
弘前大学の総合型選抜を調べたら、「総合型選抜Ⅰ」と「総合型選抜Ⅱ」があって、学部によって受けられる方式が違うみたいです。共通テストがいる学部といらない学部があって、どこから手をつけたらいいか分かりません。











弘前大学の総合型選抜は、大学入学共通テストを課さない「総合型選抜Ⅰ」と、課す「総合型選抜Ⅱ」に分かれていて、学部・学科・課程ごとにどちらか一方しか実施していない。この記事では2027年度の公式募集要項を基準に、実施学部、募集人員、出願資格、試験日程、選抜方法・配点、2027年度の変更点、2026年度の結果までを整理する。自分の志望学部がⅠとⅡのどちらなのかを最初に確定させよう。
弘前大学の総合型選抜対策で最初に必要なのは、志望理由書を書き始めることではありません。自分の志望学部・学科・課程が「総合型選抜Ⅰ」と「総合型選抜Ⅱ」のどちらを実施しているのかを特定することです。人文社会科学部、理工学部、農学生命科学部、教育学部の一部専修は総合型選抜Ⅰ(共通テスト免除)を実施し、教育学部の一部課程と医学部は総合型選抜Ⅱ(共通テストを課す)を実施します。逆に教育学部の中学校コース国語・社会・数学・理科・英語の各専修や医学部心理支援科学科のように、総合型選抜を実施していない学科・専修もあります。弘前大学全体の一般選抜も含めた見取り図は弘前大学に合格する塾の選び方で確認できます。
この記事は2026年9月24日時点で公表されている令和9(2027)年度の総合型選抜学生募集要項PDFを基準に整理しています。出願資格、選抜方法、配点、日程は学部・学科・課程ごとに異なり、年度によって変更されることもあります。要約表だけで出願可否を決めず、必ず志望方式の要項全ページを読み、不明点は弘前大学入試課へ確認してください。
目次
弘前大学の総合型選抜は「Ⅰ」と「Ⅱ」で共通テストの扱いが違う【結論】
結論から言うと、弘前大学に「総合型選抜」という一つの入試制度はありません。令和9(2027)年度総合型選抜学生募集要項によれば、総合型選抜Ⅰは大学入学共通テスト及び教科・科目に係る個別学力検査を免除して、小論文・レポート・実技・面接などで選抜します。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テストを課し、個別学力検査は免除したうえで、面接・小論文・集団討論・総合論述などと共通テストの得点を組み合わせて選抜します。同じ「総合型選抜」という名前でも、学力試験の有無が根本的に違います。
| 項目 | 総合型選抜Ⅰ | 総合型選抜Ⅱ |
|---|---|---|
| 大学入学共通テスト | 課さない(合格者は入学までに受験を要請。※合否には影響しない) | 課す(本学指定の教科・科目を受験しないと合格者になれない) |
| 個別学力検査(教科・科目) | 免除 | 免除 |
| 主な実施学部(2027年度) | 人文社会科学部、教育学部(音楽・美術・保健体育専修)、理工学部、農学生命科学部 | 教育学部(小学校コース・特別支援教育専攻・養護教諭養成課程)、医学部(医学科・保健学科) |
| 主な選抜内容 | 小論文、講義及びレポート、実技、個人面接、出願書類 | 個人面接、小論文、集団討論、総合論述、共通テストの得点、出願書類 |











同じ「総合型選抜」でも、Ⅰは共通テストがなくて、Ⅱは共通テストの得点が合否に直結するんですね。自分の志望学部がどちらを実施しているかを先に確認しないと、対策の方向性がまったく変わってきます。











その通りだ。しかも弘前大学は学部・学科・課程単位で実施の有無が決まっていて、同じ教育学部の中でも中学校コースの国語・社会・数学・理科・英語の各専修のように、総合型選抜そのものを実施していない専修もある。まず自分の志望先が「Ⅰ」「Ⅱ」「実施なし」のどれに当たるかを、要項の募集人員一覧表で確定させることが出発点だよ。
実施学部・募集人員一覧(2027年度)
2027年度の募集人員一覧表を学部別に整理すると、総合型選抜Ⅰの合計は270人、総合型選抜Ⅱの合計は166人です。人文社会科学部と理工学部、農学生命科学部はすべての学科・課程が総合型選抜Ⅰのみを実施し、教育学部だけがⅠとⅡの両方に分かれ、医学部はⅡのみを実施します。
| 学部・課程等 | 方式 | 2027年度募集人員 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部 文化創生課程 | 総合型選抜Ⅰ | 35人(うち国際バカロレア枠3人) |
| 人文社会科学部 社会経営課程 | 総合型選抜Ⅰ | 45人(うち専門高校枠8人) |
| 教育学部 中学校コース 音楽専修・美術専修 | 総合型選抜Ⅰ | 6人(音楽・美術それぞれ目安3人) |
| 教育学部 中学校コース 保健体育専修 | 総合型選抜Ⅰ | 5人 |
| 教育学部 小学校コース | 総合型選抜Ⅱ | 25人(地域志向教員枠5人+一般枠20人) |
| 教育学部 特別支援教育専攻 | 総合型選抜Ⅱ | 5人 |
| 教育学部 養護教諭養成課程 | 総合型選抜Ⅱ | 6人 |
| 理工学部(数物・物質創成化学・地球環境防災・電子情報工学・機械科学・自然エネルギー) | 総合型選抜Ⅰ | 合計110人(電子情報工学科は専門高校枠4人、機械科学科は専門高校枠2人を含む) |
| 農学生命科学部(生物学・分子生命科学・食料資源学・国際園芸農学・地域環境工学) | 総合型選抜Ⅰ | 合計69人(国際園芸農学科は専門高校枠4人、地域環境工学科は専門高校枠3人を含む) |
| 医学部 医学科 | 総合型選抜Ⅱ | 42人(予定。青森県内枠27人+北海道・東北枠15人) |
| 医学部 保健学科 | 総合型選抜Ⅱ | 88人(看護学30・放射線技術科学20・検査技術科学20・理学療法学8・作業療法学10) |
理工学部・農学生命科学部は学科ごとに数人〜二十数人の募集人員が振られていますが、電子情報工学科・機械科学科・国際園芸農学科・地域環境工学科には工業高校や農業高校などの出身者を対象とした「専門高校枠」が内数として設定されています。専門高校枠を希望する場合は、出願登録時に希望を選択しないと専門高校枠出願者として扱われない点に注意してください。人文社会科学部文化創生課程の国際バカロレア枠も同様に、出願時の選択が必須です。弘前大学全体の偏差値・倍率の傾向は弘前大学の偏差値・倍率まとめで確認できます。











理工学部と農学生命科学部は全学科が総合型選抜Ⅰなんですね。逆に医学部は医学科も保健学科もⅡだけで、共通テストを避けられないんですね。











そうだ。学部単位で「Ⅰだけ」「Ⅱだけ」と決まっている学部と、教育学部のように専修・課程ごとにⅠとⅡが分かれる学部があることを、最初に募集人員一覧表で確認しよう。専門高校枠や国際バカロレア枠のように、出願時の意思表示を忘れると特別枠として扱われない仕組みにも注意が必要だよ。
出願資格|専願確約と特別枠の条件
総合型選抜Ⅰ・Ⅱに共通する基本的な出願要件は、高等学校若しくは中等教育学校を令和3年4月以降に卒業した者及び令和9年3月に卒業見込みの者であること、そして合格した場合は入学することを確約できる者であることです。つまり弘前大学の総合型選抜はすべて専願が前提であり、合格後の辞退は原則として想定されていません。理工学部・農学生命科学部の一部学科では、高等専門学校3年次を令和9年3月修了見込みの者も対象に含まれます。
| 特別枠 | 対象学部・課程 | 2027年度の条件(要旨) |
|---|---|---|
| 国際バカロレア枠 | 人文社会科学部 文化創生課程(募集人員35人中3人) | 国際バカロレア資格を有する、又は令和9年3月までに取得見込みであること |
| 専門高校枠 | 人文社会科学部 社会経営課程、理工学部 電子情報工学科・機械科学科、農学生命科学部 国際園芸農学科・地域環境工学科 | 商業・情報・工業・農業等の学科出身や所定の検定資格など、学部・学科ごとに条件が異なる |
| 地域志向教員枠 | 教育学部 小学校コース(募集人員25人中5人) | 青森県採用教員として教職を目指す強い意志があること。卒業要件に複数免許(小学校+中学校技術又は家庭)の取得が必須 |
| 青森県内枠・北海道東北枠 | 医学部 医学科 | 青森県内、又は北海道・岩手・宮城・秋田・山形・福島の高校を卒業(見込み)で、卒業後は青森県のキャリア形成プログラムに9年間従事することを確約 |
- 入学後の義務: 地域志向教員枠・医学部地域枠は卒業後の進路も拘束











弘前大学の総合型選抜は専願前提なんですね。医学部医学科の地域枠は、卒業後9年間も青森県のキャリア形成プログラムに従事する確約が必要だと知って、出願前によく考えないといけないと思いました。











そこは軽く考えてはいけない。地域志向教員枠や医学部の地域枠は、合格すれば終わりではなく、入学後の履修や卒業後の進路まで拘束される。志望理由書や面接でも、その確約に納得しているかが問われる。出願前に本人と保護者で、卒業後の見通しまで含めて話し合っておこう。
📚 用語解説
専願:合格した場合は必ずその大学・学部に入学することを条件とする出願方式です。弘前大学の総合型選抜はⅠ・Ⅱともに専願が前提であり、他大学の一般選抜の結果を見てから入学を決めるという併願はできません。
📚 用語解説
専門高校枠:商業・情報・工業・農業など特定分野の高校学科出身者を対象に、学部の募集人員の内数として設定される出願枠です。希望する場合は出願登録時に選択が必要で、選択しないと該当学科出身でも専門高校枠としては扱われません。
📚 用語解説
地域志向教員枠:教育学部小学校コースの総合型選抜Ⅱに設けられた特別枠です。青森県採用教員として教職を目指す強い意志があることなどを出願要件とし、入学後は「地域志向教員養成プログラム」の履修と、小学校教諭に加えて中学校教諭(技術又は家庭)の免許取得が卒業要件になります。
2027年度の試験日程|後ろ倒しに要注意
弘前大学は令和9(2027)年度の変更点として、総合型選抜の試験日程を後ろ倒しにしました。総合型選抜Ⅰは出願期間が9月24日(木)〜10月1日(木)、試験実施日は学部・専修によって10月31日(土)又は11月1日(日)、合格発表は11月12日(木)です。総合型選抜Ⅱのうち教育学部(小学校コース・特別支援教育専攻・養護教諭養成課程)は10月31日(土)及び11月1日(日)に試験を実施し、教育学部・医学部とも合格発表は2月5日(金)、入学手続期限は2月17日(水)です。
公式要項の試験日程表では、総合型選抜Ⅱの医学部医学科・保健学科の試験実施日欄が教育学部と同じ枠に記載されていますが、大学入学共通テストを課す方式のため、実際の選抜(面接・小論文・総合論述等)の実施日は募集要項の学部別ページ及び最新の実施要項で必ず確認してください。











試験日程が2026年度より後ろ倒しになったんですね。10月31日と11月1日に複数の学部が試験を実施するので、併願を考えている場合は日程が重ならないか確認が必要そうです。











その通りだ。弘前大学の総合型選抜は専願前提だから他大学との併願を前提にした日程調整はできないが、学部を掛け持ちで出願することもできない。まず自分の志望学部の試験実施日を要項本文で特定し、受験票の印刷開始日(10月20日予定)や書類提出期限まで一つのカレンダーに落とし込もう。
選抜方法と配点|学部で評価の軸がまったく違う
令和9年度総合型選抜学生募集要項の学部別ページによれば、同じ総合型選抜Ⅰでも、人文社会科学部は小論文と個人面接が中心、理工学部は講義を聞いた上でのレポート作成と面接、農学生命科学部は小論文と口頭試問を含む面接、教育学部の音楽・美術・保健体育専修は実技と面接という具合に、課される試験の種類が全く異なります。
| 学部・方式 | 選抜内容 | 配点合計 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部(Ⅰ) | 小論文200点+個人面接200点+出願書類(調査書・学習計画書)100点 | 500点 |
| 理工学部 各学科(Ⅰ) | 講義及びレポート200点+個人面接(基礎学力の試問含む)300点 | 500点 |
| 農学生命科学部 各学科(Ⅰ) | 小論文300点+個人面接(口頭試問含む)450点 | 750点 |
| 教育学部 音楽・美術・保健体育専修(Ⅰ) | 実技300点+個人面接300点 | 600点 |
| 教育学部 小学校コース一般枠(Ⅱ) | 共通テスト600点+集団討論200点+個人面接200点+志望理由書50点 | 750点(地域志向教員枠は独自面接・書類加算で900点) |
| 医学部 医学科(Ⅱ) | 共通テスト950点+個人面接200点+総合論述200点 | 1,350点 |
| 医学部 保健学科(Ⅱ) | 共通テスト950点+小論文100点+個人面接300点+出願書類100点 | 1,450点 |
- 医学部Ⅱ: 共通テスト950点
- 教育Ⅰ: 実技+面接
医学部医学科・保健学科の総合型選抜Ⅱは、配点の6〜7割前後を大学入学共通テストが占めており、「総合型」という名前でも実質的には高い学力水準が前提になります。一方、教育学部の音楽・美術・保健体育専修は実技と面接だけで600点満点を構成し、共通テストは課されません。志望方式の配点表を確認し、自分がどの試験にどれだけ時間を配分すべきかを最初に決めてください。











医学部医学科の総合型選抜Ⅱは、共通テストだけで950点もあるんですね。総合型選抜という名前だけで「学力試験が軽い」と思い込むのは危険だと分かりました。











その認識が重要だ。配点表を見ずに「総合型だから書類と面接が勝負」と決めつけると、医学部志望者は致命的な準備不足になる。逆に教育学部の実技系専修を共通テスト対策中心で準備するのも的外れだ。志望方式の配点比率を数字で把握し、勉強時間の配分を早い段階で決めよう。
📚 用語解説
総合論述:医学部医学科の総合型選抜Ⅱで課される試験です。与えられた資料を的確に読み取り、課題を見出し、自身の考えの思考過程と結論を論理的に構築・表現する力を、資料理解力・問題発見能力・論理的思考力・分析力・表現力の5つの観点から総合的に評価します。
📚 用語解説
キャリア形成プログラム:医学部医学科の青森県内枠・北海道東北枠の合格者が、卒業(医師国家試験合格)後に従事する青森県の医療従事の枠組みです。臨床研修を含む9年間、うち4年間は医師が不足している地域での勤務が求められ、離脱要件に該当しない限り確約どおりに従事する必要があります。
2027年度入試の主な変更点|教育学部と医学部医学科に要注意
令和9(2027)年度要項は、令和8(2026)年度と比べていくつかの重要な変更を公表しています。教育学部学校教育教員養成課程では、小学校コースの総合型選抜Ⅱに新たに「地域志向教員枠」(5人)を導入し、その導入に伴って中学校コース技術専修(総合型選抜Ⅰ)と家庭科専修(一般選抜前期日程)の募集を停止しました。両専修は統合され、技術・家庭科サブコースとして新設されます。中学校コースの音楽専修・美術専修は、これまで専修ごとに個別募集だったものを2専修一括の募集(計6人)に変更し、新たに志望理由書の提出も求めるようになりました。特別支援教育専攻は、一般選抜後期日程(2人)と総合型選抜Ⅰ(3人)を廃止し、代わって総合型選抜Ⅱ(5人)を新設しています。
医学部医学科では、総合型選抜Ⅱの出願要件のうち「調査書の全体の学修成績の状況(評定平均値)が4.3以上」という基準を廃止しました。選抜方法も、従来の「個人面接及びケーススタディの自学自習」から「個人面接及び総合論述」に変更されています。あわせて一般選抜(前期日程)でも、個別学力検査の面接を点数化せず段階評価とする変更が行われました。











教育学部は専修の再編が多くて、去年までの情報のまま準備すると出願先を間違えそうです。医学部医学科は評定平均の条件がなくなった分、総合論述の比重が実質的に上がっているようにも感じます。











過年度の情報をそのまま使うのが一番危険だという典型例だ。特に教育学部志望者は、自分の希望する専修・専攻が今年もその方式で募集されているか、募集人員や配点が変わっていないかを、必ず今年度の要項本文で確認してほしい。医学部医学科志望者は、評定平均という足切り的な条件がなくなった分、総合論述と面接でどう差がつくのかを、5つの評価観点に沿って研究する必要があるね。
2027年度の変更は、募集人員の振り替えや出願要件の追加・廃止など、出願可否そのものに関わる内容を含みます。先輩や上級生から聞いた昨年の情報、他サイトの過年度記事をそのまま信じず、必ず要項PDFの該当箇所を本人が読んで確認してください。
2026年度(令和8年度)結果から見る難易度
令和8(2026)年度弘前大学入学者選抜結果(総括)によれば、2026年度に実施された総合型選抜Ⅰは全学部合計で募集人員276人に対し志願者450人・倍率1.6倍、合格者271人でした。総合型選抜Ⅱは全学部合計で募集人員161人に対し志願者341人・倍率2.1倍、合格者172人でした。同じ年度の一般選抜は前期日程が倍率2.2倍、後期日程が倍率7.9倍(いずれも全学部合計)であり、後期日程と比べると総合型選抜の倍率は低く見えますが、これは出願資格や専願確約という条件を満たした受験生だけが出願した結果です。
本文で示した倍率は全学部を合計した数値です。学部・学科・課程ごとの倍率は年度や専修の再編(本記事H2-6参照)によって変動するため、志望学部の最新の入試結果データは弘前大学入試情報「入試結果データ」で個別に確認してください。











全学部合計で見ると、総合型選抜は一般選抜の後期日程より倍率が低いんですね。でも専願確約が必要な分、簡単に出願できる入試ではないということも分かりました。











倍率だけで「受かりやすい」と判断してはいけない。総合型選抜は出願資格を満たした上で、小論文やレポート、実技、面接、総合論述などの評価をすべて通過する必要がある。倍率は出願後の競争率であって、出願資格を満たせるかどうかという最初のハードルは含まれていないことを忘れないでほしい。
方式別の対策の進め方
弘前大学の総合型選抜は、課される試験の種類によって準備の中身が大きく変わります。人文社会科学部・農学生命科学部・医学部保健学科の「小論文」は制限字数800字前後でテーマについて論述する形式、理工学部の「講義及びレポート」は45分程度の講義を聞いた上で60分でレポートを作成する形式です。どちらも高校の科目知識そのものではなく、理解度・論理的思考力・表現力が評価される点は共通しています。
- 選考の進み方 5: 複数試験の得点を合算して合否決定
- 選考の進み方 4: 志望理由と学力の両方を口頭・記述で確認
- 選考の進み方 3: 学部固有の課題で学力と適性を測る
- 選考の進み方 2: 調査書・志望理由書・学習計画書を提出
- 選考の進み方 1: 卒業年度・専願確約・特別枠の要件
| 試験形式 | 対象の例 | 準備のポイント |
|---|---|---|
| 小論文(800字前後) | 人文社会科学部、農学生命科学部、医学部保健学科 | テーマの主張・根拠・結論を時間内に整理する練習を繰り返す |
| 講義及びレポート | 理工学部 各学科 | 45分の講義内容を正確に理解し、60分で論理的にまとめる練習 |
| 実技 | 教育学部 音楽・美術・保健体育専修 | 各専修の共通課題・選択課題を要項の指定内容どおりに準備する |
| 集団討論 | 教育学部 小学校コース・特別支援教育専攻・養護教諭養成課程 | 指定の課題図書を読み込み、自分の言葉で発言する練習 |
| 総合論述 | 医学部医学科 | 資料理解・問題発見・論理構成・分析・表現の5観点で自己評価する |
| 個人面接 | ほぼ全学部・全方式 | 調査書・志望理由書・学習計画書の内容を口頭で説明できるようにする |
出願書類のうち、人文社会科学部は「学習計画書」、教育学部・理工学部・農学生命科学部・医学部保健学科は「志望理由書」という名称で、これまでの学びや活動、志望理由、入学後の学習計画を記述させます。いずれも面接の参考資料として使われるため、書類に書いた内容と面接での発言に食い違いがあると評価を下げる要因になります。書類作成と面接練習を分けて考えず、同じ核となる志望理由から一貫して組み立てることが重要です。











小論文とレポート、実技、集団討論、総合論述で、それぞれ求められる力が全然違うんですね。志望学部の試験形式を確認しないまま小論文だけ練習していたら、理工学部や教育学部の対策としては不十分でした。











その通りだ。まず選抜方法一覧表で自分の志望学部・課程に何が課されるかを特定し、それぞれの形式に合わせた練習を組む。書類と面接はどの方式でもほぼ共通して評価対象になるから、書いた内容を自分の言葉で説明できるかを、本番前に必ず声に出して確認しよう。
小論文は800字・レポートは講義45分+執筆60分というように、要項に明記された時間配分をそのまま守って練習してください。時間内に構成・執筆・見直しまで終える感覚を、本番前に複数回体験しておくことが重要です。
一般選抜との並行計画・出願前チェック
総合型選抜Ⅰでは大学入学共通テストを課していませんが、要項は「大学入学までの勉学意欲の継続という趣旨に鑑み、合格者は大学入学共通テストを必ず受験してください」と明記しています(国際バカロレア枠合格者を除く)。共通テストの成績が総合型選抜Ⅰの合否に影響することはありませんが、受験しないと入学後に求められる成績提出ができません。総合型選抜Ⅰの対策だけに専念して、一般選抜レベルの教科学習を完全に止めてしまうのは避けてください。











総合型選抜Ⅰに合格しても共通テストを受けないといけないなら、対策期間中も教科の勉強は続けないといけないんですね。総合型に落ちた場合の備えとしても、教科学習を止めるのは危険だと分かりました。











弘前大学の総合型選抜は専願だから、対策が終わってから一般選抜の準備を始めるのでは間に合わない。出願書類・小論文・面接の準備と、共通テストや個別学力検査に向けた教科学習を、同じ週の計画の中に両方組み込んでおくことが、総合型選抜という一発勝負のリスクを減らす一番の方法だよ。
弘前大学の総合型選抜は「普通の対策」では受からない
弘前大学の総合型選抜は、志望理由書を一度添削してもらい、面接の想定質問を覚えるだけでは対応できません。2026年度の公式結果では総合型選抜Ⅰが全学部合計で志願者450人・合格者271人・倍率1.6倍、総合型選抜Ⅱが志願者341人・合格者172人・倍率2.1倍でした。しかも学部ごとに、小論文、講義及びレポート、実技、集団討論、総合論述、共通テストの組み合わせが全く異なり、2027年度には教育学部の専修再編や医学部医学科の評価方法変更のような制度変更まで加わっています。
必要なのは、①公式情報を今日の行動へ変換すること、②生徒ごとの志望方式・条件・弱点に合わせること、③結果を毎日確認してすぐ修正することです。この3つを基準に、独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を順に検討すると、なぜ通常の対策だけでは不足するかが分かります。
独学・参考書のみでは制度の複雑さに気づけない
独学では、要項PDFを入手できても①の限界が残ります。教育学部の専修再編に気づかず旧専修名で出願先を誤る、医学部医学科の評定平均要件が廃止されたことを知らずに出願を諦める、総合型選抜Ⅰの合格後にも共通テスト受験が必要なことを見落とすといった判断ミスを、本人だけで発見するのは容易ではありません。
映像授業・アプリだけでは本人専用の計画にならない
映像授業や学習アプリは小論文や面接の型を学ぶのに役立ちますが、②の限界があります。同じ小論文動画を見ても、人文社会科学部の学習計画書、理工学部の講義レポート、医学部医学科の総合論述で必要な準備は異なります。動画の視聴時間を増やしても、本人の志望学部の配点・試験形式に応じた行動プランにはなりません。
集団授業の大手予備校でも学部差へ細かく対応できない
集団授業は文章技術や面接の基本を学べても、②の限界が残ります。教育学部の実技(音楽・美術・保健体育)、農学生命科学部の口頭試問、医学部医学科の総合論述では、生徒ごとに異なる課題と評価観点を扱います。全員が同じ週に同じ教材を進めるだけでは、実技が課される生徒と総合論述が課される生徒に別々の優先順位を付けられません。
一般的な個別指導塾でも週1回の外が止まりやすい
一般的な個別指導は本人に合わせられても、面談や授業が週1回なら③の限界があります。学校の調査書発行が遅れた、レポート課題の構成に時間がかかりすぎた、面接での回答と志望理由書の内容がずれていたと判明しても、次回の授業まで修正が止まります。9月出願と一般選抜対策を同時に進める受験では、一週間の放置が計画全体を崩します。
- 独学・参考書のみ: 制度の変更や見落としに本人だけでは気づけない
- 映像授業・アプリ: 学部固有の試験形式に合わせた個別化ができない
- 集団授業の大手予備校: 実技・レポート・総合論述などの学部差に対応しきれない
- 一般的な個別指導塾: 週1回の外で起きるずれの修正が翌週まで止まる
- 鬼管理専門塾: 志望学部のデータに基づき1日単位で行動まで管理する
独学・参考書、映像授業・アプリ、集団授業の大手予備校、一般的な個別指導塾を比較すると、①情報から行動への変換、②生徒ごとの個別計画、③毎日の確認と即時修正のどれかが必ず残ります。学部ごとに出願資格・試験形式・配点・制度変更が異なる弘前大学の総合型選抜では、この三つを一つの仕組みにする必要があります。だから、出願条件から毎日の実行までを一貫して管理する鬼管理専門塾しかない、という結論になります。
鬼管理専門塾の特徴
鬼管理専門塾は、従来の対策に残る三つの限界を、6つの仕組みで解消します。弘前大学の総合型選抜では、公式要項の確認、出願資格の照合、小論文・レポート・実技・集団討論・総合論述の対策、共通テスト対策、面接準備を一つの計画に統合し、結果を毎日・毎週確認して次の課題を変えます。
- 鬼管理専門塾: 毎日×個別
「今日やるべきこと」を英単語○語・問題○題のように数値で指示する
得点データをもとに、専属講師が生徒ごとの行動プランを設計する
進捗を毎日確認し、毎週の確認テストで定着度を検証する
厳格な基準で選考した専属講師陣。講師満足度アンケートは回答1,524件
大学・学部特化、総合型選抜・推薦、英語資格、高校受験の専門コースを展開する
LINEで質問でき、Zoomの無料説明会や資料請求で入会前に相談できる
❶ 1日単位の数値化した学習指示
鬼管理専門塾では、毎朝「今日やるべきこと」を数値で指示します。時間・場所・教材・目的まで具体化し、何をすべきかで迷う時間を減らします。
弘前大学の志望方式に合わせ、「小論文を800字・90分で1回書き、レポート課題の理解度を確認し、志望理由書の根拠を3件洗い出す」のように、1日単位の数値で学習指示を出します。何をどこまで終えるかが曖昧になりません。
❷ 生徒ごとの個別行動プラン
全員に同じ課題を出すのではなく、現在の得点、得意・不得意、志望校の配点に合わせて、生徒ごとの行動プランを設計します。
生徒ごとに志望学部・課程、出願資格、実技や総合論述の有無、共通テストの必要科目が異なります。人文社会科学部の学習計画書、理工学部のレポート、医学部医学科の総合論述など、方式ごとの条件へ合わせた個別の行動プランを設計します。
❸ 毎日・毎週の徹底管理と確認テスト
日々の進捗確認に加えて毎週の確認テストを行い、基準に届かなければ追加課題と計画修正を行って、遅れをその週のうちに戻します。
毎日の進捗を管理し、毎週の確認テストで小論文・レポートの完成時間、面接回答の一貫性、共通テストの得点を測ります。調査書や書類の準備遅れも放置せず、確認結果から翌日の課題を修正します。
❹ 採用率0.6%の専属講師陣
講師は難関大学合格実績と独自審査を満たした人材から採用し、採用率は0.6%です。指導の質は講師満足度アンケート回答1,524件でも継続的に検証しています。
採用率0.6%の厳しい選考を通過した専属講師が、公式要項と本人の状況を区別しながら進捗を確認します。公開された講師満足度調査は1,524件を対象としており、指導体制を比較するときの具体的な材料にできます。
❺ 大学受験〜英語資格まで専門コース展開
大学・学部特化の大学受験、総合型選抜・推薦、英検・TOEIC・TOEFL・IELTS・TEAPなどの英語資格、高校受験まで専門コースを展開しています。
大学受験と学部別対策に加え、総合型選抜・推薦、英語資格の専門コースを組み合わせられます。高校受験から大学受験までの知見を持ち、弘前大学の方式別書類・実技・面接対策と一般選抜の教科学習を同じ週間計画で管理します。
❻ LINE質問対応+無料説明会・資料請求
授業がない日もLINEで質問でき、入会前にはZoomの無料説明会や資料請求を利用できます。生徒と保護者が指導内容を確認してから判断できます。
学習中や要項確認の疑問はLINEで質問できます。無料説明会はZoomで保護者も参加でき、現在の志望学部、評定、活動、出願資格を共有して必要な準備量を相談できます。資料請求で指導内容を比較してから判断することも可能です。
鬼管理専門塾の大学受験コースには1カ月返金保証制度があります。対象コースと適用条件は無料説明会で必ず確認してください。毎日の管理方法は「鬼管理」とは?特徴・指導方針、これまでの結果は鬼管理専門塾の合格実績で確認できます。無料説明会では、2027年度要項と現在の状況を照合し、最初の一週間で行う課題まで具体化できます。
弘前大学の総合型選抜対策を無料説明会で相談できます
まとめ|方式を確定し、出願資格と学力対策を同時に進める
| 学部・方式 | 最優先の確認事項 | 試験対策の中心 |
|---|---|---|
| 人文社会科学部(Ⅰ) | 国際バカロレア枠・専門高校枠の該当有無 | 小論文800字、個人面接、学習計画書 |
| 理工学部(Ⅰ) | 専門高校枠の該当有無、学科別の口頭試問科目 | 講義及びレポート、基礎学力の試問を含む面接 |
| 農学生命科学部(Ⅰ) | 専門高校枠の該当有無 | 小論文800字、口頭試問を含む面接 |
| 教育学部 音楽・美術・保健体育専修(Ⅰ) | 専修ごとの実技課題 | 実技、個人面接 |
| 教育学部 小学校コース等(Ⅱ) | 地域志向教員枠の該当・確約可否 | 共通テスト、集団討論、個人面接 |
| 医学部 医学科(Ⅱ) | 青森県内枠・北海道東北枠と9年間の従事要件 | 共通テスト、個人面接、総合論述 |
| 医学部 保健学科(Ⅱ) | 専攻別の募集人員 | 共通テスト、小論文、個人面接 |
弘前大学の総合型選抜は、書類と面接だけで受かる入試でも、共通テスト対策を避けられる入試でもありません。学部・課程によって、専願確約、特別枠の条件、小論文・レポート・実技・集団討論・総合論述といった試験形式、共通テストの有無と比重が大きく異なります。2027年度は教育学部の専修再編や医学部医学科の評価方法変更のような制度変更も加わっているため、必ず今年度の要項本文で自分の志望先を確認してください。
最初の行動は、2027年度公式要項で自分の志望学部・課程が総合型選抜Ⅰ・Ⅱのどちらに当たるかを確定し、出願資格をチェック表へ転記することです。専願確約や地域枠の条件に納得できるかを早めに確認し、選抜方法に応じた小論文・レポート・実技・面接の練習を、共通テストや一般選抜に向けた教科学習と並行して進めましょう。一日単位の行動と毎週の修正を積み重ねれば、学部ごとに異なる複雑な条件を漏らさず、本人の経験と学力を一貫した準備につなげられます。
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よくある質問
Q. 弘前大学の総合型選抜Ⅰと総合型選抜Ⅱは何が違いますか?
A. 総合型選抜Ⅰは大学入学共通テストを課さず、小論文・レポート・実技・面接などで選抜します。総合型選抜Ⅱは大学入学共通テストを課し、個別学力検査は免除したうえで面接・小論文・集団討論・総合論述などと共通テストの得点を組み合わせて選抜します。学部・学科・課程ごとにどちらか一方のみを実施しています。
Q. 教育学部の国語・社会・数学・理科・英語の専修は総合型選抜を受けられますか?
A. 2027年度の募集人員一覧表では、教育学部中学校コースの国語・社会・数学・理科・英語の各専修に総合型選抜Ⅰ・Ⅱの募集人員は設定されていません。これらの専修を志望する場合は、一般選抜(前期・後期日程)などの実施状況を要項で確認してください。
Q. 総合型選抜は他大学と併願できますか?
A. できません。弘前大学の総合型選抜Ⅰ・Ⅱはいずれも、出願要件として「合格した場合は入学することを確約できる者」を求める専願制です。合格後に他大学の結果を見て入学を辞退することは想定されていません。
Q. 総合型選抜Ⅰに合格したら、大学入学共通テストは受けなくてよいですか?
A. 受験する必要があります。総合型選抜Ⅰでは共通テストの成績は合否に影響しませんが、大学入学までの勉学意欲の継続という趣旨から、合格者は共通テストを必ず受験するよう求められています(人文社会科学部の国際バカロレア枠合格者を除く)。入学後に成績の提出も必要です。
Q. 医学部医学科の総合型選抜Ⅱにはどんな条件がありますか?
A. 青森県内の高校出身者を対象とする「青森県内枠」(27人予定)と、北海道・岩手・宮城・秋田・山形・福島の高校出身者を対象とする「北海道・東北枠」(15人予定)があります。卒業後は青森県のキャリア形成プログラムに基づき、臨床研修を含む9年間、医療に従事することなどを確約する必要があります。2027年度は評定平均値の出願要件が廃止され、選抜方法も個人面接及び総合論述に変更されました。
Q. 2027年度の教育学部で特に注意すべき変更点は何ですか?
A. 小学校コースの総合型選抜Ⅱに「地域志向教員枠」(5人)が新設され、中学校コース技術専修(総合型選抜Ⅰ)と家庭科専修(一般選抜前期日程)の募集が停止されました。音楽専修・美術専修は2専修一括の募集(計6人)に変更され、志望理由書の提出も新たに求められます。特別支援教育専攻は一般選抜後期日程と総合型選抜Ⅰを廃止し、総合型選抜Ⅱを新設しています。
Q. 専門高校枠・国際バカロレア枠を希望する場合の注意点は何ですか?
A. 出願登録時に「専門高校枠を希望する」「国際バカロレア枠を希望する」を選択する必要があります。該当する学科出身や資格を持っていても、出願登録で選択しなければ特別枠出願者としては扱われません。
Q. 2026年度の総合型選抜の倍率はどのくらいでしたか?
A. 全学部合計で、総合型選抜Ⅰは志願者450人・合格者271人・倍率1.6倍、総合型選抜Ⅱは志願者341人・合格者172人・倍率2.1倍でした。同年度の一般選抜前期は倍率2.2倍、後期は倍率7.9倍(いずれも全学部合計)です。学部・学科別の倍率は年度や専修再編によって変わるため、志望先については最新の入試結果データで個別に確認してください。
Q. 志望理由書や学習計画書は生成AIに作らせてもよいですか?
A. 出願書類は本人がこれまでの学びや活動、志望理由、入学後の学習計画を自分の言葉で記述するものであり、面接では書類の内容について口頭で説明を求められます。書類作成を代筆させると面接での説明と内容が食い違う恐れがあるため、本人が事実に基づいて作成してください。

本記事監修者 菅澤孝平
シンゲキ株式会社 代表取締役社長
「鬼管理」をコンセプトとした「鬼管理専門塾」を運営。大学受験・高校受験・英検指導・総合型選抜に幅広く展開しており、日本全国に受講生が存在している。
出演番組:カンニング竹山のイチバン研究所・ええじゃないかBiz
CM放送:テレビ東京など全国15局に放映





