
「中期日程がある国公立大学」を調べているのですが、どの大学が実施しているのか一覧がなかなか見つかりません。そもそも中期日程は受けたほうがいいのでしょうか?














先に結論をお伝えします。中期日程を実施している国公立大学は、大学受験パスナビ掲載の河合塾データを基準にすると全国で27校です。すべて公立大学で、薬学部・工学部・経済系・芸術系まで系統は幅広く、学部によって偏差値は40台前半から60台前半まで差があります。そして中期日程は「受けたほうがいい」か「受けなくていい」かを一律に決められるものではなく、志望校との相性と、出願・受験にかかる手間を天秤にかけて判断するものです。この記事では、27校の一覧と偏差値・共通テスト得点率、メリット・デメリット、判断基準まで順番に整理します。
中期日程は、前期日程・後期日程という2回の一般選抜に、一部の公立大学だけが独自に追加している3回目の出願機会です。存在自体を知らない受験生も多く、知っていても「どの大学が実施しているか分からない」「偏差値の情報がない」という理由で検討を後回しにしがちです。しかし出願できる大学が1校増えることは、国公立大学志望者にとって小さくない選択肢です。まず実施校と偏差値を正確に把握したうえで、自分にとって使う価値があるかどうかを判断してください。
目次
中期日程がある国公立大学は27校【結論】
| 知りたいこと | 結論 | 最初の行動 |
|---|---|---|
| 実施校はどこか | 全国27校(すべて公立大学。薬学部・工学部・経済系・芸術系など系統は幅広い) | 志望する学部系統に近い大学を一覧表で探す |
| 偏差値はどのくらいか | 学部によって偏差値40.0〜62.5、共通テスト得点率48%〜82%と幅がある | 自分の共通テスト得点率・模試の偏差値と照らし合わせる |
| 受けたほうがいいか | 前期・後期に中期を加えると出願機会が最大3回に増える一方、出願・受験の手間も増える | メリット3つとデメリットを比較してから決める |
三つの疑問は独立しているようで、実は一つの判断につながっています。実施校が分かっても、自分の学力と離れた偏差値の大学しかなければ選択肢になりません。逆に偏差値が近い大学が見つかっても、出願の手間に見合わないと感じれば受けない方が合理的な場合もあります。まず27校の一覧と偏差値を正確に押さえ、そのうえでメリット・デメリットを踏まえて出願するかどうかを決める、という順番で読み進めてください。














27校もあるのですね。てっきり数校しかないと思っていました。














公立大学全体からすれば一部ですが、系統は薬学部から芸術系まで幅広いです。「中期日程がある大学は少ないから自分には関係ない」と決めつけず、まず一覧で自分の志望系統に近い大学があるかを確認することが最初の一歩になります。
中期日程の仕組みを理解する → 27校の偏差値一覧を確認する → 地域別・学部系統別に自分と近い大学を探す → メリット・デメリットを比較する → 前期・後期との組み合わせ方を決める、という順に読むと、検索で集めた断片的な情報を一つの出願判断へまとめられます。
中期日程とは?前期・後期との違いとスケジュール
国公立大学の一般選抜は、前期日程と後期日程の2回に学生募集を分けて実施する「分離分割方式」が基本です。中期日程は、この2回の方式に加えて一部の公立大学が独自に設けている3回目の日程で、前期日程と後期日程のあいだの時期に試験が行われます。国立大学は実施しておらず、中期日程があるのはすべて公立大学です。出願は前期・中期・後期のそれぞれで1校ずつが上限のため、中期日程を活用すると最大3校まで出願先を広げられます。
| 区分 | 実施する大学 | 出願・試験のタイミング | 出願できる大学数 |
|---|---|---|---|
| 前期日程 | 国立大学・公立大学の大多数 | 2月下旬に試験 | 1校 |
| 中期日程 | 一部の公立大学のみ(27校) | 前期と後期のあいだの3月上旬に試験 | 1校 |
| 後期日程 | 国立大学・公立大学の大多数 | 3月中旬に試験 | 1校 |
📚 用語解説
分離分割方式:国公立大学の一般選抜で、学生募集を前期日程・後期日程の2回に分けて実施する基本方式。多くの大学はこの2回のみを実施しており、出願できるのは前期・後期それぞれ1校ずつ、合計2校が上限になる。
📚 用語解説
中期日程:分離分割方式の前期・後期に加えて、一部の公立大学が独自に設定している3回目の一般選抜の日程。国立大学では実施されておらず、実施校・実施学部は大学によって異なる。














出願期間は前期・中期・後期がすべて同じ時期にまとまっているのですね。中期の準備は後回しでも間に合いますか?














そこが誤解されやすい点です。出願書類の提出自体は前期と同じ時期に締め切られるため、試験が3月だからといって出願準備を後回しにすると間に合わなくなります。中期日程を検討するなら、前期の出願準備と同時に、中期の出願先と必要書類も並行して確認してください。
中期日程の試験は3月上旬ですが、出願の受付は前期日程とほぼ同じ1月下旬〜2月上旬の期間に設定されています。試験日が先だからと出願を後回しにすると、書類の準備が間に合わなくなるため注意してください。
中期日程がある27校の偏差値・共通テスト得点率一覧
大学受験パスナビ掲載の河合塾データから、中期日程で実施されている学部・方式だけを抽出し、学部単位で偏差値帯と共通テスト得点率帯をまとめました。同じ大学でも学部によって数値が大きく異なる点、また芸術系など実技科目が中心の学部では偏差値が算出されておらず共通テスト得点率のみが公表されている点に注意してください。
| 地域 | 大学 | 学部(中期日程) | 偏差値 | 共通テスト得点率 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 旭川市立大学 | 保健福祉学部 | ー | 58.0%〜62.0% |
| 北海道 | 釧路公立大学 | 経済学部 | 42.5 | 58.0% |
| 北海道 | 公立千歳科学技術大学 | 理工学部 | 52.5 | 70.0% |
| 東北 | 岩手県立大学 | ソフトウェア情報学部 | 42.5 | 61.0% |
| 東北 | 秋田公立美術大学 | 美術学部 | ー | 58.0% |
| 関東 | 高崎経済大学 | 経済学部 | 52.5 | 74.0% |
| 関東 | 前橋工科大学 | 工学部 | ー | 58.0%〜63.0% |
| 甲信越 | 都留文科大学 | 文学部 | 52.5〜55.0 | 75.0%〜77.0% |
| 甲信越 | 都留文科大学 | 教養学部 | 52.5〜57.5 | 72.0%〜78.0% |
| 甲信越 | 公立諏訪東京理科大学 | 工学部 | 47.5〜50.0 | 57.0%〜65.0% |
| 甲信越 | 長野大学 | 社会福祉学部 | 47.5 | 66.0% |
| 甲信越 | 長野大学 | 地域経営学部 | 47.5 | 69.0% |
| 甲信越 | 長野大学 | 共創情報科学部 | ー | 66.0% |
| 甲信越 | 長野県看護大学 | 看護学部 | ー | 58.0% |
| 甲信越 | 長野県立大学 | グローバルマネジメント学部 | ー | 75.0% |
| 甲信越 | 長野県立大学 | 健康発達学部 | ー | 75.0% |
| 甲信越 | 三条市立大学 | 工学部 | 40.0〜42.5 | 51.0%〜53.0% |
| 甲信越 | 長岡造形大学 | 造形学部 | ー | 63.0%〜68.0% |
| 北陸 | 金沢美術工芸大学 | 美術工芸学部 | ー | 62.0%〜79.0% |
| 北陸 | 公立小松大学 | 生産システム科学部 | 45.0 | 48.0% |
| 北陸 | 公立小松大学 | 保健医療学部 | ー | 58.0%〜62.0% |
| 北陸 | 公立小松大学 | 国際文化交流学部 | ー | 66.0% |
| 東海 | 岐阜薬科大学 | 薬学部 | 60.0 | 79.0% |
| 東海 | 静岡県立大学 | 薬学部 | 55.0〜57.5 | 73.0%〜77.0% |
| 東海 | 名古屋市立大学 | 薬学部 | 60.0〜62.5 | 78.0%〜80.0% |
| 近畿 | 大阪公立大学 | 工学部 | 60.0〜62.5 | 78.0%〜82.0% |
| 近畿 | 兵庫県立大学 | 社会情報科学部 | 57.5 | 70.0% |
| 近畿 | 兵庫県立大学 | 理学部 | 52.5 | 66.0%〜69.0% |
| 近畿 | 奈良県立大学 | 地域創造学部 | ー | 70.0% |
| 中国・四国 | 岡山県立大学 | 情報工学部 | 45.0〜50.0 | 57.0%〜62.0% |
| 中国・四国 | 新見公立大学 | 健康科学部 | ー | 61.0% |
| 中国・四国 | 下関市立大学 | 経済学部 | 47.5 | 64.0%〜66.0% |
| 中国・四国 | 下関市立大学 | データサイエンス学部 | 47.5 | 64.0% |
| 中国・四国 | 下関市立大学 | 看護学部 | ー | 62.0% |
| 中国・四国 | 周南公立大学 | 経済経営学部 | ー | 68.0% |
| 中国・四国 | 周南公立大学 | 人間健康科学部 | ー | 66.0% |
| 中国・四国 | 周南公立大学 | 情報科学部 | ー | 55.0% |
| 中国・四国 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 | 工学部 | ー | 68.0%〜74.0% |
| 中国・四国 | 山陽小野田市立山口東京理科大学 | 薬学部 | 57.5 | 75.0% |
出典:大学受験パスナビ(旺文社)掲載の河合塾データ(第2回全統共通テスト模試ベース、更新日2026-09-09)https://passnavi.obunsha.co.jp/ 各大学名で検索すると個別の学部別データを確認できます。














同じ大学でも学部によって「偏差値」の欄が「ー」になっているところがあります。これはデータが無いということですか?














その大学・学部の入試結果自体は存在しますが、河合塾がその方式について偏差値を算出していないということです。芸術系の実技試験が中心の学部などでよく見られます。その場合は偏差値の代わりに共通テスト得点率を確認してください。共通テスト得点率も、同じ模試データから算出された具体的な数値です。
📚 用語解説
偏差値:ある模試を受けた集団の中で、自分の得点がどの位置にあるかを示す相対指標。本記事の数値は大学受験パスナビに掲載された河合塾のデータで、中期日程の学部・方式に該当する行から抽出している。
📚 用語解説
共通テスト得点率:大学入学共通テストで、大学ごと・学部ごとに合格の目安とされる得点率。偏差値が算出されていない学部でも、共通テスト得点率であれば具体的な数値が公表されていることが多い。
地域別に見る中期日程の実施校
中期日程を実施する27校は全国に散らばっていますが、地域による偏りがあります。特に甲信越地方には都留文科大学、長野大学、公立諏訪東京理科大学など7校が集中しており、中期日程を検討する受験生の中には、地理的に近い甲信越の大学から探し始める人も少なくありません。一方で九州・沖縄地方には中期日程を実施する大学がなく、四国・中国地方でも5校にとどまります。
| 地域 | 実施校数 | 主な大学 |
|---|---|---|
| 北海道 | 3校 | 旭川市立大学・釧路公立大学・公立千歳科学技術大学 |
| 東北 | 2校 | 岩手県立大学・秋田公立美術大学 |
| 関東 | 2校 | 高崎経済大学・前橋工科大学 |
| 甲信越 | 7校 | 都留文科大学・長野大学・公立諏訪東京理科大学 ほか |
| 北陸 | 2校 | 金沢美術工芸大学・公立小松大学 |
| 東海 | 3校 | 岐阜薬科大学・静岡県立大学・名古屋市立大学 |
| 近畿 | 3校 | 大阪公立大学・兵庫県立大学・奈良県立大学 |
| 中国・四国 | 5校 | 岡山県立大学・下関市立大学・周南公立大学 ほか |














自分の住んでいる地域や志望する地域に中期日程の大学がないこともあるのですね。














はい。特に九州・沖縄では実施校がないため、その地域の受験生が中期日程を使うには、他地域の大学まで受験に行く必要があります。会場までの交通費・宿泊費や移動時間も判断材料に含めて検討してください。地理的な近さだけでなく、学部の内容や偏差値が自分の志望と合っているかを優先してください。
地域で絞り込むこと自体は悪くありませんが、中期日程を選ぶ目的は「近いから」ではなく「学びたい内容と学力が自分に合っているから」であるべきです。次の章では、学部系統ごとの傾向を見ていきます。
学部系統別に見る中期日程の傾向(薬学部・工学部・経済系・芸術系)
中期日程を実施する27校39学部(方式含む)を学部系統ごとにまとめると、薬学部系が最も偏差値・共通テスト得点率の水準が高く、次いで工学・情報系、経済・経営・国際系と続きます。美術・デザインなどの芸術系は実技試験が中心のため偏差値の算出がなく、共通テスト得点率で判断する必要があります。看護・保健医療・福祉系は学部数が多く、偏差値が算出される学部と共通テスト得点率のみの学部が混在しています。
| 学部系統 | 該当する大学(例) | 偏差値・得点率の目安 |
|---|---|---|
| 薬学部系 | 岐阜薬科大学・静岡県立大学・名古屋市立大学・山陽小野田市立山口東京理科大学 | 偏差値55.0〜62.5、共通テスト得点率73%〜80%と最も高い水準 |
| 工学・情報系 | 大阪公立大学・公立諏訪東京理科大学・三条市立大学・前橋工科大学 ほか | 偏差値40.0〜62.5と幅が広く、共通テスト得点率は51%〜82% |
| 経済・経営・国際系 | 高崎経済大学・釧路公立大学・下関市立大学・周南公立大学 ほか | 偏差値42.5〜52.5、共通テスト得点率48%〜74% |
| 芸術・デザイン系(実技中心) | 秋田公立美術大学・金沢美術工芸大学・長岡造形大学 | 偏差値は算出なし。共通テスト得点率は58%〜79% |














同じ「工学部」でも、大学によって偏差値の差が大きいのはなぜですか?














工学・情報系は該当する大学数が多く、単科大学から総合大学まで規模も設立の経緯も様々だからです。「工学部だから同じくらいの難易度」と考えず、大学ごとの偏差値・共通テスト得点率を個別に確認することが大切です。学部名で一括りにせず、この記事の一覧表で該当大学の数値を直接確認してください。
📚 用語解説
学部系統:大学の学部を、扱う学問分野の近さで分類したグループのこと。本記事では中期日程の27校39学部を薬学部系・工学情報系・経済経営国際系・芸術デザイン系などに分けて傾向を比較している。
中期日程を受けるメリット3つ
中期日程を検討する価値があるかどうかは、次の3つのメリットが自分にとってどれだけ大きいかで変わります。単に「出願できる大学が増える」というだけでなく、後期日程との組み合わせ方や、倍率の実態まで含めて理解しておくと、判断の精度が上がります。
前期・後期の2回だけでは出願先は最大2校ですが、中期日程を加えると3校目の出願機会が生まれます。前期で第一志望に挑戦し、中期で実力相応校、後期で滑り止めを確保する、といった組み方も可能です。
中期日程と後期日程は合格発表の時期が近く設定されることが多いため、両方に合格した場合は結果を見比べたうえでどちらに進学するかを決められます。前期日程のように、入学手続きの締め切りが早く訪れて選択肢が狭まる心配が比較的少ない日程同士です。
中期日程を滑り止めとして併願する受験生の中には、前期日程で合格が決まれば中期日程を受験しない人や、合格しても入学しない人が一定数います。そのため、表面上の偏差値や倍率の印象より、実際の競争が緩やかになる場合があります。














中期日程を受けると、必ず出願できる大学が1校増えるということですね。














その通りです。ただし増えるのはあくまで「出願できる機会」であって、合格を保証するものではありません。次の章で説明するデメリットもあわせて理解したうえで、中期日程を使うかどうかを判断してください。
志望する学部系統に中期日程を実施する大学がある/前期で第一志望に挑戦しつつ後期より前に安心材料がほしい/出願・受験にかかる追加の手間や費用を許容できる、のいずれかに当てはまる場合は、中期日程を選択肢に入れる価値があります。
中期日程のデメリット・出願締切の注意点
中期日程には出願先が増えるという利点がある一方、負担も増えます。出願書類の準備、受験料の支払い、試験会場までの移動や宿泊の手配、そして前期日程の対策と並行して中期日程向けの対策を進める時間の確保です。特に地理的に離れた大学を選ぶ場合、移動と宿泊にかかる時間・費用は軽視できません。
もう一つの注意点は出願締切です。中期日程の試験は3月上旬ですが、出願の受け付けは前期日程と同じ1月下旬から2月上旬に締め切られます。「試験がまだ先だから」と出願準備を後回しにすると、前期日程の対策に追われている間に中期日程の出願期間が終わってしまう、という事態が起こり得ます。
前期日程に合格して入学手続きを完了すると、その時点で中期日程・後期日程に出願していても合格資格は自動的に失効します。前期日程の入学手続きの締め切りは中期・後期の合格発表より前に来るため、「前期に合格したら中期・後期はもう受けられない」ことを前提に、志望順位を事前に決めておく必要があります。
📚 用語解説
入学手続き完了による失効:前期日程などで合格し、指定された期日までに入学手続きを完了すると、その受験生は他の日程(中期・後期)に出願・合格していても、その資格を自動的に失う仕組み。国公立大学の入試要項に共通するルールで、大学ごとの個別交渉はできない。














中期日程の試験が3月なら、出願も3月に近い時期でいいと思っていました。危なかったです。














そこは多くの受験生が誤解しやすいポイントです。中期日程を検討するなら、前期日程の出願書類を準備するタイミングで、中期日程の出願書類も一緒に確認してください。試験日ではなく出願締切を基準にスケジュールを組むことが、機会を逃さないための最初の対策です。
前期・中期・後期をどう組み合わせるか【併願戦略】
中期日程を使うかどうかは、前期・後期にどの大学を置くかとセットで考える必要があります。代表的な組み方は、前期に第一志望、中期に実力相応校、後期に確実性の高い大学を置くパターンです。もう一つは、前期・中期の両方に挑戦したい大学を置き、後期に滑り止めを固定するパターンです。どちらが正解ということはなく、志望度と学力のバランスで決めます。
| パターン | 前期 | 中期 | 後期 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 王道型 | 第一志望(挑戦校) | 実力相応校 | 確実性の高い大学 | 第一志望を諦めきれないが安全策も欲しい人 |
| 挑戦重視型 | 第一志望(挑戦校) | 同水準の別の挑戦校 | 滑り止め | 第一志望への強いこだわりがある人 |
| 安全重視型 | 実力相応校 | 確実性の高い大学 | 確実性の高い別の大学 | 浪人を避け進学先を早く確定させたい人 |














中期日程には、前期より少し易しい大学を置くのが基本なのでしょうか?














多くの受験生はそう考えますが、必須ではありません。第一志望への思いが強いなら、中期でも同水準の大学に挑戦する組み方もあります。大切なのは、前期の結果が出る前に中期・後期の出願先を決めておき、前期の合否に一喜一憂して出願を変えないことです。
中期日程は受けたほうがいい?判断基準
ここまでの内容を踏まえると、中期日程を受けたほうがいい人と、無理に受ける必要がない人が見えてきます。受けたほうがいい人は、志望する学部系統に実施校がある、出願・受験の手間を許容できる、前期日程の結果が出る前に安心材料を増やしたい、のいずれかに当てはまる人です。逆に、志望する学部系統に実施校がない、特定の私立大学への進学を優先している、出願・受験の追加の負担が学習時間を圧迫する、という場合は、無理に中期日程を組み込む必要はありません。














結局のところ、中期日程は「あれば必ず受けるべきもの」ではないのですね。














その通りです。中期日程は選択肢を広げる制度であって、義務ではありません。27校の一覧と偏差値を確認したうえで、自分の志望系統・学力・出願にかけられる労力に合っているかどうかで判断してください。
前期・中期・後期の複数校対策は「普通の勉強法」では間に合わない
結論から言います。中期日程を活用して前期・中期・後期の3校に挑むなら、授業を受けて分かった気になるだけの「普通の勉強法」では対応しきれません。中期日程を実施する27校は薬学部系で偏差値55.0〜62.5、経済・経営系で42.5〜52.5など学部ごとに求められる水準が異なり、しかも前期の対策と並行して準備を進める必要があります。必要なのは情報を集めることではなく、複数の出願先の科目傾向を毎日の学習へ落とし、実行を続ける仕組みです。
① 授業で情報を得ても行動が変わらない ② 全員同じ指導は偏差値50に収束する ③ 週1回では授業がない日の勉強が本人任せになり変化が遅い(出典:鬼管理専門塾「鬼管理」とは)
独学・参考書のみでは、複数校分の対策範囲が管理しきれない
独学でも各大学の募集要項や過去問は入手できます。しかし、前期・中期・後期それぞれの科目と締切を把握し、今日どの大学のどの科目を優先するかを決め、遅れを自分だけで修正し続けるのは簡単ではありません。情報があっても行動へ変わらない限界と、授業のない日の勉強が本人任せになる限界が同時に表れます。
映像授業・アプリだけでは、出願先ごとの答案の弱点が残りやすい
映像授業は理解の助けになりますが、視聴後に前期・中期・後期それぞれの過去問でどこを失点したかまで毎回確認する仕組みではありません。万人向けの講義を受けるだけでは、複数の出願先ごとに異なる出題傾向と、自分の失点原因を結ぶ個別の行動計画が弱くなります。
集団授業の大手予備校では、平均的な計画になりやすい
集団授業は同じ時間に同じ内容を扱うため、前期に難関大学を置く受験生と、中期日程まで見据えて複数校を併願する受験生へ、同じ密度で対応することは困難です。出願先ごとに異なる科目配分の中で自分の答案だけに残る弱点を埋めるには、平均的な進度とは別の個別計画が必要です。
一般的な個別指導塾でも、授業外の実行まで追い切れない
個別指導でも授業が週単位なら、前期・中期・後期の3校分の対策を毎日どう配分したかまで追い切れないことがあります。授業中に理解しても、次の授業までの実行量と定着が確認されなければ、失点は同じ場所に残ります。














出願先が増えるほど、教材や授業の種類より、範囲を毎日どう配分するかの管理が重要になるのですね。














その通りです。前期・中期・後期のどこにどの大学を置くかは公式情報で分かります。差がつくのは、その情報を今日の問題数、復習、答案の修正へ変え、翌日も続けられるかどうかです。鬼管理専門塾は、そこを一日単位で設計し、毎週の確認へつなげます。
だからこそ、中期日程を活用して国公立大学の合格可能性を広げるなら、複数校分の情報を毎日の行動へ変える管理まで含めて対策する必要があります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、前期・中期・後期という複数の出願先と現在の答案を起点に、やるべきことを日々の行動へ落とし込みます。ここでは、学習指示、個別計画、確認、講師体制、コース、相談窓口まで、固定の六つの特徴を複数校対策へどう接続するかを整理します。














管理されるといっても、中期日程を含む複数校対策では何が変わるのでしょうか?














前期・中期・後期それぞれの出願先と科目を整理し、今の答案から優先順位を決めます。そして「今日は何をどこまで直すか」を数値化し、確認テストと答案で定着を確かめます。大学名だけの一般論ではなく、選ぶ日程と失点に合わせて行動が変わります。
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
前期・中期・後期で必要な科目を整理し、複数校分の学習を一日ごとの実行量へ落とします。何をするか迷う時間を減らし、答案改善に使う時間を確保します。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
同じ中期日程を検討していても、薬学部志望と経済系志望では対策が違います。志望系統と現在の答案を結び、生徒ごとに優先順位を変えた計画を作ります。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
前期の対策を優先しながら、中期・後期の出願先の科目も並行して進めます。日々の進捗と毎週の確認で、計画の遅れや同じ誤答の繰り返しを早めに修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
複数校の出願先ごとに異なる出題傾向を答案から確認するには、指導者側にも難関大学受験への理解が必要です。専属科目に強い講師が、改善点を具体的な行動へ変えます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験の学部特化コースの中で、前期・中期・後期を見据えた複数校対策を一つの計画へまとめられます。総合型選抜や英語資格とは混同せず、一般選抜の要項に沿って進めます。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
無料説明会では、中期日程を含めてどの大学を検討しているか、どの科目の答案に不安があるかから相談できます。入会前に管理方法と学習計画の考え方を確認できます。
大学受験コースには1カ月返金保証があります。まずは無料説明会で、中期日程を含めた出願先の組み方と、共通テスト得点率をどう伸ばすかを相談してください。指導の仕組みは「鬼管理」とは、実際の成果は合格実績で確認できます。
中期日程を含めた出願戦略と学習計画を無料説明会で相談できます
まとめ|中期日程は27校の一覧と偏差値を確認してから判断する
| 確認項目 | この記事の結論 |
|---|---|
| 実施校数 | 全国27校(すべて公立大学。薬学部・工学部・経済系・芸術系など系統は幅広い) |
| 偏差値・得点率 | 学部により偏差値40.0〜62.5、共通テスト得点率48%〜82%と幅がある |
| メリット | 出願機会が最大3校に増える/中期・後期は合否を比較できる/実質的な難易度が下がることがある |
| デメリット | 出願・受験の手間が増える/出願締切は前期と同時期で油断できない |
| 最初の行動 | 志望系統に実施校があるか一覧表で確認し、前期・後期との組み合わせを決める |














中期日程を「知らなかったから受けない」のではなく、一覧と偏差値を見たうえで決めることが大事なのですね。














それがこの記事の結論です。中期日程を実施する27校と学部ごとの偏差値・共通テスト得点率を確認し、メリットとデメリットを比較し、前期・後期との組み合わせを決める。この順番で判断すれば、「存在を知らなかったので選択肢に入れられなかった」という機会損失を防げます。
中期日程を検討するときは、古い年度の情報や出典不明の一覧を鵜呑みにしないでください。実施校・学部名は改組で変わることがあり、偏差値・共通テスト得点率も模試ごとに更新されます。出願前には必ず各大学の最新の入学者選抜要項と、最新の模試データを確認したうえで、最終的な出願先を決めてください。
よくある質問
| 質問のテーマ | 確認する章 |
|---|---|
| 実施校数・一覧 | 中期日程がある国公立大学は27校【結論】 |
| 偏差値・得点率 | 27校の偏差値・共通テスト得点率一覧 |
| 受けるべきか | メリット3つ・デメリット・判断基準 |
| 前期・後期との関係 | 前期・中期・後期の組み合わせ方 |
Q. 中期日程を実施している国公立大学は何校ありますか?
A. 大学受験パスナビ掲載の河合塾データを基準にすると、中期日程を実施している国公立大学は全国で27校です。すべて公立大学で、国立大学は実施していません。薬学部・工学部・経済系・芸術系まで学部系統は幅広く、地域は甲信越地方に7校と最も多く、九州・沖縄地方には実施校がありません。
Q. 中期日程の偏差値はどのくらいですか?
A. 学部によって幅があり、偏差値が算出されている学部では40.0〜62.5程度です。薬学部系が最も高く55.0〜62.5、経済・経営・国際系は42.5〜52.5です。芸術系など実技試験が中心の学部は偏差値が算出されておらず、共通テスト得点率(48%〜82%)で判断します。
Q. 中期日程は受けたほうがいいですか?
A. 一律に受けるべきとは言えません。志望する学部系統に実施校があり、出願・受験の追加の手間を許容できるなら検討する価値があります。逆に志望系統に実施校がない、特定の私立大学を優先している場合は、無理に組み込む必要はありません。
Q. 中期日程だけを受けることはできますか?
A. 制度上は中期日程だけに出願することも可能です。ただし前期・後期を使わない分、出願できる国公立大学は1校のみになります。多くの受験生は前期・後期と組み合わせて、出願機会を最大3校まで広げる形で活用しています。
Q. 中期日程の出願締切はいつ頃ですか?
A. 試験は3月上旬に行われますが、出願の受け付けは前期日程とほぼ同じ1月下旬から2月上旬に締め切られます。試験日が先だからと出願準備を後回しにすると間に合わなくなるため、前期の出願準備と同時に進めてください。
Q. 中期日程に落ちても後期日程は受けられますか?
A. 受けられます。中期日程で不合格でも、後期日程に出願していれば試験を受けられます。ただし前期日程に合格して入学手続きを完了した場合は、その時点で中期・後期の資格が失効するため、前期の結果と手続きのタイミングには注意してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





