
武蔵野美術大学の総合型選抜を調べたら、前期と後期で学科が違うし、ポートフォリオが要る学科と学修計画書だけの学科があって、何を揃えればいいのか分からなくなりました。評定平均は関係あるんですか?











ムサビの総合型選抜は、学科ごとに求める資質も提出物もまったく違う。この記事では2027年度の公式募集要項(前期・後期)を基準に、対象学科、出願資格、提出物、第1次・第2次選考の内容、2026年度の結果までを学科別に整理する。評定平均がどう扱われるかも、公式Q&Aの回答をそのまま示す。
武蔵野美術大学の総合型選抜で最初に必要なのは、志望学科の「審査基準と受験生に期待すること」を読み、自分が提出できる資料と受けられる試験形式を特定することです。前期は造形学部10学科・造形構想学部2学科の11方式、後期は油絵学科グラフィックアーツ専攻・彫刻学科・映像学科の3学科で実施され、視覚伝達デザイン学科は総合型選抜自体を実施しません。学科によってはポートフォリオが不要で、学修計画書や自己推薦調書、当日の構想力テストだけで評価する方式もあります。大学全体の入試制度や参考書対策は武蔵野美術大学に受かるには?2027年度の偏差値・入試方式・実技対策で確認できます。
この記事は2026年9月26日時点で公開されている2027年度総合型選抜(前期・後期)の公式募集要項と、2026年度(直近)の選考結果を整理したものです。提出物の仕様、試験時間、携行用具、日程は学科・年度ごとに変更される可能性があります。出願前に武蔵野美術大学の公式サイトで最新の要項を確認し、不明点は出願期間開始の30日前までに入学センターへ問い合わせてください。
目次
- 武蔵野美術大学の総合型選抜は学科ごとに評価軸が違う【結論】
- 2027年度の前期・後期日程と併願ルールを先に固定する
- 出願資格と「評定平均は選考に使われない」という公式回答
- 実技作品で評価される学科群|ポートフォリオと当日実技の関係
- 建築学科・基礎デザイン学科|当日の表現力テストと企画書
- 実技経験を問わない学科|芸術文化学科の小論文と面接
- クリエイティブイノベーション学科|構想力重視方式と探究力重視方式
- 映像学科と後期選抜|前期・後期の違いと併願制限
- 2026年度結果から見る難易度と、学科タイプ別の対策優先順位
- 武蔵野美術大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
- 鬼管理専門塾の特徴
- まとめ|志望学科の型を特定し、書類と当日試験を同時に仕上げる
- よくある質問
- Q. 武蔵野美術大学の総合型選抜は全学科で実施されますか?
- Q. 実技の勉強をしたことがなくても出願できますか?
- Q. 調査書の評定平均(学習成績の状況)は選考に使われますか?
- Q. 前期で不合格だった場合、後期や一般選抜を受けられますか?
- Q. ポートフォリオはどの学科で必要ですか?
- Q. 建築学科の表現力テストはデッサンの上手さを競うのですか?
- Q. クリエイティブイノベーション学科の構想力重視方式と探究力重視方式はどちらが受かりやすいですか?
- Q. 映像学科は前期と後期のどちらに出願すべきですか?
- Q. 自己推薦調書や学修計画書はパソコンで作成してもよいですか?
- Q. 総合型選抜の対策はいつから始めるべきですか?
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武蔵野美術大学の総合型選抜は学科ごとに評価軸が違う【結論】
結論から言うと、「ムサビの総合型選抜」という大学共通の対策はありません。前期は造形学部の日本画学科、油絵学科(油絵専攻・グラフィックアーツ専攻)、彫刻学科、工芸工業デザイン学科(一般方式・ワークショップ方式)、空間演出デザイン学科、建築学科、基礎デザイン学科、芸術文化学科、デザイン情報学科と、造形構想学部のクリエイティブイノベーション学科(構想力重視方式・探究力重視方式)、映像学科(クリエイション資質重視方式)の合計11方式で実施されます。後期は油絵学科グラフィックアーツ専攻、彫刻学科、映像学科(ディレクション資質重視方式)の3学科のみです。
| 区分 | 2027年度の対象学科 | 募集人員の目安 |
|---|---|---|
| 前期・造形学部 | 日本画/油絵(油絵専攻・GA専攻)/彫刻/工芸工業デザイン(一般・WS)/空間演出/建築/基礎デザイン/芸術文化/デザイン情報 | 9学科合計134名+WS10名 |
| 前期・造形構想学部 | クリエイティブイノベーション(構想力重視・探究力重視)/映像(クリエイション資質重視) | 3方式合計42名 |
| 後期 | 油絵学科グラフィックアーツ専攻/彫刻学科/映像学科(ディレクション資質重視方式) | 3学科合計14名 |
| 実施なし | 視覚伝達デザイン学科 | 総合型選抜の対象外(一般選抜等で受験) |
大学公式サイトの総合型選抜の制度紹介ページは、総合型選抜を「ムサビで学びたい学科が決まっている」「定められた時間内に作品をつくるような従来の入試が苦手」な受験生向けの選抜と案内しています。ただし実際の審査基準は、2027年度総合型選抜[前期]募集要項と2027年度総合型選抜[後期]募集要項の学科別ページに書かれており、「総合型選抜だから実技より個性が評価される」という一般論だけで学科を選ぶと、必須の提出物や試験形式を見落とします。まず志望学科の正式な方式名と実施ページを固定し、その学科の要項だけを読み込みます。











学科によってポートフォリオが必須だったり、学修計画書だけだったりするんですね。「総合型選抜全体」で対策を考えるのではなく、学科ごとに別の入試だと思ったほうがよさそうです。











そのとおりだ。武蔵野美術大学の総合型選抜は、実技作品を評価する学科、当日の構想力テストや表現力テストを重視する学科、小論文と面接を軸にする学科に大きく分かれる。志望学科がどの型に属するかを先に特定し、その型に合わせて準備の配分を決めよう。
📚 用語解説
総合型選抜:調査書だけでなく、ポートフォリオ・自己推薦調書・学修計画書などの提出書類と、実技・面接・小論文・構想力テストなどの選考を組み合わせて評価する選抜方式です。武蔵野美術大学では学科ごとに正式な方式名(一般方式、ワークショップ方式、構想力重視方式など)が定められています。
2027年度総合型選抜(前期・後期)の一般選考を扱います。外国人留学生特別選抜、帰国生特別選抜、学校推薦型選抜、編入学選抜、一般選抜は対象や出願資格が異なるため、各公式ページで別に確認してください。
2027年度の前期・後期日程と併願ルールを先に固定する
前期は2026年9月10日(木)から9月17日(木)まで出願し、10月13日(火)に第1次選考結果、10月31日(土)〜11月1日(日)に第2次選考を実施、合格発表は11月10日、入学手続期限は12月1日(火)です。後期は2026年11月10日(火)から11月18日(水)まで出願し、11月30日(月)に第1次選考結果、映像学科は12月12日(土)・13日(日)、油絵学科グラフィックアーツ専攻と彫刻学科は12月21日(月)に第2次選考を行い、合格発表は12月25日、入学手続期限は2027年1月13日(水)です。
| 区分 | 出願期間 | 第1次選考結果 | 第2次選考 | 合格発表・手続期限 |
|---|---|---|---|---|
| 前期 | 9月10日(木)〜9月17日(木) | 10月13日(火)11:00 | 10月31日(土)〜11月1日(日) | 11月10日発表・12月1日手続 |
| 後期 | 11月10日(火)〜11月18日(水) | 11月30日(月) | 12月12・13日(映像)/12月21日(一般) | 12月25日発表・1月13日手続 |
併願は「前期が不合格でも後期や一般選抜を受けられるか」で考えます。公式Q&Aは、一部方式を除き前期不合格者が後期や一般選抜で同じ学科を再受験できるとしつつ、総合型選抜の選考結果は他の試験に一切反映されないと明記しています。ただし例外があり、前期の映像学科(クリエイション資質重視方式)に出願した人は、後期の映像学科(ディレクション資質重視方式)、外国人留学生特別選抜、帰国生特別選抜には出願できません。志望が映像学科の場合、前期・後期のどちらか一方を選ぶ必要があります。











前期がダメでも後期や一般でまた挑戦できるのは安心ですが、映像学科だけは前期と後期の総合型選抜を両方出せないんですね。学科によって併願ルールが違うので、志望学科ごとに確認が必要です。











そのとおり。「総合型選抜は落ちても一般で再挑戦できる」と安心しきらず、志望学科固有の除外規定を募集要項の「出願時の注意事項」で確認しよう。前期に出すか後期に出すかで、準備できる期間も提出物の締切も変わる。学科を決めたら、まずこの併願条項を確認してから準備計画を立てるんだ。
ポートフォリオの郵送や作品のアップロードは出願締切と同時期に集中します。自己推薦調書・学修計画書はワープロ使用不可で手書きが原則のため、書き直しの時間を見込み、第三者が点検できる完成日を締切の一週間前に設定してください。
出願資格と「評定平均は選考に使われない」という公式回答
前期・後期とも、出願資格の中心は学力の数値基準ではなく、①出願学科を強く希望し専願する者で合格したら必ず入学することを確約できること、②2027年3月31日までに高等学校卒業(見込み)等に該当すること、の2点です。外国籍(永住資格を持つ者を除く)の場合は、日本留学試験の日本語科目で280点以上、または日本語能力試験N1レベル合格が追加で必要です。日本画学科は2027年4月1日現在で満26歳以下、建築学科は満28歳以下という年齢の出願資格が別途あります。
| 確認項目 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 専願 | 出願学科を強く希望し、合格したら必ず入学 | 検定料支払い後の志望学科・専攻の変更は不可 |
| 卒業要件 | 2027年3月31日までに高校卒業(見込み)等 | 高等専門学校3年次修了等も対象 |
| 外国籍の追加要件 | 日本留学試験(日本語)280点以上またはJLPT N1 | 出願前に証明書類を準備 |
| 学科固有の年齢要件 | 日本画学科26歳以下・建築学科28歳以下(2027年4月1日現在) | 該当学科のみの規定 |
| 調査書・評定平均 | 出願書類として提出は必須だが、選考には直接使用しない | 公式Q&A(すべての受験方式共通)で明記 |
公式Q&Aは「調査書の学習成績の状況(評定平均値)はどのように扱われるのですか?」という質問に対し、「調査書の学習成績の状況(評定平均値)が直接選考時に使用されることはありません」と回答しています。また芸術文化学科・デザイン情報学科・クリエイティブイノベーション学科・映像学科のQ&Aでは、「実技の勉強(デッサンやデザイン等)をしたことがありませんが、出願できますか?」という質問に対して、いずれも「出願資格を満たしていれば、実技の勉強経験の有無にかかわらず出願できます」と回答しています。これらの学科では実技力ではなく、ポートフォリオ以外の書類や面接・小論文・構想力テストが評価の中心になります。











評定平均が直接使われないなら、成績が心配な人でも学科によっては出願しやすいんですね。ただ、調査書自体は提出必須だから、極端に低いと専願の意思や卒業要件の確認では見られそうです。











評定が直接の配点に入らないからといって、調査書の内容がまったく見られないわけではない。何より重要なのは、公式回答は「すべての受験方式共通」の一般ルールだということだ。学科固有の審査基準に評定へ触れる記載がないか、志望学科のページも必ず確認しよう。実技経験がなくても出願できる学科は、ポートフォリオの代わりに学修計画書や自己推薦調書、面接での言語化力が合否を左右する。
📚 用語解説
自己推薦調書:志望動機や自身の経験・考えを、大学所定の用紙に手書きで記述する提出書類です。学科ごとにテーマ(字数)が指定されており、鉛筆またはボールペンでの記入が原則で、ワープロでの作成は認められません。
実技作品で評価される学科群|ポートフォリオと当日実技の関係
日本画学科、油絵学科(油絵専攻・グラフィックアーツ専攻)、彫刻学科、工芸工業デザイン学科(一般方式)、空間演出デザイン学科、デザイン情報学科は、ポートフォリオ(作品資料ファイル)または当日提出の作品を評価の中心に置きます。ただし「実技能力の完成度」だけを見ているわけではありません。油絵学科グラフィックアーツ専攻の審査基準は「一般選抜のように実技能力の到達度を第一に見るのではなく、ポートフォリオの中に収められた作品資料から推し測られる将来の可能性を積極的に評価する」と明記し、彫刻学科や空間演出デザイン学科も独自性・熱意・表現への姿勢を重視するとしています。
| 学科 | 出願時提出物 | 第1次選考 | 第2次選考 |
|---|---|---|---|
| 日本画 | ポートフォリオ+自己推薦調書 | ポートフォリオ+自己推薦調書審査 | 鉛筆デッサン・作品審査・面接 |
| 油絵(油絵専攻/GA専攻) | ポートフォリオ+自己推薦調書 | ポートフォリオ+自己推薦調書審査 | 作品審査+面接(GA専攻は書類審査のみ) |
| 彫刻 | ポートフォリオ+自己推薦調書 | ポートフォリオ+自己推薦調書審査 | 作品審査+面接 |
| 工芸工業デザイン(一般) | ポートフォリオ+自己推薦調書 | ポートフォリオ+自己推薦調書審査 | 作品審査+面接 |
| 工芸工業デザイン(WS) | 自己推薦調書は提出なし | オンライン面接(10分程度) | 思考プロセステスト(ワークショップ+発表) |
| 空間演出デザイン | 自己推薦調書(1)作品(2)論文 | 自己推薦調書審査 | 構想力テスト+作品審査+面接 |
| デザイン情報 | ポートフォリオ+自己推薦調書 | ポートフォリオ+自己推薦調書審査 | 表現力テスト(描写力/提案力を選択)+面接 |
デザイン情報学科の第2次選考「表現力テスト」は、当日出題される「描写力をみる問題」と「提案力をみる問題」のどちらかを選ぶ方式です。描写力をみる問題は配付モチーフの鉛筆デッサンで形状・質感・画面構成力を評価し、提案力をみる問題は問題文から課題を設定し解決策を図解と文章で答える形式で、発想力と説明能力を評価します。工芸工業デザイン学科ワークショップ方式は、そもそもポートフォリオや自己推薦調書を提出せず、オンライン面接と当日のワークショップ・プレゼンテーションだけで選考する点が一般方式と大きく異なります。











同じ「ポートフォリオを見る学科」でも、実技経験の到達度そのものより、可能性やこれからの伸びしろを見る学科が多いんですね。デザイン情報学科は当日どちらの問題を選ぶか、事前に決めておけないのも注意が必要です。











ポートフォリオは「今できること」の証明ではなく「これから何を追求したいか」を見せる資料だと捉えよう。作品数を揃えるより、一番自信のある作品群を系統立てて見せる方が評価されると、複数の学科要項が共通して書いている。デザイン情報学科志望なら、描写力と提案力の両方を当日の短時間で練習しておくと安全だ。
油絵学科グラフィックアーツ専攻の要項は「すべてが万遍なく満たされた標準的な造形力だけを問うものではない」と明記しています。自信のある作品を中心に、制作の経緯や役割(共同制作の場合)を添えて、将来の可能性が伝わる構成にしてください。
建築学科・基礎デザイン学科|当日の表現力テストと企画書
建築学科(募集10名)と基礎デザイン学科(募集8名)は、ポートフォリオを提出せず、事前の書類と当日の思考表現力で評価する点が共通します。建築学科の第1次選考は自己推薦調書審査で、「暮らしてきた住まいや環境について具体的に記述しあなたの考え・評価を書く」(600字程度)と「建築を学びたいと思う動機や理由」(600字程度)の2テーマを書きます。第2次選考は「表現力テスト」で、当日与えられたテーマについて文章と図・スケッチで解答し、グループ面接が続きます。要項は「描写技術を重視するものではなく、テーマに対する理解・解釈、発想、図やスケッチと文章の組み合わせによる表現を総合的に評価する」と説明しています。
| 比較項目 | 建築学科 | 基礎デザイン学科 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 10名 | 8名 |
| 出願時提出物 | 自己推薦調書(600字×2テーマ) | 自己推薦調書+プレゼンテーション企画書(A3×2枚) |
| 第1次選考 | 自己推薦調書審査 | プレゼンテーション企画書+自己推薦調書による審査 |
| 第2次選考 | 表現力テスト(文章+図・スケッチ)、グループ面接 | プレゼンテーション、面接 |
| 審査基準の要点 | 観察力・分析力・想像力・描写力・時間管理能力 | 企画書での構想力、面接での志望動機・自己理解 |
| 年齢要件 | 2027年4月1日現在で満28歳以下 | 規定なし |
基礎デザイン学科の企画書は、A3サイズ用紙2枚(用紙の種類は自由)に「課題に対して調べ、考え、解決案として将来のデザインを提示する」内容をまとめます。第2次選考では企画書の発表と質疑を行い、志望動機や将来の抱負、自分自身の特徴・能力の捉え方も尋ねられます。建築学科の表現力テストと基礎デザイン学科の企画書発表は、どちらも「当日その場で考えをまとめて説明する力」を見る点で共通しますが、事前に提出する分量と、当日に初めて見る課題への対応力の配分が異なります。











建築学科は600字の作文を2本仕上げてから、当日は初見の課題に挑むんですね。基礎デザイン学科は逆に、企画書という形である程度の構想力を事前に見せてから、当日はその発表力が問われると。











両学科とも「その場で考えを構造化して伝える力」が核だ。建築学科志望なら、身近な環境を観察し、短時間で図とスケッチと文章に落とす練習を繰り返そう。基礎デザイン学科志望なら、身の回りの課題を見つけて企画書の形式(現状分析・課題設定・解決案)でまとめる練習を積み重ねると、当日の発表にも一貫性が出る。
📚 用語解説
プレゼンテーション企画書:基礎デザイン学科の総合型選抜で出願時に提出する、A3サイズ用紙2枚以内の企画提案書です。課題に対する調査・思考・解決案の提示を求められ、第2次選考ではこの企画書をもとに発表と質疑を行います。
建築学科の表現力テストは鉛筆(B〜4B)・シャープペンシル・消具・直定規のみ持参可で、バッテリー駆動の用具は使用不可です。学科・試験ごとに携行用具や時間が異なるため、志望学科の要項該当ページで当日ルールを個別に確認してください。
実技経験を問わない学科|芸術文化学科の小論文と面接
芸術文化学科(募集14名)は、総合型選抜11方式の中でも唯一、ポートフォリオも実技テストも課しません。出願時は自己推薦調書で「武蔵野美術大学芸術文化学科を志望する主な理由」(800字以内)と「芸術文化学科で学ぶべき人としての自己紹介・推薦」(800字以内)の2テーマを書き、第2次選考は小論文と面接です。公式Q&Aは「実技の勉強(デッサンやデザイン等)をしたことがありませんが、出願できますか?」に対し「出願資格を満たしていれば、実技の勉強経験の有無にかかわらず出願できます」と回答しており、実技は入学後に基礎から学べるとしています。
- 芸術文化学科: 小論文+面接のみ
- 日本画・油絵・彫刻: ポートフォリオ+作品審査中心
| 確認項目 | 芸術文化学科 | デザイン情報学科 |
|---|---|---|
| 募集人員 | 14名 | 10名 |
| 出願時提出物 | 自己推薦調書(800字×2テーマ) | ポートフォリオ+自己推薦調書(1,600字程度) |
| 第1次選考 | 自己推薦調書審査 | ポートフォリオ+自己推薦調書審査 |
| 第2次選考 | 小論文、面接 | 表現力テスト(描写力/提案力を選択)、面接 |
| 実技経験 | 不問(公式Q&Aで明記) | 不問(公式Q&Aで明記)だがポートフォリオは必須 |
| 評価の重点 | 理念・教育課程の理解、志望動機、活動経験の言語化 | ポートフォリオの独創性・発信力、当日テストの発想力 |
芸術文化学科の審査基準は、面接で「学科の理念や教育課程を調べていること」「志望に至った経緯と動機が明確にあること」「入学後の勉学と将来への目的意識があること」を確認し、部活動・文化祭・生徒会活動やボランティア活動、自己と社会の間にテーマを設定した自発的な研究も評価対象になるとしています。作品を作る経験がなくても、社会や芸術文化への関心を具体的な行動と結びつけて説明できるかどうかが問われます。











芸術文化学科は実技がまったくないんですね。その代わり、志望理由や高校時代の活動を800字×2本で言語化しないといけないから、書く力と話す力の対策が中心になりそうです。











そのとおりだ。実技がない分、油断しやすいが、自己推薦調書の2テーマと小論文、面接がすべて同じ問題意識でつながっているかを見られる。部活動や地域活動を「頑張った」で終わらせず、そこで見つけた社会的な課題や、芸術文化をどう活用したいかという一段深い視点まで言語化しておこう。
📚 用語解説
学修計画書:クリエイティブイノベーション学科の総合型選抜で提出する、将来の目標とその理由、大学4年間で学びたいことを記述する書類です。方式によって字数や求められる経験(グループワーク経験・探究活動の実績など)が異なります。
クリエイティブイノベーション学科|構想力重視方式と探究力重視方式
クリエイティブイノベーション学科は、社会問題の解決手段を構想する人材育成を目的とし、ポートフォリオも実技テストも課さない点は芸術文化学科と共通します。構想力重視方式(募集16名)は出願資格に卒業要件と専願確約のみを求め、学修計画書(1,600字以内)と当日の構想力テスト・面接で選考します。探究力重視方式(募集16名)は、これに加えて「教育課程内外の探究活動に取り組んでいるか取り組んだ者」という出願資格が追加され、自己推薦調書で探究活動の実績を示し、面接では2分程度の探究活動プレゼンテーションを行います。
- CI学科の2方式 5: 学修計画書+構想力テスト+面接
- CI学科の2方式 4: 専願確約と卒業要件のみ
- CI学科の2方式 3: 学修計画書+自己推薦調書+構想力テスト+面接
- CI学科の2方式 2: 上記に加え探究活動の経験が必須
- CI学科の2方式 1: ポートフォリオ不要・16名ずつ募集
| 比較項目 | 構想力重視方式 | 探究力重視方式 |
|---|---|---|
| 出願資格の追加条件 | なし(専願・卒業要件のみ) | 探究活動(課題研究・部活動・課外活動等)の経験 |
| 出願時提出物 | 学修計画書(1,600字以内) | 学修計画書+自己推薦調書(探究活動の実績) |
| 第1次選考 | 学修計画書審査 | 学修計画書+自己推薦調書による審査 |
| 第2次選考 | 構想力テスト、面接 | 構想力テスト、面接(2分程度の探究活動プレゼン) |
| 2026年度倍率 | 1.6倍(志願25/合格16) | 1.8倍(志願29/合格16) |
構想力テストは「与えられた身近な生活環境や社会現象を分析し、新しい視点や切り口を発見して、言葉や絵・図解を用いて新しい構想を行う」試験で、絵や図解の上手さではなく、分析力と提案力の独創性を評価すると要項は明記しています。探究力重視方式の面接では、高校の総合的な探究の時間に行った活動について質問され、A4片面4ページ以内の資料を持参して2分程度でプレゼンテーションします。どちらの方式も、造形教育の2年間の後に市ヶ谷キャンパスで実社会と連携した実践教育に進む学科の特色に沿った出願資格・選考です。











構想力重視方式は「これから何をしたいか」、探究力重視方式は「すでに何に取り組んできたか」を見る方式、という違いですね。自分に探究活動の実績があるかどうかで、どちらに出すか決まりそうです。











そのとおり。探究活動の実績がまだ薄いなら構想力重視方式、課題研究や部活動などですでに継続的な取り組みがあるなら探究力重視方式が合っている。どちらを選ぶにせよ、学修計画書の「目的意識・目標の明確性・理解と適合性・学習意欲」という4つの評価観点を、自分の言葉で具体的に書けるように練習しておこう。
映像学科と後期選抜|前期・後期の違いと併願制限
映像学科は前期の「クリエイション資質重視方式」(募集10名)と、後期の「ディレクション資質重視方式」(募集8名)の2つの方式があります。前期は動画作品または写真作品によるポートフォリオをweb提出フォームでアップロードし(動画は15分以内、YouTubeまたはVimeoの限定公開URLで提出)、自己推薦調書とあわせて第1次選考を行い、第2次選考は面接です。後期のディレクション資質重視方式は自己推薦調書審査の後、当日の構想力テストと面接で選考します。前期のクリエイション資質重視方式に出願した場合、後期のディレクション資質重視方式、外国人留学生特別選抜、帰国生特別選抜には出願できません。
| 学科・方式 | 実施時期 | 出願時提出物 | 第2次選考 |
|---|---|---|---|
| 映像(クリエイション資質重視方式) | 前期 | ポートフォリオ(動画/写真)+自己推薦調書 | 面接 |
| 映像(ディレクション資質重視方式) | 後期 | 自己推薦調書 | 構想力テスト+面接 |
| 油絵学科グラフィックアーツ専攻 | 後期 | ポートフォリオ+提出作品自己作成証明書 | デッサン(3時間)+ポートフォリオ+面接 |
| 彫刻学科 | 後期 | ポートフォリオ+提出作品自己作成証明書 | 塑造+ポートフォリオ+面接 |
後期の油絵学科グラフィックアーツ専攻は、3時間の実技(デッサン)について「提出された実技作品の一般的な完成度よりもむしろ、画面から推し測られる集中力や洞察力などの能力を積極的に評価する」としており、前期に出願した受験生は同一のポートフォリオを後期でも使い回せます。後期は前期で不合格・未出願だった受験生の追加チャンスという位置づけですが、対象学科が3つに絞られ、募集人員も前期より小さいため、「後期に回せばよい」と安易に先送りせず、前期から志望学科の準備を進めることが重要です。











映像学科は前期と後期で提出物も選考内容もかなり違うんですね。前期はポートフォリオが必須なのに、後期は自己推薦調書と当日の構想力テストだけなので、準備の仕方を変える必要がありそうです。











映像学科志望なら、まず前期に出せる作品(動画または写真)が用意できるかを早めに判断しよう。用意できないなら後期のディレクション資質重視方式に照準を絞り、構想力テストと面接での言語化を重点的に練習する。後期は募集人員も少ないので、前期で出願できる条件が揃っているなら前期を優先するのが基本だ。
📚 用語解説
提出作品自己作成証明書:出願する作品が受験生本人の制作であることを、指導教員等の署名で証明する大学所定の書類です。親族・友人による証明は認められません。日本画学科・油絵学科・彫刻学科・工芸工業デザイン学科(一般方式)・空間演出デザイン学科・デザイン情報学科・映像学科(クリエイション資質重視方式)の受験生は提出が必須です。
2026年度結果から見る難易度と、学科タイプ別の対策優先順位
大学公式サイトが公開する2026年度総合型選抜[前期]第2次選考結果によると、全体で志願者513名に対し第2次選考合格者206名、単純計算で約2.5倍でした。学科別では油絵学科油絵専攻が志願109名に対し合格20名で約5.5倍と最も高く、空間演出デザイン学科は志願57名に対し合格35名で約1.6倍と募集人員に近い合格者数でした。2026年度総合型選抜[後期]結果は全体で志願58名に対し合格17名、約3.4倍です。ただし倍率は志願者集団の結果であり、自分の準備が学科の審査基準に届いているかどうかを保証する数値ではありません。
- 言語化型(芸術文化/CI): 志望理由と活動経験を一貫した問いでつなぎ、面接で説明する
- 映像(前期/後期で判断): 作品が用意できれば前期、できなければ後期の構想力テストへ











倍率だけ見ると空間演出デザイン学科は受かりやすそうに見えますが、志願57名の時点ですでに専願・卒業要件などを満たした受験生ばかりですよね。学科の型に合わせた準備をしないと、数字の低さに安心できません。











そのとおりだ。倍率は出願できた人の中での結果であり、出願前の準備量までは表さない。実技系・当日思考型・言語化型・映像のどの型に自分の志望学科が属するかを先に特定し、その型で重視される準備から着手しよう。
学科タイプが違っても、共通して準備すべき土台はあります。第一に、志望学科の「審査基準と受験生に期待すること」を要項原文で読み、評価される観点を書き出すこと。第二に、自己推薦調書・学修計画書・面接で語る内容を、同じ問題意識や経験から一貫してつなぐこと。第三に、当日形式の試験(表現力テスト・構想力テスト・小論文・実技)を、募集要項に書かれた時間と携行用具の条件で本番同様に演習し、時間内に完成させる感覚を作ることです。評定平均が直接使われない学科が多いからこそ、提出書類と当日の説明力で一貫性を示せるかが合否を分けます。
武蔵野美術大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
武蔵野美術大学の総合型選抜は、ポートフォリオを1回添削してもらい、志望理由書を暗記するだけでは受かりません。2026年度の公式結果では、油絵学科油絵専攻は志願109名・合格20名で約5.5倍、映像学科(前期)は志願42名・合格9名で約4.7倍でした。学科によってポートフォリオ・自己推薦調書・学修計画書・企画書のどれが必須かが異なり、当日試験も表現力テスト、構想力テスト、小論文、実技とばらばらです。しかも評定平均は直接使われないため、提出書類と当日の説明力を一貫させる設計力そのものが問われます。
必要なのは、①公式要項の学科別条件を今日の行動へ変換すること、②生徒ごとの志望学科・提出物・当日試験形式に合わせること、③制作や執筆の進み具合を毎日確認してすぐ修正することです。この3つを基準に、独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、なぜ通常の対策だけでは不足するかが分かります。
独学・参考書では学科ごとの提出物の違いに気づけない
独学では、募集要項を入手できても①の限界が残ります。ポートフォリオが不要な芸術文化学科の対策に実技練習の時間を割いてしまう、映像学科の前期・後期の併願制限を見落として出願機会を失う、デザイン情報学科の当日選択式テストの片方しか練習しない、といった判断ミスを本人だけで発見しにくいからです。情報を集めることと、志望学科に合わせて今日の作業を決めることは別です。
映像授業・アプリでは本人専用の提出物計画にならない
映像授業や学習アプリは小論文や面接の型を学ぶのに役立ちますが、②の限界があります。同じ小論文講座を見ても、芸術文化学科の面接、建築学科の表現力テスト、クリエイティブイノベーション学科の構想力テストで必要な演習は異なります。動画の視聴時間を増やしても、本人の志望学科・提出物・当日試験に応じた行動プランにはなりません。
集団授業の大手予備校では学科差へ細かく対応できない
集団授業は共通する文章技術を学べても、②の限界が残ります。ポートフォリオ制作、企画書の構想、探究活動のプレゼン資料では、生徒ごとに違う素材と締切を扱います。全員が同じ週に同じ課題を進めるだけでは、実技経験がない生徒と、ポートフォリオは揃っているが面接での言語化が弱い生徒へ別の優先順位を付けられません。
一般的な個別指導塾では週1回の外が止まりやすい
一般的な個別指導は本人に合わせられても、面談や授業が週1回なら③の限界があります。自己推薦調書の下書きが停滞した、構想力テストの時間配分が本番想定より遅かった、面接での回答が提出書類と食い違うと判明しても、次回まで修正が止まります。前期・後期で提出締切が続く受験では、一週間の放置が計画全体を崩します。
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を比較すると、①学科別条件から行動への変換、②生徒ごとの個別計画、③毎日の確認と即時修正のどれかが残ります。11方式が並ぶ武蔵野美術大学の総合型選抜では、この三つを一つの仕組みにする必要があります。だから、志望学科の要項確認から毎日の制作・執筆までを一貫して管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、従来の対策に残る三つの限界を、6つの仕組みで解消します。武蔵野美術大学の総合型選抜では、志望学科の募集要項確認、ポートフォリオ・自己推薦調書・学修計画書・企画書の制作、表現力テスト・構想力テスト・小論文・実技の演習、面接対策を一つの計画に統合し、結果を毎日・毎週確認して次の課題を変えます。
- 鬼管理専門塾: 毎日×個別
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
武蔵野美術大学の志望学科に合わせ、「自己推薦調書のテーマ①を600字で下書きし、構想力テストの過去問を30分で1回解き、ポートフォリオの1点を系統立てて再構成する」のように、1日単位の数値で制作・執筆の指示を出します。何をどこまで終えるかが曖昧になりません。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
生徒ごとに志望学科、実技経験の有無、提出物(ポートフォリオ/学修計画書/企画書)、当日試験の形式が異なります。日本画・油絵から芸術文化・クリエイティブイノベーションまで、学科タイプ別の条件へ合わせ、書類制作と学力を両立する個別の行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗を管理し、毎週の確認テストでポートフォリオの完成度、構想力テストや表現力テストの完成時間、自己推薦調書の一貫性、面接回答の一貫性を測ります。提出物の仕様漏れや書類間の内容の食い違いも放置せず、確認結果から翌日の課題を修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の厳しい選考を通過した専属講師が、公式要項と本人の状況を区別しながら進捗を確認します。公開された講師満足度調査は1,524件を対象としており、指導体制を比較するときの具体的な材料にできます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験と学部別対策に加え、総合型選抜・推薦、英語資格の専門コースを組み合わせられます。高校受験から大学受験までの知見を持ち、美術系大学の総合型選抜における学科別書類と一般選抜対策を同じ週間計画で管理します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
制作や執筆中の疑問はLINEで質問できます。無料説明会はZoomで保護者も参加でき、現在の志望学科、実技経験、活動歴を共有して必要な準備量を相談できます。資料請求で指導内容を比較してから判断することも可能です。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象コースと適用条件は無料説明会で必ず確認してください。毎日の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。無料説明会では、2027年度要項と現在の状況を照合し、最初の一週間で行う課題まで具体化できます。
武蔵野美術大学の学科別対策を無料説明会で相談できます
まとめ|志望学科の型を特定し、書類と当日試験を同時に仕上げる
| 学科タイプ | 代表学科 | 最優先の準備 |
|---|---|---|
| 実技評価中心 | 日本画/油絵/彫刻/工芸工業デザイン(一般) | ポートフォリオの一貫性と当日実技の集中力 |
| 当日思考表現中心 | 建築/基礎デザイン | 初見課題を時間内に図・文章で構造化する練習 |
| 言語化・面接中心 | 芸術文化/デザイン情報/クリエイティブイノベーション | 志望理由と活動経験を一貫した問いでつなぐ |
| 映像(前期/後期) | 映像学科 | 作品の有無で前期・後期のどちらに出すか早期判断 |
| 後期のみ実施 | 油絵GA専攻/彫刻(後期) | 前期のポートフォリオを流用しつつ実技を仕上げる |
武蔵野美術大学の総合型選抜は、実技が得意な受験生だけの入試でも、評定平均だけで判断される入試でもありません。学科によってポートフォリオが必須だったり、実技経験を問わず学修計画書と面接だけで評価されたりと、評価の型がはっきり分かれています。その上で、どの学科も「審査基準と受験生に期待すること」に書かれた観点と、提出書類・当日試験・面接の一貫性を求めています。倍率は志願者集団の結果であり、自分の準備が審査基準に届いているかどうかは保証しません。
最初の行動は、志望学科の2027年度公式要項を一つ選び、出願資格・提出物・第1次選考・第2次選考の内容を表に転記することです。ポートフォリオが必要な学科なら作品の系統立てから、実技経験を問わない学科なら志望理由の言語化から着手します。前期・後期のどちらに出願するかも早期に決め、当日試験を本番の時間と携行用具で繰り返し演習すれば、学科固有の条件を漏らさず、書類と当日の説明力を一つの一貫した問いへ統合できます。
武蔵野美術大学の総合型選抜を1日単位の計画に変えられます
よくある質問
Q. 武蔵野美術大学の総合型選抜は全学科で実施されますか?
A. いいえ。前期は造形学部10学科・造形構想学部2学科の合計11方式、後期は油絵学科グラフィックアーツ専攻・彫刻学科・映像学科(ディレクション資質重視方式)の3学科のみです。視覚伝達デザイン学科は総合型選抜を実施していません。
Q. 実技の勉強をしたことがなくても出願できますか?
A. 学科によります。芸術文化学科・デザイン情報学科・クリエイティブイノベーション学科・映像学科の公式Q&Aは「出願資格を満たしていれば、実技の勉強経験の有無にかかわらず出願できます」と回答しています。一方、日本画学科や油絵学科などはポートフォリオ・作品審査が選考の中心です。
Q. 調査書の評定平均(学習成績の状況)は選考に使われますか?
A. 公式Q&A(すべての受験方式共通)は「調査書の学習成績の状況(評定平均値)が直接選考時に使用されることはありません」と回答しています。ただし調査書自体の提出は必須で、専願の意思や卒業要件の確認には使われます。
Q. 前期で不合格だった場合、後期や一般選抜を受けられますか?
A. 一部方式を除き受験できます。ただし総合型選抜の選考結果は他の試験に一切反映されません。映像学科(前期クリエイション資質重視方式)に出願した場合は、後期のディレクション資質重視方式、外国人留学生特別選抜、帰国生特別選抜には出願できません。
Q. ポートフォリオはどの学科で必要ですか?
A. 日本画学科、油絵学科(油絵専攻・グラフィックアーツ専攻)、彫刻学科、工芸工業デザイン学科(一般方式)、空間演出デザイン学科、デザイン情報学科、映像学科(前期クリエイション資質重視方式)で必須です。芸術文化学科、クリエイティブイノベーション学科、工芸工業デザイン学科(ワークショップ方式)、映像学科(後期ディレクション資質重視方式)では不要です。
Q. 建築学科の表現力テストはデッサンの上手さを競うのですか?
A. いいえ。募集要項は「描写技術を重視するものではなく、テーマに対する理解・解釈、発想、図やスケッチと文章の組み合わせによる表現を総合的に評価する」と明記しています。観察力・分析力・想像力・時間管理能力も評価対象です。
Q. クリエイティブイノベーション学科の構想力重視方式と探究力重視方式はどちらが受かりやすいですか?
A. 2026年度の倍率は構想力重視方式が約1.6倍、探究力重視方式が約1.8倍でした。ただし倍率だけで選ばず、探究活動の継続的な実績があるかどうかで出願資格自体が変わるため、自分の経験に合う方式を選んでください。
Q. 映像学科は前期と後期のどちらに出願すべきですか?
A. 前期のクリエイション資質重視方式は動画または写真のポートフォリオが必須で、後期のディレクション資質重視方式は自己推薦調書と当日の構想力テスト・面接が中心です。作品を用意できるなら前期を優先し、両方式への併願はできません。
Q. 自己推薦調書や学修計画書はパソコンで作成してもよいですか?
A. いいえ。募集要項は多くの学科で「鉛筆(BまたはHB)または黒のボールペンで記入し、ワープロ等の使用は認めない」と指定しています。学科ごとの指定筆記用具を確認し、下書きの段階から手書きで練習してください。
Q. 総合型選抜の対策はいつから始めるべきですか?
A. ポートフォリオの制作や探究活動の実績は短期間で作れないため、高1・高2から準備するのが理想です。受験学年では夏前に志望学科と前期/後期の方針を決め、夏に提出書類の下書きと当日試験形式の演習を並行してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





