
京都工芸繊維大学の総合型選抜を調べると「ダビンチ入試」という独自の名前で出てきて、AO入試や総合型選抜と同じものなのか分かりません。課程によって面接だったりプレゼンだったりするらしく、自分の志望課程で何が課されるのかも整理できていません。











ダビンチ入試は京都工芸繊維大学が総合型選抜に付けた独自の呼び名で、制度としては文部科学省の総合型選抜そのものだ。工芸科学部の5学域7課程すべてで実施していて、大学入学共通テストと個別学力試験を免除する一方、出願書類とスクーリング(第1次選考・最終選考)で合否が決まる。この記事では令和9年度(2027年度)公式要項を基準に、募集区分ごとの出願資格、課程ごとの選考内容、出願から合格発表までの日程を同じ軸で比べる。最後に志望理由書の書き方と、一般選抜との並行計画も示すよ。
京都工芸繊維大学のダビンチ入試(総合型選抜)対策で最初にすべきことは、志望理由書を書き始めることではありません。まず、自分がどの募集区分(一般プログラム【一般】【グローバル】、地域創生Tech Program【一般】【地域】【社会人】)の出願資格を満たすか、志望課程の最終選考が面接なのか口頭試問なのかプレゼンテーションなのかを確認します。工芸科学部は学部・学科制ではなく学域・課程制のため、同じ「工芸科学部」でも課程が違えば評価される力がまったく異なります。
この記事は、京都工芸繊維大学のダビンチ入試(総合型選抜)ページと、そこから公開されている令和9年度学生募集要項PDFを一次情報として、受験生が判断しやすい順序へ再構成しています。学科別の入試科目・対策の全体像は京都工芸繊維大学に最短最速で合格する方法【学科別2027年度最新】も参考にし、総合型選抜だけに学習を偏らせず、一般選抜との並行計画を作ってください。
この記事の表は募集区分・課程ごとの違いを整理した入口です。出願資格の細目、提出書類の様式、IBスコアの指定科目、地域創生Tech Program【地域】の対象市町、検定の合格証明の扱いは要項本文でしか確認できません。締切直前ではなく、早めに京都工芸繊維大学 入試課学部入試係(TEL: 075-724-7164、e-mail: [email protected])に確認してください。
目次
京都工芸繊維大学のダビンチ入試は総合型選抜そのもの【結論】
結論から言うと、京都工芸繊維大学の「ダビンチ入試」は、大学独自の愛称がついているだけで、制度上は文部科学省が定める総合型選抜です。ダビンチ入試(総合型選抜)ページによると、対象は工芸科学部の5学域7課程(応用生物学域応用生物学課程、物質・材料科学域応用化学課程、設計工学域電子システム工学課程・情報工学課程・機械工学課程、デザイン科学域デザイン・建築学課程の建築コース・デザインコース)で、大学入学共通テスト及び教科・科目型の学力試験を免除し、出願書類とスクーリング(第1次選考・最終選考)による選考の結果を総合して判定します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大学独自の入試名称 | ダビンチ入試(正式な入試区分は総合型選抜) |
| 対象 | 工芸科学部 5学域7課程(学部・学科制ではなく学域・課程制) |
| 共通テスト・個別学力試験 | 免除(出願書類+スクーリングで選考) |
| 募集区分 | 一般プログラム【一般】【グローバル】、地域創生Tech Program【一般】【地域】【社会人】 |
「ダビンチ入試」という名前だけで検索すると、学校推薦型選抜や一般選抜と混同したまま志望理由書を書き始めてしまう受験生がいます。京都工芸繊維大学には別に学校推薦型選抜もありますが、これは高等学校長の推薦書が必須の別制度です。ダビンチ入試(総合型選抜)は推薦書が不要で、志望理由書を志願者自身が作成し、合格した場合の入学確約を条件とする点が学校推薦型選抜と異なります。











ダビンチ入試という名前だけ見ていたので、学校推薦型選抜と同じものだと思っていました。推薦書が要らない代わりに、志望理由書を自分で書いて、合格したら入学を確約する入試なんですね。











そのとおり。名称に惑わされず、要項の「総合型選抜」という区分と、出願要件の「合格した場合本学への入学を確約できる方」という一文を最初に確認しよう。工芸科学部は学域・課程制だから、志望課程がどの学域に属し、最終選考で何を評価されるかも合わせて押さえておく必要がある。
📚 用語解説
総合型選抜:学力試験の得点だけでなく、志望理由書・活動実績・書類審査・面接・小論文などを組み合わせて大学が総合的に評価する入試区分です。以前のAO入試に近い制度ですが、大学・学部ごとに評価資料と選考方法が大きく異なります。京都工芸繊維大学ではこの制度に「ダビンチ入試」という独自の愛称を付けています。
5学域7課程の募集人員を一覧比較
募集人員を見ると、京都工芸繊維大学のダビンチ入試は課程によって規模が大きく異なります。令和9年度(令和8年度実施)の一般プログラム【一般】の募集人員は、デザイン・建築学課程の建築コースが15名と最も多く、応用生物学課程・電子システム工学課程・情報工学課程・機械工学課程は4〜7名です。一般プログラム【グローバル】と地域創生Tech Programは、課程ごとにさらに少人数の枠が設定されています。
| 学域 | 課程・コース | 一般【一般】 | 一般【グローバル】 | 地域創生Tech Program |
|---|---|---|---|---|
| 応用生物学域 | 応用生物学課程 | 7名 | 1名 | 【一般】+【地域】1名(社会人は内数で若干名) |
| 物質・材料科学域 | 応用化学課程 | 6名 | 3名 | 【一般】+【地域】2名(社会人は内数で若干名) |
| 設計工学域 | 電子システム工学課程 | 5名 | 1名 | 【一般】+【地域】2名(社会人は内数で若干名) |
| 設計工学域 | 情報工学課程 | 5名 | 1名 | 【一般】+【地域】2名(社会人は内数で若干名) |
| 設計工学域 | 機械工学課程 | 4名 | 1名 | 【一般】+【地域】2名(社会人は内数で若干名) |
| デザイン科学域 | デザイン・建築学課程(建築コース) | 15名 | 2名 | 【一般】3名/【地域】1名(社会人は若干名) |
| デザイン科学域 | デザイン・建築学課程(デザインコース) | 9名 | 1名 | 【一般】1名/【地域】1名(社会人は若干名) |
デザイン・建築学課程だけは、地域創生Tech Programの【一般】と【地域】が合算されず、それぞれ独立した募集人員(建築コースは一般3名・地域1名、デザインコースは一般1名・地域1名)になっている点に注意してください。他の6課程は【一般】と【地域】を合わせて募集し、社会人枠(若干名)はその内数です。募集人員の合計は、一般プログラム【一般】51名、【グローバル】10名、地域創生Tech Program全体で合わせて15名です。詳細な内訳は令和9年度京都工芸繊維大学ダビンチ入試(総合型選抜)学生募集要項の「1.募集人員」で確認できます。











デザイン・建築学課程だけ地域創生Tech Programの数え方が違うんですね。募集人員の多さだけを見て倍率が低そうだと判断するのは危険だと分かりました。











募集人員は「何人分の枠があるか」であって、合格しやすさとは別物だ。特にデザイン・建築学課程は募集人員が多い分、志願者数も多い傾向にある課程が一般的に多いから、募集人員の大小だけで対策の優先順位を決めないようにしよう。
📚 用語解説
地域創生Tech Program:地域産業の活性化や地域課題の解決を目的に、各課程の専門知識・技術をベースに、地域課題解決型学習(PBL)やインターンシップに取り組む学位プログラムです。入学から3年次前学期までは松ヶ崎キャンパスで学び、3年次後学期には京都府北部を拠点に実践的な学習を行います。
募集区分別の出願資格|一般・グローバル・地域・社会人
出願資格は募集区分ごとに条件が大きく異なります。一般プログラム【一般】と地域創生Tech Program【一般】は、高等学校卒業(見込み)等に該当するA〜Jのいずれかの資格を満たせば出願できます。一方、一般プログラム【グローバル】は国際バカロレア(IB)資格の取得(見込み)者に限られ、指定する科目・履修レベルまで課程別に定められています。地域創生Tech Program【地域】は京都府福知山市・舞鶴市・綾部市・宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町の区域に所在する高等学校の卒業(見込み)者・卒業者限定、【社会人】は生年月日または職務経歴による年齢要件が加わります。
| 募集区分 | 出願資格の中心 | 特有の条件 |
|---|---|---|
| 一般プログラム【一般】 | 出願資格A〜Jのいずれか(高校卒業見込み等) | 最も対象者の幅が広い区分 |
| 一般プログラム【グローバル】 | IB資格取得(見込み)+指定科目・履修レベル | 課程ごとに指定科目が異なる(表1参照) |
| 地域創生Tech Program【地域】 | 京都府北部7市町の高校出身 | 出願時在学または卒業要件のいずれか |
| 地域創生Tech Program【社会人】 | 出願資格A・B・C・D・E・Fのいずれか+年齢/職務経歴要件 | 平成16年4月1日までに生まれた人、または職務経歴2年以上の平成18年4月1日までに生まれた人 |
一般プログラム【グローバル】は特に条件が細かく、たとえば応用生物学課程では数学「analysis and approaches」に加えて生物または化学のいずれか1科目、電子システム工学課程・機械工学課程では数学と物理、デザイン・建築学課程では数学に加えてデザインテクノロジーまたは美術のいずれか1科目を、いずれもHL(上級レベル)で履修し成績評価5以上であることが要件です。志望課程の指定科目を要項本文の表1で必ず確認してください。











出願資格A〜Jという一般的な区分のほかに、グローバル・地域・社会人という枠でそれぞれ条件が全然違うんですね。自分がどの区分に当てはまるか、最初に確認しないと志望理由書の書き方まで変わってきそうです。











そのとおり。特にグローバルはIBの指定科目・成績評価まで課程別に決まっているから、志望課程を固定してから該当区分を確認する順番が大切だ。地域創生Tech Program【地域】は対象市町が限定されているので、居住地・出身高校の所在地も忘れずにチェックしよう。
📚 用語解説
アドミッションポリシー:大学・学部・課程が「どのような学生を求めているか」を明文化した入学者受け入れ方針です。京都工芸繊維大学は課程ごとに人材育成の目標、選抜の方針・ポリシー、求める能力・適性を要項に明記しており、志望理由書や面接で自分の経験と結び付けて説明する材料になります。
出願要件・出願書類・検定料|専願方式で入学を確約する
ダビンチ入試(総合型選抜)は、合格した場合に本学への入学を確約できる方を対象とする専願方式です。原則として合格後の入学辞退は認められておらず、特別の事情がある場合のみ令和9年2月17日までに入学辞退届を提出する必要があります。逆に、ダビンチ入試で不合格になった場合は、本学を含む国公立大学・学部の学校推薦型選抜や一般選抜(前期・後期日程)に出願できます。
| 提出書類 | 内容 | 対象 |
|---|---|---|
| 入学願書 | インターネット出願システムで入力・印刷 | 全出願者 |
| 志望理由書 | 志願者自身が作成。A4縦、図表使用不可、1・2ページ各1枚に収める | 全出願者 |
| 調査書 | 出身学校長作成・厳封。高等学校卒業程度認定試験合格者は合格成績証明書で代替可 | 原則全出願者 |
| 出願資格の証明書類 | IB資格証書の写し・成績評価証明書など該当区分に応じた証明書 | 出願資格C・D・F・G・H、グローバル該当者 |
| 履歴書 | 外国の学校出身者、地域創生Tech Program【社会人】のみ作成 | 該当者のみ |
検定料は17,000円で、コンビニエンスストア・クレジットカード・銀行ATM(ペイジー)のいずれかで支払います。インターネット出願システムに登録しただけでは出願は完了せず、印刷した入学願書一式を簡易書留・速達等の配達記録が残る方法で郵送する必要があります。持参は受け付けられません。障害等があり受験上の配慮を希望する場合は、原則令和8年8月10日までに配慮申請書を提出してください。











インターネットで出願手続きをするだけでは終わらなくて、印刷した願書一式を郵送しないといけないんですね。持参できないというのは知りませんでした。











毎年、郵送を忘れて出願書類が受理されないケースが起きやすいポイントだ。検定料の支払い、願書の印刷、志望理由書・調査書のとりまとめ、郵送の4つを別々のタスクとしてスケジュールに入れておこう。出願資格Jで個別審査が必要な人は、6月中に申請を済ませておく必要がある。
📚 用語解説
個別の入学資格審査:高等学校を卒業した人と同等以上の学力があると大学が個別に認める審査制度(学校教育法施行規則第150条第7号)です。京都工芸繊維大学では出願資格Jに該当する人のみが対象で、入学年度の前年度末までに18歳に達している必要があり、出願本体とは別に令和8年6月26日〜7月24日の期間に申請します。
第1次選考|出願書類とスクーリング(講義・レポート作成)
第1次選考は、提出された出願書類と、10月3日に実施されるスクーリングにより行われます。一般プログラム【一般】は、募集区分に関わらず学域ごとに実施される「講義・レポート作成」(9:20〜)と「課題提示・レポート作成」(13:40〜)の2部構成です。一般プログラム【グローバル】は出願書類とIBスコアが中心で、応用化学課程志望者のみ講義・レポート作成も課されます。地域創生Tech Program【一般】【地域】【社会人】は、講義・レポート作成に加えて地域社会等の課題に対する理解力・分析力・提案力を問う「地域課題レポート」(13:40〜)が加わります。
- 地域創生Tech Program: 地域課題レポートが追加される
第1次選考で評価されるのは、適性・追究力・持続力・知的好奇心・学習意欲・協調性・社会性・積極性・独創性といった出願書類から読み取れる資質に加え、講義・レポート作成では基礎知識・数理能力・理解力・問題解決能力・論理的思考力・文章表現力、課題提示・レポート作成では目的意識・学習意欲・読解力・語学力・論理的思考力・文章表現力・独創性・適性です。「スクーリングでは基礎的な学力を問うことがあります」と要項に明記されている点も見落とせません。
出願書類は、新型コロナウイルス感染症の影響による出席日数や特別活動の記録の少なさで不利益を被らないよう配慮した評価を行うと要項に明記されています。数値だけで評価されるわけではなく、個々の志願者の成果獲得に向けた努力のプロセスや、本学を志願し学ぼうとする意欲が多面的・総合的に評価されます。











第1次選考は書類だけでなく、当日に講義を聞いてレポートを書く試験まであるんですね。事前に対策できる範囲が広そうです。











講義・レポート作成は、その場で聞いた内容を要約し自分の考えを論理的に書く力が問われる。日頃から新聞や科学系の解説記事を読み、要点と自分の意見を200〜400字程度でまとめる練習を積んでおくと、当日の講義内容が変わっても対応しやすい。
📚 用語解説
スクーリング:出願書類だけでなく、受験生が実際に大学に来て受ける選考(講義・レポート作成、課題提示、面接、プレゼンテーション等)の総称です。京都工芸繊維大学のダビンチ入試では第1次選考・最終選考の両方でスクーリングが課され、いずれも基礎的な学力を問うことがあると明記されています。
最終選考|課程ごとにプログラムがまったく異なる
最終選考は11月7日に課程ごとのスクーリングで行われ、第1次選考と最終選考の結果を総合して合否が判定されます。ここが京都工芸繊維大学のダビンチ入試の最大の特徴で、課程によって課される内容がまったく異なります。応用生物学課程は面接のみ、応用化学課程と電子システム工学課程は面接・口頭試問、情報工学課程は講義・レポート作成と課題提示・グループディスカッション、機械工学課程は課題提示・プレゼンテーション、デザイン・建築学課程(建築・デザイン両コース)はプレゼンテーションと課題提示・グループディスカッションです。
- 面接・口頭試問系 85: 電子システム工学課程:面接・口頭試問
- 制作・発表系 15: 情報工学課程:レポート+グループ討議
- 制作・発表系 85: デザイン・建築学課程:プレゼン+グループ討議
| 課程 | 最終選考のプログラム | 重視される力(アドミッションポリシーより) |
|---|---|---|
| 応用生物学課程 | 面接 | 説明能力、理解力、論理的思考力、理数系の基礎学力 |
| 応用化学課程 | 面接・口頭試問 | 基礎学力、目的意識、自主性、適性 |
| 電子システム工学課程 | 面接・口頭試問 | 説明能力、理解力、論理的思考力、発想の斬新性、理数系の基礎学力 |
| 情報工学課程 | 講義・レポート作成/課題提示・グループディスカッション | 基礎学力、論理的思考力、表現力、協調して意見をまとめる力 |
| 機械工学課程 | 課題提示・プレゼンテーション | 論理的思考力、創造力、チャレンジ精神、数学・物理・英語等の基礎学力 |
| デザイン・建築学課程 | プレゼンテーション/課題提示・グループディスカッション | 目的意識、創造力、独創性、問題分析力、プレゼンテーション能力、リーダーシップ |
同じ工芸科学部でも、応用生物学課程・応用化学課程・電子システム工学課程は面接や口頭試問で自分の考えを言葉で説明する力が中心に評価されるのに対し、情報工学課程はグループディスカッションでの協調性、機械工学課程とデザイン・建築学課程はプレゼンテーションでの表現力・創造力が中心に評価されます。志望課程の最終選考プログラムを確認せずに「面接対策だけ」を進めると、プレゼンテーションやグループディスカッションが課される課程では準備が不足します。











同じ工芸科学部でも、課程によって最終選考が面接だったりプレゼンだったりグループディスカッションだったりするんですね。志望課程が決まる前から闇雲に面接練習をしても意味がなさそうです。











まず志望課程を固定して、最終選考のプログラムを確認するのが最初の一歩だ。面接・口頭試問系の課程は自分の活動や研究への理解を深く語れるように、制作・発表系の課程は課題提示から短時間で考えをまとめて表現する練習を積み重ねよう。
志望理由書対策|活動の振り返りから志望課程への接続まで
志望理由書は志願者自身がA4縦長で作成し、「1.」と「2.」それぞれ1ページに収める形式です。「1.」では学校内での学習・課外活動、または学校外での自主的な取り組みのうち一生懸命取り組んだ活動について、どのような動機・目的で、どのように取り組み、どのような結果を得たかを具体的に記述します。「2.」では、その振り返りから現在の自分を分析し、志望する課程に関心を持った理由と入学後に学びたいことを具体的に記述します。地域創生Tech Program志望者は地域創生という観点を踏まえて書く必要があります。図や表は使用できません。
- 志望課程で学びたいこと: 「2.」:関心を持った理由+入学後の学修計画
志望理由書作成でよくあるつまずきは、「1.」の活動の記述で終わり、「2.」の志望課程への接続が弱いまま提出してしまうことです。たとえば機械工学課程志望なら、活動の中で何を作り、どんな失敗や改善を経験したかを具体的に書いたうえで、それが機械工学課程のアドミッションポリシーが求める「論理的思考力、創造力、チャレンジ精神と行動力」とどうつながるかまで言語化します。表彰状や資格取得証明書、発表資料等があれば、A4サイズの写しを添付できます。
志望理由書の型は大学入試の志望理由書の書き方も参考にしつつ、代筆ではなく本人が事実に基づいて執筆してください。文書作成ソフトで作る場合は明朝体またはゴシック体、11ポイント以上、黒字で作成し、手書きの場合は黒のボールペンで横書きにします。











活動を書くだけで終わらせず、そこから志望課程で学びたいことまで、A4各1ページの中でつなげて書かないといけないんですね。図や表が使えないのも意外でした。











文字だけで事実・根拠・接続の3層を1〜2ページに収めるのは練習が必要だ。まず活動の事実を箇条書きで洗い出し、そこから「なぜその経験が今の自分をつくったか」「志望課程でどう学びを深めたいか」の順に文章化していこう。第三者に読んでもらい、説明が飛躍していないか確認するのも忘れずに。
📚 用語解説
スクーリング(最終選考):最終選考でも「基礎的な学力を問うことがある」と要項に明記されており、面接・口頭試問系の課程では理数系の基礎学力、制作・発表系の課程では課題への対応力そのものが基礎学力の一部として評価されます。志望理由書の内容だけでなく、基礎学力を当日示せる準備も並行して進める必要があります。
7課程の傾向比較|理系実験・理論からデザイン・建築まで
アドミッションポリシーの「求める能力・適性」を課程ごとに比較すると、応用生物学課程・応用化学課程は自然科学への好奇心と論理的思考力、電子システム工学課程・機械工学課程は数学・物理の基礎学力とチャレンジ精神、情報工学課程はICT分野でのリーダーシップと人や社会への関心、デザイン・建築学課程は空間・形態への数理的理解力と美・造形への感受性というように、同じ工芸科学部でも求められる資質のバランスが異なります。
この分布は優劣ではなく、志望課程の最終選考でどのような準備を優先すべきかの目安です。応用生物学課程・応用化学課程・電子システム工学課程を志望するなら、理数系の基礎学力を面接・口頭試問で説明できる状態にする準備が中心になります。情報工学課程はグループディスカッションでの協調性、機械工学課程とデザイン・建築学課程は、限られた時間で課題に取り組みプレゼンテーションする実践練習が中心になります。











同じ工芸科学部の中でも、理数系の基礎学力を説明する力が重視される課程と、プレゼンテーションやディスカッションの実践力が重視される課程に分かれるんですね。志望課程によって準備の中心が変わることがよく分かりました。











アドミッションポリシーの「求める能力・適性」は、志望理由書と面接・プレゼンテーションの両方で自分の経験と結び付けて語れるようにしておく材料になる。7課程それぞれの求める能力を丸暗記するのではなく、志望課程1つに絞って深く読み込み、自分のこれまでの活動と重ねて説明できるようにしておこう。
出願スケジュールと一般選抜との並行計画
令和9年度(2027年度)入学者向けのダビンチ入試は、出願期間が令和8年9月1日から9月8日、第1次選考(スクーリング)が10月3日、第1次選考合格発表が10月21日(16時予定)、最終選考(スクーリング)が11月7日、最終選考合格発表が11月18日(16時予定)、入学手続期間が11月19日から11月25日です。ダビンチ入試で不合格になった場合は、本学を含む国公立大学・学部の学校推薦型選抜や一般選抜(前期・後期日程)に出願できるため、総合型選抜だけに準備を集中させず、一般選抜対策も並行して進める必要があります。
| 選考 | 実施日(令和8年) | 合格発表(令和8年) |
|---|---|---|
| 第1次選考(スクーリング) | 10月3日(土) | 10月21日(水)16時予定 |
| 最終選考(スクーリング) | 11月7日(土) | 11月18日(水)16時予定 |
総合型選抜全体の仕組みと一般選抜との併願設計は総合型選抜・学校推薦型選抜完全ガイドでも確認できます。京都工芸繊維大学の学科別の入試科目・対策の全体像は京都工芸繊維大学に最短最速で合格する方法【学科別2027年度最新】を参考にし、ダビンチ入試が不合格になった場合や、そもそも出願しない場合の一般選抜対策も並行して進めてください。











ダビンチ入試は専願で合格したら入学を確約する仕組みなのに、不合格の場合は一般選抜にも出願できるんですね。11月に合否が確定したあと、一般選抜対策にすぐ切り替えられるように準備しておく必要がありそうです。











そのとおり。合格を前提にダビンチ入試だけに絞り込むのではなく、11月18日の最終選考合格発表までは一般選抜の学習時間も一定量確保しておこう。結果が出てから一般選抜対策をゼロから始めると、共通テストまでの期間が短くなってしまう。
京都工芸繊維大学のダビンチ入試は「普通の対策」では受からない
結論から先に言います。志望理由書を一度添削してもらう、動画で面接の型を見る、週1回だけ面接練習をするといった「普通の対策」だけでは、京都工芸繊維大学のダビンチ入試に受かるのは厳しいです。課程ごとに最終選考の内容が面接・口頭試問・プレゼンテーション・グループディスカッションと根本から違い、出願資格の確認から志望理由書の作成、課程固有のスクーリング対策までを一貫して管理する必要があるからです。
この記事で確認したとおり、応用生物学課程・応用化学課程・電子システム工学課程は面接・口頭試問で説明する力、情報工学課程はグループディスカッションでの協調性、機械工学課程とデザイン・建築学課程はプレゼンテーションでの創造力・表現力が中心に評価されます。必要なのは単発の添削ではなく、志望課程の評価軸に合わせて出願書類・スクーリング対策を毎日の行動へ変える仕組みです。
ここで、鬼管理専門塾が示す「従来塾の3つの限界」——①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い——に照らして、代表的な選択肢を一つずつ検討します。出典は「鬼管理」とはです。
独学・参考書だけでは課程ごとの選考差に対応できない
独学では要項や対策本を読めますが、①の限界が残ります。志望課程が面接・口頭試問系なのか、プレゼンテーション・グループディスカッション系なのかを理解しても、それを日々の練習量に変換し、進捗を確認する仕組みがなければ対策が進みません。志望理由書の「1.活動の事実」を書いたまま「2.志望課程への接続」が弱いことに、本人だけでは気づきにくいという問題もあります。
映像授業・アプリでは課程固有のスクーリング対策にならない
映像授業やアプリは面接の一般知識や志望理由書の書き方の型を得るには便利ですが、①と②の限界に当たります。同じ動画を見ても、応用生物学課程志望者に必要な面接での理数系説明力、機械工学課程志望者に必要な課題提示・プレゼンテーションの実践力は、それぞれ異なる練習量を必要とします。視聴完了を対策完了とみなすと、本人に不足している演習量が可視化されません。
集団授業の大手予備校では7課程の選考差に合わせにくい
集団授業は多数に共通する志望理由書の書き方や面接の基礎を扱えますが、②の限界が残ります。全員同じ進度では、面接・口頭試問系の課程を志望する生徒と、プレゼンテーション・グループディスカッション系の課程を志望する生徒へ、別々の優先順位を付けられません。京都工芸繊維大学の課程ごとの評価軸を、本人の一日の行動へ落とす作業が不足します。
一般的な個別指導塾では週1回以外の修正が遅い
一般的な個別指導は本人に合わせられても、授業が週1回なら③の限界に当たります。志望理由書の添削結果が来た、模擬面接での説明が弱いと分かった、プレゼンテーションの構成に改善点が見つかったと分かっても、次の面談まで修正が止まります。9月の出願へ出願書類作成・第1次選考対策・最終選考対策を同時進行するダビンチ入試では、一週間の放置が大きな遅れになります。
- 集団授業の大手予備校: 全員同じ進度で課程固有の評価軸に対応できない
- 鬼管理専門塾: 志望課程の選考内容に基づき1日単位で行動まで管理する
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、いずれも①情報から行動への変換、②課程・本人ごとの計画、③毎日の修正頻度のどれかが残ります。だから、志望課程の最終選考内容を固定し、出願書類作成からスクーリング対策までを1日単位で管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
- 鬼管理専門塾: 毎日×課程別の個別計画
- 独学・映像授業: 自己管理中心
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得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
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鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
志望課程に合わせ、「志望理由書の『2.』を今週中に800字で書き直す」「機械工学課程の課題提示プレゼン練習を今週2回行う」のように、出願書類作成とスクーリング対策を一日の数値へ落とします。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
応用生物学課程・応用化学課程・電子システム工学課程の面接・口頭試問系か、情報工学課程・機械工学課程・デザイン建築学課程のプレゼン・討議系かなど、志望課程の評価軸に合わせて優先順位を変えた行動プランを設計します。
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日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
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❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
講座や演習中の疑問はLINEで質問でき、Zoomの無料説明会には保護者も同席できます。現在の志望課程・募集区分・出願資格の確認状況を共有し、出願までに必要な準備量を確認できます。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象・適用条件の詳細は無料説明会で確認してください(出典:https://onikanri.singeki.com/onikanri-top/1month-refund/ )。指導方針と日々の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。まず無料説明会で、志望課程の令和9年度要項と現在の出願資格確認・志望理由書作成の状況をもとに、最初の一週間で行う課題を相談できます。
京都工芸繊維大学のダビンチ入試対策を無料説明会で相談できます
まとめ|公式要項から京都工芸繊維大学のダビンチ入試対策を始める
- 判定 募集区分を固定: 一般/グローバル/地域/社会人のいずれかを決める
| 志望課程の系統 | 最終選考の中心 | 合否確定までの中心対策 |
|---|---|---|
| 応用生物学・応用化学・電子システム工学 | 面接/面接・口頭試問 | 理数系の基礎学力を説明する力 |
| 情報工学 | 講義レポート+グループディスカッション | 論理的思考力と協調して意見をまとめる力 |
| 機械工学・デザイン建築学 | プレゼンテーション+グループディスカッション | 創造力・表現力と課題対応の実践力 |
京都工芸繊維大学のダビンチ入試(総合型選抜)は、工芸科学部という1学部の中でも7課程で選考内容が大きく異なります。最短の準備は、他大学の総合型選抜対策記事を流用することではなく、令和9年度公式要項から志望課程の募集区分・出願資格・最終選考プログラムを一行ずつ確認することです。その後、出願資格の証明書類を計画的に準備し、本人による志望理由書作成、課程固有のスクーリング対策を並行してください。
評価されるのは、出願資格を満たしている事実と、志望課程で学ぶ目的と、当日その力を再現するアウトプットです。志望理由書の完成度が高くても、最終選考で求められる面接・口頭試問・プレゼンテーション・グループディスカッションのいずれかへの準備が不足していれば、それを代替することはできません。作業を日単位で数値化し、毎週の進捗・出来から計画を修正しながら、一般選抜に向けた学力も守ってください。
京都工芸繊維大学のダビンチ入試対策を日単位の計画に変えられます
よくある質問
Q. 京都工芸繊維大学の「ダビンチ入試」は総合型選抜と同じ入試ですか?
A. はい。ダビンチ入試は京都工芸繊維大学が総合型選抜に付けた独自の名称で、制度上は文部科学省の総合型選抜です。大学入学共通テストと個別学力試験を免除し、出願書類とスクーリング(第1次選考・最終選考)で選考します。学校推薦型選抜とは別の制度です。
Q. すべての課程で出願できますか?
A. 工芸科学部の5学域7課程すべてでダビンチ入試(総合型選抜)を実施していますが、一般プログラム【グローバル】は国際バカロレア資格の取得(見込み)者のみ、地域創生Tech Program【地域】は京都府福知山市・舞鶴市・綾部市・宮津市・京丹後市・伊根町・与謝野町の高校出身者のみが対象で、募集区分ごとに出願資格が異なります。
Q. 大学入学共通テストは必要ですか?
A. 不要です。ダビンチ入試(総合型選抜)は大学入学共通テスト及び教科・科目型の学力試験を免除し、出願書類とスクーリング(第1次選考・最終選考)の結果を総合して判定します。
Q. 最終選考の内容は課程ごとに違いますか?
A. はい。応用生物学課程は面接のみ、応用化学課程・電子システム工学課程は面接・口頭試問、情報工学課程は講義・レポート作成と課題提示・グループディスカッション、機械工学課程は課題提示・プレゼンテーション、デザイン・建築学課程はプレゼンテーションと課題提示・グループディスカッションです。志望課程の内容を必ず確認してください。
Q. 検定料はいくらですか?
A. 17,000円です。コンビニエンスストア、クレジットカード、銀行ATM(ペイジー)のいずれかで支払います。支払いが完了しないと入学願書等の印刷ができず、出願書類も受理されません。
Q. 志望理由書はどのように書けばいいですか?
A. 志願者自身がA4縦長で作成し、「1.」に学校内外での活動の事実、「2.」に志望課程に関心を持った理由と学びたいことを、それぞれ1ページに収めて記述します。図や表は使用できません。地域創生Tech Program志望者は地域創生という観点を踏まえて書く必要があります。
Q. ダビンチ入試は他の入試と併願できますか?
A. ダビンチ入試(総合型選抜)は合格した場合に入学を確約できる方を対象とする専願方式で、原則として合格後の入学辞退は認められません。ただし不合格になった場合は、本学を含む国公立大学・学部の学校推薦型選抜や一般選抜(前期・後期日程)に出願できます。
Q. 出願資格に年齢制限はありますか?
A. 一般プログラム【一般】【グローバル】、地域創生Tech Program【一般】【地域】は、高等学校卒業(見込み)等の要件が中心で年齢の上限はありません。地域創生Tech Program【社会人】のみ、生年月日または職務経歴による年齢要件(平成16年4月1日までに生まれた人、または職務経歴2年以上の平成18年4月1日までに生まれた人)が加わります。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





