその場の理解力と再構成力、活動アピール型は高校生活での主体的な取り組みが評価の中心です。
| 向いているタイプ | 推奨方式 | 理由 |
|---|---|---|
| 数学・英語の学力に自信がある | 基礎学力型 | 筆記試験200点が配点の中心 |
| ものづくり・レポート作成が得意 | 課題実践型 | 学科別課題とプレゼンで思考過程を示せる |
| 初見の講義や実験から考える力がある | 体験講義型 | 知識量ではなくその場の理解力を評価 |
| 部活動・委員会・資格取得等で継続的に努力してきた | 活動アピール型 | 筆記試験がなく活動実績と面接が中心 |
併願は可能ですが、日程が近い方式(基礎学力型と活動アピール型第1期など)を同時に完成させるのは負担が大きくなります。主軸となる1方式を決めたうえで、日程・書類量に無理のない範囲で第2の方式を検討してください。特に課題実践型は志望学科の課題を作り込む時間が必要なため、学科決定が遅れるほど準備期間が圧迫されます。











自分に向いている方式を一つに絞るのではなく、まず自分の強みを棚卸ししてから方式を選ぶ、という順番なんですね。学力・制作・講義理解・活動実績のどれが一番得意か、自己分析から始める必要がありそうです。











そのとおり。得意分野が分かっていても、方式選択を間違えると強みを試験で発揮できない。過去の定期テスト、制作物、部活動の実績、初見の文章を読んで要約する練習などを本人と一緒に振り返り、最も再現性高く力を出せる方式を選ぼう。
日本工業大学の総合型選抜スケジュール全体比較
4方式・複数期の日程を並べると、出願開始は2026年9月1日(課題実践型・体験講義型第1期・活動アピール型第1期)が最も早く、基礎学力型は2026年9月28日、体験講義型第2期は11月11日、活動アピール型第2期は12月10日から始まります。合格発表は最も早い課題実践型・体験講義型第1期・活動アピール型第1期が2026年11月2日、最も遅い活動アピール型第2期が2027年2月8日です。
| 方式 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 課題実践型 | 2026/9/1〜10/1必着 | 2026/10/11 | 2026/11/2 |
| 体験講義型 第1期 | 2026/9/1〜10/1必着 | 2026/10/10 | 2026/11/2 |
| 活動アピール型 第1期 | 2026/9/1〜10/1必着 | 2026/10/11 | 2026/11/2 |
| 基礎学力型 | 2026/9/28〜11/9必着 | 2026/11/14 | 2026/12/1 |
| 体験講義型 第2期 | 2026/11/11〜12/8必着 | 2026/12/12 | 2026/12/18 |
| 活動アピール型 第2期 | 2026/12/10〜2027/1/19必着 | 2027/1/29 | 2027/2/8 |
総合型選抜全体の考え方や一般選抜との併願設計は総合型選抜・学校推薦型選抜完全ガイドで確認できます。志望理由書や活動状況・資格取得報告書の文章を組み立てるときは大学入試の志望理由書の書き方を使い、大学名への憧れや活動の列挙だけで終わらず、本人の問題意識と学科での学びを結びつけてください。リンク先の型は完成文の代筆ではなく、本人が考える順序として利用してください。











9月上旬に出願が始まる方式が多いので、夏休みのうちに書類の準備を進めておかないと間に合わなそうです。第2期がある体験講義型・活動アピール型でも、1回目からしっかり準備した方が良さそうですね。











そのとおり。第2期は「保険」ではなく、1回目の結果と反省を踏まえて本当に改善できた人だけが結果を出せる。日程を逆算し、調査書の依頼、書類作成、試験形式の演習を並行して進める週間計画を早めに立てよう。
📚 用語解説
第1期・第2期:体験講義型と活動アピール型に設けられた2回の実施区分です。出願期間・試験日・合格発表がそれぞれ独立しており、第1期が不合格でも第2期に再出願できます。ただし出題内容や評価基準は回ごとに独立しているため、「第1期の記憶」だけに頼った対策は避けてください。
日本工業大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
結論から先に言います。志望理由書を一度添削してもらう、動画で小論文の型を見る、週1回だけ面接練習をするといった「普通の対策」だけでは、日本工業大学の総合型選抜に受かるのは厳しいです。4方式それぞれで求められる準備(筆記、学科別課題、初見講義への対応、活動証明)がまったく異なり、方式を決めた後も一貫した準備を積み上げる必要があるからです。
この記事で確認したとおり、基礎学力型は数学・英語の筆記90分と事前提出小論文、課題実践型は8学科・コースで内容が異なる課題とプレゼン20分、体験講義型は初見の講義から45分でワークシートを作る力、活動アピール型は活動状況・資格取得報告書の証明資料と面接での説明力が必要です。出願開始も9月1日から12月10日まで方式・期ごとに分かれます。必要なのは単発の添削ではなく、方式選択から書類作成、試験形式の演習までを毎日の行動へ変える仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書だけでは方式選択と課題作成の質を客観視できない
独学では公式要項や参考書を読めますが、①の限界が残ります。4方式のうちどれが自分に合うかを自己判断し、学科別課題や小論文の完成度を自分だけで評価すると、客観的な弱点が見えないまま出願直前を迎える危険があります。
映像授業・アプリでは学科固有の課題・体験講義に対応できない
映像授業やアプリは小論文・面接の一般知識を得るには便利ですが、①と②の限界に当たります。機械工学科の構造説明、データサイエンス学科のデータ分析、建築学科の提案書のように学科固有の課題は、汎用教材の視聴だけでは対策になりません。
集団授業の大手予備校では4方式・8学科の個別最適化ができない
集団授業は面接や小論文の基本型を扱えますが、②の限界が残ります。全員同じ進度では、基礎学力型志望の生徒と活動アピール型志望の生徒に同じ指導をすることになり、学科別課題や活動証明の準備という個別性の高い作業に手が回りません。
一般的な個別指導塾では週1回以外の修正が遅い
一般的な個別指導は本人に合わせられても、授業が週1回なら③の限界に当たります。課題の完成度が低い、体験講義型の要約が時間内に終わらないと分かっても、次の面談まで修正が止まります。9月上旬出願の方式が多い総合型選抜では、一週間の放置が大きな遅れになります。
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、いずれも①情報から行動への変換、②方式・学科ごとの個別計画、③毎日の修正頻度のどれかが残ります。だから、志望方式と学科を固定し、出願書類・学科別課題・体験講義対策を1日単位で管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、従来塾の3つの限界を6つの仕組みで解消します。日本工業大学の総合型選抜では、方式選択、学科別課題、体験講義対策、活動証明、出願書類、一般選抜との並行計画を一つの計画へ統合し、未確認条件や遅れを毎日・毎週の確認で見つけます。
- 鬼管理専門塾: 毎日×方式別個別計画
- 独学: 本人だけで管理
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
志望方式に合わせ、「数学・英語を各30問、学科別課題の下書きを1本、体験講義の要約練習を1回」のように、書類・学力・制作を一日の数値へ落とします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
基礎学力型志望なら数学・英語演習、課題実践型志望なら学科別課題の試作、活動アピール型志望なら活動証明の整理など、本人の志望方式と学科に合わせて優先順位を変えます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗と毎週の確認テストで、筆記の得点、課題・小論文の完成度、体験講義の要約時間、面接の受け答えを測ります。証明書の準備不足や書類の事実矛盾も放置せず修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
厳しい選考を通過した専属講師が、公式要項の条件と本人の状況を区別し、出願書類・学科別課題・一般選抜の進捗を確認します。公開された講師満足度アンケートも指導体制を検討する材料にできます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験コースと総合型選抜・推薦の専門コースを組み合わせ、日本工業大学の4方式それぞれの準備に対応します。必要に応じて一般選抜科目との週間配分まで一つの計画にします。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
要項や課題作成中の疑問はLINEで質問でき、無料説明会には保護者も同席できます。現在の学力・活動実績・志望学科・志望方式を共有し、出願までに必要な準備量を確認できます。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象・適用条件の詳細は無料説明会で確認してください(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri-top/1month-refund/ )。指導方針と日々の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。まず無料説明会で、志望方式の2027年度要項と現在の学力・活動実績をもとに、最初の一週間で行う課題を相談できます。
日本工業大学の4方式別プランを無料説明会で相談できます
まとめ|公式要項から日本工業大学の総合型選抜対策を始める
| 方式 | 入口条件の中心 | 当日対策の中心 |
|---|---|---|
| 基礎学力型 | 数学・英語の学力 | 90分の筆記演習+小論文の推敲 |
| 課題実践型 | 学科別の課題制作力 | 学科別課題の試作+5分プレゼン練習 |
| 体験講義型 | 初見への理解・再構成力 | 45分での要約・デッサン・実験考察の練習 |
| 活動アピール型 | 高校生活での主体的な活動実績 | 活動状況報告書の整理+面接想定問答 |
日本工業大学の総合型選抜は、方式名で一括りにできません。最短の準備は、競合記事の表から志望理由書を作ることではなく、2027年度公式要項一覧から志望方式を開き、学科・コースまで固定することです。その後、出願資格を確認し、書類準備、学科別課題や体験講義対策、一般選抜との並行計画を進めます。
評価されるのは、出願資格を満たしている事実と、学科で学ぶ目的と、当日その力を再現するアウトプットです。学力、制作物、講義理解力、活動実績のどれか一つが強くても、志望方式が求める書類や試験を代替できません。作業を日単位で数値化し、毎週の得点・完成度・面接の受け答えから計画を修正しながら、一般選抜の学力も守ってください。
日本工業大学の総合型選抜対策を日単位の計画に変えられます
よくある質問
Q. 日本工業大学の総合型選抜は4方式すべてに出願できますか?
A. 基礎学力型・課題実践型・体験講義型・活動アピール型はすべて併願可能です。ただし方式ごとに出願書類・課題・面接準備が独立して発生するため、主軸となる1方式を決めたうえで、日程が重ならない範囲で追加の方式を検討することを推奨します。
Q. 評定(学習成績の状況)の基準はありますか?
A. 2027年度の4方式いずれの公式要項にも、評定を出願資格の条件とする記載は見当たりません。出願資格は大学入学資格(高校卒業見込み等9項目のいずれか)が中心です。ただし記載内容は変更される可能性があるため、出願前に志望方式の要項原文を確認してください。
Q. 基礎学力型の小論文は当日書くのですか?
A. いいえ。基礎学力型の小論文は出願書類と一緒に事前提出する形式で、設問は「志望理由」と「入学後チャレンジしたいこと・成長したい姿」の2問に固定されています。当日は数学・英語の筆記試験のみ実施されます。
Q. 課題実践型の課題は学科によって内容が違いますか?
A. はい、大きく異なります。機械工学科は身の回りの道具の構造説明、電気情報工学科は6テーマから選ぶレポート、ロボティクス学科は製作物または考察文書、建築学科の2コースは「○○から考える家」の提案書など、学科・コースごとに作成ルールと課題内容が個別に定められています。
Q. 体験講義型はどんな知識が必要ですか?
A. 事前知識よりも、当日45分(建築学科は方式により30〜50分)の講義・実験を聴いた直後に、内容を理解してワークシートや実技として再構成する力が評価されます。過去問に相当する公開素材はないため、初見の題材を短時間で要約する練習が対策になります。
Q. 活動アピール型は部活動の実績がないと出願できませんか?
A. いいえ。部活動に限らず、委員会活動や私生活等での主体的な取り組みも対象です。資格・検定の証明書がない活動は「証明書有無」欄に×を付けて提出でき、証明書が申請中の場合は高校の先生の確認書で代替できます。
Q. 体験講義型・活動アピール型の第2期はどんな人向けですか?
A. 第1期に間に合わなかった、または第1期で不合格だった受験生の再挑戦の機会です。ただし出題内容や評価基準は回ごとに独立しているため、第1期の記憶だけに頼らず、初回と同じ水準の準備を重ねて臨んでください。
Q. 出願は消印有効ですか、必着ですか?
A. 4方式すべて必着です。締切日までに大学へ書類が到着している必要があるため、速達・簡易書留の到着日数を見込んで、締切の数日前には投函してください。
Q. 入試奨学金はどの方式でも対象になりますか?
A. はい。基礎学力型・課題実践型・体験講義型・活動アピール型のいずれも、優秀な成績で合格した場合は入試奨学金20万円が1年目の学費から減免されます。適用条件の詳細は各方式の募集要項で確認してください。
Q. 対策はいつから始めるべきですか?
A. 課題実践型の学科別課題や活動アピール型の活動証明は短期間では整わないため、高1・高2から志望学科の情報収集を始めるのが理想です。受験学年は夏までに方式と学科を固定し、9月1日から出願が始まる方式があるため、夏休み後半を書類作成の開始日にしないでください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





