【東京工業大学の学部って…?】東京工業大学のプロが学部について徹底解説【25年度入試】

始めに:【東京工業大学】大学概要まとめ|入試の仕組みや学部の特徴を徹底解説!

【東京工業大学】大学概要まとめ|入試の仕組みや学部の特徴を徹底解説!
菅澤
オニ坊

鬼管理専門塾【大学受験コース】アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
【東京工業大学の学部って…?】東京工業大学のプロが学部について徹底解説【25年度入試】
というテーマで記事を書いていきます。

東京工業大学を志望するならかなり気になるテーマですよね。
東京工業大学第一志望は必ずチェック!最後までご覧ください!

東工大の正式名称は?

東工大の正式名称は?
菅澤

多くの人々に「東工大」として親しまれている学校は、実際には「東京工業大学」という名前で正式に知られています。この学校名の略称は、日本全国の多くの教育機関と同様に、省略形で広く使われているのが一般的です。例えば、「東農大」という呼称は「東京農業大学」を指し、この大学は私立です。また、「農工大」とは「東京農工大学」を指し、こちらは国立大学になります。これらの略称は非常に似ているため、しばしば混同されがちです。

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これらの大学の略称が混在しているため、それぞれの大学の正式な名称とその背景について正確に理解し、記憶しておくことが重要です。例として、多くの人々が「東工大」と簡単に言及するものの、この略称が指す「東京工業大学」は、日本のトップクラスの工学教育機関として知られています。略称を使う便利さとともに、それが指す大学の正式名称とその教育内容についての認識を深めることは、教育機関に対する尊敬と理解を深める上で役立ちます。

東京工業大学の3つのキャンパスと学部

東京工業大学の3つのキャンパスと学部
東工大の大岡山キャンパスの特徴

東京都目黒区に位置する大岡山キャンパスは、東工大のメインキャンパスです。
大岡山キャンパスにある学部(学院)は、以下のとおりです。
理学院
工学院
物質理工学院
情報理工学院
生命理工学院
環境・社会理工学院

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大岡山キャンパスはそのユニークな建築と充実した施設で知られており、学生や地域住民にとって魅力的な場所となっています。キャンパス内には、円柱を半分に切ったような外観が特徴的な東工大博物館があります。この博物館は、その独特なデザインで訪れる人々の目を引き、学術的な展示だけでなく、建築の面でも興味を惹かれるスポットです。さらに、大規模な三角柱形の建物である図書館は、理工系の大学の中でも随一の蔵書量と広さを誇ります。この図書館は学術リソースの豊富さだけでなく、そのユニークな建築も学生たちにとってインスピレーションの源となっています。

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また、キャンパスにはウッドデッキが設置された桜並木や銀杏並木があり、これらは春には多くの花見客で賑わいます。地域住民も散歩やリラックスのために訪れるため、これらの自然豊かなスポットはコミュニティの結びつきを強化する場としても機能しています。これらの自然エリアは学生や教職員、訪問者にとって精神的なリフレッシュを提供し、学問的な活動に必要な静けさと平和を提供します。

東工大のすずかけ台キャンパスの特徴

神奈川県横浜市緑区に位置し、おもに生命理工学院に所属する学生が通っているのがすずかけ台キャンパスです。

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すずかけ台キャンパスは、その充実した研究施設と豊かな自然環境により、学術活動に最適な場所となっています。このキャンパスには化学生命科学研究所、フロンティア材料研究所、未来産業技術研究所など、多岐にわたる先進的な研究機関が設置されており、各分野での革新的な研究が行われています。これらの施設は、最先端の技術と知識の発展に寄与しており、学生や研究者にとって重要なリソースとなっています。

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また、キャンパス内には「すずかけホール」という会館があり、ここでは学術会議やシンポジウムなど、多くの学術的イベントが開催されます。この会館は、研究成果を共有し、知識を深めるための中心地として機能しており、国内外からの訪問者も多く訪れます。

東工大の田町キャンパスの特徴

田町キャンパスは東京都港区に位置し、JR田町駅からすぐの場所にあります。

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このキャンパスは、多様な教育施設を持ち合わせており、学生たちに幅広い学習機会を提供しています。例えば、東京工業大学には附属の科学技術高等学校があり、ここでは若い学生たちが科学技術の基礎を学びます。また、社会人を対象とした環境・社会理工学院では、技術経営専門職学位課程を提供しており、実務経験を持つ学生が更なる専門知識を深めることができます。さらに、イノベーション科学コースでは、革新的な思考と技術開発の技術を教育しています。

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さらに、キャンパス内には他大学のサテライトオフィスが入るキャンパス・イノベーションセンターが設置されており、ここでは様々な大学や研究機関が協力し合い、共同研究を行うことが可能です。このように、このキャンパスは学術的な協力とイノベーションのハブとして機能しています。

東京工業大学の入試の仕組み

東京工業大学の入試の仕組み

東京工業大学では、6つの学院に学問領域を分け、入学者を学院別に決定しています。
「理学院」
「工学院」
「物質理工学院」
「情報理工学院」
「生命理工学院」
「環境・社会理工学院」

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大学の教育システムでは、学生が入学時に複数の学院から選択し、幅広い基礎科目を学んだ後で専門分野を選ぶという流れが確立されています。具体的には、入学希望者は利用可能な6つの学院の中から最も興味がある2つを選び、申請します。初年度では、学生は文系の教養科目や理工系の基礎科目など、広範囲にわたる教育カリキュラムを受けることになります。これにより、学生はさまざまな分野の知識を吸収し、自身の興味や適性を探求する機会を得ることができます。

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例えば、学生が最初の年に幅広い科目を学ぶことで、それぞれが自分自身の強みや関心を深く理解する手助けとなります。そして、2年目に進学する際には、その経験を基に、自分に最も適した専攻分野、「系」を選択することが期待されます。この柔軟なカリキュラム設計は、学生が自己のキャリアパスを効果的に計画するための強固な基盤を提供します。

「理学院」の特徴
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理学院は、自然科学に深い興味を持つ学生にとって理想的な場所です。この学院は、自然界の法則や論理に基づいた学問を追求し、定理の構築や微細な物理現象、宇宙の広がりなど、多岐にわたるトピックを深掘りします。理学院では、これらの学問を通じて学生は専門的な基礎力をしっかりと築くことができるため、将来的なキャリア構築において有利な立場に立てると言えます。

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具体的には、物理学の学生が量子力学の原理を理解し、それをもとに新しい物理現象を解析するケースが挙げられます。また、化学の学生が化合物の反応を詳細に学び、その知識を実験や新しい材料開発に活かすことも可能です。これらの経験は就職活動時に大きなアドバンテージとなり、専門性の高い職場で求められる能力を既に持っていると評価されやすいです。

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さらに、理学院では志を同じくする多くの優秀な学生や教員が集まり、日々の研究や学びを通じて刺激し合う環境が形成されています。このような環境は、学術的な成長だけでなく、個人の社交的な成長にも寄与し、長期的な専門的ネットワークの構築に役立ちます。

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理学院の偏差値が70と高く、入学が競争的であることも、学院が優れた学生を引き寄せ、高い学問的成果を出している証拠です。したがって、自然科学の分野に興味を持ち、将来的にこの分野で専門的なキャリアを築きたいと考えている人にとって、理学院は最適な選択肢であると言えるでしょう。

「工学院」の特徴
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工学院は技術革新と実用的な教育に特化しており、学生に実社会で必要とされる技術を提供することを目指しています。ここでは機械、システム制御、電気電子、情報通信、そして経営工学の各分野にわたる専門知識を深めることができます。これに加え、大学院の課程も含まれており、さらに高度な技術や理論を学ぶことが可能です。この教育体制は、学生が快適で豊かな社会の実現に貢献するための基盤を築くためのものです。

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学びの範囲は福祉機器の設計から宇宙ロケットの開発に至るまでと非常に広範で、具体的なプロジェクトやコンテストを通じて、学生は創造性と実践的な技術を培います。たとえば、学生たちがチームを組み、実際の問題解決を目指す国際的なロボット競技に参加することが奨励されています。これらの経験は、理論だけでなく、実際の技術開発現場で求められる発想力や問題解決能力を養うために重要です。

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工学院の教育水準の高さは、偏差値70という数値にも表れており、学生たちは高い学術基準のもとで学んでいます。この偏差値は、院が高度な技術教育と研究において優れた成果を挙げていることを示しています。

「物質理工学院」の特徴
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物質理工学院は、先進的な材料科学と応用化学を駆使して、社会のさまざまな問題に対処し、将来の社会構築に寄与しています。この学院は、材料科学と応用化学の二つの部門で構成されており、学生に最先端の研究と実践的なスキルを提供することに重点を置いています。これにより、卒業生は環境保護、資源管理、エネルギー効率、医療技術の改善など、重要な分野での課題解決に貢献する能力を身に付けることができます。

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たとえば、この学院の学生が開発に関わる新しい高効率太陽電池材料や、医療用の新しい生体材料は、それぞれエネルギー生成の効率化と医療技術の革新に直接的な影響を与えるものです。こうした具体的なプロジェクトを通じて、学生たちは理論だけでなく、実際に社会に役立つ技術を開発する経験を積むことができます。

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さらに、物質理工学院は日本の重要な産業とも密接に連携しており、学生たちには多様な就職機会が提供されています。このような産業との連携は、学生が実世界の技術的課題に取り組み、産業界で即戦力となるスキルを磨く上で非常に有益です。

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物質理工学院の偏差値が69と評価されていることは、この学院が高い教育水準を保持していることの証左です。このような背景から、物質理工学院は、未来の材料開発を牽引し、環境や健康などの分野での課題解決に寄与する技術者や研究者を育成していると言えます。

「情報理工学院」の特徴
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情報理工学院は、情報科学の分野を深く掘り下げ、学生に数理と技術の両面から情報を理解させることに注力しています。この学院では、数学的なアプローチとコンピュータ科学の技術が結合されており、学生は複雑なデータ構造やアルゴリズムの設計と解析を学ぶことで、広範囲にわたる情報処理技術の基礎を習得します。この教育プログラムにより、学生は大量のデータを効果的に扱い、新しい情報技術を開発する能力を身に付けます。

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たとえば、機械学習のコースでは、学生たちは最新のアルゴリズムを使用して、ビッグデータから有意義なパターンを抽出する方法を学びます。また、暗号理論の授業では、データの安全性とプライバシーを保つための技術について詳細に学ぶことができます。これらのコースは、実世界の問題に直面した際に実用的な解決策を提供するためのものです。

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情報理工学院の偏差値が71と評価されていることからも分かるように、この学院は高い学術水準を持ち、進んだ教育と研究活動を提供しています。そのため、情報理工学院は、情報科学の分野で専門的な技術と理論的な深さを追求したい学生にとって、最適な教育機関であると言えます。この学院での学びは、情報の解析、処理、およびその応用に必要な全ての技術と知識を提供し、将来的には情報科学の分野でリーダーシップを取る専門家を育成することを目指しています。

「生命理工学院」の特徴
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生命理工学院は、テクノロジーと生命科学の交点に位置し、学生に広範な専門知識を提供しています。この学院では、生物学、化学、および工学の統合されたカリキュラムを通じて、生命科学の基本から高度な技術までを教育します。学生は、学部レベルでの基礎科目を経て、研究プロジェクトにより専門知識を深める機会を得ることができます。

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具体的には、生命工学のコースでは、遺伝子工学やバイオインフォマティクスなどの分野で最新の技術を学び、それを卒業研究で実践的に応用します。また、学生は留学プログラムや企業インターンシップを通じて、国際的な視野を持ち、多文化環境で活躍する能力を身につけることが推奨されています。たとえば、欧米やアジアの有名大学への交換留学は、学生に異文化交流の経験と同時に、グローバルな研究環境での学びを提供します。

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生命理工学院の偏差値が69であることは、この学院が提供する教育の質の高さを示しています。そのため、この学院は生命科学と技術の統合的な学習を求める学生にとって、非常に価値のある選択肢となっています。生命理工学院での教育は、将来の科学者や技術者が世界市場で競争するための知識とスキルを身に付けるための重要な基盤を築くことを目的としています。

「環境・社会理工学院」の特徴
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環境・社会理工学院は、持続可能な開発と社会的課題の解決に焦点を当てた学院で、建築、土木・環境、融合理工、社会・人間科学、イノベーション科学の五つの部門および技術経営専門職学位課程を提供しています。この学院は、急速に変化する地球環境や都市構造、社会のニーズに対応することができる専門家を育成することを目的としています。学生たちは、現代の環境や社会が直面している複雑な問題に取り組むための理論と実践的なスキルを学びます。

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例えば、建築学系では、持続可能な建築デザインやエネルギー効率の高い建物の設計方法を教え、土木・環境工学系では、環境保全技術や都市インフラの持続可能な管理についての知識が提供されます。これらの教育プログラムは、実際のプロジェクトやケーススタディを通じて、現実の問題解決に直結する経験を学生にもたらします。

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環境・社会理工学院の偏差値が69と評価されていることは、教育の質とその学院が学生に提供する学習機会の高さを示しています。このため、持続可能な開発や社会的課題の解決に興味を持ち、専門的な知識と実践的なスキルを身に付けたい学生にとって、環境・社会理工学院は理想的な選択肢です。学院での学びが、将来、地球環境や社会に貢献する専門家を育成するための確かな基盤を提供します。

東京工業大学のカリキュラムはどうなっているのか

東京工業大学のカリキュラムはどうなっているのか
菅澤

東京工業大学での学びは、学生が所属する「学院」から始まり、次第に専門性を高めていく構造になっています。入学して最初の年は、所属する学院において広範囲にわたる基礎科目と専門分野の科目を学びます。この段階では、文系の教養科目や英語のほか、理工系の基礎科目が中心です。2年目からはより専門化された「系」の選択が求められ、学生は自分の興味や将来のキャリアに応じて、特定の専門分野を深く掘り下げます。

オニ坊

たとえば、理学院においては、数学系、物理学系、化学系、地球惑星科学系の4つの選択肢があります。これらの「系」は、それぞれが独自の専門分野に特化しており、2年目に学生がこれらの中から選択することにより、専門性の基盤が形成されます。大学院ではさらに「コース」を選ぶことで、専門性をさらに深めることができます。

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学生が学びたい専門分野を考慮し、その分野が属する「学院」と「系」を選択することが重要です。この選択が将来の研究やキャリアに直結するため、出願時にはじっくりと自分の興味と目標を考える必要があります。

オニ坊

東京工業大学の学びの特徴は、広範な基礎教育から始まり、徐々に専門性を高めることができる柔軟性にあります。さらに、教職課程も提供されており、中学校や高等学校での数学・理科の教員免許を取得する道も開かれています。このように、東京工業大学では、幅広い学びと専門性の深化を通じて、学生が将来にわたって活躍できる基盤を築くことが可能です。

東京工業大学の一般選抜と総合型選抜って?

東京工業大学の一般選抜と総合型選抜って?
東工大には「一般選抜」と「総合型選抜」がある
菅澤

東京工業大学の一般選抜(前期日程)では、学院の全範囲にわたる統一された入試が実施されており、受験生は最大で2つの学院を選択して出願することができます。この選抜方法は、大学のすべての学院で行われ、広範な学問分野をカバーしています。一方、総合型選抜は理学院を除く他の5つの学院で特有の試験が行われる選抜方式で、これには現役生だけでなく既卒生も出願が可能です。各学院では試験内容が異なり、特定の専門分野に関連する知識とスキルが評価されます。

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例えば、工学院では、工学関連の専門知識を問う問題が出題される一方で、生命理工学院では、生物学や化学に重点を置いた試験が実施されます。これにより、受験生は自分の専門分野に合わせて試験の準備を行うことができ、その結果、より適切な学院への進学が可能になります。

入学者の選抜方法(大学入学共通テスト・2段階選抜)

菅澤

東京工業大学の入学選抜プロセスでは、受験生は一般選抜(前期日程)および総合型選抜の両方で、大学入学共通テストの成績と個別の学力試験の結果、そして提出される調査書を基に評価されます。この選抜システムは、学生の幅広い知識と能力を公平に評価するために設計されています。各試験は学生の学力を多角的に評価し、それぞれの学生が適切な学院に配置されるようにするためのものです。

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具体的には、一般選抜で使用される大学入学共通テストでは、5教科7科目が試験され、学生はこれらの科目での知識を証明する必要があります。もし全学院の志願者数が募集人員の4倍を超える場合、第1段階選抜としてこのテストの成績が特に重視されます。一方、総合型選抜では、二段階選抜プロセスが用いられ、初期の選抜に加えてさらに詳細な評価が行われます。

オニ坊

この選抜プロセスの目的は、学生が適切な学院に入学することを保証するとともに、教育の質を維持することです。学生の能力に応じた正確な評価を行い、それに基づいて最も適した学院に配属することで、学生一人ひとりが最大限の学習成果を得られるよう努めています。このような厳格で公正な評価システムは、学生の成功を確実にするために重要であり、東京工業大学の教育水準を高く保つための鍵です。

試験内容(科目と試験時間)

大学入学共通テスト5教科7科目の内訳と、試験時間

教科科目試験時間
国語「国語」80分
地理歴史公民「世界史B」「日本史B」「地理B」「現代社会」「倫理,政治・経済」から1科目60分
数学「数学Ⅰ・数学A」「数学Ⅱ・数学B」の2科目合計130分
理科「物理」「化学」「生物」「地学」から2科目合計130分(うち解答時間120分)
外国語「英語(リスニングを含む)」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」から1科目英語:リーディング80分、リスニング60分(うち解答時間30分)その他科目:80分
東工大の学校推薦型選抜は大学入学共通テストの受験が必要!
菅澤

東京工業大学では、「学校推薦型選抜」と呼ばれる選抜方法が、一般選抜や総合型選抜に次いで多くの学生を受け入れています。この選抜方式は、特定の学院、すなわち理学院と生命理工学院でのみ採用されており、特定の条件を満たした学生に対して入学の機会が提供されます。学校推薦型選抜の応募者は、個別の学力検査を免除されるものの、推薦書や調査書の提出が求められ、さらに大学入学共通テストの受験が必要となります。

オニ坊

たとえば、ある学生が学校推薦型選抜で応募する場合、その学生は推薦書を通じてこれまでの学校での成績や活動が評価され、その上で大学入学共通テストにおいて必要な科目の試験を受ける必要があります。これにより、学生は一般選抜や総合型選抜と同じ教科の試験を受けつつ、推薦による利点を享受することができます。

菅澤

このように、東京工業大学の学校推薦型選抜は、特定の学院で優れた学生を確保するための効果的な手段を提供しています。推薦書や調査書を通じて学生の全体的なプロフィールを評価することで、単に試験の成績だけでなく、学生の潜在能力や学校での表彰なども考慮に入れることができます。このアプローチは、学生が東京工業大学での学びに最適な環境を見つけ、自身の能力を最大限に活用するのに役立ちます。

東工大二次試験の特徴とポイント
菅澤

東京工業大学の一般選抜(前期日程)では、個別学力検査が受験生の専門知識および基本的な理解を評価する中核的な要素となっています。この試験では、英語、数学、物理、化学の4つの主要科目が含まれており、これにより学生の広範な学問的能力が測定されます。これらの科目の選択は、技術系の学問において不可欠な理解と応用能力を反映するために行われています。

英語

菅澤

東京工業大学の英語入試では、試験形式が2つの大きな長文問題から成り立っており、各長文は1,000〜2,000語程度に及びます。この試験は90分間という限られた時間内で行われるため、高度な読解速度と文章を理解し、記述式の設問に対応する能力が求められます。このような形式は、学生に対して英文を迅速に読み解き、それに基づいて的確な答えを書き出す集中力と処理能力を要求します。

オニ坊

たとえば、ある長文が科学技術の進展について論じている場合、学生は専門的な語彙と複雑な構文を理解し、それに基づいて詳細な分析を行う問題に答えなければなりません。また、別の長文では、国際的な環境問題に焦点を当てることもあり、これには広い視野と深い理解が必要です。これらの設問に効果的に答えるには、高い英語力が不可欠です。

菅澤

東京工業大学は、その教育方針として英語教育を重視しており、単に理系科目の知識だけではなく、英語能力も学生の成功には欠かせない要素として位置付けています。したがって、「英語が苦手でも理系科目さえできれば大丈夫」という考え方は、東京工業大学での学びや将来のキャリアにおいてリスクを伴うものです。この試験は、学生が国際的な舞台で活躍するための基礎となる英語力を養うための重要な機会と言えるでしょう。

数学

菅澤

東京工業大学の一般選抜入試では、理系科目に焦点を当てた標準的な問題形式が採用されています。各受験者は5つの大問を解答することになり、試験時間は180分と設定されており、これは比較的長めの時間です。この時間設定は、受験生に十分な思考時間を提供し、複雑な問題に対して熟考する機会を与えるためのものです。

オニ坊

例えば、過去の入試で、特に計算が多かったり、難易度が高かったりする問題が出題された場合、受験生は計画的に時間を管理し、効率的に問題を解く戦略を立てる必要があります。このためには、過去問を使った演習が非常に有効で、特に解答しやすい問題から順に解いていく技術を身につけることが推奨されます。

物理

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物理の試験は3つの大問から構成され、全体で120分の解答時間が与えられます。この試験では、基本的な物理の問題に新しい要素が加えられており、問題の条件や設定を正確に理解するための読解力が求められます。新しい設定が導入されることにより、受験生はただ公式を暗記するだけでなく、それらをどのように適用するかを理解する必要があります。

オニ坊

例えば、力学の問題において、非標準的な力の分析が必要になる場合、単純な公式の適用だけでは不十分で、問題文の状況に合わせて適切な物理法則を選択し適用する能力が試されます。また、問題はすべて記述式であり、計算量が多いため、120分という時間は意外と迅速な解答が求められる状況を作り出しています。これに対処するためには、日常的な学習での時間管理の練習や、速度を要する計算練習が不可欠です。

菅澤

このように、物理の試験では基本的な知識に加えて、新しい問題設定への適応力と時間内での効率的な問題解決が重要です。受験生はこれらのスキルを身につけることで、試験での成功をより確実なものにすることができます。したがって、物理の試験においては、典型問題への理解を深め、新しい問題設定に柔軟に対応するための準備が必要であると言えます。

化学

菅澤

化学の試験では、物理試験と同様に3つの大問が設定され、合計120分の時間が与えられます。この試験では、無機化学、有機化学、理論化学から広範囲にわたる問題が出題され、学生は様々な形式の問題に対応する必要があります。これには計算が重要な役割を果たす問題や、正誤を判断する問題、有機化学の複雑な構造を解析する問題などが含まれます。これらの問題に効果的に対応するには、基礎知識の習得と計算能力の向上が不可欠です。

オニ坊

例えば、有機化学の問題では、分子の構造決定を行う必要があり、これには分子の特性を理解し、実際の化学反応を想像して適切な結果を導き出す能力が求められます。また、無機化学では化合物の反応式を正確に計算し、理論化学では化学反応の速度や平衡を分析する問題が頻出します。これらの問題を解決するには、しっかりとした基礎知識と、正確かつ迅速な計算技術が必要です。

最後に:東京工業大学に合格をするには?

菅澤

ここまで【東京工業大学の学部って…?】東京工業大学のプロが学部について徹底解説【25年度入試】を見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が東京工業大学では必要です。

菅澤

そんな東京工業大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理専門塾【大学受験コース】という塾を運営中。
もし少しでも「東京工業大学に合格したい」と考える受験生は共に東京工業大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理専門塾【大学受験コース】が応援します。

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本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Goda Shinnosuke