この記事では
◆「上智大学」がどんな大学なのか
◆「上智大学」の穴場学部2選
◆「上智大学」の合格するための勉強法5選
など、上智大学のこと全てを、徹底的に解説します!
「上智大学」は難しい?
上智大学に合格することは難しいのでしょうか?
ここでは、「上智大学」が「難しいのかどうか」を
① 入試結果
② 各科目の入試難易度
③ 浪人生の割合
の3つの観点で解説していきます。
① 「上智大学」の入試結果
学部 | 倍率 | 合格最低点(%) |
---|---|---|
神学部 | 5.1倍 | 191/350(54.6%) |
文学部 | 3.1倍 | 257/400(64.3%) |
総合人間科学部 | 4.3倍 | 237/350(67.7%) |
法学部 | 3.1倍 | 240/350(68.6%) |
経済学部 | 3.5倍 | 235/350(67.1%) |
外国語学部 | 2.4倍 | 235/350(67.1%) |
総合グローバル学部 | 3.4倍 | 230/350(65.7%) |
理工学部 | 2.7倍 | 312/450(69.3%) |
国際教養学部 | 1.9倍 | 情報なし |
「合格最低点」を見ると、7割取れば、合格できそうだと思われます。
しかし、「倍率」の観点から、3-4人に1人しか受からないということがわかります
② 「上智大学」の各科目の入試難易度
科目 | 難易度 | 特徴 |
---|---|---|
現代文 | 普通 | 読解問題の出題が中心であるため、精読力が求められる。 難易度は標準であるが、読みにくいテーマが出題されることがあり対策が必要。 |
古典 | やや難しめ~難しい | 私立大学では最難関と言われる。 文法や知識問題も出題されるが、読解力が求められる問題が出題され、 応用レベルの知識が求められる。 |
英語 | やや難しめ~難しい | 個別試験がない代わりに、TEAPのスコアが必要。 TEAPではReadingに加えてSpeaking、Writing、Listeningも問われるため対策が必要。 |
日本史 | やや難しめ | 高校教科書の範囲を超える出題はほとんどないが、 問題数が多く、細かい知識を問われるため、徹底的な基礎知識が必要。 |
世界史 | やや難しめ~難しい | 選択問題で、選択肢がとても紛らわしく、さらに奇問が出題されることもある。 さらに地図や写真などの資料問題も出題される。 |
数学 | 普通 | 難易度はそれほど高くないが、 問題数が多いため時間が厳しく、計算スピードと正確性が求められる。 |
化学 | 普通 | 特徴的な出題傾向はさほどなく、 幅広い分野からバランスよく出題されるため、基礎知識力が問われる。 |
物理 | やや難しめ | 全問記述の穴埋め形式。 基礎的な問題も出題されるが、誘導式の応用的な問題も出題される。 |
生物 | やや難しめ | 「正解の選択肢を全て選ぶ」などのように複数選択肢がある 正誤問題が全体の約半数を占めるため、細部まで学習することが求められる。 |
「上智大学」の個別学力試験の各科目の「難易度」と「特徴」をまとめました。
全体的に見て、難易度は「やや難しめ」レベルです。
ここまで、「上智大学」の入試について確認してきて、
現役で合格できるかどうか不安になってきたのではないでしょうか?
③ 「上智大学」の浪人生の割合
このグラフを見ると、
「上智大学」に通っている学生の5人に1人は「浪人経験」があることがわかります。
「上智大学」は、浪人してでも行きたい大学、また、浪人しないと行けない大学だと言えるでしょう。
しかも、浪人したからといって、合格できるわけでもありません。
浪人生の合格率は29.1%と、現役生とほとんど変わりません。
結論
やはり、「上智大学」は「難しい大学」と言えます。
振り返ると、「上智大学」は、
① 3人から4人のうち1人しか受からない
② 入試問題に関しても「特別な対策」が必要である
③ 浪人したとしても、浪人生のうち3割程度しか合格できない
という、難しい大学だと言えます。
「難しい大学」ではありますが、「受からない」わけではありません。
「とにかく勉強をする」のではなく、「受かるための勉強」をすることで、
合格点にたどり着くことができます。
次に、「上智大学」に「受かるための勉強」の仕方を解説していきます。
「上智大学」の受かり方
さて、ここからは、
① 「上智大学」の対策法
② 「上智大学」の穴場学部
③ 「上智大学」までの勉強法
の3つで「受かるための勉強」をマスターしましょう。
勉強法を知るために、なぜこのように細かく分けるのでしょうか?
それは、「難しい大学」に行くための1番の対策は、「周りと差をつけること」だからです。
「周りと差をつける」には、勉強法を知るばかりではなく、
細かく・詳しく見ることが大切です。
① 「上智大学」の対策法
まずは、「上智大学」の具体的な対策方法を解説します。
学部ごとに、各科目の特徴と対策方法をまとめました。
気になる学部を「タップして」各学部のページを見てみましょう。
たくさんの学部があると、どの学部が受かりやすいのか、どの学部が難しいのだろうかと思うかもしれません。
次に、「上智大学」の穴場学部を見てみましょう。
② 「上智大学」の穴場学部
それでは、穴場学部の見つけ方を確認した上で、「上智大学」の穴場学部をご紹介します。
僕らが定義する「穴場学部」は以下4つの観点で判断をしています。
① 倍率・最低点の推移
② 人気キャンパスであるか否か
③ 他大学の入試日程との兼ね合い
④ その他、特出すべきポイントがある
穴場学部 1つ目
なぜ「外国語学部 ロシア語学科」が穴場学部と言えるのか、一緒に確認していきましょう。
先程前述した4つの観点のうち、
■外国語学部 ロシア語学科 学部学科試験・共通テスト併用型:SS60
・合格最低点:214/350点(61%)
・倍率:1.6倍→1.5倍→2.8倍→ 4.5倍(2022→2019)
・学部別入試 配点:英(150)、国(100)、地歴or数(100)
外国語学部 ロシア語学科 学部学科試験・共通テスト併用型の入試日は2月6日です。
そしてその日は、
・上智大学:総合グローバル学部
・立教大学:観光学部、社会学部、コミュニティ福祉学部、文学部、法学部、経済学部
の受験が行われます。
それぞれかなりの人気校ですので、こちらも分散効果が期待できるはずです。
に該当します。
具体的な理由に関しては、各項目の中に記述してあります。
穴場学部 2つ目
こちらも、「神学部 神学科」がなぜ穴場学部と言えるのか、一緒に確認していきましょう。
先程前述した4つの観点のうち、
■神学部 神学科 TEAP併用型:SS55
・合格最低点:111/200点 (58%)
・倍率:3.3倍→4.0倍→8.2倍→ 8.0倍(2022→2019)
・学部別入試 配点:英(150)、国(100)、地歴(100)
神学部 神学科 TEAP併用型の入試日は2月3日と2月14日です。
そしてその日は、
・青山学院大学:文学部
・中央大学:経済学部
・明治大学:法学部
・法政大学:理工学部、情報科学部、デザイン工学部、生命科学部
の受験が行われます。
かなりの人気校ですので、こちらも分散効果が期待できるはずです。
に該当しています。
具体的な理由に関しては、こちらも各項目の中に記述してあります。
「上智大学」にも穴場学部は存在します。
自分の行きたい学部+穴場学部を受験することで、絶対に「上智大学」に行きたい受験生たちにとってはいい対策になるでしょう。
「上智大学の穴場学部」を紹介した動画も「YouTube」「TikTok」にて投稿しています!
気になる人はぜひ、見てみてくださいね!
最後に、「上智大学」合格までの勉強法を解説します。
私たちの運営している塾でのノウハウも惜しみなくレクチャーしているから、ぜひ最後まで読んでみてね!
「上智大学」に最短で受かる方法を知る
皆さんは、「上智大学」合格に特化した対策ができていますか?
「普通の塾・予備校」に通っている方は多いかと思います。
しかしながら、「普通の塾・予備校」では、
上智大学に受かるための効率的な勉強はできません。
普通の予備校では、
➊全員に同じ指導
➋週に1回の授業
➌上智大学に特化した対策ができない
そのため、上智大学に受かるための効率の良い勉強ができないのです。
【普通の予備校がダメな理由①】全員に同じ指導をするから
全員に同じ指導ってダメなんですか?
「全員に同じ指導をする」というのは、
「普通の塾・予備校」の先生が、50人〜100人の生徒に対して、
同じ指導・授業をしているということです。
塾・予備校だけではなく、学校でも同じような指導がされています。
では、このことの何が問題なのでしょうか?
問題点は、以下の通りです。
■どれだけ問題を理解していても、先に進むことはできない
■どれだけ問題が分からなくても、先に進むから、「おいていかれる」可能性がある
■そもそも受験は「競争」だから周りと「差」をつける必要がある
このため、「普通の塾・予備校」に通っていては、
「上智大学」合格から遠ざかってしまうのです。
【普通の予備校がダメな理由②】授業が週に1回しか進まないから
「普通の塾・予備校」の指導は、1週間に1回しか進みません。
つまり、1ヶ月で「4回」しか進まないということです。
このように、月に進む回数が少ないと、
進めるスピード・あげられる成績に「限界」があるのです。
この限界のために、周りの受験生との差を生むことができず、
上智大学に合格する可能性は上がらないのです。
【普通の予備校がダメな理由③】「上智大学」に特化した指導ができないから
普通の塾・予備校」がダメな1番の理由は
上智大学合格に「必要ではない」勉強もしなければならないからです。
予備校では大学に受かるための指導をしており、
全ての指導が必要に思えるかもしれません。
しかしながら、この点が多くの受験生が勘違いをしている
「普通の塾・予備校」がダメな最大の理由なのです。
確かに、受験勉強をしてはいるのですが、
決して「上智大学合格」の最短ルートで勉強しているわけではないのです。
これでは、周りに圧倒的な差をつけることは難しくなります。
では、「上智大学」に特化した勉強をするにはどうすればいいのでしょうか?
「上智大学」に特化した勉強をする唯一の方法…、
それは、「上智大学専門塾/予備校」で勉強することです。
「上智大学」に特化した塾で勉強をする
でも「上智大学」に特化した塾なんてあるんですか…!?
聞いたことないですけど…。
上智大学に特化した塾…
それが、「上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」(ジョウパス)です。
「上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」では、
━━━━━━━━━━━━━━━━
■上智大学に特化した個別のカリキュラム
■「普通の予備校」より7倍の速さで勉強が進む
■分からないを徹底的にできるようにする指導
━━━━━━━━━━━━━━━━
などなど…
皆さんが上智大学に受かるために特化した対策をすることができます。
次は、上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」の3つの特徴を確認しましょう
【上智大学専門塾/予備校 ZYO-PASSの特徴①】「上智大学」に特化したキミ専用のカリキュラムで”鬼管理”
「鬼カリキュラム」ってどういうことですか!?
学校や塾、予備校のカリキュラムとの違いが分かりません。
何が違うの?
周りと「差」をつけるためには、
「上智大学」に特化した勉強をする必要があります。
「上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」のカリキュラムは
「上智大学」合格に特化しています。
しかも、生徒1人1人の専用カリキュラムなので、「今何をすれば上智大学に合格できるのか」が
「1日単位」「1週間単位」「1ヵ月単位」まで、さらに残りの期日まで決めてくれるから
「いつまでに何をしたら良いか分からない」という悩みを解決できます。
そのため、迷わずに「上智大学」合格を目指すことができます。
「上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」について詳しく知りたい人は
下のボタンから公式サイトに飛んでみてね!
【上智大学専門塾/予備校 ZYO-PASSの特徴②】「上智大学」合格に向けて365日”鬼管理”
365日…って毎日管理されるってことじゃないですか!
ちょっとやりすぎじゃないですか!?
「普通の塾・予備校」では、
■週に1回しか行われない授業学習で「全然進まない」
■週に1回の指導だから「上智大学合格に間に合わない」
しかし、「上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」では、
1日ごとに「何をすれば上智大学に合格できるのか」を
指示、管理してくれます。
そのため、
■「普通の塾・予備校生」の7倍速い速度(※)で勉強ができる!
■上智大学合格まで迷わない!
ここまで徹底されているから
「普通の塾・予備校」に通っている生徒と「差」をつけることができるのです。
※ 「普通の塾・予備校」が週に1回に進むの対して「上智大学専門塾/予備校 ZYO-PASS(ジョウパス)」で行う勉強量
「普通の塾・予備校」の7倍(※)の速さ…
確かにそれなら周りと圧倒的に「差」をつくることができそうですね!
【上智大学専門塾/予備校 ZYO-PASSの特徴③】15,000問のテストでキミの苦手を”鬼管理”
15,000問のテスト!?
そんなにテストするんですか?どうして?
15,000問もの大量のテストは、「自分にできない部分」を発見するために必要なものです。
皆さんは、成績はいつ上がると思いますか?
成績が上がるのは、問題が解けるようになったときです。
「できないことができるようになったとき」に初めて成績が上がるのです。
そのためには
まず、「できない問題を見つける」必要がありますね。
そのため、大量にテストを解く必要があるのです。
「上智大学専門塾/予備校 ZYO-PASS(ジョウパス)」では、
ただ「カリキュラム」を作成して終わりではなく、
鬼のように「テスト」をするから上智大学合格に近づけるのです。
「上智大学専門塾【鬼管理上智大学塾】」とは
ここまで、
「上智大学専門塾/予備校 ZYO-PASS(ジョウパス)」について
説明してきました。
■上智大学に爆速で受かる方法
■上智大学合格でやってはいけない勉強法
■上智大学合格のための注意点
などなど、ここでは語り切れないことも
解説しているので上智大学合格を目指している受験生は
今すぐチェックしてみてください!
今回のまとめ
「上智大学」の入りやすい学部は〇〇学部!?穴場学部はこちら!
■上智大学以外も徹底解説!
上智大学以外も知りたい!「早慶上理」の合格最低点を知りたい人はこちら!
①「早稲田大学」の合格最低点を知る!
②「慶應義塾大学」の合格最低点を知る!
④「東京理科大学」の合格最低点を知る!
「早慶上理」だけでなく、「MARCH」の合格最低点を知りたい人はこちら!
①「青山学院大学」の合格最低点を知る!
②「立教大学」の合格最低点を知る!
③「中央大学」の合格最低点を知る!
④「法政大学」の合格最低点を知る!
MARCHだけじゃない!「関関同立」の合格最低点を知りたい人はこちら!
①「関西大学」の合格最低点を知る!
②「関西学院大学」の合格最低点を知る!
③「同志社大学」の合格最低点を知る!
④「立命館大学」の合格最低点を知る!
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。
大学受験 / 英検指導に広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映
① 「上智大学」とは
まずは、①「上智大学」とは から確認していきましょう!
上智大学は、
●四谷キャンパス
●目白聖母キャンパス
の2つのキャンパスを持ち、
神学部、文学部、総合人間科学部、法学部、経済学部、外国語学部、国際教養学部、総合グローバル学部、理工学部の9つの学部を有している、慶應義塾大学や早稲田大学などとまとめて早慶上理と言われる、難関私立大学です。
大学人気ランキングでは常に上位に位置し、
志願者数も2.5万人を超える、日本の中でもトップで人気な大学になります。
上智大学の卒業生には、
ジャニーズの阿部 亮平さんや歌手の青山 テルマさん、俳優の吉田 鋼太郎さんがいることでも有名ですね。
110年以上の歴史のある「上智大学」は、
「キリスト教ヒューマニズム」の精神を根幹とし、世界の人々と共に歩む「隣人性」と「国際性」を貫く大学です。
これから国際性を高めて、グローバルで活躍したいと思っている人に、もってこいです!
明るいキャンパスライフを送りたいあなたは、上智大学を目指してみるといいですよ!
2つのキャンパスに、9の学部があるんですね!
「上智大学」卒業生の芸能人もなんだかたくさんいるみたいですね…!
このまま、2つのキャンパスについて詳しく見してください!
② 「上智大学」のキャンパス情報
神学部
文学部
総合人間科学部
法学部
経済学部
外国語学部
国際教養学部
総合グローバル学部
理工学部
総合人間科学部(看護学科2年次以降)
2つのキャンパスとそこに属する9の学部を掲載しています!
「上智大学」は、
ほとんどすべての学生が通うことになる「四谷キャンパス」や
看護学科の学生が2年次以降に通うことになる「目白聖母キャンパス」
の2つのキャンパスで構成されています。
これら2つのキャンパスの位置関係をざっくりとした地図にまとめるとこのようなイメージです。
どちらのキャンパスもかなりいい立地ですね!
では、次に各学部や各学科についてもっと詳しく教えてほしいです!
③ 「上智大学」の学部と学科・偏差値
「上智大学」は9の学部が更に細かく29の学科に分かれています。
全ての学部・学科を簡単な解説とともに紹介していきます。
上智大学 神学部は「神学科」の1学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 神学部は、3年次から各自が系を選択し、専門分野を深めていくという特徴があります。神学部共通の基礎科目を学んだ後、3年次に神学系、キリスト教倫理系、キリスト教文化系のいずれかを選択し、自らの研究課題を見出し、4年次に研究内容をより深め、卒業論文にまとめます。
また、「日本で唯一の教皇庁立神学部」とも言われています。世界の伝統あるイエズス会大学の神学部と並んで、上智大学神学部は教皇庁立神学部として認可され、全世界に共通のローマ教皇庁認可学位の取得へと開かれています。
【神学科】
「キリスト教の教義、倫理、文化を学び、人間と社会の真にあるべき姿を探究する」
日本で唯一のカトリック神学部として、カトリック教会の司祭・聖職者、宗教科教員、またキリスト教倫理・文化を身につけ国際社会に貢献する人を養成します。1〜2年次ではキリスト教について基本的な理解を得るために、旧約聖書と新約聖書、キリスト教の教義の基礎、キリスト教と哲学の関係、キリスト教の歴史に関する科目を中心に学びます。3年次からは1~2年次で培った基礎を土台として、専門的な学びが展開され、教義学や教会史を学ぶ「神学系」、いのちの倫理や社会倫理を学ぶ「キリスト教倫理系」、キリスト教の思想や芸術を学ぶ「キリスト教文化系」の3つの系の専門分野に分かれてそれぞれの専門を深めます。4年次では3年次までの学びを踏まえ、各自で設定したテーマの研究成果を卒業論文にまとめます。
上智大学 文学部は「哲学科」「史学科」「国文学科」「英文学科」「ドイツ文学科」「フランス文学科」「新聞学科」の7学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 文学部は、それぞれの学科に分かれているものの、学科の壁を超えた横断型人文学プログラムが用意されているのが特徴です。他大学の文学部では、1年次は専門を定めず基礎や幅広い分野を学ぶこともありますが、上智大学の文学部では1年次から学科ごとの専門的な学びを開始します。長い時間をかけて知識がより深まるだけでなく、いち早く、一人ひとりの興味に合った学びに取り組むことができます。
また、全学科で「卒業論文」を必修科目としています。1年~1年半をかけて研究対象を読み解き、分析し、自分の言葉で語り直すという学習プロセスより、実感と共に知識を定着させ、広く力を高めることができます。
【哲学科】
「古代ギリシアから中世キリスト教世界、近現代にいたる哲学・思想を研究し、思考力・理解力・表現力を鍛える」
哲学を学ぶ学生たちそれぞれの人生が開かれるうえでの「道」の自覚を大切にするという理念にもとづき、さまざまな個性や信条をもった人びとが、「自らの力で考え、表現し、他の人々とともに考える」能力を養うことで全人間的に成長し、自己実現を目指します。1年次には少人数の演習などの基礎科目とともに、哲学の入門編となる科目や、哲学の歴史を紐解く科目を展開。合わせて第1外国語(ドイツ語・フランス語・英語)と、第2外国語(ドイツ語・ラテン語・フランス語)を選択して学びます。2年次より「哲学思想」「倫理学」「芸術文化」の3つから系列を選択し、演習形式の授業を軸として、専門科目を学んでいきます。より多様な観点から哲学について学ぶべく、選択した系列以外の科目を横断的に履修することも可能です。4年間を通して少人数の演習や文献講読の科目が多く、「自力で考え、表現し、ほかの人々とともに考える」能力が培われます。
【史学科】
「厳密な史料分析から、真実を見極める目と問題発見能力を養う」
史学科の専門は、大きく「アジア・日本史系」と「ヨーロッパ・アメリカ史系」の地域別2分野に、さらに古代・中世・近世・近現代と、時代ごとに細分化されます。今までの固定観念や先入観を捨てて、原史料や先学の研究蓄積に触れる訓練を積み重ね、真実を見る目と、問題発見能力を養います。次に自分が調査、考察したことを、論理的かつ客観的に表現する訓練を通して、豊かな知性と、問題に積極的に関与できる力を養います。そして、現代社会を現状固定的にではなく、歴史的に形成されてきたものとして相対的・客観的にとらえ、国際的視野と多元的歴史認識をもって、社会に貢献できる人材を育成します。
【国文学科】
「国文学・国語学・漢文学を有機的に連関させ、人間・社会・文化の本質を問う視点を養う」
古典学を教育・研究の基盤に置き、そのディシプリンを重視しながら、読解力・思考力・表現力を鍛えます。日本文化研究の中核を担う学科として、人間・社会・文化の本質を問う視点を養うとともに、国際化の中で日本文化を問い直し、世界に発信しうる学殖と見識の獲得を目指します。学生の個性を尊重し、個々の能力を引き出すため、少人数の授業運営のもとに主体的な取り組みを重視します。
【英文学科】
「国際語としての英語の読解力、表現力を備え、知性を正しく活用できる真の国際人へ」
英語で書かれた文学作品を言葉の芸術として評価するだけでなく、それらを生んだ文化的・歴史的文脈を研究することで、人間とその社会がもつ普遍性と多元性への洞察を深めます。少人数クラスでの徹底した訓練と4年間の集大成としての卒業論文作成を通して、批評的視座から問題を発見する力、調査・分析をもとに解決を探る方法、その結果を日英両言語で論理的に伝えるスキルを育成します。
【ドイツ文学科】
「ドイツ語とドイツ語圏文化を起点に、多様性にあふれるヨーロッパ文化の深部に触れる」
総合的なドイツ語能力を習得しながら、ドイツ語圏の文学と文化を学びます。専門科目を通じて、ドイツ・オーストリア・スイス・チェコなどヨーロッパ中央域の、多様で複雑な歴史と文化に関する理解を深めるとともに、テキストの読解に必要な論理的思考能力、想像力を育みます。2年次秋学期には、5名の学生を上限として、ドイツのデュッセルドルフ大学で所定の科目を履修する在外履修制度も設置しています。
【フランス文学科】
「生きたフランス語の習得と、フランス文学の総合的理解を目指す」
フランス語学・文学の総合的な学習を通して語学と文学の研究の方法論を学ぶほか、自主的な文献収集と読解で批判的な思考過程を体験します。それと同時に自らの言葉で問題を表現し、対話する技術と感性を養います。文学者が社会の常識的な考え方や大勢順応的なあり方と戦いながら人間性を極めていく姿勢は、フランス文学の特徴の一つです。そのため、単にフランス語能力を身につけてフランス文化に精通するだけでなく、どのような社会にあっても批判意識と問題意識をもてる人材、さらに国際的な研究者の養成を目標としています。
【新聞学科】
「ジャーナリズム、メディアの諸問題を考察し、情報の価値・意味を見抜くリテラシーを獲得する」
新聞、放送、出版、映画、広告やインターネットなど、メディア・コミュニケーション全般を対象に、それらが社会的にどういう役割を担い、どう機能し、どんな影響を与えているのかを考えます。高度化したメディア社会において、ジャーナリズムやコミュニケーション、メディア、情報の諸領域を「理論と実践」の両面から幅広く、バランスよく学びます。メディアの世界を目指す人材の養成はもちろん、一般企業や社会人に必要なコミュニケーション教育を実践。ジャーナリズムの世界に進む人のみならず、高度なコミュニケーション能力とメディアリテラシーを身につけた企業人・社会人の育成も重視しています。
上智大学 総合人間科学部は「教育学科」「心理学科」「社会学科」「社会福祉学科」「看護学科」の5学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 総合人間科学部は、実証性を重視した科学的視点に基づいて、人間を総体的にとらえる考え方と、その展開として、困っている人や傷ついている人に対して現場でのアプローチを試みるとともに、社会を変えるための政策面も注視します。科学・臨床・政策の3点が、カリキュラムの軸となっています。
また、総合人間科学部の「教育学科」「心理学科」「社会学科」「社会福祉学科」「看護学科」は、いずれも人間および人間が構成する社会を研究対象とする学問で、人間と社会が抱える問題の解明とその解決を目指しています。他学部他学科の授業履修も容易で、横断的な社会貢献活動なども盛んに行われています。
【教育学科】
「「人」が「育つ」、「人」を「育てる」ことを学び、「人間の尊厳」への洞察を深めていく」
人間と教育をめぐる諸問題を教育学的観点から総合的・多角的に考究し、「人間の尊厳」について考え、理解を深めるとともに、人間尊厳の教育を実現するための知識と実践力を培います。円滑により高度な学びを実現するために、専門領域として、基礎的領域、実践的領域、国際的領域の3領域を設置。学問的基礎を築いたうえで、今日の教育をめぐる基礎的、実践的、国際的な課題にアプローチできるように教育課程を編成しています。そして、人間の尊厳を基底に置く、人間性と専門性に優れた教員や研究者を養成するとともに、国際社会でも活躍できる自立性と教育学的教養を備えた人材を養成します。
【心理学科】
「温かなまなざしと、確かな実力を備えた「こころの専門家」を養成する」
心理学は、人間の「心」を科学的アプローチから探究することを目指しています。心理学科では、時代が求める「心」を探究する力を養成し、人の「心」をとらえるための総合的視野をもつ人材の育成を目指しています。実験・調査を用いて科学的考察にもとづき「心」の動きへの理解を深める「実験心理学」と、人々が直面する「心」に関わる多様な困難や悩みを理解し、援助方法を探る「臨床心理学」の両領域が学べるのが特徴です。
【社会学科】
「知的好奇心と独自の視点を携えて、あらゆる社会現象のメカニズムを探る」
公正で自由な社会の実現を目指し、さまざまな不平等・不公正を生み出すメカニズムの解明、多様な価値観やライフスタイルが共存できる社会制度や社会意識の探究を目的としています。人間の尊厳のために、社会と人間の相互関係への視点を基本に、人間の誕生から死にいたる、さまざまな社会集団や社会制度を研究対象とし、理論的・実証的な知見の獲得、その現実社会への応用力を育成。国際的な視野と自由な人間性を重視し、新たな社会事象や社会問題を総合的に分析する力を身につけ、社会制度や社会環境の改善に向けて、行政・企業・地域社会などで建設的な視点で政策や実践を構想・提言できる人材を育成します。
【社会福祉学科】
「社会的・文化的に生きる「人間の尊厳」を研究し、これからの福祉社会のデザインを描く」
社会福祉臨床の現場を担う高度専門職業人の養成だけでなく、人間らしい暮らしを営める福祉社会をデザインし、具体的な政策立案・運営管理ができる専門家、さらには社会福祉に関する研究者・教育者など、多様なアプローチで豊かな福祉社会の実現に貢献できる高度人材の育成を目的とします。そのための力を習得できるよう、福祉理論を学ぶと同時に、現場実習(選択)などで理論と実践を統合できるカリキュラムを用意。幅広い知識や教養をもち、地域社会や福祉の現場だけでなく、一般企業、行政、NPOなどの機関で指導的な役割を果たせる人材を養成します。
【看護学科】
「看護と教養の知を広く、深く獲得。多彩な分野での人間支援を目指す」
キリスト教の精神に根ざした人間理解を深め、目標である「温かでしなやかな感性」を育み、グローバルな視点に立った異文化理解を深め“他者のために、他者とともに”生きるための素養を身につけることを目標とします。ケアする者とケアされる者の相互関係性に目を向けた良質なケアについて、考え抜く力、自ら問いを立て探究する力を駆使し、「主体的に取り組む学習推進力」を培います。合わせて相手にとって最適な看護のあり方を思考する過程を通して、出会う一人ひとりの価値観と経験に敬意を払い、相手のよいものを引き出せる「ヒューマン・ケアリングとしての看護実践力」の修得を目指します。
上智大学 法学部は「法律学科」「国際関係法学科」「地球環境法学科」の3学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 法学部は、2020年度より、法曹コースを設置しています。法曹コースは、法学部を3年で早期卒業し、法科大学院既修者コースを2年間で修了し、司法試験を受験するという法曹をめざす法学部生のための「5年間一貫コース」です。この法曹コースでは、法科大学院との連携協定のもとで授業展開をするだけでなく、正規課程外でも修了生弁護士10名程度によるゼミや自習支援、答練等のサポート・プログラムを提供しています。また、5年一貫型特別選抜で上智法科大学院に進学される場合には、法科大学院の授業料免除の特典が得られます。
さらに、法学部特設・海外短期研修プログラムも用意されています。学生が長期休暇を利用して気軽に参加し、外国語で当地の法学や法文化を短期集中で学べるプログラムです。
【法律学科】
「法律を学び、法と社会の関連を追究することで法的思考に基づく問題解決能力を身につける」
人々の価値観が多様化し、生活・労働環境が大きく変容する現代社会では、経済や情報のグローバル化や環境問題の深刻化に伴い、地球規模で数多くの社会課題が顕在化しています。法律学科では、そうした状況で活躍できる人材を輩出すべく、法律の知識だけでなく社会的な調整能力を身につけるための学びを展開しています。条文を暗記するだけではなく、法的思考に基づく問題解決能力を重視し、紛争の背後にある経済環境や社会意識にも踏み込んで検討し、法理論の意義や限界について考えていきます。基礎となる「憲法」「民法」「刑法」に加え、政治・国際関係、環境問題などの充実した関連科目を用意。法律学の基本的な考え方を養うとともに、たとえば脳死臓器移植や夫婦別姓といった今日的な法律問題に対して、対立する利益や主張を十分に理解し、理性的に解決するための能力を身につけます。
【国際関係法学科】
「複雑・高度化する国際社会の法律・政治問題にスポットを当てる」
法律の基本科目や、国際関係を政治学の視点から分析する力などを総合的に修得し、将来、外交官、国連などの国際機関の職員、国際的な弁護士、企業における国際法務の担当者など、国際的な舞台で活躍する人材を育成します。1年次でまず法学・政治学の学び方を身につけてから、「憲法」「民法総則」などの法律に関する基本科目を履修し、そのうえで「国際法総論」「国際法各論」「国際私法」「国際取引法」「英米法」などの国際関係の科目へと、学びを深めます。また法律に関する学びに加えて、「政治学」「国際政治学」などを通して、法律や経済とは異なる視点で、世界の多様な事象や国際関係を体系的に理解する力を身につけます。生きた法や政治に触れることができる、外務省などの実務経験者を招聘する「特殊講義」などを経て、4年次の必修「演習」で、具体的な諸問題に対処するための能力を磨きます。
【地球環境法学科】
「地球規模の環境問題を解決する法システムを分析し構築する」
放射性物質による汚染、地球温暖化、酸性雨、オゾン層破壊、海洋汚染、砂漠化の拡大、廃棄物の不法投棄、アスベスト問題などの現代社会の要請と期待に応えるべく、環境行政・政策についての専門知識を備えた行政官、環境問題を扱う弁護士、企業における環境対策の専門家、環境NGOスタッフなど、さまざまなタイプの専門家育成を大きな目標としています。法律の基本科目を修得したうえで、「環境法入門」「環境法総論」といった基礎から「環境訴訟法」「自然保護法」などの専門へと発展的に学び、世界の環境関連ルールの知識と思考力を身につけます。
上智大学 経済学部は「経済学科」「経営学科」の2学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 経済学部は、グローバル化の動きの中で急激に変化する、これからの社会に対応すべく、国際的な場で活躍できる人材育成のために、国内外の機関と連携して実践的な教育プログラムが用意されています。
また、早期卒業制度もあり、成績優秀者は3年間で大学を卒業することも可能です。さらに、本学大学院経済学研究科の早期修了制度を併用すれば、最短4年で学部と大学院を卒業・修了し、修士の学位まで取得できます。
【経済学科】
「多様な社会・経済現象の背後に潜むシンプルな本質を発見する」
「論理的思考力」と「経済の実態を数量的に把握する習慣」を身につけるため、まずは経済学の基礎科目、数学、統計学などの数理科目を重点的に学び、経済学的思考を習得します。さらに多彩な専門科目を通して、金融・財政、国際貿易や経済発展、住宅や交通などの都市問題、医療、年金、環境問題といった現代社会が直面する経済課題への理解を深め、各事象を理論的・実証的に分析する力を獲得します。この両輪での取り組みにより、社会・経済現象を経済学的視点から分析し、自ら評価できる能力を身につけることができます。
【経営学科】
「企業の意思決定に必要な経営学の知識を学び、世界の舞台で活躍できる実務スキルを獲得する」
企業の経営活動に関する高度な専門知識を、「経営学系」「マーケティング系」「会計学系」の3つを軸としながら学習します。同時にローカルおよびグローバルな社会との関わりの中で、理想とすべき企業経営の在り方や企業の役割を理解し、マネジメントの舞台において合理的な意思決定を下せる人材の育成を目指しています。年次に経営学の学習方法(問題発見、文献・情報・データの収集、分析など)を身につけ、2年次から段階的に専門性の高い講義を履修します。経営管理・戦略や企業の組織について学ぶ「経営学系」、市場や消費者、また流通について学ぶ「マーケティング系」、そして企業の定量的な分析に欠かせない「会計学系」の3つに専門科目は区分されており、自身の関心や目標に沿いながら、経営学を体系的に理解できます。3年次から演習がスタートし、専門知識を深めていきます。さらには経済学系科目や法律系科目で視野を広げる、経営学英語特修プログラムの授業で国際的感覚を養うといった学び方も可能です。
上智大学 外国語学部は「英語学科」「ドイツ語学科」「フランス語学科」「イスパニア語学科」「ロシア語学科」「ポルトガル語学科」の6学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 外国語学部は、「読む・書く・聴く・話す」という専攻語に関する確かな言語運用能力を身につけながら、英語・日本語を加えた「3言語」を駆使して専攻語圏地域を研究します。3年次に、9つの「研究コース」から1つを選択し、自分が関心のある領域について専門的な研究を進めていきます。
また、「英語+専攻語」の2言語を学ぶことも特徴です。
【英語学科】
「実践的な英語力と幅広い教養を身につけた、世界に羽ばたく人材を養成する」
「第一主専攻」では英語4技能を集中的に鍛え上げる「必修科目」や、英語圏の文化や歴史を学ぶ「英語・英語圏研究科目」「英語圏基礎科目」といった授業を展開。専門的・学術的な英語文書を作成できるまでに英語力を高めながら、英語圏の政治・社会課題などにも理解を深め、地域や人々のもつ背景の違いが、コミュニケーションに与える影響なども考察します。「第二主専攻」または「副専攻」では9つの「研究コース」の中から一つを選び、専門的な学習と研究を行います。なお多くの学生が短期留学制度や交換留学制度で海外経験を積みますが、単位認定制度を活用すれば、1年間留学しても4年間で卒業することが可能です。
【ドイツ語学科】
「言語の運用能力を総合的に高める語学指導と多彩な地域研究から“ドイツ語圏の現在”に迫る」
ドイツ語学科では、ネイティブの教員と日本人教員が連携し、集中的かつ効率的なドイツ語教育を実践しています。1年次よりドイツで出版されている教科書を使用し、コミュニケーションを重視した言語教育を展開。合わせてドイツ語圏の言語・思想・環境・政治・社会・メディアなど幅広いテーマを取り上げる授業を行い、ドイツ語圏の文化や価値観、思考方法などを理解・共有するための能力を習得します。カリキュラムの大きな特徴となるのが、一般的な留学時期よりも早い2年次の秋学期にドイツ語圏で半年間勉強できる「在外履修」制度です。
【フランス語学科】
「フランス語圏の研究を通して現代社会の多元的諸相を理解する」
1~2年次でフランス語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を徹底して学び、3年次の「表現演習」「聴解演習」「講読演習」などを通して4技能をさらに発展、4年次の「総合演習」を通してより実践的な運用能力を身につけます。また「フランス語圏基礎科目」では、フランスやフランス語圏の国や地域の政治、社会、思想、歴史、文化などを広く、深く学びます。さらに多様な研究コースの中から一つを選び、思想、哲学、言語学、社会学、政治学、経済学、歴史学などを専門とする教員のもと、基礎から発展へ体系的に知識を積み重ね、専門研究を行い、卒業論文・卒業研究に結実させます。
【イスパニア語学科】
「広大にして多彩なイスパニア語圏を「ことばと地域研究」の両面からとらえる」
「第一主専攻」の「専攻語科目」で、イスパニア語の4技能(読む、聞く、書く、話す)を段階的に積み重ねます。上級生は読解、口頭表現、作文など技能別に開講されている科目から、一人ひとりが伸ばしたい力を選択して学ぶことも可能です。合わせて「イスパニア語圏基礎科目」では、イスパニア語圏を知るうえで重要となるスペインの歴史など、イスパニア語圏に関する基礎知識を習得します。「第二主専攻」では学生一人ひとりが関心のある「研究コース」を選択し、開設科目群を履修することで、ある地域や学問分野についての系統的な学習と研究を行います。最終学年ではこれらの成果を卒業論文にまとめます。
【ロシア語学科】
「日本とロシアの“架け橋”となるにふさわしい幅広い知識と確かな語学力を習得する」
日本でも数少ないロシア語およびロシア・ユーラシア地域研究を専門とする学科です。ロシア語の運用能力習得を目指すとともに、ロシアをはじめとする旧ソ連邦(バルト諸国、ベラルーシ、ウクライナ、中央アジア諸国、コーカサス諸国など)、中東欧諸国について総合的に学ぶことができます。1年次は総合・会話・文法、2年次はドリル・会話・講読といった内容で構成されており、会話の授業はすべてロシア語を母語とするネイティブの教員が担当します。3~4年次には中~上級の「ロシア語専門科目」を学び、高度なコミュニケーション能力を身につけます。また1年次の「ロシア語圏基礎科目」など、ロシア・ユーラシアの政治、経済、文化、芸術に加え、ロシア的発想の理解を目的とした学びを展開。9つの研究コースから一つを選んで行う専門研究の学びへとつなげていきます。
【ポルトガル語学科】
「フロンティア・スピリッツにも似た、語学・地域研究の叡智を学ぶ」
ポルトガルやブラジルだけでなく、ポルトガル語圏地域を総合的に学びます。文法、会話、作文、講読などを中心に週6コマの授業を行う1~2年次の「基礎ポルトガル語」でポルトガル語の基礎を徹底して学び、合わせて「ポルトガル語圏基礎科目」の授業でポルトガル、ブラジル、アフリカやアジアの複数の国・地域に広がるポルトガル語圏各地域の歴史も概観します。3~4年次にはポルトガル語による高度なコミュニケーションやプレゼンテーションを見据えた運用能力を習得する実践的科目群と並行して、9つの研究コースから一つを選択し、専門性の高い科目群を中心に学びます。4年次には「演習」で学びの集大成として、卒業論文や卒業研究に取り組みます。
上智大学 総合グローバル学部は「総合グローバル学科」の1学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 総合グローバル学部は、国際的公共知識人を育てる学問と環境が揃っています。国際関係論と地域研究の2つの専門領域を有機的に組み合わせ、学生一人ひとりが自分なりのグローバル・スタディーズを実現できるカリキュラムが用意されています。将来就きたい職業に合わせた履修をすることができます。
【総合グローバル学科】
「グローバル社会に貢献する職業人として、世界を舞台に活躍できる国際的公共知識人を育成する」
世界規模で思考するための地域研究を両輪に、少人数の演習や自主研究を重視し、グローバル・スタディーズの理論と実践に触れる開かれた学びが行われています。1年次にグローバル・スタディーズを総合的に学んだ後、2年次より国際関係論として「国際政治論」「市民社会・国際協力論」のどちらかを、地域研究として「アジア研究」「中東・アフリカ研究」のどちらか(さらにはそれ以外の地域の選択も可能)を選択し、複合的な視座の獲得を目指します。また1年次のグローバル・スタディーズ基礎演習、3年次の演習、2〜4年次の自主研究など、主体的に取り組むことが必要な科目や、外国語習得を重視しています。
上智大学 理工学部は「物質生命理工学科」「機能創造理工学科」「情報理工学科」の3学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 理工学部は、海外留学生が多く学ぶ英語コースがあり、一緒に実習・研究を行うことも少なくありません。充実した語学教育や留学支援体制とともに、多様性にあふれる環境で学べるのが特徴です。2012年に、物質生命理工学科にグリーンサイエンスコース、機能創造理工学科にグリーンエンジニアリングコースの2つの英語コースが開設されました。両コースは地球環境問題というグローバルイシューに挑む人材を育成するために、授業・試験・レポート・研究指導・論文執筆のすべてを英語で行います。2つの短期留学研修プログラムも用意されています。
また、機械工学、電気・電子工学、数学、物理、化学などの伝統的な知識体系を活かしつつ、関連する学問領域を融合的に学べる仕組みも整えられています。
【物質生命理工学科】
「物理学、化学、生物学などの学問を融合し、地球環境に融和した新しい物質・生命観の実現を目指す」
自然界にある「物質と生命」を探究(=Science)し、新物質の創成、資源の循環利用、新しい物性・機能の構築などを目指す学科です。物理学、化学、生物学、環境科学、材料工学など既存の学問分野を包括的・複合的に融合して学習します。原子・分子から高分子・生命現象におよぶ物質の基礎を学び、そのうえで「物質とナノテクノロジー」「環境と生命の調和」「高機能材料の創成」をキーテーマとして、理工融合による「複合知」を目指した専門教育を行います。自然と融和した新しい物質観と生命観を身につけ、産業の高度化や環境保全に役立て、さらに科学技術英語教育により国際競争力のある科学者、技術者を育成します。
【機能創造理工学科】
「新しい物理現象の発見や応用の可能性を考察し、科学技術の発展と環境との調和を追究する」
機能創造理工学科は人間・環境への支援を基盤として、新しい物理現象の発見や応用の可能性を考え、新しい機能の創造、創出を探究する学科です。物理学、数学などの理学と、材料、デバイス、電子機器、エネルギー、機械システムなどの工学を融合的に学び、産業技術と自然科学との調和を実現する創造性の豊かな人材を育成します。2年次の秋学期に「機械工学」「電気・電子工学」「物理学」の学問体系(系1~3)に基づく3つのコースから専門を選択します。「エネルギーの創出と利用」「物質の理解と材料・デバイスの創成」「ものづくりとシステムの創造」の3つのキーテーマ(A~C群)を選び、教養を広めることも可能です。3年次からはより専門性の高い演習や実験などへと学びを発展させ、4年次からは研究室に所属し、それぞれのテーマで研究活動に取り組みます。
【情報理工学科】
「“情報”がもつ知識、知恵、経験を通して、人間、そして社会を深く理解する」
「情報」を基盤として人間と社会を複合的に深く理解する能力、人間や社会が蓄積してきた知識や経験を発展させる創造力、誰もが安心して暮らせる情報化社会を構築できる能力を養成します。理工学の基礎教育を徹底して行いながら、専門分野として「人間情報」「情報通信」「社会情報」「数理情報」をキーテーマに設定します。理学と工学の融合の「複合知」にもとづく幅広い分野に適応しつつ、将来を切り拓く確かな力を得るための専門教育を行います。「複合知」を身につけることで、情報や通信に関する最新技術を活用して社会に役立つシステムを構築する人材に加え、国際的に活躍できる科学者・技術者や、次世代を育む教育者としての道を目指すこともできます。
上智大学 国際教養学部は「国際教養学科」の1学科で構成されています。
学生は東京都千代田区にある「四谷キャンパス」に通うことになります。
上智大学 国際教養学部は、多様なバックグラウンドを持った学生たちが集まっています。海外経験の長い学生や日本の教育制度で学んできた学生、留学生など、多文化な環境にあふれています。また、教員も国際色豊かで、50%以上が海外出身者であり、多様な文化的経験を持っています。少人数のクラス編成や50カ国以上からなる学生の多様性、多様なバックグラウンドを持つ優秀な教授陣が、理想的な環境を提供している学部と言えます。
【国際教養学科】
「グローバル社会に必要な広い視野を養う」
国際教養学科は3つの専攻(比較文化、国際ビジネス・経済、社会科学)に分かれています。英語によるリベラルアーツ・カリキュラムを提供し、生徒が各自の専門分野を選択する前に、しっかりとした学問的基礎を身につけることができるようにしています。1年次には「コア科目」を履修し、批判的思考力や文章力、スピーキングスキルを徹底的に鍛え上げます。FLAのカリキュラムは、2年次以降、3つの幅広い分野(比較文化、国際ビジネス・経済、社会研究)から専攻を選び、その分野を隣接する学問と密接に関連づけながら学ぶことを目標としています。3年次と4年次には、選択した専攻の上級コースを受講し、専攻外のコースも継続して受講します。
④ 「上智大学」の偏差値
9も学部があるのに、全ての学部にそれぞれ特色があって魅力的ですね!
次は、各学部の偏差値も教えてもらえませんか?
もちろんです。各学部の偏差値はこんな感じになっています!参考にしてください。
学部 | 偏差値 |
---|---|
神学部 | 55 |
文学部 | 62.5 |
総合人間科学部 | 65 |