浪人になる割合は?浪人生についての3つのデータも紹介します!

始めに:浪人になる割合は?

菅澤

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オニ坊

鬼管理専門塾アシスタントのオニ坊です!
本日はどのような記事になりますか?

菅澤

本日は
「浪人になる割合は?浪人生についての3つのデータも紹介します!」というテーマで記事を書いていきます。

受験生のみなさんは、かなり気になるテーマですよね。
難関大学志望のみなさんは必ずチェック!最後までご覧ください!

浪人生の割合

菅澤

大学に合格する学生の中で、一度浪人経験のある割合については、年々さまざまな統計が発表されています。これらのデータは、合格者全体の中で、どれくらいの学生が浪人生として大学入試に臨んでいるかを示しています。

5人に1人は浪人生

5人に1人は浪人生

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文部科学省の「学校基本調査」によると、2019年度に大学に入学した人数は631,273人であり、そのうち19歳以上で浪人経験のある学生は141,289人でした。

このデータから算出される浪人生の割合は約22.4%となり、合格者のおよそ5人に1人が浪人生であることが明らかになります。

オニ坊

この比率を具体化すると、大学入学者の約5分の1が一度は浪人経験を持っているということになります。

2018年度のデータを見ても、浪人生の割合は21%であり、ここ数年間、この割合はほぼ2割強で一定しているようです。これは、一度大学入試に失敗しても、再度挑戦し合格する学生が一定数存在するということを示しています。

毎年大学に合格する学生の中には、一定の割合で浪人経験者が含まれているということが確認できます。このことは、多くの学生が大学入試での失敗を乗り越え、再挑戦を通じて成功を収めている現状を示しており、浪人生が大学入試において重要な役割を果たしていることがわかります。

浪人生の割合が減少している

浪人生の割合が減少している

菅澤

近年、浪人生の割合が減少していることは明らかです。1990年代には約3人に1人が浪人生だったのに対し、現在はその割合が減少しています。

オニ坊

1990年代には「ヒトナミ(人並み)」として知られるほど、浪人は一般的な現象でした。しかし、その後の年月を経て、浪人生の数は徐々に減少しています。
この変化には複数の要因が関係しています。

まず、少子高齢化により受験生の総数が減少していることが挙げられます。これにより、大学の受験生確保の競争が激化し、受験生にとっては大学に入学しやすくなったという側面があります。

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加えて、入学試験の形式が多様化しています。テストだけでなく、面接や小論文、推薦入試など、様々な選抜方法が導入されたことで、受験生は自分に合った入試方式を選択できるようになりました。これも、浪人生の減少に一役買っています。

オニ坊

経済状況の変化も影響しています。バブル経済の崩壊以降、日本の経済状況は停滞し、多くの家庭が経済的な困難に直面しました。

この結果、親御さんが子供を浪人させることが難しくなり、経済的な理由で直接大学に進学する学生が増えたと考えられます。

浪人生の割合が減少している理由は、少子高齢化による受験生の減少、入試方式の多様化、そして経済的な背景の変化によるものです。これらの要因が組み合わさることで、かつては一般的だった浪人という選択肢が、現代では徐々に減少傾向にあるという状況が生まれています。したがって、現在の受験生は、浪人を選択する前にこれらの状況を考慮し、様々な入試方式や自分の経済的な状況を検討する必要があるでしょう。

それでも、浪人生が完全にいなくなる可能性は低い

それでも、浪人生が完全にいなくなる可能性は低い

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浪人生が完全にいなくなる可能性は低いと考えられます。大学の入試状況は今後も変化し続けると予想され、特にトップレベルの大学では入試の難易度が高まる傾向にあるためです。

オニ坊

例えば、東京大学や京都大学などの有名国立大学や、慶應義塾大学や早稲田大学のような難関私立大学では、入学競争が厳しい状況が続いています。

これらの大学は入学定員を厳格に管理し、高いレベルの学力を要求するため、多くの受験生が一度では合格できず、浪人を選択することがあります。

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さらに、医学部や芸術系の大学など、特定の専門分野を目指す場合、高いレベルの専門知識や技能が求められるため、合格までに何度かの挑戦が必要となることも珍しくありません。これらの学部では、一浪や多浪は一般的な現象となっています。

浪人生が将来的になくなるとは断言できない状況です。特に、高い学力や特定の技能を要求する大学や学部では、浪人してでも入学を目指す価値があると考えられるため、これらの学校や学部を目指す受験生にとって浪人は今後も一つの選択肢となり続けるでしょう。

浪人生に関する細かいデータ

菅澤

様々なデータを通して浪人生について見てきましたが、さらに詳細な分析を行い、多角的な視点から浪人生を検討すると、さらに多くの興味深い事実が浮かび上がってきます。

浪人生の男女差

浪人生の男女差

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合格者の中での浪人生の割合には男女間で顕著な違いがあることがわかります。全体的に見ると、およそ5人に1人が浪人生ですが、この割合は性別によって異なります。

オニ坊

2019年の文部科学省の学校基本調査によると、男性の浪人生の割合は26.1%にのぼります。これは、全体の浪人生の割合よりも高く、大学合格者の約4人に1人以上が男性浪人生であることを意味します。

このデータは、男性が難関大学へのチャレンジを何度も繰り返す傾向があることを示唆しています。

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一方、女性の浪人生の割合は18.0%と、男性よりも約8ポイント低い数値です。これは、女性受験生が自身の学力に見合った大学へのスムーズな入学を実現している可能性が高いことを示しています。

男女間での浪人生の割合には明確な差が存在することが明らかになります。男性はより高い目標を持ち、何度もチャレンジする傾向があるのに対し、女性は自分の能力に合った大学を選びやすい状況にあると考えられます。これらの違いは、大学受験における男女間の異なる傾向や戦略を反映していると言えるでしょう。

浪人回数

浪人回数

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大学合格者の中で複数回浪人している学生の割合について、年齢別データから傾向が明らかになります。2019年度のデータを基にすると、一浪生が最も多く、全体の76.1%を占めています。

これに対して二浪以上の割合はかなり少なくなります。

オニ坊

具体的には、二浪生は全体の13.4%、三浪生は4.3%となっています。これは、大学合格者の中で、約4人に3人が一浪であることを意味し、圧倒的な多数を占めていることを示しています。

一方で、二浪以上、つまり多浪を経験する学生は比較的少数であることが分かります。

大学合格者の中で多浪する学生は少数派です。一浪生が大多数を占める中で、二浪や三浪以上の学生は比較的少ない割合に留まっているのです。この傾向は、多くの学生が一度の浪人で目標とする大学への合格を目指し、成功している現状を反映しています。また、複数回の浪人が少ない割合を示すことは、学生やその家族が経済的、精神的な負担を考慮し、一度の浪人での合格を目指す傾向があることも示唆しています。

難関大学は浪人生の割合は非常に高い

難関大学は浪人生の割合は非常に高い

菅澤

難関大学における浪人生の割合は非常に高いことが分かります。

特に、国公立のトップ大学や有名私立大学では、浪人生が合格者の大きな割合を占める傾向があります。

オニ坊

例えば、東京大学の2023年度のデータによると、理科二類では合格者の37.8%が浪人生です。この数字は、東京大学の特定の学部において、浪人経験者が多いことを示しています。

また、早稲田大学の人間科学部では、浪人生が合格者の33.8%を占めており、政治経済学部も30.2%に達しています。さらに、慶応義塾大学でも浪人生が全体の3割以上を占めています。

菅澤

これらのデータから、難関校では浪人してもなお受験を続ける学生が多いことが明らかになります。これは、高い学力が要求されるこれらの大学に合格するためには、多くの学生が一度では足りず、何度かの挑戦が必要となることを示しています。

難関大学を目指す場合、何度かの浪人を経験することは珍しいことではなく、むしろ一般的な現象と言えます。この傾向は、これらの大学の競争の激しさと、学生たちの強い志望動機を反映しています。

菅澤

大学合格を目指す浪人生にとって、学習塾や個別指導はサポートの一環に過ぎず、本質的には自己努力が成功の鍵となります。

多くの浪人生は、有名な学習塾に通えば合格できると考えがちですが、実際のところ、学習塾はあくまでサポート役であり、学習の本質は自分自身の努力に依存しています。

オニ坊

学習塾や個別指導は、生徒が理解しやすいように教材や授業方法を提供しますが、それだけでは十分ではありません。授業を受けるだけでは、知識が一時的に記憶されるだけで、長期的な理解には至りません。

重要なのは、受けた授業の内容を復習し、自分の知識として定着させることです。

菅澤

例えば、授業で学んだ公式や理論を繰り返し演習することで、理解が深まり、応用力が養われます。また、自主学習を通じて新たな疑問点を見つけ出し、それを解決する過程で、より深い学びが実現します。

したがって、浪人生は学習塾や個別指導に依存するのではなく、自らの主体性を持って勉強に取り組む必要があります。授業を受けることと同時に、自分で復習し、自主学習を行うことが、何度目の浪人であっても成功への鍵となるのです。このように自己努力を重視する姿勢が、大学合格への道を切り開くことになります。

浪人生活は自分自身で努力し、学習に主体的に取り組むことで、初めて成果をもたらすものです。単に授業を受けているだけでは不十分であり、自らの手で知識を深め、理解を拡大することが求められます。この自律的な学習姿勢が、最終的には大学合格という成果につながるのです。

最後に:志望大学に合格をするには?

最後に:志望大学に合格をするには?
菅澤

ここまで浪人生の割合などについて見てきましたが…。

オニ坊

1人で勉強するのが苦手、何から始めたら良いかわからないという受験生もいますよね。自分自身の希望する学部に合格するために、それ相応の対策が必要です。

菅澤

そんな志望大学に合格するためには?
と考える受験生のために現在、鬼管理専門塾という塾を運営中。
もし少しでも「志望大学に合格したい」と考える受験生は共に志望大学を目指しましょう。
現状のレベルが「偏差値30~40」でも大丈夫。

「受かりたいという気持ち」が少しでもあるなら
アナタの合格を鬼管理専門塾が応援します。

本記事監修者 菅澤 孝平

シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。

出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映

この記事を書いた人

Writer_kaneko