
ファラデーの法則は「磁束の変化」と習いましたが、なぜ公式にマイナスが付くのか、巻き数Nをどこへ掛けるのかが曖昧です。自己誘導や導体棒まで出ると、別々の公式に見えて混乱します。











中心は一つだけだ。回路を貫く磁束が時間あたりにどれだけ変化したかが起電力の大きさを決め、その変化を妨げる向きがマイナス符号に表れる。まず磁束を定義し、向きと大きさを分ければ、N回巻き、自己誘導、導体棒も同じ法則から説明できる。練習問題まで一本の手順で解こう。
ファラデーの電磁誘導の法則は、磁束の時間変化と誘導起電力を結び付ける法則です。文部科学省の高等学校学習指導要領解説でも、磁束の変化と誘導起電力の向き・大きさの関係に加え、自己誘導、相互誘導、交流までが高校物理の学習内容として示されています。本記事では、UCLA・MITの大学公式教材とNISTの単位・定数資料で式を照合し、有限時間の平均、瞬時値、レンツの法則、自己誘導、導体棒、電気分解との違いを、答案に再現できる順番へ整理します。
目次
ファラデーの電磁誘導の法則とは?公式の意味を整理
1回巻きの閉回路を貫く磁束をΦとすると、誘導起電力EはE=-dΦ/dtで表されます。時間Δtの間に磁束がΔΦだけ変わるときの平均起電力はE=-ΔΦ/Δtです。N回巻きで各巻きを貫く磁束が同じなら、磁束鎖交数NΦを使ってE=-d(NΦ)/dt、Nが一定ならE=-N dΦ/dtとなります。UCLAの公式教材でも、磁束を面積分Φ=∫B·dA、起電力をE=-dΦ/dt、N回巻きをE=-N dΦ/dtと示しています。











Δを使う式と微分を使う式は、どちらが正しいのですか。問題文に「一様に変化」と書かれている場合と、グラフからある瞬間の値を聞かれる場合で使い分けるのでしょうか?











有限区間の平均なら-ΔΦ/Δt、ある瞬間なら-dΦ/dtだ。一様変化では傾きが一定なので両者の大きさは一致する。曲線のΦ-tグラフでは、2点を結ぶ割線の傾きが平均、接線の傾きが瞬時値になる。答案では「平均」か「瞬時」かを書き分けると式の選択が明確になる。
📚 用語解説
ファラデーの電磁誘導の法則:閉回路に生じる誘導起電力が、その回路を貫く磁束の時間変化率の負に等しいという法則です。1回巻きではE=-dΦ/dt、同じ磁束が貫くN回巻きではE=-N dΦ/dtと表します。
| 表し方 | 使う場面 | 読み方 |
|---|---|---|
| E=-ΔΦ/Δt | 有限時間の平均起電力 | Φ-tグラフの割線の傾き |
| E=-dΦ/dt | ある瞬間の起電力 | Φ-tグラフの接線の傾き |
| E=-NΔΦ/Δt | N回巻き・平均値 | 1回巻きの磁束変化をN倍 |
| E=-d(NΦ)/dt | 磁束鎖交数で表す一般形 | 全巻きに鎖交する磁束の変化 |
強い一定磁場がコイルを貫いていても、磁束が時間変化しなければdΦ/dt=0なので誘導起電力は0です。反対に、磁場が弱くても短時間に大きく変化すれば、誘導起電力の絶対値は大きくなります。
誘導起電力という量自体の定義、開回路と閉回路の違い、回転コイルまで先に確認したい場合は、誘導起電力の公式・向き・導体棒を解説した記事も参照してください。本記事では、その中心にあるファラデーの法則を符号規約から自己誘導まで掘り下げます。
磁束Φと巻き数N|公式へ代入する前に決める量
一様な磁束密度Bが平面コイルを貫くとき、1回巻きあたりの磁束はΦ=BA cosθです。Aはコイル面積、θは磁場Bとコイル面の法線のなす角です。磁場が面に垂直なら法線と平行でθ=0°、Φ=BAとなり、磁場が面と平行ならθ=90°、Φ=0です。MITの公式教材は、磁束が変わる原因を面積、面の向き、磁場の大きさの3種類に整理しています。











問題の図には「コイル面と磁場の角度」が書かれていることがあります。その角度をそのままcosへ入れると、面の法線との角度ではないため答えが逆になりますか?











そのとおり。Φ=BA cosθのθは磁場と法線の角度だ。磁場とコイル面の角度をαとするなら、θ=90°-αなのでΦ=BA sinαになる。図へ法線を1本書き足し、どの角度を使うか宣言してから代入しよう。角度の定義を固定すれば、sinとcosの暗記ミスを防げる。
📚 用語解説
磁束Φ:ある面を貫く磁場を表す量です。一般にはΦ=∫B·dA、一様磁場と平面ではΦ=BA cosθです。SI単位はウェーバ(Wb)で、NISTのSI資料では1 Wb=1 V·sです。
巻き数Nはどの磁束へ掛けるか
Φを「1回巻きあたりの磁束」と定義するなら、同じ形のN巻き全てを同じ磁束が貫くときの磁束鎖交数はNΦです。したがってE=-NΔΦ/Δtとなります。途中でNΦを新しいΦと置いたのに、最後にもう一度Nを掛けると二重計上です。答案の最初に「Φは1巻きあたり」と書くか、「Ψ=NΦを磁束鎖交数とする」と書くか、どちらかへ統一してください。
単位で式を検算する
磁束密度Bの単位TはWb/m²なので、BAの単位は(T)(m²)=Wbです。さらにΔΦ/ΔtはWb/sとなり、1 Wb=1 V·sからWb/s=Vです。面積をcm²からm²へ直すときは1 cm²=10⁻⁴ m²、時間をmsからsへ直すときは1 ms=10⁻³ sです。答えの単位がVにならなければ、面積・時間・巻き数のどこかを見直すべきだと判断できます。
正の法線を先に決めると、その向きに貫く磁束を正、逆向きを負として扱えます。大きさだけの問題なら|E|=N|ΔΦ|/Δtで計算できますが、符号付きの式を使うなら回路の正方向と法線を右手の関係でそろえる必要があります。
マイナス符号とレンツの法則|誘導電流の向きを4手順で決める
E=-dΦ/dtのマイナス符号は、誘導起電力が磁束の変化を妨げる向きに生じることを表します。これがレンツの法則です。「外部磁場と必ず逆向き」と覚えるのは誤りです。外部磁束が増えるときは逆向きの誘導磁場をつくり、外部磁束が減るときは減少を妨げるため外部磁場と同じ向きの誘導磁場をつくります。反対する対象は磁場そのものではなく、磁束の増減です。











N極を近づける問題で時計回りと覚えても、反対側から見れば反時計回りになります。答案では何を最初に固定すれば、観察方向に左右されず判断できますか?











①観察する側と正の法線、②外部磁束の向き、③増加か減少か、④それを妨げる誘導磁場、の順に固定し、最後に右手で電流を決める。時計回りだけを書かず「磁石側から見て」と視点も添えよう。極・運動・観察側を一気に電流へ変換せず、矢印を段階ごとに描くことが再現性を高める。
📚 用語解説
レンツの法則:誘導起電力や誘導電流は、それを生じさせた磁束の変化を妨げる向きに生じるという法則です。ファラデーの法則のマイナス符号が、この向きの関係を表します。
N極を近づける場合
磁石側からコイルを見て、N極から出る外部磁場がコイルを奥向きに貫くとします。N極を近づけると奥向き磁束が増えるため、コイルは手前向きの誘導磁場をつくります。右手の親指を手前へ向けたとき、残り4本の指が曲がる向きが誘導電流なので、磁石側から見て反時計回りです。
N極を遠ざける場合
外部磁場の向きは奥向きのままですが、N極を遠ざけると奥向き磁束が減ります。その減少を妨げるには、コイル自身も奥向きの誘導磁場をつくる必要があります。右手の親指を奥へ向けると、磁石側から見た誘導電流は時計回りです。S極へ替える、または運動を反転する操作を一つだけ行うと電流向きは反転し、両方を反転すれば元の向きへ戻るという対称性も検算に使えます。
磁石を近づけるとき、誘導電流が接近をさらに助ける向きなら、外から仕事をしなくても磁石が加速し、同時に電気エネルギーが生じてしまいます。実際は運動を妨げる力が働き、外力の仕事が電気エネルギーやジュール熱へ変わります。この抵抗する向きがレンツの法則と整合します。
自己誘導と相互誘導|NΦ=LIから起電力を導く
コイルを流れる電流Iが変化すると、その電流自身がつくる磁場と磁束も変化し、元の電流変化を妨げる向きに起電力が生じます。これが自己誘導です。線形に扱えるコイルでは磁束鎖交数NΦが電流Iに比例し、NΦ=LIと書けます。Lは自己インダクタンスで単位はヘンリー(H)です。Lが一定ならE=-d(NΦ)/dt=-L dI/dtとなります。MITの公式教材も同じ関係を示しています。











「電流を妨げる」のではなく「電流の変化を妨げる」と言うのはなぜですか。スイッチを切った直後も、コイルは元の向きへ電流を流そうとするのでしょうか?











電流が増えるときは増加を抑える向き、減るときは減少を抑えて元の電流を保つ向きに起電力が生じる。だから単に電流と逆向きとは限らない。スイッチを切る瞬間はdI/dtが負なので、自己誘導起電力は直前の電流を維持する向きになる。ここでもレンツの法則は「変化」へ反対している。
📚 用語解説
自己インダクタンスL:コイル自身の電流がつくる磁束鎖交数と電流の比例関係NΦ=LIを表す係数です。Lが一定なら自己誘導起電力はE=-L dI/dtとなり、単位はヘンリー(H)です。
自己誘導の練習問題
自己インダクタンス0.20 Hのコイルで、電流が0.10 sの間に3.0 Aから1.0 Aへ一様に減少したとします。起電力の大きさは|E|=L|ΔI|/Δt=0.20×2.0/0.10=4.0 Vです。電流が減少しているため、起電力の向きは直前の電流を維持する向きです。数値の4.0 Vだけで終わらず、電流が増加か減少かを言葉で確認します。
相互誘導は別のコイルの電流変化
近くに置いたコイル1の電流I₁が変化し、その磁束がコイル2を貫くと、コイル2に誘導起電力が生じます。これが相互誘導で、結合が一定ならE₂=-M dI₁/dtと表せます。Mは相互インダクタンスです。自己誘導が「自分の電流変化→自分の起電力」なのに対し、相互誘導は「別のコイルの電流変化→こちらの起電力」です。どちらも磁束鎖交数の時間変化へファラデーの法則を適用したものです。
| 現象 | 磁束を変える原因 | 代表式 |
|---|---|---|
| 自己誘導 | 同じコイルの電流変化 | E=-L dI/dt |
| 相互誘導 | 別のコイルの電流変化 | E₂=-M dI₁/dt |
| 磁石による誘導 | 磁石との相対位置の変化 | E=-N dΦ/dt |
| 導体の運動 | 回路面積や電荷の運動 | E=Blv(基本配置) |
Lを一定として扱う高校物理の基本問題ではNΦ=LIからE=-L dI/dtを導けます。ただし、鉄心の磁化が非線形に変わるなどLが一定でない状況では、E=-d(LI)/dtの形から考える必要があります。問題文で自己インダクタンスが一定とされているか確認してください。
ファラデーの法則の練習問題|磁石・角度・導体棒を解く
練習問題は、装置名から公式を当てるのではなく、①正の法線を決める、②初めと終わりの磁束を求める、③時間変化率から起電力の大きさを出す、④レンツの法則で向きを決める、⑤必要なら回路式・電力へ進む、という順で解きます。この順番なら、磁石、回転コイル、導体棒を同じ枠組みで処理できます。











導体棒ではE=Blvを使えばすぐ解けますが、それではファラデーの法則との関係が見えません。また、(Blv)²/Rはジュール熱ですか、それとも電力ですか?











棒が時間ΔtにvΔt進むと回路面積はlvΔt増え、ΔΦ=BlvΔtだからE=ΔΦ/Δt=Blvとなる。抵抗Rなら電力はP=EI=E²/R=(Blv)²/Rで単位Wだ。時間tに発生する熱量はQ=Ptで単位J。電力と熱量を分ければ、競合記事でも混同されやすい単位ミスを防げる。
練習問題1:磁石を近づける
80回巻きのコイルで、1回巻きあたりの磁束が0.020 sの間に1.5×10⁻⁴ Wbから4.5×10⁻⁴ Wbへ一様に増加したとします。磁束変化の大きさは3.0×10⁻⁴ Wbなので、誘導起電力の大きさは|E|=80×(3.0×10⁻⁴)/0.020=1.2 Vです。向きは、増加した外部磁束を打ち消す誘導磁場をつくる向きです。数値だけを求める場合でも、増加か減少かを余白へ書くとマイナス符号の意味を失いません。
練習問題2:コイルの角度を変える
100回巻き、面積0.010 m²のコイルを磁束密度0.50 Tの一様磁場中に置き、法線と磁場の角度を0.20 sで0°から60°へ変えます。1回巻きの磁束は初めが0.50×0.010×cos0°=0.0050 Wb、終わりが0.50×0.010×cos60°=0.0025 Wbです。よって平均起電力の大きさは|E|=100×0.0025/0.20=1.25 Vです。面との角度ではなく法線との角度を使う点が核心です。
練習問題3:レール上の導体棒
磁束密度0.30 Tの一様磁場に垂直なレール上で、長さ0.40 mの導体棒を5.0 m/sで動かします。磁場、棒、速度が互いに垂直ならE=Blv=0.30×0.40×5.0=0.60 Vです。回路全体の抵抗が2.0 ΩならI=E/R=0.30 A、抵抗で消費される電力はP=E²/R=0.18 Wです。この状態が4.0 s続くなら、発生するジュール熱はQ=Pt=0.72 Jです。時間を掛ける前が電力、掛けた後が熱量です。
📚 用語解説
運動起電力:導体が磁場中を動くとき、導体内の電荷が磁気力を受けて生じる起電力です。磁場B、棒の有効長l、速度vが互いに垂直な基本配置ではE=Blvとなり、面積変化からファラデーの法則でも導けます。
導体棒のどちらが高電位かは、正電荷に働くq(v×B)の向きからも確認できます。向きの決定や負電荷での反転に不安がある場合は、ローレンツ力の向き・公式・右手の法則の解説へ戻り、ファラデーの法則による主解法とローレンツ力による検算を使い分けてください。
| 求める量 | 式 | SI単位 |
|---|---|---|
| 起電力 | E=Blv | V |
| 電流 | I=E/R=Blv/R | A |
| 電力 | P=EI=E²/R | W |
| 時間tの熱量 | Q=Pt=E²t/R | J |
導体棒には運動を妨げる磁力F=BIlが働きます。一定速度を保つ外力の仕事率はFv=BIlv=EIとなり、抵抗で消費される電力と一致します。レンツの法則の向きとエネルギー保存を同時に検算できます。
ファラデーの電気分解の法則との違い|混同しない覚え方
「ファラデーの法則」という名称は、物理の電磁誘導と化学の電気分解の両方で使われます。電磁誘導の法則は、磁束変化から誘導起電力を求めるE=-dΦ/dtです。一方、電気分解では、流した電気量Q=Itと電極反応で移動した電子の物質量を結び付けます。電子1 molあたりの電気量がファラデー定数Fで、NISTの2022 CODATA値はF=96485.33212… C/mol(exact)、高校計算では約9.65×10⁴ C/molです。











同じファラデーの名前でも、電磁誘導ではΦとV、電気分解ではQ=Itとmolが出るのですね。試験中に見分ける最短の手掛かりは単位でしょうか?











単位は強い手掛かりだ。Wb・T・V・コイルなら電磁誘導、C・mol・析出質量・酸化数なら電気分解と判断できる。記号Fが出たら単位を確認し、C/molならファラデー定数だ。物理の磁束Φと化学の物質量を同じ式へ入れないよう、問題冒頭で「磁束変化」か「電子の物質量」かを一言で分類しよう。
📚 用語解説
ファラデー定数F:電子1 molがもつ電気量の大きさで、F=Nₐeです。2022 CODATA値は96485.33212… C/mol(exact)で、高校化学の計算では通常9.65×10⁴ C/mol程度として用います。電磁誘導の磁束Φとは別の量です。
電気分解で使う基本関係
電流Iを時間tだけ流した電気量はQ=Itです。電子の物質量はn(e⁻)=Q/F=It/Fとなります。物質1 molの析出に電子z molが必要で、その物質のモル質量をMとすれば、析出質量はm=MIt/(zF)です。ここでは反応式からzを決めることが中心で、磁束やレンツの法則は使いません。電磁誘導は起電力を生む側、電気分解は流れた電気量と化学変化を結ぶ側、と役割を分けて覚えます。
入試で多い誤答を原因別に直す
| 誤答 | 原因 | 修正する行動 |
|---|---|---|
| 磁束があるだけでE≠0とする | ΦとdΦ/dtの混同 | 初末の磁束を別々に書く |
| sinとcosを逆にする | 角度の定義が曖昧 | 面の法線を書き足す |
| Nを二重に掛ける | ΦとNΦが混在 | 1巻きか全巻きか宣言する |
| 向きを磁場と逆と決めつける | 増減を見ていない | 外部磁束→増減→誘導磁場の順 |
| WとJを混同する | 電力と熱量が未分離 | Pを求めてからQ=Pt |
| Fを磁束の式へ入れる | 二つの法則を混同 | 単位C/molを確認する |
「問3を間違えた」だけでは次の行動を決められません。磁束の定義、角度、巻き数、増減、右手、単位、電力と熱量のどこで崩れたかを記録し、翌日には同じ誤因を狙う類題を解きます。正解しても1週間後に白紙から手順を再現し、短期記憶で解けただけではないか確認してください。
ファラデーの法則だけを孤立して覚えるのではなく、電場、ローレンツ力、回路、エネルギー保存とつなげると、初見問題に対応しやすくなります。物理全体の学習順と復習周期を組み直したい場合は、大学受験物理の勉強法完全ガイドも確認し、例題理解→類題演習→誤因別の再テストを学習計画へ入れてください。
ファラデーの法則は「普通の対策」では受からない
結論から言います。教科書を読む、動画を見る、週1回だけ質問するという「普通の対策」だけで、ファラデーの法則を含む電磁気を入試の得点源にして志望大学へ受かるのは厳しいです。今回だけでも、B・A・θから磁束をつくり、ΔΦ/Δtと巻き数Nを処理し、増減から向きを決め、自己誘導やBlv、回路・電力へ接続する必要があります。知識を見た回数ではなく、手順を白紙から再現できるかが得点を分けます。











公式は説明できても、模試では角度、巻き数、向きのどれかを落とします。講義をもう一度見るだけでは、同じ種類のミスが残ることがありますね。











必要なのは情報の追加だけではない。今日は磁束計算を何問、明日は向き判断を何問、いつ再テストするかを決め、答案の誤因に応じて計画を変えることだ。鬼管理専門塾が示す従来塾の3つの限界に照らし、独学から一般的な個別指導まで、ファラデーの法則対策として何が残るか順に検討しよう。
「従来塾の3つの限界」は、①授業で情報を得ても行動は変わらない、②全員同じ指導は偏差値50に収束する、③週1指導では変化が遅い、の3点です。電磁誘導では、誤因が磁束、角度、右手、回路、単位のどこにあるかで必要な課題が変わるため、この3つの限界がそのまま得点停滞へつながります。
選択肢①:独学・参考書だけでは①②の限界が残る
参考書は定義と典型問題を学ぶために必要ですが、読了しても翌日に法線から描き直せるとは限りません。①の限界のとおり、今日の問題数と解き直し時刻まで決めなければ行動は変わりません。また同じ章を同じ順で進むだけでは、角度で止まる生徒と向きで止まる生徒の差を拾えず、②の限界も残ります。
選択肢②:映像授業・アプリだけでは①の限界が残る
磁石や磁束の動きを映像で見ることは理解を助けます。しかし視聴完了は、初見図から正の法線を選び、レンツの4手順を自力で再現できる保証ではありません。アプリの正解数だけを追い、誤因別の類題と再テストへ行動を変えなければ、①の「情報を得ても行動は変わらない」限界が残ります。
選択肢③:集団授業の大手予備校では②の限界が残る
集団授業は全員が同じ説明と問題を同じ速度で進みます。しかし必要な補強は、三角比、ベクトル、電場、ローレンツ力、回路、エネルギーのどこが欠けているかで違います。一律カリキュラムでは答案ごとの誤因へ毎日の課題を割り当てにくく、②の「全員同じ指導」の限界が残ります。
選択肢④:一般的な個別指導塾では③の限界が残る
授業中に個別質問ができても、管理が週1回なら、月曜日に生じた磁束の符号ミスを次の授業まで持ち越すことがあります。電磁誘導は短い間隔で図を描き直し、誤因別に類題を解いて定着を測る必要があります。授業外の日の実行と確認テストまでつながらなければ、③の限界を解消できません。
独学・参考書のみ、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に外すと、必要なのは、生徒ごとの誤因から毎日の課題を数値化し、短い周期で実行と定着を確認する仕組みです。だから、ファラデーの法則を含む電磁気を得点源にして志望大学合格を目指す選択肢として、最後に残るのは鬼管理専門塾しかありません。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、授業を受けて終わるのではなく、志望校から逆算した行動を毎日実行させることを中心にしています。ここではREADMEで確定した6つの特徴だけを、ファラデーの法則を含む大学受験物理の対策へどうつながるかと合わせて説明します。











「電磁気を勉強する」ではなく、「磁束計算4問、向き判断6問、自己誘導3問」のように、その日に実行する量まで具体化するということですね。











そのとおり。さらに正答数だけでなく、角度・巻き数・増減・単位のどこで崩れたかを確認し、翌日の課題を変える。志望校で導出記述が必要か、グラフ判断が中心かでも行動プランは変わる。6つの特徴を、サービスの事実とファラデーの法則対策への接続に分けて見ていこう。
教材・範囲・問題数・復習時刻まで、毎日の課題を数値で示す
現在の誤因と志望校の出題から、専属講師が個別の行動プランを設計する
毎日の進捗と毎週の確認テストで定着を測り、未定着なら課題を修正する
厳しい選考を通過した専属講師を、講師満足度アンケート1,524件でも検証する
大学受験・総合型選抜・推薦・英語資格・高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に内容を確認できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、「物理を勉強する」のような曖昧な指示ではなく、教材、範囲、問題数、期限までを1日単位で数値化して示します。何を・いつ・どこで・なぜ・どのように行うかを具体化し、今日の行動へ落とし込む仕組みです。
ファラデーの法則なら、磁束計算、向き、自己誘導、導体棒を一括して「電磁誘導」と済ませず、各類型の問題数と解き直し時刻まで分けられます。公式を眺めて終わる日をなくし、法線から答案を再現する量を毎日確保できます。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
生徒ごとの得意・不得意、現在地、志望校までの距離をもとに、専属講師が個別の行動プランを設計します。全員へ同じ教材と同じ問題数を渡すのではなく、合格に必要な行動を個人単位で決めます。
磁束計算はできるのに向きで落とす生徒と、三角比や単位換算で止まる生徒では、同じファラデーの法則でも優先課題が違います。前者はレンツの判断、後者はΦ=BA cosθとSI換算を厚くするなど、誤因に合わせて対策を変えられます。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
計画を渡して終わらず、毎日の進捗を確認し、毎週の確認テストで定着度を測ります。確認テストが基準に届かなければ追加課題を出し、学習計画をその週のうちに分析・修正する仕組みです。
ファラデーの法則は、解説直後には解けても、数日後に角度の定義やマイナス符号を忘れやすい単元です。毎日・毎週の確認により、短期的な正解ではなく、時間を空けても磁束→変化率→向きを再現できるかを測れます。
❹ 採用率0.6%の専属講師
公式サイトによると、鬼管理専門塾の専属講師は採用率0.6%の選考を通過した講師陣です。指導の質は、入会生徒による講師満足度アンケート1,524件の公開を通じても継続的に確認されています。
大学受験物理では、答えだけでなく、どの前提で式が使えるか、別解が同じ結論になるかを確認する必要があります。ファラデーの法則、ローレンツ力、エネルギー保存を行き来できる講師と誤因を点検することで、公式の当てはめから導出できる理解へ進めます。
❺ 大学受験・英語資格の専門コース
専門コースは、大学受験の大学特化・学部特化、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで用意されています。進路や試験方式に合わせて計画を組む体制です。
この記事を読む大学受験生には、志望大学・学部の物理の配点、記述量、頻出分野から逆算する大学受験コースが接続します。電磁気だけへ時間を偏らせず、力学・波動・熱・原子や他教科も含め、合格点へ届く学習量を配分できます。
❻ LINE質問対応・無料説明会・資料請求
学習中の質問はLINEで受け付けています。入会前にはZoomでの無料説明会を利用でき、保護者の同席も可能です。公式サイトから資料請求もできるため、指導内容や受講方法を確認してから判断できます。
磁束の正方向が決まらない、自己誘導の向きが分からないといった疑問を放置せず、次の演習へ進む前に確認できます。無料説明会では、模試や答案をもとに、電磁気を含む物理の学習量と優先順位をどう数値化するか相談してください。
大学受験コースには1カ月返金保証制度があり、詳細条件は無料説明会で確認できます。まずは指導方針を「鬼管理」とは?成績が上がらない塾・予備校の3つの限界で確認し、実際の進学例は鬼管理専門塾の合格実績で確かめてください。制度と実績を確認したうえで、自分の答案に必要な管理かを無料説明会で相談できます。
ファラデーの法則を得点源にする毎日の計画を無料説明会で相談できます
まとめ|ファラデーの法則は磁束・変化率・向きの順で解く











磁石、自己誘導、導体棒を別公式として覚えるのではなく、どれも磁束鎖交数の時間変化へ戻せると分かりました。電力と熱量、電気分解の法則も単位で区別できます。











その一本化ができれば初見装置にも対応できる。大きさは磁束の変化率、向きはレンツの法則、自己誘導はNΦ=LI、導体棒は面積変化またはv×Bだ。最後に単位とエネルギー保存で検算し、誤答は角度・巻き数・増減・単位まで分類して再テストしよう。
| 場面 | 変化する量 | 中心となる式 |
|---|---|---|
| 磁石を近づける | コイル位置の磁場B | E=-NΔΦ/Δt |
| コイルを回転する | 法線との角度θ | Φ=BA cosθ |
| 自己誘導 | 同じコイルの電流I | E=-LΔI/Δt |
| 相互誘導 | 別コイルの電流I₁ | E₂=-MΔI₁/Δt |
| 導体棒を動かす | 回路面積A | E=Blv |
| 電気分解 | 電気量Q=It | n(e⁻)=It/F |
最初の到達目標は、公式を見ずに①法線と正方向を描く、②初めと終わりのΦを求める、③平均か瞬時かを選ぶ、④大きさと向きを分けて答える、という流れを再現することです。その後、自己誘導、相互誘導、導体棒の力・仕事、回転コイルの交流へ広げます。翌日と1週間後に同じ手順を白紙から書き直し、入試で使える知識へ変えてください。
よくある質問
Q. ファラデーの電磁誘導の法則とは簡単に言うと何ですか?
A. 回路を貫く磁束の時間変化が、その回路に誘導起電力を生むという法則です。1回巻きではE=-dΦ/dt、同じ磁束が貫くN回巻きではE=-N dΦ/dtと表します。
Q. ファラデーの法則の公式にあるマイナス符号は何ですか?
A. 誘導起電力が、磁束の変化を妨げる向きに生じることを表します。これがレンツの法則です。外部磁場へ常に反対するのではなく、磁束の増加または減少という変化へ反対します。
Q. 磁束Φ=BA cosθのθはどの角度ですか?
A. 磁場Bとコイル面の法線のなす角です。磁場が面に垂直ならθ=0°で磁束はBA、磁場が面と平行ならθ=90°で磁束は0です。図へ法線を書き足してから代入してください。
Q. 巻き数Nはなぜ誘導起電力へ掛かるのですか?
A. 各巻きを同じ磁束が貫くなら、全巻きの磁束鎖交数がNΦになるためです。Φを1巻きあたりと定義すればE=-N dΦ/dtです。NΦを一つの量と置いた後にNを再度掛けないでください。
Q. 自己誘導起電力の公式は何ですか?
A. 自己インダクタンスLが一定ならE=-L dI/dtです。磁束鎖交数NΦ=LIをファラデーの法則へ代入して得られ、向きはコイル自身の電流変化を妨げる向きです。
Q. 導体棒のE=Blvはファラデーの法則から導けますか?
A. 導けます。棒がΔtにvΔt進むと回路面積がlvΔt変わり、ΔΦ=BlvΔtとなるため、E=ΔΦ/Δt=Blvです。B・l・vが互いに垂直な基本配置で使います。
Q. (Blv)²/Rはジュール熱ですか?
A. (Blv)²/R=E²/Rは電力で、単位はWです。時間tに発生するジュール熱はQ=Pt=(Blv)²t/Rで、単位はJです。時間を掛けたかどうかで区別してください。
Q. ファラデーの電気分解の法則とは何が違いますか?
A. 電磁誘導の法則は磁束変化と起電力を結びます。電気分解では電気量Q=Itと電子の物質量をファラデー定数Fで結びます。Fの単位はC/molで、磁束の単位Wbとは別です。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





